施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説

施工管理(現場監督)の13の仕事内容【あなたに向いてるかも診断】
考える男性
考える男性
施工管理(現場監督)ってどんな仕事をするの?

業務内容をよく知ってから転職するか決めたい。

でも、施工管理はキツいイメージがあるから、自分にできるか不安…

そもそも僕は施工管理に合ってるんだろうか…

こういった疑問や不安に応える記事です。

この記事の内容は下記のとおり。

  • そもそも施工管理職とはどんな仕事なのか?
  • 施工管理者(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説
  • 工事種類別の施工管理の仕事内容
  • 施工管理に合っている人の特徴
  • 未経験で施工管理に転職する方法と注意点
  • 施工管理の仕事の覚え方

私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。

未経験で施工管理に就職・転職したい人を募集しています。

施工管理(現場監督)の仕事内容をくわしく解説します。

30代前半くらいまでであれば、未経験でも施工管理に転職できる可能性があります。

今回の転職に失敗したくない人は、最後まで読んでみてください!

この記事の監修者

株式会社ワット・コンサルティング

施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。

  • 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
  • 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
  • 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号

目次

そもそも施工管理職(現場監督)とはどんな仕事なのか?

工事現場
考える男性
考える男性
そもそも「施工管理」とか「現場監督」って何なの?

簡単にいうと、工事現場の管理を行う仕事のことです。

工事現場では、下記のように様々な人が関わります。

  • 職人さん
  • 関連業者
  • 交通誘導員

こうした人たちをとりまとめるのが施工管理です。

スポーツに例えると、職人さんたちが「選手」で、施工管理が「監督」のようなものです。

参考

ちなみに「施工管理」と「現場監督」の違いについては、施工管理と現場監督の4つの違い【求人情報を見るときの注意点】にまとめています。

両者に大きな差はありませんが、予備知識として知っておきましょう。

施工管理が就職する業界や会社

考える男性
考える男性
施工管理って、どんな業界や会社で働くの?

結論、下記のような業界・会社で働きます。

  • 建設業界(ゼネコン含む)
  • 設備工事会社(サブコン含む)
  • ハウスメーカー・工務店
  • プラント(工場)の建設会社
  • ディベロッパー(都市開発)
  • 建設系の公務員
  • 鉄道会社など

あなたが働きたい業界で、就職先を選ぶのも良いでしょう。

施工管理者(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説

施工管理(現場監督)の13の仕事内容【細かく教えます】
考える男性
考える男性
施工管理の仕事内容を知りたいな。

施工管理(現場監督)の仕事内容は下記の13個です。

  1. 施工計画の作成【工事の段取りを決める】
  2. 工程管理【工事のスケジュール管理】
  3. 安全管理【事故がないように対策する】
  4. 原価管理【会社の利益が出るようにする】
  5. 品質管理【良い建設物を造る】
  6. 出来形管理【お客様満足を高める】
  7. 行政への申請書類の作成
  8. 設計など事務作業
  9. 現場の写真撮影
  10. 近隣への挨拶
  11. 現場の清掃
  12. その他トラブル対応や緊急対応
  13. 飲みニケーション

1つずつ解説しますね。

①施工計画の作成【工事の段取りを決める】

まず、工事の手順や工法などを決めます。

最初に手順や工法を決めておかないと、行き当たりばったりになって期限に間に合わないからです。

例えば、下記を行います。

  • 設計図をもとに工事手順を作成
  • それに伴って、スケジュールを作成
  • 必要な資材の把握
  • どこにいつどれくらいの人材が必要か計算

②工程管理【工事のスケジュール管理】

工事が始まったら、工事のスケジュール管理を行います。

何がどこまで完成しているか管理しないと、完成に間に合わないからです。

例えば、下記を行います。

  • 雨で工事が遅れた場合のスケジュール調整
  • 前倒しできる工事のスケジュール調整
  • 資材の到着が遅れた場合のスケジュール調整
  • 天気予報を見ながら、工事日程の調整

こうした工程管理の詳細は、施工管理の工程管理とは【あなたが工程管理に向いてるかも診断できる】にまとめてます。

③安全管理【事故がないように対策する】

現場作業員さんが安全に働ける環境作りをします。

事故は人命にも関わるため、絶対に起こしてはいけないからです。

例えば、下記を行います。

  • 高所作業の安全指導
  • 手すりの設置
  • 現場作業員さんに朝礼で安全対策の指導
  • 現場を見回って危険箇所がないか確認

こうした安全管理の詳細は、施工管理の安全管理とは現場の事故を防ぐこと【4つの安全管理がある】にまとめてます。

④原価管理【会社の利益が出るようにする】

予算内で建設物を完成できるように、お金の管理をします。

お金をかけすぎると、会社が儲からないからです。

例えば、下記を行います。

  • 資材発注の際に、コストカットできる部分を探す
  • 工事内容に対して、過剰な人員にならないように計算
  • 取引先との価格交渉

こうした原価管理の詳細は、施工管理の原価管理とは【具体的なやり方や必要な5つのスキルも解説】にまとめてます。

⑤品質管理【良い建設物を造る】

低い品質の建設物にならないように管理します。

品質を維持しないと、欠陥工事になってしまうから。

例えば、下記を行います。

  • 建築基準法に違反していないか
  • 地方自治体の規定に沿っているか
  • 消防法に違反していないか
  • 部材の規格や寸法の管理

こうした品質管理の詳細は、施工管理の品質管理とは【未経験者さん目線でわかりやすく解説します】にまとめてます。

⑥出来形管理【お客様満足を高める】

お客様(施主)が希望する規格基準にするのも仕事です。

建築基準法や消防法を守れていても、顧客満足度が低い建設物だとクレームになるからです。

例えば下記など、施主の希望に沿った工事をする必要があります。

  • 使いやすい仕様になっているか
  • 品質の高い資材を使う
  • 見た目のキレイさを重視する

⑦行政への申請書類の作成

建設物は行政に申請が必要です。

勝手に建設物を建てることはできないからです。

一般的には、地方自治体への申請が多いですね。

建築基準法や消防法に沿った内容の申請をしないと、建設許可がおりません。

そうした申請書類を作るのも、施工管理の仕事です。

⑧設計など事務作業

施工管理も設計の図面を書くことがあります。

なぜなら、建築士(設計者)からきた図面は、そのまま工事に使えないから。

施工管理は設計図を「施工図」に書き換える必要があります。

  • 設計者が書く図面:設計図
  • 施工管理が現場で使う図面:施工図

ちなみに、施工図を書くときはCADを使います。

※CADとは、図面を書くソフトのこと。

この辺は、施工管理もCADを勉強した方がいい【無料で勉強する方法も解説】にまとめてます。

また、その他の事務作業は以下のとおりです。

その他の事務作業

  • 朝礼の準備
  • 原価計算
  • 写真の整理
  • 打ち合わせ資料の作成
  • 発注書類の作成
  • 業者とのやりとり
  • 請求書の作成・発送
  • 報告書類の作成
  • 工事記録書類の作成

詳しくは、施工管理の事務作業12選|転職前に勉強しておくといい5つのことにまとめています。

⑨現場の写真撮影

工事現場の写真撮影も施工管理(現場監督)の仕事です。

工事の進捗を見たり、本社への報告業務、工事の記録を残すためです。

例えば、下記などを撮影します。

  • 工事の途中の写真
  • 完成した箇所の写真

写真撮影のコツは、施工管理の写真の撮り方8つの注意点【撮影の便利ツールも紹介する】にまとめてます。

⑩近隣への挨拶

近隣への挨拶も施工管理の仕事です。

工事は騒音やトラックの出入りがつきもので、近隣に迷惑をかけることがあるから。

工事が始まる前にきちんと挨拶しておくことで、近隣トラブルを防げます。

⑪現場の清掃

現場の清掃も施工管理(現場監督)の仕事です。

少しでも現場作業員さんが働きやすい環境を作るのが、現場監督の仕事だからです。

特に、新人現場監督は掃除が大切です。

現場作業員さんや職人さんに顔を覚えてもらうためにも、欠かせない仕事です。

⑫その他トラブル対応や緊急対応

もし、工事現場でトラブルや緊急事態が起きたときに対応するのも、現場監督の仕事です。

「現場監督」というくらいですからね、そうした対応は監督の仕事です。

例えば下記など、臨機応変な対応が必要です。

  • 現場で事故が起きたときの処置
  • 現場作業員さん同士の喧嘩の仲裁
  • 資材が届かないときの対応

⑬飲みニケーション

職人さんや現場作業員さん、取引先との飲みニケーションも施工管理の仕事です。

飲みニケーションすることで、下記のようなメリットがあります。

  • 職人さんと仲良くなって仕事がしやすくなる
  • 可愛がってもらえる
  • 取引先と交渉しやすくなる

時代的に、お酒の強要は減っています。

お酒が飲めない人は、ソフトドリンクで飲み会に参加していることもありますよ。

新人施工管理の仕事内容

1年目の新人施工管理の主な仕事内容は、以下のとおりです。

新人施工管理の仕事内容

  • 現場の掃除
  • 安全管理
  • 現場の写真撮影
  • 飲み物の準備
  • 朝礼の準備
  • 朝礼で当日の作業内容や注意事項の説明
  • 職人さんの手伝い
  • 事務作業
  • とにかく質問して仕事を覚える

最初はできることが少ないため、簡単な仕事から始めていきます。

新人施工管理の仕事内容は、現場監督(施工管理)1年目の新人の仕事内容9選【未経験者は研修が命】にまとめたので参考にどうぞ。

工事種類別の施工管理の仕事内容

施工管理には以下の種類があります。

  • 建築工事の施工管理
  • 土木工事の施工管理
  • 電気設備工事の施工管理
  • 管工事の施工管理
  • 造園工事の施工管理
  • 内装工事の施工管理
  • 空調設備の施工管理
  • リフォームの施工管理
  • 大規模修繕工事の施工管理
  • ハウスメーカーの施工管理
  • ゼネコンの施工管理
  • プラントの施工管理

詳しくは、施工管理(現場監督)の16種類の職種を解説にまとめています。

施工管理の一日

考える男性
考える男性
施工管理の1日の流れを知りたいな。

会社や現場によってさまざまですが、施工管理の1日のスケジュール例はこんな感じです。

  • 7:00:出勤、朝礼の準備
  • 8:00:朝礼
  • 8:30:工事スタート、巡回、写真撮影、職人さんへの指示
  • 12:00:昼休憩
  • 13:00:昼礼、打ち合わせ、巡回、事務作業
  • 17:30:工事終了、事務所で事務作業
  • 20:00:仕事終了、退勤

忙しい日は、21時以降も働くことがあります。

他のスケジュール例は、施工管理(現場監督)の1日のスケジュール【具体的な仕事内容も解説】で詳しく解説しているのでイメージにどうぞ。

また、以下の工事は夜勤をすることもあります。

夜勤がある工事

  • 道路の補修工事
  • 橋の補修工事
  • トンネルの補修工事
  • 線路の補修工事
  • 駅の改修工事
  • 内装の工事
  • 店舗の改修工事
  • 商業施設の改修工事

夜勤がある施工管理については、現場監督は夜勤をすることもある【ただし夜勤の日は給料アップします】を参考にどうぞ。

雨の日の施工管理の仕事内容

現場によっては雨の日に工事ができないため、以下のような業務を行います。

雨の日の仕事内容

  • 工事の進捗を確認
  • 施工計画の修正
  • 予算の修正
  • 各業者への発注
  • 工事現場の写真の整理
  • 工事の記録を作成
  • 図面のチェックや修正
  • 請求書の作成
  • 月報の作成
  • 書類の整理
  • 打ち合わせ

事務所で仕事を行うことが多いです。

雨の日の仕事内容については、施工管理(現場監督)の雨の日の仕事内容【あなたはやっていけるのか】にまとめています。

施工管理は女性も活躍できる仕事

女性でも施工管理は可能です。力仕事がないためです。

近年は男女のトイレ・更衣室が分かれている現場も増えているため、女性も働きやすくなっています。

詳しくは、施工管理は未経験の女性でも始められる【施工管理サポートもあり】を参考にどうぞ。

施工管理アシスタントの施工管理の仕事内容

女性の場合は「施工管理アシスタント」という仕事もあります。

文字どおり、施工管理の補助をする仕事です。

施工管理アシスタントの仕事内容は以下のとおりです。

  • 現場の写真撮影
  • 写真の整理
  • 工事の図面(施工図)の作成
  • 工事の仕様書(指示書)の作成
  • 工程表(工事のスケジュール表)の作成
  • 行政への申請書類の作成
  • 日報の作成
  • 関連会社との連絡業務
  • 各種報告書の作成
  • 資材の発注
  • 朝礼の資料準備
  • 電話対応など

施工管理の仕事の中でも、事務的な業務を行うイメージです。

施工管理アシスタントの詳細は、施工管理アシスタントとは?仕事内容や志望動機のコツを解にまとめています。

施工管理に合っている人の特徴

あなたが施工管理(現場監督)に向いてるかチェック【30の質問に答えるだけ】
考える男性
考える男性
施工管理に興味はあるんだけど、そもそも僕は施工管理に合ってるのかなぁ…

向いてなかったらどうしよう…

結論、合っている人の特徴は下記のとおりです。

あくまで目安ですが、10個以上に当てはまるなら、施工管理で合っている可能性アリ。

  1. コミュニケーション能力がある
  2. リーダーシップがある
  3. チームワークを活かせる
  4. マネジメント力がある
  5. スケジュール管理できる
  6. リスク管理できる
  7. 体力がある
  8. 臨機応変に対応できる
  9. マルチタスクができる
  10. 交渉力がある
  11. 気配りができる
  12. 細かいことに気がつく
  13. 元気よく話せる、元気よくあいさつと返事ができる
  14. 年上に好かれる・かわいがられる
  15. 初対面の人と仲良くできる
  16. 説明がわかりやすい
  17. 自分の意見を言える
  18. 仕事が丁寧
  19. 整理整頓できる
  20. 細かい仕事ができる
  21. 算数ができる
  22. 勉強し続けられる
  23. 体育会系
  24. メンタルが強め
  25. 理不尽なことや嫌なことがあってもすぐ立ち直れる
  26. 健康体
  27. タバコの煙に抵抗がない
  28. お酒が飲める
  29. 建設やモノづくりが好き

施工管理に向いてない人は、9個以下しか該当しない人です。

各項目の詳細は、施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】にまとめたので、適性診断してみてください。

未経験で施工管理に転職する方法と注意点

施工管理は未経験からでも転職できる【30代前半までは大丈夫】
考える男性
考える男性
施工管理に興味はあるんだけど、どうやって転職すればいいの?

あと、転職の注意点も知りたい。

結論、未経験者さんは下記のルートで施工管理に転職できます。

  • 転職サイト
  • ハローワーク
  • 転職エージェント

施工管理は未経験でも転職できる|無資格・文系・理系OK

施工管理が不足していることもあり、高卒・文系の人や、特に資格がない人でも採用される可能性が高いです。

※ただし、未経験から転職する場合は30代前半くらいまでがリミットになりがち。

転職先を選ぶときは「研修」で選ぶのがコツです。

なぜなら、未経験で転職するので、研修がしっかりしてないと現場でパニックになるから。

最低でも2ヶ月以上の研修がある会社がおすすめです。

この辺の詳細は、未経験でも施工管理に転職できる!転職に失敗しない9ステップにまとめてます。

ワット・コンサルティングでは約2ヶ月の新人研修あり

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでも、未経験で施工管理に転職したい人を募集しています。

ワット・コンサルティングの強みは下記の6つ。

  1. 定着率83.2%(業界平均は約70%)
  2. 未経験者の採用率80%
  3. 累計1500名の未経験者を育成
  4. 優良派遣事業者に認定されている
  5. 社会保険完備+資格取得奨励金あり
  6. 60日間の研修で基礎をしっかり学べる(研修期間の長さは業界平均の2倍)

約2ヶ月の新人研修があるため「しっかりと基礎を学んでから働きたい!」という人に合っていると思います。

会社説明会があるので、就職・転職の情報収集に活用してみてください。

施工管理の仕事の覚え方

ヘルメット
考える男性
考える男性
施工管理に転職したら、どうやって仕事を覚えればいいの?

建設業界の人たちって怖そうだから、怒られないか不安…

結論、仕事の覚え方は下記のとおり。

  • 元気よく挨拶と返事
  • メモをとる
  • 可能であれば録音させてもらう
  • 可能であれば録画させてもらう
  • 職人さんにも聞いちゃう
  • 図面と現場を見て覚える
  • ググる

他業界の仕事の覚え方とほとんど一緒です。

もちろん最初は怒られることもあるかもしれませんが、上記を意識することで早く仕事を覚えられるので実践してみましょう。

詳しくは、現場監督の仕事の覚え方7選【仕事に目標をもつと早く覚えられる】にまとめてます。

施工管理(現場監督)への転職でよくあるQ&A

施工管理(現場監督)への転職でよくあるQ&A

最後に、施工管理に転職するときによくある質問に答えていきます。

「施工管理(現場監督)は作業してはいけない」って本当?

「作業してはいけない」という法律はありませんが、基本的には作業しない方がいいでしょう。

理由は以下の3つです。

  1. 現場全体を見渡せないから
  2. 作業もやると疲弊してしまうから
  3. どんどん断りにくくなってしまうから

詳しくは、基本は現場監督は作業してはいけない【作業を頼まれたときの答え方】を参考にどうぞ。

「施工管理(現場監督)は意外と楽、見てるだけで暇」って本当?

基本的には忙しく、楽ではないと思ってください。

あまり暇な現場はありません。

詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

ちなみに、施工管理を楽な順に並べてみた【結論:楽な仕事じゃないけどね】では、施工管理を楽な順に並べています。

ただし、楽はどうかは個人によって捉え方が変わるので、あくまで参考程度としてください。

現場に出ない施工管理はありますか?

ITツール、AI、ドローンなどを駆使して、現場を遠隔管理できる会社の施工管理は、現場に出ないケースがあります。

基本的にこうしたツールを導入しているのは、大手企業が多いです。

詳しくは、現場に出ない施工管理もある!現場に出ない施工管理になる方法も解説にまとめています。

現場監督と職人はどっちがおすすめですか?

どちらもおすすめです。

 メリットデメリット
現場監督年収が高い

肉体労働ではない

残業が多い
職人さんモノづくりの楽しさがある

スキルアップを実感できる

ケガをするリスクがある

ちなみに、現場監督から職人さんに転職する人もいるし、職人さんから現場監督に転職する人もいます。

施工管理と設計の違いは?

違いは以下のとおりです。

違い

  • 施工管理:工事現場の監督業務
  • 設計:工事の図面作成

設計職の人が書いた図面を元に、施工管理は現場で工事を進めていきます。

ちなみに、施工管理も現場で工事用の図面を書きますが、これは「施工図」といいます。

施工管理と設計の違いについては、施工管理と設計のどっちに就職すべき?【メリットとデメリットを解説】を参考にどうぞ。

施工管理と設計コンサルタントの違いは?

違いは以下のとおりです。

違い

  • 施工管理:工事の監督業務を担当する
  • 建設コンサルタント:工事の調査・計画・設計から担当→図面どおりに工事が進んでいるか確認

建設コンサルタントのお客様は、公共工事を発注する国や自治体が多いです。

国や自治体は工事や設計に詳しいわけではないので、建設コンサルタントが請け負って、建設会社に工事を依頼して、完成までサポートするイメージです。

施工管理は、工事の依頼を受けて現場を監督します。

詳しくは、建設コンサルタントと施工管理の違い【どっちに向いてるかわかる】を参考にどうぞ。

施工管理が忙しい時期はいつですか?

忙しい時期は現場によって異なりますが、以下のタイミングが忙しくなりがちです。

忙しい時期

  • 工事を始める前
  • 工事が終わるとき
  • 3月と9月は忙しい

施工管理の忙しい時期については、現場監督の忙しい時期は工事前後と3月・9月【忙しい会社を避けるコツ】にまとめています。

仕事ができない施工管理の特徴は何ですか?

以下に多く該当する人は、ちょっと厳しいかもしれません。

特徴

  • 職人さんにうまく指示出しできない
  • 段取りが悪い
  • 偉そうな現場監督
  • 施主や元請けに良い顔して、職人さんを邪険に扱う人
  • 勉強してない現場監督
  • 言い訳する現場監督
  • 仕事をしてる気になってる人

詳しくは、仕事ができない現場監督の特徴7選【職人さんとうまくやっていくコツ】にまとめています。

施工管理の朝礼では何を話しますか?

工事現場の朝礼は施工管理が担当します。

朝礼で話す主な内容は以下のとおりです。

朝礼の内容

  • 作業内容の確認
  • 人数の確認
  • 注意事項の説明

詳しくは、現場監督の朝礼のコツ【緊張しない×ネタ切れしない3つの方法も解説】にまとめたので、転職後のイメージにどうぞ。

職人さんとコミュニケーションするコツは?

考える男性
考える男性

職人さんって、怖い人もいそうで不安…

ヤンキーっぽい人とか苦手…

職人さんとうまくコミュニケーションを取るコツは、以下のとおりです。

コツ

  • 元気よく挨拶・返事をする
  • きちんと感謝を伝える
  • 休憩時間にコミュニケーションをとる
  • 工事内容を把握するよう努める
  • 職人さんをリスペクトする
  • 職人さんの話をよく聞く
  • 職人さんの提案を採用する
  • 報連相を徹底する
  • 感情的にならない
  • 職人さんのやり方を否定しない
  • 頭を下げてお願いする
  • 熱心に仕事に取り組む
  • コミュニケーションの5Cを意識する

詳しくは、施工管理が職人さんとうまくコミュニケーションを取る13のコツ!人間関係を良好にで解説しています。

また、職人さんはヤンキーっぽい人ばかりではありません。

たしかに厳しい人もいますが、きちんと対応すれば大丈夫です。

詳しくは、施工管理がヤンキーっぽい職人さんと仕事をしていく6つのコツにまとめています。

施工管理2〜3年目にやった方がいいことは?

特に以下をやっておくのがおすすめです。

やった方がいいこと

  • 引き続き先輩に質問する
  • 仕事ができる先輩のマネをする
  • 失敗した原因を紙に書き出す
  • 人間関係を勉強する
  • 目標を立てて挑戦してみる
  • 仕事の目標を立てる
  • 施工管理技士を取得する
  • メンタルコントロールを勉強する

詳しくは以下の記事にまとめたので、転職後の参考にしてみてください。

施工管理の服装や持ち物は?

一般的な施工管理の服装は以下のとおりです。

施工管理の服装

  • ヘルメット
  • 作業服
  • 腕章
  • 手袋
  • 安全靴
  • 安全帯
  • マスク

ちなみに、施工管理におすすめの髪型は、施工管理におすすめの髪型10選!ヘルメットにも合う髪型とはにまとめています。

そして、一般的な持ち物は以下のとおりです。

施工管理の持ち物

  • ペン
  • 三角スケール
  • メジャー
  • 野帳
  • 電卓
  • セキュリティカード
  • 図面
  • iPad(タブレット端末)
  • スマホ
  • 腕時計

詳しくは、以下の記事にまとめています。

また、近年は施工管理の仕事を効率化するツールが増えています。

業務効率化ツール

  • 施工管理アプリ
  • タブレット端末・スマホ
  • BIMやCIM
  • VRやAR
  • AIロボット
  • デジカメ
  • 監視カメラ
  • ドローン

詳しくは、以下の記事を参考にどうぞ。

施工管理は副業できるの?

副業するときは、以下に注意が必要です。

注意点

  • 会社で副業が禁じられていないか
  • 副業する時間を確保できるか

また、副業のメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリットデメリット
収入が増える
他のスキルが身につく
気分転換できる
転職活動中も稼げる
精神的な余裕ができる
体力的にきつい
バレると面倒になるかも
本業がおろそかになるかも
なかなか副業の時間を取れない
プライベートの時間が少なくなる

詳しくは、施工管理(現場監督)が副業する5つのデメリット【おすすめの副業5選も紹介】にまとめています。

まとめ|施工管理の仕事内容は13種類ある

工事現場

最後にもう一度、施工管理(現場監督)の仕事内容をまとめておきます。

  1. 施工計画の作成【工事の段取りを決める】
  2. 工程管理【工事のスケジュール管理】
  3. 安全管理【事故がないように対策する】
  4. 原価管理【会社の利益が出るようにする】
  5. 品質管理【良い建設物を造る】
  6. 出来形管理【お客様満足を高める】
  7. 行政への申請書類の作成
  8. 設計など事務作業
  9. 現場の写真撮影
  10. 近隣への挨拶
  11. 現場の清掃
  12. その他トラブル対応や緊急対応
  13. 飲みニケーション

できるだけキツくない施工管理に転職するコツは下記のとおりです。

  • 定着率が高い会社を選ぶ
  • IT化を進めている会社を選ぶ
  • 転職エージェントを活用する
  • 施工管理の技術者派遣で働く
  • 公共工事が多い会社を選ぶ
  • 経営事項審査の点数が高い会社を選ぶ
  • マンション大規模修繕の施工管理で働く
  • 可能なら6月・12月から転職活動を始める
  • 規模の小さい現場がある会社で働く
  • 地方の会社で働く
  • 現場の相談ができる会社を選ぶ
  • 女性や外国人を採用している会社を選ぶ

各コツの詳細は、施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法17選にまとめたので、転職活動を始める前にチェックしておきましょう。

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングは「施工管理の技術者派遣」の会社で、定着率は83.2%と高めです。

きつすぎない会社で施工管理をスタートしたい人は、転職先候補の1つに加えてみてください。

あとは行動あるのみ。

本気で施工管理に転職したいなら、さっそく転職活動を始めてみましょう。

求人って流動的なので、あなたに合う求人が来週にはなかったりします。

本来は転職できたはずの「あなたに合う会社」に転職できないこともあるので、何もしない=機会損失です。

できることから始めてみましょう。

あなたの転職活動の参考になればうれしいです!

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