二級建築士の難易度!合格率や受験資格から分析してみた

戸建

「二級建築士に興味があるけど、合格率や受験資格、過去問など、二級建築士の試験の難易度を知りたい!」という人向けの記事です(^^)

 

「独学でも合格できるのかな…?」

「製図試験が難関って聞くけど、どれくらい難しいの…?」

などの疑問にも答えていきますね(^^)

 

この記事では、

  • 二級建築士の合格率からみる難易度
  • 受験資格からみる難易度
  • 過去問からみる難易度
  • 合格点からみる難易度
  • 独学でも二級建築士に合格できるのか?
  • 他の資格との難易度の比較

などを解説します。

 

あなたが効率的に勉強して、二級建築士に合格できるための記事にしました。

さっそく見ていきましょう(^^)

目次

二級建築士の合格率からみる難易度

25%

二級建築士の合格率からみる難易度は、5段階中4くらいで、「ちょっと難易度高め」というところです。

理由は、例年の合格率が約25%で推移しており、4人に1人くらいしか合格できないからです。

 

近年の合格率を、学科・製図・総合で見てみましょう。

年度 学科 製図 総合
平成26年 37.9% 55.3% 24.3%
平成27年 30.1% 54% 21.5%
平成28年 42.3% 53.1% 25.4%
平成29年 36.6% 53.2% 24.3%
平成30年 37.7% 54.9% 25.5%
令和元年 42% 46.3% 22.2%

参考:公益財団法人建築技術教育普及センター「試験結果

 

学科試験より製図試験の方が合格率が高く、難易度が低いことがわかりますね。

製図試験の問題は、試験の3ヶ月前くらいに公表されるため、対策がしやすいのが理由です。

 

ちなみに、例年の受験者数は約24000人です。

 

24000人が受験して、合格率約25%、4人に1人しか合格しないということは、

24000人×75%(落ちる人の割合)=18000人が、不合格ということです。

 

大学や専門学校に通っても、不合格になる人もいる厳しい試験です。

きちんと勉強しないと難易度は高いですね(^^;

 

二級建築士試験は、3~4回受験してようやく合格する人もいます。

もし落ちても、粘り強くチャレンジし続けましょう。

二級建築士の受験資格からみる難易度

建築設計

二級建築士は誰でも受験できる試験ではないため、受験資格からみる難易度は高いです。

二級建築士の受験資格をご紹介します。

学歴や資格 建築の実務経験の年数
大学・短大・高専・専門学校で指定科目を卒業した人 0年
高校・中学で指定科目を卒業した人 卒業後3年以上
建築設備士 0年
都道府県知事が認める人 所定の年数以上
建築の学歴なし 7年以上

参考:公益財団法人建築技術教育普及センター「受験資格

 

建築系の学校を卒業していない人は、実務経験が7年以上も必要です。

つまり、二級建築士を受験するには、学校に行って勉強する方が早いです。

 

二級建築士を受験する人の約75%は、大学・短大・高専・専門学校で建築学科を卒業した人です。

受験者の約55%は24歳以下なので、学生の受験が多いことがわかります。

 

「はやく二級建築士になりたい!」という高校生は、迷わず建築系の学校に進学しましょう。

「学校に通った方が良い」という点でいうと、難易度が高い試験といえます。

 

もちろん、働きながら受験する人もいますが、割合は25%と少なめです。

※働きながら勉強するのはなかなか大変ですが、がんばって合格する人もいますよ(^^)

二級建築士の受験資格が変わる!?

チェンジ

二級建築士の受験資格が変わるのをご存知ですか?

建築士が不足していることと、高齢化していることを受けて、国が受験資格を緩和しようとしています!

 

二級建築士の受験資格の変更点は、「高校・中学で指定科目を卒業した人」です。

改正前 改正後
卒業後の実務経験3年以上 高校か中学の指定科目を卒業年に受験できる。合格後、実務経験を3年以上積めば免許登録。

となる予定です。

 

早ければ2020年の試験から、上記の受験資格に変わるそうですよ(^^)

二級建築士の新受験資格については、

改正建築士法の建築士試験の新受験資格!実務経験なしで受験できる?を読んでみてください!

改正建築士法の建築士試験の新受験資格!実務経験なしで受験できる?

二級建築士の過去問からみる難易度

勉強

二級建築士を目指すなら、過去にどんな問題がでたのか知っておきましょう。

当たり前ですが、過去問からみる難易度は人によって変わります(^^;

 

しっかり勉強した人には簡単に見えますが、これから勉強を始める人には超難問でしょう。

 

まずは過去問を紹介します。

過去問を見て「わからない…」と思ったら、しっかり勉強してくださいね(^^)

学科試験の過去問

試験

まずは学科試験の過去問です。

学科試験の試験科目は、

  1. 建築計画
  2. 建築法規
  3. 建築構造
  4. 建築施工

の4科目です。

 

学科試験はマークシート方式で、5択から1つを選択します。

5択ということは、どんなに悪くても20%の正答率があるということです。

 

「最低でも20%は正答率がある」という点では、難易度が低いですね。

 

ただし、まぐれで合格できるほど甘い試験ではないので、しっかり勉強しましょう。

勉強がわからない人

以前は過去問を集中して勉強すれば点数がとれましたが、近年は基礎を理解していないと得点は難しいです。

過去問の丸暗記は、応用問題を出されると弱いので、基礎を勉強して応用力もつけましょう。

 

また、高齢化社会によってニーズが増える「バリアフリー建築」などの問題も、近年は多く出題されています。

 

4科目から1問ずつ過去問を紹介します(^^)

建築計画の過去問

熱貫流率が1.0W/(㎡・K)の壁体について、熱伝導率0.03W/(m・K)の断熱材を用いて熱貫流率を0.4W/(㎡・K)とするために、必要となる断熱材の厚さは、次のうちどれか。

  1. 30mm
  2. 35mm
  3. 40mm
  4. 45mm
  5. 50mm

引用元:公益財団法人建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験問題集 学科Ⅰ(建築計画) 学科Ⅱ(建築法規)

建築法規の過去問

建築物の新築に当たって、建築基準法上、構造計算によって安全性を確かめる必要があるものは、次のうちどれか。ただし、地階は設けないものとし、国土交通大臣が指定する建築物には該当しないものとする。

  1. 木造平屋建て、延べ面積500㎡、高さ6mの建築物
  2. 木造2階建て、延べ面積200㎡、高さ9mの建築物
  3. 鉄骨造平屋建て、延べ面積150㎡、高さ8mの建築物
  4. 鉄骨造2階建て、延べ面積100㎡、高さ7mの建築物
  5. 補強コンクリートブロック造平屋建て、延べ面積180㎡、高さ5mの建築物

引用元:公益財団法人建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験問題集 学科Ⅰ(建築計画) 学科Ⅱ(建築法規)

建築構造の過去問

構造計算における建築物に作用する風圧力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 速度圧は、その地方において定められて風速の平方根に比例する。
  2. 速度圧の計算に用いる地表面粗度区分は、都市計画区域の指定の有無、海岸線からの距離、建築物の高さ等を考慮して定められている。
  3. 閉鎖型及び開放型の建築物の風力計数は、原則として、建築物の外圧係数から内圧係数を減じた数値とする。
  4. ラチス構造物の風圧作用面積は、風の作用する方向から見たラチス構面の見付面積とする。
  5. 風圧力が作用する場合の応力算定においては、一般に、地震力が同時に作用しないものとして計算する。

引用元:公益財団法人建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験問題集 学科Ⅲ(建築構造) 学科Ⅳ(建築施工)

建築施工の過去問

建築の工事現場における次の作業のうち、「労働安全衛生法」上、所定の作業主任者を選定しなければならないものはどれか。ただし、いずれの作業も火薬、石綿などの取り扱いはしないものとする。

  1. 掘削面が高さ1.5mの地山の掘削作業
  2. 軒の高さが4.5mの木造の建築物における構造部材の組立て作業
  3. 高さが4.5mの鉄骨造の建築物における骨組みの組立て作業
  4. 高さが4.5mのコンクリート造の工作物の解体作業
  5. 高さが4.5mのコンクリート造の工作物の型枠支保工の解体作業

引用元:公益財団法人建築技術教育普及センター「平成30年二級建築士試験問題集 学科Ⅲ(建築構造) 学科Ⅳ(建築施工)

製図試験の過去問

製図

続いて、製図試験の過去問です。

前述のとおり、製図試験問題は試験の3ヶ月前くらいに発表されます。

 

公益財団法人建築技術教育普及センターのホームページに、過去5年の製図試験の問題が掲載されています。

年度 課題
平成26年 介護が必要な親(車椅子使用者)と同居する専用住宅(木造2階建)
平成27年 3階に住宅のある貸店舗(乳幼児用雑貨店)
〈鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)3階建〉
平成28年 景勝地に建つ土間スペースのある週末住宅(木造2階建て)
平成29年 家族のライフステージの変化に対応できる三世代住宅(木造2階建て)
平成30年 地域住民が交流できるカフェを併設する二世帯住宅[鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)3階建て]

参考:公益財団法人建築技術教育普及センター「試験結果

 

また、過去問の詳細は公益財団法人建築技術教育普及センターの「過去3年分の試験問題等」を見てみてください。

 

製図試験は、独学で合格は難しいです。

製図だけでも学校に通って、対策しましょう。

 

「学校に通えば難易度はあまり高くない、でも独学だと難易度が高い」といえます。

二級建築士の合格点からみる難易度

採点

二級建築士の合格点は、学科試験と製図試験で違います。

 

学科試験の合格点は、

  1. 建築計画:13/25問
  2. 建築法規:13/25問
  3. 建築構造:13/25問
  4. 建築施工:13/25問

で、4科目合計が60点以上で合格です。

 

13÷25=52%以上の正答率で合格なので、学科試験の合格点からみる難易度は、そこまで高くありません。

 

製図試験の採点は4段階で評価されます。

  1. ランクⅠ:「知識及び技能」がある
  2. ランクⅡ:「知識及び技能」が不足している
  3. ランクⅢ:「知識及び技能」が著しく不足している
  4. ランクⅣ:設計条件・要求図書に対して重大な不適合がある

の4段階があり、合格はランクⅠのみです。

 

製図試験は、事前対策がきちんとできていれば大丈夫です。

前述のとおり、製図試験の合格率は50%を超えているので、合格点からみる難易度は低めです。

 

しいて言えば、二級建築士は試験時間が長いので要注意です。

 

学科試験は6時間、製図試験は5時間です。

長時間、集中力を切らさないことが大切です。

二級建築士は独学でも合格できるのか?

勉強

「二級建築士は独学でも合格できるのか?」ですが、

  • 学科試験は独学でも合格できる
  • 製図試験は学校に行かないと厳しい

です。

 

つまり、完全な独学での合格は難しいです。

合格に必要な勉強時間と勉強期間

二級建築士の勉強時間と勉強期間の目安も紹介しておきます。

科目 勉強時間 勉強期間
学科 約200時間 約3ヶ月
製図 約30時間 約2ヶ月

学科試験は、1日2時間勉強できれば、2時間×3ヶ月(90日)=180時間となり、合格に必要な勉強時間の目安の200時間近く勉強できます。

※試験直前に勉強量を増やせば、200時間勉強できます。

 

製図試験は、図面を15~20枚書きましょう。

図面1枚書くのに、90分~120分くらいかかります。

 

90分×20枚=30時間なので、合格に必要な勉強時間の目安の30時間に到達します。

勉強会

ただし、前述のとおり製図の勉強は学校に行くのが無難です。

また、知り合いで建築士の人がいれば、図面の添削をお願いする方法もあります。

 

幸い、学科試験に合格しないと製図試験を受けられないため、まずは学科試験の勉強に集中しましょう。

 

また、上記の勉強期間から考えて、勉強をはじめる時期は、

  • 学科試験:4月上旬
  • 製図試験:7月上旬(学科試験が終わってすぐ)

をおすすめします。

二級建築士の独学におすすめな参考書・テキスト・問題集

本屋

二級建築士の独学におすすめな参考書・テキスト・問題集をご紹介します。

本によって合う合わないがあるので、できれば書店に行って、手にとってページをペラペラめくってみましょう。

あなたに合う、わかりやすい本を選びましょう(^^)

 

参考書・テキスト・問題集を選ぶコツは、たくさん買わないことです。

1つの参考書・テキスト・問題集を繰り返し勉強する方が、書かれている内容を覚えるため合格しやすいです。

 

特に問題集は、1つの問題集をくりかえし解くと点数が伸びます。

 

ちなみに、二級建築士の勉強ができるスマホアプリもあるので、おすすめです(^^)

二級建築士の勉強方法

勉強道具

二級建築士の勉強方法は、

  1. 建築系の学校に通う(大学・短大・専門学校)
  2. 通信教育
  3. 職業訓練校
  4. 参考書・テキスト・問題集で独学

があります。

 

それぞれの勉強法の、メリットとデメリットなどを解説します。

建築系の学校に通う

学校

建築系の大学・短大・専門学校に通うと、二級建築士の試験対策を授業でやるため合格率が高いです。

もちろん学校に通っている間、ずっと二級建築士の試験対策をするわけではありません。

 

建築について勉強したり、自分で建築設計をする実習など、豊富なカリキュラムがあります。

 

建築系の学校に通うメリットとデメリットを紹介します。

メリット 合格率が高い

卒業と同時に二級建築士の受験資格を得られる

デメリット 学費が高い

学校に通う時間が必要

すでに働いている人は、やはり学校は不向きです。

中には夜間コースの学校もありますが、働きながら夜間の学校に通うのはけっこうきつい(^^;

 

働いている人が「二級建築士の資格を取得する」という目的であれば、他の方法を検討しましょう。

通信教育

通信教育

通信教育は、働きながら二級建築士を受験する人に向きます。

通信教育のメリットとデメリットを紹介します。

メリット カリキュラム通りに勉強すれば合格率が高い
デメリット 本で独学するより費用が高い

マイペースに勉強するのに向かない

通信教育はカリキュラムのスケジュールが決まっているため、「マイペースに勉強したい」という人には向きません。

 

「自分のペースなんて特にないから、とにかく合格させてほしい!」という人は、通信教育が向きます(^^)

職業訓練校

ハローワーク

ハローワークで紹介してもらって、職業訓練校で二級建築士の勉強をすることもできます。

職業訓練校のメリットとデメリットを紹介します。

メリット わかりやすく教えてくれる

先生に質問できる

デメリット 職業訓練校に通う時間が必要

費用がかかる(費用は自治体による)

卒業しても実務経験がないと受験できない

職業訓練校を選ぶ人は正直あまり多くありませんが、興味がある人は最寄りのハローワークで相談してみましょう。

独学

勉強

働きながら二級建築士を受験する人は、独学で勉強する人が多いです。

独学のメリットとデメリットを紹介します。

メリット 自分のペースで勉強できる

費用が安い(本代だけ)

デメリット わからないことを質問できない

製図試験は独学では難しい

自己管理能力が必要

独学は手軽にできる一方、スケジュール通りに勉強する自己管理能力が必要です。

学生時代に勉強が嫌いだった人は要注意(^^;

 

独学のコツは、とにかく毎日勉強することです。

1日サボるとサボりぐせがついて、だんだん勉強しなくなります。

 

仕事をしながら勉強するのは本当に大変ですよね(^^;

「あ~、今日は仕事で疲れたから勉強するのめんどくさいなぁ…」という日もありますよね(すごーくわかります!)

 

でも、どんなに疲れていても毎日勉強してください。

どうしても疲れていたら、5分でもかまいません。

 

「絶対1日3時間勉強する!」と意気込みすぎると、続きません。

※ダイエットみたいなものです。

 

「1日3時間勉強する!」と無理して挫折するよりも、「短い時間でも毎日勉強する」という方が合格できます。

継続は力なりです。

二級建築士と他の資格の難易度の比較

考える女性

二級建築士を検討している人なら、「他の資格は二級建築士より簡単?難しい?」と気になりますよね(^^)

二級建築士とよく比較される資格の、難易度の比較をしてみました。

 

資格は取得する順番も大事ですよね(^^)

あなたの資格取得の参考にしてください!

二級建築士と木造建築士の難易度の比較

木造家屋

二級建築士と木造建築士であれば、二級建築士の方が難易度が高いです。

理由は合格率の差です。

合格率
二級建築士 約25%
木造建築士 約35%

二級建築士の方が合格率が低いですね。

試験問題も二級建築士の方が難しいです。

 

「二級建築士より先に、木造建築士を受験した方がいいの?」と思うかもしれませんね。

あなたが「木造家屋しか設計しない!」というのであれば、木造建築士を受験しましょう。

ガッツポーズ

ですが、

  • 「木造以外も設計したい!」
  • 「いずれは一級建築士になりたい!」

と思うのであれば、迷わず二級建築士を受験しましょう。

 

二級建築士は木造建築士の業務もできるので、どうせ勉強するなら二級建築士がおすすめです。

二級建築士と一級建築士の難易度の比較

建築設計

二級建築士と一級建築士なら、当然ですが一級建築士の方が難易度が高いです。

二級建築士と一級建築士の違いを見てみましょう。

一級建築士 二級建築士
合格率 約12% 約25%
学科の合格基準 約72%以上正答 約52%以上正答
受験資格 実務経験が必要 指定科目卒は実務経験不要
学科の科目数 5科目 4科目
勉強期間 6ヶ月~1年 4~5ヶ月

一級建築士がいかに難しいかわかりますね。

まずは二級建築士を取得して、実務経験を積んでから一級建築士を目指す人が多いです。

 

ちなみに、一級建築士の難易度のついては、

一級建築士試験の合格率や受験資格からみる難易度』を読んでみてください(^^)

一級建築士試験の合格率や受験資格からみる難易度

二級建築士と2級建築施工管理技士の難易度の比較

製図

二級建築士と2級建築施工管理技士なら、二級建築士の方が難易度が高いです。

 

正直、難易度はビミョーな差なのですが、試験問題の違いに注目しました。

  • 二級建築士:製図試験
  • 2級建築施工管理技士:経験記述

があり、難易度は二級建築士の製図試験の方が上です。

 

ちなみに、2級建築施工管理技士の難易度のついては、

2級建築施工管理技士の合格率や過去問からみる難易度』を読んでみてください(^^)

2級建築施工管理技士の合格率や過去問からみる難易度

二級建築士と1級建築施工管理技士の難易度の比較

施工管理技士

二級建築士と1級建築施工管理技士なら、1級建築施工管理技士の方が難易度が高いです。

二級建築士と1級建築施工管理技士の違いを見てみましょう。

1級建築施工管理技士 二級建築士
合格率 約20% 約25%
受験資格 二級建築士が受験できる

(つまり二級建築士より格上資格)

勉強期間 約6ヶ月 4~5ヶ月
学科の合格基準 約60%以上正答 約52%以上正答

1級建築施工管理技士の方が難易度が高いことがわかりますね。

 

ただし、建築士と建築施工管理技士では、そもそも仕事が違います。

建築士は設計、施工管理技士は施工管理が仕事なので、どちらを目指すかによって受験する資格は変わります。

 

ちなみに、1級建築施工管理技士の難易度については、

1級建築施工管理技士の合格率や過去問や受験資格から見る難易度』を読んでみてください(^^)

1級建築施工管理技士の合格率や過去問や受験資格から見る難易度

二級建築士と宅地建物取引士の難易度の比較

建築士

二級建築士と宅地建物取引士なら、二級建築士の方が難易度が高いです。

二級建築士と宅地建物取引士の違いを見てみましょう。

二級建築士 宅地建物取引士
受験資格 受験資格あり 誰でも受験できる
学科試験 5択 4択

宅地建物取引士は誰でも受験できて、学科試験が4択問題なので、二級建築士より難易度が低いです。

 

ただし、そもそも2つはまったくジャンルの違う資格です。

二級建築士は建築設計の資格、宅地建物取引士は不動産取引の資格です。

 

「そもそも、この2つの資格は関係ないよなぁ…」と思ったのですが、ネット上でよく比較される資格なので、念のためご紹介しました(^^)

二級建築士と福祉住環境コーディネーター2級の難易度の比較

建築

二級建築士と福祉住環境コーディネーター2級なら、二級建築士の方が難易度が高いです。

二級建築士と福祉住環境コーディネーター2級の違いを見てみましょう。

二級建築士 福祉住環境コーディネーター2級
合格率 約25% 約50%
受験資格 受験資格あり 誰でも受験できる

福祉住環境コーディネーター2級は合格率が高く、誰でも受験できるため難易度が低いです。

 

福祉住環境コーディネーターとは、障害者や高齢者の住環境のアドバイザーの資格です。

バリアフリー住宅、福祉施設、医療施設の設計のアドバイスをします。

二級建築士と電気主任技術者の難易度の比較

電球

二級建築士と電気主任技術者なら、電気主任技術者の方が難易度が高いです。

二級建築士と、電気主任技術者の中で一番の難易度の低い「第三種電気主任技術者」の違いを見てみましょう。

二級建築士 第三種電気主任技術者
合格率 約25% 約9%
勉強時間 約230時間 約1000時間
勉強期間 4~5ヶ月 約4年

電気主任技術者は、ケタ違いの難易度の高さですね(^^;

 

ただし、二級建築士と電気主任技術者は仕事の範囲が違います。

二級建築士は建築設計の仕事、電気主任技術者は電気設備の保安業務を行います。

 

ちなみに、電気主任技術者の難易度については、

電気主任技術者・電験試験の難易度や年収!三種二種一種のコツ』を読んでみてください(^^)

電気主任技術者・電験試験の難易度や年収!三種二種一種のコツ

二級建築士の試験情報

パソコン

二級建築士を目指すなら、試験情報を知っておかなければいけませんよね(^^)

二級建築士の試験情報をみていきましょう!

願書申し込み時期 4月ころ
申し込み方法 インターネット、郵送、受付窓口
受験料 17700円
受験地 各都道府県
学科試験 7月
学科の合格発表 8月
製図試験 9月
製図の合格発表 12月

参考:公益財団法人建築技術教育普及センター「二級建築士試験

 

申し込み方法は、インターネット申込がカンタンでおすすめです。

試験は年に1回しかないので、申し込み忘れのないようにしてください。

そもそも二級建築士って?

スマホを見る女性

今さらですが、二級建築士の基礎をご紹介します。

「そもそも、二級建築士になるメリットって何?」という人もいると思うので、参考にしてください(^^)

二級建築士の仕事内容

建築士

二級建築士の仕事内容は、建築物の設計です。

 

「カッコいい建築設計」だけが二級建築士の仕事ではありません。

電気、水道、ガス、空調など設備設計や、建物の強度を増すための構造設計の知識も必要です。

 

施主(依頼主)の要望をヒアリングして、施主が満足する設計をします。

また、設計図をつくることで、現場の工事が設計通りに進んでいるかを確認することもできます。

 

建築物は建築士の設計図面から始まります。

建築士の設計図面が間違っていれば、建築は失敗してしまいます。

 

建築士は責任ある仕事をする資格です。

一級建築士・二級建築士・木造建築士の業務範囲の違い

一級建築士・二級建築士・木造建築士では、業務が可能な範囲が違います。

一級建築士 すべての建物の設計が可能
二級建築士 木造と木造以外で延べ床面積300㎡以下、高さ13m以下、軒高9m以下、3階以上

木造の一般建築物で延べ床面積1000㎡以下、高さ13m以下、軒高9m以下、3階以上

木造の一般建築物で延べ床面積1000㎡以上、高さ13m以下、軒高9m以下、1階建て

の設計が可能

木造建築士 木造で延べ床面積300㎡以下、高さ13m以下、軒高9m以下、2階建てまでの設計が可能

簡単にいうと、二級建築士は中規模の建築物の設計が可能です。

 

「大きな建物も設計したい!」という人は、一級建築士も目指しましょう!

二級建築士の就職先

施工管理

二級建築士の就職先は、

  • 設計事務所
  • 建設会社
  • ハウスメーカー
  • 工務店
  • 設備設計会社

などです。

 

また、スキルを積んでから独立する人もいます。

二級建築士の年収

お金

二級建築士の年収は400~800万円です。

「400~800万円」というと、ずいぶん開きがありますよね?

 

二級建築士の年収は、勤務先の会社の規模によって変わります。

 

例えば、大手ゼネコンに勤務する二級建築士は、年収600~800万円です。

会社の規模が大きいと単純に給料が高いのと、ボーナス・諸手当も支給されるため年収が高くなります。

 

小規模の設計事務所だと、年収400万円くらいです。

 

「せっかく二級建築士になるなら、稼ぎたい!」という人は、できるだけ大手企業に就職しましょう。

 

ちなみに、独立すれば収入は青天井です。

年収2000万円以上稼ぐ二級建築士もいます。

失敗

ただし、二級建築士で独立して失敗する人も多いです。

 

独立で失敗する人の共通点は、「営業力がないこと」です。

二級建築士の資格を取得しても、仕事の依頼がくるわけではありません。

 

仕事をもらうために営業しなければいけません。

二級建築士の資格があっても、仕事がとれなければ収入はゼロです。

 

営業力をつけてから独立しないと失敗します。

二級建築士に向いてる人は?

笑顔の女性

二級建築士に向いてる人は、

  • 常に勉強できる人
  • 人の話を聞くのがうまい人
  • 企画力がある人
  • 提案力のある人

です。

 

建築技術や法律は常に進化しています。

いつも最新の情報を勉強できる人が向いています。

 

また、建築士は施主のヒアリングをして、施主の想いを形にする技術が必要です。

人の話をしっかり聞けて、聞いた話を具現化できる企画力が必要です。

 

そして、企画したことをわかりやすく施主に伝える提案力も必要です。

二級建築士の将来性

希望

二級建築士の将来は明るいです。

 

建築士を受験する人が減っているため、二級建築士は貴重な存在です。

建設系の企業では、つねに建築士の募集が出ています。

 

今後は二級建築士が減っていくため、今のうちに資格を取得しておくと重宝されます。

 

また、少子高齢化にともない、バリアフリー設計ができると仕事が増えるでしょう。

建築物がなくなるということはありえませんから、今後も二級建築士の需要は大きいです。

まとめ

設計

この記事で説明してきたことをまとめます。

  • 二級建築士の合格率は約25%で、難易度はちょっと高め
  • 誰でも受験できる試験じゃないので、受験資格からみる難易度は高い
  • 学科試験の合格点は52%
  • 二級建築士は独学でも勉強できるけど、製図試験対策は独学だと難しい
  • 勉強期間は4~5ヶ月、勉強時間は230時間くらい

 

二級建築士は簡単な試験ではありませんが、しっかり勉強すれば合格できます。

学生さんは勉強に集中できますが、働きながら受験する人は「勉強時間の確保」が勝負だと思ってください。

 

あなたの二級建築士合格の参考になればうれしいです(^^)!

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