施工管理の派遣で働くメリットとデメリット【やめとけと言われる理由】

現場監督
考える男性
考える男性
未経験から施工管理に転職を考えてるけど、派遣って大丈夫なの?

不安定じゃないの?給料が低いんじゃないの?

ネットを見たら「派遣はやめとけ」っていう声もあったから不安…

 

派遣の施工管理で働くメリットとデメリットを知りたいな。

派遣会社の選び方も知りたい。

転職に失敗したくないなぁ…

こういった疑問や不安に応える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • 施工管理の派遣は不安定でもないし給料も低くないとわかる
  • 派遣の施工管理で働く11のメリットがわかる
  • 派遣の施工管理で働く4つのデメリットがわかる
  • 施工管理の派遣会社の選び方6つのポイントがわかる
  • 派遣の施工管理でよくある9つの質問と答えがわかる

 

私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。

未経験から施工管理になりたい人を募集しています。

この記事では、施工管理の実態をすべて解説します。

結論、派遣の施工管理は雇用も給料も安定しているし、将来性も問題ありません。

とはいえ、デメリットもあるので、デメリットを知った上で慎重に検討しましょう。

ネットで「派遣はやめとけ」と言われるのは理由があります。

「やめとけ」と言われる理由も知った上で検討してください。

 

派遣会社の選び方も紹介するので、今回の転職に失敗せず、きちんと手に職をつけて安定して稼ぎたい人は最後まで読んでみてください!

目次

施工管理の派遣は不安定でもないし給料も低くない

現場監督

「派遣」というと不安定で給料が低いイメージがありますが、それは施工管理のような技術職の派遣ではなく、事務職や販売職などの一般派遣のことです。

2008年のリーマンショックのころに「派遣切り」という言葉がメディアで使われたり、2007年にはテレビドラマ「ハケンの品格」などが放送されていましたね。

「派遣」という働き方にネガティブなイメージを持つ人も多いと思いますが、施工管理職の派遣は安定しており給料も高いです。

施工管理の派遣には月給50万円以上の仕事もあり、決して給料が低いわけではありません。

 

※もちろん、本人のスキルや保有資格によりますが。

 

派遣の施工管理の給料が高い理由

派遣でも施工管理職の給料は高くなる理由は「人材不足」です。

平成28年に国土交通省が発表した「建設産業の現状と課題」によると、建設業界の就業者数は平成8年をピークに減少し続けています。

建設産業の現状と課題

また、建設業界の就業者の高齢化も進んでおり、約330万人の就業者のうち78万人(約24%)が60歳以上のため、あと10年もすれば78万人もの就業者が引退してしまいます。

一方、10代~20代の若手の就業者数は約36万人(約11%)しかいません。

現在も人材不足ですが、10年後以降はさらなる人材不足問題が発生するでしょう。

建設産業の現状と課題

出典:国土交通省「建設産業の現状と課題

特に、施工管理職は貴重な存在であり人材不足が深刻です。

「貴重な存在=希少価値が高い」ということなので、労働単価は当然上昇していきます。

そのため、施工管理は派遣でも給料が高いのです。

 

派遣の施工管理の給料相場

相場は時給1700円くらいです。

ただ、本人の経験・スキル・資格・勤務地によっては、さらに給料が上がります。

先ほどもお伝えしましたが、月収50万円以上を稼ぐ派遣の施工管理もいますよ。

給料の詳細は、派遣の現場監督の給料相場【安定性や将来性もあまり問題ないと思う】も参考にどうぞ。

 

派遣の施工管理は将来性もある

くりかえしですが、建設人材が減少していくということは1人当たりの労働単価は上がっていくということです。

上記の「10年後以降は高齢の技術者がたくさん引退する」ということを踏まえると「派遣の施工管理の仕事がなくなる」というのは考えにくいですよね。

そのため「派遣だと将来仕事がなくなるんじゃないか?」と心配しなくても大丈夫です。

※事実、60代で施工管理の派遣で働く人もたくさんいます。

 

国土交通省では「2025年には建設人材が47万人~93万人不足する」と発表しています。

建設産業の現状と課題

出典:国土交通省「建設産業の現状と課題」

施工管理職は今後さらに「貴重な存在」になるため、将来的にも仕事が安定しているでしょう。

派遣であっても施工管理の需要は今後も続くと考えられます。

働きぶりが良ければ「〇〇さん、また来てほしいんだけど…」と、派遣先企業から指名がかかることもあります。

 

派遣は、まじめに働けば将来性がある雇用体系です。

万が一、今後建設人材が増えすぎて人材が不要になったとしても、クビになるかもしれないリスクは派遣も一社専属の正社員も一緒です。

派遣でも、一社専属の正社員でも、業務スキルの高い人は生き残れます。

 

一社専属と派遣の施工管理の仕事内容の違い

結論、仕事内容はほとんど一緒です。

施工管理の仕事内容は下記などがあります。

  • 施工計画の作成【工事の段取りを決める】
  • 工程管理【工事のスケジュール管理】
  • 安全管理【事故がないように対策する】
  • 原価管理【会社の利益が出るようにする】
  • 品質管理【良い建設物を造る】
  • 出来形管理【お客様満足を高める】
  • 行政への申請書類の作成
  • 設計など事務作業
  • 現場の写真撮影
  • 近隣への挨拶
  • 現場の清掃

 

仕事内容の詳細は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説【未経験者向け】にまとめています。

ただし、一社専属の正社員施工管理の方が責任ある仕事を任せてもらえる傾向があります。

後述しますが、現場責任者である「主任技術者」や「監理技術者」は、派遣の施工管理だとなることができません。

 

一社専属の正社員施工管理の方が、経験を積みやすい傾向です。

でも安心してください。派遣の施工管理でも経験を積んでいく方法があります。※こちらも後述しますね。

また「最初は責任が重い仕事をしたくない…」という人は、派遣の方が良いでしょう。

 

派遣の施工管理の雇用関係について

施工管理の技術者派遣のイメージ図

派遣の施工管理は、派遣会社の社員として雇用されます。

給料も派遣会社からもらいます。

社会保険や福利厚生も派遣会社のものです。

「働く場所が他の建設会社の現場」という意味ですね。

ただし、雇用形態は非正規と正社員の2種類があります。

正社員雇用がいい人は、就職する前に雇用形態を必ず確認しましょう。

 

派遣の施工管理で働く11のメリット

施工管理

考える男性
考える男性
派遣の施工管理で働くメリットは何なの?

結論、メリットは下記の11個です。

  1. 派遣といっても正社員で働ける
  2. ハローワーク・求人サイトにない求人もある
  3. サービス残業やサービス休日出勤がない
  4. 会社のしがらみからの解放
  5. 仕事を選べることがある
  6. 人脈が広がる
  7. ゼネコン・大手に転職する人もいる
  8. 自分の知らなかった強みを発見できる
  9. 40代・50代・60代も活躍できる
  10. フリーランスのように働ける
  11. 派遣先企業にもメリットがある

 

あなたにとって利点になる部分があれば、派遣を検討してみても良いでしょう。

1つずつ解説しますね。

 

【メリット1】派遣といっても正社員で働ける

「派遣」というとどうしてもアルバイト・契約社員のようなイメージがありますが、派遣元会社の正社員として働けます。

正社員ですので社会保険にも加入できますし、会社の福利厚生も利用できます。

「正社員の籍を派遣元会社に置き、働くのは派遣先の現場」という意味です。

※非正社員の派遣会社もあるので、転職前に雇用形態をよくチェックしましょう。

 

【メリット2】ハローワーク・求人サイトにない求人もある

派遣だと、ハローワークや求人サイトにない非公開求人があります。

「うちの会社にピッタリな人が1人だけほしい」「採用情報を他社に公開したくない」という企業は非公開求人で募集することアリ。

派遣会社には非公開求人の情報もあり、条件がマッチすれば非公開求人の現場に派遣してくれることもあります。

派遣会社によっては大手(ゼネコン)の現場もあるため、大手ゼネコンに転職しなくても大手ゼネコンの業務を経験できますよ。

 

【メリット3】サービス残業やサービス休日出勤がない

派遣元と派遣先企業がきちんと契約を交わしているため、サービス残業やサービス休日出勤はありません。

派遣社員にサービス残業やサービス休日出勤をさせたら、契約違反になってしまいます。

一社専属の施工管理だと、会社によってはサービス残業やサービス休日出勤が発生することも…

派遣は意外にも「きちんと守られた存在」ともいえますね。

働いた分の給料はきちんともらえるので安心です。

 

※ただし、2024年から残業の上限ができるため、一社専属の施工管理もサービス残業・サービス休日出勤は減るでしょう。

参考:2024年に建設業でも36協定が適用され残業規制【労働時間の上限を解説】

 

【メリット4】会社のしがらみからの解放

一社専属の正社員である以上、業務以外にもやることがありますよね。

  • 組合の活動
  • 飲み会への参加
  • 社内の人間関係の維持
  • 先輩との上下関係・つきあいなど

 

派遣だと、こうした正社員独特の業務以外にやらなければいけないことから解放されます。

派遣先にもよりますが、派遣社員に優しい会社もありますよ。

純粋に施工管理の仕事に集中したい人には良い働き方です。

 

【メリット5】仕事を選べることがある

派遣会社に入社すると、希望の仕事の条件を聞かれます。

  • 過度な残業は避けたい
  • 休日出勤は少ない方がいい
  • 転勤はできるだけない方がいい
  • 残業は多くてもいいから稼ぎたい

 

など、あなたの希望条件を派遣元に伝えることで、可能な限り自分の希望に近い派遣先を紹介してくれます。

※もちろん限度はありますが。

あなたの希望の働き方に近づけられるのは大きなメリットですね。

「前職は激務で疲れてしまったので、派遣でムリなく働きたい」という理由で派遣会社に転職する人もいます。

 

ただし、あまり条件を出しすぎると紹介してくれる派遣先の候補が減ってしまうので、ある程度の譲歩も必要です。

 

【メリット6】人脈が広がる

派遣で働くと派遣先と現場が変わるため、さまざまな会社の人と関われます。

良好なコミュニケーションをとれば、一社専属で働く人に比べて人脈ができやすいメリットがあります。

良い人脈を構築しておけば、先々困ったときに誰かが力を貸してくれることもあります。

また、意気投合した会社があれば転職のチャンスも広がります。

 

【メリット7】ゼネコン・大手に転職する人もいる

派遣先のゼネコンから声がかかってゼネコンに転職する人もいます。

スカウトする側の企業も今まで働いてもらっていたため、あなたがどんな仕事をする人か知っている安心感があります。

また、派遣社員側もその会社の現場をすでに体験しているので、転職するイメージがわきやすいですよね。

派遣という働き方を選ぶ人の中には「自分に合う会社を探したい」という人もいます。

派遣であれば様々な建設会社の仕事に触れることができ、その中から自分に合う建設会社を見つけて転職していく人もいます。

 

ちょっと軽い言い方かもしれませんが「おためしで色々な会社の仕事ができる」というのは派遣の大きなメリットです。

 

【メリット8】自分の知らなかった強みを発見できる

派遣で働くと様々な現場を体験できます。

今まで知らなかった自分の強みを発見することがあります。

それが人生の転機になる人もいるくらいです。

派遣元の会社もあなたのスキルや資格を客観的に見てくれて「こんな現場があるんだけどやってみない?」と勧めてくれます。

短期間で多くの経験ができるのも派遣のメリットです。

 

建設会社に転職をくりかえしながら様々な業務を経験するのは、ちょっと無理があります。

転職回数も増えて転職に不利になってしまいます。

派遣であれば転職回数を増やさずに経験値だけ上げることができます。

 

【メリット9】40代・50代・60代も活躍できる

施工管理のスキルがあれば、40代・50代・60代でも派遣で活躍できます。

前述のとおり、施工管理の人材不足もありますし、経験値の高い施工管理を求めている建設会社が多いのです。

下記のような理由で、派遣を選ぶ40〜60代の施工管理の人もいます。

  • 定年退職したけどまだ働きたい
  • あまり転勤しない働き方をしたい
  • 体力的にもう少し軽めの仕事をしたい
  • 一社専属の正社員に疲れてしまった。もっと自由に働きたい

 

【メリット10】フリーランスのように働ける

施工管理で経験を積んでいくと、スキルを活かして「フリーランス」のような働き方も可能です。

「特定の企業に属さずに、自分の腕を活かして、現場を転々として仕事をしていく働き方っていいなぁ…」と思う人は派遣が向いているかもしれません。

今は働き方が多様化している時代です。

「派遣」にネガティブなイメージを持つ時代はすでに終わり、新しい働き方改革として派遣が注目されているのです。

 

【メリット11】派遣先企業にもメリットがある

派遣は派遣社員だけにメリットがあるのではなく、派遣先企業にもメリットがあります。

  • 必要なときだけ人材を補てんできる(正社員で自社雇用しなくていい)
  • 社会保険料は派遣元企業が払うため人材経費の削減になる
  • 派遣料金には消費税が含まれているため消費税を削減できる

 

派遣先企業にもメリットがあるため、派遣社員は歓迎される立場ともいえるでしょう。

 

施工管理が派遣で働く4つのデメリット

ヘルメット

考える男性
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派遣の施工管理のデメリットも知っておきたいな…

結論、デメリットは下記の4つです。

  1. 希望しない派遣先もある
  2. ボーナスがない派遣会社もある
  3. 責任ある立場になりにくくキャリア形成が遅い
  4. 現場の進行状況によっては残業や休日出勤もある

 

デメリットを知った上で慎重に検討しましょう。

1つずつ解説しますね。

 

【デメリット1】希望しない派遣先もある

派遣先の希望を伝えることはできますが、100%希望が通るとは限りません。

ときには、あなたが希望しない派遣先を打診されることもあるでしょう。

この解決策は、できるだけ求人数が多い派遣会社を選ぶこと。

求人数が多いほど現場の選択肢が増えるので、希望の現場で働ける確率が上がります。

 

【デメリット2】ボーナスがない派遣会社もある

正社員雇用でない派遣会社は、基本的にボーナスがありません。

ボーナスがほしい人は正社員雇用の派遣会社を選びましょう。

ただし、ボーナスは会社の業績に左右されるのが一般的です。

会社の経営が苦しいときは、ボーナスが出ないこともあります。

 

ちなみに、そもそも派遣の施工管理は時給が高めに設定されています。※1700円くらい

なぜなら、技術職だから。

また、前述のとおり派遣先と契約しているため、残業代はきちんと支給されます。

なので、ボーナスの有無に関わらず稼げている人も多いです。

 

派遣で年収1000万円を稼ぐ人もいますよ。

 

【デメリット3】責任ある立場になりにくくキャリア形成が遅い

前述のとおり、派遣の施工管理は現場の責任者である「主任技術者」や「監理技術者」になることができません。

主任技術者や監理技術者は、一社専属の施工管理が行うと決まっているからです。

なので、派遣の施工管理はキャリア形成が遅くなることがあります。

ただし、未経験者さんには「責任ある立場になりにくい」ということがメリットになることも。

考える男性
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未経験で責任ある仕事はやりたくない。

まずはじっくりと施工管理の仕事に慣れていきたい。

という人は、むしろ派遣から始める方が良いでしょう。

派遣で慣れてから、特定の会社の正社員に転職することも可能です。

じっくりと段階を踏んでキャリアアップしていきたい人は、派遣の施工管理がおすすめです。

 

【デメリット4】現場の進行状況によっては残業や休日出勤もある

派遣の施工管理といっても、現場の工事が遅れていると残業や休日出勤することもあります。

建設業は外作業があるため、どうしても天候に左右されてやすいです。

ただし、派遣先の正社員施工管理よりは、派遣の施工管理の方が残業や休日出勤は少ない傾向です。

なぜなら、派遣先の企業はコストがかかるから。

 

あくまで自社(派遣先)の施工管理が残業や休日出勤して、手が足りないときに派遣の施工管理に残業・休日出勤してもらうイメージです。

 

施工管理の派遣会社の選び方【見るべき6つのポイント】

工事現場と現場監督

考える男性
考える男性
派遣で働いてみようと思うけど、派遣会社が多すぎてよくワカラナイ…

派遣会社はどうやって選べばいいの?

結論、下記の6つをチェックしてください。

  1. 求人数
  2. 定着率
  3. 研修制度
  4. 福利厚生
  5. サポート体制
  6. 評判

 

1つずつ解説します。

 

【ポイント1】求人数が多い派遣会社を選ぶ

先ほどもお伝えしましたが、求人数が多い派遣会社がおすすめです。

あなたの希望に近い派遣先で働く確率が上がるから。

具体的には、派遣会社のホームページに記載されている「取引先」を見ればわかります。

 

【ポイント2】定着率が高い派遣会社を選ぶ

長く安定して働ける派遣会社である可能性が高いからです。

「定着率が低い=離職率が高い」という意味なので、働きにくいかもしれません。

腰を落ち着けてじっくりとスキルアップしていきたい人は、定着率をチェックしましょう。

 

【ポイント3】未経験者向けの研修制度が充実している派遣会社を選ぶ

未経験者向けの研修がしっかりしていないと、現場でパニックになるから。

基礎がわかっていない状態で現場に出てしまうと、苦手意識ができて辞めやすいです。

できれば2ヶ月くらいの新人研修を行う派遣会社を選ぶと安心です。

 

【ポイント4】福利厚生がしっかりしている派遣会社を選ぶ

福利厚生は働きやすさにつながるからです。

社会保険があるのはもちろん、下記のような福利厚生があると安心ですよね。

  • 通勤手当
  • 健康診断
  • 時短勤務
  • 各種見舞金
  • 資格取得支援制度など

 

【ポイント5】サポート体制が整っている派遣会社を選ぶ

現場では予測できないことも起きるからです。

例えば「契約にない仕事を頼まれた」など。

後述しますが、派遣の施工管理がやってはいけない業務もあります。

派遣会社に連絡して、派遣会社側から派遣先の会社に対応してもらうこともできます。

 

特に未経験者さんは判断に迷うと思うので、サポート体制が整っている派遣会社を選びましょう。

 

【ポイント6】評判が良い派遣会社を選ぶ

当然ですが、評判はチェックしましょう。

口コミサイトを見ればOK。

SNSで評判をキャッチできることもあります。

もちろん「悪い評判がない会社」は存在しないでしょう。

派遣会社では多くの人が働いてるので、どうしても悪い評判は出るものです。

 

「悪い評判があるかどうか」ではなく「悪い評判をあなたが許容できるか?」という判断基準で口コミを見てみてください。

 

ワット・コンサルティングは約2ヶ月の研修あり【定着率83.2%】

ちなみに、冒頭でも触れましたが、私たちワット・コンサルティングも施工管理の技術者派遣の会社です。

ワット・コンサルティングの強みは下記の4つ。

  • 約2ヶ月の研修で施工管理の基礎をしっかり学べる(業界トップクラス)
  • 1500名以上の未経験者を研修してきた実績あり
  • 研修期間中もお給料をもらえる
  • 定着率83.2%なので施工管理の転職に失敗しにくい(定着率も業界トップクラス)

 

なので「しっかり基礎を学んで長く働きたい!」という人には合っていると思います。

転職活動の情報収集に活用してみてください。

 

施工管理の派遣でよくあるQ&A

考える男性

最後に、施工管理の派遣でよくあるQ&Aをまとめました。

  1. 「派遣の施工管理はやめとけ」と言われる理由は?
  2. 派遣から一社専属の正社員施工管理になれるの?
  3. 「派遣の施工管理は使えない」と思われてない?
  4. 「派遣の施工管理は意外と楽」ってホント?
  5. 派遣先で引き抜きはあるの?
  6. ゼネコンなど大手の現場でも働けるの?
  7. 施工管理の派遣って禁止されてるの?
  8. 派遣の施工管理に禁止されている業務は?
  9. 禁止業務をしてしまった場合どうなる?

 

「派遣の施工管理はやめとけ」と言われる理由は?

研修が弱いと現場でパニックになるからです。

派遣という性質上、さまざまな現場で働きます。

研修でしっかりと基礎を学ばないと、現場が変わるたびに困るでしょう。

施工管理で手に職をつけるどころか、すぐに辞めてしまうことも…

 

研修制度で派遣会社を選んでもいいくらいです。

 

派遣から一社専属の正社員施工管理になれるの?

なれます。

派遣で経験を積んでから、一社専属の施工管理に転職する人はけっこう多いです。

 

「派遣の施工管理は使えない」と思われてない?

それは人によります。

その現場に慣れてるベテラン施工管理は「使えない」とは思われていないでしょう。

もちろん、未経験だと「使えない」と思われることもあるかも。

でも、未経験者向けの研修がしっかりしている派遣会社の施工管理だと「使えない」と思われる可能性が下がります。

 

当然、本人の学習意欲にもよります。

どんな仕事でも同じですが、手を抜かずに学びましょう。

ちなみに早く仕事を覚えるコツは、現場監督の仕事の覚え方7選【仕事に目標をもつと早く覚えられる】も参考にどうぞ。

 

「派遣の施工管理は意外と楽」ってホント?

前述のとおり、主任技術者や監理技術者など責任が重い役職にならないという点では、楽に感じるかもしれません。

派遣先の施工管理のサポート役も多いです。

未経験者の場合は、下記のような簡単な業務から始まることもあります。

  • 写真撮影
  • 現場の巡回
  • 現場の掃除など

 

考える男性
考える男性
最初は少し簡単な仕事から慣れていきたい…

という人は派遣がおすすめです。

ただし、仕事である以上「楽」ということはありません。

大変なこともありますが、1つずつ乗り越えていきましょう。

 

ちなみに、施工管理の楽さについては、施工管理を楽な順に並べてみた【結論:楽な仕事じゃないけどね】も参考にどうぞ。

 

派遣先で引き抜きはあるの?

先ほどもお伝えしましたが、あります。

どこの会社も施工管理不足で困ってるため、働きぶりや相性がよければ声がかかることもあるでしょう。

引き抜きは双方にメリットがあると言われています。

  • 施工管理:慣れている現場・会社で働ける
  • 引き抜く会社:自社の業務に慣れている施工管理経験者を採用できる

 

事実、引き抜きでゼネコンに転職する人もいますよ。

 

ゼネコンなど大手の現場でも働けるの?

ゼネコンなど大手と取引がある派遣会社だと、ゼネコンの現場で働ける可能性があります。

派遣会社のホームページで、取引先企業をチェックしてみましょう。

大規模現場の大変さもありますが、貴重な経験ができます。

 

施工管理の派遣って禁止されてるの?

禁止ではありません。

労働者派遣法では、土木、建築その他工作物の建設、改造、保存、修理、変更、破壊若しくは解体の作業又はこれらの作業の準備の作業に係る業務を禁止しています。

参考:労働者派遣法 第四条 第二項より

施工管理はこうした作業を行わないので、派遣が認められています。

※くりかえしですが施工管理の仕事内容は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説【未経験者向け】を参考にどうぞ。

 

派遣の施工管理に禁止されている業務は?

派遣の施工管理は、下記の業務をすることはできません。

  • ビル・家屋等の建築現場にて、資材の運搬・組み立て等を行う。
  • 道路・河川・橋・鉄道・港湾・空港等の開設・修築などの工事現場で掘削・埋め立て・資材の運搬・組み立て等を行う。
  • 建築・土木工事において、コンクリートを合成したり、建材を加工したりする。建築・土木工事現場での準備作業全般を含む。
  • 建築・土木工事現場内で資材・機材を配送する。
  • 壁や天井・床の塗装や補修をする。
  • 建具類等を壁や天井・床に固定する、あるいは撤去する。
  • 外壁に電飾版や看板などを設置する、あるいは撤去する。
  • 建築・土木工事現場内において、配電・配管工事をしたり機器の設置をしたりする。
  • 建築・土木工事後の現場の整理・清掃(内装仕上げ)をする。
  • イベントなどを行う大型仮設テントや大型仮設舞台の設置をする。
  • 仮設住宅(プレハブ住宅等)の組み立てを行う。
  • 建造物や家屋を解体する。

引用元:一般社団法人日本人材派遣協会「建設業務」

ないとは思いますが、派遣先でこれらの業務を依頼されたら、派遣会社に相談しましょう。

 

禁止業務をしてしまった場合どうなる?

派遣会社が懲役や罰金をうけます。

労働者派遣法の第六章に罰則が書かれています。

 

派遣でも資格があれば有利

工事現場

ちなみに、施工管理には「施工管理技士」という国家資格があります。

派遣でも施工管理技士を取得すれば、転職や給料はさらに有利です。

施工管理技士については、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】を参考にどうぞ。

ただし、施工管理技士を受験するには実務経験が必要です。

なので、まずは資格なしで派遣の施工管理に転職して、経験を積んでいきましょう。

 

まとめ【派遣の施工管理のメリットとデメリットを知って転職しよう】

OK

最後にもう一度、派遣の施工管理で働くメリットとデメリットをまとめておきます。

メリット
  1. 派遣といっても正社員で働ける
  2. ハローワーク・求人サイトにない求人もある
  3. サービス残業やサービス休日出勤がない
  4. 会社のしがらみからの解放
  5. 仕事を選べることがある
  6. 人脈が広がる
  7. ゼネコン・大手に転職する人もいる
  8. 自分の知らなかった強みを発見できる
  9. 40代・50代・60代も活躍できる
  10. フリーランスのように働ける
  11. 派遣先企業にもメリットがある
デメリット
  1. 希望しない派遣先もある
  2. ボーナスがない派遣会社もある
  3. 責任ある立場になりにくくキャリア形成が遅い
  4. 現場の進行状況によっては残業や休日出勤もある

 

また、派遣会社を選ぶときは下記の6つをチェックしましょう。

  1. 求人数
  2. 定着率
  3. 研修制度
  4. 福利厚生
  5. サポート体制
  6. 評判

 

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでも未経験から施工管理になりたい人を募集しています。

ワット・コンサルティングの強みは下記の4つです。

  • 約2ヶ月の研修で施工管理の基礎をしっかり学べる(業界トップクラス)
  • 1500名以上の未経験者を研修してきた実績あり
  • 研修期間中もお給料をもらえる
  • 定着率83.2%なので施工管理の転職に失敗しにくい(定着率も業界トップクラス)

 

転職活動の情報収集に活用してみてください。

あなたの転職活動の参考になればうれしいです!

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