
未経験で転職を考えてて、仕事内容を詳しく知りたいんだよね。
パソコンが苦手だけど、大丈夫かなぁ…
施工管理の事務作業のために、今から勉強しといた方がいいこととかある?
自分が施工管理でうまくやっていけるか不安だなぁ…
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 施工管理の事務作業の内容がわかる
- 施工管理の事務作業のために勉強しておいた方がいいことがわかる
- あなたが施工管理でうまくやっていくコツがわかる
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。
未経験で施工管理に転職したい人を募集しています。
施工管理の事務作業の内容を解説します。
現場の監督業がメインに思える仕事ですが、けっこう事務作業もあります。
未経験から施工管理に転職する前に、事務作業のために勉強しておいた方がいいことも解説しますね。
また、あなたが施工管理に転職してうまくやっていくコツもまとめたので、転職の参考にどうぞ。
施工管理の仕事をよく理解してから転職したい人は、最後まで読んでみてください!
目次
施工管理の事務作業11選【細かく解説します】

結論、施工管理の事務作業は下記の11種類があります。
- 朝礼の準備
- 施工計画書の作成
- 原価計算
- 施工図の作成
- 写真の整理
- 行政向けの書類作成
- 打ち合わせ資料の作成
- 発注書類の作成
- 業者とのやりとり
- 請求書の作成・発送
- 報告書類の作成
1つずつ解説しますね。
①朝礼の準備
工事現場では朝礼がありますが、朝礼の準備をするのは施工管理の仕事です。
具体的には、下記のような事務作業を行います。
- 当日の工事の資料作成
- 連絡事項の整理
- 危険箇所の説明資料の作成
「危険箇所の説明資料の作成」についてですが、工事現場には危険箇所がたくさんあります。
現場で働く職人さんたちがケガをしないためにも、危険箇所を全員で共有する必要があり、そのための資料作成が必要。
この辺は、施工管理の安全管理とは現場の事故を防ぐこと【4つの安全管理がある】が参考になると思います。
また、朝礼の準備は新人の施工管理がやる会社も多いですね。
参考:現場監督(施工管理)1年目の新人の仕事内容9選【未経験者は研修が命】
②施工計画書の作成
「施工計画書」とは、簡単にいうと「工事のスケジュール資料」みたいなものです。
どの工事をどんな手順でやるかをまとめた資料ですね。
施工計画書の内容は下記のとおり。
- 工程表
- 施工要領書
- 品質管理計画表
「工程表」は、工事の手順を記したものです。
- 各箇所の工事の手順
- 資材搬入の手順
- 人材配置の手順
この辺は、施工管理の工程管理とは【あなたが工程管理に向いてるかも診断できる】に詳しくまとめてます。
「施工要領書」は、下記のようなことを記したものです。
- 使用する材料・資材
- 工事手順
- 重機の配置
- 搬入出計画
「品質管理計画表」とは、建設物の品質を良くするための計画表です。
品質管理を怠ると欠陥工事を招く原因になり、後で大問題に発展するので重要。
施工管理の品質管理については、施工管理の品質管理とは【未経験者さん目線でわかりやすく解説します】に詳しくまとめてます。
工事は悪天候などでスケジュールが遅れることもあるので、そうした遅れにも柔軟に対応するためにも、施工計画書の作成が重要です。
③原価計算
原価計算とは、会社に利益が出るようにお金の計算をしながら工事を進めることです。
こうした計算をするのも施工管理の仕事。
品質の高い建設物を造りつつ、会社の利益を最大化する必要があります。
多少の計算力は必要です。
④施工図の作成
「施工図」とは、工事用の図面だと思ってください。
建築士などから送られてくる図面もあるんですが、これは工事には使えません。
なぜなら、役割が違うからです。
- 建築士が書く図面:お客様や行政に見せるための図面
- 施工管理が書く施工図:工事を進めるための図面
なので、建築士からもらった図面を施工図に書き直す作業があり、これも施工管理の仕事です。
この辺の詳細は、施工管理もCADを勉強した方がいい【無料で勉強する方法も解説】にまとめてます。
⑤写真の整理
工事の進捗の写真を整理するのも、施工管理の事務作業の1つ。
図面どおりに、法律を守って工事したことを証明するために、工事箇所の写真を撮る必要があります。
写真の枚数は膨大なので、それを整理する仕事です。
施工管理の写真については、施工管理の写真の撮り方8つの注意点【撮影の便利ツールも紹介する】に詳しくまとめてるのでどうぞ。
⑥行政向けの書類作成
公共工事は行政に提出する書類が多く、これを作成するのも施工管理の仕事です。
民間の工事と違い、公共工事は報告ごとが多いので、事務作業は多め。
特に、土木工事は公共工事が多いので、行政向けの書類作成が多いですね。
参考:土木施工管理のきついところ5選【できるだけキツくない会社の選び方】
⑦打ち合わせ資料の作成
打ち合わせ用の資料を作るのも、施工管理の仕事です。
工事は後戻りができないので入念に進める必要があり、そのため打ち合わせも多くなります。
打ち合わせ資料を大きく2つに分けると、業者向けと顧客向けがあります。
- 業者向け:設計事務所、職人など
- 顧客向け:お客様、行政
⑧発注書類の作成・発送
工事に必要なものの発注書類を作るのも施工管理の仕事。
具体的には、下記のような発注の書類を作ります。
- 材料・資材
- 重機
- トラック
- 人材
発注ミスがあると大きなロスなので、ここは慎重に行う必要があります。
⑨業者とのやりとり
各種業者とのやりとりも施工管理の仕事です。
施工管理には多くの連絡が入るので、事務所で電話対応orメール対応をすることも多いです。
⑩請求書の作成・発送
お客様や行政に対して、請求書を作って送るのも施工管理の仕事。
大切なお金に関することなので、施工管理が責任をもって請求書を作るケースが多いですね。
⑪報告書類の作成
各種報告書を作成する仕事もあります。
具体的には下記のとおり。
- 日報
- 月報
- 行政への報告書類
事務作業の有無で施工管理と現場監督を分ける会社アリ
会社によっては、施工管理の事務作業が少ないところもあります。
そういう会社は「施工管理」と「現場監督」で役割を分けてることアリ。
- 施工管理:現場の管理+事務作業
- 現場監督:現場の管理がメイン(事務はあまりやらない)
特に大手企業だと、施工管理と現場監督を分けているケースが多いです。
※中小企業だと、施工管理が現場管理も事務作業もやるイメージ。
この辺の詳細は、施工管理と現場監督の4つの違い【求人情報を見るときの注意点】にまとめたのでどうぞ。
【あるある】雨の日はまとめて事務作業をやる
施工管理あるあるですが、雨の日にまとめて事務作業をする人は多いです。
晴れて工事が進む日は、どうしても現場の方が忙しいから。
この辺は、施工管理(現場監督)の雨の日の仕事内容【あなたはやっていけるのか】を参考にどうぞ。
【ちなみに】施工管理サポートの女性が増えている

最近の施工管理業界の動きですが、「施工管理サポート」という仕事が誕生してます。
施工管理の事務作業だけを行う仕事で、主に女性が担当することが多いです。
現場と事務で忙しい施工管理の負担をへらすための仕事で、特に大手で施工管理サポートの募集が増えてます。
この辺は参考までに、施工管理は未経験の女性でも始められる【施工管理サポートもあり】をどうぞ。
施工管理の事務作業のために勉強しておいた方がいい3つのこと


基本的には入社してから学ぶことが多いですが、もし心配なら下記の3つを勉強しておいて損はありません。
- 基礎的なパソコンスキル
- CADスキル
- コミュニケーションスキル
1つずつ解説しますね。
※ただし、これら3つは転職してからでも身につけられるので、先に転職してしまってもOKです。
①基礎的なパソコンスキル
基礎的なパソコンスキルは、あった方が良いですね。
なぜなら、施工管理はけっこうパソコンを使う仕事だから。
お伝えしてきたとおり、資料作成や写真の整理など、パソコン作業はけっこうあります。
パソコンに自信がない人は「MOS」の勉強をしてみると良いかと。
マイクロソフト社のパソコン資格で、下記の基礎スキルが身につきます。
- ワード
- エクセル
- パワーポイント
不安な人は、先に勉強しておくと良いと思います。
②CADスキル
興味あればCADを学んでおいて損はありません。
前述のとおり、施工図の作成があるから。
CAD操作は転職してから勉強する人が多いですが、心配なら先に勉強しておいて損はないかと。
具体的な勉強方法は、Jw_cadの無料ソフトをダウンロードして触ってみるのがおすすめ。
有料ソフトもあるんですが、練習なら無料版で十分です。
この辺は、施工管理もCADを勉強した方がいい【無料で勉強する方法も解説】が参考になると思います。
③コミュニケーションスキル
一見すると事務と関係なさそうですが、コミュニケーションスキルも勉強しておいて損はありません。
なぜなら、事務作業には報連相が必須だから。
例えば、何か書類を作るにしても、下記のような人たちに確認をとる必要があります。
- 上司
- 会社
- お客様
- 業者
- 職人さん
このとき、上手にコミュニケーションを取れないと事務作業も進みません。
「コミュニケーションの教科書」などコミュニケーション系の本などを読んでおくと、仕事にも生きますよ。
あなたが施工管理でうまくやっていく2つのコツ


と心配な人は、下記の2つがおすすめです。
- 施工管理の適職診断をしてみる
- 研修がしっかりしている会社に入社する
1つずつ解説します。
①施工管理の適職診断
そもそも、あなたが施工管理に向いてるか適職診断しておくと良いでしょう。
向いてるなら、自信をもって転職できるから。
施工管理の適職診断については、施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】にまとめてます。
施工管理に向いてる人の特徴を30個あげており、10個以上に当てはまれば向いてると思います。
転職前にどうぞ。
②研修がしっかりしている会社に入社する
転職するなら、研修がしっかりしている会社に入社しましょう。
未経験なので、研修がおろそかだと現場でパニックになるから。
研修がしっかりしている会社の選び方は、施工管理は未経験でも転職できる【研修がしっかりしてる会社を選ぶ】に詳しくまとめてます。
【ちょっと宣伝】ワット・コンサルティングの新人研修は業界トップクラス
冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングでも、未経験から施工管理に就職・転職したい人を募集しています。
ワット・コンサルティングの強みは下記の4つ。
- 新人研修が約60日(業界平均の2倍、業界トップクラス)
- しっかりと基礎を学んでから働けるので安心
- 新人研修中もお給料が出る
- 定着率83.2%で長く安定して働ける(業界トップクラス)
「しっかりと基礎を学んでから働きたい!」という人に合っていると思います。
会社説明会があるので、就職・転職の情報収集に活用してみてください。
まとめ【施工管理は事務職もある。仕事内容を把握しよう】

最後にもう一度、施工管理の事務作業をまとめておきます。
- 朝礼の準備
- 施工計画書の作成
- 原価計算
- 施工図の作成
- 写真の整理
- 行政向けの書類作成
- 打ち合わせ資料の作成
- 発注書類の作成
- 業者とのやりとり
- 請求書の作成・発送
- 報告書類の作成
もし施工管理の事務作業が不安であれば、転職前に下記の3つを勉強しておいて損はないかと。
※ただし、転職してからでも学べるので、先に転職しちゃってもOKです。
- 基礎的なパソコンスキル
- CADスキル
- コミュニケーションスキル
最終的には、研修がしっかりしている会社に転職するのが一番だと思います。
※研修でも事務作業のやり方を教えてくれるから。
未経験の施工管理の転職に失敗しないコツは、施工管理は未経験でも転職できる【研修がしっかりしてる会社を選ぶ】にまとめてます。
くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでも、未経験から施工管理に就職・転職したい人を募集しています。
会社説明会があるので、就職・転職の情報収集にどうぞ。
あなたの転職の参考になればうれしいです!