もっと稼ぎたいし、独立とかフリーランスってちょっとかっこいい。
会社に指示されるのではなく、自分の好きなように働きたいな。
でも、独立してやっていけるか不安…
というあなたの要望や不安に応える記事です。
この記事の内容は下記のとおり。
- 現場監督(施工管理)が独立・フリーランスになる3つのメリット
- 現場監督(施工管理)が独立する6つの注意点
- 現場監督で独立するなら技術者派遣で人脈づくりをすると安心
私たちワット・コンサルティングは、現場監督の転職サポートを行う会社です。
現場監督(施工管理)で経験を積んでくると、独立を考える人もいます。
会社から使われる立場ではなく、一国一城の主として自由な働き方をしたいから。
独立して成功すれば、サラリーマン時代より大きく稼ぐことも可能です。
しかし、独立にはリスクがつきもの。
サラリーマンのような安定がなくなるので、覚悟は必要です。
現場監督(施工管理)の独立・フリーランスのメリットや注意点を解説します。
独立の参考にしてみてください!
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
現場監督(施工管理)が独立・フリーランスになる3つのメリット
現場監督(施工管理)が独立・フリーランスになるメリットは下記の3つ。
- 年収が上がる可能性がある
- 仕事を選べる可能性がある
- 社内のメンドくさい人間関係がなくなる
ちなみに、現場監督の独立のスタイルには下記の2パターンがあります。
- フリーランス(個人事業主)
- 法人化
一般的には、フリーランス(個人事業主)から始める人が多いですね。
現場監督が独立する3つのメリットを、1つずつ解説していきますね。
【メリット1】年収が上がる
うまく仕事をとれれば、サラリーマン時代より年収が上がります。
サラリーマンのような給与規定がないので、収入も自由に決められるからです。
現場監督不足で困っている会社であれば、ある程度大きな報酬もくれるでしょう。
仕事の本数や単価交渉がうまくいけば、大きく稼げます。
【メリット2】仕事も選べる
仕事を選べるのも、独立のメリットです。
サラリーマンではないので、仕事を断る権利があるからです。
例えば「前の現場でたくさん稼いだので3ヶ月休もう」とかも可能。
嫌なら断れてしまうのは、独立した人の特権ですね。
※サラリーマンである以上は、会社から言われたら従うしかありません。
自分なりに働きやすさを調節できるのは、大きなメリットです。
【メリット3】社内のメンドくさい人間関係がない
独立しているので、社内のメンドくさい人間関係はありません。
サラリーマンだと、社内の人間関係は必須。
嫌でも逃れられませんよね。
独立してうまくいけば、苦手な人とは仕事をしなければいいだけです。
現場監督(施工管理)が独立する6つの注意点
現場監督(施工管理)の独立は、メリットばかりではありません。
6つの注意点があるので、必ず知っておきましょう。
- 人脈がないと仕事をもらえない
- 収入が不安定になる
- 営業力・交渉力が必要
- 十分なスキルがないと通用しない
- 施工管理技士をもってないと独立は厳しい
- 確定申告が必要
「独立する=リスクが上がる」なので、失敗することもあります。
6つの注意点を、1つずつ見ていきましょう。
【注意1】人脈がないと仕事をもらえない
独立した現場監督にとって一番重要なのは人脈です。
知り合いから仕事をもらうことが多いから。
サラリーマン時代に十分な人脈を作っていないと、独立は難しいです。
仕事をもらえないので。
十分な人脈を作ってから、独立しましょう。
【注意2】収入が不安定になる
独立すると固定給がないので、仕事がなくなったら無収入になってしまいます。
また、もし建設業界の仕事が減ってしまった場合、真っ先に切られるのがフリーランスの現場監督です。
会社は、まず社員を守らなければいけないから。
お金がないあまり、ときには無理な仕事を受けざるを得ないこともあるでしょう。
- 赤字覚悟の現場
- 嫌な人と仕事をしなければならない
でも独立とは、そういうリスクも背負うことです。
報酬も契約金なので、残業代はありません。
また、社員じゃないので福利厚生もありません。
収入が不安定になるリスクがあることを、知っておきましょう。
【注意3】営業力・交渉力が必要
現場監督としてのスキルや資格があっても、成功できるわけではありません。
サラリーマン時代は考えなくてよかった「仕事をとってくる」というスキルが必要だからです。
仕事がなくなれば、営業して仕事をとらなければいけません。
でも、営業スキルがなければ仕事をもらえないでしょう。
また、仕事をもらえたとしても、単価が安かったら稼げません。
単価交渉のスキルも必要です。
いかに自分が価値ある人材かをアピールして、単価を上げる交渉力が必要。
「現場監督の腕があれば稼げる」というほど、甘くありません。
【注意4】十分なスキルがないと通用しない
そもそも、現場監督として十分なスキルがないと通用しません。
フリーランスの現場監督はすぐに切られるリスクがあるため、スキル不足だと切られます。
社員はすぐにクビにできませんが、フリーランスはすぐにクビにできてしまいます。
すぐにクビにならないよう、十分なスキルが必要です。
【注意5】施工管理技士をもってないと独立は厳しい
独立するなら、最低でも施工管理技士の資格は取得しておきましょう。
ご存知のとおり、工事現場には施工管理技士の配置が義務づけられています。
施工管理技士があるだけで、かなり重宝されます。
また、法人化するなら最低2人は施工管理技士が必要で、1人は1級施工管理技士が必要です。
※監理技術者が必要なので。
施工管理技士を取得してないなら、独立はおすすめしません。
ちなみに施工管理技士の資格については、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】にまとめたので、まだ取得してない人は参考にどうぞ。
【注意6】確定申告が必要【忙しければ顧問税理士も必要】
独立すると確定申告も必要です。
サラリーマン時代は簡単な年末調整で済みましたが、独立すると帳簿をつけないといけないのです。
会計知識や簿記がわかる人なら良いですが、帳簿をつけたことがない人は苦戦するかも。
確定申告がわからなければ、顧問税理士をつける必要もあります。
税理士の顧問料は年々下がっていますが、毎月の支払いが必要です。
ちなみに、確定申告はとりあえず白色申告でもOK。
「税金が高いな」と感じたら、青色申告に変更しましょう。
税金に関わることなので、わからないことは税理士に相談してください。
もし独立が不安なら「独立したい理由」を考えてみよう
でも、今の会社は辞めたいんだよなぁ…
という人は、改めて「あなたが独立したい理由」を考えてみましょう。
なぜなら、あなたの悩みを解消する答えは、独立以外にもあるかもしれないから。
例えば、下記の理由で独立したい・今の会社を辞めたいなら、他の選択肢もあります。
独立したい理由 | 独立以外の選択肢 |
今の会社が忙しすぎる | 今より忙しくない会社に転職 |
残業が多すぎる | 残業が少ない会社に転職 |
休日が少なすぎる | 今より休日が多い会社に転職 |
転勤したくない | 転勤がない会社に転職 |
給料が低い | 今より給料が高い会社に転職 |
体がきつい | 今より負担が少ない会社に転職 |
冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングは、現場監督の転職サポートを行なっています。
あなたの希望に合う求人を紹介できるかもしれないので、情報収集に活用してみてください。
無料で求人だけ見ることも可能です。
現場監督で独立するなら技術者派遣で人脈づくりをすると安心
現場監督として独立するメリットと注意点を解説してきました。
でも、サラリーマンは辞めたいな!
という人は、技術者派遣の会社に転職して独立の準備をしましょう。
様々な現場を経験できて、独立で一番重要な「人脈」を効率よく作れるからです。
前述のとおり、独立後は人脈がないと仕事が安定しないので、人脈づくりが命。
その人脈づくりをもっとも効率的にできるのが、技術者派遣です。
技術者派遣は半フリーランスのような働き方
技術者派遣は「半フリーランス」のような働き方です。
建設会社の社員ではなく、技術者派遣の社員となり、働く現場は派遣先の建設会社の現場です。
1つの会社の縛られず、多くの建設会社の現場を経験できます。
現場監督としてのスキルも偏らないので、成長しやすい環境です。
技術者派遣の会社にある程度の希望は言えるので、独立に向けて有益な現場で派遣してもらうこともできます。
※もちろん、100%希望が叶う保証はありませんが。
日本のフリーランス人口は増えており、建設業界でも技術者派遣という働き方が認知されています。
独立の準備として人脈づくりをするなら、技術者派遣で働くと効率的です。
技術者派遣のメリットについては、施工管理の派遣で働くメリットは?にまとめています。
まとめ|現場監督の独立はメリットあるけど注意点もある
最後にもう一度、独立の3つのメリットをまとめておきます。
- 年収が上がる可能性がある
- 仕事を選べる可能性がある
- 社内のメンドくさい人間関係がなくなる
そして、独立には6つの注意点があります。
- 人脈がないと仕事をもらえない
- 収入が不安定になる
- 営業力・交渉力が必要
- 十分なスキルがないと通用しない
- 施工管理技士をもってないと独立は厳しい
- 確定申告が必要
もし独立が不安なら、改めて「独立したい理由」を考えてみてください。
あなたが抱える問題を解消する方法が独立以外にあるなら、冷静に他の選択肢も探してみましょう。
くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングは、現場監督の転職サポートを行なっています。
あなたの希望に合う求人を紹介できるかもしれないので、情報収集に活用してみてください。
また、人脈を増やすなら技術者派遣も検討してみましょう。
あなたの独立の参考になればうれしいです!