大手ゼネコンが宇宙開発に力を入れています。
もしかすると、宇宙旅行に行ける時代が数十年後にはやってくるかもしれませんね(^^)
一昔前まではSFの世界の話でしたが、宇宙開発が現実的なものになりつつあります。
とても夢のある宇宙開発について、建設業界の取り組みをご紹介します(^^)
目次
清水建設が宇宙開発部を設置
清水建設は宇宙開発に積極的です。
現在は小型衛星を積んだ小型ロケットの開発を進めています。
2020年代には約20機の打ち上げを予定しています。
清水建設の宇宙ホテル構想
清水建設では、将来宇宙旅行が一般的になっていくことを考え「宇宙ホテル」の構想を立てています。
「宇宙に泊まれる」というのはとても夢がありますよね(^^)
ドーナツ型の建造物の真ん中に串を刺したような形のホテルを計画しているそうです。
建造物に回転を加えることで重力を発生させて地球上と同じような重力で過ごしやすい場所にするそうですよ(^^)
ぜひ泊まってみたいものですね(^^)
清水建設の月面基地構想
今後、月面での各種実験・研究や観光などが可能になっていくと言われています。
清水建設では「月面基地構想」の計画を進めています。
月面基地の建設に重要なのは、
- 現地の材料で建設する
- ロボットによる建設
だそうです。
たしかに、重たい資材をロケットに乗せて何度も打ち上げると莫大なコストがかかってしまいます。
また、人が長時間月面で建設作業をするのは危険も伴うでしょう。
月面基地の資材は月で調達して、建設ロボットによって基地を建設するのがもっとも効率的です。
事実、清水建設では建設ロボットの研究・開発が進んでおり、月面基地建設は十分可能性があると言えるでしょう。
清水建設は宇宙開発に積極的な企業です。
今後の清水建設の宇宙開発が楽しみですね(^^)
ちなみに、清水建設の建設ロボット技術は、
建設工事の自動化ロボットの開発が進んでいますにまとめているので、読んでみてください!
竹中工務店が月面や火星の探査ロボットを開発
竹中工務店は宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同開発で、月面・火星の探査ロボットを開発しています。
月面や火星で使うことを想定して、障害物を検知して自分でルートを見つけながら進むことができるそうです。
この自走する探査ロボットは地球での道路面の点検にも使われているそうで、従来より業務効率がアップしています。
宇宙開発と同時に、現段階でビジネスにつながるものを開発する竹中工務店はすごいですね(^^)
鹿島建設の建設機械の自動運転技術を宇宙で活用
鹿島建設では、自動運転による建設機械の開発が進んでいます。
タブレット端末で建設機械を制御することができ、遠隔地での無人施工が可能になります。
熟練オペレーターの技術をコンピュータに覚えさせたり、危険を察知すると自動で停止することも可能です。
建設機械ごとにオペレーターが必要なくなるため、少ない人数で建設現場をまわすことができます。
福岡県の五ケ山ダム建設では、すでに現場で機械の検証が終わっています。
鹿島建設の建設機械の自動運転技術があれば、宇宙空間での無人施工も可能になるでしょう。
鹿島建設の月面での自動運転による無人施工が楽しみですね(^^)
大林組の宇宙エレベーター構想
大林組の宇宙エレベーター構想も有名ですよね(^^)
「エレベーターで宇宙に行く」なんて、ほんとにSFの世界ですよね!
宇宙エレベーターに荷物を積んで輸送ができるようになるのが2050年ころだそうです。
人が乗って移動できるようになるのは、2050年よりも先と言われています。
大林組の宇宙エレベーター建設の顧問をしているJSEA(日本宇宙エレベーター協会)では、エレベーターというよりは電車のようなものをイメージしているようです。
1週間ですからね、生活できる環境がなければいけません。
寝台列車のような設備の宇宙エレベーターになる可能性もあるそうです。
銀河鉄道999みたいですね(^^)
カーボンナノチューブの発見で始まった宇宙エレベーター構想
1980年代までは、宇宙エレベーターはSF映画の世界の話で、実現不可能と言われていました。
エレベーターに使う宇宙空間でも強度を保てるケーブル素材がなかったためです。
ですが、1991年にカーボンナノチューブという素材が発見されたことで、宇宙エレベーター構想は現実味をおびてきました。
アルミニウムの半分の軽さで、鋼鉄の20倍の強度があり、しなやかな弾力性をもっている素材で、宇宙エレベーターのケーブルに使用できるとわかったのです。
宇宙エレベーターを建設するメリット
宇宙エレベーターの建設費用は約10兆円と言われています。
10兆円の建設費用がかかっても、宇宙エレベーターを建設メリットがあります。
- 宇宙空間の研究がやりやすくなる
- 将来、月や火星への移住のための研究がやりやすくなる
- 「宇宙旅行」という新たな観光産業ができる
- 宇宙空間で発電した電力を地上に送れる
- 月や小惑星で採掘したレアメタルなどの資源を地球に運べる
などのメリットがあります。
何より、夢がありますよね(^^)
一般人が宇宙に行けるかもしれないというのは、まさにSF映画の世界観が現実になることです。
宇宙エレベーターの台数が増えるほど建設コストは減少していきます。
大きな輸送コストがかかるロケットやスペースシャトルに比べると、圧倒的に安い費用で輸送が可能になります。
宇宙と地上を往来するコストは、ロケットやスペースシャトルと比べると、2ケタほど安くなるでしょう。
人類が宇宙に飛び出す、最初の一歩が宇宙エレベーターなのかもしれませんね。
大林組のホームページの宇宙エレベーターのページには、動画も載っていてわかりやすいのでぜひ見てみてください(^^)
東急建設の宇宙建築技術
月面開発をする際は拠点が必要です。
隕石や放射線から機材や人を守るためです。
東急建設、東京都市大学、日東製網の研究グループは、月面で建設資材を現地生産する技術に関して共同研究を始めた。
東急建設、東京都市大学、日東製網の研究グループは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の内部組織です。
すでに月の砂を土のう袋入れて詰めて積み上げる「ルナー・テキスタイル工法」を開発していましたが、地球から何度もロケットを打ち上げて資材を輸送する必要がありました。
それよりは、現地で資材を調達する方がコストを抑えられます。
引用元:youtube「JAXA月面ロボットチャレンジ」
東急建設では、月面に拠点を建築する際、月面にある砂などを利用して建築資材を精製する技術の研究を進めています。
建築資材の精製において地球と大きく違う点は、月には水がないということです。
水は素材を固める・成型するの有効ですが、水を地球から輸送するとコストが莫大になってしまいます。
月面の砂は隕石の衝突により、砂同士がくっついています。
月面の砂と砂を繊維で混ぜて、遠心力で圧縮することでブロックを形成します。
地球から持っていく材料は全体量の1%に抑え、月面で精製する資材は1日1トンを目標としているそうです。
まとめ
宇宙開発が進めば、人類は宇宙へ大きな一歩を踏み出します。
いまでこそ限られた人しか国際宇宙ステーションにはいけませんが、将来は一般の人の宇宙で時間を過ごせるときがくることでしょう(^^)
特にアメリカ、ロシア、日本、中国は宇宙開発にとても力を入れています。
宇宙旅行を企画する会社も出てきていますよね(^^)
引用元:youtube「宇宙旅行アニメーション映像(日本語版) 6分」
宇宙ビジネスは35兆円産業にもなっており、宇宙開発に成功する会社は大きな利益を得るとも言われています。
何よりロマンがありますよね(^^)
人類がずっと昔から夢見ていた「宇宙に行く」という準備がちゃくちゃくと進んでいます。
宇宙活動法という法律も整備され、国が1000億円を投じ、民間企業が宇宙開発に取り組みやすい時代になっているため、時代の追い風があるといえます。
現在すでに一般的になっている宇宙ビジネスは人工衛星でしょう。
- GPS
- 天気予報
などは、すでに私たちの暮らしと大変密接な宇宙ビジネスです。
さらに今後の宇宙開発が進めば、
- 月や火星への移住で人口問題の解消
- 食糧問題の解消
- 宇宙空間での太陽光発電によるエネルギー問題の解消
- 地球の地形把握
- 魚群探査
- 地球上の災害時の通信ネットワーク
- 宇宙観光ビジネス
- 人口の流れ星ビジネス
- 宇宙葬
- 地球以外の惑星の資源探査
- 道路などインフラの監視
- 宇宙保険
- 地球では開発できない製品(薬品など)の研究・開発
などの新たなビジネスも出てくるでしょう。
人間が宇宙に行くことの安全性も高まってくれば、宇宙旅行の低価格化も進み、誰もが宇宙に気軽に行ける時代になるかもしれません。
もはやドラえもんの世界ですね(^^)
ですが、22世紀には本当に宇宙に気軽にいける時代になっているかもしれませんね!
大手ゼネコンで働く醍醐味の1つが、宇宙開発に携われる可能性があることです。
「宇宙に関わる仕事をしたい」という人は、建設会社で働く時代になっていくでしょう。
今後に宇宙開発に期待しましょう(^^)