取得するのはけっこう難しいのかな?
あと、他にも取得しておいた方がいい資格も知っておきたい。
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 建築コンクリートブロック工事士の基礎がわかる
- 建築コンクリートブロック工事士の試験内容や難易度がわかる
- 建築コンクリートブロック工事士と併せて取得した方がいい資格がわかる
建築コンクリートブロック工事士とは、建築コンクリートブロック工事の材料、構造、施工、原価管理などの施工管理や設計管理を行う民間資格です。
公益社団法人日本エクステリア建設業協会が主催しています。
この記事では、建築コンクリートブロック工事士の基礎や試験内容を解説します。
また、キャリアアップに有益な他の資格も紹介するので、今後の学習計画の参考にしてみてください。
目次
建築コンクリートブロック工事士とは
建築コンクリートブロック工事士とは、建築コンクリートブロック工事の材料、構造、施工、原価管理などの施工管理や設計管理を行う民間資格です。
ブロック塀の工事は、公共工事だと検査がありますが、民間工事だと検査がありません。
なので、工事の方法を間違えると倒壊するリスクがあります。
正しい知識を技術でブロック塀などコンクリートブロック工事ができるスペシャリストが必要であり、それが「建築コンクリートブロック工事士」です。
建築コンクリートブロック工事士があることお客様から信頼され、工事を受注しやすくなるメリットがあります。
建築コンクリートブロック工事士の更新や他の資格との関係
建築コンクリートブロック工事士は、5年ごとに更新が必要です。
主催である「公益社団法人日本エクステリア建設業協会」で更新手続きを行います。
また、建築コンクリートブロック工事士を取得すると、下記の2つの資格の受験資格要件を満たします。
- 1級エクステリアプランナー
- ブロック塀診断士
コンクリートブロックのスペシャリストになるためにも、取得しておきたい資格ですね。
建築コンクリートブロック工事士の試験内容
具体的な試験内容は下記のとおりです。
- 受験資格:25歳以上なら誰でも受験できる
- 申込み時期:11月
- 講習と試験:12月
- 講習+試験の時間:10:00~16:45
- 受講・試験地:東京
- 受講・試験料:29700円(受講料20350円、試験費用9350円)
- 合格発表:1月
- 合格後の資格登録料:8400円
試験当日のスケジュールは下記のとおりです。
- 午前中:講習
- 午後:試験(技術審査)
おおまかな試験問題は下記のとおり。
- 技術的知識と施工技術(材料・構造・施工・積算・工程)
- 図面の作成
建築コンクリートブロック工事士の難易度は低め
結論、難易度は低めです。
合格率は公表されていませんが、多くの人が合格しています。
午前中の講習をきちんと聞いていれば、十分に合格できる試験です。
建築コンクリートブロック工事士は市販のテキストなし【講習が命】
残念ながら、建築コンクリートブロック工事士の市販テキストはありません。
しいていえば、コンクリートブロックに関するYouTube動画で予習するくらいですね。
くりかえしですが、午前中の講習をきちんと聞いて勉強しましょう。
午後の試験に入る前に、講習内容の復習もお忘れなく。
建築コンクリートブロック工事士と併せて取得したい資格3選
結論、下記の3つの資格がおすすめです。
- 土木施工管理技士
- 造園施工管理技士
- 左官技能士
いずれも土木工事やコンクリートブロックと関連する資格です。
1つずつ解説します。
①土木施工管理技士
土木施工管理技士は、土木工事の施工管理を行う国家資格です。
建築コンクリートブロック工事士もコンクリートブロック工事の施工管理を行いますが、土木工事施工管理技士はもっと広域の土木工事の施工管理をするイメージですね。
土木施工管理技士があると「公共工事を受注しやすい」などのメリットもあるため、多くの会社が土木施工管理技士を採用したがっています。
なので、資格を取得しておくと転職も有利。
また、転職しなくても昇進・昇給など年収アップもしやすい資格です。
土木工事の施工管理をしてる人なら、必ず取得したいところですね。
1級と2級があり、担当できる工事の規模が違います。
詳しくは下記の2記事にまとめてるので、参考にどうぞ。
②造園施工管理技士
造園施工管理技士は、造園工事の施工管理を行う国家資格です。
特にブロック塀は造園工事と関わりが深いので、造園の施工管理に関わる人なら取得しておきたい資格です。
先ほどの土木施工管理技士と同様、造園施工管理技士を取得すると転職が有利になったり、昇進・昇給しやすくなります。
詳しくは下記の2記事にまとめたので、参考にどうぞ。
③左官技能士
左官技能士は、左官工事の技術を証明する資格です。
ブロック塀は左官工事もあるため、こちらも有益な資格といえます。
施工管理を行う施工管理技士と違い、左官技能士は技術者向けの資格です。
特に左官工の人は、技術を証明するためにも取得しておきましょう。
詳しくは、左官技能士の試験内容を解説【1級・2級・3級の合格率や勉強方法】にまとめてます。
まとめ【建築コンクリートブロック工事士を取得してキャリアップしよう】
この記事をまとめます。
- 建築コンクリートブロック工事士は建築コンクリートブロック工事の施工管理などを行う資格
- 午前中に講習を受けて、午後の試験に合格すると資格を取得できる
- 試験の難易度は低め。午前中の講習をきちんと聞きましょう
- 市販のテキストはないので、講習をまじめに聞くべし
ということで、建築コンクリートブロック工事士はキャリアアップに有益な資格なので、ぜひとも取得しましょう。
試験情報の詳細は、公益社団法人日本エクステリア建設業協会のホームページで確認してみてください。
また、建築コンクリートブロック工事士と併せて取得した方がいい資格は下記の3つです。
- 土木施工管理技士
- 造園施工管理技士
- 左官技能士
詳しくは下記の記事にまとめたので参考にどうぞ。
あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです。