施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法38選

施工管理

「施工管理ってどこもブラックなの?」

「ホワイトな施工管理ってあるの?」

「正直、ブラックで働きたくない…」

「長く安定して働ける仕事をしたい」

「プライベートも充実させたい」

こういった疑問や要望に応える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

この記事でわかること

  • 施工管理でもホワイト企業はある
  • 施工管理がブラックと言われる7つの理由
  • 建設業では働き方改革が進んでいる
  • ホワイトな施工管理で働く方法27選
  • 施工管理の適性診断チェック

私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣や転職サポートを行う会社です。

ネットには「施工管理はブラック」という声がありますよね。

たしかに、中にはブラック企業はあるでしょう。

非常にきつい状況で働く施工管理の人がいるのは事実です。

ですが、ずっと施工管理で働いている人がたくさんいるのも事実。

どの業界でもそうですが、ブラック企業もあればホワイト企業もあります。

もちろん、施工管理にもホワイト企業は存在します。

この記事では「ホワイトな施工管理で働く方法」を解説していきます。

未経験者さんも経験者さんも、この記事を読むことでブラックを避け、少しでもホワイトに近い環境で働けるでしょう。

転職に失敗したくない人は最後まで読んでみてください!

ちなみに、私たちワット・コンサルティングでは、施工管理の経験者さん・未経験者さんを募集しています。

経験者さんには、できるだけ要望に近い求人を紹介しています。

もちろんホワイト企業の紹介もありますよ。

「話を聞くだけ」「求人情報を見るだけ」でも対応しているので、ホワイトで働きたい人は転職の情報収集に活用してみてください。

未経験者さんは、定着率83.2%で安心して働けます。

「前置きはいいからホワイト企業を選ぶコツを教えて!」という人は、「激務じゃないホワイトな施工管理で働く方法27選」をクリックすると該当箇所にジャンプできますよ!

この記事の監修者

株式会社ワット・コンサルティング

施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。

  • 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
  • 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
  • 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号

目次

工事現場

結論、施工管理でもホワイト企業はあります。

もちろん、会社や現場にもよります。

ホワイト企業でも、天候不良などでスケジュールが変われば残業が増えるし、休日返上で働くこともあるでしょう。

ですが、そうした残業や休日出勤の後には代休を用意するなど、社員の休みを確保しようと努力をしているホワイト企業は存在しています。

参考記事

ちなみに、未経験から施工管理への転職に失敗しないコツは、未経験でも施工管理に転職できる!転職に失敗しない9ステップにまとめています。

ホワイト企業の定義

「ホワイト企業の定義」は人による部分もありますが、一般的には下記をホワイト企業とよびます。

ホワイト企業の定義

  • 残業が少ない
  • サービス残業がない
  • 休日がきちんとある
  • 有給取得率が高い
  • 工期に余裕がある
  • 社会保険が完備されている
  • 働き方改革を進めているなど

社会保険(雇用保険・健康保険・厚生年金)が完備されている建設会社は増えています。

建設業働き方改革加速化プログラム

出典:国土交通省「建設業働き方改革加速化プログラム

福利厚生が充実している企業も良いですね。

例えば、資格取得にかかった費用(スクールの受講料や受験料)を会社が負担してくれる資格取得支援制度など。

また、厚生労働省が認定するホワイト企業の証である「安全衛生有料企業認定(ホワイトマーク)」がある建設会社も良いでしょう。

技術者派遣なら優良派遣認定事業者を選ぶ

施工管理では「技術者派遣」という働き方もあります。

技術者派遣の会社の正社員で雇用されて、他社の現場で働くスタイルです。

※「派遣」とありますが正社員です。

施工管理の技術者派遣のイメージ図

技術者派遣の詳細は、施工管理の派遣で働くメリットは?を参考にどうぞ。

技術者派遣の会社は「優良派遣認定事業者」を選ぶと安心です。

優良派遣認定事業者とは厚生労働省が委託している事業で、約80項目の厳しい審査基準をクリアした派遣会社だけに与えられる資格です。 

※約3万社に派遣会社のうち、155社(0.5%)しか保持していない資格です。

ちなみに、私たちワット・コンサルティングも優良派遣認定事業者です。

技術者派遣の施工管理を検討する人は、転職先候補の1つに加えてみてください。

転職活動の情報収集にどうぞ。

ブラック企業の特徴【厚生労働省を参照】

次にブラック企業の特徴を確認しておきましょう。

厚生労働省では、ブラック企業を下記のように説明しています。

労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す

賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い

このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

引用元:厚生労働省「労働条件に関する総合情報サイト 確かめよう労働条件

当然ですが、こうした企業に転職しないように注意が必要です。

ブラック企業を避け、ホワイト企業を選ぶコツは「激務じゃないホワイトな施工管理で働く方法17選」にまとめています。

夕日の工事現場
考える男性
考える男性
なんで施工管理ってブラックって言われるの?

代表的な理由は下記の10個です。

ブラックの理由

  1. 休日が少ないor休めない会社があるから
  2. 長時間残業が常態化している会社があるから
  3. サービス残業が常態化している会社があるから
  4. 労働時間と給料が見合っていない会社があるから
  5. 理不尽な人間関係になってしまう会社があるから
  6. 理不尽な業務になってしまう会社があるから
  7. 転勤が多くて家に帰れない会社があるから
  8. IT化が遅れているから
  9. 多重下請け構造だから
  10. 古い慣習が残っているから

【理由1】休日が少ないor休めない会社があるから

中には休めない会社があるため「ブラック」と言われることがあります。

休めない会社は下記など。

休めない会社の特徴

  • 人が足りない
  • IT化を進めていない

休日数は、天候に左右されることもあります。

特に屋外の工事は、天気が悪いと進めることができません。

悪天候が続けば、休日を減らして工事を進める必要があります。

国土交通省が発表している「建設業における働き方改革」では、2016年度の建設業・製造業・産業計の年間実労働時間と年間出勤日数が発表されています。

2016年度データ年間実労働時間年間出勤日数
建設業2056時間251日
製造業1951時間234日
調査産業計1720時間222日

製造業や産業計と比較すると、建設業界は労働時間と年間出勤日数が多いことがわかります。

また、同じく国土交通省の調査による「建設業界で4週間で何日休みがあるか」を見てみましょう。

 4週8休4週4休
建設工事全体5.7%52.8%
建築工事2.8%59.8%
土木工事5.6%49%

建設業界では約半数が4週4休(週休1日)であり、確かに休日が少ない業界といえます。

参考:国土交通省「建設業における働き方改革」

ただ、近年は休日が増えている傾向です。

週休2日対象工事

出典:国土交通省「週休2日対象工事

また、2024年から建設業界で週休2日が本格的に実施される予定なので、今後は休めるようになるかもしれません。

詳しくは、建設業の週休2日は2024年から実施予定【ただし義務化ではない】にまとめてます。

【理由2】長時間残業が常態化している会社があるから|施工管理の残業が多い理由

常に長時間残業している会社もあるため、ブラックと言われることがあります。

長時間残業になる理由は下記のとおりです。

長時間残業になる理由

  • 人が足りない
  • IT化が進めていない

特にきつい会社だと、早朝から深夜まで働くこともあるでしょう。

ただし、近年は確実に残業時間が減少しています。

日本建設産業職員労働組合協議会「2019時短アンケートの概要」

出典:日本建設産業職員労働組合協議会「2019時短アンケートの概要」

2024年には建設業界でも36協定が適用される予定です。

「36協定」とは、残業時間の上限を設ける決まりのこと。

具体的には、下記のように残業の上限が設定されます。

残業の上限

  • 1ヶ月:45時間以内
  • 1年間:360時間以内

詳しくは、2024年に建設業でも36協定が適用され残業規制【給料は減るのか】にまとめています。

今後は残業時間が減っていく可能性があるでしょう。

【理由3】サービス残業が常態化している会社があるから

中にはサービス残業が当たり前になっている会社もあるため「ブラック」といわれます。

サービス残業が発生する理由は、工事の予算が足りないから。

日本建設産業職員労働組合協議会「2019時短アンケートの概要」

出典:日本建設産業職員労働組合協議会「2019時短アンケートの概要」

ただし、元請や営業がうまい会社であれば予算をとれることがあるため、サービス残業は減る傾向です。

サービス残業を避けたい場合は、元請や営業力がある会社を選びましょう。

※ホワイト企業を選ぶコツは「激務じゃないホワイトな施工管理で働くおすすめの方法27選」から解説しています。

【理由4】労働時間と給料が見合っていない会社があるから

長時間労働なのに給料が少ない会社もあるため「ブラック」と言われることがあります。

サービス残業が多い会社ほど、労働時間と給料が見合いません。

先ほどと同様、サービス残業がない会社を選ぶのが重要です。

【理由5】理不尽な人間関係になってしまう会社があるから

施工管理は多くの人と接する仕事です。

施工管理が接する人たち

  • 上司
  • お客様
  • 職人さん
  • 関連業者
  • 周辺住民など

「調整役」のような仕事なので、ときに理不尽な人間関係になってしまい「ブラック」と言われることがあります。

例えば、下記のとおり。

  • 周辺住民のクレーム対応に追われる
  • お客様から難しい要求をされ、職人さんに断られる
  • 上司からは「やれ」と言われ、職人さんには「ムリだ」と言われる

板ばさみになってしまい「理不尽だ…」と感じる人もいますね。

中には、職人さんと喧嘩になってしまう人も。

ストレスを減らして、できるだけ人間関係を円滑にするコツは、現場監督と職人さんが喧嘩する5つのケース【イライラを減らす方法】にまとめてます。

【理由6】理不尽な業務になってしまう会社があるから

急な工事内容の変更など、理不尽な業務が発生することもあり「ブラック」といわれることがあります。

天候不良など仕方ないときもありますが、ときには上司やお客様からムリな業務を支持されることも…

💡ポイント

この辺は会社のサポート体制が重要です。

上司が部下を助ける体制があり、お客様にムリを言われないような関係性を作っている会社を選びましょう。

※この辺のコツも「激務じゃないホワイトな施工管理で働くおすすめの方法27選」から解説しています。

【理由7】転勤が多くて家に帰れない会社があるから

「転勤や出張ばかりで家に帰れない」という理由で、ブラックと言われることもあります。

これは会社によります。

下記のような会社は、どうしても転勤が増える傾向。

転勤が多い会社の特徴

  • 現地の施工管理がいない
  • 現場が遠方に点在している

山間部の工事などは、事務所に住み込みで働く会社もあるでしょう。

「家族に会えない…」と悩む人もいます。

💡ポイント

この辺の解決策は、工事が特定のエリアに集中している会社を選ぶこと。

地域密着系の建設会社など、転勤がない会社を選びましょう。

【理由8】IT化が遅れているから

IT化が遅れていることで「ブラック」と言われることがあります。

業務を効率化できるITツールを入れていれば、施工管理の負担は少ないです。

ですが、建設業界は全体的にITの導入が遅れているため、人間の業務負担が大きくなりがちです。

ただし、IT化を進めている企業があるのも事実です。

施工管理向けのITシステムやアプリは、【無料あり】施工管理におすすめアプリ9選【比較表あり、厳選した】にまとめています。

応募したい企業があったら、こうしたITシステムやアプリを導入しているかチェックしてみてください。

【理由9】多重下請け構造だから

建設業界は多重下請け構造になっています。

一次請けから始まる多重下請け構造では、各段階の業者が利益を取らなければならないため、最終的な下請け業者に支払われる金額は小さくなりがちです。

これにより、最下層の労働者の賃金や労働条件が圧迫されて、ブラック化することがあります。

💡ポイント

ちなみに、一次請けほどホワイトに近い環境なので、転職するときは一次請け・元請の工事が多い会社を選ぶと良いでしょう。

【理由10】古い慣習が残っているから

建設業界には、一部ですが「古い慣習」が残っているため、ブラック化することがあります。

具体的には以下のとおりです。

  • アナログな現場→IT化の遅れで業務が多い
  • 長時間労働は美徳→これにより残業が増える
  • 仕事は見て覚えろ→情報伝達が遅く効率が悪い

建設業界は少子高齢化が進んでいます。

出典:国土交通省「建設産業の現状と課題

そのため施工管理の負担が多く、ブラック化することがあります。

ただし、きちんと業務改善して、働きやすい環境になっている会社もたくさんあります。

求人情報を見るときは「IT化を進めているか」など、効率的な業務を行っているかチェックしましょう。

【ちなみに】施工管理の離職率のイメージ

正確な「施工管理の離職率」は統計データがないので、建設業の離職率で解説します。

平成23年の少し古いデータですが、建設業と全産業の離職率の差は下記のとおり。

学歴×業界離職率
大卒建設業29.2%
大卒全産業32.4%
高卒建設業48.5%
高卒全産業39.6%

出典:厚生労働省「建設労働者を取り巻く状況について

たしかに、少し離職率が高い傾向です。

ですが、平成26年の調査では、他の業種より離職率が低いというデータも出ています。

働きやすい・働きがいのある 職場づくりに関する調査 報告書

出典:厚生労働省「働きやすい・働きがいのある 職場づくりに関する調査 報告書

たしかに施工管理はブラックな現場もあり離職する人はいますが、極端に離職率が高い仕事というわけでもなさそうです。

離職率については、施工管理や建設業の離職率は?ブラックな職場を回避する方法も参考にどうぞ。

施工管理の一日の流れ(一例)

こちらは未経験者さん向けですが、施工管理の1日の流れをイメージしておきましょう。

まず「一般的な施工管理の1日」はこちら。

1日の流れ

  • 7:00:出勤、朝礼の準備
  • 8:00:朝礼
  • 8:30:工事スタート、巡回、写真撮影、職人さんへの指示
  • 12:00:昼休憩
  • 13:00:昼礼、打ち合わせ、巡回、事務作業
  • 17:30:工事終了、事務所で事務作業
  • 20:00:仕事終了、退勤

特徴は朝が早いこと。

屋外の工事は明るい時間しかできないため、8時には工事を始めて夕方に終わる感じです。

夕方に工事が終わったら、事務作業などを行います。

この「朝早い」というのが「ブラック」と言われることもありますが、これくらい働く仕事は他業界にもあるかと。

ちなみに、繁忙期の1日はこんな感じです。

繁忙期の1日の流れ

  • 7:00:出勤、朝礼の準備
  • 8:00:朝礼
  • 8:30:工事スタート、巡回、写真撮影、職人さんへの指示
  • 12:00:昼休憩
  • 13:00:昼礼、打ち合わせ、巡回、事務作業
  • 17:30:工事終了、事務所で事務作業
  • 22:00:仕事終了、退勤

勤務時間は長くなりますが、他業種でも繁忙期はこれくらい働きますよね。

また、雨の日は事務作業や打ち合わせが中心です。

雨の日1日の流れ

  • 7:00:出勤
  • 8:00:事務作業、打ち合わせ、電話のやりとりなど
  • 19:00:仕事終了、退勤

この辺は、施工管理(現場監督)の1日のスケジュール【具体的な仕事内容も解説】にまとめたのでイメージにどうぞ。

その他、施工管理の辛いところ|あるある解説

ブラックというほどではないかもしれませんが、施工管理の辛いところは下記など。

辛いところ

  • 暑い・寒い
  • 雑用が多い
  • 飲み会がある
  • クレーム対応
  • いまだに紙が多い
  • 業務の範囲が広い
  • トイレが汚い現場もある

どんな仕事も辛いところはあるものですが、施工管理ではこんな感じです。

この辺は、施工管理(現場監督)のきついところ15選【きつくない働き方も解説】も参考にどうぞ。

施工管理の仕事は忙しい

施工管理の仕事内容は、下記などがあります。

仕事内容

  • 工程管理:工事のスケジュール確認と、進捗の管理
  • 安全管理:作業員や職人さんが安全に働ける環境づくり
  • 原価管理:工事が予算範囲内で進んでいるか、会社に利益を出せるかの管理
  • 品質管理:施主が望む品質を達成できるか、部材の品質が合っているかなどの管理

昼間は現場の管理をして、作業員さんや職人さんが帰った後に事務所で事務作業をするという施工管理職が多いです。

施工管理の仕事内容の詳細は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説|未経験者向けにまとめています。

どんなに完璧な工事スケジュールを組んでも、天候やトラブルなどでスケジュールはズレるものです。

工事スケジュールがタイトになってくれば工事を急がなければいけませんが、スケジュールをタイトに組みすぎると下記のようなリスクがあります。

スケジュールをタイトにするリスク

  • 手抜き工事による施工ミス
  • 現場作業員の事故

施工ミスや事故が起きると責任問題に発展するため、絶対に避けなければいけません。

施工ミスは建設会社が潰れるリスクもあります。

工事スケジュールをタイトにしすぎて作業員さんや職人さんが手抜き工事を絶対にやらないようにスケジュールを組まなければいけません。

施工管理の仕事は忙しくなることがあります。

施工管理は大変だけどメリットも多い

施工管理はきつい部分もありますが、とはいえ、長く働いている人がたくさんいるのも事実。

続けられる理由は、きつい部分よりメリットの方が大きいからでしょう。

一般的にいわれる「施工管理のメリット」は下記があります。

メリット

  • 給料が高い
  • 手に職がつく
  • 人に感謝される
  • ダイナミックな仕事ができる
  • 建設物が完成したときに達成感がある
  • 社会の役に立っていることを実感できる

日本建設産業職員労働組合協議会「2019時短アンケートの概要」

出典:日本建設産業職員労働組合協議会「2019時短アンケートの概要」

施工管理は技術職なので、手に職がついて安定して食べていけます。

終身雇用が崩壊しつつある現代では、長期的に見て優良な仕事と言えるでしょう。

施工管理のやりがい

資格やスキルと共に年収アップすることも魅力で、中には年収1000万円以上を稼ぐ施工管理もいます。

仕事の規模も大きく、建物が完成したときは感無量です。

人間は建設物がなければ生きていけないため、社会の役に立つ重要な仕事です。

この辺は、施工管理(現場監督)のやりがいや魅力9選【未経験から始める方法】も参考にどうぞ。

施工管理は肉体労働じゃないので意外と楽な部分もある

「施工管理は大変」といっても、肉体労働ではないので意外と楽な部分もあります。

職人さんの方が大変な部分もありますよ。

未経験者さんで「できるだけ楽な施工管理を選びたい!」という人は、施工管理を楽な順に並べてみた【結論:楽な仕事じゃないけどね】を参考にどうぞ。

施工管理は決して楽な仕事ではありませんが、「しいていうなら」という感じで楽な順に並べてみました。

どの施工管理に転職するか参考にどうぞ。

図面を広げる施工管理

国土交通省では建設業の働き方改革を進めています。

下記を国が主導で進めている状態。

働き方改革の内容

  • 休日を増やす
  • 労働時間を減らす

休日が少なくて労働時間が長いと、若い人材が建設業界に入ってこなくなってしまいます。

建設業は日本においてとても大きな産業であるため、人材不足は致命的なのです。

若者が「建設業で働きたい!」と思えるような体制づくりを、国が主導で本気でしていこうということです。

平成29年3月28日に決まった国土交通省の「働き方改革実行計画」によると、労働時間に上限を設け、違反した場合は建設会社に罰則を設けるようです。

※罰則は公共工事を請けにくくなるなど。

建設業には36協定がありませんでしたが、今後は労働基準法改正で労働時間の上限が設けられます。

原則、月の残業時間の上限は45時間、年間360時間とします。

さらに、原則を上回る残業をする場合でも年間720時間(月平均60時間)を上限とします。

年間720時間の上限を一時的に上回る場合であっても、以下のような上限が設けられます。

残業時間の上限

  • 2~6ヶ月の平均でいずれも80時間以内に抑えなければならない
  • 単月で残業を100時間未満にすること
  • 原則である月45時間残業を上回る月は年6回まで

※ただし、①と②は災害復旧時には適用されません。

上記の新制度施行後5年間は現行制度のままですが、5年以降は新制度に切り替わります。

建設業界の働き方改革をするには「発注者の理解」も重要ですよね。

発注者の理解を深めるために、国も協力していく流れです。

また、建設業界のICT化(IT化)を進めていくことで、今まで人が行っていた作業を機械やコンピュータに行わせることで労働時間の短縮化も図ります。

建設業界のICT化やi-Constructionが進んでいます。

詳しくは、ICTが建設業界で進んでます【機械の事例やメリットと課題も解説】を参考にどうぞ。

労働時間の短縮や週休2日制を建設業でも当たり前にするための制度改革といえるでしょう。

参考:国土交通省「建設業における働き方改革」

また、一般社団法人日本建設業連合会では大手ゼネコンが主体となって「週休二日推進本部」が設置されました。

大手ゼネコンが週休2日制を導入していけば、中小建設会社にも普及していくことでしょう。

参考:一般社団法人日本建設業連合会【委員会】推進本部

建設業界をホワイト化する具体的な動きが次々と始まっています。

ちなみに、建設業界の働き方改革については、2024年問題!建設業界の働き方改革12選|無理と言われる理由に詳しくまとめています。

【ただし】すべての会社で働き方改革が進んでいるわけではない

国が主導して建設業界の働き方改革が進んでいますが、残念ながらすべての会社で働き方改革が進んでいるわけではありません。

できるだけホワイト企業に転職したいなら、働き方改革を進めている企業を選びましょう。

ちなみに

私たちワット・コンサルティングの転職サポート「SAN-SUKE」では、働き方改革を進めているホワイト企業の求人も紹介しています。

ホワイト企業の施工管理に転職したい人は、情報収集にどうぞ。

「求人情報を見るだけ…」でも対応しています。

給料袋

国が建設業界を週休2日にしようと動くことに素直に喜べない人たちもいます。

日当で働いている人です。

週休2日の場合

週休1日(4週1休)が週休2日(4週2休)なってしまったら、給料が減ってしまいます。

単純計算ですが1ヶ月を30日として、稼働日が26日→22日に減ります。

これは月の給料が約15%減ってしまう計算です。

月15%減なので、下記のように給料が減少する計算です。

15%減の場合の給料

  • 月給40万円→34万円
  • 月給30万円→26万円
  • 月給20万円→17万円

建設業界には「休みはいらない、お金を稼ぎたい」という人も多いため、週休2日の導入は複雑な人もいるのも事実です。

ですが、建設業界が週休2日になっても稼げる方法があります。(後述します)

朝日の建設現場
考える男性
考える男性
ホワイトな施工管理で働くにはどうすればいいの?

転職のコツとか教えてほしい。

結論、できるだけホワイトに近い環境で働くコツは下記の38個です。

ホワイトの特徴

  1. 定着率が高い建設会社を選ぶ
  2. ITツールを積極的に導入している会社を選ぶ
  3. 転職エージェントに求人情報を見せてもらう
  4. 施工管理の技術者派遣会社で働く
  5. 国土交通省が推進する働き方改革を行う会社を選ぶ
  6. 公共工事が多い会社を選ぶ
  7. 経営事項審査の点数が高い会社を選ぶ
  8. 元請け工事が多い会社を選ぶ
  9. 工期に余裕がある会社を選ぶ
  10. 営業力が強い会社を探す
  11. 大手ゼネコンの施工管理に転職を目指す
  12. マンション大規模修繕の施工管理で働く
  13. 可能なら6月・12月から転職活動を始める
  14. 規模の小さい現場がある会社で働く
  15. 地場の中小企業の施工管理で働く
  16. 絶対に譲れない条件を先に決めておく
  17. 現場の相談ができる会社を選ぶ
  18. 女性や外国人を採用している会社を選ぶ
  19. 口コミサイトを確認する
  20. 残業時間が短い会社を選ぶ
  21. みなし残業時間を確認する
  22. 年間休日数と有給消化率を見る
  23. 抽象的な求人情報に注意する
  24. 求人票でわからなかったことを面接で聞く
  25. 施工管理経験者として能力を上げてから会社に交渉する
  26. 施工管理技士など資格取得して有利に転職活動を進める
  27. 応募企業で現職で働く人に話を聞く
  28. ブラック企業リストに載っていないかチェックする
  29. ホワイト企業として認定されている会社を選ぶ
  30. 給料が低すぎないかチェックする
  31. 資格手当がある会社を選ぶ
  32. 福利厚生が充実している会社を選ぶ
  33. 従業員数が少なすぎないかチェックする
  34. 職人さんを直接雇用していない会社を選ぶ
  35. 給与規定が曖昧な会社を避ける
  36. 常に大量募集が出ていないかチェックする
  37. 売上と従業員数が両方増えているかチェックする
  38. ハローワークの求人票をよく見る

転職活動の参考にしてみてください。

1つずつ解説します。

①定着率が高い建設会社を選ぶ

定着率が高い=離職率が低い証拠だから。

ホームページなどに定着率を明示しているなら、1つの判断材料になると思います。

ちなみに

冒頭でも触れましたが、私たちワット・コンサルティング定着率83.2%と高めです。

理由は研修を重視してるから。

未経験者さんにしっかり研修するため、最初でつまづく人が少ないです。

結果、長く働く人が多いですよ。

定着率が高い会社で施工管理をスタートしたい人は、転職活動の情報収集にどうぞ。

②ITツールを積極的に導入している会社を選ぶ

IT化が進んでいる=人間の業務が少なくて済むから。

建設業界はIT化が遅れています。

💡ポイント

IT化が進んでいない会社ほど業務時間が長くなりがちなので、注意しましょう。

会社のホームページなどを見れば、IT化を進めているかわかります。

③転職エージェントに求人情報を見せてもらう

転職エージェントは、ネットに載っていない企業情報をもっていることがあるからです。

そもそも「転職エージェント」とは、転職したい人と、人を採用したい企業をマッチングするサービスです。

💡ポイント

転職した人がすぐに辞めてしまうと、転職エージェントは企業に対して人材紹介料を返金しないといけません。

そのため、転職エージェントはミスマッチを避けたいわけです。

ミスマッチを起こさないためにも、まずは人を採用したい企業をよーくヒアリングしています。

なので、ネットには載ってない企業情報をもっています。

転職エージェント経由で転職するかはあなたが選べるので、複数の転職エージェントに登録して情報収集しましょう。

また、転職エージェントは年収交渉もしてくれるので、給料アップしたい人にもおすすめです。

下記も無料でやってくれるので、忙しい施工管理の人には合ってるかと。

無料でやってくれること

  • あなたと合いそうな企業の選定
  • 履歴書や職務経歴書のアドバイス
  • 面接日程の調整
  • 入社書類の作成サポート

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでも「SAN-SUKE」という転職エージェントを運営しています。

下記のようなホワイト求人もありますよ。

  • 時短勤務OK
  • 年間休日120日以上

「求人情報を見るだけ」でも対応しているので、情報収集に活用してみてください。

④施工管理の技術者派遣会社で働く

施工管理の働き方は、1つの会社に所属して働くだけではありません。

施工管理の技術者派遣の会社に所属して、様々な建設会社の仕事をする働き方もあります。

💡ポイント

派遣会社といってもアルバイトの派遣ではなく、派遣会社の正社員として雇用されます。

正社員なので、社会保険や年金もしっかりしています。

施工管理の技術者派遣のイメージ図

派遣会社の正社員の施工管理として働くメリットは下記の2つです。

メリット

  1. 自分の希望の働き方に近い現場を紹介してくれる
  2. 残業代がしっかり支給されるためサービス残業がない

下記のように、あなたの希望にできるだけ近い現場で働ける可能性があります。

💡

  • 休みがしっかりしている現場で働きたい
  • 残業が少なめの現場で働きたい
  • 転勤がない現場で働きたい

※もちろん、自分の希望に100%合う現場はなかなかありませんが、希望に近い現場で働ける可能性があります。

「激務の現場は嫌だ」という人は派遣会社の正社員で働くことがおすすめです。

ちなみに…

また、派遣先の会社と技術者派遣派遣の会社の契約で仕事をするため、サービス残業はありません。

1つの建設会社の正社員として働くと、会社によってはどうしてもサービス残業が発生してしまうことがありますが、派遣である以上は残業代は100%支給されます。

なので、前述の「日当で働いている人が週休2日制になったら給料が減る」という問題については、派遣で働くことで解消されるケースが考えられます。

サービス残業で働いているという人は、派遣で働くことで残業代が100%支給になるため、週休2日でも稼げるケースがあります。

💡

残業代は1時間当たり1.25倍になることが労働基準法で定められています。

また、月60時間を超えると1.5倍になります。

つまり、派遣で働くことで残業代でけっこう稼げる現場があるということです。

事実、派遣の施工管理職でも年収1000万円以上稼ぐ人もいます。

派遣という働き方をすることで、激務ではない現場で働いたり、サービス残業がなくなったりと、ホワイトな環境で仕事をすることができます。

もちろん「週休1日でもいいから稼げる現場で働きたい」という場合は、週休1日の現場でも働けます。

週休1日で残業代もしっかり支給されれば、年収は高くなります。

派遣という働き方はこれからもっと一般的になっていくでしょう。

ちなみに、施工管理の技術者派遣については、施工管理の派遣で働く14のメリットと6つのデメリット【やめとけと言われる理由】にも詳しくまとめています。

ちなみに

また、私たちワット・コンサルティングも、施工管理の技術者派遣を行なっています。

前述のとおり、「定着率83.2%」を誇る技術者派遣なので、興味がある人は情報収集してみてください。

⑤国土交通省が推進する働き方改革を行う会社を選ぶ

国土交通省の働き方改革加速化プログラムの内容を実施している会社もおすすめです。

当然ながら、働き方改革が進んでいるからです。

💡

建設業界の働き方改革の事例|中小企業の生産性向上の具体例アリでもまとめていますが、働き方改革を進めている建設会社はあります。

建設業界の働き方改革については、2024年問題!建設業界の働き方改革12選|無理といわれる理由も参考にどうぞ。

⑥公共工事が多い会社を選ぶ

公共工事は暦通りに働けることが多いからです。

お客様(国や自治体など)も土日祝が休みなので、工事も土日祝に休むイメージ。

会社のホームページなどをみて、公共工事が多いか見てみましょう。

⑦経営事項審査の点数が高い会社を選ぶ

経営事項審査の点数が高いと、公共工事を受注しやすいからです。

経営事項審査」とは、建設会社の経営状況などを数値化したもの。

点数が高いほど公共工事を請けやすいため、前述のとおり暦通りに働けることがあります。

特に経営事項審査の「その他審査項目(w)」の点数は下記もわかるため、ホワイト度が見えやすいです。

わかること

  • 保険加入の有無
  • 健康保険加入の有無
  • 厚生年金保険加入の有無
  • 企業年金制度の有無
  • 退職一時金制度の有無
  • 建設業退職金共済制度加入の有無
  • 過去の営業停止処分の有無
  • 法定外労働災害補償制度加入の有無

判断材料の1つになると思います。

⑧元請け工事が多い会社を選ぶ

元請工事であれば、お客様と直接工期の交渉ができるからです。

長めに工期をとってもらえば、残業が減ったり、休日が増える可能性があります。

💡ポイント

大手建設会社に限らず、地域の工務店などでも元請が得意な会社があるので、探してみましょう。

見つからない場合は、先ほど解説したとおり、転職エージェントに紹介してもらえばOKです。

⑨工期に余裕がある会社を選ぶ

くりかえしですが、工期に余裕があれば残業が減ったり、休日が増える可能性があるからです。

こちらも、うまく求人を見つけられなければ、転職エージェントに紹介してもらいましょう。

⑩営業力が強い会社を探す

営業力が強ければ、元請工事を受注しやすく、お客様と工期の交渉をしやすいからです。

結果、残業が減ったり、休日が増える可能性があります。

営業力が強い会社も、転職エージェントに紹介してもらえばOKです。

⑪大手ゼネコンの施工管理に転職を目指す

大手ゼネコンがおすすめの理由は以下の4つです。

おすすめの理由

  1. 元請工事が多いから
  2. 工期に余裕をもてるケースがあるから
  3. ITツールを積極的に導入しているから
  4. 働き方改革を進めているから

大手ゼネコンは資金力があるため、ITツールの投資に積極的です。

そのため、効率よく仕事ができるでしょう。

また、大手ゼネコンは業界を代表する立場であるため、働き方改革を進めています。

ただし、大手ゼネコンは転職の難易度が高いです。

💡

私たちが行う転職サポート「SAN-SUKE」では、大手ゼネコンの求人を紹介できることがあります。

大手ゼネコンに興味がある人は、求人情報をチェックしてみてください。

⑫マンション大規模修繕の施工管理で働く

住人がいる中で工事するため、残業が少ないからです。

土日は工事しないマンションもあるので、休日がしっかりしていることも。

💡ポイント

住人に嫌がられるので、泊まり込みの仕事もほぼありません。

また、工期も融通がきくこともあるので、スケジュールにも余裕があります。

そして、マンション大規模修繕は今後の需要も大きいです。

国土交通省「築後30、40、50年超の分譲マンション戸数」

出典:国土交通省「築後30、40、50年超の分譲マンション戸数

働きやすさも将来性もおすすめです。

💡

ちなみに、私たちワット・コンサルティングが運営する転職サポート「SAN-SUKE」でも、大規模修繕工事の施工管理の求人を紹介しています。

興味がある人は情報収集にどうぞ。

⑬可能なら6月・12月から転職活動を始める

3月と9月に求人が増えるため、ホワイト企業に出会える確率が上がるからです。

理由

  • 3月:翌年度の採用計画ができて中途採用を募集するから
  • 9月:新卒の教育が落ち着くので、中途採用の募集を始めるから

転職活動は3ヶ月くらいかかるので、逆算すると6月・12月から転職活動を始めるのがおすすめです。

詳しくは、施工管理の転職におすすめの時期【結論:いつでもいい。今の現場次第】も参考にどうぞ。

⑭規模の小さい現場がある会社で働く

すべてとは言いませんが、規模の小さい現場の中にはそこまで忙しくないところもあります。

工期にも余裕をもって取り組める現場もあるため、労働時間の短縮化や休日の確保には有効でしょう。

⑮地場の中小企業の施工管理で働く

首都圏の現場はどうしても忙しくなりがちです。

地方の現場の中には首都圏よりも忙しくない現場もあります。

「地方で働きたい」「地方の実家に戻りたい」という人は検討してみても良いかもしれませんね。

💡

私たちワット・コンサルティングの施工管理の経験者さん向けの転職サポート「SAN-SUKE」では、全国の求人を紹介しています。

地方で働きたい経験者さんは、求人の情報収集に活用してみてください。

また、未経験から施工管理に転職したい人も募集しています。

東京以外には下記の拠点があるので、あなたが働きたいエリアがあれば転職先の1つとして検討してみてください。

働けるエリア

  • 札幌
  • 仙台
  • 埼玉
  • 横浜
  • 名古屋
  • 大阪
  • 福岡

会社説明会があるので情報収集にどうぞ。

⑯絶対に譲れない条件を先に決めておく

転職先に求める条件で、「絶対に譲れない条件」を先に決めておきましょう。

転職の失敗を防ぎやすいから。

例えば、下記のような項目で「絶対に譲れない条件」を決めてみるのが良いかと。

  • 給料
  • 勤務地
  • 休日数
  • 週休2日
  • 残業時間
  • 勤務地
  • 工期の余裕など

ちなみに「完全週休2日」と「週休2日」の違いは下記のとおり。

違い

  • 完全週休2日:毎週2日休み
  • 週休2日:月に1回以上、週2日の休みがある

ネットで調べてわからないなら、面接で聞いてもOKです。

一昔前は「面接で給料や休日のことを聞くのは失礼」とされていましたが、近年は聞いていい風潮です。

そもそも採用は企業と労働者の契約なので、権利は50:50のはず。

面接で給料や休日のことを聞かれて答えに渋る会社は、何か隠してるかもしれません…

⑰現場の相談ができる会社を選ぶ

現場のサポート体制が整っていると、不明点やトラブルを解消しやすくて働きやすいからです。

例えば、現場に複数の施工管理が配置されるなど。

この辺はけっこう難しい現場もありますが、現場のサポートに少しでも力を入れている会社を選ぶのがコツです。

⑱女性や外国人を採用している会社を選ぶ

人材育成に積極的だったり、新しい取り組みに積極的な会社の可能性があるからです。

新しい取り組みに積極的な会社は、下記も期待できるでしょう。

期待できること

  • IT化の促進
  • 働き方改革の推進

求人情報やホームページで、女性や外国人も採用をしていないかチェックしてみましょう。

ちなみに、私たちワット・コンサルティングはミャンマー・ベトナムの人も採用しています。

⑲口コミサイトを確認する

王道ですが、念のため口コミサイトもチェックしておきましょう。

社員・元社員のホンネがわかるから。

代表的な口コミサイトは下記などです。

代表的な口コミサイト

ただし、元社員さんが腹いせで書いている口コミあるので、参考程度にしておくと良いかと。

⑳残業時間が短い会社を選ぶ

当然ですが、残業時間が短い会社を選びましょう。

残業時間は以下が参考になります。

参考になるもの

  • 求人情報
  • 就職四季報

ただし、多くの会社は残業時間がわかりません。

転職エージェントに聞くと残業時間の目安がわかることがあるので、活用しましょう。

ちなみに、私たちワット・コンサルティングの平均残業時間は35.3時間/月です。

㉑みなし残業時間を確認する

みなし残業時間とは、あらかじめ給与に含まれている残業時間のことです。

例えば、月30時間のみなし残業時間であれば、あらかじめ30時間分の残業代が含まれていることになります。

💡ポイント

もし、みなし残業時間を超えた場合は、超過分の残業代が支給されます。

ですが、中にはみなし残業時間を超えた部分の残業代を支給しない会社もあるので注意しましょう。

みなし残業や超過分の残業代についても、転職エージェントに確認してみてください。

㉒年間休日数と有給消化率を見る

年間休日数や有給消化率もチェックしましょう。

休みが多ければ、当然ながらホワイト企業の可能性があります。

💡ポイント

しっかり休みたい人は、できれば年間休日120日以上の会社がおすすめです。

休日が多い会社が良い人も、転職エージェントに求人を見せてもらいましょう。

ちなみに、私たちワット・コンサルティングの年間休日数は125日です。

㉓抽象的な求人情報に注意する

抽象的な求人情報には注意しましょう。ブラック企業の可能性があります。

特に以下のような表記は注意してください。

注意する点

  • やりがいのある会社
  • アットホームな会社
  • フレキシブルな労働時間

もちろんこうした表記の会社がすべてブラック企業というわけではありません。

ただし、参考にはなると思います。

㉔求人票でわからなかったことを面接で聞く

先ほどもふれましたが、求人票を調べてわからなかったことは面接で聞きましょう。

面接は雇用契約を結ぶかどうかを決める大切な場なので、不明点をなくすために質問するのがおすすめです。

また、面接で聞けなかったことは、内定承諾をする前に聞いてもOKです。

㉕施工管理経験者として能力を上げてから会社に交渉する

未経験者さんはすぐできない方法ですが、まずは会社に必要不可欠な人材になることを目指してメチャクチャ仕事をします。

メチャクチャ仕事をすることで早く仕事を覚えたり、施工管理技士など会社が喜ぶ資格を取得するなど頑張ります。

💡

会社にとって必要不可欠な人材になってから、会社に就労条件の交渉を行います。

ちょっと荒っぽいやり方ですが、ようは「私の条件をのんでくれないなら転職します!」ということです。

会社側としても優秀な人材を手放したくないですから、交渉に応じてくれる可能性もあります。※会社によりますが。

ただし、あくまでも「仕事ができるようになってから」「会社に必要不可欠な人材になってから」というのが条件です。

1年目や2年目で「休みを増やしたい」「残業を減らしてほしい」というのはマナー違反ですのでやめましょう。

㉖施工管理技士など資格取得して有利に転職活動を進める

どの会社も施工管理技士を採用したいため、ホワイト企業にも採用されやすくなります。

そもそも建設会社は、施工管理技士がいないと工事を受注できません。

💡

特に1級の施工管理技士がいないと大規模な工事を受注できないため、売上も伸びにくいです。

施工管理技士は会社の売上に直結する資格なので、転職市場でも重宝されます。

「まだ施工管理技士を取得してない…」という人は、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】を参考にどうぞ。

資格取得のコツなどを解説しています。

ちなみに

施工管理技士の受験には実務経験が必要なので、未経験者さんは気にしなくてOKです。

資格がなくても、未経験から施工管理に転職できるので安心してください。

参考:現場監督(施工管理)は資格なしでも働ける【ブラックを避ける方法】

㉗応募企業で現職で働く人に話を聞く

可能であれば、転職候補の会社で働いてる人に話を聞いてみましょう。

リアルな本音を聞けるから。

ただし、転職候補の会社で働いてる人に出会うのはなかなか難しいです。

「知り合いの知り合いにいないか」など、できる範囲で人脈をたどってみてください。

㉘ブラック企業リストに載っていないかチェックする

ブラック企業リストに載っていないかチェックしてみてください。

具体的には、厚生労働省の「労働基準関係法令違反に係る公表事案」を見るとわかります。

必ず都道府県名を入れてGoogle検索してください。

不安な人は念のため見ておくと良いでしょう。

㉙ホワイト企業として認定されている会社を選ぶ

ホワイト企業として認定されている会社だと安心です。

具体的には以下を参考にどうぞ。

㉚給料が低すぎないかチェックする

極端に給料が低すぎないかチェックしましょう。

参考までに、建設業界の年齢別の平均年収は以下のとおりです。

以下より極端に給料が低ければ、ブラック企業の可能性があります。

年齢年収相場
20〜24歳353万円
25〜29歳440万円
30〜34歳490万円
35〜39歳561万円
40〜44歳565万円
45〜49歳599万円
50〜54歳662万円
55〜59歳649万円
60〜64歳527万円
65〜69歳416万円
70歳〜346万円

さらに、実務年数別の年収相場は以下のとおりです。

年数年収相場
0年303万円
1〜2年362万円
3〜4年418万円
5〜9年461万円
10〜14年524万円
15〜19年575万円
20〜24年605万円
25〜29年688万円
30年〜702万円

※参考:厚生労働省|賃金構造基本統計調査

㉛資格手当がある会社を選ぶ

資格手当がある=人材を育成する意欲がある企業といえるでしょう。

社員のモチベーションを高めて、長く活躍してもらう土台がある企業ともいえるため、成長できる環境があります。

⚠️

反対に資格手当がないと、社員に還元する仕組みがないため、長期育成する意欲がない企業かもしれません。

そうなると働きにくい会社かもしれないため、注意が必要です。

㉜福利厚生が充実している会社を選ぶ

福利厚生は充実している方が望ましいです。

社員を大切にしている会社である可能性が高いからです。

福利厚生が少ない=社員に還元する仕組みがないため、どうしても働きにくくなる恐れがあります。

㉝従業員数が少なすぎないかチェックする

従業員数が少なすぎる=1人あたりの業務量が多く、ブラック化しやすいからです。

明確な基準値はありませんが、同程度の売上の他社と比べて、極端に従業員数が少ない場合は、少し注意した方がいいかもしれません。

㉞職人さんを直接雇用していない会社を選ぶ

職人さんを直接雇用していると、職人さんに合わせた働き方になることがあるからです。

具体的には、施工管理にも現場作業を求めるなど。

昼間に職人さんの作業を手伝ってしまうと、事務作業を進めることができません。

結果、工事が終わった夕方以降から事務作業をすることになり、残業が増えがちです。

💡

職人さんを直接雇用している会社がすべて長時間労働とは限りませんが、実態はどうなのかチェックする方が良いでしょう。

㉟給与規定が曖昧な会社を避ける

給与規定が曖昧な会社は少し注意しましょう。

労働量に見合う給料が出ない恐れがあるからです。

⚠️

給与規定があれば会社に給料の交渉をしやすいですが、それがないと根拠をもった交渉をしにくくなります。

結果、稼ぎにくい状態になってしまうリスクがあるため、給与規定が曖昧な会社には注意してください。

㊱常に大量募集が出ていないかチェックする

常に大量募集が出ている=離職率が高い恐れがあるからです。

定期的に求人を見て、常に大量に人材を募集しているなら注意してください。

常に大量募集が出ている会社は、ネットで口コミもチェックしてみましょう。

あまりにもネガティブな口コミが多いなら、慎重になった方がいいかもしれません。

㊲売上と従業員数が両方増えているかチェックする

売上が増えているなら、従業員数も増えていないと激務になってしまうからです。

売上と従業員数はホームページでわかることがあります。

従業員数の推移は調べにくいかもしれないので、面接で聞いてみるのも良いでしょう。

㊳ハローワークの求人票をよく見る

ハローワークで施工管理の求人を見るときは、注意深く求人票をチェックしましょう。

ハローワークは無料で求人を出せるため、資金力がない企業の求人も混ざっていることがあるからです。

⚠️

資金力がない会社に転職すると給料が低かったり、残業代がすべて支払われないリスクがあるでしょう。

資本金や近年の売上の推移をチェックして、資金力がある企業か調べてみてください。

アイデア
考える男性
考える男性
でも、実際に転職してみないとホワイトかどうかわからないよね…

ホワイト企業だとしても、仕事についていけるとは限らないし…

たしかに、実際に転職してみないとわからない部分もあります。

最後は「あなたが施工管理に向いてるか」にかかってきます。

💡

あなたが施工管理に向いてるなら、少しきつい現場でも仕事をこなせるでしょう。

反対に、施工管理に向いてないなら、ホワイト企業でも「きつい」と感じるかもしれません。

施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】で適性診断できるので、やってみましょう。

ホワイト度や労働環境は現場次第でもある

もちろん、ホワイト度や労働環境は現場によっても変わるでしょう。

働きやすい現場もあれば、きつい現場もあると思います。

応募する会社はどんな現場が多いのか、転職する前にチェックするのがおすすめです。

💡

  • 転職エージェントに聞く
  • 面接で聞くなど

ホワイト度は上司や人間関係次第でもある

さらに、上司や人間関係によってもホワイト度は変わるでしょう。

たまたま相性が悪い上司に当たれば、辛いと感じるはずです。

💡

また、現場で苦手な職人さんと一緒になれば、働きづらさを感じるかもしれません。

この辺は運もあります。

そのため、臨機応変に対応する力は必要になるでしょう。

もしどうしても施工管理がきつくて辞めたい人は、以下のような会社・仕事に転職できるかもしれません。

転職先

  • ディベロッパー
  • ハウスメーカーの営業
  • 建設系の公務員

念のため解説します。

ディベロッパー

ディベロッパーとは、土地を購入して、その土地に新しい建物を建設したり、既存の建物を改装やリノベーションする会社です。

建設会社との折衝することが多いため、施工管理の知識があると仕事に役立ちます。

ハウスメーカーの営業職

ハウスメーカーの営業職は、お客様と直接話すことが多いため、施工管理の知識があると工事に関する説明がスムーズにできるでしょう。

また、他の営業マンと差別化できるのも強みです。

コミュニケーションが得意な人には良い仕事です。

建設系の公務員

施工管理の経験を活かして、建設系の公務員に転職する人もいます。

建設系の公務員を簡単にいうと、公共工事の発注者側の仕事です。

具体的には、以下のジャンルの募集があります。

ジャンル

  • 土木
  • 建築
  • 電気

施工管理技士を取得していると、一部の試験が免除になる自治体もあるようです。

ただし、建設系の公務員は以下のデメリットがあります。

デメリット

  • 現場が好きな人には向かないかも
  • 細かい事務作業が多い
  • 民間より給料が低い

詳しくは、施工管理から公務員に転職できる【民間→公務員のデメリットも解説】にまとめています。

その他の転職先

その他の代表的な転職先は以下のとおりです。

主な転職先

  • 設計事務所
  • CADオペレーター
  • ビル管理
  • 都市再生機構

詳しくは、施工管理から転職したい場合のおすすめの異業種7選【転職のコツ】にまとめています。

最後に、施工管理についてよくある質問に答えていきます。

派遣会社の施工管理はやめとけってホント?

以下の理由で「派遣会社の施工管理はやめとけ」と言われることがあります。

やめとけと言われる理由

  • 希望しない派遣先もある
  • 派遣先によっては収入が不安定になる
  • ボーナスがない派遣会社もある
  • 派遣先が大規模現場だと経験できる業務が限定的
  • 責任ある立場になりにくくキャリア形成が遅い
  • 繁忙期など現場によっては派遣の施工管理も残業や休日出勤がある

ですが、以下のメリットもあります。

メリット

  • 施工管理が未経験でも採用されやすい
  • 派遣の施工管理といっても正社員で働ける
  • 他業界の派遣より時給が高め
  • ハローワーク・求人サイトにない求人もある
  • サービス残業やサービス休日出勤がない
  • 会社のしがらみからの解放
  • 仕事を選べることがある
  • 人脈が広がる
  • ゼネコン・大手に転職する人もいる
  • 多くの現場を経験できてスキルアップできる
  • 自分の知らなかった強みを発見できる
  • 40代・50代・60代も活躍できる
  • 施工管理のフリーランスのような働き方ができる

結論、以下に当てはまる人は、派遣の施工管理も良いでしょう。

派遣の施工管理に向いてる人

  • 人脈を広げたい
  • 広く経験を積みたい
  • 初対面の人と話せる
  • 大手の現場を経験したい
  • フリーランスのように働きたい
  • 責任が重すぎる役職を避けたい
  • 自分に向いてる現場を見つけたい
  • 社内の人間関係を維持するのが苦手
  • 少し仕事のペースを落として働きたい
  • サービス残業・サービス休日出勤をしたくない

詳しくは、施工管理の派遣で働く14のメリットと6つのデメリット|やめとけと言われる理由にまとめたので、あなたが派遣に合うかどうかチェックしてみてください。

施工管理に転職するときつい?

以下の点できついと言われることがあります。

きついところ

  1. 長時間残業の日がある
  2. サービス残業が発生する会社もある
  3. 朝早く夜遅い、変則勤務あり
  4. 休日が少ない会社がある
  5. 急なトラブル対応がきつい
  6. 雑用が多い
  7. マルチタスクが忙しい
  8. 事務作業が多い
  9. いまだに紙が多い
  10. 現場でケガをする恐れがある
  11. 工事のスケジュール調整が難しい
  12. ムリな工期が設定されることがある
  13. 顧客や元請けからムリな要求をされることがある
  14. 職人さんとのコミュニケーションが難しい
  15. 新人は放置されることもある
  16. 板挟みになることがある
  17. 理不尽なときもある
  18. トイレが汚い現場もある
  19. 暑い・寒い
  20. 飲み会がある
  21. クレーム対応
  22. 転勤・出張がある
  23. 仕事をしながら勉強するのが大変
  24. 在宅勤務が難しい
  25. 部下に指導に手が回らない
  26. 設計図面がわかりにくいことがある

詳しくは、施工管理(現場監督)がきつい理由26選!あまりキツくない施工管理に転職するコツにまとめています。

施工管理の魅力や楽しいところは?

一方、施工管理は以下のような魅力や楽しいところがあります。

魅力・楽しいところ

  1. 工事が無事に完了すると大きな達成感がある
  2. 社会に貢献している実感が大きい
  3. 職人さんと信頼関係ができるとうれしい
  4. お客様から感謝される
  5. 自分の仕事が形に残る
  6. 公共性の高い仕事ができる
  7. 裁量権をもって責任ある仕事を任される
  8. リーダーとしてダイナミックな仕事ができる
  9. 自分が担当した建設物がテレビで紹介されることがある
  10. 経験を積むと年収が上がる
  11. 資格を取得すると昇進や収入アップを見込める
  12. 転職が有利になる
  13. 今後も需要が安定しており将来性がある
  14. 海外で活躍するチャンスもある

詳しくは、施工管理(現場監督)のやりがい・魅力14選!やりがいを感じるために必要なことにまとめたので、転職の判断材料にしてみてください。

土木施工管理のきついところは?

土木施工管理は、以下の点で「きつい」と言われることがあります。

きついところ

  1. 暑い・寒い
  2. 天候に左右されて工期ギリギリで忙しくなる
  3. なんだかんだで土木作業があり肉体的にきつい
  4. 公共工事は書類が多くて大変
  5. 荒っぽい人もいる
  6. 服が汚れやすく足場も悪い
  7. 転勤・出張することがある

一方、土木施工管理には以下のようなやりがいもあります。

やりがやりがい

  1. 公共性が高い
  2. 社会の役に立っていると実感しやすい
  3. 食いっぱぐれがない
  4. 経験を積んで資格を取ればけっこう稼げる
  5. 転職も有利
  6. 職人さんと信頼関係ができるとうれしい
  7. 土木は将来性がある

詳しくは、土木施工管理がきつい理由7選|できるだけキツくない会社の選び方にまとめています。

土木施工管理はブラックが多い?

ブラック企業もあるかもしれませんが、ホワイト企業もあります。

土木は公共工事を請けることが多いですが、公共工事の発注者である国や行政は建設業界の働き方改革を進めています。

そのため、休みや残業の上限がしっかりしており、かえって働きやすいところもあるでしょう。

こちらも、土木施工管理がきつい理由7選|できるだけキツくない会社の選び方を参考にどうぞ。

施工管理技士の年収相場は?

施工管理技士の正確な年収データはありませんが、相場は500万円くらいです。

参考:施工管理技士の平均年収は500万円くらい【試験に合格する3つのコツ】

ただし、以下に該当する施工管理技士の中には、年収1000万円以上を稼ぐ人もいます。

1000万円以上稼ぐ人の特徴

  • 大手に勤めている
  • 大きい現場を任されている
  • 経験値が高い
  • 年齢が高い
  • 役職が高い
  • 現場を掛け持ちしている
  • 勤務地が都市部や海外
  • 残業時間が長い

年収1000万円以上を稼ぐコツは、年収1000万円の現場監督9つの条件|給料アップする3つのコツにまとめています。

大手ゼネコンの施工管理の年収相場は?

施工管理に限った年収データはありませんが、厚生労働省の賃金構造基本統計調査の「建設業」のデータによると、ゼネコンなど大手企業の平均年収は699万円です。

ちなみに、企業規模別の年収相場は以下のとおり。

企業規模(従業員数)年収
大企業(1000人以上)699万円
中企業(100〜999人)585万円
小企業(10〜99人)463万円

建設業界は企業規模が大きくなるほど、年収が上がる傾向です。

稼ぎたい人は、経験を積んで、施工管理技士を取得してゼネコンを目指しましょう。

ちなみにゼネコンについては、大手の建設会社の一覧をまとめてみた【業界のきついところや将来性】にまとめています。

スーパーゼネコンの20代の年収相場は?

厚生労働省の賃金構造基本統計調査の「建設業」のデータによると、スーパーゼネコンなど大手企業の20代の年収相場は457万円です。

ちなみに、大手企業の年齢別の年収相場は以下のとおりです。

年齢年収
20代457万円
30代720万円
40代762万円
50代930万円
60代496万円
70代278万円

施工管理の年収相場については、施工管理(現場監督)の平均年収や給料を徹底分析【資格で収入アップ】にまとめています。

施工管理の一年目はきつい?

たしかに一年目はきついと感じることがあるでしょう。

きつい理由

  • 仕事に慣れていないから
  • 仕事のやり方がわからないから

ですが、これは施工管理に限らず、どんな仕事でも一年目はきついものです。

ちなみに、新人施工管理の仕事内容は以下のとおりです。

一年目の仕事内容

  1. 現場の掃除
  2. 安全管理
  3. 現場の写真撮影
  4. 飲み物の準備
  5. 朝礼の準備
  6. 朝礼で当日の作業内容や注意事項の説明
  7. 職人さんの手伝い
  8. 事務作業
  9. とにかく質問して仕事を覚える

詳しくは、現場監督(施工管理)1年目の新人の仕事内容9選【未経験者は研修が命】にまとめています。

住宅施工管理は激務?

住宅施工管理は、以下の点で激務と言われることもあります。

きついところ

  • 現場はかけもち
  • トラブルに対応しないといけない
  • 職人さんとの信頼関係の維持が大変

ですが、以下のメリットもあります。

メリット

  • 大手ハウスメーカーの現場監督だと待遇がいい
  • 2級の施工管理技士でもOK
  • 現場は違えど業務は似てる
  • 施主との距離が近いので直接感謝される

きついところとメリットを理解した上で、転職を検討してみてください。

詳しくは、ハウスメーカーの現場監督の仕事内容【キツいところとメリットも解説】にまとめています。

電気施工管理はブラック?ホワイト?やめとけってホント?

ブラックかホワイトかは、会社によって違います。

一般的に、電気施工管理のきついところは以下のとおりです。

きついところ

  1. 工期が迫れば悪天候でも仕事
  2. 工事の後ろの方なのでスケジュールがきつい
  3. 他の業者に邪魔者あつかいされることアリ

ですが、以下のやりがいがあります。

やりがい

  • スキルが上がれば稼げる
  • 資格を取得すればさらに稼げる
  • 将来の安定が手に入る

「やめとけ」と言われて判断するのではなく、きついところとやりがいを知って判断してみてください。

詳しくは、電気施工管理のきついところ3選【失敗しない転職活動のコツも解説】にまとめています。

電気施工管理でホワイト企業を探すコツは?

基本的にはこの記事で紹介してきた内容と一緒です。

ホワイト企業を探すコツ

  1. 給料・休日数・残業時間を確認する
  2. 残業代の計算方法を確認する
  3. 資格手当や資格取得支援制度があるか確認する
  4. 有休消化率が高い会社を選ぶ
  5. 大手の会社に転職する
  6. 元請の会社に転職する
  7. 経営事項審査の点数を確認する
  8. 営業力が強い会社を選ぶ
  9. 職人を抱えていない会社を選ぶ
  10. あなたの能力を活かせる現場がある会社を選ぶ
  11. 求人が増える時期に転職活動を始める
  12. 小規模な現場が多い会社を選ぶ
  13. 地方の会社に転職する
  14. 評判や口コミを調べる
  15. 労働組合の存在を確認する
  16. 女性の採用が多い会社を選ぶ
  17. 外国人採用が多い会社を選ぶ
  18. ICTを導入している会社を選ぶ
  19. 求人情報が抽象的な会社は避ける
  20. 研修制度が整っている会社を選ぶ
  21. 面接の時間が短すぎる会社を避ける
  22. すぐに内定が出る会社を避ける
  23. 企業分析してもわからなかったことを逆質問で聞く
  24. 転職エージェントに優良求人を紹介してもらう
  25. 施工管理技士を取得して有利な立場で転職活動を進める

詳しくは、ホワイトな電気施工管理に転職する25のコツにまとめています。

施工管理

最後にもう一度、できるだけホワイトな環境で働く38のコツをまとめておきます。

ホワイトの特徴

  1. 定着率が高い建設会社を選ぶ
  2. ITツールを積極的に導入している会社を選ぶ
  3. 転職エージェントに求人情報を見せてもらう
  4. 施工管理の技術者派遣会社で働く
  5. 国土交通省が推進する働き方改革を行う会社を選ぶ
  6. 公共工事が多い会社を選ぶ
  7. 経営事項審査の点数が高い会社を選ぶ
  8. 元請け工事が多い会社を選ぶ
  9. 工期に余裕がある会社を選ぶ
  10. 営業力が強い会社を探す
  11. 大手ゼネコンの施工管理に転職を目指す
  12. マンション大規模修繕の施工管理で働く
  13. 可能なら6月・12月から転職活動を始める
  14. 規模の小さい現場がある会社で働く
  15. 地場の中小企業の施工管理で働く
  16. 絶対に譲れない条件を先に決めておく
  17. 現場の相談ができる会社を選ぶ
  18. 女性や外国人を採用している会社を選ぶ
  19. 口コミサイトを確認する
  20. 残業時間が短い会社を選ぶ
  21. みなし残業時間を確認する
  22. 年間休日数と有給消化率を見る
  23. 抽象的な求人情報に注意する
  24. 求人票でわからなかったことを面接で聞く
  25. 施工管理経験者として能力を上げてから会社に交渉する
  26. 施工管理技士など資格取得して有利に転職活動を進める
  27. 応募企業で現職で働く人に話を聞く
  28. ブラック企業リストに載っていないかチェックする
  29. ホワイト企業として認定されている会社を選ぶ
  30. 給料が低すぎないかチェックする
  31. 資格手当がある会社を選ぶ
  32. 福利厚生が充実している会社を選ぶ
  33. 従業員数が少なすぎないかチェックする
  34. 職人さんを直接雇用していない会社を選ぶ
  35. 給与規定が曖昧な会社を避ける
  36. 常に大量募集が出ていないかチェックする
  37. 売上と従業員数が両方増えているかチェックする
  38. ハローワークの求人票をよく見る

すべてできるわけではありませんが、1つでも該当項目を増やせばホワイト企業に近づけます。

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでは、施工管理の経験者向けに「SAN-SUKE」という転職サポートを実施しています。

下記のようなホワイト求人もありますよ。

  • 時短勤務OK
  • 年間休日120日以上

あなたの希望に近い求人を紹介できるかもしれないので、情報収集に活用してみてください。

「求人情報を見るだけ…」でも対応しています。

また、未経験から施工管理に転職したい人も募集しています。

新人研修が充実しており、定着率83.2%なので、安心して施工管理を始められますよ。

転職活動の情報収集に活用してみてください。

あなたがホワイトな環境で働けることを祈っています!

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