今の会社は残業や休日出勤が多いので、働きやすそうな公務員に転職したい。
定年まで安定して働けそうだし。
でも、今から施工管理の公務員になれるのかな?
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 施工管理から公務員に転職できるとわかる
- 公務員の施工管理の仕事内容がわかる
- 施工管理の公務員試験の対策がわかる
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の転職サポートを行う会社です。
結論、施工管理から公務員に転職は可能です。
技術系の公務員の採用枠があるからです。
国家資格や現場経験があれば、比較的採用されやすいのでチャンスですよ。
公務員試験対策も解説するので、転職の参考にどうぞ!
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
施工管理から公務員に転職できる
結論、施工管理から公務員に転職できます。
各自治体で、技術系公務員の募集があり、施工管理の技術者を採用しているからです。
地方公務員の技術職で、施工管理に関係する募集は下記です。
- 土木
- 建築
- 電気
「社会人経験者採用枠」だと59歳まで応募できるので、年齢が高い施工管理技術者でも公務員になれる可能性はあります。
詳しくは各自治体の募集要項を確認してみてください。
公務員の施工管理の仕事内容
簡単にいうと、公共工事を発注→管理する仕事です。
民間の建設会社と大きく違うのは、工事を発注する側になることですね。
- 公務員:工事を発注
- 民間の建設会社:工事を受注
主に「公共工事の発注」が仕事となります。
公務員の施工管理の仕事の流れ
大まかな業務フローは下記のとおり。
- 工事計画の策定
- 工事業者の入札の対応
- 図面の確認
- 工事業者との契約
- 現場の工事管理
- 完成のチェック
「工事計画の策定」の段階では、建設コンサルタントにも相談することもあります。
参考:建設コンサルタントをわかりやすく解説【大手ランキングや年収】
また、建設物ができたことで新しい条例を作ることもあります。
民間の施工管理とは仕事内容が大きく違いますね。
公務員の施工管理の4つのメリット
メリットは下記の4つです。
- 終身雇用
- 転勤が少ない
- 残業や休日出勤は少ない
- 大規模な土木や建設工事に関われる
公務員なので、基本的には終身雇用です。
地方公務員が多いので、転勤があっても県内のみ。
民間の建設会社じゃないので、残業や休日出勤は少ない傾向ですね。
プライベートを両立させたい人で、公務員に転職する人は多いです。
公共工事なので、大規模なインフラ工事にも関われます。
「社会の役に立ってる」という実感が強いのも魅力ですね。
公務員の施工管理の3つのデメリット
デメリットは下記の3つです。
- 現場が好きな人には向かないかも
- 細かい事務作業が多い
- 民間より給料が低い
基本的にはオフィスワークが中心です。
現場でバリバリやるのが好きな人には、ちょっと物足りないかもしれません。
下記のような事務作業が多め。
- 建設物を造るための資料作り
- 各所への書類申請
- 予算を使い切るための計画づくり
役所はIT化が遅れていることもあり、手作業の事務も多くなり大変です。
また、民間より残業や休日出勤が少ないため、年収ダウンは覚悟した方がいいかもしれません。
【冷静に考えよう】本当に公務員じゃなきゃダメですか?
どうしようかなぁ…
と迷う人は、改めて「転職したい理由」を考えてみましょう。
下記に該当するなら、公務員以外にも方法はあるかと。
転職したい理由 | 公務員以外の方法 |
残業が多すぎる | 残業が少ない会社に転職 |
休日が少ない | 休日が多い会社に転職 |
給料が少ない | 給料が高い会社に転職 |
転勤したくない | 転勤がない会社に転職 |
体がきつい | 今よりハードじゃない会社に転職 |
民間でも問題が解消する可能性があるなら、広めに選択肢をもっておきましょう。
冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングは施工管理の転職サポートを行なっています。
あなたの希望に合う求人を紹介できるかもしれないので、情報収集に活用してみてください。
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施工管理の公務員試験の対策
試験勉強とか大丈夫かなぁ…?
技術系公務員の社会人経験者採用枠は、一般的な公務員試験と違います。
自治体によっては、教養試験(五科目の試験)が免除されるところもあります。
特に、下記の国家資格があると一次試験が免除になる自治体もあって、有利ですよ。
- 施工管理技士
- 一級建築士
- 技術士
- 建築設備士
まだ取得してない人は、公務員を目指す前に取得してしまうのもおすすめです。
技術系公務員の試験内容
技術系公務員の試験内容は、主に下記のとおりです。
- 経験者基礎試験
- 論文
- 適性検査
- 面接
※詳しくは各自治体の募集要項を確認してください。
一応、参考書や過去問集で試験勉強はしておくと無難ですね。
最重要は面接【志望動機を重視される】
技術系公務員の社会人経験者採用枠で最重要なのは、面接です。
理由は「なぜ公務員になりたいのか?」を重視されるから。
つまり「志望動機」ですね。
でも、こんなことストレートに言ったら採用されないでしょ?
志望動機のコツは「エピソードを添えること」です。
エピソードがあるだけで説得力が増すからです。
公務員面接の志望動機の例文
例えば、こんな感じの志望動機だと印象が良いですよ。
私の大学の友人に、公務員で施工管理をやっている人がいます。
たまに会って仕事の話を聞いていたのですが、仕事の規模の大きさに魅了されました。
民間の建設会社に勤めており、もちろんやりがいもあるのですが、公共工事とは規模が違います。
友人の話を聞いて「私も公務員として施工管理をやってみたい」と思うようになりました。
民間での実績は自信がありますし、資格も取得しています。
きっとお役に立てると思います。
地域のために貢献していきたいです。
大したことは言ってませんが、「大学の友人のエピソード」が入るだけで説得力がありますよね。
結論、志望動機にはエピソードを入れましょう。
まとめ|施工管理から公務員に転職できる
結論、民間で施工管理の経験があれば、公務員に転職できる可能性はあります。
下記のような国家資格があると、さらに有利です。
- 施工管理技士
- 一級建築士
- 技術士
- 建築設備士
民間の経験を活かして活躍できるので、本気ならさっそく公務員試験対策を始めましょう。
まだ公務員への転職を迷っているなら、改めて「あなたが転職したい理由」を考えてみてください。
あなたの悩みが他の会社で解消されるなら、民間への転職でもOKかと。
※民間なら、公務員試験みたいに面倒な準備が不要です。
くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングは施工管理の転職サポートを行なっています。
あなたの悩みを解消できる求人を紹介できるかもしれないので、情報収集に活用してみてください。
あなたの転職の参考になればうれしいです!