施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法27選

施工管理

「施工管理ってどこもブラックなの?」

「ホワイトな施工管理ってあるの?」

「正直、ブラックで働きたくない…」

「長く安定して働ける仕事をしたい」

「プライベートも充実させたい」

こういった疑問や要望に応える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • 施工管理でもホワイト企業はある
  • 施工管理がブラックと言われる7つの理由
  • 建設業では働き方改革が進んでいる
  • ホワイトな施工管理で働く方法27選
  • 施工管理の適性診断チェック

 

私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣や転職サポートを行う会社です。

ネットには「施工管理はブラック」という声がありますよね。

たしかに、中にはブラック企業はあるでしょう。

非常にきつい状況で働く施工管理の人がいるのは事実です。

 

ですが、ずっと施工管理で働いている人がたくさんいるのも事実。

どの業界でもそうですが、ブラック企業もあればホワイト企業もあります。

もちろん、施工管理にもホワイト企業は存在します。

この記事では「ホワイトな施工管理で働く方法」を解説していきます。

未経験者さんも経験者さんも、この記事を読むことでブラックを避け、少しでもホワイトに近い環境で働けるでしょう。

転職に失敗したくない人は最後まで読んでみてください!

 

ちなみに、私たちワット・コンサルティングでは、施工管理の経験者さん・未経験者さんを募集しています。

経験者さんには、できるだけ要望に近い求人を紹介しています。

もちろんホワイト企業の紹介もありますよ。

「話を聞くだけ」「求人情報を見るだけ」でも対応しているので、ホワイトで働きたい人は転職の情報収集に活用してみてください。

未経験者さんは、定着率83.2%で安心して働けます。

「前置きはいいからホワイト企業を選ぶコツを教えて!」という人は、「激務じゃないホワイトな施工管理で働く方法27選」をクリックすると該当箇所にジャンプできますよ!

目次

【結論】施工管理職でもホワイト企業はある

工事現場

結論、施工管理でもホワイト企業はあります。

もちろん、会社や現場にもよります。

ホワイト企業でも、天候不良などでスケジュールが変われば残業が増えるし、休日返上で働くこともあるでしょう。

ですが、そうした残業や休日出勤の後には代休を用意するなど、社員の休みを確保しようと努力をしているホワイト企業は存在しています。

 

ホワイト企業の特徴

「ホワイト企業の定義」は人による部分もありますが、一般的には下記をホワイト企業とよびます。

  • 残業が少ない
  • サービス残業がない
  • 休日がきちんとある
  • 有給取得率が高い
  • 工期に余裕がある
  • 社会保険が完備されている
  • 働き方改革を進めているなど

 

社会保険(雇用保険・健康保険・厚生年金)が完備されている建設会社は増えています。

建設業働き方改革加速化プログラム

出典:国土交通省「建設業働き方改革加速化プログラム

福利厚生が充実している企業も良いですね。

例えば、資格取得にかかった費用(スクールの受講料や受験料)を会社が負担してくれる資格取得支援制度など。

また、厚生労働省が認定するホワイト企業の証である「安全衛生有料企業認定(ホワイトマーク)」がある建設会社も良いでしょう。

 

技術者派遣なら優良派遣認定事業者を選ぶ

施工管理では「技術者派遣」という働き方もあります。

技術者派遣の会社の正社員で雇用されて、他社の現場で働くスタイルです。

※「派遣」とありますが正社員です。

施工管理の技術者派遣のイメージ図

技術者派遣の詳細は、施工管理の派遣で働くメリットは?を参考にどうぞ。

技術者派遣の会社は「優良派遣認定事業者」を選ぶと安心です。

優良派遣認定事業者とは厚生労働省が委託している事業で、約80項目の厳しい審査基準をクリアした派遣会社だけに与えられる資格です。 

※約3万社に派遣会社のうち、155社(0.5%)しか保持していない資格です。

 

ちなみに、私たちワット・コンサルティングも優良派遣認定事業者です。

技術者派遣の施工管理を検討する人は、転職先候補の1つに加えてみてください。

転職活動の情報収集にどうぞ。

 

ブラック企業の特徴【厚生労働省を参照】

次にブラック企業の特徴を確認しておきましょう。

厚生労働省では、ブラック企業を下記のように説明しています。

労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す

賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い

このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

引用元:厚生労働省「労働条件に関する総合情報サイト 確かめよう労働条件

当然ですが、こうした企業に転職しないように注意が必要です。

ブラック企業を避け、ホワイト企業を選ぶコツは「激務じゃないホワイトな施工管理で働く方法17選」にまとめています。

 

施工管理(現場監督)の仕事はブラックすぎると言われる7つの理由

夕日の工事現場

考える男性
考える男性
なんで施工管理ってブラックって言われるの?

代表的な理由は下記の7つです。

  1. 休日が少ないor休めない会社があるから
  2. 長時間残業が常態化している会社があるから
  3. サービス残業が常態化している会社があるから
  4. 労働時間と給料が見合っていない会社があるから
  5. 理不尽な人間関係になってしまう会社があるから
  6. 理不尽な業務になってしまう会社があるから
  7. 転勤が多くて家に帰れない会社があるから

 

1つずつ解説します。

未経験者さんは、そもそも施工管理の仕事内容も知っておきましょう。

施工管理の仕事内容は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説|未経験者向けを参考にどうぞ。

 

【理由1】休日が少ないor休めない会社があるから

中には休めない会社があるため「ブラック」と言われることがあります。

休めない会社は下記など。

  • 人が足りない
  • IT化を進めていない

 

休日数は、天候に左右されることもあります。

特に屋外の工事は、天気が悪いと進めることができません。

悪天候が続けば、休日を減らして工事を進める必要があります。

国土交通省が発表している「建設業における働き方改革」では、2016年度の建設業・製造業・産業計の年間実労働時間と年間出勤日数が発表されています。

2016年度データ 年間実労働時間 年間出勤日数
建設業 2056時間 251日
製造業 1951時間 234日
調査産業計 1720時間 222日

製造業や産業計と比較すると、建設業界は労働時間と年間出勤日数が多いことがわかります。

また、同じく国土交通省の調査による「建設業界で4週間で何日休みがあるか」を見てみましょう。

4週8休 4週4休
建設工事全体 5.7% 52.8%
建築工事 2.8% 59.8%
土木工事 5.6% 49%

建設業界では約半数が4週4休(週休1日)であり、確かに休日が少ない業界といえます。

参考:国土交通省「建設業における働き方改革」

 

ただ、近年は休日が増えている傾向です。

週休2日対象工事

出典:国土交通省「週休2日対象工事

また、2024年から建設業界で週休2日が本格的に実施される予定なので、今後は休めるようになるかもしれません。

詳しくは、建設業の週休2日は2024年から実施予定【ただし義務化ではない】にまとめてます。

 

【理由2】長時間残業が常態化している会社があるから|施工管理の残業が多い理由

常に長時間残業している会社もあるため、ブラックと言われることがあります。

長時間残業になる理由は下記のとおりです。

  • 人が足りない
  • IT化が進めていない

 

特にきつい会社だと、早朝から深夜まで働くこともあるでしょう。

ただし、近年は確実に残業時間が減少しています。

日本建設産業職員労働組合協議会「2019時短アンケートの概要」

出典:日本建設産業職員労働組合協議会「2019時短アンケートの概要」

2024年には建設業界でも36協定が適用される予定です。

「36協定」とは、残業時間の上限を設ける決まりのこと。

具体的には、下記のように残業の上限が設定されます。

  • 1ヶ月:45時間以内
  • 1年間:360時間以内

 

詳しくは、2024年に建設業でも36協定が適用され残業規制【給料は減るのか】にまとめています。

今後は残業時間が減っていく可能性があるでしょう。

 

【理由3】サービス残業が常態化している会社があるから

中にはサービス残業が当たり前になっている会社もあるため「ブラック」といわれます。

サービス残業が発生する理由は、工事の予算が足りないから。

日本建設産業職員労働組合協議会「2019時短アンケートの概要」

出典:日本建設産業職員労働組合協議会「2019時短アンケートの概要」

ただし、元請や営業がうまい会社であれば予算をとれることがあるため、サービス残業は減る傾向です。

サービス残業を避けたい場合は、元請や営業力がある会社を選びましょう。

※ホワイト企業を選ぶコツは「激務じゃないホワイトな施工管理で働くおすすめの方法27選」から解説しています。

 

【理由4】労働時間と給料が見合っていない会社があるから

長時間労働なのに給料が少ない会社もあるため「ブラック」と言われることがあります。

サービス残業が多い会社ほど、労働時間と給料が見合いません。

先ほどと同様、サービス残業がない会社を選ぶのが重要です。

 

【理由5】理不尽な人間関係になってしまう会社があるから

施工管理は多くの人と接する仕事です。

  • 上司
  • お客様
  • 職人さん
  • 関連業者
  • 周辺住民など

 

「調整役」のような仕事なので、ときに理不尽な人間関係になってしまい「ブラック」と言われることがあります。

例えば、下記のとおり。

  • 周辺住民のクレーム対応に追われる
  • お客様から難しい要求をされ、職人さんに断られる
  • 上司からは「やれ」と言われ、職人さんには「ムリだ」と言われる

 

板ばさみになってしまい「理不尽だ…」と感じる人もいますね。

中には、職人さんと喧嘩になってしまう人も。

ストレスを減らして、できるだけ人間関係を円滑にするコツは、現場監督と職人さんが喧嘩する5つのケース【イライラを減らす方法】にまとめてます。

 

【理由6】理不尽な業務になってしまう会社があるから

急な工事内容の変更など、理不尽な業務が発生することもあり「ブラック」といわれることがあります。

天候不良など仕方ないときもありますが、ときには上司やお客様からムリな業務を支持されることも…

この辺は会社のサポート体制が重要です。

上司が部下を助ける体制があり、お客様にムリを言われないような関係性を作っている会社を選びましょう。

 

※この辺のコツも「激務じゃないホワイトな施工管理で働くおすすめの方法27選」から解説しています。

 

【理由7】転勤が多くて家に帰れない会社があるから

「転勤や出張ばかりで家に帰れない」という理由で、ブラックと言われることもあります。

これは会社によります。

下記のような会社は、どうしても転勤が増える傾向。

  • 現地の施工管理がいない
  • 現場が遠方に点在している

 

山間部の工事などは、事務所に住み込みで働く会社もあるでしょう。

「家族に会えない…」と悩む人もいます。

この辺の解決策は、工事が特定のエリアに集中している会社を選ぶこと。

地域密着系の建設会社など、転勤がない会社を選びましょう。

 

【ちなみに】施工管理の離職率のイメージ

正確な「施工管理の離職率」は統計データがないので、建設業の離職率で解説します。

平成23年の少し古いデータですが、建設業と全産業の離職率の差は下記のとおり。

学歴×業界 離職率
大卒建設業 29.2%
大卒全産業 32.4%
高卒建設業 48.5%
高卒全産業 39.6%

出典:厚生労働省「建設労働者を取り巻く状況について

たしかに、少し離職率が高い傾向です。

ですが、平成26年の調査では、他の業種より離職率が低いというデータも出ています。

働きやすい・働きがいのある 職場づくりに関する調査 報告書

出典:厚生労働省「働きやすい・働きがいのある 職場づくりに関する調査 報告書

たしかに施工管理はブラックな現場もあり離職する人はいますが、極端に離職率が高い仕事というわけでもなさそうです。

離職率については、施工管理や建設業の離職率は?ブラックな職場を回避する方法も参考にどうぞ。

 

施工管理の一日の流れ(一例)

こちらは未経験者さん向けですが、施工管理の1日の流れをイメージしておきましょう。

まず「一般的な施工管理の1日」はこちら。

  • 7:00:出勤、朝礼の準備
  • 8:00:朝礼
  • 8:30:工事スタート、巡回、写真撮影、職人さんへの指示
  • 12:00:昼休憩
  • 13:00:昼礼、打ち合わせ、巡回、事務作業
  • 17:30:工事終了、事務所で事務作業
  • 20:00:仕事終了、退勤

 

特徴は朝が早いこと。

屋外の工事は明るい時間しかできないため、8時には工事を始めて夕方に終わる感じです。

夕方に工事が終わったら、事務作業などを行います。

この「朝早い」というのが「ブラック」と言われることもありますが、これくらい働く仕事は他業界にもあるかと。

 

ちなみに、繁忙期の1日はこんな感じです。

  • 7:00:出勤、朝礼の準備
  • 8:00:朝礼
  • 8:30:工事スタート、巡回、写真撮影、職人さんへの指示
  • 12:00:昼休憩
  • 13:00:昼礼、打ち合わせ、巡回、事務作業
  • 17:30:工事終了、事務所で事務作業
  • 22:00:仕事終了、退勤

 

勤務時間は長くなりますが、他業種でも繁忙期はこれくらい働きますよね。

また、雨の日は事務作業や打ち合わせが中心です。

  • 7:00:出勤
  • 8:00:事務作業、打ち合わせ、電話のやりとりなど
  • 19:00:仕事終了、退勤

 

この辺は、施工管理(現場監督)の1日のスケジュール【具体的な仕事内容も解説】にまとめたのでイメージにどうぞ。

 

その他、施工管理の辛いところ|あるある解説

ブラックというほどではないかもしれませんが、施工管理の辛いところは下記など。

  • 暑い・寒い
  • 雑用が多い
  • 飲み会がある
  • クレーム対応
  • いまだに紙が多い
  • 業務の範囲が広い
  • トイレが汚い現場もある

 

どんな仕事も辛いところはあるものですが、施工管理ではこんな感じです。

この辺は、施工管理(現場監督)のきついところ15選【きつくない働き方も解説】も参考にどうぞ。

 

施工管理の仕事は忙しい

施工管理の仕事内容は、下記などがあります。

  • 工程管理:工事のスケジュール確認と、進捗の管理
  • 安全管理:作業員や職人さんが安全に働ける環境づくり
  • 原価管理:工事が予算範囲内で進んでいるか、会社に利益を出せるかの管理
  • 品質管理:施主が望む品質を達成できるか、部材の品質が合っているかなどの管理

 

昼間は現場の管理をして、作業員さんや職人さんが帰った後に事務所で事務作業をするという施工管理職が多いです。

施工管理の仕事内容の詳細は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説|未経験者向けにまとめています。

どんなに完璧な工事スケジュールを組んでも、天候やトラブルなどでスケジュールはズレるものです。

工事スケジュールがタイトになってくれば工事を急がなければいけませんが、スケジュールをタイトに組みすぎると下記のようなリスクがあります。

  • 手抜き工事による施工ミス
  • 現場作業員の事故

 

施工ミスや事故が起きると責任問題に発展するため、絶対に避けなければいけません。

施工ミスは建設会社が潰れるリスクもあります。

工事スケジュールをタイトにしすぎて作業員さんや職人さんが手抜き工事を絶対にやらないようにスケジュールを組まなければいけません。

施工管理の仕事は忙しくなることがあります。

 

施工管理は大変だけどメリットも多い

施工管理はきつい部分もありますが、とはいえ、長く働いている人がたくさんいるのも事実。

続けられる理由は、きつい部分よりメリットの方が大きいからでしょう。

一般的にいわれる「施工管理のメリット」は下記があります。

  • 給料が高い
  • 手に職がつく
  • 人に感謝される
  • ダイナミックな仕事ができる
  • 建設物が完成したときに達成感がある
  • 社会の役に立っていることを実感できる

 

日本建設産業職員労働組合協議会「2019時短アンケートの概要」

出典:日本建設産業職員労働組合協議会「2019時短アンケートの概要」

施工管理は技術職なので、手に職がついて安定して食べていけます。

終身雇用が崩壊しつつある現代では、長期的に見て優良な仕事と言えるでしょう。

資格やスキルと共に年収アップすることも魅力で、中には年収1000万円以上を稼ぐ施工管理もいます。

仕事の規模も大きく、建物が完成したときは感無量です。

 

人間は建設物がなければ生きていけないため、社会の役に立つ重要な仕事です。

この辺は、施工管理(現場監督)のやりがいや魅力9選【未経験から始める方法】も参考にどうぞ。

 

施工管理は肉体労働じゃないので意外と楽な部分もある

「施工管理は大変」といっても、肉体労働ではないので意外と楽な部分もあります。

職人さんの方が大変な部分もありますよ。

未経験者さんで「できるだけ楽な施工管理を選びたい!」という人は、施工管理を楽な順に並べてみた【結論:楽な仕事じゃないけどね】を参考にどうぞ。

施工管理は決して楽な仕事ではありませんが、「しいていうなら」という感じで楽な順に並べてみました。

どの施工管理に転職するか参考にどうぞ。

 

近年、建設業界では働き方改革が進んでいる

図面を広げる施工管理

国土交通省では建設業の働き方改革を進めています。

下記を国が主導で進めている状態。

  • 休日を増やす
  • 労働時間を減らす

 

休日が少なくて労働時間が長いと、若い人材が建設業界に入ってこなくなってしまいます。

建設業は日本においてとても大きな産業であるため、人材不足は致命的なのです。

若者が「建設業で働きたい!」と思えるような体制づくりを、国が主導で本気でしていこうということです。

平成29年3月28日に決まった国土交通省の「働き方改革実行計画」によると、労働時間に上限を設け、違反した場合は建設会社に罰則を設けるようです。

※罰則は公共工事を請けにくくなるなど。

 

建設業には36協定がありませんでしたが、今後は労働基準法改正で労働時間の上限が設けられます。

原則、月の残業時間の上限は45時間、年間360時間とします。

さらに、原則を上回る残業をする場合でも年間720時間(月平均60時間)を上限とします。

年間720時間の上限を一時的に上回る場合であっても、以下のような上限が設けられます。

  • 2~6ヶ月の平均でいずれも80時間以内に抑えなければならない
  • 単月で残業を100時間未満にすること
  • 原則である月45時間残業を上回る月は年6回まで

 

※ただし、①と②は災害復旧時には適用されません。

上記の新制度施行後5年間は現行制度のままですが、5年以降は新制度に切り替わります。

建設業界の働き方改革をするには「発注者の理解」も重要ですよね。

発注者の理解を深めるために、国も協力していく流れです。

 

また、建設業界のICT化(IT化)を進めていくことで、今まで人が行っていた作業を機械やコンピュータに行わせることで労働時間の短縮化も図ります。

建設業界のICT化やi-Constructionが進んでいます。

詳しくは、ICTが建設業界で進んでます【機械の事例やメリットと課題も解説】を参考にどうぞ。

労働時間の短縮や週休2日制を建設業でも当たり前にするための制度改革といえるでしょう。

参考:国土交通省「建設業における働き方改革」

また、一般社団法人日本建設業連合会では大手ゼネコンが主体となって「週休二日推進本部」が設置されました。

大手ゼネコンが週休2日制を導入していけば、中小建設会社にも普及していくことでしょう。

参考:一般社団法人日本建設業連合会【委員会】推進本部

 

建設業界をホワイト化する具体的な動きが次々と始まっています。

ちなみに、建設業界の働き方改革については、2024年問題!建設業界の働き方改革12選|無理と言われる理由に詳しくまとめています。

 

【ただし】すべての会社で働き方改革が進んでいるわけではない

国が主導して建設業界の働き方改革が進んでいますが、残念ながらすべての会社で働き方改革が進んでいるわけではありません。

できるだけホワイト企業に転職したいなら、働き方改革を進めている企業を選びましょう。

私たちワット・コンサルティングの転職サポート「SAN-SUKE」では、働き方改革を進めているホワイト企業の求人も紹介しています。

ホワイト企業の施工管理に転職したい人は、情報収集にどうぞ。

 

「求人情報を見るだけ…」でも対応しています。

 

日当で働く人は週休2日制になったら給料が減る?

給料袋

国が建設業界を週休2日にしようと動くことに素直に喜べない人たちもいます。

日当で働いている人です。

週休1日(4週1休)が週休2日(4週2休)なってしまったら、給料が減ってしまいます。

単純計算ですが1ヶ月を30日として、稼働日が26日→22日に減ります。

 

これは月の給料が約15%減ってしまう計算です。

月15%減なので、下記のように給料が減少する計算です。

  • 月給40万円→34万円
  • 月給30万円→26万円
  • 月給20万円→17万円

 

建設業界には「休みはいらない、お金を稼ぎたい」という人も多いため、週休2日の導入は複雑な人もいるのも事実です。

ですが、建設業界が週休2日になっても稼げる方法があります。(後述します)

 

激務じゃないホワイトな施工管理で働くおすすめの方法27選

朝日の建設現場

考える男性
考える男性
ホワイトな施工管理で働くにはどうすればいいの?

転職のコツとか教えてほしい。

結論、できるだけホワイトに近い環境で働くコツは下記の27個です。

  1. 定着率が高い建設会社を選ぶ
  2. ITツールを積極的に導入している会社を選ぶ
  3. 転職エージェントに求人情報を見せてもらう
  4. 施工管理の技術者派遣会社で働く
  5. 国土交通省が推進する働き方改革を行う会社を選ぶ
  6. 公共工事が多い会社を選ぶ
  7. 経営事項審査の点数が高い会社を選ぶ
  8. 元請け工事が多い会社を選ぶ
  9. 工期に余裕がある会社を選ぶ
  10. 営業力が強い会社を探す
  11. 大手ゼネコンの施工管理に転職を目指す
  12. マンション大規模修繕の施工管理で働く
  13. 可能なら6月・12月から転職活動を始める
  14. 規模の小さい現場がある会社で働く
  15. 地場の中小企業の施工管理で働く
  16. 絶対に譲れない条件を先に決めておく
  17. 現場の相談ができる会社を選ぶ
  18. 女性や外国人を採用している会社を選ぶ
  19. 口コミサイトを確認する
  20. 残業時間が短い会社を選ぶ
  21. みなし残業時間を確認する
  22. 年間休日数と有給消化率を見る
  23. 抽象的な求人情報に注意する
  24. 求人票でわからなかったことを面接で聞く
  25. 施工管理経験者として能力を上げてから会社に交渉する
  26. 施工管理技士など資格取得して有利に転職活動を進める
  27. 応募企業で現職で働く人に話を聞く

 

転職活動の参考にしてみてください。

1つずつ解説します。

 

①定着率が高い建設会社を選ぶ

定着率が高い=離職率が低い証拠だから。

ホームページなどに定着率を明示しているなら、1つの判断材料になると思います。

冒頭でも触れましたが、私たちワット・コンサルティング定着率83.2%と高めです。

理由は研修を重視してるから。

未経験者さんにしっかり研修するため、最初でつまづく人が少ないです。

結果、長く働く人が多いですよ。

 

定着率が高い会社で施工管理をスタートしたい人は、転職活動の情報収集にどうぞ。

 

②ITツールを積極的に導入している会社を選ぶ

IT化が進んでいる=人間の業務が少なくて済むから。

建設業界はIT化が遅れています。

IT化が進んでいない会社ほど業務時間が長くなりがちなので、注意しましょう。

会社のホームページなどを見れば、IT化を進めているかわかります。

 

③転職エージェントに求人情報を見せてもらう

転職エージェントは、ネットに載っていない企業情報をもっていることがあるからです。

そもそも「転職エージェント」とは、転職したい人と、人を採用したい企業をマッチングするサービスです。

転職した人がすぐに辞めてしまうと、転職エージェントは企業に対して人材紹介料を返金しないといけません。

そのため、転職エージェントはミスマッチを避けたいわけです。

 

ミスマッチを起こさないためにも、まずは人を採用したい企業をよーくヒアリングしています。

なので、ネットには載ってない企業情報をもっています。

転職エージェント経由で転職するかはあなたが選べるので、複数の転職エージェントに登録して情報収集しましょう。

 

また、転職エージェントは年収交渉もしてくれるので、給料アップしたい人にもおすすめです。

下記も無料でやってくれるので、忙しい施工管理の人には合ってるかと。

  • あなたと合いそうな企業の選定
  • 履歴書や職務経歴書のアドバイス
  • 面接日程の調整
  • 入社書類の作成サポート

 

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでも「SAN-SUKE」という転職エージェントを運営しています。

下記のようなホワイト求人もありますよ。

  • 時短勤務OK
  • 年間休日120日以上

 

「求人情報を見るだけ」でも対応しているので、情報収集に活用してみてください。

 

④施工管理の技術者派遣会社で働く

施工管理の働き方は、1つの会社に所属して働くだけではありません。

施工管理の技術者派遣の会社に所属して、様々な建設会社の仕事をする働き方もあります。

派遣会社といってもアルバイトの派遣ではなく、派遣会社の正社員として雇用されます。

正社員なので、社会保険や年金もしっかりしています。

 

施工管理の技術者派遣のイメージ図

派遣会社の正社員の施工管理として働くメリットは下記の2つです。

  1. 自分の希望の働き方に近い現場を紹介してくれる
  2. 残業代がしっかり支給されるためサービス残業がない

 

下記のように、あなたの希望にできるだけ近い現場で働ける可能性があります。

  • 休みがしっかりしている現場で働きたい
  • 残業が少なめの現場で働きたい
  • 転勤がない現場で働きたい

 

※もちろん、自分の希望に100%合う現場はなかなかありませんが、希望に近い現場で働ける可能性があります。

「激務の現場は嫌だ」という人は派遣会社の正社員で働くことがおすすめです。

また、派遣先の会社と技術者派遣派遣の会社の契約で仕事をするため、サービス残業はありません。

1つの建設会社の正社員として働くと、会社によってはどうしてもサービス残業が発生してしまうことがありますが、派遣である以上は残業代は100%支給されます。

 

なので、前述の「日当で働いている人が週休2日制になったら給料が減る」という問題については、派遣で働くことで解消されるケースが考えられます。

サービス残業で働いているという人は、派遣で働くことで残業代が100%支給になるため、週休2日でも稼げるケースがあります。

残業代は1時間当たり1.25倍になることが労働基準法で定められています。

また、月60時間を超えると1.5倍になります。

つまり、派遣で働くことで残業代でけっこう稼げる現場があるということです。

事実、派遣の施工管理職でも年収1000万円以上稼ぐ人もいます。

派遣という働き方をすることで、激務ではない現場で働いたり、サービス残業がなくなったりと、ホワイトな環境で仕事をすることができます。

 

もちろん「週休1日でもいいから稼げる現場で働きたい」という場合は、週休1日の現場でも働けます。

週休1日で残業代もしっかり支給されれば、年収は高くなります。

派遣という働き方はこれからもっと一般的になっていくでしょう。

ちなみに、施工管理の技術者派遣については、施工管理の派遣で働く14のメリットと6つのデメリット【やめとけと言われる理由】にも詳しくまとめています。

また、私たちワット・コンサルティングも、施工管理の技術者派遣を行なっています。

前述のとおり、「定着率83.2%」を誇る技術者派遣なので、興味がある人は情報収集してみてください。

 

 

⑤国土交通省が推進する働き方改革を行う会社を選ぶ

国土交通省の働き方改革加速化プログラムの内容を実施している会社もおすすめです。

当然ながら、働き方改革が進んでいるからです。

建設業界の働き方改革の事例|中小企業の生産性向上の具体例アリでもまとめていますが、働き方改革を進めている建設会社はあります。

建設業界の働き方改革については、2024年問題!建設業界の働き方改革12選|無理といわれる理由も参考にどうぞ。

 

⑥公共工事が多い会社を選ぶ

公共工事は暦通りに働けることが多いからです。

お客様(国や自治体など)も土日祝が休みなので、工事も土日祝に休むイメージ。

会社のホームページなどをみて、公共工事が多いか見てみましょう。

 

⑦経営事項審査の点数が高い会社を選ぶ

経営事項審査の点数が高いと、公共工事を受注しやすいからです。

経営事項審査」とは、建設会社の経営状況などを数値化したもの。

点数が高いほど公共工事を請けやすいため、前述のとおり暦通りに働けることがあります。

特に経営事項審査の「その他審査項目(w)」の点数は下記もわかるため、ホワイト度が見えやすいです。

  • 保険加入の有無
  • 健康保険加入の有無
  • 厚生年金保険加入の有無
  • 企業年金制度の有無
  • 退職一時金制度の有無
  • 建設業退職金共済制度加入の有無
  • 過去の営業停止処分の有無
  • 法定外労働災害補償制度加入の有無

 

判断材料の1つになると思います。

 

⑧元請け工事が多い会社を選ぶ

元請工事であれば、お客様と直接工期の交渉ができるからです。

長めに工期をとってもらえば、残業が減ったり、休日が増える可能性があります。

大手建設会社に限らず、地域の工務店などでも元請が得意な会社があるので、探してみましょう。

見つからない場合は、先ほど解説したとおり、転職エージェントに紹介してもらえばOKです。

 

 

⑨工期に余裕がある会社を選ぶ

くりかえしですが、工期に余裕があれば残業が減ったり、休日が増える可能性があるからです。

こちらも、うまく求人を見つけられなければ、転職エージェントに紹介してもらいましょう。

 

⑩営業力が強い会社を探す

営業力が強ければ、元請工事を受注しやすく、お客様と工期の交渉をしやすいからです。

結果、残業が減ったり、休日が増える可能性があります。

営業力が強い会社も、転職エージェントに紹介してもらえばOKです。

 

⑪大手ゼネコンの施工管理に転職を目指す

大手ゼネコンがおすすめの理由は以下の4つです。

  1. 元請工事が多いから
  2. 工期に余裕をもてるケースがあるから
  3. ITツールを積極的に導入しているから
  4. 働き方改革を進めているから

 

大手ゼネコンは資金力があるため、ITツールの投資に積極的です。

そのため、効率よく仕事ができるでしょう。

また、大手ゼネコンは業界を代表する立場であるため、働き方改革を進めています。

ただし、大手ゼネコンは転職の難易度が高いです。

私たちが行う転職サポート「SAN-SUKE」では、大手ゼネコンの求人を紹介できることがあります。

大手ゼネコンに興味がある人は、求人情報をチェックしてみてください。

 

 

⑫マンション大規模修繕の施工管理で働く

住人がいる中で工事するため、残業が少ないからです。

土日は工事しないマンションもあるので、休日がしっかりしていることも。

住人に嫌がられるので、泊まり込みの仕事もほぼありません。

また、工期も融通がきくこともあるので、スケジュールにも余裕があります。

 

そして、マンション大規模修繕は今後の需要も大きいです。

国土交通省「築後30、40、50年超の分譲マンション戸数」

出典:国土交通省「築後30、40、50年超の分譲マンション戸数

働きやすさも将来性もおすすめです。

ちなみに、私たちワット・コンサルティングが運営する転職サポート「SAN-SUKE」でも、大規模修繕工事の施工管理の求人を紹介しています。

興味がある人は情報収集にどうぞ。

 

 

⑬可能なら6月・12月から転職活動を始める

3月と9月に求人が増えるため、ホワイト企業に出会える確率が上がるからです。

  • 3月:翌年度の採用計画ができて中途採用を募集するから
  • 9月:新卒の教育が落ち着くので、中途採用の募集を始めるから

 

転職活動は3ヶ月くらいかかるので、逆算すると6月・12月から転職活動を始めるのがおすすめです。

詳しくは、施工管理の転職におすすめの時期【結論:いつでもいい。今の現場次第】も参考にどうぞ。

 

⑭規模の小さい現場がある会社で働く

すべてとは言いませんが、規模の小さい現場の中にはそこまで忙しくないところもあります。

工期にも余裕をもって取り組める現場もあるため、労働時間の短縮化や休日の確保には有効でしょう。

 

⑮地場の中小企業の施工管理で働く

首都圏の現場はどうしても忙しくなりがちです。

地方の現場の中には首都圏よりも忙しくない現場もあります。

「地方で働きたい」「地方の実家に戻りたい」という人は検討してみても良いかもしれませんね。

私たちワット・コンサルティングの施工管理の経験者さん向けの転職サポート「SAN-SUKE」では、全国の求人を紹介しています。

地方で働きたい経験者さんは、求人の情報収集に活用してみてください。

 

また、未経験から施工管理に転職したい人も募集しています。

東京以外には下記の拠点があるので、あなたが働きたいエリアがあれば転職先の1つとして検討してみてください。

  • 札幌
  • 仙台
  • 埼玉
  • 横浜
  • 名古屋
  • 大阪
  • 福岡

 

会社説明会があるので情報収集にどうぞ。

 

⑯絶対に譲れない条件を先に決めておく

転職先に求める条件で、「絶対に譲れない条件」を先に決めておきましょう。

転職の失敗を防ぎやすいから。

例えば、下記のような項目で「絶対に譲れない条件」を決めてみるのが良いかと。

  • 給料
  • 勤務地
  • 休日数
  • 週休2日
  • 残業時間
  • 勤務地
  • 工期の余裕など

 

ちなみに「完全週休2日」と「週休2日」の違いは下記のとおり。

  • 完全週休2日:毎週2日休み
  • 週休2日:月に1回以上、週2日の休みがある

 

ネットで調べてわからないなら、面接で聞いてもOKです。

一昔前は「面接で給料や休日のことを聞くのは失礼」とされていましたが、近年は聞いていい風潮です。

そもそも採用は企業と労働者の契約なので、権利は50:50のはず。

面接で給料や休日のことを聞かれて答えに渋る会社は、何か隠してるかもしれません…

 

⑰現場の相談ができる会社を選ぶ

現場のサポート体制が整っていると、不明点やトラブルを解消しやすくて働きやすいからです。

例えば、現場に複数の施工管理が配置されるなど。

この辺はけっこう難しい現場もありますが、現場のサポートに少しでも力を入れている会社を選ぶのがコツです。

 

⑱女性や外国人を採用している会社を選ぶ

人材育成に積極的だったり、新しい取り組みに積極的な会社の可能性があるからです。

新しい取り組みに積極的な会社は、下記も期待できるでしょう。

  • IT化の促進
  • 働き方改革の推進

 

求人情報やホームページで、女性や外国人も採用をしていないかチェックしてみましょう。

ちなみに、私たちワット・コンサルティングはミャンマー・ベトナムの人も採用しています。

 

⑲口コミサイトを確認する

王道ですが、念のため口コミサイトもチェックしておきましょう。

社員・元社員のホンネがわかるから。

代表的な口コミサイトは下記などです。

 

ただし、元社員さんが腹いせで書いている口コミあるので、参考程度にしておくと良いかと。

 

⑳残業時間が短い会社を選ぶ

当然ですが、残業時間が短い会社を選びましょう。

残業時間は以下が参考になります。

  • 求人情報
  • 就職四季報

 

ただし、多くの会社は残業時間がわかりません。

転職エージェントに聞くと残業時間の目安がわかることがあるので、活用しましょう。

 

㉑みなし残業時間を確認する

みなし残業時間とは、あらかじめ給与に含まれている残業時間のことです。

例えば、月30時間のみなし残業時間であれば、あらかじめ30時間分の残業代が含まれていることになります。

もし、みなし残業時間を超えた場合は、超過分の残業代が支給されます。

ですが、中にはみなし残業時間を超えた部分の残業代を支給しない会社もあるので注意しましょう。

 

みなし残業や超過分の残業代についても、転職エージェントに確認してみてください。

 

㉒年間休日数と有給消化率を見る

年間休日数や有給消化率もチェックしましょう。

休みが多ければ、当然ながらホワイト企業の可能性があります。

しっかり休みたい人は、できれば年間休日120日以上の会社がおすすめです。

休日が多い会社が良い人も、転職エージェントに求人を見せてもらいましょう。

 

 

㉓抽象的な求人情報に注意する

抽象的な求人情報には注意しましょう。ブラック企業の可能性があります。

特に以下のような表記は注意してください。

  • やりがいのある会社
  • アットホームな会社
  • フレキシブルな労働時間

 

もちろんこうした表記の会社がすべてブラック企業というわけではありません。

ただし、参考にはなると思います。

 

㉔求人票でわからなかったことを面接で聞く

先ほどもふれましたが、求人票を調べてわからなかったことは面接で聞きましょう。

面接は雇用契約を結ぶかどうかを決める大切な場なので、不明点をなくすために質問するのがおすすめです。

また、面接で聞けなかったことは、内定承諾をする前に聞いてもOKです。

 

㉕施工管理経験者として能力を上げてから会社に交渉する

未経験者さんはすぐできない方法ですが、まずは会社に必要不可欠な人材になることを目指してメチャクチャ仕事をします。

メチャクチャ仕事をすることで早く仕事を覚えたり、施工管理技士など会社が喜ぶ資格を取得するなど頑張ります。

会社にとって必要不可欠な人材になってから、会社に就労条件の交渉を行います。

ちょっと荒っぽいやり方ですが、ようは「私の条件をのんでくれないなら転職します!」ということです。

 

会社側としても優秀な人材を手放したくないですから、交渉に応じてくれる可能性もあります。※会社によりますが。

ただし、あくまでも「仕事ができるようになってから」「会社に必要不可欠な人材になってから」というのが条件です。

1年目や2年目で「休みを増やしたい」「残業を減らしてほしい」というのはマナー違反ですのでやめましょう。

 

㉖施工管理技士など資格取得して有利に転職活動を進める

どの会社も施工管理技士を採用したいため、ホワイト企業にも採用されやすくなります。

そもそも建設会社は、施工管理技士がいないと工事を受注できません。

特に1級の施工管理技士がいないと大規模な工事を受注できないため、売上も伸びにくいです。

施工管理技士は会社の売上に直結する資格なので、転職市場でも重宝されます。

 

「まだ施工管理技士を取得してない…」という人は、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】を参考にどうぞ。

資格取得のコツなどを解説しています。

ちなみに、施工管理技士の受験には実務経験が必要なので、未経験者さんは気にしなくてOKです。

資格がなくても、未経験から施工管理に転職できるので安心してください。

参考:現場監督(施工管理)は資格なしでも働ける【ブラックを避ける方法】

 

㉗応募企業で現職で働く人に話を聞く

可能であれば、転職候補の会社で働いてる人に話を聞いてみましょう。

リアルな本音を聞けるから。

ただし、転職候補の会社で働いてる人に出会うのはなかなか難しいです。

「知り合いの知り合いにいないか」など、できる範囲で人脈をたどってみてください。

 

【極論】あなたの施工管理の適性によってホワイト度も変化する

アイデア

考える男性
考える男性
でも、実際に転職してみないとホワイトかどうかわからないよね…

ホワイト企業だとしても、仕事についていけるとは限らないし…

たしかに、実際に転職してみないとわからない部分もあります。

最後は「あなたが施工管理に向いてるか」にかかってきます。

あなたが施工管理に向いてるなら、少しきつい現場でも仕事をこなせるでしょう。

反対に、施工管理に向いてないなら、ホワイト企業でも「きつい」と感じるかもしれません。

 

施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】で適性診断できるので、やってみましょう。

 

ホワイト度や労働環境は現場次第でもある

もちろん、ホワイト度や労働環境は現場によっても変わるでしょう。

働きやすい現場もあれば、きつい現場もあると思います。

応募する会社はどんな現場が多いのか、転職する前にチェックするのがおすすめです。

  • 転職エージェントに聞く
  • 面接で聞くなど

 

ホワイト度は上司や人間関係次第でもある

さらに、上司や人間関係によってもホワイト度は変わるでしょう。

たまたま相性が悪い上司に当たれば、辛いと感じるはずです。

また、現場で苦手な職人さんと一緒になれば、働きづらさを感じるかもしれません。

この辺は運もあります。

 

そのため、臨機応変に対応する力は必要になるでしょう。

 

どうしても施工管理を辞めたい人は施工管理のキャリアを活かせる仕事に転職

もしどうしても施工管理がきつくて辞めたい人は、以下のような会社・仕事に転職できるかもしれません。

  • ディベロッパー
  • ハウスメーカーの営業

 

念のため解説します。

 

ディベロッパー

ディベロッパーとは、土地を購入して、その土地に新しい建物を建設したり、既存の建物を改装やリノベーションする会社です。

建設会社との折衝することが多いため、施工管理の知識があると仕事に役立ちます。

 

ハウスメーカーの営業職

ハウスメーカーの営業職は、お客様と直接話すことが多いため、施工管理の知識があると工事に関する説明がスムーズにできるでしょう。

また、他の営業マンと差別化できるのも強みです。

コミュニケーションが得意な人には良い仕事です。

 

その他の転職先

その他の代表的な転職先は以下のとおりです。

  • 設計事務所
  • CADオペレーター
  • 技術系の公務員
  • ビル管理
  • 都市再生機構

 

詳しくは、施工管理から転職したい場合のおすすめの異業種7選【転職のコツ】にまとめています。

 

まとめ:施工管理はブラックじゃない会社もある。転職活動を始めよう

施工管理

最後にもう一度、できるだけホワイトな環境で働く27のコツをまとめておきます。

  1. 定着率が高い建設会社を選ぶ
  2. ITツールを積極的に導入している会社を選ぶ
  3. 転職エージェントに求人情報を見せてもらう
  4. 施工管理の技術者派遣会社で働く
  5. 国土交通省が推進する働き方改革を行う会社を選ぶ
  6. 公共工事が多い会社を選ぶ
  7. 経営事項審査の点数が高い会社を選ぶ
  8. 元請け工事が多い会社を選ぶ
  9. 工期に余裕がある会社を選ぶ
  10. 営業力が強い会社を探す
  11. 大手ゼネコンの施工管理に転職を目指す
  12. マンション大規模修繕の施工管理で働く
  13. 可能なら6月・12月から転職活動を始める
  14. 規模の小さい現場がある会社で働く
  15. 地場の中小企業の施工管理で働く
  16. 絶対に譲れない条件を先に決めておく
  17. 現場の相談ができる会社を選ぶ
  18. 女性や外国人を採用している会社を選ぶ
  19. 口コミサイトを確認する
  20. 残業時間が短い会社を選ぶ
  21. みなし残業時間を確認する
  22. 年間休日数と有給消化率を見る
  23. 抽象的な求人情報に注意する
  24. 求人票でわからなかったことを面接で聞く
  25. 施工管理経験者として能力を上げてから会社に交渉する
  26. 施工管理技士など資格取得して有利に転職活動を進める
  27. 応募企業で現職で働く人に話を聞く

 

すべてできるわけではありませんが、1つでも該当項目を増やせばホワイト企業に近づけます。

 

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでは、施工管理の経験者向けに「SAN-SUKE」という転職サポートを実施しています。

下記のようなホワイト求人もありますよ。

  • 時短勤務OK
  • 年間休日120日以上

 

あなたの希望に近い求人を紹介できるかもしれないので、情報収集に活用してみてください。

「求人情報を見るだけ…」でも対応しています。

 

また、未経験から施工管理に転職したい人も募集しています。

新人研修が充実しており、定着率83.2%なので、安心して施工管理を始められますよ。

転職活動の情報収集に活用してみてください。

あなたがホワイトな環境で働けることを祈っています!

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