現場に出ない施工管理ってあるの?
未経験から施工管理に転職を考えてるけど、外で働くのがちょっと気になる…
汚れそうだし、作業員さんとか怖そうだし…
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかること
- 現場に出ない施工管理とは
- 現場に出ない施工管理になる方法
- 未経験から施工管理に転職する場合は現場からスタートが多い
- あなたが現場の施工管理でやっていけそうかチェック
結論、現場に出ない施工管理もあります。
「現場で働くのは不安…」と思いますよね?
この記事では、現場に出ない施工管理の特徴や、現場に出ない施工管理になる方法を解説していきます。
ポイント
ただし、現場に出る施工管理も大きなやりがいがあります。
現場に出ることも想定して、この記事を最後まで読んでみてください!
あなたが施工管理として、やっていけそうかもわかります。
未経験から施工管理に転職を考える人は、参考にしてみてください。
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新人研修が業界トップクラスの60日間もあるため、基礎をしっかり学んでから施工管理で働きたい人は、転職先候補の1つに加えてみてください。
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
現場に出ない施工管理とは|遠隔管理がカギ
で、現場に出ない施工管理って、どんな感じなの?
結論、ITツール、AI、ドローンなどを駆使して、現場を遠隔管理できる会社の施工管理は、現場に出ないケースがあります。
具体的なツール
- 遠隔操作できるICT建設機械
- ドローンを活用した測量や現場監視
- 現場をチェックできるVRシステム
- 進捗管理できる施工管理アプリ
これらを導入している会社では、施工管理が現場に行かなくても管理できます。
もちろん、どうしても現場に行かなければいけないときもありますが、普段はほとんど現場に行きません。
こうしたIT系ツールは以下の記事にまとめたので、参考にしてみてください。
参考記事
現場に出ない施工管理は大手に多い
建設業界でも、テレワークを導入している企業があります。
施工管理は現場の仕事も多いためテレワークの普及率は低いですが、一部の施工管理は現場に出ないテレワークを実現しています。
ただし、先ほど紹介したようなIT系ツール(ICTツール)を導入してテレワークを実現しているのは大手が多いです。
理由は、大手は資金力があるため、ICTツールに投資しやすいからです。
ポイント
大手の施工管理に転職するコツは後述します。
【参考】複数の現場をかけもちする施工管理もいる
施工管理の中には、複数の現場をかけもちする人もいます。
こうした人は、常に特定の現場にいるわけではありません。
複数の現場をかけもちする施工管理
- ハウスメーカーの施工管理
- 1級施工管理技士補がいる場合の1級施工管理技士
ハウスメーカーの施工管理は、現場をかけもちすることが多いです。
戸建ての建築工事は規模が小さいため、1人の施工管理でかけもちしています。
ハウスメーカーの施工管理については、ハウスメーカーの現場監督の仕事内容【キツいところとメリットも解説】を参考にどうぞ。
また「1級施工管理技士補」という資格をもつ施工管理がいると、1級の施工管理技士は現場を兼任することができます。
詳しくは、技士補はいつから?【答え:2021年から!どんな資格かも解説】にまとめています。
このように、現場には出ますが、現場をかけもちしているため、常に現場にいるわけではない施工管理もいます。
現場に出ない施工管理になる方法
現場に出ない施工管理になるには、どうすればいいの?
結論、以下の2つの方法があります。
方法
- ICTツールを導入している会社に転職
- 経験を積んで資格も取って大手に転職
1つずつ解説します。
ICTツールを導入している会社に転職
先ほどふれたようなITツール(ICTツール)を導入している企業を探してみましょう。
しっかりと企業研究をすると、ICTツールを導入している企業が見つかります。
ポイント
もちろん、ICTツールを導入しているからといって「完全に現場に出ない」とは限りません。
ですが、まったくICTツールを導入していない企業に比べたら、現場の割合が少ない可能性があります。
詳しくは、建設業界の働き方改革の事例|中小企業の生産性向上の具体例アリにまとめたので、参考にしてみてください。
経験を積んで資格も取って大手に転職
前述のとおり、ICTツールを導入しているのは大手企業が多いです。
そのため、ICTツールを導入している大手に転職していきましょう。
ポイント
ただし、未経験者さんが最初から大手に転職するのは難しいです。
まずは未経験で転職できる会社で経験を積んでから、大手を目指しましょう。
未経験から施工管理に転職する場合は現場からスタートが多い
ここからは施工管理の未経験者さんに向けて、少し現実的な話をしていきます。
結論、未経験者さんが最初から現場に出ない施工管理で働くのは、少し難易度が高いです。
施工管理の仕事内容を見るとわかりますが、どうしても現場の仕事が多く、未経験者さんは現場からスタートすることが多いです。
施工管理の仕事内容
- 現場で事故が起きないように対策
- 現場の進捗管理
- 現場の写真撮影
- 近隣への挨拶
- 現場の清掃
- 朝礼の準備
- その他トラブル対応や緊急対応
現場を見るからこそ、その後に遠隔管理ができるようになる面もあるため、最初は現場でスタートする会社が多いと思ってください。
ちなみに、施工管理の仕事内容は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説|未経験者向けに詳しくまとめています。
施工管理はずっと現場にいるわけではない
でも、やっぱり現場は抵抗があるなぁ…
と思うかもしれませんが、施工管理はずっと現場にいるわけではありません。
以下の事務作業があるため、事務所で作業する時間も多いです。
施工管理の事務作業
- 朝礼の準備
- 施工計画書の作成
- 原価計算
- 施工図の作成
- 写真の整理
- 行政向けの書類作成
- 打ち合わせ資料の作成
- 発注書類の作成
- 業者とのやりとり
- 請求書の作成・発送
- 報告書類の作成
- 工事記録書類の作成
施工管理の事務作業は、施工管理の事務作業12選|転職前に勉強しておくといい5つのことにまとめています。
また、事務所でお客様や関連業者と話すこともあります。
このように、施工管理はずっと現場にいるわけではありません。
基本的に施工管理は現場の工事をしない
施工管理って、現場の工事もするの?
肉体労働とかないの?
基本的に、施工管理は現場の工事をしません。
理由
- 現場全体を見渡せないから
- 作業もやると疲弊してしまうから
- どんどん断りにくくなってしまうから
そのため、現場に出るとはいっても、肉体労働をするわけではありませんし、極端に作業着が汚れるわけではありません。
この辺は、基本は現場監督は作業してはいけない【作業を頼まれたときの答え方】にまとめています。
現場によっては早く帰れる日もある
でも、現場で働く施工管理は残業が多いって聞いたよ?
あんまり残業したくないなぁ…
たしかに、現場に出る施工管理は残業することがあります。
施工管理が残業する理由
- 昼間は現場の見回りで忙しく、夕方から事務作業を始めるから
- 工事の期限が迫ってくると、残業して工事を進めることがあるから
- 現場で緊急トラブルが発生すると、残業して問題解決することがあるから
ですが、早く帰れる日もあります。
早く帰れる日
- 工事が順調に進んでいるとき
- 雨がふって工事ができない日
- 現場が終了して、次の現場が決まるまで
この辺は、「施工管理は意外と楽」ではないが人によっては楽に感じるときがあるに詳しくまとめています。
もちろん現場の仕事は残業することもありますが、早く帰れる日もあります。
ホワイトな環境で働ける現場もある
でも、現場で働く施工管理ってブラックもあるんでしょ?
さすがにブラックは嫌だなぁ…
どの業界も一緒ですが、たしかにブラックっぽい環境で働くところもあるかもしれません。
ですが、ホワイトな環境で働ける施工管理もあります。
ホワイトな施工管理を選ぶコツは、以下のとおりです。
ホワイトな施工管理を選ぶコツ
- 定着率が高い建設会社を選ぶ
- ITツールを積極的に導入している会社を選ぶ
- 施工管理の技術者派遣会社で働く
- 国土交通省が推進する働き方改革を行う会社を選ぶ
- 公共工事が多い会社を選ぶ
- 経営事項審査の点数が高い会社を選ぶ
- 元請け工事が多い会社を選ぶ
- 規模の小さい現場がある会社で働く
- 地場の中小企業の施工管理で働く
- 給料が低すぎないかチェックする
- 従業員数が少なすぎないかチェックする
- 職人さんを直接雇用していない会社を選ぶ
- 給与規定が曖昧な会社を避ける
- 売上と従業員数が両方増えているかチェックする
詳しくは、施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法38選にまとめています。
現場の事故を未然に防ぐのも施工管理の仕事
でも、現場で働くと危なくない?
大ケガしたら困る…
もちろん工事現場では、事故が発生する恐れがあります。
ですが、事故を未然に防ぐのも施工管理の仕事です。
施工管理の安全管理業務
- 工事現場の安全管理
- 機材・重機の安全管理
- 人の安全管理
- 季節・天候の安全管理
- 工事の進行の安全管理
- 工事現場のルール作りによる安全管理
詳しくは、施工管理の安全管理とは現場の危険を防ぐこと【6つの安全管理を簡単に解説】にまとめています。
現場で働く作業員さんの身を守るため、そして、自分の身を守るためにも安全管理が大切です。
現場の職人さんとうまくやっていくコツ
でも、現場で働く職人さんとか怖そう…
怒られたらどうしよう…
たしかに、職人さんの中には厳しい人もいます。
施工管理が職人さんとうまくやっていくコツは、以下のとおりです。
コツ
- 職人さんに合わせる姿勢をもつ
- コミュニケーション能力をアップする
- 業務知識を身につける
- 職人さんたちが仕事をしやすい環境を作る
- 資格を取得して箔をつける
- 経験を積んで信用される
詳しくは、以下の2記事にまとめたので参考にしてみてください。
優しい職人さん、人情味のある職人さんもいるので、怖い人ばかりではありません。
ヘルメットに合う施工管理の髪型
現場に出るときって、ヘルメットを被るんでしょ?
髪型を変えなきゃいけないのかな…
結論、以下の髪型は施工管理におすすめしません。
おすすめしない髪型
- 長髪
- 長い前髪
- 強めのパーマ
理由は、建設機械にからまったり、足場などに引っかかって事故の原因になるからです。
ちなみに、施工管理の男性におすすめのかっこいい髪型は以下の5つです。
おすすめの髪型
- ツーブロック
- リバースショート
- リバースアップバング
- サイドパートショート
- シンプルベリーショート
詳しくは、施工管理におすすめの髪型10選!ヘルメットにも合う髪型とはにまとめたので、髪型の参考にどうぞ。
夏・冬の現場作業の服装
でも、現場だと夏は暑くて、冬は寒いでしょ…?
たしかに夏は暑くて、冬は寒いですが、ある程度は服装・ツールでカバーできます。
夏
- 空調服
- 通気性・速乾性があるインナー
- 冷感スプレー
冬
- ヒートテック
- ネックウォーマー
- 保温性の高い帽子
先ほどもふれましたが、施工管理はずっと屋外にいるわけではありません。
事務所に入れば空調が効いていることが多いです。
現場に出る施工管理のメリット
現場に出る施工管理のメリットを知りたいな。
現場に出る施工管理には、以下のメリットがあります。
現場に出る施工管理のメリット
- 現場で工事が無事に完了すると大きな達成感がある
- 職人さんと信頼関係ができるとうれしい
- 現場で裁量権をもって責任ある仕事を任される
- リーダーとしてダイナミックな仕事ができる
- 会社から評価されやすい
- スキルアップを実感しやすい
- 年収が上がりやすい
詳しくは、施工管理(現場監督)のやりがい・魅力16選!やりがいを感じるために必要なことにまとめています。
結論、現場に出る施工管理もメリットがあるので、まずは現場の施工管理から働くことも考えていきましょう。
スムーズに現場の施工管理の仕事を始めるコツ
現場に出る施工管理から始めるにしても、できるだけスムーズに仕事を始めていきたいな。
現場がわからなすぎて、パニックになりたくない…
という人は、新人研修がしっかりしている会社に転職するのがおすすめです。
もちろん、いくら新人研修を受けても現場でわからないことは多いですが、研修を受けないよりは良いでしょう。
できれば2ヶ月くらいの研修期間があると安心です。
注意
給料や福利厚生も大切ですが、最初は研修も重視して転職先を選んでみてください。
ワット・コンサルティングの新人研修は60日間
冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングでも未経験から施工管理になりたい人を募集しています。
ワット・コンサルティングの新人研修は、業界トップクラスの60日間です。
そのため、
最初に基礎をしっかり学んでから働きたい…
という人に合っています。
他にも、ワット・コンサルティングの強みは以下のとおり。
ワット・コンサルティングの強み
- 定着率83.2%(業界平均は約70%)
- 未経験者の採用率80%
- 累計1500名の未経験者を育成
- 社会保険完備+資格取得奨励金あり
- 優良派遣事業者に認定されている(派遣会社のうちわずか0.2%)
あなたの転職先候補の1つに加えてみてください。
あなたが現場の施工管理でやっていけそうかチェック
自分は現場の施工管理でやっていけるのかなぁ…?
と不安な人は、施工管理の適性検査をしてみましょう。
施工管理に向いてる人の特徴は31項目あり、多く当てはまるほど、あなたは施工管理に向いています。
詳しくは、施工管理に向いている人の特徴31選|向いてない人の特徴も解説にまとめたので、気になる人は転職前にチェックしてみましょう。
まとめ|現場に出ない施工管理もある
この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- ITツール、AI、ドローンなどを使う会社は、遠隔管理で現場に出ないことがある
- 現場に出ない施工管理は大手に多い
- 未経験から施工管理に転職する場合は、現場からスタートが多い
- 施工管理はずっと現場にいるわけではない
くりかえしですが、スムーズに現場の施工管理の仕事を始めるコツは、新人研修がしっかりしている会社に転職することです。
くりかえしが、私たちワット・コンサルティングでも未経験から施工管理になりたい人を募集しています。
ワット・コンサルティングの新人研修は、業界トップクラスの60日間です。
あなたの転職先候補の1つに加えてみてください。
さらに、未経験から施工管理への転職に失敗しないコツは以下の9つです。
失敗を防ぐコツ
- 新人研修がしっかりしている会社を選ぶ
- 未経験者OKの求人情報に絞る
- 転勤の有無をチェックする
- 給料・休日・福利厚生など条件をチェックする
- 資格取得支援など人材育成に力を入れている会社を選ぶ
- ブラック求人を避けてホワイト企業を探す
- 型に沿って志望動機を作る
- 型に沿って自己PRを作る
- 面接でよく聞かれる質問の答えを用意しておく
詳しくは、未経験でも施工管理に転職できる!転職に失敗しない9ステップにまとめたので、参考にしてみてください。
あなたの転職活動の参考になればうれしいです!