
女性でもやっていけるのか知りたい。
あと、現場監督の仕事のやりがいも知りたいな。
こういった疑問に答える記事です。
本記事の内容は下記のとおり。
- 現場監督(施工管理)の女性のメリットとデメリット【女性でもやっていける】
- 現場監督のやりがい・魅力・キャリアアップ
- 現場監督の仕事内容
近年は女性の現場監督が増えて、働きやすくなっています。
現場監督はスキルが身につけば給料が上がり、一生食っていける仕事です。
- 終身雇用の崩壊
- 老後に2000万円必要
という時代背景からすると、現場監督はうってつけの仕事です。
「女性だけど、建設の現場監督をやってみたい」
「でも、建設は3Kっていうけど、女性でも大丈夫かな…?」
「女性の現場監督のメリットとデメリットを知りたい」
「女性でも現場監督をやっていけるのか知りたい」
「稼げる女性になりたい、経済的に自立したい」
「手に職をつけて、将来の安心がほしい」
という人の役に立てる記事だと思います。
それでは、さっそくみていきましょう。
現場監督(施工管理)の女性のメリットとデメリット【女性でもやっていける】
現場監督(施工管理)の女性のメリットとデメリットをご紹介します。
結論、女性でも現場監督としてやっていけます。
メリットとデメリットを事前に確認しておきましょう。
メリット
現場監督の女性のメリットは下記のとおり。
- すぐに覚えてもらえる
- 比較的やさしくしてくれる
- 最近は女性専用トイレ、更衣室、作業服やヘルメットが用意されている
- 産休や育休から復帰しやすい
- 「女性は気配りが丁寧」とほめられる
- 女性で施工管理を目指す人が増えている
- 職人さんがうれしそうに教えてくれる
1つずつ解説します。
①すぐに覚えてもらえる
女性の現場監督は増えていますが、建設業界はまだまだ男性中心です。
だから、女性というだけで覚えてもらえます。
可愛がってくれる職人さんも多く、名前を覚えてもらえるのもメリットです。
②比較的やさしくしてくれる
工事現場では、みんな比較的やさしく接してくれます。
現場に女性は珍しいからですね。
もちろん仕事なのできちんとしなければいけませんが、一生懸命仕事をしていれば優しくしてくれる人が多いです。
③最近は女性専用トイレ、更衣室、作業服やヘルメットが用意されている
近年は工事現場に女性専用トイレ、更衣室、作業服やヘルメットが用意されています。
女性の現場監督が増えているからです。
ほんの数年前まではなかったのですが、今は女性も働きやすいです。
④産休や育休から復帰しやすい
女性の現場監督は、産休や育休から復帰しやすいです。
どこも現場監督が不足しているからです。
一般的な事務職にありがちな「復職できない」というようなことはありません。
⑤「女性は気配りが丁寧」とほめられる
丁寧な仕事をすると「やっぱり女性は気配りができるね!」とほめられることがあります。
「女性は気配りができる」と思われているので、その通りにするとみんな喜んでくれます。
男性は雑な仕事をする人もいるので、女性が丁寧な仕事をすると引き立ちます。
⑥女性で現場監督を目指す人が増えている
女性でも現場監督・施工管理を目指す人が増えています。
単純に女性の現場監督が増えていることで「自分にもできるんだ」とイメージしやすくなったからです。
厚生労働省の発表した「建設労働者を取り巻く状況について」によると、平成26年の建設業の女性就業者は14.6%で、ゆるやかに上昇しています。
参考:厚生労働省「建設労働者を取り巻く状況について」
- 終身雇用がなくなった
- 手に職をつけたい
- 給料が高い仕事をしたい
などの影響もあるかもしれません。
女性の現場監督が増えていることで、今後はさらに女性が働きやすい環境が整って仕事をしやすくなるでしょう。
⑦職人さんがうれしそうに教えてくれる
男性には厳しい職人さんも、女性だと嬉しそうに教えてくれることがあります。
職人さんは基本的に「教えたい人」だからです。
年下の女性に「教えてください!」といわれて、嫌な気分になる人は少ないです。
この辺は男性の現場監督よりトクですね。
デメリット
現場監督の女性のデメリットは下記のとおり。
- ミスすると「これだから女は…」と言われることがある
- ナメられることもある
- 重たいものをもてない
- 休みが少ない・労働時間が長い
1つずつ解説します。
①ミスすると「これだから女は…」と言われることがある
仕事でミスをすると、「これだから女は…」と厳しい目で見られることもあります。
職人さんの中には、「建設は男の仕事」と思っている人もいるからです。
ミスをしたら男女関係なく厳しいことは言われます。
ここに甘えはありません。
②ナメられることもある
女性というだけで、職人さんにナメられることもあります。
先ほどお伝えしたとおり、「建設は男の仕事」と思っている職人さんもいるからです。
現場によっては、女性というだけで悔しい思いをすることもあります。
③重たいものをもてない
現場監督は現場作業員ではないので基本的に肉体労働はありませんが、仕方なく肉体労働になる瞬間もあります。
そういうときに、重いものを運べないのがちょっと辛いところ。
優しい職人さんが手伝ってくれれば良いですが、それは現場によります。
④休みが少ない・労働時間が長い
女性に限ったことではありませんが、現場監督の仕事は休みが少なくて労働時間が長いです。
建設業界はまだまだ週休1日が多く、現場監督は仕事量も多いからです。
ですが、できる限り働きやすい環境で働く方法はあります。
くわしくは、施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法にまとめています。
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現場監督のやりがい・魅力・キャリアアップ
現場監督のやりがい・魅力は下記のとおり。
- 建設物が完成したとき
- お客様に直接感謝される
- 手に職がつくので、一生くっていける
- スキルがあれば給料も上がる
- 職人さんに認められたとき
現場監督のやりがい・魅力については、施工管理(現場監督)のやりがいや魅力9選【未経験から始める方法】でくわしく解説しています。
また、建築士や施工管理技士を取得すれば、給料が上がって出世できるのもやりがいです。
役職者などに昇格できる会社も多いですよ。
建築士や施工管理技士の資格があれば、大手への転職も可能です。
幸い、現場監督は無資格からでも働けるので、働きながら資格を取得してキャリアアップを目指せます。
資格は1級資格がおすすめ。
二級建築士や2級施工管理技士よりは、一級建築士や1級施工管理技士は多くの会社から重宝されます。
1級資格保有者の中には、年収1000万円以上かせぐ現場監督もいます。
スキルと資格が両方あれば、どこでも通用します。
建築士や施工管理技士の資格については、下記の2記事にまとめています。
女性であってもキャリアアップできる仕事なので、手に職をつけたい人には良い仕事です。
男女差別もないので、思い切りできますよ。
現場監督の仕事内容
現場監督の仕事内容に男女差はありません。
基本的な仕事内容は下記のとおり。
- 工程管理:施主との契約に合った工事ができているか、スケジュール管理
- 安全管理:現場作業員の安全を守るための管理
- 品質管理:部材の規格や寸法の管理、建設物の品質の管理
- 原価管理:工事の原価計算をして利益を管理
- 出来形管理:施主の希望する規格基準に限りなく近い精度で完成させるための管理
- 行政への申請
もっと細かい業務内容は、下記のとおりです。
- 事務作業(工程確認、現場の写真の整理)
- 現場の安全確認
- 現場作業員さんの安全確認
- 現場作業員さんに作業指示
- 近隣へのあいさつ
- 現場の写真撮影
- 現場の清掃
さらにくわしい仕事内容については、施工管理(現場監督)の13の仕事内容【あなたに向いてるかも診断】を参考にどうぞ。
現場監督になる前に、仕事内容は確認しておきましょう。
まとめ【女性でも現場監督はやっていけます】
この記事をまとめます。
- 現場監督は女性でもやっていける
- 女性の現場監督のメリットとデメリットを事前に確認しよう
- 現場監督はやりがいのある仕事
- 仕事内容は事前に確認しよう
女性で現場監督を検討している人の参考になればうれしいです。
あとは行動あるのみ。
本気で施工管理をやってみたいなら、さっそく転職活動を始めてみましょう。
行動しないと何も始まりませんからね。
「明日でいいや」だとたぶん明日も行動しないので、できることから今日やってみると良いかと。
行動して、施工管理に転職して、手に職をつけて安定した人生にしていきましょう。
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未経験から施工管理に転職したい女性は参考にどうぞ。
ちなみに未経験から現場監督を始めるなら、施工管理は未経験の女性でも始められる【施工管理サポートもあり】も参考にどうぞ。
近年は、男性の施工管理をサポートする「施工管理サポート」という職種も生まれています。
簡単にいうと、施工管理の事務の仕事を中心に行う仕事で、主に女性が担当します。
女性の施工管理の働き方も多様化しているので、選択肢の1つに加えておきましょう。
あなたの転職活動の参考になればうれしいです!