施工管理の補助はやめとけと聞いたけど本当?
施工管理補助に転職するには、どうすればいいの?
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかること
- 施工管理補助はやめとけと言われる4つの理由
- 施工管理補助の仕事で得られる3つのメリット
- 未経験から施工管理補助に転職する方法
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。
施工管理補助の仕事は大変な面もありますが、多くのメリットとやりがいがあります。
施工管理補助として経験を積むことで、スキルや知識を得られて、キャリアアップの道が広がるでしょう。
施工管理補助の仕事に向いている人の特徴もまとめたので、転職活動の参考にしてください。
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
施工管理補助の仕事内容
施工管理補助はどんな仕事内容なの?
施工管理補助の仕事は、建設現場で施工管理者の業務をサポートする役割を担います。
施工管理補助の主な仕事内容
- 書類の作成や整理
- 現場の整理整頓や清掃
- 工事写真の撮影や記録の管理
1つずつ解説していきます。
書類の作成や整理
施工管理補助の主な業務は、書類の作成と整理です。
書類作成や整理の内容
- 施工計画書・工程表・報告書の作成
- 書類の管理やファイリングなど
書類の作成と整理は、現場のスムーズな進行に欠かせない作業です。
工事写真や記録の管理
施工管理補助は、工事写真の撮影と記録の管理も行います。
工事写真や記録の管理の内容
- 工事の進捗や品質確認のために現場で写真撮影する
- 写真のデータを整理して報告書に反映させる
工事の写真は証拠資料として使われるため、正確に整理する必要があります。
写真の正確な管理は、現場の透明性と信頼性を高め、プロジェクトをスムーズに進めます。
現場の整理整頓や清掃
現場の整理整頓や清掃業務は、現場の安全性や作業環境の改善に直接つながる業務です。
建設現場では、多くの作業員さんや資材が集まるため、常に整然とした状態を保つ必要があります。
道具や資材を適切に整理することで、作業の効率が上がり、事故のリスクが減ります。
施工管理補助の1日の流れ
施工管理補助の一般的な1日の流れは以下のとおりです。
※あくまで一例です。参考程度にご覧ください。
時間 | 仕事内容 |
---|---|
7:30〜8:00 | 書類の確認 朝礼への参加 |
8:00〜12:00 | 工事写真の撮影 書類整理 進捗状況の確認 |
12:00〜13:00 | 昼食・休憩 |
13:00〜17:00 | 現場の整理整頓 清掃作業補助 |
17:00〜20:00 | 報告書の作成 |
繁忙期や深夜の作業があるときは、スケジュールが変わります。
そのため、柔軟な対応力と、変動するスケジュールに対応できる体力が求められます。
施工管理補助はやめとけと言われる4つの理由
施工管理補助はやめたほうがいいと言われる理由はなに?
後述しますが、施工管理補助はやりがいのある素晴らしい仕事です。
ただ、一部で「やめとけ」と言う方もいます。
施工管理補助はやめとけと言われる理由は以下の4つです。
施工管理補助はやめとけと言われる理由
- 写真や書類の整理が多くて大変だから
- 人とのやり取りを負担に感じることがあるから
- ミスが許されない仕事でプレッシャーが大きいから
- 残業が多くて体力的にきついと感じることがあるから
1つずつ解説します。
写真や書類の整理が多くて大変だから
施工管理補助の仕事では、写真の整理や書類の作成・管理をします。
ときに、写真や書類が多くて整理が大変に感じることがあります。
施工管理補助の仕事には、多くのタスクを的確に処理する能力と、時間管理のスキルが欠かせません。
人とのやり取りを負担に感じることがあるから
施工管理補助は多くの人と関わります。
職人さんや上司とのやり取りでは、迅速かつ正確な対応が求められるため、プレッシャーを感じることもあるでしょう。
厳しい口調で指示されることもありますが、現場のスピード感や効率を保つための厳しさです。
こうした状況を理解し、前向きに捉えることで、自身の成長につなげられるでしょう。
ミスが許されない仕事でプレッシャーが大きいから
施工管理補助はミスが許されずプレッシャーが大きいです。
ミスが許されない理由
- 工期の遅れを防ぐ調整が必要だから
- 資材を間違えると無駄なコストがかかるから
- 契約書や報告書を期限内に提出する必要があるから
書類作成や現場の調整業務でミスが発生すると、プロジェクト全体に大きな影響を与えます。
プレッシャーに打ち勝つための集中力と、ミスを防ぐための注意力が必要です。
残業が多くて体力的にきついと感じることがあるから
施工管理補助は、工事の進捗に合わせて残業が発生することがあるため、体力的にきついと感じる人もいるでしょう。
繁忙期やトラブル発生時には、遅くまで作業が続くこともあります。
長時間の勤務や不規則な作業時間が続く状況に耐える体力が必要です。
施工管理補助の仕事で得られる3つのメリット
施工管理補助として働くメリットってなに?
施工管理補助の仕事で得られるメリットは以下の3つです。
施工管理補助の仕事で得られるメリット
- 未経験からキャリアを積める
- 転職に有利なスキルを習得できる
- 仕事が安定しており将来性がある
メリットも知った上で、転職を検討してみてください。
こちらも1つずつ解説していきます。
未経験からキャリアを積める
施工管理補助は、未経験でもキャリアを積める仕事です。
未経験者を採用している会社も多く、基礎的な業務から始めて、徐々にスキルを身につけていけます。
キャリアを積める理由
- 現場の経験は建設業界全体で役立つから
- 現場経験で施工管理の基礎知識とスキルを身につけられるから
知識やスキルを身につけていけば、将来的に施工管理や建設業界で活躍できる人材になれる可能性があります。
転職に有利なスキルを習得できる
施工管理補助として働くと、現場管理の基本的な知識と実務スキルが身につきます。
施工管理補助の仕事で身につくスキル
- 問題解決力
- 書類作成スキル
- コスト管理スキル
- スケジュール管理スキル
- コミュニケーションスキル
- 情報整理やデータ管理スキル
- 工程管理、品質管理、安全管理のスキル
これらのスキルが身につくと、施工管理補助としての転職が有利になります。
また、事務職など他の職種へ転職できるチャンスがあるかもしれません。
転職を有利にしたい方にとっても、施工管理補助はおすすめの仕事です。
仕事が安定しており将来性がある
施工管理補助の仕事は、安定していて将来性があります。
国土交通省の資料によれば、建設投資額は2015年以降、毎年増加傾向です。
出典:国土交通省|令和5年度 建設投資見通し
公共工事やインフラ整備が増えているため、施工管理者をサポートする役割の需要も高まっています。
施工管理補助の仕事は、建設業界の成長と公共工事の増加により、今後も安定した需要がある将来性の高い職種です。
施工管理補助の仕事に向いている人の特徴5つ
そもそも、私は施工管理補助に向いているのかなぁ?
向いてるなら転職してみようかな…
施工管理補助の仕事に向いている人の特徴は以下の5つです。
向いている人の特徴
- 細かい作業が得意
- 体力に自信がある
- マルチタスクが得意
- 臨機応変な対応ができる
- コミュニケーション能力が高い
こちらも1つずつ解説していくので、あなたが施工管理補助の仕事に向いているかチェックしてみてください。
細かい作業が得意
施工管理補助の業務は、細かい作業が得意な人に向いています。
材料の在庫管理ではミスが許されず、書類作成には正確なデータ入力が求められます。
細かい作業が得意で注意深い人は、スムーズに業務を進められるでしょう。
体力に自信がある
施工管理補助は現場でのサポートもあるため、体力がある人に向いています。
体力が必要な理由
- 現場内での移動が多いから
- 暑さや寒さの中で仕事をするケースがあるから
- 早朝や夜間など不規則な勤務時間に対応しないといけないから
体力に自信がある方は、施工管理補助として活躍できるでしょう。
マルチタスクが得意
複数の業務を同時に進めるマルチタスク処理能力も求められます。
監督補助や事務作業、関係者との調整など多岐にわたる複数の業務をこなさなければなりません。
そのため、優先順位をつけて効率よく作業を進める力が必要です。
マルチタスクが得意な人は、施工管理補助の仕事で力を発揮しやすいでしょう。
臨機応変な対応ができる
臨機応変に対応する力も必要です。
建設現場では、設計の変更や計画の修正、天候や環境の変化に対応しなければなりません。
予定どおりに進まないことや予期せぬトラブルも起こります。
臨機応変に対応できる人は、想定外の事態にも冷静に対処できるため、施工管理補助に向いていると言えるでしょう。
コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力が高い人も、施工管理補助に向いています。
施工管理補助にコミュニケーション能力が必要な理由
- 関係者との調整が必要だから
- 情報の正確な伝達が求められるから
- 現場での迅速な対応が求められるから
円滑にコミュニケーションを取ることで、現場の進行をスムーズに保てます。
施工管理補助に必要なスキル
施工管理補助の仕事に必要なスキルが知りたいな。
施工管理補助に必要なスキルは以下のとおりです。
必要なスキル
- 問題解決力
- 基本的なPCスキル
- スケジュール管理スキル
もちろん、最初からすべてのスキルを身につけている必要はありません。
現場で実践しながら身につけていきましょう。
ここからは、施工管理補助に必要なスキルについて詳しく解説します。
問題解決力
施工管理補助は、現場で発生する問題を解決する力が必要です。
建設現場ではさまざまなトラブルが起きることがあります。
問題解決力が必要な場面
- 資材が不足したとき
- 機材が故障したとき
- 天候の変化でスケジュールが遅れたとき
- 協力会社や作業員との間で意見の食い違いが生じたとき
問題解決力があると、現場の混乱を最小限に抑え、プロジェクトを円滑に進められます。
基本的なPCスキル
施工管理補助の業務では、基本的なPCスキルが欠かせません。
PCスキルが必要な仕事内容
- データの整理や管理
- Wordでの報告書作成
- メールでのやりとり
- Excelでの進捗管理表の作成
- 専用ソフトによる図面の確認・修正
基本的なPCスキルがないと、業務の効率が落ちるだけでなく、ミスも起こりやすくなります。
施工管理補助の仕事は、タイピングの速さやオフィスソフトの基本操作をスムーズにできることが求められます。
スケジュール管理スキル
施工管理補助の仕事では、同時に複数の作業が進行するため、スケジュール管理のスキルが求められます。
作業の遅れや無駄を最小限に抑えるために、適切な管理が求められます。
スケジュール管理が適切に行われると、現場全体の効率が向上し、予期せぬトラブルも防げます。
未経験から施工管理補助に転職する方法
未経験から施工管理補助に転職するには、どうすればいいの?
未経験から施工管理補助に転職する方法は、以下のとおりです。
未経験から施工管理補助に転職する方法
- 求人サイトから応募する
- ハローワークから応募する
- 転職エージェントに紹介してもらう
1つずつ解説します。
求人サイトから応募する
未経験から施工管理補助に転職したい人は、求人サイトを活用しましょう。
勤務地や給与など、自分の希望条件で検索して仕事を探せます。
ポイント
未経験者向けの求人を見つけたいときは「未経験歓迎」や「研修制度あり」といったキーワードで検索すると探しやすいです。
条件を細かく設定すれば、理想に近い求人に出会える確率も上がります。
求人サイトはたくさんあるから、どれを選べばいいのかわからない…
という人は、ワット・コンサルティングの施工管理向けの転職サイト「SAN-SUKE」を利用してみてください。
ハローワークから応募する
ハローワークでも施工管理補助の求人を探せます。
地域密着型の求人が多いのが特徴です。
ハローワークでは、担当者から業界情報や求人のアドバイスを直接受けられるのがメリットです。
担当者との面談を通じて、自分の希望に合った求人を見つけましょう。
転職エージェントに紹介してもらう
転職エージェントは、忙しくて転職活動する時間がない人におすすめです。
担当のキャリアアドバイザーが仕事探しや面接対策などをサポートしてくれます。
履歴書作成や面接対策を一括でサポートしてくれるため、大幅に手間を減らせるでしょう。
まとめ|施工管理補助はやめとけと言われるけどメリットもある
最後にもう一度「施工管理補助はやめとけ」と言われる理由をまとめておきます。
施工管理補助はやめとけと言われる理由
- 写真や書類の整理が多くて大変だから
- 人とのやり取りが負担に感じることがあるから
- ミスが許されないためプレッシャーが大きいから
- 残業が多くて体力的にきついと感じることがあるから
しかし、施工管理補助には以下のメリットもあり、魅力的な仕事です。
施工管理補助のメリット
- 未経験からキャリアを積める
- 転職に有利なスキルを習得できる
- 仕事が安定しており将来性がある
施工管理補助の仕事に転職したい人は、弊社の求人サイト「SAN-SUKE」も利用してみてください。
あなたの転職活動の参考になればうれしいです。