未経験から現場監督になるには?|具体的な転職活動のコツを解説

ノートとヘルメット
考える男性
考える男性
現場監督になるには、どうすればいいの?

建設系の仕事に興味があって、現場監督をやってみたいんだよね。

なんか資格とかいるのかな?

 

未経験から転職する方法を教えてほしい。

でも、自分に現場監督ができるか不安だなぁ…

こういった疑問や不安に答える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • 現場監督の仕事内容がわかる
  • あなたが現場監督に向いてるかわかる
  • 現場監督の年収相場がわかる
  • 未経験で現場監督に転職する方法がわかる
  • いずれ取得したい現場監督の資格がわかる

 

私たち「ワット・コンサルティング」は、現場監督の技術者派遣の会社です。

未経験から現場監督になりたい人を募集しています。

この記事では、未経験者さんが現場監督に転職する方法を解説します。

特に資格がなくても転職できることが多いので、安心してください。

基礎知識として現場監督の仕事内容や、あなたが現場監督に向いてるかも解説するので、転職活動の参考になると思います。

また、現場監督に転職後、いずれ取得していきたい資格も紹介するので将来のイメージにどうぞ。

この記事を読むことで現場監督に転職できる可能性が高まるので、最後まで読んでみてください!

 

前置きを飛ばしたい人は…

目次

【まず】現場監督の仕事内容とは

工事現場

そもそも「現場監督」とは、建設現場のリーダーとして監督業務を行う仕事です。

実際の工事は職人さんが行い、現場監督は職人さんたちを取りまとめる役割です。

考える男性
考える男性
職人の経験がないと現場監督になれないんじゃないの?

と思うかもですが、職人さんとは違う仕事なので、現場監督は未経験でも転職できます。

現場監督の具体的な仕事内容は下記のとおり。

  • 安全管理
  • 工程管理
  • 品質管理
  • 原価管理
  • 環境管理
  • 労務管理
  • 顧客管理
  • 資材管理
  • 手続きの管理

 

1つずつ解説していきます。

 

安全管理

「安全管理」とは、現場で事故が起きないように管理することです。

具体的には以下のとおり。

  • 作業員の安全教育
  • 緊急時の避難経路の決定
  • 工具や重機のメンテナンス指示
  • 現場の危険箇所を発見して対策
  • ガードレールや落下防止ネットの設置

 

詳しくは、施工管理の安全管理とは現場の危険を防ぐこと【6つの安全管理を簡単に解説】にまとめています。

 

工程管理

「工程管理」とは、期限内に工事が完了するようにスケジュール管理をすることです。

具体的には以下のとおり。

  • 各工程の期間を明確にする
  • スケジュールに遅れが出そうな場合の調整
  • 天候や緊急事態が発生した場合のスケジュール調整
  • 各工程の進捗を定期的にチェックして調整を行う
  • 上層部やお客様に対して進捗報告

 

詳しくは、施工管理の工程管理とは【工程管理の手法や工程表の種類も解説】を参考にどうぞ。

 

品質管理

「品質管理」とは、図面どおりに建設物ができるように管理することです。

具体的には以下のとおり。

  • 搬入された資材のチェック
  • 試験の記録を残す
  • 工事の途中を写真に記録していく

 

詳しくは、施工管理の品質管理とは【未経験者さん目線でわかりやすく解説します】にまとめています。

 

原価管理

「原価管理」とは、会社が儲かるように計算しながら工事を進めることです。

具体的には以下の手順で進めます。

  • まずは工事の目標利益を決める
  • 目標利益が出るように工事のスケジュールを決める
  • 工事を進めながら利益を維持する
  • 追加費用などで利益が減りそうなら会社と相談する
  • 最終的な利益を高めていく

 

詳しくは、施工管理の原価管理とは【具体的なやり方や必要な5つのスキルも解説】を参考にどうぞ。

 

環境管理

「環境管理」とは、具体的に下記の3つの環境を守ることです。

  1. 自然環境:自然破壊をしないように工事を進める
  2. 周辺環境:周辺住民に迷惑をかけない工事をする
  3. 職場環境:現場の作業員が働きやすい環境を作る

 

詳しくは、施工管理の4大管理とは【5大管理もアリ。激務×ブラックを避けるコツ】にまとめています。

 

労務管理

現場監督「労務管理」は、作業員の採用や配置、労働環境の維持、人員の動きや働き方に至るまで多岐にわたる業務です。

具体的には以下のとおり。

  • シフト表の作成と調整
  • 作業員の時給や月給の管理
  • 作業員の勤務時間、休憩時間、残業の管理
  • 作業員のスキルや経験に応じて作業を割り当て

 

顧客管理

現場監督の「顧客管理」は、お客様との関係を円滑に保ち、お客様の期待に応える工事を行うことです。

具体的には以下のとおり。

  • 定期的なミーティングで工事の進捗状況をお客様に報告
  • お客様からの追加要求や変更要求があった場合の対応
  • 予期せぬ問題や遅延が発生した場合、状況と対策をお客様に説明
  • 工程ごとの請求書を適切に発行する
  • 工事完了後のメンテナンスや追加の要望に対応する
  • 契約内容に基づき工事を進め、契約違反がないように注意を払う

 

資材管理

「資材管理」とは、工事に必要な資材の発注や確認を行うことです。

具体的には以下のとおり。

  • コンクリート、鉄筋、木材など資材の在庫を監視
  • 資材が足りない場合はの発注業務
  • 新しく届いた資材が仕様に合致しているか確認
  • 破損している資材の返品・交換
  • 使い終わった資材や廃材の廃棄処分
  • 予期せぬ状況で急に必要になった資材の調達

 

手続きの管理

現場監督は行政に対する書類手続きも行います。

こうした手続きが滞りなく進むように管理するのも現場監督の仕事です。

例えば、建築許可や工事完了後の建築確認の手続きなどです。

 

雨の日は事務作業が中心

外の現場の場合、職人さんの安全を考慮して工事を休むことがあります。

そして、現場監督は雨の日に事務作業をすることが多いですね。

雨の日の業務内容はこんな感じです。

  • 工事の進捗を確認
  • 施工計画の修正
  • 予算の修正
  • 各業者への発注
  • 工事現場の写真の整理
  • 工事の記録を作成
  • 図面のチェックや修正
  • 請求書の作成
  • 月報の作成
  • 書類の整理

 

詳しくは、施工管理(現場監督)の雨の日の仕事内容【あなたはやっていけるのか】にまとめてます。

 

工事によっては夜勤する現場監督もいる

下記のような工事は夜間に行うことが多いため、現場監督も夜勤になります。

  • 道路の補修工事
  • 橋の補修工事
  • トンネルの補修工事
  • 線路の補修工事
  • 駅の改修工事
  • 店舗の内装工事など

 

考える男性
考える男性
できれば夜勤はやりたくないなぁ…

という人は、夜勤がない会社に転職すればOK。

現場監督の夜勤については、現場監督は夜勤をすることもある【ただし夜勤の日は給料アップします】に詳しくまとめてます。

 

新人の現場監督は簡単な業務から始める

考える男性
考える男性
現場監督の仕事ってたくさんありそう…

自分にやっていけるか心配だなぁ…

と思うかもしれませんが、最初は簡単な業務から始めるので安心してください。

新人の現場監督の仕事内容は下記のとおり。

  • 事務作業
  • 朝礼の準備
  • 現場の掃除
  • 飲み物の準備
  • 現場の写真撮影
  • 職人さんの手伝い
  • 現場に危険な場所がないかチェック

 

新人さんの仕事内容の詳細は、現場監督(施工管理)1年目の新人の仕事内容9選【未経験者は研修が命】にまとめたのでイメージにどうぞ。

 

現場監督は7種類ある

一口に「現場監督」といっても、下記の7種類があります。

  1. 建築:建物を建てる工事の現場監督
  2. 土木:道路やトンネルなど地面の工事の現場監督
  3. 電気:電気設備工事の現場監督
  4. 造園:庭やゴルフ場の工事の現場監督
  5. 管工事:給排水設備や空調など配管工事の現場監督
  6. プラント:工場建設の現場監督
  7. 電気通信工事:インターネット回線など通信設備工事の現場監督

 

未経験から転職できる現場監督が多いので、あなたが興味ある種類を選んでみてください。

建築の現場監督はイメージがわきやすいと思いますが、他はイメージしにくいと思うので、下記の記事を参考にどうぞ。

 

【そもそも】現場監督と施工管理の違い

考える男性
考える男性
ネットで調べてたら「施工管理」っていうのもあるみたいだけど、現場監督と違うの?

結論、ほぼ同じ意味です。

※「スパゲッティ」と「パスタ」みたいな感じと思ってもらってもOK。

現実的には「会社によって呼び方が違う」という感じです。

区分けもあいまいで、下記のように呼び分けている会社もあります。

  • 事務作業の有無で区別する
  • 資格の有無で区別する
  • 会社規模で呼び方が違う
  • 時代で呼び方が違う

 

この辺は、施工管理と現場監督の4つの違い【求人情報を見るときの注意点】にまとめたので、興味があればどうぞ。

 

現場監督補佐の仕事内容

現場監督の補佐を行う「施工管理アシスタント」という仕事もあります。

施工管理アシスタントの仕事内容は以下のとおり。

  • 現場の写真撮影
  • 写真の整理
  • 工事の図面(施工図)の作成
  • 工事の仕様書(指示書)の作成
  • 工程表(工事のスケジュール表)の作成
  • 行政への申請書類の作成
  • 日報の作成
  • 関連会社との連絡業務
  • 各種報告書の作成
  • 資材の発注
  • 朝礼の資料準備
  • 電話対応など

 

現場監督の事務作業を補佐するイメージです。

施工管理アシスタントの詳細は、施工管理アシスタントとは?仕事内容や志望動機のコツを解説にまとめています。

 

現場監督の一日のスケジュール

一般的な現場監督の1日のスケジュールはこんな感じです。

  • 7:00:出勤、朝礼の準備
  • 8:00:朝礼
  • 8:30:工事スタート、巡回、写真撮影、職人さんへの指示
  • 12:00:昼休憩
  • 13:00:昼礼、打ち合わせ、巡回、事務作業
  • 17:30:工事終了、事務所で事務作業
  • 20:00:仕事終了、退勤

 

現実的には日によって違うし、現場によっても違います。

1日のスケジュールの詳細は、施工管理(現場監督)の1日のスケジュール【具体的な仕事内容も解説】にまとめてます。

下記のようなスケジュールも解説しているので参考にどうぞ。

  • 新人施工管理の1日のスケジュール
  • 繁忙期の1日のスケジュール
  • 夜間工事の1日のスケジュール
  • ハウスメーカーの現場監督のスケジュール
  • 雨の日のスケジュール

 

現場監督のキャリアプラン

考える男性
考える男性
現場監督で経験を積むと、どんな未来になるの?

ざっくりとしたキャリアプランはこんな感じです。

施工管理のキャリアプラン

技術職なので、経験を積むほど年収アップしていきます。

キャリアプランの詳細は、施工管理のキャリアプラン6ステップ【面接での答え方も解説します】にまとめたので、将来のイメージにどうぞ。

 

現場監督はきつい・辛いところもある

考える男性
考える男性
でも、ネットで「現場監督は辛い」って見たよ…

やっていけるか心配…

どんな仕事でも辛いことはあるものですが、たしかに現場監督にもきつい・辛いところがあります。

具体的にはこんな感じ。

  • 暑い・寒い
  • 業務の範囲が広い
  • 長時間労働の日もある
  • 工事のスケジュールが遅れると休みにくい
  • 職人さんとのコミュニケーションが難しいことがある

 

詳しくは、施工管理(現場監督)のきついところ15選【きつくない働き方も解説】にまとめたので、辛いところも知っておきましょう。

 

現場監督は魅力・やりがいも多い

考える男性
考える男性
現場監督の魅力も知っておきたいな。

魅力・やりがいはこんな感じです。

  • 仕事がダイナミック
  • 今後も仕事が安定している
  • 資格を取ると給料が上がる
  • スキルアップすると給料が上がる
  • 建設物が完成したときの達成感がある
  • 社会の役に立っていることを実感できる
  • クライアントに喜んでもらえるとうれしい
  • 自分が造った建設物をたくさんの人が使っているのを見るとうれしい

 

詳しくは、施工管理(現場監督)のやりがいや魅力9選【未経験から始める方法】にまとめてます。

辛いところと魅力を両方知っておきましょう。

 

現場監督に必要な能力

考える男性
考える男性
現場監督に必要な能力も知っておきたい。

結論、以下のとおりです。

  • 責任感
  • 継続力
  • 交渉力
  • 経理能力
  • 体力と精神力
  • 危機管理能力
  • 問題解決する力
  • 向上心や積極性
  • マルチタスク能力
  • 臨機応変な対応力
  • マネジメントスキル
  • スケジュール管理能力
  • コミュニケーション能力
  • 現場をまとめるリーダーシップ
  • 最低限のパソコンスキル
  • チャット型アプリの利用スキル

 

もちろん、最初からすべての能力は不要です。

仕事をしながらスキルアップしていきましょう。

詳しくは、施工管理者に必要な能力17選|求められる能力やスキルを知って転職しようにまとめています。

 

あなたが現場監督に向いている人・向いていない人の特徴

考える男性
考える男性
辛いところと魅力はわかったけど、自分にやっていけるか不安だなぁ…

という人は、あなたが現場監督に向いてるか適性診断してみましょう。

詳しくは、施工管理に向いている人の特徴31選|向いてない人の特徴も解説を参考にどうぞ。

現場監督に向いてる人の特徴を31個あげているので、あなたが現場監督に向いてるかわかります。

向いているようなら、さっそく現場監督の転職活動を始めましょう!

 

現場監督の年収相場

積み上がるコイン

考える男性
考える男性
現場監督ってどれくらい稼げるの?

独自調査ですが、現場監督の平均年収は455万円です。

参考:施工管理(現場監督)の平均年収や給料を徹底分析【資格で収入アップ】

後述しますが、大手に勤めていたり、経験年数が長かったり、資格をもっていると年収1000万円を超える人もいます。

それでは、現場監督の収入事情について詳しく解説していきます。

現場監督の年収を調べた国のデータはないため、厚生労働省の賃金構造基本統計調査の「建設業」のデータで解説します。

 

現場監督の初任給の相場

現場監督の初任給は約25万円です。

小規模企業だと、これより少ない初任給からスタートすることもあります。

 

資格なしの現場監督は給料相場

施工管理技士など現場監督向けの国家資格がない人は年収450万円くらいです。

一方、資格がある人は年収500万円くらいでしょう。

これに加えて、大手に勤めている人はさらに年収が高くなります。

詳しくは、施工管理技士の平均年収は500万円くらい【試験に合格する3つのコツ】を参考にどうぞ。

 

ゼネコンの現場監督の年収相場

ゼネコンとは大手建設会社のことです。

年収相場は699万円です。

ちなみに、企業規模別の平均年収は以下のとおり。

企画営業(従業員数) 平均年収
大企業(1000人以上) 699万円
中企業(100〜999人) 585万円
小企業(10〜99人) 463万円

企業規模が大きくなるほど、年収は高くなる傾向です。

最初からゼネコンに就職するのは難しいですが、経験を積んで、施工管理技士など国家資格を取得するとゼネコンに転職できることがあります。

まずは転職できる会社で経験を積んでいきましょう。

 

20代・30代・40代の現場監督の給料相場

20〜40代の現場監督の平均年収は以下のとおりです。

年齢 平均年収
20代 397万円
30代 526万円
40代 582万円

現場監督は技術職なので、経験を積んでいくほど年収は上がる傾向です。

 

高卒と大卒の現場監督の給料相場

高卒と大卒の現場監督の平均年収は以下のとおりです。

  • 高卒:481万円
  • 大卒:637万円

 

基本的には大卒の方が年収が高い傾向です。

ただし、高卒でも経験値が高かったり、国家資格を取得していると大卒より稼げることもあります。

 

現場監督で年収1000万円を稼ぐ方法

年収1000万円を稼ぐ現場監督に見られる特徴は以下のとおりです。

  • 企業規模が大きい
  • 工事規模が大きい
  • 国家資格を保有している
  • 経験値が高い
  • 年齢が高い
  • 役職が高い
  • 現場を掛け持ちしている
  • 勤務地が都市部や海外
  • 残業時間が長い

 

詳しくは、年収1000万円の現場監督9つの条件【年収アップする3つのコツ】にまとめています。

稼ぎたい人は現場監督がおすすめです。

 

現場監督になるには|未経験から転職する方法

現場監督

考える男性
考える男性
で、現場監督になるにはどうすればいいの?

結論、未経験者を募集している会社に応募すればOKです。

前述のとおり、未経験者を普通に募集しているので、転職しやすいですよ。

具体的には、下記で未経験者さん向けの求人を探せます。

  • 転職サイト
  • ハローワーク
  • 転職エージェント

 

転職サイトについては、弊社でも転職サイト「SAN-SUKE」を運営しています。

未経験者さん向けの現場監督の求人もありますよ。

また、未経験で現場監督に転職するコツは、未経験から施工管理に転職するとき失敗しない9ステップ|不安を減らせるにまとめてます。

 

資格なしでも未経験で現場監督に転職できる

考える男性
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なんか資格があった方がいいんじゃないの?

現場監督に転職するのに、資格は必要ありません。

後述しますが、「施工管理技士」など現場監督向けの国家資格はありますが、こういった資格を受験するには実務経験が必要です。

なので、まずは現場監督に転職して、いずれ資格を取得していけばOK。

 

無資格×未経験でも普通に採用されるので安心してください。

この辺は、現場監督(施工管理)は資格なしでも働ける【ブラックを避ける方法】も参考にどうぞ。

 

未経験者さん向けの求人・転職先

考える男性
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具体的にどんな会社に転職できるの?

主に下記のような会社ですね。

  • 工務店
  • 建設会社
  • ハウスメーカー
  • 技術者派遣

 

ハウスメーカーの現場監督については、ハウスメーカーの現場監督の仕事内容【キツいところとメリットも解説】を参考にどうぞ。

 

未経験から現場監督になるなら技術者派遣がおすすめ

考える男性
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「技術者派遣」って何?

技術者派遣の会社の正社員で雇用されて、他社の現場で働くイメージです。

※「派遣」とありますが、正社員なので安心してください。

施工管理の技術者派遣のイメージ図

現場監督の技術者派遣で働くメリットは、下記のとおり。

  • 研修が充実しているので、基礎をしっかり学んでから働ける
  • 初心者向けの現場からスタートしやすい
  • サービス残業やサービス休日出勤がない
  • あなたの得意ジャンルがわかりやすい
  • ハローワークや求人サイトにない求人に出会える

 

未経験者さんは技術者派遣から始める人も多いですよ。

メリットの詳細は、施工管理の派遣で働く14のメリットと6つのデメリット|やめとけと言われる理由にまとめてます。

 

ワット・コンサルティングでも現場監督の未経験者さんを募集中

冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングは現場監督の技術者派遣の会社です。

未経験から現場監督になりたい人を募集しています。

ワット・コンサルティングの強みは下記の6つ。

  • 定着率83.2%(業界平均は約70%)
  • 未経験者の採用率80%
  • 累計1500名の未経験者を育成
  • 優良派遣事業者に認定されている
  • 社会保険完備+資格取得奨励金あり
  • 60日間の研修で基礎をしっかり学べる(研修期間の長さは業界平均の2倍)

 

なので、「しっかり基礎を学んでから働きたい!」という人に合ってると思います。

会社説明会があるので、転職活動の情報収集にどうぞ。

 

ブラック企業を避けるコツ

考える男性
考える男性
でも、現場監督ってブラック企業もあるって聞いたよ…

ブラック企業を避けるにはどうすればいいの…?

どの業界でもブラック企業はあるものですが、たしかに建設業界にもブラックっぽい会社はあるでしょう。

ブラック企業を避けるコツは下記の27個です。

  1. 定着率が高い建設会社を選ぶ
  2. ITツールを積極的に導入している会社を選ぶ
  3. 転職エージェントに求人情報を見せてもらう
  4. 施工管理の技術者派遣会社で働く
  5. 国土交通省が推進する働き方改革を行う会社を選ぶ
  6. 公共工事が多い会社を選ぶ
  7. 経営事項審査の点数が高い会社を選ぶ
  8. 元請け工事が多い会社を選ぶ
  9. 工期に余裕がある会社を選ぶ
  10. 営業力が強い会社を探す
  11. 大手ゼネコンの施工管理に転職を目指す
  12. マンション大規模修繕の施工管理で働く
  13. 可能なら6月・12月から転職活動を始める
  14. 規模の小さい現場がある会社で働く
  15. 地場の中小企業の施工管理で働く
  16. 絶対に譲れない条件を先に決めておく
  17. 現場の相談ができる会社を選ぶ
  18. 女性や外国人を採用している会社を選ぶ
  19. 口コミサイトを確認する
  20. 残業時間が短い会社を選ぶ
  21. みなし残業時間を確認する
  22. 年間休日数と有給消化率を見る
  23. 抽象的な求人情報に注意する
  24. 求人票でわからなかったことを面接で聞く
  25. 施工管理経験者として能力を上げてから会社に交渉する
  26. 施工管理技士など資格取得して有利に転職活動を進める
  27. 応募企業で現職で働く人に話を聞く

 

詳しくは、激務じゃないホワイトな施工管理で働くおすすめの方法27選にまとめています。

 

高卒や大卒の文系出身者でも未経験から現場監督に転職できる

考える男性
考える男性
でも、僕は高卒だし文系なんだよね…

現場監督に転職できるのは、理系の大卒の人じゃないの?

結論、高卒や文系の人でも、未経験で現場監督に転職できるので安心してください。

現場監督は技術職なので、学歴よりスキルが重視されます。

なので、高卒や文系の人でも、スキルを積んでいけばきちんと評価される世界です。

この辺は、下記の記事も参考になると思います。

 

30代前半くらいまでであれば未経験でも転職できる

考える男性
考える男性
何歳くらいまでなら、未経験で現場監督に転職できるの?

現実的には30代前半くらいまでです。

20代ならかなり転職しやすいですよ。

30代で現場監督に転職したい人は、施工管理は30代で未経験からでも挑戦できる【会社の選び方も解説】も参考にどうぞ。

 

女性でも未経験で現場監督に転職できる

「現場監督=男性」のイメージがあるかもしれませんが、女性でも転職できます。

近年は女性を積極的に採用する企業も増えてきました。

女性で現場監督に転職したい人は、施工管理は未経験の女性でも始められる【施工管理サポートもあり】を参考にどうぞ。

 

未経験で現場監督に転職するときの志望動機の作り方

考える男性
考える男性
転職してみたいけど、転職活動って不安だなぁ…

志望動機とか、どうすればいいの?

未経験者さんの志望動機は、下記の2つが必要です。

  1. 現場監督自体の志望動機
  2. 応募企業の志望動機

 

「そもそも、なんで現場監督になりたいの?」と採用担当者は疑問に思うので、現場監督自体の志望動機も用意しましょう。

志望動機の作り方は、施工管理が未経験の人の志望動機の作り方と例文【研修で会社を選ぶ】を参考にどうぞ。

例文もあるので、アレンジして使ってください。

 

未経験で現場監督に転職するときの面接のコツ

考える男性
考える男性
転職活動の面接とかも不安だなぁ…

なんかコツとかある?

面接のコツは、事前に質問の答えを用意しておくこと。

未経験者さんが面接でよく聞かれる質問は、下記のとおりです。

  • 自己紹介
  • 職務経歴
  • 退職理由
  • 転職理由
  • 業界の志望動機
  • 職種の志望動機
  • 会社の志望動機
  • キャリアプラン
  • 今までに経験したトラブル
  • 逆質問

 

詳しい答え方は、【例文あり】施工管理の面接でよくある質問と答え方【詰まってもOK】にまとめてます。

答え方の例文もまとめたので、アレンジして使ってください。

 

現場監督に転職したらいずれ取得したい必要な資格

クレーン

考える男性
考える男性
無事に転職したら、現場監督の資格も取得していきたいな。

将来的に、どんな資格を取ればいいの?

現場監督がいずれ取得したい資格は、大きくわけて下記の2つです。

  1. 施工管理技士
  2. 建築士

 

1つずつ解説しますね。

 

施工管理技士は現場監督の国家資格

施工管理技士は、現場監督の技術・知識を証明する国家資格です。

正確には下記の7種類があるため、あなたが転職したジャンルの施工管理技士を取得すればOKです。

  1. 建築施工管理技士
  2. 土木施工管理技士
  3. 造園施工管理技士
  4. 管工事施工管理技士
  5. 電気工事施工管理技士
  6. 電気通信工事施工管理技士
  7. 建設機械施工技士

 

施工管理技士の1級と2級の違い|主任技術者・監理技術者になれる

それぞれ1級と2級があり、できることが違います。

担当できる工事規模
1級 下請に出す工事の総額が4500万円以上

建築一式工事の総額が7000万円以上の工事を担当できる

監理技術者になれる

2級 下請に出す工事の総額が4500万円未満

建築一式工事の総額が7000万円未満の工事を担当できる

主任技術者になれる

工事を行うには主任技術者や監理技術者の配置が必要です。

施工管理技士は会社の売上に貢献できる資格です。

簡単にいうと、1級は大規模工事を担当できます。

なので、1級の施工管理技士を取得して、大手建設会社(ゼネコン)に転職する人もいます。

 

建設業界は会社規模が大きいほど年収が上がる傾向なので、たくさん稼ぎたい人はいずれ1級を取得して、大手に転職を目指しましょう。

施工管理技士については、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】に詳しくまとめたので、将来の参考にどうぞ。

※受験資格なども解説しています。

 

施工管理技士資格を取得するメリット|資格手当も支給

くりかえしですが、工事現場には必ず施工管理技士を配置しなければいけないため、あなたが施工管理技士を取得すると会社から重宝されます。

具体的には、下記のようなメリットあり。

  • 資格手当をもらえる
  • 昇進・昇給できる
  • 転職が有利になる

 

建築の現場監督はいずれ建築士も取得しよう

建築士は、建築物の設計を行う国家資格です。

建築の現場監督になる人はいずれ取得しましょう。

そもそも建築の現場監督は、建築士からもらった図面をもとに工事を進めます。

そのとき、図面を読めないと工事を円滑に進めることができません。

 

建築士は図面を見る能力が身につくので、現場監督の仕事にも活かせます。

まずは二級建築士から目指せばOK。

建築士の資格については、下記の記事を参考にどうぞ。

 

【その他】現場監督におすすめの資格34選

考える男性
考える男性
他に現場監督におすすめの資格はないの?

いずれ以下の資格を取得するのがおすすめです。

※すべての資格を取得する必要はありません。業務に関する資格だけを取得すればOKです。

  1. 構造設計一級建築士
  2. 建築仕上げ改修施工管理技術者
  3. マンション改修施工管理技術者
  4. 防水施工管理技術者
  5. 登録防水基幹技能者
  6. 建築コンクリートブロック工事士
  7. 免震部建築施工管理技術者
  8. 建築CAD検定
  9. 土木設計技士
  10. 建設部門の技術士
  11. 舗装施工管理技術者
  12. コンクリート技士
  13. プレストレストコンクリート技士
  14. 鋼管杭施工管理士
  15. のり面施工管理技術者
  16. 空港工事施工管理技術者
  17. 海上工事施工管理技術者
  18. 解体工事施工技士
  19. 電気工事士
  20. 登録電気工事基幹技能者
  21. 消防設備士
  22. 給水装置工事主任技術者
  23. 排水設備工事責任技術者
  24. 登録配管基幹技能者
  25. 登録ダクト基幹技能者
  26. 下水道管路更生管理技士
  27. 下水道管きょ更生施工管理技士
  28. ガス主任技術者
  29. ガス消費機器設置工事監督者
  30. 配管技能士
  31. 空調設備士
  32. 造園技能士
  33. 工事担任者
  34. 電気通信主任技術者

 

詳しくは、現場監督の仕事に役立つおすすめ資格42選一覧【難易度も紹介】にまとめています。

 

資格の勉強期間は長めにとっておく|独学は自己管理が必要

現場監督系の資格に挑戦するときは、勉強期間を長めにとりましょう。

働きながら勉強するのは大変だからです。

特に独学の場合は、自己管理が重要です。

勉強用のアプリもあるので、勉強に活用してみてください。

 

未経験で現場監督に転職する場合によくある質問

未経験で現場監督に転職する場合によくある質問

最後に、未経験で現場監督に転職する場合によくある質問に答えていきます。

 

現場監督がなくなるってホント?

未来のことは誰にもわかりませんが、現場監督がなくなることは考えにくいです。

現場監督は人とのコミュニケーションが多いため、AIに代わることは難しいでしょう。

実際、AIに「現場監督はなくなる?」と聞いてみたところ「現場監督の仕事が完全になくなるとは考えにくい」と返答がきました。

詳しくは、AIに「現場監督はなくなる?」と聞いたら未来の働き方が見えてきたにまとめています。

 

大手ゼネコンの現場監督になるには?

以下の経路があります。

  • 大学や専門学校で建設を学んで新卒で就職する
  • 中小企業や技術者派遣で経験を積んで、施工管理技士を取得してから転職する

 

未経験で転職する場合は、まず中小企業や技術者派遣で経験を積みましょう。

未経験で現場監督に転職するコツは、未経験から施工管理に転職するとき失敗しない9ステップ|不安を減らせるにまとめています。

 

現場監督は見てるだけってホント?

たしかに現場を見ているシーンはありますが、決して見てるだけの仕事ではありません。

現場監督の仕事内容は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説|未経験者向けで詳しく解説しています。

 

現場監督は誰でもなれるってホント?

現場監督は誰でもなれるわけではありません。

以下に該当する人は、現場監督に転職できない可能性があります。

  • 中卒の人
  • 30代後半の人
  • やる気がない人
  • 極端に体力がない人
  • 極端にコミュニケーション能力が低い人
  • 未経験で大手に転職したい人
  • 企業研究を怠る人

 

詳しくは、現場監督は誰でもなれるわけじゃない【誰でもできる仕事でもありません】を参考にどうぞ。

 

女性の現場監督の辛いところは?

一般的に「女性の現場監督が辛い」と言われている理由は以下のとおりです。

  • 建設業界は男性主体
  • 女性には体力的にきつい
  • 下ネタがある
  • 男性同士の殴り合いのケンカもある
  • 結婚や子育てと両立しにくい

 

詳しくは、女性の施工管理のきついところ5選【良いところ3選も解説します】にまとめています。

 

現場監督はやめとけってホント?

一般的に「現場監督はやめとけ」と言われる理由は、以下の5つです。

  1. 激務の会社もあるから
  2. 時給換算すると薄給の会社もあるから
  3. 3Kと言われてるから
  4. マルチタスクだから
  5. 人間関係が難しい現場もあるから

 

詳しくは、施工管理はやめとけと言われる5つの理由【就職してもいい人の特徴】にまとめています。

ただし、以下のようなメリットもあります。

  • 平均年収が高め
  • 将来性が高い
  • ITシステムが進化していて仕事をしやすい
  • 資格を取得すると年収が上がりやすい
  • 手に職がつく
  • 建設物が完成したときに達成感が大きい
  • お客様に直接感謝してもらえる

 

現場監督のメリットは、施工管理のメリット10選をわかりやすく解説【8つのデメリットあり】を参考にどうぞ。

 

現場監督はモテる?

もちろん人によりますが、現場監督はモテることがあります。

理由は以下の3つ。

  1. 男らしい
  2. 稼いでそう
  3. 「現場監督」という響きがかっこいい

 

詳しくは、現場監督がモテる理由3選【どうすればさらにモテるのか?】を参考にどうぞ。

 

仕事ができないダメな現場監督の特徴は?

以下のとおりです。

  • 職人さんにうまく指示出しできない
  • 段取りが悪い
  • 偉そうな現場監督
  • 施主や元請けに良い顔して、職人さんを邪険に扱う人
  • 勉強してない現場監督
  • 言い訳する現場監督
  • 仕事をしてる気になってる人

 

詳しくは、仕事ができない現場監督の特徴7選【職人さんとうまくやっていくコツ】にまとめています。

 

現場監督と職人さんが喧嘩することがあるってホント?

かなり稀ですが、喧嘩になることもあります。

喧嘩になるケースは以下のとおり。

  • 些細な理由で喧嘩になる
  • 現場監督が偉そうにして喧嘩になる
  • 職人が偉そうにして喧嘩になる
  • 「何もわかってねーくせに!」と職人がキレる
  • 「じゃあお前がやってみろ!」と現場監督がキレる

 

詳しくは、現場監督と職人さんが喧嘩する5つのケース【イライラを減らす方法】を参考にどうぞ。

 

現場監督から職人さんに転職できる?

年齢にもよりますが、職人に転職できるケースがあります。

理由は職人さんが不足しているから。

詳しくは、現場監督から職人に転職できる【職人さんのきついところ7選も解説】を参考にどうぞ。

 

まとめ:さっそく現場監督の転職活動を始めてみましょう

現場監督

ということで、現場監督になりたい人は、さっそく転職活動を始めましょう。

行動しないと何も始まらないので。

未経験から現場監督に転職するコツは、未経験から施工管理に転職するとき失敗しない9ステップ|不安を減らせるも参考にどうぞ。

 

未経験者さんの主な転職先は、下記の4つです。

  1. 工務店
  2. 建設会社
  3. ハウスメーカー
  4. 技術者派遣

 

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでは、未経験から現場監督になりたい人を募集しています。

会社説明会があるので、転職活動の情報収集に活用してみてください。

あなたの転職活動の参考になればうれしいです!

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