「土木の公務員を辞めたい…」
「でも、公務員を辞めていいのかな…?」
「次の仕事はどうしよう…」
こういった疑問や悩みに応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 土木公務員を辞めたい人のよくある理由がわかる
- 土木公務員を辞めるメリットとデメリットがわかる
- 辞めた後の転職先の候補がわかる
- 土木公務員を辞める手順がわかる
私たちワット・コンサルティングは、建設業の転職サポートを行う会社です。
土木公務員を辞めていいのか悩みますよね?
この記事では、土木公務員を辞めるメリット・デメリットなどを解説するので、あなたが辞めていいか判断材料になると思います。
私たちは、安易に「土木公務員を辞めていい!」と言う気はありません。
公務員を辞めるのは慎重な判断が必要なので、あなたが後悔しないよう手助けできればと思います。
「どうしても辞める判断がつかないときの対処法」も紹介しているので、状況が前に進むキッカケになるかもしれませんよ。
「今の状況を変えたい!」という人は、最後まで読んでみてください。
目次
土木の公務員を辞めたい理由でよくある6つ
土木公務員を辞めたい理由で、代表的なものは下記の6つです。
- 人間関係が辛い
- クレームが辛い
- 公務員自体が合わない
- 仕事が忙しくて体力がもたない
- 仕事にやりがいを感じない
- 他にやりたいことができた
こんな理由で辞めたいと思っている人が多いですよ。
1つずつ解説します。
【理由①】人間関係が辛い
職場の人間関係が辛くて、土木公務員を辞める人は多いです。
というか、これは公務員に限ったことではありません。
民間で働く人を含め、多くの人が「人間関係」で退職しています。
出典:日本労働調査組合「職場の人間関係が退職理由第1位!辛い時の対処法」
人同士は、どうしても「合う合わない」があります。
職場の人間関係は運要素もあるため、どうしても無理だと退職を考える人も多いですね。
【理由②】クレームが辛い
公務員をしていると、理不尽なクレームを受けることがありますよね。
下記のようなクレームを言われるのも辛いところです。
- 税金泥棒!
- 休まず働け!
- 道路を今すぐ直せ!
クレームを重く受け止めてしまって、精神的に辛くなってしまう人もいます。
【理由③】公務員自体が合わない
そもそも、公務員という職種自体が合わずに辞める人もいます。
「公務員は合わない」と思う理由は、下記などが代表的。
- 年功序列が合わない
- 仕事の進め方が合わない
- 評価制度に賛同できない
公務員に限らず、どんな仕事にも「合う合わない」があるので、この辺も仕方ないところかなと。
【理由④】仕事が忙しくて体力がもたない
土木の公務員は仕事の性質上、どうしても忙しくなることがありますよね。
特に災害時は、休むことが難しいです。
人の役に立つ素晴らしい仕事ではありますが、そもそも体力がもたないと継続が難しくなってしまいます。
【理由⑤】仕事にやりがいを感じない
これも合う合わないの話になりますが、仕事にやりがいを感じないと続けていくのは難しいです。
どんなに頑張っても好きになれない仕事を好きになるのは、無理がありますよね。
仕事には相性があるので、これも仕方ないところです。
「数年やってみたけど、どうしてもやりがいを感じない…」という人が辞めたくなるのは、割と自然なことだと思います。
【理由⑥】他にやりたいことができた
明確にやりたいことが見つかった人は、当然やめたくなります。
土木公務員を続けるメリットがないので。
やりたいことがあるのに、違うことに時間を使うのはモッタイナイとも言えるでしょう。
【重要】土木公務員を辞めるメリットとデメリット
ここ重要ですが、土木公務員を辞めるメリットとデメリットを整理しておきましょう。
特に、デメリットを重視してください。
メリット | デメリット |
|
|
「資格を取りにくくなる」についてですが、土木公務員を辞めてしまうと、実務経験が必要な資格は取得しづらくなってしまいます。
例えば、土木施工管理技士など。
「土木公務員を辞めるにしても、今後のために資格を取得しておきたい」という人は、慎重に検討しましょう。
ちなみに、土木施工管理技士を取得するコツは下記の記事にまとめてます。
家族ときちんと話し合いましょう
また、公務員を辞めるなら、きちんと家族と話し合いましょう。
公務員を辞めると、人生計画が変わってしまうことがあるから。
特に結婚している人は、家族の人生計画に関わることもあるので慎重に。
【念のため】土木公務員に向いている人の特徴5選
ちなみに、土木の公務員に向いている人の特徴は下記の5つかなと。
※この辺は、よくご存知だと思いますが。
- 体力がある人
- マルチタスクが得意
- オールラウンダータイプ
- 人間関係構築が得意な人
- 地域の役に立ちたい人
退職を検討するなら、あなたが土木公務員に向いてるかもチェックしておきましょう。
もし向いてなさそうなら、退職の判断材料になるかもしれません。
土木公務員を辞めるか判断がつかないときの対処法【転職活動】
それでもどうしても退職の判断がつかないときは、水面下で転職活動してみるのがおすすめです。
もしやりたい仕事が見つかって、家族も納得してくれるなら迷いづらいから。
反対に、良い仕事が見つからないなら「もう少し公務員で頑張ってみるか」という判断もつきやすいでしょう。
考えても答えが出ないことが多いので、求人情報などを見つつ、情報収集しながら考えていくと良いですよ。
それでは、次の転職先の候補について解説していきます。
土木公務員を辞めた後の転職先3選
土木の公務員を辞める場合、できれば次の転職先を決めてから退職しましょう。
公務員は失業保険をもらえないから。
代表的な「転職先の候補」は下記の3つです。
- 建設会社
- 建設コンサルタント
- 土木とまったく関係ない異業種
1つずつ解説しますね。
①建設会社
- メリット:公務員時代の経験を活かせる
- デメリット:民間ならではの仕事を覚えないといけない
土木系の建設会社であれば、公務員時代の実務経験を活かせるのでおすすめです。
特に土木に関する知識は、民間の建設会社でも活かせます。
ただし、民間ならではの仕事を覚えないといけません。
代表的なものは「営利目的の感覚」です。
民間企業は営利目的で事業をしているので、このマインドシフトが重要となってきます。
まずは土木系の建設会社の求人情報を見ながら、本当に土木公務員を辞めるか考えてもOK。
弊社が運営する「SUN-SUKE」という転職サポートでも、求人情報を探せます。
②建設コンサルタント
- メリット:公務員時代の経験を活かせる
- デメリット:けっこう忙しいときもある
建設コンサルタントとは、主にインフラの工事企画・設計を行う仕事です。
※現職で建設コンサルタントと仕事をした人もいるかと。
土木公務員の経験があれば、転職できるチャンスはあるでしょう。
ただし、建設コンサルタントは忙しくなることも。
公務員で繁忙期を乗り切ってきた人なら、転職してもうまくやっていけるかもしれません。
建設コンサルタントの仕事内容は、建設コンサルタントをわかりやすく解説【大手ランキングや年収】を参考にどうぞ。
③土木とまったく関係ない異業種
- メリット:土木業界から抜け出せる
- デメリット:今までの経験を活かしにくい
心機一転、まったく土木と無関係の仕事に転職する人もいます。
特に「もう土木はコリゴリ…」と思っている人に良いかと。
ただし、今までの実務経験を活かせないことが多いので注意しましょう。
新しいことをイチから学ぶ大変さがあるので、よほどやりたい仕事でない限りは慎重に検討してください。
また、未経験の転職は年齢制限がつきもの。
特に35歳を超えてしまうと、未経験の転職はかなり難しくなります。
ちなみに「公務員を辞めたいけど安定はほしい」という人は「手に職がつく仕事」がおすすめです。
具体的には、下記の仕事などが良いでしょう。
- 営業職:営業スキルが身につけば食いっぱぐれにくい
- 宅地建物取引士:独占業務の国家資格
- CADオペレーター:設計補助の仕事
- プログラマー:伸びてるIT業界の手に職
- インフラエンジニア:ITインフラを作る仕事で安定
土木公務員を辞める手順【4ステップ】
土木公務員を辞める手順も知っておきましょう。
具体的な手順は下記の4ステップです。
- 直属の上司に退職を申し出る
- 退職時期の決定
- 引き継ぎ業務
- 退職
退職の申し出は「直属の上司」に伝えるのが基本です。
先に「上司の上司」などに伝えてしまうと、直属の上司が「聞いてないぞ!」と怒ってトラブルになることがあります。
タイミングによってはすぐ辞められないケースもありますが、本気で辞めるならブレずに退職の意思を伝えましょう。
退職理由を聞かれたときの答え方
「どうして辞めたいの?」と聞かれたら、「どうしてもやりたいことがあるから」と答えるのが無難です。
やりたいことがある人は、引き留めにくいから。
「どうしてもやりたいことが見つかったので、1歳でも若いうちに挑戦してみたいんです!」と熱意と誠意をもって伝えるのがコツです。
当然ですが、今の職場の悪口をいうのは厳禁。
「立つ鳥跡を濁さず」が基本なので、円満退職を目指しましょう。
まとめ【土木公務員をホントに辞めるか慎重に検討しましょう】
最後にもう一度、土木公務員を辞めるメリットとデメリットをまとめておきます。
メリット | デメリット |
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どうしても辞めるか判断がつかないときは、水面下で転職活動を始めてみましょう。
土木公務員を辞めた後の転職先の候補は、下記の3つがあります。
- 建設会社
- 建設コンサルタント
- 土木とまったく関係ない異業種
建設会社の求人は、弊社が運営する「SUN-SUKE」でも探せます。
迷うなら、求人情報を集めながら考えていきましょう。
くりかえしですが、公務員を辞めるときは慎重な判断が必要です。
辞めるデメリットも理解した上で、良い判断ができることを祈っています。
あなたの今後の参考になればうれしいです!