建設営業マンの仕事内容や5つのつらいところ【志望動機の例文も紹介】

建設営業マンの仕事内容や5つのつらいところ【志望動機の例文も紹介】
考える男性
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建設の営業ってどんな仕事なの?

工事をとってくる仕事なのかな?

建設に興味はあるけど、文系だから営業を検討中。

でも、つらいところとかも事前に知っておきたいな。

後、僕は建設の営業に向いてるのかな?

こういった疑問に応える記事です。

本記事でわかることは下記のとおり。

  • 建設営業の仕事内容がわかる
  • 建設営業に採用されやすい志望動機がわかる
  • 他の営業職と比べてメリットとデメリットがわかる

建設業界の営業職について解説します。

簡単にいうと、工事をもらってくる仕事ですね。

営業マンが工事をもらってこなければ、どんな優れた技術者がいても仕事がありません。

建設会社の営業マンは、会社の売上を作る重要な仕事です。

業界研究や職種研究の参考になればうれしいです。

建設営業マンの仕事内容【会社によって違う】

建設営業マンの仕事内容【会社によって違う】

建設営業は、工事案件を獲得する仕事です。

待ってても工事依頼はこないので、営業マンが工事をもらってくる必要があります。

建設会社によって、営業内容やお客さんが違います。

ゼネコン 不動産デベロッパーや官公庁のコンペで案件を獲得する
マンション建築 地主さんに営業してマンションを建ててもらう
ハウスメーカー サラリーマン家庭などに営業して家を建ててもらう
リフォーム 持ち家がある人にリフォームを提案する

建設営業職のつらいところ5選

つらいところは下記の5つ。

  1. ノルマがある
  2. 休みが少ない
  3. 飲み会が多い
  4. 契約までが長い
  5. 工事をもらえなければ水の泡

営業なのでノルマはありますし、ノルマを達成できないと、

  • 減給
  • 降格
  • クビ

などがあります。

お客さんの予定が優先なので、休日に仕事をすることも。

また、業界的に飲み会が多いので、お酒は飲めた方がいいですね。

どんなに頑張って営業しても、契約をもらえなければ水の泡なのも辛いところ。

契約まで時間がかかるので、契約にならなかったときのショックは大きいです。

建設営業のコツ【ノルマをこなすには】

最強のコツは、お客さんの話を聞くことです。

お客さんの要望に応えれば、工事をもらえるから。

具体的な手順は下記のとおりです。

  1. お客さんの話を聞いて、要望を聞き出す
  2. 相手の予測を上回る提案をする
  3. 工事をもらえる
  4. 完成→満足
  5. 新しい顧客を紹介してくれる

こんな感じで工事案件を継続的に獲得していきます。

最初の工程「お客さんの話を聞いて、要望を聞き出す」でつまづくと、以後はありません。

だから、お客さんの話を聞くことが重要です。

話す力<聞く力

営業マン=上手に話せないとダメって印象がありますが、実は逆です。

本当に売れる営業マンは、あまり喋りません。

前述のとおり、お客さんに話してもらう方が売れるとわかってるから。

お客さんが話すこと=答えなので、自分が喋ってる場合じゃありません。

だから、あなたが話上手である必要はありません。

建設営業マンの腕の見せ所

お客さんの要望にできるだけ近く、予算内で抑えて提案するのが腕の見せ所ですね。

設計部と協力して、お客さんの要望を魅力的な設計にして、プレゼンするのも仕事のうち。

建設業は営業と技術部のチームプレーなので、社内の人間関係構築も営業マンの仕事です。

コミュニケーションスキルが重視される仕事だと思ってください。

建設営業に必要な資格【特になし】

建設営業に必要な資格は特にないですが、

  • 設計
  • 法律

は知っておく必要があります。

お客さんに質問されて、その場で答えられた方が信頼されるので。

しいてあってもいい資格は、下記の3つですね。

  1. 建築士
  2. 宅地建物取引士
  3. FP2級

ちなみに、建築士の資格については下記にまとめてます。

FPが特に活かせるのは、マンション建築会社やハウスメーカーの営業マンです。

  • 収入・支出・負債のバランスをアドバイス
  • 相続や相続税のシミュレーション

などを行えると、信頼されて工事をもらいやすいからです。

建設営業の年収【売上による】

建設営業マンの年収は、売上によって変わります。

歩合給があるので、工事をたくさん受注すればけっこう稼げます。

会社にもよりますが、年収1000万円以上を稼ぐ営業マンもいますよ。

反対に、売れないと給料は低いです。

簡単にいうと、弱肉強食の世界ですね。

ちなみに、建設業界の世代別の平均年収は下記のとおりです。

※千円以下は四捨五入してます。

年齢 平均年収
20~24歳 355万円
25~29歳 446万円
30~34歳 515万円
35~39歳 535万円
40~44歳 581万円
45~49歳 636万円
50~54歳 686万円
55~59歳 658万円
60~64歳 529万円

参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査

建設営業に向いてる人の5つの特徴

建設営業に向いてる人の特徴は、下記の5つですね。

  1. 建設に興味がある人
  2. 人とコミュニケーションをとるのが好きな人
  3. お酒が飲める人(一般的な量でOK)
  4. 勉強熱心な人
  5. 年上から可愛がられる人

建設に興味があるのは最低限。

前述のとおり、業界的にお酒は普通程度に飲めた方が良いでしょう。

また、法律や建設の勉強は永遠に続くので、勉強熱心な人が良いですね。

そして、社長さんや地主さんなど、年上から工事をもらうことが多いので、年上から可愛がられるタイプがベターです。

あなたが建設営業に向いてそうか、チェックしてみてください。

建設営業に採用される志望動機のコツ

建設営業に採用される志望動機のコツ

建設営業に採用されるためには、志望動機が重要です。

採用担当者が最重要視するのが、志望動機だから。

具体的には、下記の3つの説明が必要ですね。

  1. なぜ建設業界なのか?
  2. なぜ営業職なのか?
  3. なぜ、その会社でなければいけないのか?

この3つを説明できないと、内定をもらえません。

建設営業の志望動機の例文

上記3つのポイントを踏まえた例文を紹介します。

アレンジして使ってもらってOKです。

私は、小さい頃から建築物に興味がありました。

プラモデルのジオラマで、小規模な街を造ったこともあります。

自然と「就職するなら建設業界」と思ってきました。

私は文系出身で、コミュニケーションスキルに自信があり、営業職を志望します。

販売のアルバイトをしていた経験があり、店舗の売上トップになったこともあります。

なので、コミュニケーションスキルが必要な営業職をやってみたいと思いました。

企業研究を行う中で、御社を見つけました。

御社ホームページに載っていた営業の◯◯さんみたいになりたいと思ったので、御社を志望しました。

◯◯さんの学生時代は現在の私と似ていますし、現在は◯◯◯◯などの分野で活躍されていて、私の目標です。

・志望動機の例文を解説

  • なぜ建設業界なのか?→小さい頃から興味があったから
  • なぜ営業職なのか?→コミュニケーションに自信があるから
  • なぜ、その会社でなければいけないのか?→◯◯さんみたいになりたいから

ちゃんと3つのポイントを押さえてますよね。

「なぜ、その会社でなければいけないのか?」を思いつかないときは、「御社の◯◯さんみたいになりたいからです」と伝えればOK。

◯◯さんは、その会社にしかいないですからね。

ホームページの社員インタビューみたいなページに載ってるので、参考にしましょう。

他の営業と比較した建設営業のメリットとデメリット

他の営業と比較した建設営業のメリットとデメリット

考える男性
考える男性
他の営業職に就職も考えてるんだよね。

建設営業と他の営業職を比較した場合の、

メリットデメリットを知りたいな。

ということで、建設営業と他の営業を比較してみました。

業界研究の参考になればうれしいです。

建設営業のメリット【形があること】

建設物なので、形があることかなと。

なので、お客さんがイメージしやすく購入につながりやすいのがメリットです。

考える男性
考える男性
え?

でも、まだ建ててないのにどうやって見せるの?

と思うかもですが、過去に建てた似てる建設物を見せることで、イメージが伝わります。

最近は3D設計も進化してるので、建てる前にイメージを伝えやすい時代。

イメージが湧くとほしくなるので、売りやすいです。

反対に、保険営業とかは形がないので売りにくいです。

建設営業のデメリット【時間がかかる】

前述しましたが、時間がかかるのはデメリットですね。

例えば、車の営業だったら1ヶ月~数ヶ月で決まります。

でも、建設物は受注まで年単位の時間がかかることも。

建設物は後から修正しにくいし、高額なので、顧客側はどうしても慎重になります。

例えば、夢のマイホーム購入となれば、誰だって慎重になりますよね。

受注まで時間がかかる=ノルマ達成が難しいというデメリットがあります。

まとめ【建設営業マンの仕事内容やつらいところを就活の参考にどうぞ】

まとめ【建設営業マンの仕事内容やつらいところを就活の参考にどうぞ】

この記事をまとめます。

  • 建設営業マンの仕事内容は、工事をもらってくること
  • 辛いところは、ノルマ、休みが少ない、飲み会、契約までが長い、工事をもらえないと水の泡
  • 特に必要な資格はないけど、建築士、宅地建物取引士、FP2級はあっても良い
  • 年収は売上によって変わる【成績が良ければ稼げる】
  • 志望動機は、建設業界・営業職・応募企業でなければいけなり理由を解説
  • 他の営業に比べると、時間がかかるのでノルマ達成は難しい

就活の業界研究・職種研究の参考になればうれしいです。

ちなみに、建設会社の大手企業は、

大手の建設会社の一覧をまとめてみた【業界のきついところや将来性】にまとめたので、企業研究の参考にどうぞ。

また、建設業界には主に6つの職種があります。

営業以外の職種も知りたい場合は、

建設業の主な6職種の一覧を紹介【今後伸びていきそうな職種も解説】もどうぞ。

あなたの就活の参考になればうれしいです。

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