施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説|未経験者向け

施工管理(現場監督)の13の仕事内容【あなたに向いてるかも診断】
考える男性
考える男性
施工管理(現場監督)ってどんな仕事をするの?

業務内容をよく知ってから転職するか決めたい。

 

今の仕事は将来性ないし、もっと稼げてカッコいい仕事をしたい。

手に職もつけて、将来も稼げるようにしておきたいな。

 

でも、施工管理はキツいイメージがあるから、自分にできるか不安…

そもそも僕は施工管理に向いてるんだろうか…

こういった疑問や不安に応える記事です。

この記事の内容は下記のとおり。

  • そもそも施工管理職とはどんな仕事なのか?
  • 施工管理(現場監督)の平均年収・給与や待遇
  • 施工管理者(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説
  • 工事種類別の施工管理の仕事内容
  • 施工管理(現場監督)のキツいところ
  • 施工管理のやりがい・魅力
  • 施工管理のキャリアプラン
  • 施工管理に向いている人・向いてない人の特徴
  • 未経験で施工管理に転職する方法と注意点
  • 施工管理のおすすめ資格一覧
  • 施工管理の仕事の覚え方

 

私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。

未経験で施工管理に就職・転職したい人を募集しています。

施工管理(現場監督)の仕事内容をくわしく解説します。

もしあなたが施工管理に転職した場合のイメージがわくかなと。

30代前半くらいまでであれば、未経験でも施工管理に転職できる可能性があります。

ただし「施工管理はキツそう…」というイメージもありますよね。

激務でブラックなイメージもあると思います。

 

でも、安心してください。

働きやすい会社もあるため、転職先をしっかり選べば、長く施工管理で活躍することも可能です。

※キツすぎない会社に転職するコツは、この記事内で紹介しますね。

また、あなた自身がやっていけるのか不安なところもあると思います。

なので、あなたが施工管理に向いてるかの適職診断も紹介します。

※向いていればやっていけるでしょう。

 

施工管理は経験を積めば稼げるし、やりがいのある仕事です。

手に職もつくので、スキルがあれば食いっぱぐれもありません。

今回の転職に失敗したくない人は、最後まで読んでみてください!

目次

そもそも施工管理職(現場監督)とはどんな仕事なのか?イメージにどうぞ

工事現場

考える男性
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そもそも「施工管理」とか「現場監督」って何なの?

簡単にいうと、工事現場の管理を行う仕事のことです。

工事現場では、下記のように様々な人が関わります。

  • 職人さん
  • 関連業者
  • 交通誘導員

 

こうした人たちをとりまとめるのが施工管理です。

スポーツに例えると、職人さんたちが「選手」で、施工管理が「監督」のようなもの。

施工管理の詳細は、施工管理とは?をわかりやすく解説【未経験・資格なしでも大丈夫】にまとめてます。

 

施工管理が就職する業界や会社

考える男性
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施工管理って、どんな業界や会社で働くの?

結論、下記のような業界・会社で働きます。

  • 建設業界(ゼネコン含む)
  • 設備工事会社(サブコン含む)
  • ハウスメーカー・工務店
  • プラント(工場)の建設会社
  • ディベロッパー(都市開発)
  • 建設系の公務員
  • 鉄道会社など

 

あなたが働きたい業界で、就職先を選ぶのも良いでしょう。

 

施工管理と現場監督の違い

考える男性
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「施工管理」と「現場監督」って何が違うの?

実はこれ、明確な違いはなかったりします。

※料理人のことを「シェフ」と言ったり「コック」と言ったりするのと似てます。

現実的には、会社によって呼び名が違う感じ。

だいたいは、下記の4つで「施工管理」と「現場監督」を使い分けている会社が多いです。

施工管理 現場監督
事務作業の有無 事務作業あり 事務作業なし
資格の有無 施工管理技士あり 施工管理技士なし
会社規模で呼び方が違う 大企業 中小企業
時代で呼び方が違う 最近の呼び名 昔からの呼び名

この辺の詳細は、施工管理と現場監督の4つの違い【求人情報を見るときの注意点】にまとめたので興味あればどうぞ。

 

施工管理と現場代理人との違い

考える男性
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ネットで調べてたら「現場代理人」っていうのもあるみたいだけど、何が違うの?

「現場代理人」とは、工事の請負会社の経営者に代わって、請負代金の管理を行う役職のことです。

本来は請負会社の経営者がすべてを管理できればいいのですが、現場が複数になると難しいので、現場代理人を立てて管理を行うイメージですね。

現場代理人特有の業務内容は下記などがあります。

  • 請負金の受領や請求
  • 請負金額の変更

 

簡単にいうと「現場のお金の管理」を行うイメージです。

現場監督には、工事の請負金を管理する権限がありません。

※現場監督はあくまで「施工の管理監督」を行うだけです。

 

施工管理(現場監督)の男女比|ほぼ男性だけど…

施工管理は男性がほとんどです。

理由はさまざまですが、代表的な理由は下記など。

  • 男性が多い職場だから
  • 女性は体力的にきつい現場もあるから

 

ですが、近年は女性の施工管理も徐々に増えています。

「施工管理サポート」という事務職専門の仕事もできており、女性が担当しています。

この辺は、施工管理は未経験の女性でも始められる【施工管理サポートもあり】にまとめてます。

 

施工管理(現場監督)の平均年収・給与や待遇

施工管理(現場監督)の平均年収・給与や待遇

施工管理の平均年収は450万円ほどです。

では、詳しく施工管理の給料について解説していきます。

施工管理の収入の正確な統計データはないため、厚生労働省の賃金構造基本統計調査の建設業の年収データを参考に計算しています。

参考:施工管理(現場監督)の平均年収や給料を徹底分析【資格で収入アップ】

 

施工管理の月給の相場

  • 施工管理の月給の相場:36万円
  • 業種全体の月給の相場:34万円

 

国内の業種全体の月給より、施工管理の月給は高いといえるでしょう。

 

年間賞与の相場

  • 施工管理の賞与の相場:98万円
  • 業種全体の賞与の相場:88万円

 

ボーナスも国内の業種全体の平均値より、施工管理の方が高いです。

 

20代の施工管理の年収相場

  • 20代の施工管理の年収相場:397万円
  • 20代の業種全体の年収相場:365万円

 

施工管理は20代でも年収が高めです。

稼ぎたい人にも施工管理がおすすめです。

 

30代の施工管理の年収相場

  • 30代の施工管理の年収相場:526万円
  • 30代の業種全体の年収相場:483万円

 

施工管理で30代になると、年収が上がっていきます。

後述しますが、施工管理は技術職なので、経験年数が増えるほど年収が上がる傾向です。

 

大卒の施工管理の年収相場

  • 大卒の施工管理の年収相場:637万円
  • 大卒の業種全体の年収相場:587万円

 

業種全体の平均年収と比較すると、50万円ほど高くなっています。

大卒で施工管理に就職するのもおすすめです。

 

高卒の現場監督の年収相場

  • 高卒の施工管理の年収相場:481万円
  • 高卒の業種全体の年収相場:435万円

 

施工管理は高卒でも就職できますが、年収も高めになっています。

高卒から手に職をつけて稼ぎたい人にも、施工管理はおすすめです。

 

ゼネコンの施工管理の年収相場

企業規模 平均年収
ゼネコン(大手/1000人以上) 699万円
中規模企業(100〜999人) 585万円
小規模企業(10〜99人) 463万円

建設業界は会社規模が大きくなるほど、年収が上がる傾向です。

稼ぎたい人はゼネコンを目指すのもおすすめです。

 

施工管理経験者の年収相場|実務経験が多いと収入が上がる

経験年数 平均年収
0年 301万円
1〜2年 362万円
3〜4年 418万円
5〜9年 461万円
10〜14年 524万円
15〜19年 575万円
20〜24年 605万円
25〜29年 688万円
30年 702万円

くりかえしですが、施工管理は経験年数が増えるほど年収が上がっていく傾向です。

 

施工管理者(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説

施工管理(現場監督)の13の仕事内容【細かく教えます】

考える男性
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施工管理の仕事内容を知りたいな。

施工管理(現場監督)の仕事内容は下記の13個です。

  1. 施工計画の作成【工事の段取りを決める】
  2. 工程管理【工事のスケジュール管理】
  3. 安全管理【事故がないように対策する】
  4. 原価管理【会社の利益が出るようにする】
  5. 品質管理【良い建設物を造る】
  6. 出来形管理【お客様満足を高める】
  7. 行政への申請書類の作成
  8. 設計など事務作業
  9. 現場の写真撮影
  10. 近隣への挨拶
  11. 現場の清掃
  12. その他トラブル対応や緊急対応
  13. 飲みニケーション

 

1つずつ解説しますね。

 

①施工計画の作成【工事の段取りを決める】

まず、工事の手順や工法などを決めます。

最初に手順や工法を決めておかないと、行き当たりばったりになって期限に間に合わないからです。

例えば、下記を行います。

  • 設計図をもとに工事手順を作成
  • それに伴って、スケジュールを作成
  • 必要な資材の把握
  • どこにいつどれくらいの人材が必要か計算

 

②工程管理【工事のスケジュール管理】

工事が始まったら、工事のスケジュール管理を行います。

何がどこまで完成しているか管理しないと、完成に間に合わないからです。

例えば、下記を行います。

  • 雨で工事が遅れた場合のスケジュール調整
  • 前倒しできる工事のスケジュール調整
  • 資材の到着が遅れた場合のスケジュール調整
  • 天気予報を見ながら、工事日程の調整

 

こうした工程管理の詳細は、施工管理の工程管理とは【あなたが工程管理に向いてるかも診断できる】にまとめてます。

 

③安全管理【事故がないように対策する】

現場作業員さんが安全に働ける環境作りをします。

事故は人命にも関わるため、絶対に起こしてはいけないからです。

例えば、下記を行います。

  • 高所作業の安全指導
  • 手すりの設置
  • 現場作業員さんに朝礼で安全対策の指導
  • 現場を見回って危険箇所がないか確認

 

こうした安全管理の詳細は、施工管理の安全管理とは現場の事故を防ぐこと【4つの安全管理がある】にまとめてます。

 

④原価管理【会社の利益が出るようにする】

予算内で建設物を完成できるように、お金の管理をします。

お金をかけすぎると、会社が儲からないからです。

例えば、下記を行います。

  • 資材発注の際に、コストカットできる部分を探す
  • 工事内容に対して、過剰な人員にならないように計算
  • 取引先との価格交渉

 

こうした原価管理の詳細は、施工管理の原価管理とは【具体的なやり方や必要な5つのスキルも解説】にまとめてます。

 

⑤品質管理【良い建設物を造る】

低い品質の建設物にならないように管理します。

品質を維持しないと、欠陥工事になってしまうから。

例えば、下記を行います。

  • 建築基準法に違反していないか
  • 地方自治体の規定に沿っているか
  • 消防法に違反していないか
  • 部材の規格や寸法の管理

 

こうした品質管理の詳細は、施工管理の品質管理とは【未経験者さん目線でわかりやすく解説します】にまとめてます。

 

⑥出来形管理【お客様満足を高める】

お客様(施主)が希望する規格基準にするのも仕事です。

建築基準法や消防法を守れていても、顧客満足度が低い建設物だとクレームになるからです。

例えば下記など、施主の希望に沿った工事をする必要があります。

  • 使いやすい仕様になっているか
  • 品質の高い資材を使う
  • 見た目のキレイさを重視する

 

⑦行政への申請書類の作成

建設物は行政に申請が必要です。

勝手に建設物を建てることはできないからです。

一般的には、地方自治体への申請が多いですね。

建築基準法や消防法に沿った内容の申請をしないと、建設許可がおりません。

 

そうした申請書類を作るのも、施工管理の仕事です。

 

⑧設計など事務作業

施工管理も設計の図面を書くことがあります。

なぜなら、建築士(設計者)からきた図面は、そのまま工事に使えないから。

施工管理は設計図を「施工図」に書き換える必要があります。

  • 設計者が書く図面:設計図
  • 施工管理が現場で使う図面:施工図

 

ちなみに、施工図を書くときはCADを使います。

※CADとは、図面を書くソフトのこと。

この辺は、施工管理もCADを勉強した方がいい【無料で勉強する方法も解説】にまとめてます。

 

⑨現場の写真撮影

工事現場の写真撮影も施工管理(現場監督)の仕事です。

工事の進捗を見たり、本社への報告業務、工事の記録を残すためです。

例えば、下記などを撮影します。

  • 工事の途中の写真
  • 完成した箇所の写真

 

写真撮影のコツは、施工管理の写真の撮り方8つの注意点【撮影の便利ツールも紹介する】にまとめてます。

 

⑩近隣への挨拶

近隣への挨拶も施工管理の仕事です。

工事は騒音やトラックの出入りがつきもので、近隣に迷惑をかけることがあるから。

工事が始まる前にきちんと挨拶しておくことで、近隣トラブルを防げます。

 

⑪現場の清掃

現場の清掃も施工管理(現場監督)の仕事です。

少しでも現場作業員さんが働きやすい環境を作るのが、現場監督の仕事だからです。

特に、新人現場監督は掃除が大切です。

現場作業員さんや職人さんに顔を覚えてもらうためにも、欠かせない仕事です。

 

⑫その他トラブル対応や緊急対応

もし、工事現場でトラブルや緊急事態が起きたときに対応するのも、現場監督の仕事です。

「現場監督」というくらいですからね、そうした対応は監督の仕事です。

例えば下記など、臨機応変な対応が必要です。

  • 現場で事故が起きたときの処置
  • 現場作業員さん同士の喧嘩の仲裁
  • 資材が届かないときの対応

 

⑬飲みニケーション

職人さんや現場作業員さん、取引先との飲みニケーションも施工管理の仕事です。

飲みニケーションすることで、下記のようなメリットがあります。

  • 職人さんと仲良くなって仕事がしやすくなる
  • 可愛がってもらえる
  • 取引先と交渉しやすくなる

 

時代的に、お酒の強要は減っています。

お酒が飲めない人は、ソフトドリンクで飲み会に参加していることもありますよ。

また、コロナのため飲み会自体も減少しています。

 

施工管理の一日のスケジュール・流れ

考える男性
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施工管理の1日の流れを知りたいな。

会社や現場によってさまざまですが、施工管理の1日のスケジュール例はこんな感じです。

  • 7:00:出勤、朝礼の準備
  • 8:00:朝礼
  • 8:30:工事スタート、巡回、写真撮影、職人さんへの指示
  • 12:00:昼休憩
  • 13:00:昼礼、打ち合わせ、巡回、事務作業
  • 17:30:工事終了、事務所で事務作業
  • 20:00:仕事終了、退勤

 

忙しい日は、21時以降も働くことがあります。

他のスケジュール例は、施工管理(現場監督)の1日のスケジュール【具体的な仕事内容も解説】で詳しく解説しているのでイメージにどうぞ。

 

施工管理は女性も活躍できる仕事

女性でも施工管理は可能です。力仕事がないためです。

近年は男女のトイレ・更衣室が分かれている現場も増えているため、女性も働きやすくなっています。

詳しくは、施工管理は未経験の女性でも始められる【施工管理サポートもあり】を参考にどうぞ。

 

施工管理アシスタントの施工管理の仕事内容

女性の場合は「施工管理アシスタント」という仕事もあります。

文字どおり、施工管理の補助をする仕事です。

施工管理アシスタントの仕事内容は以下のとおりです。

  • 現場の写真撮影
  • 写真の整理
  • 工事の図面(施工図)の作成
  • 工事の仕様書(指示書)の作成
  • 工程表(工事のスケジュール表)の作成
  • 行政への申請書類の作成
  • 日報の作成
  • 関連会社との連絡業務
  • 各種報告書の作成
  • 資材の発注
  • 朝礼の資料準備
  • 電話対応など

 

施工管理の仕事の中でも、事務的な業務を行うイメージです。

施工管理アシスタントの詳細は、施工管理アシスタントとは?仕事内容や志望動機のコツを解にまとめています。

 

工事種類別の施工管理の仕事内容

工事種類別の施工管理の仕事内容

施工管理には以下の種類があります。

  • 建築工事の施工管理
  • 土木工事の施工管理
  • 電気設備工事の施工管理
  • 管工事の施工管理
  • 造園工事の施工管理
  • 内装工事の施工管理
  • 空調設備の施工管理
  • リフォームの施工管理
  • 大規模修繕工事の施工管理
  • ハウスメーカーの施工管理
  • ゼネコンの施工管理
  • プラントの施工管理

 

1つずつ解説していきます。

 

建築工事の施工管理の仕事内容

建築工事の施工管理は、一般的な施工管理の仕事内容に加えて、以下のような仕事も行います。

  • 建築士とのやりとり
  • 行政に提出する仕事の作成
  • 電気工事・設備工事業者との連携

 

建築工事は多くの業者と関わるため、そうした連携を建築施工管理が行います。

 

土木工事の施工管理の仕事内容

土木工事の施工管理は、以下のような工事を行います。

  • 道路工事
  • 港湾工事
  • 空港工事
  • 河川工事
  • 鉄道工事
  • トンネル工事

 

基本的に外での工事が多いです。

また、土木工事は公共工事が多いため、公共工事に関する書類を作成するのも土木施工管理の仕事です。

土木工事の施工管理の詳細は、土木施工管理のきついところ5選【できるだけキツくない会社の選び方】にまとめています。

 

電気設備工事の施工管理の仕事内容

電気設備工事の施工管理は、以下のような電気設備の工事を行います。

  • 発電設備:電気を作る設備(火力発電所、風力発電所、水力発電所など)
  • 送電設備:発電設備から電気を送る設備(送電線など)
  • 変電設備:発電所から送電されてくる電気の電圧を変換する設備(変電所など)
  • 受変電設備:キュービクル、開閉器、変圧器など
  • 配電設備:電信柱や地中送電設備など
  • 構内電気設備:建設物内で使う電気設備(照明、コンセントなど)

 

電気工事士さんとやり取りして、工事を進めていきます。

電気設備工事の施工管理の詳細は、電気工事の現場監督(施工管理)の仕事内容や給料【未経験の会社選び】を参考にどうぞ。

 

管工事の施工管理の仕事内容

管工事の施工管理は、以下のような設備の工事を行います。

  • ガス設備
  • 給水設備(水道など)
  • 排水設備(下水管など)
  • ダクト(空気が通る穴)
  • 浄化槽(下水道がない場所の排水設備)

 

管工事の施工管理の詳細は、管工事施工管理のきついところ4選【他の施工管理との比較も紹介】にまとめています。

 

造園工事の施工管理の仕事内容

造園工事の施工管理は、以下のような工事を行います。

  • マンション・ビル・商業施設・病院・学校などの庭や屋上緑地の工事
  • 公園、ゴルフ場、遊園地の造成
  • 道路横の樹木の工事など

 

土木工事と同様、外の工事が多いのが特徴です。

詳しくは、造園施工管理のきついところ6選【やりがいや魅力7選も解説します】を参考にどうぞ。

 

内装工事の施工管理の仕事内容

内装工事の施工管理は、以下のような工事を行います。

工事 内容
墨出し 壁や天井をどこに設置するか印をつける
軽鉄工事 壁や天井につけた印の部分に下地を造る

間仕切り壁や二重天井などの骨組みを組み立てる工事

ボード工事 壁や天井にボードを貼り付ける下地工事

※石こうボードを使うことが多い

壁紙の工事 壁紙(クロス)を貼る
塗装工事 壁や天井の色や材質の仕上げ

漆喰や珪藻土などをコテで塗って仕上げていく左官工事もある

床仕上げ工事 フローリング、畳、クッションフロア、タイルなどを貼る工事

※床暖房工事もある

建具の工事 窓、ドア、ふすま、障子、手すりなどの設置工事

屋内工事なので、夜間工事を行うこともあります。

内装施工管理については、内装施工管理の仕事内容や年収相場【激務できついのかわかります】を参考にどうぞ。

 

空調設備の施工管理の仕事内容

空調設備の施工管理は、以下のような工事を行います。

  • 冷暖房設備の設置
  • ボイラーの設置
  • ヒートポンプの設置
  • 冷凍機の設置
  • 吸収冷温水器の設置
  • 蓄熱槽の設置
  • 各種熱源からの配管
  • ダクトの設置
  • 送風機の設置
  • フィルターの設置
  • 加熱・冷却コイルの設置

 

詳しくは、空調設備の施工管理の仕事内容【未経験から転職するときの注意点】を参考にどうぞ。

 

リフォームの施工管理の仕事内容

リフォームの施工管理は、以下のような建物のリフォーム工事を行います。

  • 戸建住宅
  • マンションの室内
  • 古民家、空き家
  • 店舗
  • 商業施設
  • オフィス

 

個人のお客様も多く、現場によってはお客様が生活する中で工事をすることもあります。

そのため、細かいことに配慮ができる施工管理が求められます。

詳しくは、リフォームの施工管理の仕事内容【楽しいところときついところも解説】を参考にどうぞ。

 

大規模修繕工事の施工管理の仕事内容

大規模修繕工事の施工管理は、マンションやビルの修繕工事を担当します。

マンションやビルを利用する人がいる中で工事するため、細かい配慮が必要です。

詳しくは、マンション大規模修繕工事の施工管理の進め方【おすすめ資格5選】にまとめています。

 

ハウスメーカーの施工管理の仕事内容

ハウスメーカーの施工管理は、以下のような仕事も行います。

  • 営業マンとの打ち合わせ
  • 地鎮祭や棟上げ式に出席

 

また、現場をかけもちすることが多いです。

詳しくは、ハウスメーカーの現場監督の仕事内容【キツいところとメリットも解説】を参考にどうぞ。

 

ゼネコンの施工管理の仕事内容

ゼネコンの施工管理も、一般的な施工管理と仕事内容は一緒です。

ただし、ゼネコンなので工事の規模が大きいのが特徴です。

また、下請け企業とのやり取りも行います。

ゼネコンは、大手の建設会社の一覧をまとめてみた【業界のきついところや将来性】にまとめたので参考にどうぞ。

 

プラントの施工管理の仕事内容

「プラント」とは、工場・発電所・下水処理場などのことです。

大規模な工事なので、1つの現場を長く担当するのもプラント施工管理の特徴です。

大手だと海外のプラント建設に関わることもあります。

詳しくは、プラント施工管理とは?激務・きついといわれる4つの理由も解説を参考にどうぞ。

 

施工管理(現場監督)のキツいところ

夕焼けの工事現場

考える男性
考える男性
でも、施工管理ってきついんでしょ…?

仕事のきついところも知った上で、転職を検討したいな。

結論、施工管理(現場監督)のきついところは下記です。

  • 長時間労働の日もある
  • 業務の範囲が広い
  • 週休1日制の会社もある
  • 工事のスケジュールが遅れると休みにくい
  • 家に帰れないこともある
  • 職人さんとのコミュニケーション
  • 板挟みになることがある
  • 理不尽なときもある
  • トイレが汚い現場もある
  • 暑い・寒い
  • 転勤する会社もある
  • 雑用が多い
  • いまだに紙が多い
  • 飲み会がある
  • クレーム対応

 

詳細は、施工管理(現場監督)のきついところ15選【きつくない働き方も解説】にまとめておきました。

どんな仕事でも、きついところはあるものです。

施工管理のきついところを知った上で、本当に転職するか考えてみてください。

 

施工管理職に残業が多い理由

施工管理に残業が多い理由は、以下のとおりです。

  • 工期が短い現場があるから
  • 施工管理が足りていないから
  • 想定外のトラブルが発生することがあるから
  • 天候不良で工事が遅れるとスケジュールがタイトになるから

 

また、電気や内装など建築工事が終わらないとできない工事は、建築工事の遅れの影響を受けて残業が増えることがあります。

詳しくは、施工管理は残業がつきもの【でも今後は働き方改革で減る予定】も参考にどうぞ。

 

夜勤する施工管理(現場監督)もいる

以下の工事を担当する施工管理は、夜勤することもあります。

工事 夜勤がある理由
道路の補修工事 昼間は交通量が多くて工事できないから(ただし住宅街は除く)
橋の補修工事 昼間は交通量が多くて工事できないから
トンネルの補修工事 昼間は交通量が多くて工事できないから
線路の補修工事 昼間は電車が通っていて工事できないから
駅の改修工事 昼間は駅を使っていて工事できないから
内装の工事 照明を点ければ工事できるから
店舗の改修工事 昼間は営業時間中で工事できないから
商業施設の改修工事 昼間は営業時間中で工事できないから

昼夜が逆転する工事もあると知っておきましょう。

そのかわり、残業代で収入は上がります。

詳しくは、現場監督は夜勤をすることもある【ただし夜勤の日は給料アップします】にまとめたので参考にどうぞ。

 

施工管理の残業は少なめになる?|国土交通省の建設業働き方改革加速化プログラム

2024年4月から建設業でも36協定が適用されて、残業時間の上限が設けられます。

国土交通省の建設業働き方改革加速化プログラムなど、国を主導に働き方改革が進んでいます。

残業時間の上限は以下のとおりです。

  • 1ヶ月:45時間以内
  • 1年間:360時間以内

 

原則的には、上記の残業時間以内にする必要があります。

ただし、建設業はどうしても残業体質なので、特別な事情があれば残業時間を延長できます。

「特別な事情」は下記のとおりです。

  • 年間720時間を上限とする
  • 2~6ヶ月それぞれの平均で80時間以内(休日労働含む)
  • 1ヶ月で100時間未満(休日労働含む)
  • この特例の適用は年6回まで

 

違反すると罰則がありますが、災害時の復旧・復興工事に関してはこれらの残業上限が適用されません。

詳しくは、2024年に建設業でも36協定が適用され残業規制【給料は減るのか】にまとめています。

 

施工管理の休みが少ない理由

施工管理は休みも少ないです。理由は以下のとおり。

  • 多くの会社が週休1日を採用しているから
  • スケジュールが遅れると休日返上で工事を進める必要があるから

 

詳しくは、施工管理の土日休みは嘘?施工管理が休日を増やす4つの方法も参考にどうぞ。

ただし、今後は働き方改革で休日が増えていく傾向です。

週休2日対象工事

出典:国土交通省「週休2日対象工事

 

施工管理の仕事を効率化するIT技術

建設業界ではITを積極的に取り入れているため、今後は仕事を効率化できて、残業が減ったり、休日が増えるかもしれません。

代表的なITツールは以下のとおり。

  • 無人化施工システム
  • AIとドローンを使った測量

 

詳しくは、ICTが建設業界で進んでます【機械の事例やメリットと課題も解説】にまとめています。

 

きつすぎない施工管理に転職するコツ

考える男性
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やっぱり施工管理はキツそうだなぁ…

う~ん、どうしようかなぁ…

と思うかもですが、冷静に考えてみてください。

本当にきつすぎる仕事なら、みんな辞めてるかと。

国土交通省の「建設産業の現状と課題」によると、平成27年の施工管理が含まれる「管理的職業、事務従事者」の人口は99万人です。

これだけ多くの人が働いているということは、キツすぎない会社で働く施工管理がいるのも事実でしょう。

 

ということで、キツすぎない施工管理に転職するコツは下記のとおりです。

※未経験者さんでも可能なコツ。

不安な人は、下記を参考に転職活動を進めてみてください。

コツ 理由
定着率が高い会社を選ぶ 辞める人が少ない証拠だから
IT化を進めている会社を選ぶ 人の仕事が軽減されてるから
転職エージェントを活用する 希望に合った求人を紹介してくれることがあるから
施工管理の技術者派遣で働く 一般的に長時間残業は少ないから
公共工事が多い会社を選ぶ 暦通りに働けるから
経営事項審査の点数が高い会社を選ぶ 経営状態が良く働きやすい可能性があるから
マンション大規模修繕の施工管理で働く 残業が少ないから
可能なら6月・12月から転職活動を始める 良い求人が増えるから
規模の小さい現場がある会社で働く あまり忙しくない現場もあるから
地方の会社で働く あまり忙しくない現場もあるから
現場の相談ができる会社を選ぶ 未経験でも働きやすいから
女性や外国人を採用している会社を選ぶ 人材育成に力を入れていて働きやすい可能性があるから

各コツの詳細は、施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法17選にまとめたので、転職活動を始める前にチェックしておきましょう。

ちなみに、冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングは「施工管理の技術者派遣」の会社です。

定着率は83.2%と高め。

 

きつすぎない会社で施工管理をスタートしたい人は、転職先候補の1つに加えてみてください。

 

施工管理(現場監督)のあるある

参考までに、施工管理あるあるは下記などがあります。

  • なかなか彼女に会えない
  • ビールがすごくおいしい
  • 夏場のヘルメット焼けが変
  • 冬場はヒートテックが手放せない
  • 現場で若い女性を見るとドキドキする
  • 怖い職人さんが急に見せる笑顔にキュンとする

 

あるあるは、現場監督あるある23選【わかるわかる!がありますよ】にまとめてます。

何となく仕事のイメージがわくかなと。

 

施工管理(現場監督)のやりがい・魅力

施工管理(現場監督)のやりがい・魅力・楽しいところ

考える男性
考える男性
施工管理のやりがいとか魅力も知っておきたいな。

結論、以下のようなやりがい・魅力があります。

  • 年収が高い
  • 手に職がつく
  • 自分の仕事が形に残る
  • 公共性の高い仕事ができる
  • 職人さんと信頼関係を築ける
  • 施工管理は将来性があり安定している

 

たしかにきついところもありますが、メリットの多い仕事です。

1つずつ解説していきます。

 

年収が高い

先ほどもふれましたが、施工管理は年収が高いです。

年収アップするには、以下を目指していくのがおすすめです。

  • 経験値を積んでいく
  • 施工管理技士を取得する
  • できるだけ大きい会社で働く

 

詳しくは、施工管理の給料が安い人と高い人の違い【稼げるキャリアプランを解説】にまとめています。

 

手に職がつく

施工管理は技術職なので、手に職がつくのも魅力です。

終身雇用が崩壊しているため、手に職をつけて長く安定して稼げるのは魅力です。

また、以下のような職種に転向できるのもメリットでしょう。

  • 設計事務所:設計の経験を活かせる
  • CADオペレーター:CADスキルを活かせる
  • 建設会社の営業マン:建設の知識を活かせる
  • デベロッパー:建設の知識を活かせる
  • 技術系の公務員:資格を活かせる
  • ビル管理:建築の知識を活かせる
  • 都市再生機構:建設の知識を活かせる

 

詳しくは、「施工管理は潰しが効かない」はウソ【他の仕事でも使えるスキルあり】も参考にしてみてください。

 

自分の仕事が形に残る

自分が担当した工事が形に残るのは大きなやりがいです。

例えば、自分が関わった商業施設を多くの人が利用しているのを見ると、とてもうれしいものです。

モノづくりに関わりたい人も、施工管理を検討してみてください。

 

公共性の高い仕事ができる

建設工事は公共物も多いので、公共性の高い仕事ができるのも魅力です。

  • 道路
  • 空港
  • トンネル
  • 復興工事など

 

施工管理は、世の中の役に立っていることを実感しやすい仕事です。

 

職人さんと信頼関係を築ける

職人さんと信頼関係を築けるのも大きなやりがいです。

特に厳しい職人さんが認めてくれたときは、達成感があります。

職人さんとうまくコミュニケーションを取るコツは、施工管理が職人さんとうまくコミュニケーションを取る13のコツ!人間関係を良好にを参考にどうぞ。

 

施工管理は将来性があり安定している

施工管理は将来性もあります。具体的には、以下のような需要があるから。

  • 災害復興
  • インフラの補修工事
  • ビルやマンションの大規模修繕工事
  • リフォーム
  • リニア新幹線
  • 大阪万博

 

今後も安定して稼げる仕事でしょう。

詳しくは、施工管理の将来性は明るい【ポジティブなビジョンを解説】にまとめています。

 

施工管理のキャリアプラン

考える男性
考える男性
施工管理って、どんなキャリアプランになるの?

将来性は大丈夫なの?

結論、施工管理のキャリアプランは、けっこう選択肢があります。

施工管理のキャリアプラン

マイペースに働くこともできますし、バリバリ稼ぐこともできます。

キャリアプランの詳細は、施工管理のキャリアプラン6ステップ【面接での答え方も解説します】にまとめたのでイメージにどうぞ。

また、将来性も問題なしです。

理由は、下記のような工事がたくさん控えているから。

  • インフラの補修工事
  • ビルやマンションの大規模修繕工事
  • リフォーム
  • リニア新幹線
  • 大阪万博など

 

将来性の詳細は、施工管理の将来性は明るい【東京オリンピック後も問題ないかと】にまとめています。

 

フリーランスに独立する現場監督もいる

会社員の現場監督から、フリーランスの現場監督で独立する人もいます。

独立してうまくいけば、会社員の現場監督より稼ぐこともできるでしょう。

また、やりたくない仕事を断ることもできます。

詳しくは、現場監督(施工管理)が独立する3つのメリット【不安なら技術者派遣】を参考にどうぞ。

 

施工管理以外の職種へキャリアチェンジする人もいる

施工管理で経験を積んで、他の職種へ転職していく人もいます。

具体的には、下記のような職種へキャリアチェンジできることも。

  • 建築士(設計職)
  • 建設系の公務員
  • 建設コンサルタント(都市開発など)

 

施工管理はキャリアが広がりやすい仕事です。

それぞれの職種については、下記の記事にまとめたので参考にどうぞ。

 

施工管理者に必要なスキルや求められる能力

施工管理者に必要なスキルや求められる能力

考える男性
考える男性
施工管理って、どんなスキルが必要なの?

具体的には以下のようなスキルが求められます。

  • 体力
  • 課題解決能力
  • 工事に必要な知識
  • スケジュール管理能力
  • コミュニケーション能力

 

こちらも1つずつ解説します。

 

体力

できれば体力があった方がいいでしょう。

前述のとおり、施工管理は残業があったり、休日が少ないこともあるからです。

「運動部出身」「体を鍛えている」など、ある程度の体力づくりをしている人におすすめです。

 

課題解決能力

工事現場では想定外のトラブルが起きることがあるからです。

パニックにならず、冷静に対処することが求められます。

 

工事に必要な知識

もちろん工事の知識は勉強していく必要があります。

ただし、未経験で施工管理に転職する場合は、転職してから学んでいってもOKです。

後述しますが、研修がしっかりしている会社に転職すると、スムーズに仕事ができます。

 

スケジュール管理能力

期限内に工事を完成させる必要があるからです。

基本的には納期を過ぎてはいけないため、施工管理にはスケジュール管理能力が求められます。

逆算して考えられる人にはおすすめの仕事です。

 

コミュニケーション能力

施工管理は、以下のような人たちとコミュニケーションを取るからです。

  • お客様
  • 職人さん
  • 関連業者
  • 周辺地域の住民など

 

「人と話すのは苦にならない」という人は、特におすすめの仕事です。

 

施工管理に向いている人・向いてない人の特徴

あなたが施工管理(現場監督)に向いてるかチェック【30の質問に答えるだけ】

考える男性
考える男性
施工管理に興味はあるんだけど、そもそも僕は施工管理に向いてるのかなぁ…

向いてなかったらどうしよう…

結論、向いている人の特徴は下記のとおりです。

あくまで目安ですが、10個以上に当てはまるなら、施工管理で向いてる可能性アリ。

  1. コミュニケーション能力がある
  2. リーダーシップがある
  3. チームワークを活かせる
  4. マネジメント力がある
  5. スケジュール管理できる
  6. リスク管理できる
  7. 体力がある
  8. 臨機応変に対応できる
  9. マルチタスクができる
  10. 交渉力がある
  11. 気配りができる
  12. 細かいことに気がつく
  13. 元気よく話せる、元気よくあいさつと返事ができる
  14. 年上に好かれる・かわいがられる
  15. 初対面の人と仲良くできる
  16. 説明がわかりやすい
  17. 自分の意見を言える
  18. 仕事が丁寧
  19. 整理整頓できる
  20. 細かい仕事ができる
  21. 算数ができる
  22. 勉強し続けられる
  23. 体育会系
  24. メンタルが強め
  25. 理不尽なことや嫌なことがあってもすぐ立ち直れる
  26. 健康体
  27. タバコの煙に抵抗がない
  28. お酒が飲める
  29. 下ネタにあまり抵抗がない
  30. 建設やモノづくりが好き

 

施工管理に向いてない人は、9個以下しか該当しない人です。

各項目の詳細は、施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】にまとめたので、適性診断してみてください。

 

未経験で施工管理に転職する方法と注意点

施工管理は未経験からでも転職できる【30代前半までは大丈夫】

考える男性
考える男性
施工管理に興味はあるんだけど、どうやって転職すればいいの?

あと、転職の注意点も知りたい。

結論、未経験者さんは下記のルートで施工管理に転職できます。

  • 転職サイト
  • ハローワーク
  • 転職エージェント

 

施工管理は未経験でも転職できる|無資格・文系・理系OK

施工管理が不足していることもあり、高卒・文系の人や、特に資格がない人でも採用される可能性が高いです。

※ただし、未経験から転職する場合は30代前半くらいまでがリミットになりがち。

 

転職先を選ぶときは「研修」で選ぶのがコツです。

なぜなら、未経験で転職するので、研修がしっかりしてないと現場でパニックになるから。

最低でも2ヶ月以上の研修がある会社がおすすめです。

この辺の詳細は、未経験で施工管理に転職するとき失敗しない5つのコツ【不安を減らせる】にまとめてます。

 

ワット・コンサルティングでは約2ヶ月の新人研修あり

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでも、未経験で施工管理に転職したい人を募集しています。

ワット・コンサルティングの強みは下記の6つ。

  1. 定着率83.2%(業界平均は約70%)
  2. 未経験者の採用率80%
  3. 累計1500名の未経験者を育成
  4. 優良派遣事業者に認定されている
  5. 社会保険完備+資格取得奨励金あり
  6. 60日間の研修で基礎をしっかり学べる(研修期間の長さは業界平均の2倍)

 

約2ヶ月の新人研修があるため「しっかりと基礎を学んでから働きたい!」という人に合っていると思います。

会社説明会があるので、就職・転職の情報収集に活用してみてください。

 

未経験から施工管理に転職するときの志望動機

未経験で施工管理に転職するときは、下記の2つの志望動機を作りましょう。

  1. 施工管理自体の志望動機
  2. 応募する会社の志望動機

 

面接官は「なんで施工管理なの?」と疑問に思うもの。

なので、施工管理自体に志望動機が必要です。

2つの志望動機のポイントは下記のとおり。

  1. 施工管理自体の志望動機→施工管理に興味をもったキッカケでOK
  2. 応募する会社の志望動機→その会社でなければいけない理由

 

詳しい志望動機の作り方は、施工管理が未経験の人の志望動機の作り方と例文【研修で会社を選ぶ】を参考にしてみてください。

 

施工管理に転職した人はどんな人が多い?

さまざまな人が施工管理に転職しています。

あくまで一例ですが以下のとおり。

  • フリーター
  • 営業マン
  • 大工さん
  • 職人さん
  • 工場作業員
  • 警備員

 

くりかえしですが、未経験・無資格でも転職しやすいので、興味があればさっそく転職活動を始めてみましょう。

 

施工管理(現場監督)のおすすめ資格一覧

施工管理の7つの種類【施工管理の国家資格も解説】

考える男性
考える男性
施工管理に転職するときって、何か資格はいるの?

くりかえしですが、無資格×未経験で転職できるので資格は不要です。

「施工管理技士」という資格がありますが、受験するには実務経験が必要。

なので、まずは施工管理に転職して、経験を積んでから施工管理技士を取得すればOKです。

ちなみに、施工管理技士は下記の7種類があります。

  1. 建築施工管理技士
  2. 土木施工管理技士
  3. 造園施工管理技士
  4. 管工事施工管理技士
  5. 電気工事施工管理技士
  6. 電気通信工事施工管理技士
  7. 建設機械施工技士

 

施工管理技士の詳細は、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】にまとめたので将来のイメージにどうぞ。

 

施工管理技士を取得する4つのメリット【工事の責任者になれる】

施工管理技士を取得すると下記のメリットがあります。

  1. 監理技術者・主任技術者になれる
  2. キャリアアップできる
  3. 転職が有利になる
  4. 年収が上がる

 

1つずつ解説します。

 

監理技術者・主任技術者になれる

施工管理技士を取得すると、主任技術者や監理技術者といった工事の責任者になれます。

そもそも建設工事は主任技術者や監理技術者がいないと受注できないため、会社の売上に貢献できる資格です。

種類 要件
主任技術者 下請に出す工事の総額が4500万円未満、建築一式工事の総額が7000万円未満の工事

1級と2級の施工管理技士が担当できる

監理技術者 下請に出す工事の総額が4500万円以上、建築一式工事の総額が7000万円以上の大規模工事

1級の施工管理技士しか担当できない

 

キャリアアップできる

施工管理技士はキャリアアップに有効です。

公共工事を受注する際の評価点である「経営事項審査」でも加点されるため、会社は公共工事を受注しやすくなります。

そのため、社内で昇進しやすくなるのがメリットです。

 

転職が有利になる

主任技術者や監理技術者になれたり、公共工事を受注しやすくなることから、どの会社も施工管理技士を採用したいと思っています。

そのため、施工管理技士を取得すると転職がかなり有利になります。

 

年収が上がる

施工管理技士の取り合いになっているため、当然ながら施工管理技士は年収が高くなりやすいです。

特に1級の施工管理技士を取得すると大手に転職できる可能性もあるので、年収が上がります。

稼ぎたい人は、いずれ施工管理技士を取得しましょう。

 

施工管理技士の1級と2級の違い

施工管理技士には1級と2級があります。

違いは下記のとおり。※スマホを横にすると見やすいです。

1級 2級
担当できる工事規模 特定建設業(下請に出す工事の総額が4500万円以上

建築一式工事の総額が7000万円以上の工事)と一般建設業(特定建設業未満の工事)

一般建設業のみ
担当できる役職 監理技術者 主任技術者
経営事項審査の点数(公共工事を受注しやすくなる点数) 5点 2点
勤務できる会社規模 大手も可能 中小がメイン
給料 500万~1000万円くらい(目安) 450万~700万円くらい(目安)

結論、1級の方が大きい工事を担当できるため、年収も高くなりがちです。

1級と2級の違いも、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】にまとめてます。

 

第二次検定に不合格でも技士補資格を得られる

施工管理技士は第一次検定と第二次検定があり、両方に合格すると資格を取得できます。

ただし、第一次検定に合格・第二次検定に不合格の場合は「技士補」という資格が与えられます。

技士補とは、文字どおり「施工管理技士を補佐する資格」です。

翌年以降の第一次検定も免除されます。

 

技士補については、技士補はいつから?【答え:2021年から!どんな資格かも解説】にまとめたので興味あればどうぞ。

 

7つの施工管理技士を解説

先ほども少しふれましたが、施工管理技士には以下の7つがあります。

  1. 建築施工管理技士
  2. 土木施工管理技士
  3. 造園施工管理技士
  4. 管工事施工管理技士
  5. 電気工事施工管理技士
  6. 電気通信工事施工管理技士
  7. 建設機械施工技士

 

1つずつ詳しく解説していきます。

 

建築施工管理技士

以下のような工事を担当する施工管理技士です。

  • ビル
  • 戸建住宅
  • 商業施設
  • マンション
  • 大規模修繕工事

 

詳しくは以下の記事にまとめています。

 

土木施工管理技士

前述のとおり、以下のような土木工事を担当します。

  • 道路工事
  • 港湾工事
  • 空港工事
  • 河川工事
  • 鉄道工事
  • トンネル工事

 

詳しくは以下の記事にまとめています。

 

管工事施工管理技士

管工事施工管理技士は、以下のような工事を担当します。

  • 上下水道管の工事
  • 空調のダクト工事
  • ガス管の工事

 

詳しくは以下の記事にまとめています。

 

電気工事施工管理技士

前述のとおり、以下のような電気工事を担当します。

  • 発電設備:電気を作る設備(火力発電所、風力発電所、水力発電所など)
  • 送電設備:発電設備から電気を送る設備(送電線など)
  • 変電設備:発電所から送電されてくる電気の電圧を変換する設備(変電所など)
  • 受変電設備:キュービクル、開閉器、変圧器など
  • 配電設備:電信柱や地中送電設備など
  • 構内電気設備:建設物内で使う電気設備(照明、コンセントなど)

 

詳しくは以下の記事にまとめています。

 

電気通信工事施工管理技士

電気通信工事施工管理技士は、以下のような工事を担当します。

  • LAN工事(電気通信線路設備工事)
  • 電話工事(電気通信機械設置工事)
  • 弱電設備の工事(情報通信設備工事)
  • テレビ共聴放送設備工事
  • 放送機械設備工事
  • 携帯電話基地局の工事
  • 情報制御設備工事

 

詳しくは以下の記事にまとめています。

 

造園施工管理技士

前述のとおり、以下のような造園工事を担当します。

  • マンション・ビル・商業施設・病院・学校などの庭や屋上緑地の工事
  • 公園、ゴルフ場、遊園地の造成
  • 道路横の樹木の工事など

 

詳しくは以下の記事にまとめています。

 

建設機械施工管理技士

建設機械施工管理技士は、建設機械を扱う現場の施工管理技士です。

詳しくは以下の記事にまとめています。

 

施工管理技士以外でおすすめの資格

施工管理技士以外におすすめの資格は以下の3つです。

  1. 建築士
  2. 技術士
  3. 建築設備士

 

これもまだ取得する必要はありませんが、参考にしてみてください。

1つずつ解説します。

 

建築士

建築物の設計を行う国家資格です。

特に建築施工管理技士と併せて取得すると年収が上がる傾向です。

事実、ゼネコンでも「建築施工管理技士+建築士」をセットで取得している人の募集があります。

詳しくは、一級建築士と一級建築施工管理技士は両方とった方がいい【勉強のコツ】を参考にどうぞ。

また、建築士の資格については以下の記事を参考にどうぞ。

 

技術士

技術士とは、科学技術に関する高度な知識と応用能力及び技術者倫理を備えている有能な技術者であることを証明できる国家資格です。

特に土木施工管理技士と併せて取得すると、年収アップしやすくなります。

詳しくは、建設部門の技術士の合格率や難易度【おすすめの勉強方法も紹介します】を参考にどうぞ。

 

建築設備士

建築設備士は電気・給排水・空調設備などの専門知識をもち、建築士に対して建築設備の設計や工事監理のアドバイスをする国家資格です。

特に電気工事施工管理技士と管工事施工管理技士が併せて取得するのがおすすめです。

詳しくは、建築設備士の試験の難易度!独学でも合格できるのか?を参考にどうぞ。

 

施工管理の仕事の覚え方

ヘルメット

考える男性
考える男性
施工管理に転職したら、どうやって仕事を覚えればいいの?

建設業界の人たちって怖そうだから、怒られないか不安…

結論、仕事の覚え方は下記のとおり。

  • 元気よく挨拶と返事
  • メモをとる
  • 可能であれば録音させてもらう
  • 可能であれば録画させてもらう
  • 職人さんにも聞いちゃう
  • 図面と現場を見て覚える
  • ググる

 

他業界の仕事の覚え方とほとんど一緒です。

もちろん最初は怒られることもあるかもしれませんが、上記を意識することで早く仕事を覚えられるので実践してみましょう。

詳しくは、現場監督の仕事の覚え方7選【仕事に目標をもつと早く覚えられる】にまとめてます。

 

施工管理(現場監督)への転職でよくあるQ&A

施工管理(現場監督)への転職でよくあるQ&A

最後に、施工管理に転職するときによくある質問に答えていきます。

 

「未経験で施工管理はやめとけ」って本当?

「未経験で施工管理はやめとけ」と言われる主な理由は、以下の5つです。

  1. 激務の会社もあるから
  2. 時給換算すると薄給の会社もあるから
  3. 3Kと言われてるから
  4. マルチタスクだから
  5. 人間関係が難しい現場もあるから

 

詳しくは、施工管理はやめとけと言われる5つの理由【就職してもいい人の特徴】にまとめています。

ですが、以下のようなメリットもあります。

  • 平均年収が高め
  • 将来性が高い
  • 女性も増えてきている
  • 未経験からでも挑戦できる
  • 意外と楽なこともある
  • ITシステムが進化していて仕事をしやすい
  • 資格を取得すると年収が上がりやすい
  • 手に職がつく
  • 建設物が完成したときに達成感が大きい
  • お客様に直接感謝してもらえる

 

こちらの詳細は、施工管理のメリット10選をわかりやすく解説【8つのデメリットあり】を参考にどうぞ。

どんな仕事でもメリットとデメリットがあるので、メリットとデメリットを知った上でどうするか考えていきましょう。

また、向き不向きで判断するのもおすすめです。

くりかえしですが、施工管理に向いてる人の特徴は、施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】にまとめています。

 

施工管理で完全週休2日制の求人はありますか?

一部ですが、完全週休2日制の会社は存在しています。

「完全週休2日制」ではありませんが、週休二日を実現した建設会社の事例も参考になると思います。

できるだけ休みが多い会社に転職したい人は、働き方改革を進めている企業の求人を見てみましょう。

働き方改革については、2024年に始まる建設業界の働き方改革12選!無理といわれる理由を参考にどうぞ。

 

「施工管理(現場監督)は作業してはいけない」って本当?

「作業してはいけない」という法律はありませんが、基本的には作業しない方がいいでしょう。

理由は以下の3つです。

  1. 現場全体を見渡せないから
  2. 作業もやると疲弊してしまうから
  3. どんどん断りにくくなってしまうから

 

詳しくは、基本は現場監督は作業してはいけない【作業を頼まれたときの答え方】を参考にどうぞ。

 

一級建築施工管理技士のすごいところは?

以下の4つです。

  1. 主任技術者と監理技術者になれて工事を受注できる
  2. 経営事項審査で加点されて公共工事を受注しやすくなる
  3. 転職先の選択肢が増える
  4. 年収アップしやすい社内で一目置かれやすい

 

詳しくは、一級建築施工管理技士のすごいところ4選【メリットや価値が大きい】にまとめています。

 

「施工管理(現場監督)は意外と楽、見てるだけで暇」って本当?

基本的には忙しく、楽ではないと思ってください。

あまり暇な現場はありません。

 

未経験で女性が施工管理に転職するのはきつい?

もちろん「きつい」と思うシーンはあります。

きついところは以下のとおりです。

  • 建設業界は男性主体
  • 女性には体力的にきつい
  • 下ネタがある
  • 男性同士の殴り合いのケンカもある
  • 結婚や子育てと両立しにくい

 

詳しくは、女性の施工管理のきついところ5選【良いところ3選も解説します】を参考にどうぞ。

ただし、以下のような魅力もあります。

  • 建設物が完成したときの達成感がある
  • 社会の役に立っていることを実感できる
  • スキルが上がると給料が上がる
  • 資格を取ると給料が上がる
  • チームリーダーとして現場を動かすダイナミックさがある
  • クライアントに喜んでもらえたときにうれしい
  • 自分が造った建設物をたくさんの人が使っているのを見たときにうれしい
  • 職人さんと信頼関係を築けたときにうれしい
  • 今後も仕事が安定している

 

詳しくは、施工管理(現場監督)のやりがいや魅力9選【未経験から始める方法】にまとめています。

 

おとなしい人に施工管理は無理?

おとなしい人でも大丈夫です。

なぜなら、おとなしい施工管理の人もいるからです。

詳しくは、おとなしい人も施工管理でやっていける【活躍する5つのコツ】にまとめています。

 

施工管理でおすすめの種類は?

特に「これがおすすめ」というものはありません。

あなたが興味あるジャンルに転職してみましょう。

施工管理を楽な順に並べてみた【結論:楽な仕事じゃないけどね】も参考にしてみてください。

 

大手ゼネコンの施工管理は激務ですか?

もちろん忙しい現場もありますが、19時くらいに帰っているところもあります。

そのため、一概に「激務」とはいえないでしょう。

ゼネコンを中心に働き方改革が進んでいるため、働きやすくなっています。

詳しくは、ゼネコンの現場監督は忙しいけど激務じゃない【働きやすくなってる】を参考にどうぞ。

 

現場に出ない施工管理はありますか?

先ほど紹介した「施工管理アシスタント」は、あまり現場に出ません。

施工管理アシスタントについては、施工管理アシスタントとは?仕事内容や志望動機のコツを解説にまとめています。

 

施工管理で年収1000万~2000万円を稼げますか?

以下の条件に該当すると、年収1000〜2000万円を稼げる可能性があります。

  • 1級の施工管理技士を取得して大手ゼネコンで働く
  • 施工管理技士で独立して高単価の案件を請ける
  • 海外でプラントの施工管理をする

 

詳しくは、年収1000万円の現場監督9つの条件【年収アップする3つのコツ】を参考にどうぞ。

 

施工管理で苦労したことはなんですか?

よくある「苦労したこと」は以下のとおりです。

  • 予期せぬトラブルが起きて対応に追われる
  • 現場の職人さんとうまくコミュニケーションできない
  • お客様と職人さんにはさまれてしまう

 

どんな仕事でも苦労することはあるものですが、施工管理でも苦労することがあります。

早く一人前になるためには、以下の7つが重要です。

  1. たくさんの実務経験を積む
  2. 仕事の内容を勉強する
  3. 工事の内容を把握する
  4. わからないことは質問する
  5. 施工管理のコミュニケーションスキルを身につける
  6. 新人研修が充実している会社に転職する
  7. 施工管理技士以外の資格も取る

 

詳しくは、早く一人前の施工管理になるために必要な7つのこと【何年で一人前?】を参考にどうぞ。

 

施工管理で身につくスキルは?

以下のようなスキルが身につきます。

  • 交渉スキル
  • リーダーシップ
  • 時間管理スキル
  • プロジェクト管理スキル
  • コミュニケーションスキル

 

施工管理はスキルが身につく仕事です。

施工管理者に必要な能力17選|求められる能力やスキルを知って転職しようも参考にしてみてください。

 

現場監督と職人はどっちがおすすめですか?

どちらもおすすめです。

メリット デメリット
現場監督 年収が高い

肉体労働ではない

残業が多い
職人さん モノづくりの楽しさがある

スキルアップを実感できる

ケガをするリスクがある

ちなみに、現場監督から職人さんに転職する人もいるし、職人さんから現場監督に転職する人もいます。

 

施工管理と施工監理の違いは?

違いは以下のとおりです。

  • 施工管理:いわゆる現場監督のこと
  • 施工監理:建築士が現場をチェックすること

 

建築士は、図面どおりに工事が進んでいるか現場をチェックしますが、それを「工事監理」または「施工監理」といいます。

 

施工管理は将来なくなる?

現段階ではなくなることは考えにくいです。

AIが進化していっても、工事を管理するために人間は必要かと思われます。

施工管理の将来性は明るい【ポジティブなビジョンを解説】も参考にしてみてください。

 

建設業界は終わってるって本当?

終わってないので安心してください。

理由は以下のとおり。

  • 今後も需要が大きいから
  • 働き方改革が進んでいるから
  • そもそも建設がなくなることは考えにくいから
  • 新築工事が減っても既存の建設物の修繕工事の需要があるから

 

詳しくは、建設業界は終わってる?未来はない?今後10年以降の将来性は問題なしにまとめています。

 

まとめ|施工管理の仕事内容は13種類ある

工事現場

最後にもう一度、施工管理(現場監督)の仕事内容をまとめておきます。

  1. 施工計画の作成【工事の段取りを決める】
  2. 工程管理【工事のスケジュール管理】
  3. 安全管理【事故がないように対策する】
  4. 原価管理【会社の利益が出るようにする】
  5. 品質管理【良い建設物を造る】
  6. 出来形管理【お客様満足を高める】
  7. 行政への申請書類の作成
  8. 設計など事務作業
  9. 現場の写真撮影
  10. 近隣への挨拶
  11. 現場の清掃
  12. その他トラブル対応や緊急対応
  13. 飲みニケーション

 

できるだけキツくない施工管理に転職するコツは下記のとおりです。

  • 定着率が高い会社を選ぶ
  • IT化を進めている会社を選ぶ
  • 転職エージェントを活用する
  • 施工管理の技術者派遣で働く
  • 公共工事が多い会社を選ぶ
  • 経営事項審査の点数が高い会社を選ぶ
  • マンション大規模修繕の施工管理で働く
  • 可能なら6月・12月から転職活動を始める
  • 規模の小さい現場がある会社で働く
  • 地方の会社で働く
  • 現場の相談ができる会社を選ぶ
  • 女性や外国人を採用している会社を選ぶ

 

各コツの詳細は、施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法17選にまとめたので、転職活動を始める前にチェックしておきましょう。

 

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングは「施工管理の技術者派遣」の会社で、定着率は83.2%と高めです。

きつすぎない会社で施工管理をスタートしたい人は、転職先候補の1つに加えてみてください。

 

あとは行動あるのみ。

本気で施工管理に転職したいなら、さっそく転職活動を始めてみましょう。

求人って流動的なので、あなたに合う求人が来週にはなかったりします。

本来は転職できたはずの「あなたに合う会社」に転職できないこともあるので、何もしない=機会損失です。

 

できることから始めてみましょう。

あなたの転職活動の参考になればうれしいです!

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