一般的なビニールクロス壁紙を補修するには張り替えが一般的ですが、自分で塗り替えられる不織布のフリース素材の壁紙があります。
壁紙を張り替える必要がなく、自分で簡単にDIYで塗り替えできるため、人気をよんでいます。
ゴミもでないため、今後スタンダードになることが望まれますね。
それでは、くわしく見てみましょう(^^)
目次
ビニールクロス壁紙のデメリット
日本ではビニールクロス壁紙が一般的で、約90%がビニールクロス壁紙です。
ですが、ビニールクロス壁紙には、
- のりを塗ると伸びてしまう
- ビニールクロス壁紙は、施工時にのりを全面になじませるオープンタイムが必要
- 何年かすると目開きが起こる
- 傷や汚れの補修をしにくい
- 補修方法は「張り替え」のため、ゴミがでる
- 3~5年で張り替えが必要、新しい壁紙が必要
- すぐに傷がつく
- 紫外線で黄色くなる
- 結露が起きやすく、カビが生えることもある
というデメリットがあります。
ヨーロッパでは不織布の壁紙が主流
ドイツをはじめヨーロッパでは、不織布のフリース素材の壁紙が伸びています。
不織布(ふしょくふ)とは、繊維を織らずに熱や機械や化学的な作用で絡み合わせた布です。
不織布の壁紙のメリット
不織布壁紙のメリットは、
- 破れにくくて耐久性がある
- 水を含んでも伸びないし、時間が経って縮むことがない
- 何度も塗り替えられるため、傷や汚れを補修できる
- DIYで好きな壁色に塗れる
- 壁紙をはがす必要がないため、ゴミがでない
- 新しい壁紙が必要なかったり、ゴミがでないため、地球にやさしい
- 通気性と調湿性があるため、室内の湿度を一定に保つことができる
- 調湿性があるため、エアコンの除湿や加湿器を使わずに済むため電気代の節約になる
- 通気性があるため、カビが発生しない
- 防火性に優れている
- ビニールクロス壁紙のようにのりを塗ったあと伸びないので、オープンタイムが必要なくすぐに張ることができる
- 汚れはスポンジに水をふくませて軽くこするだけで落ちる
- はがすとき途中で切れにくい
- クラックが起きにくい
- 壁の結露が起きにくい
などがあります。
ビニールクロス壁紙に比べてメリットが多いため、世界標準になりつつある壁紙です。
不織布の壁紙は汚れを落としやすく、DIYも簡単
不織布の壁紙は汚れを落とすのも簡単です。
子供に壁に落書きをされても、簡単に汚れを落とすことができます。
市販の水性塗料で自分で簡単に塗ることができます。
- 模様替えをしたい
- DIYで壁をデザインしたい
という人には最適の壁紙です。
色ムラも出にくいため、高い技術も必要ありません。
賃貸物件は壁紙の張り替え費用が高い
賃貸アパートや賃貸マンションに住んでいる人はわかると思いますが、壁紙に傷をつけないようにしたり、汚さないようにしたり気をつかわなければいけませんよね。
退去のときに壁紙の張り替えが高くつくものです。
退去のときに敷金がほとんど戻ってこない要因の1つが、ビニールクロス壁紙の張り替えの費用が高いことです。
賃貸物件の壁紙も不織布の壁紙にしてくれれば、退去費用を安く抑えられるんですがね…(^^;
今後は日本でも不織布の壁紙が一般的になると良いですね。
調湿性があるため電気代の節約になる
一般的な家庭では、湿度が高ければエアコンの除湿をしますし、乾燥すれば加湿器をつけるものですよね。
当然エアコンも加湿器も電気代がかかります。
不織布は調湿性があるため、室内の湿度を一定に保ってくれます。
そのため、エアコンの除湿も加湿器も必要ありません。
不織布の壁紙は電気代の節約になります。
木造住宅は木材が調湿をしてくれますが、鉄筋コンクリート造の建物は木材が使われていないため、調湿効果があまりありません。
ですが、鉄筋コンクリート造の建築物でも不織布の壁紙を使えば調湿効果が得られます。
まとめ
不織布の壁紙は多くのメリットがあります。
施工もしやすくアフターメンテナンスも簡単です。
調湿効果もあるため、電気代の節約にもなるため、住宅の維持コストを抑える効果もあります。
ヨーロッパでスタンダードになった点から、日本でも今後主流になるかもしれませんね(^^)
今後が楽しみな壁紙です(^^)