施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説【未経験者向け】

施工管理(現場監督)の13の仕事内容【あなたに向いてるかも診断】
考える男性
考える男性
施工管理(現場監督)ってどんな仕事するの?

業務内容をよく知ってから転職するか決めたい。

今の仕事は将来性ないし、もっと稼げてカッコいい仕事をしたい。

手に職もつけて、将来も稼げるようにしておきたいな。

 

でも、施工管理はキツいっていうから、自分にできるか不安…

そもそも僕は施工管理に向いてるんだろうか…

こういった疑問や不安に応える記事です。

この記事の内容は下記のとおり。

  • そもそも施工管理とは
  • 施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説
  • 施工管理(現場監督)のきついところ
  • 施工管理のやりがい・魅力
  • 施工管理に向いている人・向いてない人の特徴
  • 未経験で施工管理に転職する方法と注意点
  • 施工管理の資格一覧
  • 施工管理の仕事の覚え方

 

私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。

未経験で施工管理に就職・転職したい人を募集しています。

施工管理(現場監督)の仕事内容をくわしく解説します。

もしあなたが施工管理に転職した場合のイメージがわくかなと。

30代前半くらいまでであれば、未経験でも施工管理に転職できる可能性があります。

ただし「施工管理はキツそう…」というイメージもありますよね。

激務でブラックなイメージもあると思います。

 

でも、安心してください。

働きやすい会社もあるため、転職先をしっかり選べば、長く施工管理で活躍することも可能です。

※キツすぎない会社に転職するコツは、この記事内で紹介しますね。

また、あなた自身がやっていけるのか不安なところもあると思います。

なので、あなたが施工管理に向いてるかの適職診断も紹介します。

※向いていればやっていけるでしょう。

 

施工管理は経験を積めば稼げるし、やりがいのある仕事です。

手に職もつくので、スキルがあれば食いっぱぐれもありません。

今回の転職に失敗したくない人は、最後まで読んでみてください!

目次

そもそも施工管理とは

工事現場

考える男性
考える男性
そもそも「施工管理」って何なの?

簡単にいうと、工事現場の管理を行う仕事のことです。

工事現場では、下記のように様々な人が関わります。

  • 職人さん
  • 関連業者
  • 交通誘導員

 

こうした人たちをとりまとめるのが施工管理です。

スポーツに例えると、職人さんたちが「選手」で、施工管理が「監督」のようなもの。

施工管理の詳細は、施工管理とは?をわかりやすく解説【未経験・資格なしでも大丈夫】にまとめてます。

 

施工管理と現場監督の違い

考える男性
考える男性
「施工管理」と「現場監督」って何が違うの?

実はこれ、明確な違いはなかったりします。

※料理人のことを「シェフ」と言ったり「コック」と言ったりするのと似てます。

現実的には、会社によって呼び名が違う感じ。

だいたいは、下記の4つで「施工管理」と「現場監督」を使い分けている会社が多いです。

施工管理 現場監督
事務作業の有無 事務作業あり 事務作業なし
資格の有無 施工管理技士あり 施工管理技士なし
会社規模で呼び方が違う 大企業 中小企業
時代で呼び方が違う 最近の呼び名 昔からの呼び名

この辺の詳細は、施工管理と現場監督の4つの違い【求人情報を見るときの注意点】にまとめたので興味あればどうぞ。

 

施工管理と現場代理人との違い

考える男性
考える男性
ネットで調べてたら「現場代理人」っていうのもあるみたいだけど、何が違うの?

「現場代理人」とは、工事の請負会社の経営者に代わって、請負代金の管理を行う役職のことです。

本来は請負会社の経営者がすべてを管理できればいいのですが、現場が複数になると難しいので、現場代理人を立てて管理を行うイメージですね。

現場代理人特有の業務内容は下記などがあります。

  • 請負金の受領や請求
  • 請負金額の変更

 

簡単にいうと「現場のお金の管理」を行うイメージです。

現場監督には、工事の請負金を管理する権限がありません。

※現場監督はあくまで「施工の管理監督」を行うだけです。

 

施工管理(現場監督)の年収相場【給料が高い理由】

考える男性
考える男性
施工管理って、どれくらい稼げるの?

独自調査データですが、施工管理(現場監督)の平均年収は455万円です。

一般的な年収に思えるかもしれませんが、施工管理は技術職なので、経験を積んだり資格(施工管理技士)を取得すると、年収が上がっていきます。

大手建設会社だと、年収1000万円以上を稼ぐ施工管理もいますよ。

年収の詳細は、施工管理(現場監督)の平均年収や給料を徹底分析【資格で収入アップ】を参考にどうぞ。

施工管理(現場監督)の給料が高い理由は、下記などがあります。

  • 残業が多いから
  • 休日が少ないから
  • 人材が不足しているから(1人あたりの希少価値が高い)

 

工事のスケジュールに余裕がなかったり、天候が悪くて工事を進められないと、残業が増えたり、休日が減ったりします。

残業手当や休日出勤手当がつくので、施工管理は給料が高くなることも。

考える男性
考える男性
あぁ…やっぱり施工管理は、激務でブラックなのか…

と思うかもしれませんが、近年は様子が変わってきました。

  • 週休2日の建設会社が増えている
  • 極端に残業させない会社が増えている

 

こうした変化が起きている理由は様々ですが、1つは国が主導で働き方改革を進めているから。

働きやすい業界に変わろうとしています。

参考:2024年目標の建設業界の働き方改革【無理という声もあるがやるしかない】

また、良い人材を採用したい企業は、当然ながら待遇を改善している感じですね。

以前はたしかに厳しい仕事でしたが、最近は働きやすい会社も増えています。

ちなみにブラックを避ける方法は、施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法17選にまとめたので参考にどうぞ。

 

施工管理(現場監督)の男女比【ほぼ男性だけど…】

施工管理は男性がほとんどです。

理由はさまざまですが、代表的な理由は下記など。

  • 男性が多い職場だから
  • 女性は体力的にきつい現場もあるから

 

ですが、近年は女性の施工管理も徐々に増えています。

「施工管理サポート」という事務職専門の仕事もできており、女性が担当しています。

この辺は、施工管理は未経験の女性でも始められる【施工管理サポートもあり】にまとめてます。

 

施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説

施工管理(現場監督)の13の仕事内容【細かく教えます】

考える男性
考える男性
施工管理の仕事内容を知りたいな。

施工管理(現場監督)の仕事内容は下記の13個です。

  1. 施工計画の作成【工事の段取りを決める】
  2. 工程管理【工事のスケジュール管理】
  3. 安全管理【事故がないように対策する】
  4. 原価管理【会社の利益が出るようにする】
  5. 品質管理【良い建設物を造る】
  6. 出来形管理【お客様満足を高める】
  7. 行政への申請書類の作成
  8. 設計など事務作業
  9. 現場の写真撮影
  10. 近隣への挨拶
  11. 現場の清掃
  12. その他トラブル対応や緊急対応
  13. 飲みニケーション

 

1つずつ解説しますね。

 

①施工計画の作成【工事の段取りを決める】

まず、工事の手順や工法などを決めます。

最初に手順や工法を決めておかないと、行き当たりばったりになって期限に間に合わないからです。

例えば、下記を行います。

  • 設計図をもとに工事手順を作成
  • それに伴って、スケジュールを作成
  • 必要な資材の把握
  • どこにいつどれくらいの人材が必要か計算

 

②工程管理【工事のスケジュール管理】

工事が始まったら、工事のスケジュール管理を行います。

何がどこまで完成しているか管理しないと、完成に間に合わないからです。

例えば、下記を行います。

  • 雨で工事が遅れた場合のスケジュール調整
  • 前倒しできる工事のスケジュール調整
  • 資材の到着が遅れた場合のスケジュール調整
  • 天気予報を見ながら、工事日程の調整

 

こうした工程管理の詳細は、施工管理の工程管理とは【あなたが工程管理に向いてるかも診断できる】にまとめてます。

 

③安全管理【事故がないように対策する】

現場作業員さんが安全に働ける環境作りをします。

事故は人命にも関わるため、絶対に起こしてはいけないからです。

例えば、下記を行います。

  • 高所作業の安全指導
  • 手すりの設置
  • 現場作業員さんに朝礼で安全対策の指導
  • 現場を見回って危険箇所がないか確認

 

こうした安全管理の詳細は、施工管理の安全管理とは現場の事故を防ぐこと【4つの安全管理がある】にまとめてます。

 

④原価管理【会社の利益が出るようにする】

予算内で建設物を完成できるように、お金の管理をします。

お金をかけすぎると、会社が儲からないからです。

例えば、下記を行います。

  • 資材発注の際に、コストカットできる部分を探す
  • 工事内容に対して、過剰な人員にならないように計算
  • 取引先との価格交渉

 

こうした原価管理の詳細は、施工管理の原価管理とは【具体的なやり方や必要な5つのスキルも解説】にまとめてます。

 

⑤品質管理【良い建設物を造る】

低い品質の建設物にならないように管理します。

品質を維持しないと、欠陥工事になってしまうから。

例えば、下記を行います。

  • 建築基準法に違反していないか
  • 地方自治体の規定に沿っているか
  • 消防法に違反していないか
  • 部材の規格や寸法の管理

 

こうした品質管理の詳細は、施工管理の品質管理とは【未経験者さん目線でわかりやすく解説します】にまとめてます。

 

⑥出来形管理【お客様満足を高める】

お客様(施主)が希望する規格基準にするのも仕事です。

建築基準法や消防法を守れていても、顧客満足度が低い建設物だとクレームになるからです。

例えば下記など、施主の希望に沿った工事をする必要があります。

  • 使いやすい仕様になっているか
  • 品質の高い資材を使う
  • 見た目のキレイさを重視する

 

⑦行政への申請書類の作成

建設物は行政に申請が必要です。

勝手に建設物を建てることはできないからです。

一般的には、地方自治体への申請が多いですね。

建築基準法や消防法に沿った内容の申請をしないと、建設許可がおりません。

 

そうした申請書類を作るのも、施工管理の仕事です。

 

⑧設計など事務作業

施工管理も設計の図面を書くことがあります。

なぜなら、建築士(設計者)からきた図面は、そのまま工事に使えないから。

施工管理は設計図を「施工図」に書き換える必要があります。

  • 設計者が書く図面:設計図
  • 施工管理が現場で使う図面:施工図

 

ちなみに、施工図を書くときはCADを使います。

※CADとは、図面を書くソフトのこと。

この辺は、施工管理もCADを勉強した方がいい【無料で勉強する方法も解説】にまとめてます。

 

⑨現場の写真撮影

工事現場の写真撮影も施工管理(現場監督)の仕事です。

工事の進捗を見たり、本社への報告業務、工事の記録を残すためです。

例えば、下記などを撮影します。

  • 工事の途中の写真
  • 完成した箇所の写真

 

写真撮影のコツは、施工管理の写真の撮り方8つの注意点【撮影の便利ツールも紹介する】にまとめてます。

 

⑩近隣への挨拶

近隣への挨拶も施工管理の仕事です。

工事は騒音やトラックの出入りがつきもので、近隣に迷惑をかけることがあるから。

工事が始まる前にきちんと挨拶しておくことで、近隣トラブルを防げます。

 

⑪現場の清掃

現場の清掃も施工管理(現場監督)の仕事です。

少しでも現場作業員さんが働きやすい環境を作るのが、現場監督の仕事だからです。

特に、新人現場監督は掃除が大切です。

現場作業員さんや職人さんに顔を覚えてもらうためにも、欠かせない仕事です。

 

⑫その他トラブル対応や緊急対応

もし、工事現場でトラブルや緊急事態が起きたときに対応するのも、現場監督の仕事です。

「現場監督」というくらいですからね、そうした対応は監督の仕事です。

例えば下記など、臨機応変な対応が必要です。

  • 現場で事故が起きたときの処置
  • 現場作業員さん同士の喧嘩の仲裁
  • 資材が届かないときの対応

 

⑬飲みニケーション

職人さんや現場作業員さん、取引先との飲みニケーションも施工管理の仕事です。

飲みニケーションすることで、下記のようなメリットがあります。

  • 職人さんと仲良くなって仕事がしやすくなる
  • 可愛がってもらえる
  • 取引先と交渉しやすくなる

 

時代的に、お酒の強要は減っています。

お酒が飲めない人は、ソフトドリンクで飲み会に参加していることもありますよ。

また、コロナのため飲み会自体も減少しています。

 

施工管理の1日のスケジュール・流れ

考える男性
考える男性
施工管理の1日の流れを知りたいな。

会社や現場によってさまざまですが、施工管理の1日のスケジュール例はこんな感じです。

  • 7:00:出勤、朝礼の準備
  • 8:00:朝礼
  • 8:30:工事スタート、巡回、写真撮影、職人さんへの指示
  • 12:00:昼休憩
  • 13:00:昼礼、打ち合わせ、巡回、事務作業
  • 17:30:工事終了、事務所で事務作業
  • 20:00:仕事終了、退勤

 

忙しい日は、21時以降も働くことがあります。

他のスケジュール例は、施工管理(現場監督)の1日のスケジュール【具体的な仕事内容も解説】で詳しく解説しているのでイメージにどうぞ。

 

施工管理にもいろいろな種類がある

一口に「施工管理」といっても、下記のように種類が分かれています。

  • 大手(ゼネコン)の施工管理
  • 中小企業の施工管理
  • ハウスメーカーの施工管理
  • 建築(建物の工事)の施工管理
  • 土木(地面の工事)の施工管理
  • 庭園を造る施工管理
  • 電気・空調など設備の施工管理
  • 工場(プラント)を造る施工管理
  • リフォームの施工管理

 

詳細は下記の記事にまとめたので、どの施工管理に進むか検討してみてください。

 

施工管理(現場監督)のきついところ

夕焼けの工事現場

考える男性
考える男性
でも、施工管理ってきついんでしょ…?

仕事のきついところも知った上で、転職を検討したいな。

結論、施工管理(現場監督)のきついところは下記です。

  • 長時間労働の日もある
  • 業務の範囲が広い
  • 週休1日制の会社もある
  • 工事のスケジュールが遅れると休みにくい
  • 家に帰れないこともある
  • 職人さんとのコミュニケーション
  • 板挟みになることがある
  • 理不尽なときもある
  • トイレが汚い現場もある
  • 暑い・寒い
  • 転勤する会社もある
  • 雑用が多い
  • いまだに紙が多い
  • 飲み会がある
  • クレーム対応

 

詳細は、施工管理(現場監督)のきついところ15選【きつくない働き方も解説】にまとめておきました。

どんな仕事でも、きついところはあるものです。

施工管理のきついところを知った上で、本当に転職するか考えてみてください。

 

きつすぎない施工管理に転職するコツ

考える男性
考える男性
やっぱり施工管理はキツそうだなぁ…

う~ん、どうしようかなぁ…

と思うかもですが、冷静に考えてみてください。

本当にきつすぎる仕事なら、みんな辞めてるかと。

国土交通省の「建設産業の現状と課題」によると、平成27年の施工管理が含まれる「管理的職業、事務従事者」の人口は99万人です。

これだけ多くの人が働いているということは、キツすぎない会社で働く施工管理がいるのも事実でしょう。

 

ということで、キツすぎない施工管理に転職するコツは下記のとおりです。

※未経験者さんでも可能なコツ。

不安な人は、下記を参考に転職活動を進めてみてください。

コツ 理由
定着率が高い会社を選ぶ 辞める人が少ない証拠だから
IT化を進めている会社を選ぶ 人の仕事が軽減されてるから
転職エージェントを活用する 希望に合った求人を紹介してくれることがあるから
施工管理の技術者派遣で働く 一般的に長時間残業は少ないから
公共工事が多い会社を選ぶ 暦通りに働けるから
経営事項審査の点数が高い会社を選ぶ 経営状態が良く働きやすい可能性があるから
マンション大規模修繕の施工管理で働く 残業が少ないから
可能なら6月・12月から転職活動を始める 良い求人が増えるから
規模の小さい現場がある会社で働く あまり忙しくない現場もあるから
地方の会社で働く あまり忙しくない現場もあるから
現場の相談ができる会社を選ぶ 未経験でも働きやすいから
女性や外国人を採用している会社を選ぶ 人材育成に力を入れていて働きやすい可能性があるから

各コツの詳細は、施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法17選にまとめたので、転職活動を始める前にチェックしておきましょう。

 

ちなみに、冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングは「施工管理の技術者派遣」の会社です。

定着率は83.2%と高め。

きつすぎない会社で施工管理をスタートしたい人は、転職先候補の1つに加えてみてください。

 

施工管理(現場監督)のあるある

参考までに、施工管理あるあるは下記などがあります。

  • なかなか彼女に会えない
  • ビールがすごくおいしい
  • 夏場のヘルメット焼けが変
  • 冬場はヒートテックが手放せない
  • 現場で若い女性を見るとドキドキする
  • 怖い職人さんが急に見せる笑顔にキュンとする

 

あるあるは、現場監督あるある23選【わかるわかる!がありますよ】にまとめてます。

何となく仕事のイメージがわくかなと。

 

施工管理(現場監督)のやりがい・魅力【メリットが多い】

施工管理(現場監督)のやりがい・魅力・楽しいところ

きついところもある施工管理ですが、前述のとおり多くの施工管理が働き続けています。

理由はシンプルで、きついところより「やりがいや魅力」の方が大きいから。

代表的な施工管理のやりがい・魅力は下記のとおりです。

  • 建設物が完成したときの達成感がある
  • 社会の役に立っていることを実感できる
  • スキルが上がると給料が上がる
  • 資格を取ると給料が上がる
  • チームリーダーとして現場を動かすダイナミックさ
  • クライアントに喜んでもらえたとき
  • 自分が造った建設物をたくさんの人が使っているのを見たとき
  • 職人さんと信頼関係を築けたとき
  • 今後も仕事が安定している

 

詳細は、施工管理(現場監督)のやりがいや魅力9選【未経験から始める方法】にまとめたので、こちらもチェックしておきましょう。

 

施工管理のキャリアプラン【将来性も問題なし】

考える男性
考える男性
施工管理って、どんなキャリアプランになるの?

将来性は大丈夫なの?

結論、施工管理のキャリアプランは、けっこう選択肢があります。

施工管理のキャリアプラン

マイペースに働くこともできますし、バリバリ稼ぐこともできます。

キャリアプランの詳細は、施工管理のキャリアプラン6ステップ【面接での答え方も解説します】にまとめたのでイメージにどうぞ。

また、将来性も問題なしです。

理由は、下記のような工事がたくさん控えているから。

  • インフラの補修工事
  • ビルやマンションの大規模修繕工事
  • リフォーム
  • リニア新幹線
  • 大阪万博など

 

将来性の詳細は、施工管理の将来性は明るい【東京オリンピック後も問題ないかと】にまとめています。

 

施工管理に向いている人・向いてない人の特徴

あなたが施工管理(現場監督)に向いてるかチェック【30の質問に答えるだけ】

考える男性
考える男性
施工管理に興味はあるんだけど、そもそも僕は施工管理に向いてるのかなぁ…

向いてなかったらどうしよう…

結論、向いている人の特徴は下記のとおりです。

あくまで目安ですが、10個以上に当てはまるなら、施工管理で向いてる可能性アリ。

  1. コミュニケーション能力がある
  2. リーダーシップがある
  3. チームワークを活かせる
  4. マネジメント力がある
  5. スケジュール管理できる
  6. リスク管理できる
  7. 体力がある
  8. 臨機応変に対応できる
  9. マルチタスクができる
  10. 交渉力がある
  11. 気配りができる
  12. 細かいことに気がつく
  13. 元気よく話せる、元気よくあいさつと返事ができる
  14. 年上に好かれる・かわいがられる
  15. 初対面の人と仲良くできる
  16. 説明がわかりやすい
  17. 自分の意見を言える
  18. 仕事が丁寧
  19. 整理整頓できる
  20. 細かい仕事ができる
  21. 算数ができる
  22. 勉強し続けられる
  23. 体育会系
  24. メンタルが強め
  25. 理不尽なことや嫌なことがあってもすぐ立ち直れる
  26. 健康体
  27. タバコの煙に抵抗がない
  28. お酒が飲める
  29. 下ネタにあまり抵抗がない
  30. 建設やモノづくりが好き

 

施工管理に向いてない人は、9個以下しか該当しない人です。

各項目の詳細は、施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】にまとめたので、適性診断してみてください。

 

未経験で施工管理に転職する方法と注意点

施工管理は未経験からでも転職できる【30代前半までは大丈夫】

考える男性
考える男性
施工管理に興味はあるんだけど、どうやって転職すればいいの?

あと、転職の注意点も知りたい。

結論、未経験者さんは下記のルートで施工管理に転職できます。

  • 転職サイト
  • ハローワーク
  • 転職エージェント

 

前述のとおり施工管理が不足していることもあり、高卒・文系の人や、特に資格がない人でも採用される可能性が高いです。

※ただし、未経験から転職する場合は30代前半くらいまでがリミットになりがち。

 

転職先を選ぶときは「研修」で選ぶのがコツです。

なぜなら、未経験で転職するので、研修がしっかりしてないと現場でパニックになるから。

最低でも2ヶ月以上の研修がある会社がおすすめです。

この辺の詳細は、施工管理は未経験でも転職できる【研修がしっかりしてる会社を選ぶ】にまとめてます。

 

【ちょっと宣伝】ワット・コンサルティングでは約2ヶ月の新人研修あり

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでも、未経験で施工管理に転職したい人を募集しています。

ワット・コンサルティングの強みは下記の4つ。

  1. 新人研修が約60日(業界平均の2倍、業界トップクラス)
  2. しっかりと基礎を学んでから働けるので安心
  3. 新人研修中もお給料が出る
  4. 定着率83.2%で長く安定して働ける(業界トップクラス)

 

約2ヶ月の新人研修があるため「しっかりと基礎を学んでから働きたい!」という人に合っていると思います。

会社説明会があるので、就職・転職の情報収集に活用してみてください。

 

施工管理(現場監督)の資格一覧

施工管理の7つの種類【施工管理の国家資格も解説】

考える男性
考える男性
施工管理に転職するときって、何か資格はいるの?

くりかえしですが、無資格×未経験で転職できるので資格は不要です。

「施工管理技士」という資格がありますが、受験するには実務経験が必要。

なので、まずは施工管理に転職して、経験を積んでから施工管理技士を取得すればOKです。

ちなみに、施工管理技士は下記の7種類があります。

  1. 建築施工管理技士
  2. 土木施工管理技士
  3. 造園施工管理技士
  4. 管工事施工管理技士
  5. 電気工事施工管理技士
  6. 電気通信工事施工管理技士
  7. 建設機械施工技士

 

施工管理技士の詳細は、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】にまとめたので将来のイメージにどうぞ。

 

施工管理技士の1級と2級の違い

施工管理技士には1級と2級があります。

違いは下記のとおり。

1級 2級
担当できる工事規模 特定建設業(下請に出す工事の総額が4500万円以上、建築一式工事の総額が7000万円以上の工事)と一般建設業(特定建設業未満の工事) 一般建設業のみ
担当できる役職 監理技術者 主任技術者
経営事項審査の点数(公共工事を受注しやすくなる点数) 5点 2点
勤務できる会社規模 大手も可能 中小がメイン
給料 500万~1000万円くらい(目安) 450万~700万円くらい(目安)

結論、1級の方が大きい工事を担当できるため、年収も高くなりがちです。

1級と2級の違いも、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】にまとめてます。

 

第二次検定に不合格でも技士補資格を得られる

施工管理技士は第一次検定と第二次検定があり、両方に合格すると資格を取得できます。

ただし、第一次検定に合格・第二次検定に不合格の場合は「技士補」という資格が与えられます。

技士補とは、文字どおり「施工管理技士を補佐する資格」です。

翌年以降の第一次検定も免除されます。

技士補については、技士補はいつから?【答え:2021年から!どんな資格かも解説】にまとめたので興味あればどうぞ。

 

施工管理の仕事の覚え方

ヘルメット

考える男性
考える男性
施工管理に転職したら、どうやって仕事を覚えればいいの?

建設業界の人たちって怖そうだから、怒られないか不安…

結論、仕事の覚え方は下記のとおり。

  • 元気よく挨拶と返事
  • メモをとる
  • 可能であれば録音させてもらう
  • 可能であれば録画させてもらう
  • 職人さんにも聞いちゃう
  • 図面と現場を見て覚える
  • ググる

 

他業界の仕事の覚え方とほとんど一緒です。

もちろん最初は怒られることもあるかもしれませんが、上記を意識することで早く仕事を覚えられるので実践してみましょう。

詳しくは、現場監督の仕事の覚え方7選【仕事に目標をもつと早く覚えられる】にまとめてます。

 

まとめ【施工管理の仕事内容は13種類ある】

工事現場

最後にもう一度、施工管理(現場監督)の仕事内容をまとめておきます。

  1. 施工計画の作成【工事の段取りを決める】
  2. 工程管理【工事のスケジュール管理】
  3. 安全管理【事故がないように対策する】
  4. 原価管理【会社の利益が出るようにする】
  5. 品質管理【良い建設物を造る】
  6. 出来形管理【お客様満足を高める】
  7. 行政への申請書類の作成
  8. 設計など事務作業
  9. 現場の写真撮影
  10. 近隣への挨拶
  11. 現場の清掃
  12. その他トラブル対応や緊急対応
  13. 飲みニケーション

 

できるだけキツくない施工管理に転職するコツは下記のとおりです。

  • 定着率が高い会社を選ぶ
  • IT化を進めている会社を選ぶ
  • 転職エージェントを活用する
  • 施工管理の技術者派遣で働く
  • 公共工事が多い会社を選ぶ
  • 経営事項審査の点数が高い会社を選ぶ
  • マンション大規模修繕の施工管理で働く
  • 可能なら6月・12月から転職活動を始める
  • 規模の小さい現場がある会社で働く
  • 地方の会社で働く
  • 現場の相談ができる会社を選ぶ
  • 女性や外国人を採用している会社を選ぶ

 

各コツの詳細は、施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法17選にまとめたので、転職活動を始める前にチェックしておきましょう。

 

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングは「施工管理の技術者派遣」の会社で、定着率は83.2%と高めです。

きつすぎない会社で施工管理をスタートしたい人は、転職先候補の1つに加えてみてください。

 

あとは行動あるのみ。

本気で施工管理に転職したいなら、さっそく転職活動を始めてみましょう。

 

求人って流動的なので、あなたに合う求人が来週にはなかったりします。

本来は転職できたはずの「あなたに合う会社」に転職できないこともあるので、何もしない=機会損失です。

 

できることから始めてみましょう。

あなたの転職活動の参考になればうれしいです!

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