業務を効率化して、早く帰りたいよ…
みんなどんなアプリを使ってるの?
こういった疑問に答える記事です。
本記事でわかることは下記のとおり。
- 施工管理におすすめのアプリがわかる
- アプリ以外で業務効率化して早く帰る方法がわかる
施工管理におすすめのアプリを紹介します。
無料版もあるので、まずはダウンロードして使ってみてください。
施工管理系のアプリはどんどん進化しており、新しいアプリも増えてるので今後はもっと便利になるかと。
ただでさえIT化が遅れている建設業界なので、せめてあなたは早くIT化を進めて早く帰りましょう。
あなたの業務の参考になればうれしいです。
参考記事
ちなみに、施工管理の仕事内容の全体像については、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説にまとめています。
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
【無料あり】施工管理におすすめアプリ9選【比較表あり】
結論、施工管理向けのアプリを厳選したところ、おすすめは下記の9つです。
- ANDPAD
- Photoruction
- KANNA
- Kizuku
- ダンドリワーク
- SITE
- eYACHO
- かん助
- 助太刀
比較表は下記のとおり。
できること | 料金 | |
ANDPAD | データをクラウドで一括管理
チャットで情報を共有できる 最新の図面を瞬時に共有できる 顧客管理を一括管理 アプリ内で受発注が可能 台帳管理を一元化 施主さんへのプレゼンにも使える | 初期費用:10万円
導入サポート研修:10万円/回 60IDまで:36000円/月 100IDまで:6万円/月 200IDまで:12万円/月 |
Photoruction | 現場情報の一元管理
写真の自動整理 小黒板入りの写真を撮れる 写真をリアルタイムで共有できる 工程表をリアルタイムで共有 台帳をすぐ作成できる 手書きで書き込める 電波がなくても使える | 1人:3980円/月
1プロジェクト:980円/月 |
KANNA | 現場をリアルタイムで共有
図面や資料も一括共有 日報の作成 チャットで情報共有できる | 無料
容量1TBごとに年額198000円(19800円/月) |
Kizuku | スケジュールの共有
チャット 業務進捗の共有 写真や資料の共有 施工報告書の作成 受発注 | 初期費用:10万円
導入支援:10万円+交通費 30IDまで:2万円/月 50IDまで:3万円/月 100IDまで:5万円/月 各種オプションあり |
ダンドリワーク | 現場のデータをクラウドで共有
写真の共有 業者さんだけに情報共有できる 情報が更新されると全員に通知がいく タイムカードを打刻できる 受発注 工程表を共有できる 報告書作成 顧客管理 | 初期費用:20万円~
30IDまで:19800円/月 50IDまで:24800円/月 100IDまで:29800円/月 150IDまで:34800円/月 200IDまで:39800円/月 各種オプションあり |
SITE | 現場状況の共有
最新の図面を共有できる ビデオチャットあり 写真の共有 スケジュール管理 写真をたくさん保存できる | 100人まで無料
初期費用:20万円 2万円/年×利用人数 |
eYACHO | 現場情報の一括管理
図面の共有 図面作成 報告書作成 小黒板入りの写真を撮れる 写真整理が簡単 手書きできる 録音できる 動画資料を作れる スケジュール管理 | 初期費用:30万円
1IDごと28000円/年 操作講習会:10万円~ テンプレート作成:10万円~ |
かん助 | 工程管理をクラウドで一括管理
業務のチェックシート 写真台帳の自動生成 統計値の計算 監視カメラと連動 他社ツールと連動 | 初期導入費用:300万円~
設備施工一現場:1500円/月 戸建住宅施工一現場:5000円/月 大規模修繕一現場:5000円/月 |
助太刀 | 職人さんや工事会社を見つけられる
工事代金を助太刀が立て替えてくれる | メールの上限が1ヶ月3人、検索機能なし:無料
メール人数が無制限、検索機能あり:1980円/月 |
アプリを有効活用して、早く帰りましょう。
それでは1つずつ解説しますね。
①ANDPAD
出典:ANDPAD
できること | データをクラウドで一括管理
チャットで情報を共有できる 最新の図面を瞬時に共有できる 顧客管理を一括管理 アプリ内で受発注が可能 台帳管理を一元化 施主さんへのプレゼンにも使える |
料金 | 初期費用:10万円
導入サポート研修:10万円/回 60IDまで:36000円/月 100IDまで:6万円/月 200IDまで:12万円/月 |
5万社以上が導入している、超有名アプリです。
なんといっても、現場の情報を一元管理できるのが最大のメリット。
今までバラバラに行っていた下記のようなことを、ANDPAD1つで一元管理できます。
- 現場の進捗管理
- 写真の管理
- 工程管理
- 受発注の管理
- 顧客管理
これだけでも、かなり施工管理の仕事を軽減できますよね。
チャット機能があるので、各所に1通ずつメールを送る必要がなく、1回の送信作業で完了します。
施主さんにも情報共有できるので、安心してもらえます。
②Photoruction
出典:Photoruction
できること | 現場情報の一元管理
写真の自動整理 小黒板入りの写真を撮れる 写真をリアルタイムで共有できる 工程表をリアルタイムで共有 台帳をすぐ作成できる 手書きで書き込める 電波がなくても使える |
料金 | 1人:3980円/月
1プロジェクト:980円/月 |
大きなメリットは、操作しやすいこと。
現場の職人さんはITに弱い人も多いですが、その日から使えるくらい操作が簡単です。
「ITを導入したいけど現場に浸透しない」という不安は少なくて済むアプリですね。
アフターサポートも強いので、ITが苦手な人も安心かと。
「報告作業を95%削減できる」という魅力があるので、早く帰れそうですね。
③KANNA
出典:KANNA
できること | 現場をリアルタイムで共有
図面や資料も一括共有 日報の作成 チャットで情報共有できる |
料金 | 無料
容量1TBごとに年額198000円(19800円/月) |
アプリストアを見ればわかりますが、かなり評判が良いです。
無料で利用できる割に、内容が良いからでしょうね。
無料版のデータ容量は1GBなので、割とすぐに上限に達してしまうでしょう。
それでも、年額198000円で1TB増設できるので、そこまで高くないかと。
システム自体はシンプルですが、必要なものが入ってるので使い勝手は良いですよ。
④Kizuku
出典:Kizuku
できること | スケジュールの共有
チャット 業務進捗の共有 写真や資料の共有 施工報告書の作成 受発注 |
料金 | 初期費用:10万円
導入支援:10万円+交通費 30IDまで:2万円/月 50IDまで:3万円/月 100IDまで:5万円/月 各種オプションあり |
37000社が利用しているアプリなので、実績は間違いありません。
年配の職人さんも使いやすい仕様なので、導入の抵抗は少なくて済むかもですね。
ANDPADより安く料金設定されていますが、各種オプションがあるためANDPADより高くなるケースもあります。
⑤ダンドリワーク
出典:ダンドリワーク
できること | 現場のデータをクラウドで共有
写真の共有 業者さんだけに情報共有できる 情報が更新されると全員に通知がいく タイムカードを打刻できる 受発注 工程表を共有できる 報告書作成 顧客管理 |
料金 | 初期費用:20万円~
30IDまで:19800円/月 50IDまで:24800円/月 100IDまで:29800円/月 150IDまで:34800円/月 200IDまで:39800円/月 各種オプションあり |
こちらもクラウドで現場情報を一括管理できるアプリです。
他社同様に便利な機能が多いですが、「タイムカードの打刻」などユニークな機能もあります。
月額料金は安いですが各種オプションが有料なので、契約内容によっては少し高くなることもあるでしょう。
でも、料金を払う価値は存分にありますよ。
⑥SITE
出典:SITE
できること | 現場状況の共有
最新の図面を共有できる ビデオチャットあり 写真の共有 スケジュール管理 写真をたくさん保存できる |
料金 | 100人まで無料
初期費用:20万円 2万円/年×利用人数 |
操作が楽なので、アプリが苦手な職人さんも使いやすいのが特徴です。
特に、ビデオチャットできるのが大きな強みですね。
現場の様子をビデオチャットで見せてもらえば、現場にいなくても指示を出せます。
最短で翌日に導入できます。
チームの人のスマホにSITEをダウンロードしてもらって招待すれば、すぐに情報共有が可能なので楽ですよ。
また、SITEは1ユーザーあたり10GBの容量が割り当てられてるのも強み。
写真は1万枚保存できるので、容量の安心感がありますね。
⑦eYACHO
出典:eYACHO
できること | 現場情報の一括管理
図面の共有 図面作成 報告書作成 小黒板入りの写真を撮れる 写真整理が簡単 手書きできる 録音できる 動画資料を作れる スケジュール管理 |
料金 | 初期費用:30万円
1IDごと28000円/年 操作講習会:10万円~ テンプレート作成:10万円~ |
動画×音声で情報共有できるのは大きな特徴ですね。
ITが苦手な人でも、簡単に情報共有できます。
手書き機能も便利なので、考えてることをすぐに表現できますよ。
初期費用はちょっと高いですが、1IDごとの費用は安めなのでランニングコストは抑えられそうです。
⑧かん助
出典:かん助
できること | 工程管理をクラウドで一括管理
業務のチェックシート 写真台帳の自動生成 統計値の計算 監視カメラと連動 他社ツールと連動 |
料金 | 初期導入費用:300万円~
設備施工一現場:1500円/月 戸建住宅施工一現場:5000円/月 大規模修繕一現場:5000円/月 |
かん助も現場管理アプリですが、大きな違いはシステムのカスタマイズ性が高いこと。
他社ツールと連動できる点も、会社に合わせた開発体制ができる技と言えるでしょう。
他社と違って初期費用はかなり高いですが、その分、ランニングコストが安くなっています。
利用アカウント数の制限もないので、大手向きのアプリと言えるでしょう。
⑨助太刀
出典:助太刀
できること | 職人さんや工事会社を見つけられる
工事代金を助太刀が立て替えてくれる |
料金 | メールの上限が1ヶ月3人、検索機能なし:無料
メール人数が無制限、検索機能あり:1980円/月 |
助太刀は、現場に足りない職人さんや工事会社さんを探せるアプリです。
ようは、仕事を依頼したい人と、仕事を受注したい人のマッチングアプリですね。
急に人が足りないときなどに便利です。
代金は助太刀が立て替えてくれるので、急な依頼でも対応しやすいですよ。
施工管理の業務を効率化して早く帰る3つのコツ
コツは下記の3つですね。
- 会議はリモートで行う
- 極力、電話はしない
- データはタブレットやスマホに集約する
1つずつ解説します。
①会議はリモートで行う
もう2020年代なので、会議はリモートでOKです。
スカイプもZOOMもあるので、わざわざ会うのは不効率すぎるから。
図面などのデータは事前に共有しておけば、会わなくても打ち合わせできますよ。
とにかく無駄なのは、会議の往復の移動時間です。
リモートでもできる会議をわざわざ会ってやると、往復の時間がもったいないです。
車で移動してしまうと仕事もできないですよね。
年間に換算すると、おびただしい時間を捨ててることになります。
コロナでリモート会議が浸透したわけですし、会って会議は最低限にしましょう。
②極力、電話はしない
できるだけ電話はしないようにしましょう。
電話が当たり前になると、お互いの時間を奪い合ってしまうので。
電話のデメリットは下記の3つです。
- 急に時間を奪われる
- 作業を中断して電話の指示をやらないといけない
- 電話を受けた側がメモを取らないといけない
はっきりいって不効率なので、できるだけ電話は減らしましょう。
ホリエモンさんも著書「多動力」の中で、こう書いてます。
電話をかけてくる人間とは仕事をするな。
施工管理という仕事上、電話をゼロにすることはできないですが、極力電話を減らす努力は必要です。
お互いに電話しないようにすれば、スムーズに仕事が終わって早く帰れますよ。
メールにするとか、アプリを活用するとかして、チーム全体で電話を減らしましょう。
すぐ電話するのは悪いクセだし、自分の首をしめてしまいます。
③データはタブレットやスマホに集約する
アプリじゃなくても、データはタブレットやスマホに集約しましょう。
いちいち書類や写真をもっていくのは、不効率だから。
別々で管理すると忘れや漏れが発生しやすいので、作業効率を大きく下げます。
施工管理が扱うのは「情報」なので、たいがいのものはタブレットやスマホに収納できます。
理想系は「タブレットやスマホだけもっていく」でして、いきなりは無理でもできるだけ近づけましょう。
物が多くなるほど仕事が増えてしまいます。
まとめ|施工管理におすすめのアプリを活用して早く帰りましょう
最後にもう一度、施工管理におすすめのアプリをまとめておきます。
無料アプリもあるので、まずは使ってみましょう。
驚くほど業務が楽になるので、使わない手はないですよ。
また、アプリ以外の便利ツールについては、施工管理業務を効率化する便利ツール8選|使いこなす3つのコツも解説にまとめています。
あなたの業務の参考になればうれしいです。