
色んなサイトを見たけど、正直わかりにくい。
自分にもできそうなら、やってみようかな…
手に職つけられて、稼げそうだし。
資格とかはいらないのかな?
あと、ブラック企業が多そうだけど、大丈夫かなぁ…?
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事の内容は下記のとおり。
- 施工管理とは?をわかりやすく解説【ようは監督です】
- 施工管理の具体的な仕事内容
- 施工管理は未経験・資格なしでもできる【いずれ施工管理技士を取ろう】
- 施工管理に向いてる人の30の特徴【あなたが向いてるかチェック】
- ブラック企業に転職しない方法【未経験者は研修で会社を選ぶ】
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。
建設業界未経験の人は「施工管理」ってイメージわかないですよね?
ググってみても、結局よくわからない人も多いはず。
なので、この記事では施工管理をできるだけわかりやすく解説します。
まったくわからない人がイメージしやすいようにまとめてますので、転職活動の参考にどうぞ。
目次
施工管理とは?をわかりやすく解説【ようは監督です】
施工管理とは、ようは監督のことです。
工事現場には、監督が必要。
工事現場ってたくさんの人が作業してるので、誰かが監督しないとバラバラになっちゃうからです。
そのため、施工管理のことを別名「現場監督」といいます。
文字どおり、現場にいる監督です。
施工管理はスポーツの監督と一緒
わかりやすくいうと、下記のようなイメージです。
- 施工管理=監督
- 作業員さん・職人さん=選手
野球に例えると、こんな感じ。
野球の監督 | 施工管理 |
どの選手を使うか決める | 作業員を下請け会社に依頼 |
試合の作戦を決める | 工事のやり方を決める |
サインを出す | 作業員さん・職人さんに工事のやり方を指示 |
1年のスケジュールを決める | 工事のスケジュールを決める |
スポーツの監督とほぼ一緒です。
施工管理の具体的な仕事内容
施工管理の具体的な仕事内容は、下記のとおりです。
- 工事のスケジュールを考える(施工計画)
- 工事がスケジュール通りに進んでるかチェック(工程管理)
- 作業員さんたちの安全を守る(安全管理)
- 会社が儲かるようにお金の調整(原価管理)
- できるだけ良い建設物を造る(品質管理)
- お客さんが使いやすい建物にする(出来形管理)
- 周りに迷惑をかけない配慮(環境管理)
1つずつ、わかりやすく解説します。
①工事のスケジュールを考える(施工計画)
まず最初に、工事全体のスケジュールを考えます。
全体のスケジュールがないと、工事がスムーズに運ばないからです。
具体的には下記などを行います。
- 設計図のチェック
- 現場の確認
- どこの工事にどれくらいの時間と人が必要か計算
設計図と現場が違うこともよくあるので、その辺の調整も必要です。
慣れないうちは先輩と一緒にやるので、ご安心を。
②工事がスケジュール通りに進んでるかチェック(工程管理)
工事がスケジュール通りに進んでるか、チェックするのも仕事。
期限内に完成させなきゃいけないからです。※お客さんとの約束があるので。
なので、遅れている箇所があれば、早く終わらせるように対応します。
人を増やすなど。
また、工事が早く進みすぎると、他の箇所との連携がうまく取れなくなるので、それも問題。
早く進みすぎてる工事のスピードを調整するのも、仕事のうちです。
例えば、床ができてないのに、天井は造れないですよね?
床を造るスピードを上げて、天井を遅らせるなどの調整も、施工管理の仕事です。
ちなみに、工事のスケジュール管理・調整のことを「工程管理」といいます。
工程管理の具体的な内容は、施工管理の工程管理とは【あなたが工程管理に向いてるかも診断できる】にまとめています。
③作業員さんたちの安全を守る(安全管理)
工事現場で絶対に起こしてはいけないのは、事故です。
人命に関わるから。
現場の作業員さんたちが安全に働ける対策を取るのも、施工管理の仕事です。
例えば、下記のような対策を実施します。
- 落下しないよう、手すりを設置
- 朝礼でも安全指導
- 作業員のヘルメットのヒモがゆるんでないかチェック
みんな無事で完成させるのが使命です。
ちなみに、現場の安全対策のことを「安全管理」といいます。
安全管理の詳細は、施工管理の安全管理とは現場の危険を防ぐこと【6つの安全管理を簡単に解説】を参考にどうぞ。
④会社が儲かるようにお金の調整(原価管理)
良いものを造りたいと思っても、お金をかけすぎてはいけません。
会社が儲からないからです。
品質の良い建設物を、最低限のコストで造るのが施工管理の仕事。
きちんと会社に利益が出るように、建材費や人件費を調整するのも仕事です。
ちなみに、こうしたお金の管理を「原価管理」といいます。
原価管理の詳細は、施工管理の原価管理とは【具体的なやり方や必要な5つのスキルも解説】にまとめています。
⑤できるだけ良い建設物を造る(品質管理)
限られた予算の中で、できるだけ良い建設物を目指すのも施工管理の仕事。
品質が低いと、クレームになってしまうからです。
例えば、手抜き工事がないかチェックするのも仕事のうち。
柱の中など、目に見えない部分が手抜き工事になったら大変です。
職人さんが「やったよ」と言っても、きちんと自分の目で確認するのが施工管理の仕事。
あとで問題になったら、怒られるのは職人さんではなく施工管理です。
ちなみに、こうした業務を「品質管理」といいます。
品質管理の詳細な仕事内容は、施工管理の品質管理とは【未経験者さん目線でわかりやすく解説します】にまとめています。
⑥お客さんが使いやすい建物にする(出来形管理)
わかりやすくいうと、細かい配慮のこと。
建物を使う人が使いやすい配慮がしてあると、喜ばれます。
例えば、下記のような配慮が必要。
- 使いやすい水道を設置する
- ほしいところに手すりをつける
- 収納スペースを造る
- 室内の色使いをオシャレにする
人に喜ばれる仕事をすれば、また新たな仕事を頼まれるので会社が繁栄します。
⑦周りに迷惑をかけない配慮(環境管理)
工事は、周りへの配慮も大切。
工事って、人に迷惑がかかる可能性があるからです。
例えば、下記のようなイメージ
- 自然環境を壊さない配慮
- 周辺住民への騒音の配慮
- 作業員さんたちの働きやすい職場づくり
みんなが喜べる建設物にするのも、施工管理の大事な仕事です。
ちなみに、こうした環境への配慮を「環境管理」といいます。
環境管理の詳細は、施工管理の5大管理とは【環境管理を加えたQCDSE】を参考にどうぞ。
施工管理のその他の細かい仕事
施工管理のその他の細かい仕事は、下記のとおりです。
- 行政への申請書類の作成
- 事務作業
- 現場の写真撮影
- 現場の掃除
- 緊急のトラブル対応
- 職人さんや作業員さんの飲み物の準備
- 飲みニケーション
詳しくは、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説【未経験者向け】にまとめているので、参考にどうぞ。
施工管理はみんなの調整役
工事現場では、不測の事態が起きるもの。
例えば、職人さん・お客さん・会社の言い分が違ってモメることもあります。
こうしたモメごとの調整役も、施工管理の仕事です。
プロ野球で例えると、下記のイメージ
施工管理だと、お客様の要望を職人さんが嫌がり、お客様と職人さんに良い提案をすると、今度は会社が嫌がるなど。
みんなの間に入って調整するのも、仕事のうちです。
施工管理の1日のスケジュール
上記のような仕事内容の施工管理ですが、1日のスケジュールはこんな感じです。
- 7:00 朝礼準備
- 8:00 朝礼
- 8:30 現場回り
- 12:00 昼食
- 13:00 現場の掃除や写真撮影
- 18:00 事務作業
- 21:00 仕事終了
毎日こうというわけではありませんが、イメージにどうぞ。
さらに詳しい施工管理の1日のスケジュールは、施工管理(現場監督)の1日のスケジュール【具体的な仕事内容も解説】にまとめています。
施工管理の7つの種類
ちなみに、一口に「施工管理」といっても、全部で7種類あります。
- 建築施工管理(建物)
- 土木施工管理(地面)
- 電気工事施工管理(電気設備)
- 管工事施工管理(配管など)
- 造園施工管理(庭・ゴルフ場など)
- 電気通信工事施工管理(通信回線など)
- 建設機械(大型機械を使う工事)
あなたがどの施工管理を目指すかも、最初に決めておいた方がいいでしょう。

という人は、施工管理を楽な順に並べてみた【結論:楽な仕事じゃないけどね】を参考にどうぞ。
どの施工管理を目指すか参考になると思います。
施工管理は未経験・資格なしでもできる【いずれ施工管理技士を取ろう】
施工管理は、未経験・資格なしでも始められる仕事です。
現場に施工管理技士など、資格保持者がいればいいから。
飲食店をやるとき、料理人の全員が調理師免許をもってなくてもいいのと一緒です。
店の代表者が、調理師免許をもってればいいだけ。
施工管理もそれと一緒で、工事現場に施工管理技士がいれば、未経験で資格なしの施工管理でも働けます。
詳しくは、現場監督(施工管理)は資格なしでも働ける【ブラックを避ける方法】を参考にどうぞ。
施工管理技士の資格を取得すれば給料が上がる
資格なしで働けるといっても、いずれは施工管理技士の資格を取得しましょう。
給料が上がるからです。
※ただし、施工管理技士を受験するには実務経験が必要なので、まずは転職して実務経験を積みましょう。
施工管理には、下記の4つの役職があります。
- 主任技術者(現場に必要)
- 専任技術者(営業所に必要)
- 監理技術者(大規模工事に必要)
- 現場代理人(現場の施工管理のトップ)
建設会社も施工管理技士がいないと工事を受注できないので、施工管理技士は貴重。
会社は、施工管理技士の人数が多いほど儲かる仕組みです。
だから、会社側も施工管理技士を増やそうと必死。
- 無料で講習会を開いてくれる
- 資格を取得すると、資格手当や昇格で給料が上がる
などのメリットがあります。
なので、施工管理技士はいずれ取得しましょう。
施工管理技士の詳細は、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】にまとめています。
施工管理に向いてる人の30の特徴【あなたが向いてるかチェック】
未経験から施工管理を目指すにしても、向いてないなら嫌ですよね?
施工管理に転職する前に、あなたが施工管理に向いてるかチェックしましょう。
詳しくは、施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】でチェックできます。
施工管理に向いてる人の特徴を30個あげているので、あなたがいくつ当てはまるか数えてみましょう。
10個以上あてはまれば、あなたは施工管理に向いてると思います。
施工管理への転職を検討しても良いと思います。
ブラック企業に転職しない方法【未経験者は研修で会社を選ぶ】
ググってると「施工管理はブラック」みたいな記事が、けっこう出てきますよね?

という人は多いはず。
たしかに、一部ですがブラックな施工管理の会社もあります。
でも、安心してください。
ちゃんとホワイトな環境で働ける施工管理の会社もあります。
働きやすさは、会社選びにけっこう左右されます。
でも、施工管理未経験の人は、会社の良し悪しはわからないもの。
会社選びのコツは下記の2つです。
- ブラック企業を選ばない
- 研修がしっかりしている会社を選ぶ
未経験者なので、研修がしっかりしてないと現場で役立てません。
働きやすい会社選びのコツは、研修で会社を選ぶことです。
未経験者向けの研修なら、最低でも2ヶ月以上の新人研修がある会社を選ぶと安心です。
ワット・コンサルティングは定着率83.2%【研修も業界トップクラス】
ちなみに、私たちワット・コンサルティングでも施工管理になりたい人を募集しています。
ワット・コンサルティングの強みは下記の6つ。
- 定着率83.2%(業界平均は約70%)
- 未経験者の採用率80%
- 累計1500名の未経験者を育成
- 優良派遣事業者に認定されている
- 社会保険完備+資格取得奨励金あり
- 60日間の研修で基礎をしっかり学べる(研修期間の長さは業界平均の2倍)
「しっかり基礎を学んでから働きたい!」「きちんとスキルを身につけたい!」という人には合っていると思います。
詳しい求人は下記でわかるので、転職活動の情報収集にどうぞ。
まとめ【施工管理とは工事現場の監督のこと】
この記事の内容をまとめます。
- 施工管理とは、監督のこと
- 施工管理の具体的な仕事内容【みんなの調整役】
- 施工管理は未経験・資格なしでもできる
- 施工管理に向いてる人の30の特徴で、あなたが向いてるかチェック
- ブラック企業に転職しない方法は、研修で会社を選ぶ
施工管理に興味が出てきた人は、さっそく行動しましょう。
行動しないと何も始まらないので。
まずは未経験者向けの求人情報を集めてみてください。
具体的な求人情報があった方が、イメージがわきますよ。
くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでも施工管理になりたい人を募集しています。
求人情報の収集に活用してみてください。
あとは行動あるのみ。
あなたの転職活動の参考になればうれしいです!