
職人の仕事はキライじゃないんだけど、ケガとかお金とか将来が不安なんだよね…
現場で施工管理の人を見てたら興味をもったんだけど、僕もやっていけるのかな?
カンだけど、施工管理の方が向いてるような気がする…
職人から施工管理に転職する方法も教えてほしいな。
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 職人さんが施工管理に転職する理由
- 職人さんが施工管理に転職するメリットとデメリット
- 施工管理に転職を考える職人さんの不安を解消します
- 職人から施工管理に転職する方法
私たち「ワット・コンサルティング」は、施工管理の技術者派遣の会社です。
職人さんを含め、未経験から施工管理になりたい人を募集しています。

職人さんから施工管理に転職する人は一定数います。
ただ、施工管理をやっていけるか不安だと思うので、不安を1つずつ解消していきますね。
あなたが施工管理に向いてるかもチェックできますよ。
職人さんから施工管理に転職するコツもまとめたので、転職活動のイメージにどうぞ。
この記事を読むことで施工管理への道が開けるかもしれないので、最後まで読んでみてください。
目次
職人さんが施工管理を目指す6つの理由【施工管理で解決できること】


主な理由は下記の6つです。
- 肉体的に職人を続けるのが難しいから
- 職人は危険と隣り合わせだから
- 収入が不安定だから
- 将来が不安だから
- キャリアチェンジしてみたいから
- 一人親方としてやっていくイメージがないから
1つずつ解説しますね。
【理由①】肉体的に職人を続けるのが難しいから
下記のように肉体的な理由で職人を続けるのが難しく、施工管理に転職する人もいます。
- ケガしてしまった
- 体を壊してしまった
- 暑さ・寒さに耐えられない
- 年齢的な体力の衰え
今は肉体的に大丈夫でも、将来を考えて早めに施工管理に転職する人もいますね。
施工管理は管理業務なので、一般的には職人さんよりは肉体疲労が少ないです。
【理由②】職人は危険と隣り合わせだから
職人さんは現場作業を行うため、どうしても危険がつきものです。
なので、ケガをしてしまうことも。
労災はおりますが、ケガが原因で仕事に復帰できない人もいます。
また、ケガしたことで、他の仕事への再就職が困難になるケースもあるでしょう。
そうしたリスクを考えて、早めに施工管理に転職する人もいますよ。
一般的には、職人さんより施工管理の方が危険は少ないです。
【理由③】収入が不安定だから
会社にもよりますが、職人さんは収入が不安定になることも。
日給制の会社もあり、天候や仕事量によって収入が変動してしまいます。
一方、施工管理は正社員募集が多く、月給制で給料が安定しているケースが多いです。
安定した月給制を求めて、施工管理に転職する職人さんもいますね。
ちなみに施工管理の収入は、施工管理(現場監督)の平均年収や給料を徹底分析【資格で収入アップ】にまとめてます。
【理由④】将来が不安だから
会社が社会保険に加入しておらず、将来が不安で施工管理に転職する職人さんもいます。
厚生年金に加入していないと、将来もらえるのは国民年金だけなので、老後の生活が不安ですよね。
施工管理は社会保険完備の正社員募集が多いため、転職を考える職人さんもいるわけです。
また、施工管理は定年退職後の働き口も多いので、老後のキャリアの選択肢が多いです。
事実、弊社でもシニアの施工管理を募集しています。
参考:SAN-SUKE
【理由⑤】キャリアチェンジしてみたいから
現場で施工管理の人を見ていたら興味をもって、転職を考える職人さんもいます。
就職するときは職人しか知らなかったけど、働いてから「施工管理」を知ったという人も多いかと。
「職人もいいけど、施工管理も経験してみたい」という人もいますね。
職人で培った知識や経験も施工管理に活かせるため、キャリアチェンジしやすいです。
また、職人に戻れる可能性も高いため、「転職できるうちに施工管理も経験しておこう」という人もいますよ。
【理由⑥】一人親方としてやっていくイメージがないから
職人さんでキャリアアップしていくと、一人親方を目指す人も多いですよね。
ただ、一人親方=個人事業主であり、個人事業主になるイメージがない職人さんもいます。
一方、施工管理は正社員が多いので、「正社員の方が性に合っている」という人の中には施工管理に転職する人もいますよ。
職人さんが施工管理に転職する2つのデメリット


デメリットは下記の2つです。
- 職人の方が独立しやすい
- 施工管理の方が勤務時間が長い
念のため、デメリットを知った上で転職を検討しましょう。
1つずつ解説しますね。
【デメリット①】職人の方が独立しやすい
独立を考えるなら職人さんの方がいいですね。
前述のとおり、施工管理は正社員で働く人が多いです。
施工管理でも独立できるんですが、割合は少ないかと。
この辺は、現場監督(施工管理)が独立する3つのメリット【不安なら技術者派遣】を参考にどうぞ。
「独立して社長になりたい!」という人は、職人のまま頑張ることも検討しましょう。
職人さんの独立については、下記の記事も参考にどうぞ。
【デメリット②】施工管理の方が勤務時間が長い
一般的には、施工管理の方が勤務時間が長いです。
職人さんが帰ったあとも、事務作業が残っているから。
会社や現場によって違いますが、退勤時間は19~20時くらいですね。
繁忙期や工期がきついときは、もっと遅くまで残業することもあります。
施工管理のスケジュールは、施工管理(現場監督)の1日のスケジュール【具体的な仕事内容も解説】にまとめてます。
ただし、いつも遅くまで残業するわけじゃないので安心してください。
2024年4月から残業が規制されるので、今後は残業がへっていくでしょう。
今後の残業については、36協定が建設業でも適用される【現場に浸透できそうな3つの理由】にまとめてます。
また、勤務時間は長いですが、職人さんの方が肉体疲労が大きいと思います。
そして、施工管理は長く働くからこそ給料が高いというのも事実。
「どうしても早く帰りたい!」という人は職人さんがいいと思いますが、将来をみすえてキャリアチェンジしたい人は施工管理に転職してもいいかと。
それでも不安な人は、施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法を参考にどうぞ。
ブラックを避けるコツを解説してます。
職人さんが施工管理を目指すメリット【信頼されやすい】


結論、「職人さんの気持ちがわかること」です。
職人の経験がない施工管理だと、「技術を知らないくせに!」と職人さんに嫌われてしまうこともあります。
でも、職人経験がある施工管理なら、職人さんの気持ちがわかるので信頼されやすいです。
※「僕も職人だったんですよ」と言うだけで信頼されることも。
施工管理はコミュニケーションの仕事です。
現場の職人さんと良好な人間関係を保ちながら、工事を進めていく必要があります。
なので「職人も施工管理も両方わかる」は大きなメリットですね。
これは職人を経験した人しかできないので有利です。
施工管理に転職したい職人さんの心配事11選【実態や解決策】


転職して大丈夫かなぁ…?
というのがホンネだと思うので、よくある11の心配事をまとめてみました。
- 施工管理の仕事内容を詳しく知らない
- コミュニケーションが不安
- 数字を扱えるか心配
- マネジメント経験が少ない
- 事務作業の自信がない
- 現場作業に口出ししたくならないか心配
- 施工管理はやりがいがあるかわからない
- 施工管理のキャリアプランがわからない
- 施工管理の資格をもっていない
- 施工管理の将来性は大丈夫?
- 施工管理に向いてるか心配
実態や解決策も紹介するので、1つずつ心配をなくしていきましょう。
①施工管理の仕事内容を詳しく知らない
現場で施工管理の人は見てるけど、細かい仕事内容は知らないんだよね。
主な仕事内容は下記のとおりです。
- 工事の段取りを決める
- 工事のスケジュール管理
- 事故がないように対策する
- 会社の利益が出るようにお金の計算をする
- できるだけ良い建設物を造る
- 行政への申請書類の作成
- 設計など事務作業
- 現場の写真撮影
- トラブル対応や緊急対応
詳しくは、施工管理(現場監督)の13の仕事内容【あなたに向いてるかも診断】にまとめたので事前に知っておきましょう。
また、新人の施工管理の仕事内容は、現場監督(施工管理)1年目の新人の仕事内容9選【未経験者は研修が命】を参考にどうぞ。
②コミュニケーションが不安
この辺は練習していくしかないですね。
ただ、職人さんも仕事でコミュニケーションをとりますよね?
基本的には同じことです。
どうしても不安なら、施工管理の研修がしっかりしている会社に転職するのがおすすめ。
また、本やYouTubeでコミュニケーションを勉強するのも良いでしょう。
③数字を扱えるか心配
たしかに扱う数字は増えますが、職人さんも論理的に仕事をしているので、基本的にはそれと一緒です。
ただし、書類に数字を落とし込む仕事が増えるので、しっかり勉強していきましょう。
こちらも、研修がしっかりしている会社に転職するのがおすすめです。
扱う数字についても研修で教えてくれます。
④マネジメント経験が少ない
マネジメントとは、人を管理することです。
後輩の指導をやったことがあるなら、マネジメント経験があるといえますね。
ただ、社会人経験が少ない人は、マネジメント経験が少なくて当然です。
結論、これからマネジメント力を身につけていけばOK。
こちらも、研修がしっかりしている会社でマネジメントを教わるのがおすすめです。
⑤事務作業の自信がない
職人さんより、圧倒的に事務作業は増えます。
施工管理の事務作業は、施工管理の事務作業11選【転職前に勉強しておくといい3つのこと】を参考にどうぞ。
パソコン操作も増えるので、自信がない人はパソコンに触れておきましょう。
特にエクセルやワードは練習しておくのがおすすめです。
最近はYouTubeでもパソコン操作を学べますよ。
また、施工管理は施工図をCADソフトで描きます。

と思うかもしれませんが、これも研修がしっかりしている会社で学べば大丈夫。
そもそもCADに慣れてる未経験者さんはいないので、基礎から勉強していきましょう。
ちなみに施工管理のCADについては、施工管理もCADを勉強した方がいい【無料で勉強する方法も解説】にまとめてます。
⑥現場作業に口出ししたくならないか心配
口出ししたくなるかもしれませんが、ここは職人さんを信頼すべき。
※あなたも施工管理から口出しされると、ちょっとイヤですよね。
もう職人さんじゃないので、分業して割り切りましょう。
慣れれば大丈夫です。
⑦施工管理はやりがいがあるかわからない
施工管理のやりがいは下記のとおりです。
- 建設物が完成したときの達成感がある
- 社会の役に立っていることを実感できる
- スキルが上がると給料が上がる
- 資格をとると給料が上がる
- 施主に喜んでもらえるとうれしい
- 今後も仕事が安定している
これ、職人さんのやりがいと共通することも多いかと。
職人さんでも施工管理でも、目指すところは「建設物の完成」という点では一緒なので共感できると思います。
施工管理のやりがいの詳細は、施工管理(現場監督)のやりがいや魅力9選【未経験から始める方法】にまとめたので参考にどうぞ。
⑧施工管理のキャリアプランがわからない
施工管理の主なキャリアプランは下記の6ステップです。
- 未経験から施工管理で経験を積む
- 2級の施工管理技士を取得
- 昇進や昇給or大きな会社に転職
- 1級の施工管理技士を取得
- さらに昇進や昇給orさらに大きな会社(ゼネコン)に転職
- 50代から技術者派遣でマイペースに働くor施工管理で独立
詳細は、施工管理のキャリアプラン6ステップ【面接での答え方も解説します】にまとめたので事前に知っておきましょう。
⑨施工管理の資格をもっていない
施工管理は「施工管理技士」という国家資格があります。
ただ、施工管理技士は実務経験がないと受験できないので、まずは無資格で転職してOK。
実務経験を積んだら、施工管理技士を取得しましょう。
施工管理技士の詳細は、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】にまとめてます。
⑩施工管理の将来性は大丈夫?
将来性は問題なしです。
なぜなら、工事がなくなることはないから。
下記のような大規模工事も控えているので、施工管理は将来性があるでしょう。
- 大阪万博
- リニア新幹線
- インフラの補修工事
- リフォーム需要の増加
- ビルやマンションの大規模修繕工事
詳しくは、施工管理の将来性は明るい【東京オリンピック後も問題ないかと】を参考にどうぞ。
⑪施工管理に向いてるか心配
施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】に、施工管理に向いてる人の特徴をまとめたので適性診断にどうぞ。
10個以上に当てはまれば、あなたは施工管理でやっていけると思います。
それでも心配な人は、施工管理のきついところも知っておきましょう。
代表的な「施工管理のきついところ」は下記のとおり。
- 長時間労働の日もある
- 業務の範囲が広い
- 板挟みになることがある
- 理不尽なときもある
- 転勤する会社もある
- 雑用が多い
- クレーム対応
詳しくは、施工管理(現場監督)のきついところ15選【きつくない働き方も解説】を参考にどうぞ。
職人さんから施工管理に転職する方法【研修を重視】


ちなみに、施工管理の転職に失敗しないコツとかあれば知りたいな。
前述のとおり、施工管理に転職するときは「研修がしっかりしている会社」を選びましょう。
職人さんとして現場経験があるとはいっても、施工管理は未経験者です。
きちんと学んでから現場にいかないと、パニックになりますよ。
詳しい転職のコツは、施工管理は未経験でも転職できる【研修がしっかりしてる会社を選ぶ】にまとめてます。
また、志望動機の作り方や、面接のコツは下記の記事を参考にどうぞ。
【ちょっと宣伝】ワット・コンサルティングでも未経験者を募集しています
冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングは施工管理の技術者派遣の会社です。
職人さんから施工管理に転職したい人も募集しています。
ワット・コンサルティングの強みは下記の4つ。
- 約2ヶ月の研修で施工管理の基礎をしっかり学べる(業界トップクラス)
- 1500名以上の未経験者を研修してきた実績あり
- 研修期間中もお給料をもらえる
- 定着率83.2%なので施工管理の転職に失敗しにくい(定着率も業界トップクラス)
なので、「職人から施工管理に転職したいけど不安…」という人にドンピシャだと思います。
会社説明会があるので、転職先候補の1つとして、まずは情報収集してみてください。
まとめ【職人さんから施工管理に転職してみよう】

ということで、施工管理に興味があれば情報収集から始めてみましょう。
まずは求人情報を見てみてください。
未経験から施工管理に転職するコツは、施工管理は未経験でも転職できる【研修がしっかりしてる会社を選ぶ】にまとめてます。
また、転職先は研修がしっかりしている会社がおすすめ。
くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでも、未経験から施工管理に転職したい人を募集しています。
会社説明会があるので、情報収集に活用してみてください。
あなたのキャリアの参考になればうれしいです!
