
未経験で施工管理に転職を考えてるけど、もっと施工管理のことを知っておきたい。
施工管理に必要なスキルや知識を勉強する方法も知りたい。
あと、転職に失敗しないコツも教えてほしいな。
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかることは以下のとおり。
- 施工管理の仕事内容
- 施工管理で大事なこと5選
- 施工管理に必要なスキルと向き不向き
- 施工管理に必要なスキルを身につけるコツ
- 未経験で施工管理の転職に失敗しないコツ
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。
未経験から施工管理に転職したい人を募集しています。
この記事では、施工管理にとって大事なことを5つ紹介します。
そして、必要なスキルや知識を身につけるコツも解説するので、転職後のイメージにしてみてください。
あなたが施工管理に向いてるかもわかるので、適性検査にもどうぞ。
また、転職のコツもまとめたので、今回の転職に失敗したくない人は最後まで読んでみてください!
目次
施工管理の仕事内容
施工管理で大事なことを解説する前に、基礎知識として施工管理の仕事内容を知っておきましょう。
具体的な仕事内容は以下のとおりです。
- 品質管理:図面どおりに建設物を造ること
- 原価管理:会社が儲かるようにやりくりすること
- 工程管理:工事のスケジュール調整
- 安全管理:現場作業員さんの安全を守る
- 環境管理:周辺環境に配慮する
詳しくは、施工管理の4大管理とは【5大管理もアリ。激務×ブラックを避けるコツ】にまとめたので参考にどうぞ。
施工管理で大事なこと5選

結論、以下の5つがとても大事です。
- 判断力
- 冷静さ
- 論理的思考
- 危機管理能力
- コミュニケーション能力
1つずつ解説していきます。
判断力
施工管理は判断力が重要です。
工事には多くの関係者がいて、さまざまな状況や問題が発生します。
- 天候の悪化
- 資材の遅れ
- 作業員のトラブルなど
こういった状況に柔軟かつ迅速に対応するために、高い判断力が大事です。
具体的には以下のような対応が必要です。
- 多角的に情報を把握する
- 安全性や品質を確保する
- コストと時間を効率的に使う
工事期間内に多くの判断をしなければならないのが施工管理の仕事です。
冷静さ
先ほどふれたとおり、工事現場では多くの緊急事態や不測の問題が発生することがあります。
この状況で効果的な判断を下すためには、冷静さが必要不可欠です。
冷静さを保つことで、問題や状況を客観的に分析することができ、適切な解決策を早期に見つけ出せます。
冷静な施工管理者は、突発的なトラブルや緊急事態においてもパニックにならず、落ち着いて最良の選択をする能力があります。
これが、作業効率、安全性、品質を確保する上で重要です。
例えば、重機の故障、材料の遅れ、安全に関わる問題などが発生した場合、冷静な判断ができるかどうかが工事の成功を左右します。
また、施工管理者が冷静であればあるほど、チームメンバーや協力業者も冷静に対応する傾向があり、工事のリスクを低減できるでしょう。
論理的思考
施工管理は、以下のような要素を同時に考慮しながら進める仕事です。
- 予算
- 時間
- 資材
- 人員
- 品質
- 安全性
複数の要素を考慮しながら工事を進めるためには、論理的思考が大事です。
論理的思考ができると以下のことができます。
- 優先順位を考えられる
- 最適な解決策を導き出せる
例えば、資材の遅れが発生した場合は、その影響を最小限に抑えるためどう対処すべきか、どの工程を先に進めるべきかなど、多角的に考える必要があります。
また、論理的な思考はコミュニケーションにも役立ちます。
施工管理者は以下の人たちとコミュニケーションをとりますが、論理的思考があるとわかりやすく意図を伝えることができます。
- お客様
- 職人さん
- 関連業者
危機管理能力
施工管理は危機管理能力も大事です。
現場の安全管理を怠ると、職人さんたちがケガをしてしまうから。
具体的には以下の安全管理を行います。
- 工事現場の安全管理
- 機材・重機の安全管理
- 人の安全管理
- 季節・天候の安全管理
- 工事の進行の安全管理
- 工事現場のルール作りによる安全管理
詳しくは、施工管理の安全管理とは現場の危険を防ぐこと【6つの安全管理を簡単に解説】にまとめています。
コミュニケーション能力
施工管理はコミュニケーション能力も大事です。
以下の人たちとコミュニケーションをとるから。
- お客様
- 職人さん
- 関連業者など
特に職人さんとは円滑なコミュニケーションが必要不可欠です。
職人さんとコミュニケーションをとるコツは以下のとおり。
- 元気よく挨拶・返事をする
- きちんと感謝を伝える
- 休憩時間にコミュニケーションをとる
- 工事内容を把握するよう努める
- 職人さんをリスペクトする
- 職人さんの話をよく聞く
- 職人さんの提案を採用する
- 報連相を徹底する
- 感情的にならない
- 職人さんのやり方を否定しない
- 頭を下げてお願いする
- 熱心に仕事に取り組む
- コミュニケーションの5Cを意識する
詳しくは、施工管理が職人さんとうまくコミュニケーションを取る13のコツ!人間関係を良好にを参考にどうぞ。
施工管理に必要なスキルと向き不向き

あと向き不向きも教えてほしい。
僕は施工管理に向いてるのかな…
まず施工管理に必要なスキルは以下のとおりです。
- 責任感
- 継続力
- 交渉力
- 経理能力
- 体力と精神力
- 危機管理能力
- 問題解決する力
- 向上心や積極性
- マルチタスク能力
- 臨機応変な対応力
- マネジメントスキル
- スケジュール管理能力
- コミュニケーション能力
- 現場をまとめるリーダーシップ
- 最低限のパソコンスキル
- チャット型アプリの利用スキル
ただし、転職する前からすべてのスキルは不要です。
仕事をしながら、1つずつできるようになっていきましょう。
詳しくは、施工管理者に必要な能力17選|求められる能力やスキルを知って転職しようにまとめています。
また、施工管理に向いてる人の特徴は以下のとおりです。
10個以上に当てはまるなら、施工管理でやっていける可能性があります。
- コミュニケーション能力がある
- リーダーシップがある
- チームワークを活かせる
- マネジメント能力がある
- スケジュール調整能力がある
- リスク管理できる
- 体力がある
- 臨機応変に対応できる
- マルチタスクができる
- 交渉力がある
- 気配りができる
- 細かいことに気がつく
- 元気よく話せる、元気よくあいさつと返事ができる
- 年上に好かれる・かわいがられる
- 初対面の人と仲良くできる
- 説明がわかりやすい
- 自分の意見を言える
- 仕事が丁寧
- 整理整頓できる
- 細かい仕事ができる
- 算数ができる
- 勉強し続けられる
- 体育会系
- メンタルが強め
- 理不尽なことや嫌なことがあってもすぐ立ち直れる
- 健康体
- タバコの煙に抵抗がない
- お酒が飲める
- 下ネタにあまり抵抗がない
- 建設やモノづくりが好き
- 向上心・チャレンジ精神がある
詳しくは、施工管理に向いている人の特徴31選|向いてない人の特徴も解説にまとめたので適性検査にどうぞ。
施工管理に必要なスキルを身につけるコツ

結論、以下の7つを実践していきましょう。
- たくさんの実務経験を積む
- 仕事の内容を勉強する
- 工事の内容を把握する
- わからないことは質問する
- 施工管理のコミュニケーションスキルを身につける
- 新人研修が充実している会社に転職する
- 施工管理技士以外の資格も取る
詳しくは、早く一人前の施工管理になるために必要な7つのこと【何年で一人前?】にまとめています。
施工管理に必要な知識と勉強法

具体的には以下の知識が必要です。
- 設計
- 構造
- 建築
- 土木
- 測量
- 電気
- 配管
- 電気通信
- 工事管理
- 原価管理
- 安全管理
- 品質管理
- 環境法の知識
- 建設に関する法律
- 各種許認可の知識
これら施工管理に必要な知識は以下で学べます。
- 本
- 研修
- 資格の勉強
未経験者OKの求人だと、新人研修で基礎を学べます。
しっかりと基礎を学んでから現場に出たい人は、研修制度で転職先を決めるのも重要です。
施工管理におすすめの資格

まずは「施工管理技士」を取得するのがおすすめです。
施工管理技士とは、施工管理スキルを証明できる国家資格です。
資格を取得すると以下のことができます。
- 現場に配置が必要な責任者になれて会社の売上に貢献できる
- 年収が上がりやすい
- 転職が有利になる
施工管理技士の詳細は、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度!各試験の難しい順も解説を参考にどうぞ。

と思うかもしれませんが、転職するときに施工管理技士は不要です。
理由は以下の2つ。
- 資格がなくても施工管理業務はできるから
- 施工管理技士を取得するには実務経験が必要だから
なので、まずは施工管理に転職して実務経験を積んでいきましょう。
詳しくは、現場監督(施工管理)は資格なしでも働ける【ブラックを避ける方法】にまとめています。
未経験で施工管理の転職に失敗しないコツ

という人は、以下の9ステップで転職活動を進めてみましょう。
- 新人研修がしっかりしている会社を選ぶ
- 未経験者OKの求人情報に絞る
- 転勤の有無をチェックする
- 給料・休日・福利厚生など条件をチェックする
- 資格取得支援など人材育成に力を入れている会社を選ぶ
- ブラック求人を避けてホワイト企業を探す
- 型に沿って志望動機を作る
- 型に沿って自己PRを作る
- 面接でよく聞かれる質問の答えを用意しておく
詳しくは、未経験から施工管理に転職するとき失敗しない9ステップ|不安を減らせるにまとめています。
未経験から施工管理に転職するなら技術者派遣もおすすめ
未経験で施工管理に転職する場合は、技術者派遣もおすすめです。
理由は、研修がしっかりしているから。
技術者派遣とは、派遣会社の正社員で雇用されて、他社の現場で働くスタイルです。
他社の現場に派遣する関係上、きちんと研修しないとクレームになってしまいます。
そのため、技術者派遣では未経験者向けの研修がしっかりしている傾向です。

以下をチェックしてみてください。
- 優良派遣事業者に認定されているか
- 求人数が多いか
- 定着率は高いか
- 研修制度がしっかりしているか
- 福利厚生は整っているか
- サポート体制はあるか
- 口コミ・評判は良いか
詳しくは、施工管理の派遣で働く14のメリットと6つのデメリット|やめとけと言われる理由にまとめています。
ワット・コンサルティングの研修の長さは業界平均の2倍
冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングも施工管理の技術者派遣の会社です。
未経験から施工管理に転職したい人を募集しています。
ワット・コンサルティングの強みは以下の6つ。
- 定着率83.2%(業界平均は約70%)
- 未経験者の採用率80%
- 累計1500名の未経験者を育成
- 優良派遣事業者に認定されている
- 社会保険完備+資格取得奨励金あり
- 60日間の研修で基礎をしっかり学べる(研修期間の長さは業界平均の2倍)
特に研修に力を入れているので「しっかりと基礎を勉強してから働きたい!」という人に合っていると思います。
求人情報を集めるときの参考にしてみてください。
施工管理でよくある質問
最後に、施工管理についてよくある質問に答えていきます。
施工管理を続けると身につくスキルは?
以下のようなスキルが身につきます。
- 体力
- 交渉スキル
- 勉強する力
- CADスキル
- 強いメンタル
- リーダーシップ
- パソコンスキル
- 危機管理スキル
- 書類作成スキル
- 図面を見るスキル
- マネジメントスキル
- トラブル解決スキル
- マルチタスクスキル
- スケジュール管理スキル
- コミュニケーションスキル
詳しくは、施工管理で身につくスキル15選とスキルを身につけてできること4選にまとめています。
施工管理に転職して3年後は何ができるといい?
以下ができると望ましいです。
- 工程管理・安全管理・品質管理がある程度できる
- 職人さん・施主・業者さんとある程度コミュニケーションがとれる
- 朝礼やKYミーティングができる
- ある程度トラブルを解決できる
- 後輩の指導・育成
詳しくは、3年目の施工管理(現場監督)の目標の目安【やった方がいい3つのこと】にまとめています。
施工管理は潰しが効かないってホント?
潰しは効きます。施工管理で身につくスキルを活かすと、以下のような仕事に転職できる可能性もあります。
- 営業職
- プログラマー
- Webデザイナー
- マーケティング
- 宅地建物取引士
- インフラエンジニア
詳しくは、「施工管理は潰しが効かない」はウソ【他の仕事でも使えるスキルあり】を参考にどうぞ。
心配性の人は施工管理に向いていますか?
向いています。
施工管理は、現場で事故が起こらないようにチェックしなければいけないからです。
少し心配性なくらいがちょうど良いでしょう。
施工管理に必要なパソコンスキルは?
転職する時点では、基礎的なワードとエクセルのスキルがあれば大丈夫です。
仕事を始めるとCADのスキルなども勉強していくことになります。
参考:施工管理もCADを勉強した方がいい【無料で勉強する方法も解説】
施工管理でおすすめの種類は?
どれもおすすめです。
具体的には以下の種類があります。
- 建築施工管理
- 土木施工管理
- 造園施工管理
- 管工事施工管理
- 電気工事施工管理
- 電気通信工事施工管理
詳しくは、施工管理(現場監督)の11の職種を解説【仕事内容・やりがいも紹介】にまとめています。
まとめ:施工管理で大事なことを知って転職活動を始めよう
最後にもう一度、施工管理で大事なことをまとめておきます。
- 判断力
- 冷静さ
- 論理的思考
- 危機管理能力
- コミュニケーション能力
施工管理に転職を考えるなら、さっそく転職活動を始めましょう。
まずは求人情報を集めながら考えていけばOKです。
未経験から施工管理に転職する場合は、研修がしっかりしている技術者派遣も候補に入れてみてください。
くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングも施工管理の技術者派遣の会社で、未経験から施工管理に転職したい人を募集しています。
求人情報を集めるときの参考にしてみてください。
あなたの今回の転職活動の参考になればうれしいです!