施工管理技士の資格の種類や試験の難易度!各試験の難しい順も解説

指導監督
施工管理の男性
施工管理の男性
施工管理技士って難しいの?

合格率はどれくらい?

キャリアアップのために施工管理技士を取得したいけど、どんな種類があるんだろう?

 

僕には受験資格があるんだろうか?

あと、試験に合格するにはどうやって勉強すればいいの?

こういった疑問に答える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • 施工管理技士の種類
  • 施工管理技士にできること
  • 施工管理技士を取得するメリット
  • 合格率など試験の難易度
  • 各種施工管理技士の受験資格
  • 施工管理技士の勉強方法

 

私たちワット・コンサルティングは、施工管理の転職サポートを行う会社です。

施工管理技士は施工管理職の国家資格です。

工事現場には施工管理技士を置かなければいけないと法律で決まっているため、施工管理技士の資格を持っている人は建設会社にとっては超貴重な人材といえます。

結論、施工管理技士は必ず取得しましょう。

施工管理技士が不足していることもあり、資格を保有している人は給料が高くなったり、転職が有利になるからです。

 

この記事では施工管理技士を取得するコツも解説するので、キャリアアップしたい人は最後まで読んでみてください!

SAN-SUKE

目次

【そもそも】施工管理の仕事内容とは

【そもそも】施工管理の仕事内容とは

施工管理は建設物が予定通りに安全に完成するために、工事全体を管理監督する仕事です。

施工管理職の主な仕事内容は、下記のとおり。

  • 工程管理:施主との契約に合った工事ができているか、スケジュール管理
  • 安全管理:現場作業員の安全を守るための管理
  • 品質管理:部材の規格や寸法の管理、建設物の品質の管理
  • 原価管理:工事の原価計算をして利益を管理
  • 出来形管理:施主の希望する規格基準に限りなく近い精度で完成させるための管理
  • 行政への申請

 

施工管理は工事全体の管理監督を行う仕事であり、下記のような存在です。

  • スポーツチームの監督
  • 料理場の料理長・コック長

 

工事現場では必ず計画どおりにいかない事態が起きます。

あらゆる仕事で使われている「PCDAサイクル」が施工管理にも大切です。

下記の繰り返しで、施主が望む工事・会社が儲かる工事を期限内に終わらせる仕事です。

  1. Plan:工事の計画
  2. Do:工事現場での指示・監督
  3. Check:工程確認
  4. Action:改善・計画修正

 

ちなみに、施工管理の仕事内容は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容【あなたに向いてるかも診断】にくわしくまとめています。

 

施工管理技士の種類【取得するメリットは大きい】

施工管理技士

建設業法第27条第1項に基づき、国土交通大臣指定機関が実施する国家試験「施工管理技術検定試験」に合格すると「施工管理技士」の国家資格が与えられます。

施工管理技士の資格には、下記の7種類があります。

  1. 土木施工管理技士
  2. 建築施工管理技士
  3. 管工事施工管理技士
  4. 電気工事施工管理技士
  5. 造園施工管理技士
  6. 建設機械施工管理技士
  7. 電気通信工事施工管理技士

 

上記7種類に、それぞれに1級と2級があります。

ちなみに施工管理技士の7種類については、施工管理(現場監督)の11の職種を解説【仕事内容・やりがいも紹介】にもまとめています。

 

施工管理技士の資格を取得すると、下記の資格も付与され、できる業務の幅が広がります。

  • 専任技術者
  • 主任技術者
  • 監理技術者
  • 現場代理人(現場監督)

 

これら4つの仕事内容を解説していきます。

 

専任技術者にできること

施工管理技士の資格を取得すると専任技術者の資格も得られます。

建設会社は営業所に常勤の専任技術者を置かなければ工事を受注することができません。

建設会社は専任技術者の人数が減ってしまうと受けられる工事の数が減ってしまい、売上が下がってしまいます。

よって、建設会社にとって専任技術者は重要な人材です。

 

主任技術者にできること

施工管理技士の資格を取得すると主任技術者の資格も得られます。

現場に主任技術者を配置しないと一般建設業範囲の工事を行うことができません。

主任技術者が少ない建設会社は、受けられる工事の数も少ないため売上が低くなってしまいます。

そのため、主任技術者は建設会社に必要不可欠な人材です。

 

監理技術者にできること

1級の施工管理技士の資格を取得すると監理技術者の資格も得られます。

現場に監理技術者を配置しないと、特定建設業範囲の工事(4500万円以上の工事)を受けることができません。

建設会社は監理技術者の数が多いほどたくさん大型の工事を請けることができます。

監理技術者は主任技術者の上位資格であるため、主任技術者よりも高く評価され、給料も高くなる会社が多いです。

 

現場代理人(現場監督)にできること

現場代理人はいわゆる現場監督のことです。

現場代理人の業務は下記のとおり。

  • 工事現場の工程管理
  • 安全管理
  • 原価管理
  • 品質管理
  • 施工計画や図面の作成
  • 人材管理、人材補充
  • 下請け業者との打ち合わせ
  • 書類作成
  • 現場でのクレーム対応

 

現場代理人は1現場に1人ではなく、現場を掛け持ちすることもあります。

建設会社は現場代理人の人数が少ないと多くの工事を請けることができないため、現場代理人は重宝されます。

ちなみに「施工管理」と「現場監督」の違いは、施工管理と現場監督の4つの違い【求人情報を見るときの注意点】を参考にどうぞ。

 

専任技術者・主任技術者・監理技術者・現場代理人になれる施工管理技士は貴重

施工管理技士の資格を取得すると、下記のすべてをできるため、建設会社からかなり重宝される人材になれます。

  • 専任技術者
  • 主任技術者
  • 監理技術者(1級のみ)
  • 現場代理人

 

建設会社は施工管理技士の人数と売上が比例していますから、資格を取得することを喜びます。

建設会社によっては資格取得の勉強のお金を出してくれたり、受験料を払ってくれたりします。

また、資格を取得すると、資格手当を支給してくれたり、給料が大幅にアップする会社が多いです。

 

建設会社は常勤で雇用している施工管理技士によって点数が与えられます。

この点数は「経営事項審査」といい、下記が加算されます。

  • 2級の施工管理技士:2点
  • 1級の施工管理技士:5点
  • 監理技術者講習を受けたらさらに1点追加

 

経営事項審査の点数が高い建設会社は公共工事の受注を受けやすくなるなど大きなメリットがあります。

だから、建設会社は施工管理技士を採用したいですし、まだ資格をとっていない社員には施工管理技士資格をとってほしいのです。

施工管理技士の資格を取得すると給料が上がるわけですよね。

施工管理技士の資格をとることで大きくキャリアアップできますので、取得することをおすすめします。

 

施工管理技士を取得するメリット

施工管理技士を取得するメリットをまとめると、下記の4つです。

  1. 給料が上がりやすい
  2. 資格手当をもらえる
  3. 昇進しやすい
  4. 転職が有利

 

結論、施工管理技士を取得しておいて損はないので、キャリアアップしたい人は必ず取得しましょう。

下記の記事も参考にどうぞ。

 

施工管理技士を取得すると転職できる会社

施工管理技士を取得すると、下記のような会社に転職できます。

  • ゼネコン
  • サブコン
  • ハウスメーカー
  • 技術系公務員

 

建設業界は、大きい会社ほど給料が高い傾向にあります。

施工管理技士を取得するほど大きい会社に転職できるので、たくさん稼ぎたい人は施工管理技士を取得しましょう。

特に1級の施工管理技士だと、より大きな会社に転職できます。

ちなみに、1級と2級の平均年収の差は下記のとおり。

  • 1級:550万円
  • 2級:450万円

 

施工管理技士取得後の年収については、施工管理技士の平均年収は500万円くらい【試験に合格する3つのコツ】にまとめてます。

 

施工管理技士を取得しなくても仕事はできる【でも取得すべし】

考える男性
考える男性
施工管理技士を取得しないと、施工管理の仕事はできないの?

結論、施工管理技士がなくても施工管理の仕事はできます。

後述しますが、施工管理技士を受験するには実務経験が必要なので、施工管理技士をもたずに働いている人はたくさんいます。

考える男性
考える男性
施工管理技士を取らなくていいなら、別に頑張って勉強しなくていいんじゃない?

と思うかもですが、実務経験を積んで受験資格を得たら施工管理技士を取得しましょう。

前述のとおり、稼げるしキャリアアップできるからです。

仕事のやりがいにもつながるところなので、施工管理の仕事を続けたいなら施工管理技士は取ったほうがいいですよ。

ちなみに、施工管理技士なしで働くことについては、現場監督(施工管理)は資格なしでも働ける【ブラックを避ける方法】を参考にどうぞ。

 

【ちなみに】統括安全衛生責任者や元方安全衛生責任者にも有効

施工管理技士の資格を取得することで統括安全衛生責任者元方安全衛生責任者も兼ねることができます。

現場の安全性を高めるために、常に50人以上の労働者をつかう特定元方事業者(元請会社)は統括安全衛生責任者と元方安全衛生責任者を配置しなければいけません。

 

施工管理技士=統括安全衛生責任者・元方安全衛生責任者ということではないのですが、無資格者は統括安全衛生責任者と元方安全衛生責任者になれません。

施工管理技士資格の保有者が統括安全衛生責任者や元方安全衛生責任者を兼ねることが多いです。

建設会社からすれば、施工管理技士が1人いることで統括安全衛生責任者と元方安全衛生責任者を兼ねることもできるため、やはり施工管理技士は重宝される存在です。

 

施工管理技士の1級と2級の違い

施工管理技士の1級と2級の違い

施工管理技士には1級と2級があるわけですが、1級と2級では受けられる工事の大きさが違います。

下請け専門業者であれば2級の施工管理技士でも工事を請けられますが、元請け会社や公共工事の受注をする場合は1級の施工管理技士が必要です。

 

1級の施工管理技士は監理技術者になれるため、特定建設業(下請に出す工事の総額が4500万円以上、建築一式工事の総額が7000万円以上の工事)と一般建設業、両方の建設業許可を得ることができます。

2級の施工管理技士は一般建設業(特定建設業の工事規模未満の工事)のみの建設業許可を得ることができます。

簡単にいうと、1級の施工管理技士の方が請けられる工事の規模や金額を大きいということです。

 

また、施工管理技士の試験は第一次検定(学科試験)と第二次検定(実地試験)があるのですが、下記の違いもあります。

  • 1級:第一次検定試験と第二次検定試験が別日
  • 2級:第一次検定試験と第二次検定試験が同日

 

1級の試験で第一次検定だけ合格して、第二次検定が不合格だったとしても、1年間は第一次検定合格の権利を持っていられます。

よって、翌年は第二次検定試験だけ受ければいいということですね。

また、前述の「経営事項審査」があるため、企業は2級よりも1級を高く評価します。

1級の方が給料が高くなりやすいです。

 

【追記】2021年から「技士補」が追加されました

2021年から、施工管理技士の資格の中に「技士補」という資格が追加されました。

簡単にいうと、下記の人に「技士補」が付与されます。

  • 第一次検定試験:合格
  • 第二次検定試験:不合格

 

施工管理技士の2級と1級の間の資格だと思ってください。

技士補については、技士補はいつから?【答え:2021年から!どんな資格かも解説】にまとめています。

 

施工管理技士資格の試験の難易度

施工管理技士資格の試験の難易度

施工管理技士資格の試験の難易度をご紹介します。

施工管理技士の合格ラインは、第一次検定(学科)も第二次検定(実地)も60%以上正答で合格と言われています。

一夜漬けで合格できるような資格ではありませんので、資格の難易度は高いです。

しかし、勉強を積み重ねていけば合格できる資格です。

国も施工管理技士を増やしたいという意向があるため、できるだけ合格してほしいと思っています。

しっかりと計画的に勉強していきましょう。

 

施工管理技士の合格率

各施工管理技士の近年の合格率の平均値をご紹介します。

※年度によって問題や受験数が違うため合格率が変わります。

資格名 第一次検定試験 第二次検定試験
1級土木施工管理技士 60.6% 36.6%
2級土木施工管理技士 73.6% 35.7%
1級建築施工管理技士 36% 52.4%
2級建築施工管理技士 49% 52.9%
1級管工事施工管理技士 24% 73.3%
2級管工事施工管理技士 48.6% 46.2%
1級電気工事施工管理技士 53.3% 58.8%
2級電気工事施工管理技士 57.1% 68.7%
1級造園施工管理技士 35.9% 40%
2級造園施工管理技士 50.9% 37.6%
1級建設機械施工管理技士 26.6% 64.9%
2級建設機械施工管理技士 51.3% 75.2%
1級電気通信工事施工管理技士 58.6% 30.1%
2級電気通信工事施工管理技士 70.4% 30.1%

ちなみに、現実的には2級に合格してから1級を受ける人が多いです。

後述しますが、2級資格の方が受験資格のハードルが低いためです。

ですが、受験資格があれば2級を受けずに1級から受けることもできます。

 

施工管理技士試験を難しい順にランキングで紹介

ちなみに、シンプルに合格率だけで施工管理技士の難易度を難しい順番に並べると下記のとおりです。

※難易度は人によって感じ方が違うので、あくまで参考として見てください。

ランキング 資格 近年の第一次検定と第二次検定の合格率
1位 1級造園施工管理技士 15.7%
2位 2級建築施工管理技士 16.4%
3位 1級建築施工管理技士 17.3%
4位 1級電気通信工事施工管理技士 17.6%
5位 1級土木施工管理技士 21%
6位 1級建設機械施工管理技士 21%
7位 2級造園施工管理技士 21.1%
8位 2級管工事施工管理技士 23%
9位 1級管工事施工管理技士 23.2%
10位 2級電気通信工事施工管理技士 23.5%
11位 2級土木施工管理技士 25.7%
12位 2級電気工事施工管理技士 27.2%
13位 1級電気工事施工管理技士 29.4%
14位 2級建設機械施工管理技士 42.5%

 

施工管理技士の試験内容

施工管理技士の試験内容

施工管理技士の試験内容は「第一次検定試験」「第二次検定試験」があります。

第一次検定試験はマークシート方式です。※一部違う試験もありますが。

第二次検定試験は記述式の試験です。

第一次検定試験の内容が第二次検定試験に活かせることも多いので、第一次検定試験の勉強はしっかりしておきましょう。

 

施工管理技士試験の実施機関

施工管理技士の種類によって実施機関が違います。

受験申込の先が資格によって変わりますので、確認しておきましょう。

資格名 実施機関
土木施工管理技士

管工事施工管理技士

造園施工管理技士

電気通信工事施工管理技士

一般財団法人全国建設研修センター
建築施工管理技士

電気工事施工管理技士

一般財団法人建設業振興基金
建設機械施工管理技士 一般社団法人日本建設機械施工協会

受験申込は原則、簡易書留郵便で申込書を郵送ですが、試験によってはインターネット申込が可能な試験もあります。

申込用紙は1枚600円です。

申込方法は各実施機関のホームページで確認しましょう。

 

受験手数料

各施工管理技士の受験手数料を見てみましょう。

資格名 第一次検定試験受験手数料 第二次検定試験受験手数料
1級土木施工管理技士 10500円 10500円
2級土木施工管理技士 5250円 5250円
1級建築施工管理技士 10800円 10800円
2級建築施工管理技士 5400円 5400円
1級管工事施工管理技士 10500円 10500円
2級管工事施工管理技士 5250円 5250円
1級電気工事施工管理技士 13200円 13200円
2級電気工事施工管理技士 6600円 6600円
1級造園施工管理技士 14400円 14400円
2級造園施工管理技士 7200円 7200円
1級電気通信工事施工管理技士 13000円 13000円
2級電気通信工事施工管理技士 6500円 6500円
1級建設機械施工管理技士 10100円 27800円
2級建設機械施工管理技士 10100円 27800円

 

施工管理技士の受験資格

施工管理技士の受験資格

続いて、各施工管理技士の受験資格を紹介します。

該当するかチェックしてみてください。

 

1級土木施工管理技士の受験資格

1級土木施工管理技士の第一次検定試験の受験資格は下記の表のとおりです。

※スマホを横にすると見やすいです。

最終学歴or資格 土木施工の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
大卒、専門卒(高度専門士) 卒業後3年以上 卒業後4年6ヶ月以上
短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後5年以上 卒業後7年6ヶ月以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後10年以上 卒業後11年6ヶ月以上
その他 15年以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後8年以上の実務経験に指導監督的実務経験を含み、かつ、5年以上の実務経験後に専任の監理技術者に2年以上の指導を受けている者
専任の主任技術者の実務経験1年以上 高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後8年以上 卒業後9年6ヶ月以上
その他 13年以上
2級合格者

 

続いて、第二次検定試験の受験資格は下記のとおり。

最終学歴or資格 土木施工の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
2級合格後3年以上 合格後1年以上の指導監督的実務経験および専任の監理技術者に2年以上の指導を受けた実務経験が3年以上
2級合格後5年以上 合格後5年以上
2級合格後5年未満 高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後9年以上 卒業後10年6ヶ月以上
その他 14年以上
専任の主任技術者の実務経験が1年以上の2級合格者 合格後3年以上 合格後1年以上、専任の主任技術者実務経験を含む3年以上
合格後3年未満の短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後7年以上
合格後3年未満の高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後7年以上 卒業後8年6ヶ月以上
合格後3年未満のその他 12年以上

参考:一般財団法人全国建設研修センター

詳しくは、1級土木施工管理技士の合格率や過去問から見る難易度をどうぞ。

 

2級土木施工管理技士の受験資格

2級土木施工管理技士の第一次検定試験の受験資格は「17歳以上」です。

第二次検定試験の受験資格は下記の表のとおりです。

※スマホを横にすると見やすいです。

最終学歴 土木施工の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
大卒、専門卒(高度専門士) 卒業後1年以上 卒業後1年6ヶ月以上
短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後2年以上 卒業後3年以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後3年以上 卒業後4年6ヶ月以上
その他 8年以上

参考:一般財団法人全国建設研修センター

詳しくは、2級土木施工管理技士の難易度!合格率や過去問から分析してみたにまとめています。

 

1級建築施工管理技士の受験資格

1級建築施工管理技士の受験資格は大きく4つの区分があります。

  • 最終学歴による受験資格
  • 2級建築士の合格者
  • 2級建築施工管理技士の合格者(合格後5年以上)
  • 2級建築施工管理技士の合格者(合格後5年未満)

 

詳しい受験資格は、一般財団法人建設業振興基金のサイトに記載されているので必ずチェックしましょう。

また、1級建築施工管理技士の合格率や過去問や受験資格から見る難易度も参考にどうぞ。

 

2級建築施工管理技士の受験資格

2級建築施工管理技士の受験資格は、下記の2つに分けられます。

  • 学歴による区分
  • 職業能力開発促進法による技能検定(職業訓練)を受けた人

 

詳しい受験資格については、一般財団法人建設業振興基金のサイトで確認してみてください。

また、2級建築施工管理技士の合格率や過去問からみる難易度も参考にどうぞ。

 

1級管工事施工管理技士の受験資格

1級管工事施工管理技士の第一次検定試験の受験資格は下記の表のとおりです。

※スマホを横にすると見やすいです。

最終学歴or資格 管工事の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
大卒、専門卒(高度専門士) 卒業後3年以上 卒業後4年6ヶ月以上
短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後5年以上 卒業後7年6ヶ月以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後10年以上 卒業後11年6ヶ月以上
その他 15年以上
技能検定合格者 10年以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後8年以上の実務経験に指導監督的実務経験を含み、かつ、5年以上の実務経験後に専任の監理技術者に2年以上の指導を受けている者
専任の主任技術者の実務経験1年以上 高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後8年以上 卒業後9年6ヶ月以上
その他 13年以上
2級合格者

 

続いて、第二次検定試験の受験資格は下記のとおり。

最終学歴or資格 管工事の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
2級合格後3年以上 合格後1年以上の指導監督的実務経験および専任の監理技術者に2年以上の指導を受けた実務経験が3年以上
2級合格後5年以上 合格後5年以上
2級合格後5年未満 高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後9年以上 卒業後10年6ヶ月以上
その他 14年以上
専任の主任技術者の実務経験が1年以上の2級合格者 合格後3年以上 合格後1年以上、専任の主任技術者実務経験を含む3年以上
合格後3年未満の短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後5年以上 卒業後7年以上
合格後3年未満の高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後7年以上 卒業後8年6ヶ月以上
合格後3年未満のその他 12年以上

参考:一般財団法人全国建設研修センター

詳しくは、1級管工事施工管理技士の合格率や難易度!効率的な勉強方法も解説にまとめてます。

 

2級管工事施工管理技士の受験資格

2級管工事施工管理技士の第一次検定試験の受験資格は「17歳以上」です。

第二次検定試験の受験資格は下記の表のとおり。

※スマホを横にすると見やすいです。

最終学歴 管工事の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
大卒、専門卒(高度専門士) 卒業後1年以上 卒業後1年6ヶ月以上
短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後2年以上 卒業後3年以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後3年以上 卒業後4年6ヶ月以上
その他 8年以上
技能検定合格者 4年以上

参考:一般財団法人全国建設研修センター

詳しくは、2級管工事施工管理技士の合格率から見る難易度!勉強方法も解説にまとめてます。

 

1級電気工事施工管理技士の受験資格

1級電気工事施工管理技士の受験資格は、大きく5つの区分に分かれています。

  • 最終学歴による受験資格
  • 2級電気工事施工管理技士の合格者(合格後実務経験5年以上)
  • 2級電気工事施工管理技士の合格者(合格後5年未満)
  • 第一種・第二種・第三種電気主任技術者免状の交付を受けた人
  • 第一種電気工事士免状の交付を受けた人

 

詳しい受験資格については、一般財団法人建設業振興基金のサイトに記載されているので必ずチェックしましょう。

また、1級電気工事施工管理技士の合格率や難易度!効率的な勉強方法も参考にどうぞ。

 

2級電気工事施工管理技士の受験資格

2級電気工事施工管理技士の受験資格は、大きく4つの区分に分かれています。

  • 最終学歴による受験資格
  • 第一種・第二種・第三種電気主任技術者免状の交付を受けた人
  • 第一種電気工事士免状の交付を受けた人
  • 第二種電気工事士免状の交付を受けた人

 

詳しい受験資格については、一般財団法人建設業振興基金のサイトに記載されているのでチェックしてください。

また、2級電気工事施工管理技士の合格率から見る難易度!勉強方法も解説も参考にどうぞ。

 

1級造園施工管理技士の受験資格

1級造園施工管理技士の第一次検定試験の受験資格は下記の表のとおりです。

※スマホを横にすると見やすいです。

最終学歴or資格 造園工事の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
大卒、専門卒(高度専門士) 卒業後3年以上 卒業後4年6ヶ月以上
短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後5年以上 卒業後7年6ヶ月以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後10年以上 卒業後11年6ヶ月以上
その他 15年以上
技能検定合格者 10年以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後8年以上の実務経験に1年以上の指導監督的実務経験を含み、かつ、5年以上の実務経験後に専任の監理技術者に2年以上の指導を受けている者
専任の主任技術者の実務経験1年以上 高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後8年以上 卒業後9年6ヶ月以上
その他 13年以上
2級合格者

 

続いて、第二次検定試験の受験資格は下記のとおり。

最終学歴or資格 造園工事の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
2級合格後3年以上 合格後1年以上の指導監督的実務経験および専任の監理技術者に2年以上の指導を受けた実務経験が3年以上
2級合格後5年以上 合格後5年以上
2級合格後5年未満 高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後9年以上 卒業後10年6ヶ月以上
その他 12年以上
専任の主任技術者の実務経験が1年以上の2級合格者 合格後3年以上 合格後1年以上、専任の主任技術者実務経験を含む3年以上
合格後3年未満の短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後7年以上
合格後3年未満の高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後7年以上 卒業後8年6ヶ月以上
合格後3年未満のその他 12年以上

参考:一般財団法人全国建設研修センター

詳しくは、1級造園施工管理技士の難易度を合格率や過去問から解説【独学のコツ】にまとめてます。

 

2級造園施工管理技士の受験資格

2級造園施工管理技士の第一次検定試験の受験資格は「17歳以上」です。

第二次検定試験の受験資格は下記の表のとおりです。

※スマホを横にすると見やすいです。

最終学歴 造園工事の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
大卒、専門卒(高度専門士) 卒業後1年以上 卒業後1年6ヶ月以上
短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後2年以上 卒業後3年以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後3年以上 卒業後4年6ヶ月以上
その他 8年以上
技能検定合格者 4年以上

参考:一般財団法人全国建設研修センター

詳しくは、2級造園施工管理技士の合格率や難易度【過去問を中心に勉強しよう】にまとめています。

 

1級電気通信工事施工管理技士の受験資格

1級電気通信工事施工管理技士の第一次検定試験の受験資格は下記の表のとおりです。

※スマホを横にすると見やすいです。

最終学歴or資格 電気通信工事の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
大卒、専門卒(高度専門士) 卒業後3年以上 卒業後4年6ヶ月以上
短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後5年以上 卒業後7年6ヶ月以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後10年以上 卒業後11年6ヶ月以上
その他 15年以上
電気主任技術者 6年以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後8年以上の実務経験に1年以上の指導監督的実務経験を含み、かつ、5年以上の実務経験後に専任の監理技術者に2年以上の指導を受けている者
専任の主任技術者の実務経験1年以上 高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後8年以上 卒業後9年6ヶ月以上
その他 13年以上
2級の実地試験に合格した人

 

続いて、第二次検定試験の受験資格は下記のとおり。

最終学歴or資格 電気通信工事の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
2級の実地試験に合格後3年以上 合格後1年以上の指導監督的実務経験および専任の監理技術者に2年以上の指導を受けた実務経験が3年以上
2級の実地試験に合格後5年以上 合格後5年以上
2級の実地試験に合格後5年未満 高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後9年以上 卒業後10年6ヶ月以上
その他 14年以上
専任の主任技術者の実務経験が1年以上の2級の実地試験合格者 合格後3年以上 合格後1年以上、専任の主任技術者実務経験を含む3年以上
合格後3年未満の短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後7年以上
合格後3年未満の高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後7年以上 卒業後8年6ヶ月以上
合格後3年未満のその他 12年以上

参考:一般財団法人全国建設研修センター

詳しくは、1級電気通信工事施工管理技士の難易度を合格率や過去問題から解説にまとめてます。

 

2級電気通信工事施工管理技士の受験資格

2級電気通信工事施工管理技士の第一次検定試験の受験資格は「17歳以上」です。

第二次検定試験の受験資格は下記の表のとおりです。

※スマホを横にすると見やすいです。

最終学歴 電気通信工事の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
大卒、専門卒(高度専門士) 卒業後1年以上 卒業後1年6ヶ月以上
短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後2年以上 卒業後3年以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後3年以上 卒業後4年6ヶ月以上
その他 8年以上
電気通信主任技術者 1年以上

参考:一般財団法人全国建設研修センター

詳しくは、2級電気通信工事施工管理技士の難易度を過去問や合格率から分析をどうぞ。

 

1級建設機械施工管理技士の受験資格

続いて、1級建設機械施工管理技士の受験資格は、大きく分けて下記の2つの区分があります。

  1. 最終学歴
  2. 2級建設機械施工技士の合格者

 

受験資格の詳細は、建設管理センターのサイトで必ずチェックしてください。

また、1級建設機械施工管理技士の合格率や過去問からみる難易度【乗れる機械も紹介】も参考にどうぞ。

 

2級建設機械施工管理技士の受験資格

受験資格の詳細は、建設管理センターのサイトで必ずチェックしておきましょう。

また、2級建設機械施工管理技士の合格率や過去問からみる難易度【勉強のコツ】も参考にどうぞ。

 

施工管理技士の勉強方法【合格に近づく】

施工管理技士の勉強方法【合格に近づく】

普段の仕事をしながら空き時間で勉強する人がほとんどです。

なかなかまとまった時間をとれないでしょうから、毎日少しずつ勉強するのが一番でしょう。

施工管理技士試験に合格するためにおすすめの勉強方法をご紹介します。

 

参考書と問題集と過去問で独学

独学で勉強する場合は、下記の3点セットがおすすめです。

  • 参考書
  • 問題集
  • 過去問

 

参考書で基礎を学習してから、簡単な問題集を繰り返し解きます。

できれば、問題集は何周か解いてみましょう。

問題と解答を記憶するくらい勉強すると安心です。

 

参考書と問題集になれたら、過去問で仕上げをします。

過去問も問題と回答を覚えるくらいになればかなり安心です。

過去問集も何周か解くことをおすすめします。

根気はいりますが、毎日少しずつ勉強することで合格率は高くなります。

 

予備校

施工管理技士の試験対策をする予備校もあるので、行ける人にはおすすめです。

ただし、独学より費用がかかるのと、時間的に授業に参加できない人もいるでしょう。

合格率の高い予備校は講師の説明がわかりやすいのでおすすめです。

 

通信講座

通信講座もおすすめです。

独学より費用がかかりますが、自分の空き時間で勉強しやすいメリットがあります。

合格率の高い通信講座を選びましょう。

テキストがわかりやすく、試験合格のためのポイントがわかりやすくなっています。

 

講習会に参加

試験が近くなると講習会を開催してくれる資格もあります。

積極的に活用しましょう。

企業によっては試験が近づくと企業内で試験対策講座をやってくれるところもあるでしょう。

試験前の確認のためにも参加するようにしましょう。

 

まとめ【施工管理技士の資格は難易度高いけど、取得すれば稼げる】

施工管理技士

建設業界でキャリアを積んでいくなら施工管理技士を取得しておくことをおすすめします。

前述のとおり、建設会社は施工管理技士の数によって売上が大きく左右されます。

 

施工管理技士がいることで、下記のメリットがあるため、施工管理技士は給料アップや昇進につながります。

  • 専任技術者・主任技術者・監理技術者・現場代理人・統括安全衛生責任者・元方安全衛生責任者を兼ねることができる
  • 工事を多く受けられるため売上が上がる
  • 経営事項審査の点数が上がり公共工事受注の際に有利

 

今後は施工管理技士の人数が減っていく可能性もありますから、さらに年収が高くなる要素があります。

転職にも有利になるため、転職を機に給料の交渉をして年収を大きく上げる人もいます。

施工管理技士はまさに「手に職の資格」「稼げる資格」です。

あなたのキャリアアップに有効な資格といえるでしょう。

 

本気で施工管理技士を取得したいなら、独学でもいいので、さっそく勉強を始めましょう。

勉強を始めるのに「早すぎる」ということはありません。

 

試験ギリギリで勉強を始めると間に合わないので、また勉強のやり直しです。

勉強はブランクが空くと知識を忘れているので、一発合格しないと本当に不効率ですよ。

 

本気なら、今日から少しずつ勉強を始めましょう。

まずはAmazonとかで、参考書や過去問を買ってみてください。

 

ちなみに、施工管理技士を取得して転職したい人は、ブラック企業に注意しましょう。

施工管理技士を取得すればかなり転職しやすいですが、転職先の選択肢も増えるので、ブラック企業を選ぶ確率が上がります。

 

うっかりブラック企業を選んでしまうと、超激務になってしまいます。

施工管理の転職に成功する方法を、施工管理(現場監督)の転職先の会社選びのコツ【転職活動方法も解説】にまとめたのでどうぞ。

あなたに合う会社を選ぶコツを解説しています。

あなたのキャリアの参考になればうれしいです!

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