
ネットを見ると、ブラックとか激務とか書いてるけど…
どんな仕事でも大変なのはわかるけど、あまりにもきついならやめておこうかな…
真っ当な給料を稼ぎたいし、手に職もつけたいから施工管理に興味あるけど、未経験から転職するか悩むなぁ…
こういった疑問や不安に応える記事です。
本記事の内容は下記のとおり。
- 施工管理(現場監督)のきついところ15選【働き方改革が進むので今よりきつくないかも】
- できるだけきつくない環境で働く方法【やりがいあって給料も高め】
- あなたが施工管理に向いてるかチェック
ネットで調べると、施工管理はきつそうな印象を受けますよね。
結論、たしかにきつい部分はあります。
でも、どんな仕事でもきつい部分はあるので、施工管理だけが特別きついというのもちょっと違うかと…
例えば、営業はノルマがあるし、介護は肉体労働だし、公務員は労働基準法がないし。
せっかく興味をもったのであれば、「施工管理=きつい」と決めつけず、何がどのようにきついのか詳細を知りましょう。
きつさの詳細を知った上で、チャレンジするかどうか判断材料にしてください(^^)
今後はIT化や国が進める働き方改革で働きやすくなると思われるので、今のうちにスキルを身につけておくのは良いと思います。
それでは、さっそく見ていきましょう(^^)
目次
施工管理(現場監督)のきついところ15選【働き方改革で今より仕事はきつくないかも】
施工管理のきついところは、下記の15個です。
- 長時間労働
- 業務の範囲が広い
- 週休1日制
- スケジュールが遅れると休めない
- 家に帰れない
- 職人さんとのコミュニケーション
- 板挟み
- 理不尽
- トイレが汚い
- 暑い・寒い
- 転勤がある
- 雑用が多い
- いまだに紙が多い
- 飲み会が多い
- クレーム対応
1つずつ解説しますね。
ただし、建設業界は働き方改革が進んでいるので、今後はどんどんきつくなくなるかもしれません(^^)
①長時間労働
施工管理は長時間労働になりがちです。
昼間は現場の監督、夜は事務作業があるからです。
現場の職人さんたちは夕方帰りますが、施工管理は夜から、
- 設計業務
- 現場の写真の整理
- 発注作業
- 報告業務
などが待っています。
イメージは、朝7時に出勤して、夜9時に仕事が終わる感じ。
たしかに、一般的な仕事よりは業務時間が長いですね。
雨で工期が遅れたり、予期せぬトラブルがあると残業も発生します。
ちなみに、施工管理の残業については、
施工管理は残業がつきもの【でも今後は働き方改革で減る予定】にまとめているので、読んでみてください(^^)
②業務の範囲が広い
施工管理は業務範囲が広めの仕事です。
別名「現場監督」のため、全体を広く浅く把握する必要があるからです。
施工管理の仕事内容は、下記のとおり。
- 施工計画の作成(工事の段取りを決める)
- 工程管理(工事のスケジュール管理)
- 安全管理(事故がないように対策)
- 原価管理(利益が出るようにする)
- 品質管理(良い建築物を造る)
- 出来形管理(お客様満足を高める)
- 行政への申請書類の作成
- 設計など事務作業
- 現場の写真撮影
- 近隣への挨拶
- 現場の清掃
- その他トラブル対応や緊急対応
- 飲みニケーション
けっこう広範囲ですよね。
その分、覚えることも多いのはきついかもしれません。
ちなみに施工管理の仕事内容の詳細は、
施工管理(現場監督)の13の仕事内容【あなたに向いてるかも診断】にまとめたので、読んでみてください(^^)
③週休1日制
建設業界は、週休1日制です。
慣習で週1日しか休まないからです。
ただし、国が主導で週休2日にしようと動いています。
やっぱり、建設業は働きすぎということですね(^^;
進む「建設業界の働き方改革」
国土交通省が「建設業働き方改革加速化プログラム」という働き方改革を推進しており、
- 週休2日制の導入
- 残業時間の上限を設ける
- 社会保険の加入率アップ
- 工期は発注者にも理解を求める
- 建設のIT化
かなり働きやすい環境になりそうですよね(^^)
当然、施工管理職も楽になるはず。
なので、2020年以降は働き方改革によって、施工管理が今よりきつくない仕事になるかもしれませんよ(^^)
建設業界の働き方改革については、
施工管理が人手不足の3つの理由【ホワイト企業は離職率が高くない】を読んでみてください。
④スケジュールが遅れると休めない
工事のスケジュールが遅れると、休日返上で仕事をすることがあります。
完成時期だけは守らないといけないからです。
例えば、
- 雨の日が続いた
- 部材が届かない
- 設計変更
などで、工事のスケジュールが遅れることもあるんです。
ギリギリになると休まず働くのは、きついところ。
でも、きちんとした会社なら代休をとれるので、会社選びが重要です。
※ブラック企業に要注意です。
施工管理の休日がない状態から抜け出す方については、
「施工管理は休みない!」という状態から抜け出す方法にまとめているので、読んでみてください(^^)
⑤家に帰れない
工事のスケジュールが遅れると、現場に泊まり込むこともあります。
ギリギリだと、夜中も働くこともあるからです。
家に帰れないと、
- 夫婦仲がぎくしゃくする
- 子供がなつかない
など、家庭の問題に発展することもあるのはきついところです。
⑥職人さんとのコミュニケーション
職人さんとのコミュニケーションも、きついことがあります。
厳しい職人さんもいるからです。
例えば、下記のような感じ。
- 言うことを聞いてくれない
- こだわりが強い
- 敬わないと機嫌が悪い
- 頑固
クセのある職人さんとコミュニケーションを取るのが、きつい人もいます。
⑦板挟み
お客さん、会社、職人さんの板挟みになるときは、きついですね。
それぞれの要望が、ぜんぶ施工管理に来てしまうからです。
例えば、こんな感じ。
- お客さんからAにしてほしいと、要望が入る
- 会社に相談するとBにしろと言われる
- 代替案Cでお客さんと会社が納得しても、現場の職人さんがCを嫌がる
などなど。
板挟み状態ですよね(^^;
意見をまとめるのも、施工管理の仕事です。
⑧理不尽
理不尽な目にあうのも、きついところですね。
どうしても、責任が施工管理にきやすいから。
例えば、こんな感じ。
- 職人さんのミスなのに、怒られる
- 設計のミスなのに、怒られる
- お客さんの勘違いなのに、怒られる
まぁどんな仕事も理不尽なことはつきものなので、施工管理も一緒です(^^;
⑨トイレが汚い
工事現場のトイレは汚れがち。
外にあるから泥だらけになるし、現場作業員さんは全員がトイレマナーが良いわけじゃないから。
きれい好きな人には、ちょっときついかもです。
⑩暑い・寒い
工事現場って外が多いので、暑い・寒いがあります。
これは季節によるものだからしょうがないですが、やっぱりきついものです。
特にきついのは夏。
工事現場の服装は、安全のために厚手になってます。
もちろん、長袖長ズボン。
まぁ、暑いですよ(^^;
暑さに弱い人は、きついかもです。
⑪転勤がある
大手の建設会社は転勤があります。
現場が日本中・世界中にあるからです。
現場が終わるごとに転勤する施工管理もいます。
特に、家族はきついところですね。
⑫雑用が多い
施工管理は別名「現場監督」と言われてカッコいい感じがしますが、実は雑用が多い。
現場が働きやすい環境を作るのも、施工管理の仕事だからです。
例えば、こんな感じ。
- 職人さんの飲み物の準備
- 現場の掃除
- ゴミ捨て
- 水くみ
意外と肉体労働もあります。
カッコいいイメージで転職すると、現実との違いがちょっときついかもです。
⑬いまだに紙が多い
建設業界は、いまだに紙の書類が多いです。
IT化が遅れているからです。
普通の会社だったらシステムで行うことを、人の手でやってることも。
でも、この辺も国主導でIT化を進めています。
「i-Construction」と言います。
i-Constructionでは、
- AIやロボットが工事現場で働く
- ドローンが測量を行う
などを推し進めています。
だから、今後は紙も減ってくるはず(^^)
建設業界のIT化については、
建設業界が現場にAIを導入!AIは人間の仕事を奪うのか?にまとめているので、興味あれば読んでみてください(^^)
⑭飲み会が多い
建設業界は、飲み会が多いです。
飲み会を通じて、業者や職人さんと仲良くなるからです。
いわゆる「飲みニケーション」ってやつですね。
お酒が弱い人には、ちょっときついかもです。
ただ、最近は時代の変化で、お茶で過ごす人も増えてるようですよ(^^)
⑮クレーム対応
クレーム対応も施工管理の仕事。
現場の責任者ですからね。
例えば、近隣からクレームが出たら対応するとか。
クレーム対応が苦手な人には、ちょっときついかもですね。
できるだけきつくない環境で働く方法【やりがいあって給料も高め】

できるだけきつくない環境で働く方法を知りたいな
という人は、できるだけホワイトな現場で働きましょう。
ホワイトな現場で働く方法は、下記の3つ。
- 地方で働く
- 規模の小さい現場で働く
- 技術者派遣で働く
地方や小さい現場は、そこまで忙しくないところも多いです。
技術者派遣とは、特定の建設会社に所属せず、現場ごとに働く方法。
※「派遣」とありますが、正社員なので安心してください。
技術者派遣の会社の正社員として雇用されて、他の建設会社の現場に施工管理として派遣されます。
技術者派遣の会社に要望を言えば、できるだけ要望に近い現場を紹介してくれることも。
※もちろん100%要望通りとはいきませんが。
できるだけきつくない現場を紹介してもらうと、きつさを軽減できます(^^)
例えば、地方や小さい現場に派遣してもらえば、そんなにきつくない可能性が高いです。
できるだけホワイトな環境で働く方法については、
施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法にまとめているので、読んでみてください(^^)
また、弊社メルマガでも、ホワイトに近い優良求人を配信しています。
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施工管理はきついこともあるけどやりがいはある
施工管理はきついこともありますが、きついことがあるのはどんな職業も一緒。
施工管理はたくさんのやりがいもありますよ(^^)
やりがいは下記の感じ。
- 建設物が完成したときの達成感がある
- 社会の役に立っていることを痛感する
- スキルが上がると給料が上がる
- 資格をとると給料が上がる
- チームリーダーとして現場を動かすダイナミックさ
- お客さんに喜んでもらえたとき
- 自分が造った建設物をたくさんの人が使っているのを見たとき
- 職人さんと信頼関係を築けたとき
- 今後も仕事が安定している
施工管理のやりがいの詳細は、
施工管理(現場監督)のやりがいや魅力9選【未経験から始める方法】にまとめているので、読んでみてください(^^)
施工管理はきついところもあるけど、給料は高め
施工管理は、休みが少ないとかきついところもありますが、給料は高めです(^^)
施工管理人材が不足していることもあり、年収1000万円以上稼ぐ人もいます。
他の職種と比べても給料は高めなので、稼ぎたい人には良い仕事です。
施工管理の給料については、
施工管理の平均年収や現場監督の仕事内容にまとめているので、読んでみてください(^^)
あなたが施工管理に向いてるかチェック
最後に、あなたが施工管理に向いてるかチェックしてみましょう。
もし向いてるなら、多少きつくても継続できるからです。
あなたが施工管理に向いてるかは、
施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】を見てみてください。
施工管理に向いてる人の特徴を30個あげているので、あなたがいくつ当てはまるか数えて見ましょう(^^)
10個以上あてはまれば、あなたは施工管理に向いてます。
9個以下なら向いてません。
転職する前に、適性があるかチェックしましょう(^^)
まとめ【施工管理はきついところもあるけど、きつくない働き方もある】
この記事をまとめます。
- 施工管理(現場監督)のきついところは15個ある
- 今後は働き方改革が進むので、今よりきつくなくなるかも
- できるだけきつくない環境で働く3つの方法で、きつくない働き方をしよう
- 施工管理はきついところもあるから、給料は高め
- あなたが施工管理に向いてるかチェックしよう

できるだけきつくない働き方もできるのかなぁ?
というあなたの参考になればうれしいです(^^)
本気で施工管理に転職したいなら、さっそく転職活動を始めましょう。
転職活動のスタートが遅れるほど、良い求人が他の人にとられていって、きつめの求人しか残らなくなりますよ。
転職=情報戦なので、今日から行動するのが正義です。
できることからでいいので、今日から転職活動を始めてみましょう。
すぐ行動するほど良い求人情報をキャッチできるので、施工管理として長く活躍できる人生になりますよ。
ちなみに、未経験から施工管理を目指すなら、研修がしっかりしている会社を選びましょう。
なんせ未経験なので、研修がないと仕事がわからないからです。
未経験から施工管理に転職する方法を、
施工管理は未経験でも転職できる【研修がしっかりしてる会社を選ぶ】にまとめているので、転職前に必ず読んでおきましょう。
会社選びを間違えないためにも、重要な記事です。
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あなたの施工管理転職の参考になればうれしいです(^^)