ネットで調べるとキツいみたいだけど、具体的にどうきついんだろう?
あと、やりがいも知りたいな。
僕は型枠大工に向いてるのかな?
こういった疑問に答える記事です。
本記事でわかることは下記のとおり。
- 型枠大工のきついところがわかる
- 型枠大工のやりがいがわかる
- 型枠大工に向いてる人の特徴がわかる
型枠大工は、コンクリート造の建物を建てるときに、コンクリートを流し込む型を造る大工さんです。
建築物自体を造るのではないので、一般的な大工さんとはちょっと違いますね。
もちろんきついところがあるので、就職する前に把握しておきましょう。
きついところだけでなく、当然ながらやりがいもある仕事です。
向き不向きは当然あるので、あなたが向いてるかもチェックしてから就職しましょう。
目次
型枠大工のきついところ5選
型枠大工のきついところは、下記の5つです。
- 厳しい先輩が多い
- 修行がきつい
- 悪天候での作業がきつい
- 荷上げがきつい
- 危険な仕事
1つずつ解説しますね。
①厳しい先輩が多い
なぜなら、職人の世界だから。
ミスすれば、怒られるのは間違いないです。
特に駆け出しの頃は、毎日怒られると思ってください。
厳しい理由は、危険な仕事だから。
気のゆるみは事故につながるので、厳しくされるんです。
厳しい先輩が多く、修行はきついですよ。
②修行がきつい
一人前になるのに8年はかかるから。
最初は、本当に何もできません。
自分の無力さを痛感するのも、きついところ。
8年は「修行の身」として、頑張るしかありません。
でも、修行を経て一人前になれば、頼られる存在になるし、独立とかも可能ですよ。
まずは8年、頑張りましょう。
③悪天候での作業がきつい
現場によっては、雨だろうが雪だろうが作業はあるから。
外作業なので、真夏や真冬の作業もきついですね。
また、悪天候だと作業が進まず、スケジュールが厳しくなることもあります。
そうなると、短時間で多くの仕事をこなさなければならず、かなり大変ですね。
天候が理由で、休日返上で働くこともあるのできついです。
④荷上げがきつい
理由は、体中がバキバキになるから。
荷上げとは、コンクリートを流す型枠を上の階の部分に上げる作業です。
現場によっては今でも人力だったりするので、なかなか大変。
筋力・体力ともに必要です。
荷上げのイメージは、下記のYoutubeがわかりやすいです。
参考:Youtube「型枠 大工 という仕事」
⑤危険な仕事
重たいものを扱うし、高所作業もあるから。
型枠に当たる板は、けっこう重量があります。
そもそもコンクリートを固めるための板なので、重くて当然ですよね。
高層ビルやマンションの建築だと、高所での型枠作業もあるため危険を伴います。
型枠大工に限った話ではありませんが、建設関係の仕事は常に危険と隣り合わせです。
そのため、緊張感がきついところですね。
型枠大工のやりがい4選
もちろんやりがいもあって、下記の4つですね。
- 完成した建物を見たとき
- 技術が身についてきたと実感したとき
- 型枠がピッタリできたとき
- 給料が増えたとき
こちらも1つずつ解説します。
①完成した建物を見たとき
自分たちの仕事が形になって、世の中の役に立ってるのが見れるからです。
例えばマンションができたら、そこに暮らす人たちを見てやりがいを感じます。
「このコンクリートは俺たちが造ったんだ」と思えるのは、大きなやりがいですね。
②技術が身についてきたと実感したとき
シンプルに、できなかったことができるようになると嬉しいですよね。
型枠大工の仕事は、主に下記の流れです。
- 拾い出し(積算)
- 墨出し
- 型枠の加工
- 建て込み
- コンクリートの固め
- 解体
1つずつ、少しずつ覚えていく感じですが、すべてができるようになったときは感無量。
「一人前になったな」と実感するとき、大きなやりがいを感じます。
※もちろん、一人前になるまでは大変ですよ。
参考:Youtube「建て込み1日目のルーティン」
③型枠がピッタリできたとき
型枠がピッタリとハマるのが、型枠大工の腕の見せ所だから。
一般的に、ズレは3mm以内とされています。
最初はもちろんうまくいかないし、やり直しもあります。
でも、失敗を積み重ねるうちに、ズレがなくなってきます。
ピッタリとハマったときの達成感はすごいですよ。
④給料が増えたとき
頑張りが認められた気がするからです。
ちなみに、型枠大工の平均年収は388万円です。
当然、見習いの時期は給料が低いですが、徐々に上がっていきます。
詳しくは、型枠大工の平均給料は年収388万円【さらに稼ぐ3つの方法も解説する】にまとめたのでどうぞ。
型枠大工に向いてる人の特徴5選
結論、型枠大工に向いてるのは下記のような人です。
- 打たれ強い人
- 筋力がある人
- 高いところが苦手じゃない人
- 貪欲な人
- 型枠大工が好きな人
できれば5つ当てはまってると良いですが、できれば3つ以上はほしいところ。
あなたがいくつ当てはまるか数えてみましょう。
1つずつ解説しますね。
①打たれ強い人
打たれ強さは重要です。
前述のとおり修行の世界だし、最初は怒られることがしょっちゅうだから。
怒られて立ち直れないほどのメンタルだと、やっていけません。
例えば、運動部とかで先輩にしごかれた人は、けっこう大丈夫かと。
②筋力がある人
重たいものを扱うからです。
最低限の筋力がないと、重たいものを落としてケガをしてしまいますよ。
※もちろん、他人にケガをさせてしまうこともあります。
ムキムキである必要はないですが、「いつも筋トレしてます」くらいの人が良いですね。
③高いところが苦手じゃない人
現場によっては、高所作業もあるからです。
高所恐怖症だと仕事にならないので、やめといた方がいいかも。
この辺は、就職前に高所作業の有無も確認しておきましょう。
④貪欲な人
貪欲に勉強する人が成功するから。
例えば、仕事以外の時間でも型枠大工の仕事について勉強する人とか。
なんの世界でもそうですが、勉強と実戦を多くやった人が成功します。
修行の世界なので、見習いの時期は「ワークライフバランス」とか言ってられないところもありますね。
空き時間を使って貪欲に勉強する人じゃないと、やっていけない仕事です。
⑤型枠大工が好きな人
基本中の基本ですが、型枠大工の仕事が好きな方がいいですよ。
「好きこそものの上手なれ」だから。
修行は厳しいので、嫌々やるのは無理です。
好きなら、辛いことがあっても乗り切れます。
まとめ【型枠大工のきついところを知った上で、慎重に検討しよう】
最後にもう一度、型枠大工のきついところをまとめておきます。
- 厳しい先輩が多い
- 修行がきつい
- 悪天候での作業がきつい
- 荷上げがきつい
- 危険な仕事
そして、型枠大工のやりがいは下記の4つです。
- 完成した建物を見たとき
- 技術が身についてきたと実感したとき
- 型枠がピッタリできたとき
- 給料が増えたとき
最後に、型枠大工に向いてる人の特徴は、下記の5つです。
- 打たれ強い人
- 筋力がある人
- 高いところが苦手じゃない人
- 貪欲な人
- 型枠大工が好きな人
結論、きつい仕事であることは間違い無いので、慎重に就職を検討してください。
本気でやってみたいなら、ぜひとも就職してみましょう。
今は「手に職」が一番の安定なので、手に職をつけて食っていくには最高の仕事です。
ちなみに型枠大工の年収は、型枠大工の平均給料は年収388万円【さらに稼ぐ3つの方法も解説する】にまとめたのでどうぞ。