ハウスメーカーの現場監督の仕事内容【キツいところとメリットも解説】

ハウスメーカーの現場監督の仕事内容【キツいところとメリットも解説】
考える男性
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ハウスメーカーの現場監督の仕事内容を知りたいな。

就職を考えてるんだけど、実際どうなんだろう?

きついところ、良いところも知りたいな。

こういった疑問に答える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • ハウスメーカーの現場監督の仕事内容がわかる
  • ハウスメーカーの現場監督のキツいところがわかる
  • ハウスメーカーの現場監督のメリットがわかる

 

私たちワット・コンサルティングは、現場監督の技術者派遣の会社です。

未経験から現場監督になりたい人を募集しています。

この記事では、ハウスメーカーの現場監督の仕事内容を解説します。

建てるのは住宅がメインなので、ゼネコンの現場監督とはちょっと違います。

ただし、ハウスメーカーの現場監督ならではの大変なところもあるので、知っておきましょう。

就活の参考にどうぞ!

ハウスメーカーの現場監督の仕事内容

ハウスメーカーの現場監督の仕事内容

ハウスメーカーの現場監督の仕事内容は、下記のとおりです。

  1. 工事のスケジュール作成・変更
  2. 現場で事故が起きないように安全管理
  3. 会社に利益が出るように調整
  4. 住宅の品質を維持する
  5. 施主(家を建てるお客さん)との打ち合わせ
  6. 職人さんとの打ち合わせ
  7. 行政への申請書類の作成・提出
  8. 設計業務
  9. 現場の写真撮影
  10. 近隣への挨拶
  11. トラブル対応

 

結論、一般的な現場監督とほぼ一緒です。

現場監督の仕事内容の詳細は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説【未経験者向け】にまとめたのでこちらをどうぞ。

また、新人現場監督の仕事内容は、現場監督(施工管理)1年目の新人の仕事内容9選【未経験者は研修が命】にまとめてます。

 

営業マンとの打ち合わせもある

一般的な建設会社とちょっと違うのは、営業マンとの打ち合わせが多いことです。

お客さんは営業マンから契約した手前、営業マンにいろいろに言いやすいから。

営業マンから「お客さんがこうしてほしいと言ってます」みたいに相談を受けて、実現していく感じです。

もちろん施主(お客さん)と直接話すこともありますが、割と営業マンに言う施主が多いですね。

 

地鎮祭や棟上げ式に出席

工事関係者として出席しないといけないからです。

ちなみに、地鎮祭と棟上式の違いは下記のとおり。

  • 地鎮祭:工事を始める前に工事の安全を祈願する
  • 棟上式:屋根の一番高いところの棟木(むなぎ)を取り付けたときに行う

 

地鎮祭は神主さんを招いて神事を行い、その後に軽く食事するイメージ。

棟上げ式は、儀式の後に建物内で食事をしたり、2階からお餅をまくイメージです。

こういう儀式に参加するのも、ハウスメーカーの現場監督の仕事です。

 

ハウスメーカーの現場監督のキツいところ【トラブル対応あり】

ハウスメーカーの現場監督のキツいところ【トラブル対応あり】

考える男性
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ハウスメーカーの現場監督って、どういうところがキツいの?

結論、下記の3つです。

  1. 現場はかけもち【スーパーマルチタスク】
  2. トラブルに対応しないといけない
  3. 職人さんとの信頼関係の維持が大変

 

1つずつ解説しますね。

 

①現場はかけもち【スーパーマルチタスク】

住宅工事は件数が多く、現場のかけもちが当たり前だから。

多い人だと、20軒くらいかけもちすることもあります。

それぞれの現場が、それぞれ別の工程だったりするので、すべてを把握しながら同時進行するのは難易度が高いです。

 

②トラブルに対応しないといけない

現場監督は、現場の責任者だから。

ありがちなトラブルは、営業マンとの連絡ミスですね。

施主は「営業マンに言った」と言ってても、営業マン→現場監督にうまく伝わってない、みたいな、、、

別の現場にいても、トラブルが起きればそちらに駆けつけないといけません。

 

また、複数の現場で同時にトラブルが起きると本当に大変です。

 

③職人さんとの信頼関係の維持が大変

なぜなら、職人さんとあまり会わないから。

現場をかけもちしてるので仕方ないのですが、どうしてもコミュニケーションが希薄になりがち。

職人さんとの人間関係が崩れると、工事を進めにくくなってしまいます。

※あくまでも、実際に家を建てるのは職人さんなので。

 

言うことを聞いてくれなくなると、関係修復には膨大な労力がかかります。

現場につきっきりじゃないので、信頼関係の維持はなかなか大変なところ。

 

ハウスメーカーの現場監督の4つのメリット

ハウスメーカーの現場監督の4つのメリット

考える男性
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ハウスメーカーの現場監督の良いところも知りたいな。

もちろんキツいばかりではなく、良いところも多いですよ。

具体的には下記の4つ。

  1. 大手ハウスメーカーの現場監督だと待遇がいい
  2. 2級の施工管理技士でもOK
  3. 現場は違えど業務は似てる
  4. 施主との距離が近いので直接感謝される

 

1つずつ解説します。

 

①大手ハウスメーカーの現場監督だと待遇がいい【年収・給料は高め】

大手のハウスメーカーだと、待遇が良いですね。

なんせ大手企業なので。

具体的には下記のとおり。

  1. 年収・給料が高め
  2. 福利厚生が良い
  3. 研修がしっかりしている

 

ちなみに、大手ハウスメーカーの平均年収は下記のとおりです。

  • 大和ハウス工業:918万円
  • 積水ハウス:802万円
  • ミサワホーム:709万円
  • 住友不動産:679万円
  • 三井ホーム:646万円

 

※各社の有価証券報告書より

けっこう年収は高めですよね。

小規模の工務店だと給料が低めだったり、福利厚生や研修が弱かったりするので、待遇が良いのはハウスメーカーの強みです。

 

②2級の施工管理技士でもOK

なぜなら、工事の規模が小さいから。

ちなみに、下記の場合は、1級の施工管理技士資格が必要です。

  • 下請に出す工事の総額が4500万円以上
  • 建築一式工事の総額が7000万円以上

 

ですが、住宅の場合は小規模な工事も多く、2級資格で十分なケースもありますね。

※2級の方が試験の難易度が低いです。

ちなみに施工管理技士については、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】にまとめてます。

実務経験がないと受験できないので、就職前の取得は考えなくてOKですよ。

 

③現場は違えど業務は似てる

なぜなら、ほぼ住宅だから。

忙しいですが、やることは住宅工事なので業務が似てます。

これがゼネコンだと多種多様な工事になるので、覚えることは多くて大変ですよ。

ちなみにゼネコンについては、大手の建設会社の一覧をまとめてみた【業界のきついところや将来性】にまとめてます。

 

④施主との距離が近いので直接感謝される

施主が個人なので、距離感は近いです。

無事に住宅ができると「ありがとう」と直接いってもらえるのは、大きなやりがいですね。

人の役に立ってる実感を強く感じたい人は、ハウスメーカーの現場監督も良いと思いますよ。

 

まとめ【ハウスメーカーの現場監督はかけもちが大変だけど、やりがいがある】

まとめ【ハウスメーカーの現場監督はかけもちが大変だけど、やりがいがある】

結論、ハウスメーカーの現場監督の仕事内容は普通の現場監督と一緒ですが、下記の2つがちょっとした違いです。

  1. 営業マンとの打ち合わせもある
  2. 地鎮祭や棟上げ式に出席

 

キツいところは下記の3つ。

  1. 現場はかけもち【スーパーマルチタスク】
  2. トラブルに対応しないといけない
  3. 職人さんとの信頼関係の維持が大変

 

メリットは下記の4つです。

  1. 大手ハウスメーカーの現場監督だと待遇がいい
  2. 2級の施工管理技士でもOK
  3. 現場は違えど業務は似てる
  4. 施主との距離が近いので直接感謝される

 

良いところもキツいところも知った上で、就職を検討してみてください。

 

もし本気で現場監督になってみたいなら、さっそく就活を始めましょう。

1日でも早く就活を始めた人が内定を勝ち取るので、今日から動くべき。

できることからでいいので、就活の準備を進めましょう。

 

また、冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングは未経験から現場監督になりたい人を募集しています。

ワット・コンサルティングの強みは下記の6つ。

  • 定着率83.2%(業界平均は約70%)
  • 未経験者の採用率80%
  • 累計1500名の未経験者を育成
  • 優良派遣事業者に認定されている
  • 社会保険完備+資格取得奨励金あり
  • 60日間の研修で基礎をしっかり学べる(研修期間の長さは業界平均の2倍)

 

興味があれば、就活の情報収集に活用してみてください。

あなたの就活がうまくいくことを祈ってます!

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