
今の仕事は将来性ないし、もっと稼げてカッコいい仕事をしたい。
手に職もつけて、将来も稼げるようにしておきたいな。
でも、自分に施工管理ができるか不安だなぁ…
こういった疑問や不安に応える記事です。
本記事の内容は下記のとおり。
- 施工管理(現場監督)の13の仕事内容【細かく教えます】
- 施工管理の7つの種類【施工管理の国家資格も解説】
- 施工管理(現場監督)のやりがい・魅力・楽しいところ
- 施工管理(現場監督)のきついところ
- 施工管理は未経験からでも転職できる【30代前半までは大丈夫】
- あなたが施工管理(現場監督)に向いてるかチェック【30の質問に答えるだけ】
施工管理(現場監督)の仕事内容をくわしく解説する記事です。
もしあなたが施工管理に転職した場合の、イメージがわくと思います。
30代前半までであれば、未経験からでも施工管理に転職できます。
ただ、ググるとわかりますが、施工管理は、
- 激務
- 残業が多い
- 休みが少ない
など、ネガティブな情報が出てくるもの。
大変な仕事ではありますが、あなた自身がやっていけるのか不安なところもあると思います。
なので、あなたが施工管理に向いてるかの適職診断もご紹介します。
施工管理に向いていればやっていけるでしょう。
施工管理は経験を積めば稼げるし、やりがいのある仕事です。
手に職もつくので、スキルがあれば食いっぱぐれもありません。
施工管理に転職を考えているあなたの、参考になればうれしいです!
目次
施工管理(現場監督)の13の仕事内容【細かく教えます】
施工管理(現場監督)の仕事内容は、下記の13個です。
- 施工計画の作成【工事の段取りを決める】
- 工程管理【工事のスケジュール管理】
- 安全管理【事故がないように対策する】
- 原価管理【会社の利益が出るようにする】
- 品質管理【良い建設物を造る】
- 出来形管理【お客様満足を高める】
- 行政への申請書類の作成
- 設計など事務作業
- 現場の写真撮影
- 近隣への挨拶
- 現場の清掃
- その他トラブル対応や緊急対応
- 飲みニケーション
1つずつ解説しますね。
①施工計画の作成【工事の段取りを決める】
まず、工事の手順や工法などを決めます。
最初に手順や工法を決めておかないと、行き当たりばったりになって期限に間に合わないからです。
例えば、下記を行います。
- 設計図をもとに工事手順を作成
- それに伴って、スケジュールを作成
- 必要な資材の把握
- どこにいつどれくらいの人材が必要か計算
②工程管理【工事のスケジュール管理】
工事が始まったら、工事のスケジュール管理を行います。
何がどこまで完成しているか管理しないと、完成に間に合わないからです。
例えば、下記を行います。
- 雨で工事が遅れた場合のスケジュール調整
- 前倒しできる工事のスケジュール調整
- 資材の到着が遅れた場合のスケジュール調整
- 天気予報を見ながら、工事日程の調整
③安全管理【事故がないように対策する】
現場作業員さんが安全に働ける環境作りをします。
事故は人命にも関わるため、絶対に起こしてはいけないからです。
例えば、下記を行います。
- 高所作業の安全指導
- 手すりの設置
- 現場作業員さんに朝礼で安全対策の指導
- 現場を見回って危険箇所がないか確認
④原価管理【会社の利益が出るようにする】
予算内で建設物を完成できるように、お金の管理をします。
お金をかけすぎると、会社に損害を与えてしまうからです。
例えば、下記を行います。
- 資材発注の際に、コストカットできる部分を探す
- 工事内容に対して、過剰な人員にならないように計算
- 取引先との価格交渉
⑤品質管理【良い建設物を造る】
低い品質の建設物にならないように管理します。
品質を維持しないと、欠陥工事などで訴訟に発展するからです。
例えば、下記を行います。
- 建築基準法に違反していないか
- 地方自治体の規定に沿っているか
- 消防法に違反していないか
- 部材の規格や寸法の管理
⑥出来形管理【お客様満足を高める】
お客様(施主)が希望する規格基準にするのも仕事です。
建築基準法や消防法を守れていても、顧客満足度が低い建設物だとクレームになるからです。
例えば下記など、施主の希望に沿った工事をする必要があります。
- 使いやすい仕様になっているか
- 品質の高い資材を使う
- 見た目のキレイさを重視する
⑦行政への申請書類の作成
建設物は行政に申請が必要です。
勝手に建設物を建てることはできないからです。
一般的には、地方自治体への申請が多いですね。
建築基準法や消防法に沿った内容の申請をしないと、建設許可がおりません。
そうした申請書類を作るのも、施工管理の仕事です。
⑧設計など事務作業
工事の途中で、設計を変更することがあります。
設計図面の通りだと不具合があったり、施主から変更の依頼があったりするからです。
図面の修正なども、施工管理が行います。
一般的にはCADと言われるソフトを使って設計します。
今後はBIMやCIMなど、新しい設計ソフトも一般的になってくるでしょう。
※BIMやCIMについては、BIMやCIMソフトの建築や土木の設計のメリットを参考にどうぞ。
⑨現場の写真撮影
工事現場の写真撮影も施工管理(現場監督)の仕事です。
工事の進捗を見たり、本社への報告業務、工事の記録を残すためです。
例えば下記などを撮影します。
- 工事の途中の写真
- 完成した箇所の写真
⑩近隣への挨拶
近隣への挨拶も施工管理の仕事です。
工事は騒音やトラックの出入りがつきものなので、近隣に迷惑をかけるからです。
工事が始まる前にきちんと挨拶しておくことで、近隣トラブルを防げます。
⑪現場の清掃
現場の清掃も施工管理(現場監督)の仕事です。
少しでも現場作業員さんが働きやすい環境を作るのが、現場監督の仕事だからです。
特に、新人現場監督は掃除が大切です。
現場作業員さんや職人さんに顔を覚えてもらうためにも、欠かせない仕事です。
⑫その他トラブル対応や緊急対応
もし、工事現場でトラブルや緊急事態が起きたときに対応するのも、現場監督の仕事です。
「現場監督」というくらいですからね、そうした対応は監督の仕事です。
例えば下記など、臨機応変な対応が必要です。
- 現場で事故が起きたときの処置
- 現場作業員さん同士の喧嘩の仲裁
- 資材が届かないときの対応
⑬飲みニケーション
職人さんや現場作業員さん、取引先との飲みニケーションも、施工管理の仕事です。
建設業界はまだまだ飲み会が多く、飲みニケーションも大切だからです。
飲みニケーションすることで、下記のようなビジネス的メリットがあります。
- 職人さんと仲良くなって仕事がしやすくなる
- 可愛がってもらえる
- 取引先と交渉しやすくなる
時代的に、お酒の強要は減っています。
お酒が飲めない人は、ソフトドリンクで飲み会に参加していることもありますよ。
施工管理の7つの種類【施工管理の国家資格も解説】
一口に「施工管理」といっても、7つの種類があります。
施工管理には「施工管理技士」という国家資格があり、資格によっても7種類に分類されています。
7種類の施工管理を簡単に紹介します。
建築施工管理技士
ビルや住宅など、建築工事の施工管理です。
国家資格は「建築施工管理技士」といって、下記の2種類があります。
- 1級建築施工管理技士
- 2級建築施工管理技士
建築施工管理技士の資格については、下記の2記事を参考にどうぞ。
土木施工管理技士
道路やトンネルなど、土木工事の施工管理です。
国家資格は「土木施工管理技士」といって、下記の2種類があります。
- 1級土木施工管理技士
- 2級土木施工管理技士
土木施工管理技士の資格については、下記の2記事を参考にどうぞ。
電気工事施工管理技士
電気工事の施工管理です。
国家資格は「電気工事施工管理技士」といって、下記の2種類があります。
- 1級電気工事施工管理技士
- 2級電気工事施工管理技士
電気工事施工管理技士の資格については、1級2級電気工事施工管理技士の合格率・過去問・受験資格の難易度を参考にどうぞ。
管工事施工管理技士
配管などの管工事の施工管理です。
国家資格は「管工事施工管理技士」といって、下記の2種類があります。
- 1級管工事施工管理技士
- 2級管工事施工管理技士
管工事施工管理技士の資格については、1級2級管工事施工管理技士の難易度や合格率を参考にどうぞ。
造園施工管理技士
庭を造る施工管理です。
国家資格は「造園施工管理技士」といって、下記の2種類があります。
- 1級造園施工管理技士
- 2級造園施工管理技士
造園工事施工管理技士の資格については、下記の2記事にまとめてます。
建設機械施工技士
建設機械の専門資格で、下記の2種類があります。
- 1級建設機械施工技士
- 2級建設機械施工技士
建設機械施工技士の資格については、下記の2記事にまとめてます。
電気通信工事施工管理技士
2019年に新しくできた施工管理の資格です。
ネット環境が進化している時代なので、電気通信工事の専門資格ができました。
下記の2種類があります。
- 1級電気通信工事施工管理技士
- 2級電気通信工事施工管理技士
電気通信工事施工管理技士については、下記の2記事にまとめてます。
施工管理(現場監督)のやりがい・魅力・楽しいところ
施工管理(現場監督)は、やりがいや魅力がある仕事です。
仕事なので大変なこともありますが、楽しいと感じる瞬間もちゃんとありますよ。
例えば下記などですね。
- 建設物が完成したとき
- 社会の役に立ってることを痛感できる
- 給料が上がる、年収が高い
- 施主に喜んでもらえたとき
- 職人さんと信頼関係を築けたとき
- ちょっとモテる
さらに詳しい施工管理のやりがい・魅力については、施工管理(現場監督)のやりがいや魅力9選【未経験から始める方法】にまとめています。
施工管理(現場監督)のきついところ
施工管理(現場監督)には、もちろんきついところもあります。
ググると、けっこうきつい様子がわかりますよね(^^;
例えば下記などがあります。
- ブラック企業もある
- 休みが少ない
- 残業がつきもの
施工管理のきついところは、施工管理(現場監督)のきついところ15選【きつくない働き方も解説】にまとめておきました。
ちなみに、ブラック企業を避ける方法については、施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法にまとめているので転職の参考にどうぞ。
施工管理は未経験からでも転職できる【30代前半までは大丈夫】
施工管理は未経験からでも転職できます。
ただし、30代前半までです。
30代後半になるとちょっと難しいですね。
未経験から施工管理に転職するときの最大の注意点は、研修制度がしっかりしている会社を選ぶことです。
なんせ未経験ですからね、きちんと基礎を勉強してからでない不安ですよね。
最低でも2ヶ月以上の研修期間がある会社を選びましょう。
あまりに短い研修だと、現場で頭が真っ白になりますよ。
未経験から施工管理に転職する人は、施工管理は30代で未経験からでも挑戦できる【会社の選び方も解説】が参考になるかと。
未経験から施工管理にチャレンジするときのポイントを解説しています。
また、弊社メルマガでも、施工管理の未経験者さん向けの優良求人の情報を配信しています。
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あなたが施工管理(現場監督)に向いてるかチェック【30の質問に答えるだけ】

ちゃんとやっていけるかな?
と不安になりますよね?
転職する前に、あなたが施工管理に向いてるか知っておきましょう。
もし向いてないなら、他の職種に転職を検討しましょう。
あなたが施工管理に向いてるかどうかは、施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】でわかります。
30のチェックがあるので、あなたがいくつ当てはまるか数えてみましょう。
10個以上当てはまれば、あなたは施工管理に向いてます。
9個以下なら、あなたは施工管理に向いてません。
転職前にチェックしておくと良いと思います。
まとめ【施工管理の仕事内容は13種類ある】
この記事をまとめます。
- 施工管理(現場監督)には13の仕事内容がある
- 施工管理には7つの種類がある【国家資格もある】
- 施工管理(現場監督)はやりがい・魅力・楽しいところがある
- 施工管理(現場監督)はきついところもある
- 30代前半までなら未経験からでも施工管理に転職できる
- あなたが施工管理(現場監督)に向いてるかチェックしよう

でも、自分に施工管理ができるか不安だなぁ…
というあなたの参考になればうれしいです。
あとは行動あるのみ。
本気で施工管理に転職したいなら、さっそく転職活動を始めてみましょう。
求人って流動的なので、あなたに合う求人が来週にはなかったりします。
本来は転職できたはずの「あなたに合う会社」に転職できないこともあるので、何もしない=機会損失です。
今日から行動すれば、施工管理になって、手に職をつけて安定した人生になるかなと思います。
できることから始めてみましょう。
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ちなみに、

という人は、施工管理は未経験でも転職できる【研修がしっかりしてる会社を選ぶ】をどうぞ。
- ブラックな環境を避ける方法
- 未経験者向けの研修がしっかりしている会社の選び方
などを解説しています。
未経験者が働きやすい環境なら、あなたも施工管理にチャレンジしやすいですよね。
うっかりブラック企業に転職しないように、転職前に読んでおくと安心だと思います。
あなたの転職活動の参考になればうれしいです!