いまいち役割とか仕事内容がよくわからないんだよね。
どんなコンサルタント会社があるんだろう?
あと、なんか資格っているのかな?
けっこう大変な仕事なのかなぁ…?
こういった疑問に応える記事です。
本記事でわかること下記のとおり。
- 建設コンサルタントとは【わかりやすく解説する】
- 大手建設コンサルタント会社のランキングTOP10
- 建設コンサルタントの資格
- 建設コンサルタント業界の仕事はきついのか解説【年収も紹介】
建設コンサルタントって、何をやってるのかイメージしにくいですよね?
この記事では、建設コンサルタントの仕事をわかりやすく解説します。
また、建設コンサルタントの業務の大変さも紹介します。
建設コンサルタントの理解を深めるために、参考になればうれしいです。
目次
建設コンサルタントとは【わかりやすく解説する】
建設コンサルタントとは、工事の発注者(お客さん側)に知識をアドバイスする仕事です。
お客さん側は建設の知識がないので、専門家が必要ですからね。
例えば、道路を造りたいお客さんがいるとしましょう。
でも、お客さんが道路の造り方や法律とかを知りません。
なので、専門家の建設コンサルタントがついて、アドバイスを行います。
建設コンサルタントの仕事内容
建設コンサルタントは、具体的に下記のような仕事をします。
- 工事の企画
- 現地の調査
- 工事の設計
簡単にいうと、工事の設計図を作る仕事です。
ちなみに、工事はしません。
工事をするのは建設会社なので。
- 設計図を作る→建設コンサルタント
- 設計図を元に工事する→建設会社
という関係性です。
建設コンサルタントでわかりやすい動画があるので、参考にどうぞ。
引用元:Youtube「教えて!ケンコンさん ~建設コンサルタントの仕事と魅力~」
建設コンサルタントと建築士の違い
と思うかもですね。
建設コンサルタントと建築士は、設計するものとお客さんが違います。
設計するもの | お客さん | |
建設コンサルタント | インフラ(道路・トンネル・ダムなど) | 国や地方自治体がメイン |
建築士 | 家やビルなど | 民間企業や一般人 |
すごーく簡単にいうと、建設コンサルタントの方が大規模な工事設計を請け負います。
建設コンサルタントが対応するのは、
- 道路
- トンネル
- ダム
- 河川
- 上下水道
- 橋
- 港
- 空港
- 鉄道
- 公園
- 災害復旧
などの公共工事がメインです。
簡単にいうと、まちづくりの設計をする仕事です。
地質調査など専門的な知識も必要なので、建築士とは明らかに違います。
環境汚染にならないための知識も必要です。
大手建設コンサルタント会社のランキングTOP10
大手の建設コンサルタント会社の売上高ランキングは下記のとおりです。
トップクラスになると、かなり売上も高いです。
順位 | 社名 | 売上高 |
1位 | 日本工営 | 504億円 |
2位 | パシフィックコンサルタンツ | 504億円 |
3位 | 建設技術研究所 | 351億円 |
4位 | JR東日本コンサルタンツ | 210億円 |
5位 | オリエンタルコンサルタンツ | 210億円 |
6位 | 八千代エンジニヤリング | 206億円 |
7位 | オリエンタルコンサルタンツグローバル | 186億円 |
8位 | 日水コン | 178億円 |
9位 | エイト日本技術開発 | 176億円 |
10位 | いであ | 173億円 |
就職や転職の参考にどうぞ。
建設コンサルタントの資格
建設コンサルタントの資格は、下記の2つです。
- 技術士
- RCCM
両方とも、建設コンサルタントに必要な知識を証明する資格ですね。
ちなみに、
- 技術士:国家資格
- RCCM:建設コンサルタンツ協会の認定資格
となっており、技術士の方が上位資格となります。
建設コンサルタントとして活躍したい人は、取得を目指しましょう。
会社によっては施工管理技士も有効
建設コンサルタントの会社によっては、施工管理技士があると有利です。
施工管理を行う会社もあるので。
施工管理とは、簡単にいうと現場監督のことです。
施工管理については、
施工管理とは?をわかりやすく解説【未経験・資格なしでも大丈夫】にまとめています。
https://kensetsu-gyokai.com/sekokan-wakariyasuku/
また、施工管理技士の資格については、
施工管理技士の資格の種類や試験の難易度が参考になります。
建設コンサルタント業界の仕事はきついのか解説【年収も紹介】
建設コンサルタントは、
- 激務
- きつい仕事
という認識がある人もいるかと。
実際はどんな感じなのかまとめたので、就職・転職の参考にどうぞ。
建設コンサルタントの仕事はきついのか【魅力ある仕事です】
決して楽な仕事ではありません。
会社によっては、かなり忙しいです。
社会インフラの設計なので、かなり責任も重たい仕事。
緊張感とプレッシャーはすごいものがあるでしょう。
でも、仕事の規模が大きい分、完成したときの喜びはひとしおです。
きつい仕事でも、やりがいをもって働きたい人におすすめです。
建設コンサルタントの仕事はつまらないのか【目的意識次第】
結論、本人の目的意識がすべてです。
責任が重くプレッシャーもある仕事なので、目的意識をもってないと難しいと思います。
「なぜ建設コンサルタントで働くのか?」が明確なら、つまらない仕事にはなりません。
建設コンサルタントの仕事は激務なのか
激務とまではいかなくても、忙しい会社は多いです。
理由は下記の2つ。
- 勉強しながら仕事をするから
- 案件が同時進行するから
専門的な知識が必要な仕事なので、勉強しながら進めることが多いです。
勉強が必要な分、どうしても時間がかかる仕事です。
案件は複数担当することが多く、仕事×勉強×複数案件で忙しい仕事です。
建設コンサルタントの年収は500万円くらい
建設コンサルタントの年収はけっこう開きがあるのですが、平均で500万円くらいです。
専門的で難しい仕事なので、年収は高めです。
優秀な建設コンサルタントやプロジェクトリーダーになると、もっと稼ぐ人もいますね。
大手だと、年収1000万円以上稼ぐ人もいるくらいです。
経験と知識が増えていけばたくさん稼げるので、なかなか夢のある仕事。
建設業界でたくさん稼ぎたい人は、ぜひ挑戦してみてください。
建設コンサルタントに向いてる人の特徴
結論、建設コンサルタントに向いてる人は、下記のような人です。
- 論理的に問題を解決できる人
- 常に学び続ける人
- 大規模工事に魅力を感じる人
- プレッシャーに強い人
- 体力のある人
少しでも当てはまるようなら、あなたは建設コンサルタントとしてやっていけるかもしれません。
建設コンサルタントは未経験の転職が難しい【建設系の学校を卒業してれば可能性あり】
建設コンサルタントは難しい知識も必要なため、未経験から転職するのは難しいです。
ただし、建設系の大学や高専を卒業していれば可能性はあります。
具体的には、下記のような勉強をしていれば転職できる可能性ありです。
- 土木
- 地質
- 都市計画
- 造園
- 設計
正直、若いときから建設コンサルタントを目指していた人がなれる仕事でもあるので、未経験者が転職するのは難しいでしょう。
まとめ【建設コンサルタントとは、発注者にアドバイスや設計をする仕事】
この記事をまとめます。
- 建設コンサルタントは、工事の企画・現地の調査・工事の設計などを行う
- お客さんは国や地方自治体が多く、インフラなど公共工事を担当する
- 社会インフラの設計業務なので、建築士とは違う
- 大手の建設コンサルタント会社の売上高は高い
- 建設コンサルタントの資格は技術士とRCCMで、施工管理技士が有利な会社もある
- 建設コンサルタントの仕事は大変だけど、やりがいがある
- 勉強が必要で案件も同時進行なので、忙しくなりがち
- 建設コンサルタントの平均年収は500万円くらい
建設コンサルタントに就職・転職を考えているあなたの、参考になればうれしいです。
ちなみに、記事内で紹介した他の建設系の仕事は、
- 建築士
- 施工管理技士
などがあります。
2つの仕事(資格)については、下記にまとめたので参考にどうぞ。