大工の仕事内容を解説する【見習いは大変だけど約5年修行すればOK】

大工の仕事内容を解説する【見習いは大変だけど約5年修行すればOK】
考える男性
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大工の仕事内容を知りたいな。

家を建てるのはわかるけど、具体的にどんな仕事をしてるの?

 

あと、1日のスケジュールも知りたいな。

休みの日とかって、どうなってるんだろう?

それと、実際に大工になる方法も知りたいな。

こういった疑問に答える記事です。

本記事でわかることは下記のとおり。

  • 大工の仕事内容がわかる
  • 大工の1日のスケジュールがわかる
  • 大工になる方法がわかる

 

大工という仕事があるのは知ってるけど、具体的にどんな仕事をしてるのかって見えにくいですよね?

なので、大工さんの仕事内容を解説します。

具体的な仕事内容を知って、大工になるか検討してみてください。

大工の仕事内容を解説する

大工の仕事内容を解説する

大工の仕事内容を簡単にいうと、木造の建物を建てることです。

例えば、日本の住宅は木造家屋が多く、そのほとんどは大工さんによって建てられています。

また、新築だけではなく、近年はリフォームも増えていますね。

 

大工の仕事の流れ

では、大工さんの具体的な仕事の流れを見ていきましょう。

大まかには、下記のような流れです。

  1. まずは設計図面を確認する
  2. 現場で建築計画を建てる
  3. 部材(木材)のチェックと微調整
  4. 建物の骨組みと屋根・外壁・内壁・床下・天井の下地を組む
  5. 建物に防水シートをかけて骨組みが濡れないようにする
  6. 内装の工事

 

近年は2×4などの普及で、現場に送られてくる部材(木材)を組み立てるだけの仕事が多いです。

ただ、湿度によって部材は収縮するため、現場で微調整が必要。

カンナで削ったり、ノコギリで切ったりするイメージですね。

ちなみに2×4については、木造建築を名称や構造図で紹介【デメリットもあるから注意】にまとめてます。

木造建築を名称や構造図で紹介【デメリットもあるから注意】

 

建物の組み立て作業

部材を組み立てて、建物の形にしていきます。

具体的な流れは下記のとおり。

  1. 建物の骨組みを組む
  2. 屋根・外壁・内壁・床下・天井などの下地を組む
  3. 床や壁板の取り付け
  4. 窓やサッシの取り付け

 

特に、建物の骨組みと、屋根・外壁・内壁・床下・天井などの下地組みは時間との勝負。

なぜなら、骨組み部分が雨で濡れてしまう部材が収縮し、全体の仕上がりに影響するから。

 

建物の骨組みと、屋根・外壁・内壁・床下・天井などの下地組みは、天気の良い日に1~2日で仕上げてしまうのが普通です。

それが終わったら、防水シートをかけて、他の部分を組み立てていくイメージですね。

出典:Youtube「【大工】建前の1日に密着!プロの職人さんは凄かった!

 

【ちなみに】町大工は部材の切り出しから行う

前述のとおり、近年は部材を組み立てるだけの工事が多いですが、昔ながらの町大工は部材の切り出しから行います。

設計図どおりに木材を切り出して、現場に運んで組み立てる感じですね。

技術的にはかなりハイレベルなので、修行期間は長くなります。※10年くらい。

 

大工の棟梁の仕事内容

「棟梁」とは、簡単にいうと親方のことです。

棟梁の仕事内容は、主に下記のとおり。

  • 設計図面の確認と、建築計画を立てる
  • 現場の指示、監督
  • 勤怠管理
  • 現場のスケジュール管理
  • 見習いへ指導
  • CADを使った図面作成
  • 建築士との打ち合わせ
  • 施主(依頼主)との打ち合わせ

 

一言でいうと、現場のリーダーです。

自分で手を動かすこともありますが、メインは現場の管理ですね。

 

近年は棟梁もITスキルが求められており、下記も必要なスキルです。

  • アプリを使って従業員の勤怠管理
  • CADソフト(設計ソフト)の操作

 

ちなみにCADソフトについては、CADオペレーターの仕事内容を解説【未経験者は研修を受けましょう】を参考にどうぞ。

CADオペレーターの仕事内容を解説【未経験者は研修を受けましょう】

また、棟梁にはコミュニケーションスキルも必要です。

例えば、設計図面と実際が違っていた場合は、建築士と打ち合わせが必要。

 

施主(依頼主)が工事現場を見にくることや、打ち合わせをすることもあり、コミュニケーションスキルが必要です。

結論、棟梁は技術だけでは務まらないということですね。

 

見習い大工の仕事内容

大工になると、当然最初は見習いからスタートします。

見習い大工の仕事内容は、主に下記のとおり。

  • 道具の手入れ
  • 現場の掃除、片付け
  • 棟梁や先輩大工の指示に従って行動する

 

簡単にいうと、雑用からスタートする感じ。

大工=修行の世界なので、最初は雑用が当然ですね。

先輩に教えてもらいながら、徐々に仕事を覚えていきましょう。

 

大工の修行期間は5年くらい

ちなみに、大工の修行期間はだいたい5年くらいと言われています。

※もちろん、本人の向き不向きにもよりますが。

昔の大工修行は10年くらいと言われてましたが、近年は機械の道具が進化しているため、較的短期間で修行を明けるイメージです。

ただ、部材の微調整など細かい仕事は職人技が必要なので、きちんと修行しないとダメですよ。

 

建築大工の仕事内容

ちなみに、上記で解説してきた仕事内容は、「建築大工」と言われる大工の仕事です。

簡単にいうと、新築とリフォームを行うのが建築大工の仕事。

実際、建築大工になる人が多く、人気の仕事です。

 

造作大工の仕事内容

「造作大工」とは、内装工事の大工のことです。

建物の基礎部分ができたら、内装大工が仕事を始めます。

 

建築大工は昼間の作業がほとんどですが、内装大工は夜間作業がある場合も。

内装=屋根があるし、明かりもつけられるので、夜も仕事になりやすいです。

必然的に長時間労働になりやすいので、大工の中ではちょっときつい方ですね。

 

型枠大工の仕事内容

「型枠大工」とは、鉄筋コンクリート造の建物を造るときに、コンクリートを流し込む木の枠を造る大工です。

なので、木造の建物を造るのではなく、もっぱら型枠だけを造る特殊な大工さんですね。

型枠大工の仕事内容については、型枠大工の平均給料は年収388万円【さらに稼ぐ3つの方法も解説する】にまとめたので、興味あればどうぞ。

型枠大工の平均給料は年収388万円【さらに稼ぐ3つの方法も解説する】

 

宮大工の仕事内容

宮大工とは、主に神社や寺院を造る大工さんです。

神社や寺院は、釘を使わない「木造軸組み工法」という建て方で、特殊な技術が必要です。

木造軸組工法については、木造建築を名称や構造図で紹介【デメリットもあるから注意】にまとめてます。

 

また、「数寄屋」と言われる伝統工法も担当します。

参考:数寄屋建築を解説します【京都に残る古い数寄屋や現代の事例も紹介】

数寄屋建築を解説します【京都に残る古い数寄屋や現代の事例も紹介】

伝統的な技術の習得が必要なので、修行期間は10年以上かかります。

大工さんの中でも、もっともレベルが高い仕事でしょう。

装飾された部材の作成などもあるので、目指すなら長年修行する覚悟をしましょう。

 

大工の仕事道具

大工さんの主な仕事道具は下記のとおり。

  • ノコギリ
  • 金づち
  • カンナ
  • ノミ
  • スケール
  • 腰袋
  • コンプレッサー
  • 丸のこ
  • 鉄砲(釘打ち)
  • 差し金
  • 電卓
  • 墨つぼ
  • 水平器

 

今はほとんど機械の道具ですが、部材の細かい微調整は昔ながらの大工道具を使います。

 

ちなみに、必要最低限の道具にかかるお金は5~10万円くらい。

初期投資が必要なので覚えておきましょう。

会社によっては貸してくれるところもありますが、原則的には自分の仕事道具をそろえていくイメージです。

 

大工の1日の流れ

大工の1日の流れ

大工さんの1日のスケジュールは、下記のようなイメージです。

  • 7:00:会社から出発
  • 8:00:作業開始
  • 10:30:休憩
  • 12:00:昼休憩
  • 13:00:午後の作業スタート
  • 15:00:休憩
  • 17:00:仕事終了
  • 19:00:帰社

 

だいたいどこも、こんな感じの毎日です。

結論、朝は早いですが、そこまで夜遅くならない感じ。

理由は、夜遅くまで工事すると騒音問題になるから。

 

ただし、工期が迫っているときは、夜中まで作業することもあります。

特に建築大工は、仕事が天候に左右されるので、雨が続くと工程が後ろに詰まるのでキツくなります。

 

ちなみに、雨の日は休みになることもありますが、大工は日当制が多く、休み=収入がありません。

雨が多い月は収入が減ることもあるので、一応知っておきましょう。

この辺の大工の収入事情は、大工の平均年収は415万円【向いてる人の7つの特徴や年収アップ方法】にまとめてます。

大工の平均年収は415万円【向いてる人の7つの特徴や年収アップ方法】

 

大工の休日

大工の休日は、日曜日と祝日のみです。

月~土曜まで仕事なので、正直、休みは少ないです。

これは建設業界全体に言えることなんですが、まだ週休1日制の会社が多いですね。

 

ただ、業界全体としては「週休2日にしよう」という流れでして、国も動いている状態。

詳しくは、建設業の週休2日は2021年度末までに実施予定【でも問題は多い】にまとめてます。

建設業の週休2日は2021年度末までに実施予定【でも問題は多い】

 

未経験から大工になる4つの方法

未経験から大工になる4つの方法

考える男性
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大工さんの仕事内容は、なんとなくわかったよ。

で、実際に大工になるにはどうしたらいいの?

結論、下記の4つの方法で就職すればOKです。

  1. 工務店に就職する
  2. 棟梁に見習いとして弟子入りする
  3. 職業訓練校で学んでから就職する
  4. 専門学校で学んでから就職する

 

正直、大工は学歴関係なしなので、やる気と根性さえあれば就職できます。

大工さん自体が人材不足だし、若者を欲しているので、就職自体はあまり問題ないでしょう。

求人情報を集めて、良さそうな会社の話を聞いてみてください。

 

大工になるのに資格はいらない

ちなみに、大工になるには資格も不要です。

  • 無資格
  • 未経験
  • 学歴関係なし

 

でできる仕事です。

特に事前練習をしなくても就職できるので、本気ならまず就職しましょう。

 

就職してから資格を取得していけばOKなので、最初は資格を気にしなくてOKです。

ちなみに大工の資格については、大工に資格はいらない【いずれ取得した方がいい資格一覧も紹介する】をどうぞ。

大工に資格はいらない【いずれ取得した方がいい資格一覧も紹介する】

 

まとめ【大工の仕事内容に興味をもったら、就職してみましょう】

まとめ【大工の仕事内容に興味をもったら、就職してみましょう】

この記事をまとめます。

  • 大工は、建物を建てたり、リフォームする仕事
  • 近年は現場で部材を組み立てるだけ工事が多く、修行期間は5年くらい
  • 見習い期間は雑用をしながら、先輩に教えてもらいつつ成長すべし
  • 大工の朝は早いけど、夜はそんなに遅くない
  • 大工に就職する方法は4つある。本気なら就職すべし

 

ということで、本気で大工になってみたいなら、就職しましょう。

建物ができたときの達成感は、ちょっと他の仕事では味わえないですよ。

 

ちなみに、他の職人系の仕事だと、鳶や左官があります。

鳶や左官については、下記の記事にまとめたので参考にどうぞ。

 

あなたの就職の参考になればうれしいです。

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