施工管理の6つの失敗談を紹介!失敗の原因と対策を解説

施工管理の6つの失敗談を紹介!失敗の原因と対策を解説

こういった悩みを解決する記事です。

私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。

未経験から施工管理に転職したい人を募集しています。

この記事は太陽光発電の施工管理経験者の私が、過去の失敗談を紹介しながらその原因と対策を解説します。

未経験から施工管理に挑戦する方にも、よくある失敗の事例と失敗しない方法が分かる内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。

未経験_施工管理
施工管理の失敗談①|設計変更を作業員に共有できていなかった

1つ目の失敗談は、野立て太陽光発電の施工管理で設計変更後の図面を現場の作業員に共有し忘れた事例です。

野立て太陽光発電とは、住宅の屋根ではなく広い土地の地面に直接太陽光パネルを設置する太陽光発電所を指します。

以下の画像は野立て太陽光発電のイメージです。

太陽光発電の施工でも家を建てるときと同じように、設計図をもとに現場で作業員が部材を組み立てます。

設計図は種類が複数あり、それぞれで読み取る情報が異なります。

各設計図で読み取れる情報を表にまとめました。

設計図の種類読み取る情報
レイアウト図面・太陽光パネルの枚数
・設置する方角や角度
杭図面太陽光パネルを取り付ける架台の基礎を、その土地のどの位置に設置するか
架台図面架台をどのように組み立てるか

架台図面はレイアウト図面をもとに作成し、杭図面はレイアウト図面と架台図面の2つをもとに作成するものです。

レイアウト図面で太陽光発電の設計が変更になれば、杭図面も架台図面も変更しなければ施工できません。

発生したミス

途中でこのレイアウト図面が変更されていることに気が付かず、古い情報のまま設置工事を発注するというミスをしました。

納品された部材と各種図面が相違していたため、現場の作業員から問い合わせが入りトラブルが発覚しています。

着工前に現場で気が付いてもらえたため、大事にはならなかったことが救いです。

しかし作業員から問い合わせを受けたときは、1人で施工管理を任されるようになったばかりだったこともあり、軽くパニックになりました。

失敗の原因

考えられる失敗の原因は、以下の3つです。

失敗の原因

  1. 施工管理の業務が忙しすぎる状況で、筆者が最終確認を怠った
  2. 設計変更があっても、関係各位に共有されるフローがなかった
  3. 最初に設計図面を作業員に送信した担当者と、設置工事を最終発注した担当者が違った

対策

設計変更があってもなくても「最終確定版」として、各種設計図面を設置工事発注時にまとめて再共有するようにフローを変更しました。

このフローであれば、設計変更されているかチェックする工数を削減しつつ、共有漏れを防止できます。

施工管理の失敗談②|スケジュールの伝達が漏れていた

次も野立て太陽光発電の施工管理で、スケジュール管理に失敗した事例を紹介します。

太陽光発電ではお客様が電力会社に電気の売電を開始する日が決まっている場合、遅くとも前日までには全ての工事を完了させる必要があります。

なぜなら売電開始日に工事が完了していつでも発電できる状態になっていないと、お客様が売電収入を得られず損失が発生してしまうからです。

発生したミス

この工事完了日が決まっているにもかかわらず、現場の作業員にスケジュールを連絡し忘れるミスを何度もしました。

幸いタイムリミットの直前で気が付く事例はなく、作業員に少し厳しいスケジュールを調整してもらう程度で済みましたが、連絡漏れをするたびに謝罪しながら調整をお願いしたものです。

何度も同じようなミスをしているのに、怒るどころか「Aさんの力になりたいので!」と協力していただいたことは、職を離れた今も感謝の気持ちが消えません。

失敗の原因

筆者の管理能力不足が失敗の原因であることは、間違いありません。

組織変更や新人スタッフの教育が重なった時期でしたが、正しく優先順位を付けて順に業務を処理する工夫が必要でした。

対策

業務を始める前に、スケジュールの伝達漏れがないか日次でチェックするフローを取り入れました。

連絡漏れのミスを完全になくすことはできませんでしたが、周囲の方々に迷惑を掛ける回数は減らせたと自負しています。

未経験_施工管理
施工管理の失敗談③|規格に合わない部品を発注した

こちらも野立て太陽光発電の施工管理で、発注する部品のサイズを間違えた失敗談です。

屋外に設置する太陽光パネルは、サイズが合った部品でしっかり固定しなければ台風などの強風でパネルが吹き飛び、事故の原因になりかねません。

ポイント

同一メーカーで同じ型式の太陽光パネルでも、工場で製造する時期によって厚さが変わるケースがあります。この厚さに応じたパネル留め金具を使わないと、事故に繋がる可能性があり危険です。

以下の写真では少し見えにくいですが、パネル留め金具とは太陽光パネルを固定するための金具です。

実際の寸法は失念してしまいましたが、同じ型式の太陽光パネルで厚さが35mmから30mmに仕様変更されていたのに、古い寸法用のパネル留め金具を発注するミスをしました。

この失敗では、少なくとも以下のような迷惑をかけてしまっております。

こんな迷惑をかけた

  • メーカーに正しい寸法のパネル留め金具を至急発送してもらった
  • 正しい寸法のパネル留め金具を追加発注したため、余計なコストがかかった
  • 後日改めて作業員に現場で作業してもらった

失敗の原因

未経験から施工管理を始めたばかりで、筆者にしっかりした知識がなかったことと観察不足が失敗の原因です。

また、太陽光パネルとパネル留め金具を別々の業者に発注する仕組みだったことも失敗した原因と言えます。

対策

同じ失敗を繰り返さないよう、以下3つを実施しました。

対策

  1. 現場ごとに発注する部材を洗い出し
  2. 現場管理用一覧にパネル留め金具の寸法を管理する項目の追加
  3. 各メーカーへの見積もり依頼時のフォーマット変更

これにより、誰でも手配が必要な部材の寸法が分かるようになり、間違ったパネル留め金具の発注を抑止できるようになりました。

未経験でいきなり施工管理を始めることもできますが、しっかりした研修を受けられる派遣会社に転職するのもおすすめです。

私たちワット・コンサルティングも施工管理の技術者派遣の会社です。

未経験から施工管理に転職したい人を募集しています。

ワット・コンサルティングの強みは以下の6つ。

ワット・コンサルティングの強み

  • 定着率83.2%(業界平均は約70%)
  • 未経験者の採用率80%
  • 累計1500名の未経験者を育成
  • 社会保険完備+資格取得奨励金あり
  • 優良派遣事業者に認定されている(派遣事業者のうちわずか0.2%)
  • 60日間の研修で基礎をしっかり学べる(研修期間の長さは業界平均の2倍)

特に研修に力を入れているので「しっかりと基礎を勉強してから働きたい!」という人に合っていると思います。

求人情報を集めるときの参考にしてみてください。

施工管理の失敗談④|メーカーと作業員の間で板挟みになった

4つ目の失敗談も太陽光発電での部品間違いによる失敗ですが、施工管理業務の中でメーカーと職人との間で板挟みになった事例を紹介します。

何年も前に施工完了した自社所有の太陽光発電所で太陽光パネルが破損したため、代替品のパネルと必要な部品を発注し作業員に交換作業に入ってもらいました。

発生したミス

ところがパネル留め金具の寸法が合わないと現場から報告が入り、また自分のミスかと思いながら発注内容を確認したら今回は架台メーカーによる手違いと発覚しました。

架台メーカーに連絡しすぐに新しいパネル留め金具を発送してもらいましたが、現場から「また違う寸法の金具が納品された」と報告が。

再度架台メーカーに問い合わせましたが、今度は正しい寸法のパネル留め金具を出荷しているので間違いないとの回答です。

次に太陽光パネルメーカーから、実際に出荷された製品の仕様書を取り寄せました。

架台メーカーから再出荷されたはずのパネル留め金具と太陽光パネルの寸法は一致していましたが、作業員からは寸法が違うと言われ続ける始末。

さらに…

困り果てた筆者は、ほかにも処理する業務が大量にあることを理由に「この業務の次に対応を考えよう」「やはり明日にしよう」と、毎日のように対応を先延ばしにしていました。

そうこうしているうちに天気が荒れて、サイズが合わないパネル留め金具で仮止めしていた太陽光パネルがひっくり返るトラブルが発生する事態に。

代表・上司を交えて原因調査が始まった中、作業員が新しく納品されたパネル留め金具ではなく、間違えて古いものを現場に持って行っていたためサイズが合わなかったと判明しました。

パネル留め金具の寸法が合わない件がようやく解決して安堵したものの、対応を先延ばしにしなければ損失は発生しなかったので、いつ思い出しても当時の筆者自身の考えの甘さが悔やまれます。

失敗の原因

今回の事例で失敗した理由は、以下の2つです。

失敗の原因

  1. 筆者が作業員からの報告内容を鵜呑みにして、再確認を指示しなかった
  2. 対策に行き詰ったときに、対応を後回しにした

対策

同じようなトラブルが起きた場合、以下のような対応が必要です。

対策

  1. トラブルが発生したときは、最優先で対応する
  2. 起きている事象への関係者全てに、再確認を依頼する

今回のケースでは、作業員にのみ「本当に再納品されたパネル留め金具が間違っているのか」の再確認を依頼していませんでした。

作業員に再確認の指示を出していれば、損失を出すことなくすぐに解決した事例になります。

未経験_施工管理
施工管理の失敗談⑤|発注した部品の支払い依頼を失念していた

既に納品された部材の支払い依頼を失念していた失敗談もあります。

筆者が勤めていた企業では、施工管理業務の一環で発注した部材の請求書は発注者が責任を持ってチェックし、経理部門に支払いを依頼するフローでした。

発生したミス

メーカーによって締め支払いのサイクルが違うなど、業務に慣れているベテランでもミスが起きかねない状況だったこともあり、1件支払い依頼を失念した事例です。

このミスは経理部門での売掛金と買掛金のチェックで、支払いしていないことが発覚しました。

すぐ上司に報告し、上司からメーカーにお詫びの連絡をしていただいて事態は解決しましたが、自分が請求書の処理漏れというミスをしたことで関係者に迷惑を掛けた事実は変わりません。

失敗の原因

この事例で失敗した原因は、請求書の処理漏れに関する最終チェックのフローがなかったことです。

第三者での二重チェックが難しい場合でも、セルフチェックするフローが必要でした。

対策

請求書の処理漏れを防止するためには、2名体制での二重チェックが望ましいです。

他者にチェックしてもらうフローが難しい場合は、受領した請求書のチェックとツールへの入力、最終確認など工程ごとに時間をおいて対応すると良いでしょう。

ポイント

全て一連の流れで作業してしまうとミスに気が付きにくいですが、間に1つ別の業務を挟んでからチェックするだけでも、冷静な視点で間違いがないか確認できます。

施工管理の失敗談⑥|設計図と違う製品を発注した

最後の失敗談は施工管理ではなく別の業務を担当しているときに、施工管理者にご迷惑をお掛けした事例です。

住宅設備機器メーカーのショールームに勤務していた際、来場されたお客様より新築住宅の設計図をお預かりして、システムキッチンとユニットバスのお見積りと工場に発注用のレイアウト図を作成しました。

このとき、ユニットバスには以下の図に示すように4種類の構造がありますが、設計図と全く違う構造でレイアウト図を作成してしまっていたのです。

間違ったレイアウトのまま工場で製品が製造され、現場でいざ施工するというタイミングでミスが発覚しました。

ユニットバスは構造上、住宅を建てる工程の最初の段階で組み立てが必要です。

筆者がユニットバスのレイアウト作成を間違えたお宅では、そのまま利用できる部材が少なく、工場での再製造が完了して再納品されるまで最短でも半月ほどかかりました。

お客様への引き渡し日が決まっている中で、次の作業に進めずスケジュール調整で施工管理の方に多大なご迷惑をお掛けするという大失態でした。

失敗の原因

ユニットバスのレイアウト図を作成した際、設計図と相違ないかの確認が不十分だったことが失敗の理由です。

対策

対策

  1. 自分でチェックしたほか、別の担当者による二重チェックを徹底
  2. 二重チェックをクリアするまで、レイアウトをお客様に提出できないフローに変更

上記2点のフローに変更したことで、レイアウト作成によるミスが発生しないよう改善できました。

まとめ:施工管理の失敗談から対策を学んで業務に活かそう

仕事をしていく中で、誰でも失敗します。

失敗したら損失が発生するためとても怒られますし、上司や先輩、同僚に迷惑を掛けるのですごく落ち込むかもしれません。

ポイント

大事なのは「なぜ失敗してしまったのか」と「同じ失敗を繰り返さないために業務をどう改善するか」の2つを考えて実践することです。

ミスが多いから施工管理には向かないということは決してないので、未経験から施工管理に挑戦したい方も早速転職活動を始めましょう。
くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングは施工管理の技術者派遣の会社で、未経験から施工管理に転職したい人を募集しています。

求人情報を集めるときの参考にしてみてください。

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