家族と離れ離れの単身赴任はイヤだ…
少し給料が下がってもいいから、地元で落ち着いて働きたいなぁ…
でも、転勤や出張がないと何かデメリットがあるのかな…?
こういった疑問や要望に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 施工管理に転勤や出張が多い理由がわかる
- 転勤や出張なしで働く方法がわかる
- 転勤や出張がないデメリットがわかる
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣や転職サポートを行う会社です。
施工管理向けの転職サポート「SAN-SUKE」も運営しています。
建設業の施工管理は転勤・出張が多いですよね。
特に長期出張はつらいことも。
でも、転勤・出張なしで働く方法はあります。
この記事を読むと「転勤・出張なしの働き方」がわかるので、特に家族との時間を増やしたい人は最後まで読んでみてください。
「転勤・出張なしで働く5つのデメリット」も紹介します。
デメリットを許容できそうなら、転職してもいいかと。
あなたの人生設計の参考にどうぞ!
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
施工管理は転勤や出張の頻度が多い7つの理由
まず、施工管理の転勤や出張が多い理由は下記の7つです。
施工管理の転勤や出張が多い理由
- 現場が変わるから
- 大手ほど現場エリアが広いから
- 想定外のトラブルが起きるから
- 災害復興など急に人が必要な現場があるから
- 派遣会社の場合は派遣先が変わるから
- 他の現場をサポートするケースがあるから
- 会社がスキルアップを図りたいから
念のため解説します。
※「前置きはいいから、転勤・出張なしで働く方法を教えて!」という人は、施工管理が転勤や出張なしで働く2つの方法をクリックすると該当箇所にとべますよ。
【理由1】現場が変わるから
ご存じのとおり、施工管理は現場が変わります。
建設物が完成したら次の現場にいきますよね。
現場が遠いと、転勤や出張が発生します。
【理由2】大手ほど現場エリアが広いから
大手の建設会社ほど現場のエリアが広いため、転勤・出張になりやすいです。
「半年前は東京にいたのに、今は北海道にいる」なども普通です。
超大手になると、海外出張もあります。
大手に勤める人ほど、転勤・出張するつもりでいた方がいいでしょう。
【理由3】想定外のトラブルが起きるから
建設現場では、想定外のトラブルがつきものです。
他の現場で人員が足りなくなったら、応援にいく必要もあるでしょう。
※「他の現場のスケジュールが遅れている」など。
頻度は会社によって様々ですが、特に人員が足りてない会社は転勤・出張が多いこともあります。
【理由4】災害復興など急に人が必要な現場があるから
災害復興は緊急で工事しなければいけません。
現地で人員が足りなければ、緊急で転勤・出張になることがあります。
※もちろん、災害に遭われた人たちの生活を早く取り戻すためには必要不可欠ですが。
【理由5】派遣会社の場合は派遣先が変わるから
派遣の施工管理で働く場合も、定期的に現場が変わります。
派遣会社によりますが、ときには少し遠い現場になることがあるかもしれません。
ただし、派遣会社によってはエリアの希望を聞いてくれるため、転勤や出張がない場合もあります。
詳しくは後述します。
【理由6】他の現場をサポートするケースがあるから
施工管理の業務では、担当している現場以外の工事を手助けすることもあります。
大規模な工事や人手が足りない現場では、予定どおりに作業が進まない場合もあるでしょう。
また、広い範囲で複数の現場を管理している会社では、急な応援のために他県へ出張する場合もあります。
こうした場合、土曜日の仕事終了後に移動しなければならないこともあるため、柔軟に対応する力が求められます。
【理由7】会社がスキルアップを計りたいから
施工管理の仕事では、会社が施工管理者のスキルアップを狙って遠方の現場に出張させるケースがあります。
遠方の現場では、新しい技術や施工方法に触れたり、他地域の手法を学んだりすることで、スキルを高めるきっかけになるでしょう。
さまざまな地域の現場経験を重視する会社に転職すると、出張や転勤が増える可能性があります。
施工管理が転勤や出張なしで働く2つの方法
結論、2つの方法があります。
- 地域密着の中小企業に転職する
- 技術者派遣でエリアを限定してもらう
1つずつ解説しますね。
①地域密着の中小企業に転職する
現場のエリアが限定されてるからです。
特に、支店がない会社だと、転勤・出張はほとんどないでしょう。
「地元で働きたい」という人にもおすすめです。
あと、忙しくて地方の会社への転職活動が難しい…
という人は、施工管理向けの転職エージェントに登録して、良さそうな中小企業を紹介してもらいましょう。
忙しいあなたに代わって、無料で下記などをやってくれます。
- 転職先候補の絞り込み
- 履歴書や職務経歴書の作成サポート
- 面接の日程調整
- 面接の練習
- 年収交渉など
冒頭でもお伝えしましたが、私たちワット・コンサルティングも、施工管理向けの転職エージェント「SAN-SUKE」を運営しています。
無料で求人だけ見ることもできるので、お気軽にご覧ください。
②技術者派遣でエリアを限定してもらう
技術者派遣の会社に転職して、派遣先のエリアを限定してもらいましょう。
派遣会社によっては、要望を聞いてくれることもあります。
ただし、100%ではありません。派遣先がエリア内にあればの話です。
なので、できるだけ大手の技術者派遣の会社に転職するのがコツ。
転職する前に、希望のエリアに現場があるか聞いてみるのも良いでしょう。
ちなみに技術者派遣とは、技術者派遣の会社の正社員で雇用されて、他社の現場で働くイメージです。
特に50代以降の施工管理で、「地元で働きたい」という人に多く選ばれている働き方です。
施工管理の技術者派遣で働くメリットは、施工管理の派遣で働くメリットは?にまとめたので、興味があればどうぞ。
※私たちワット・コンサルティングも施工管理の技術者派遣を行なっています。詳しくは、先ほどの「SAN-SUKE」のサイトをどうぞ。
転勤や出張がない施工管理のメリット3選
念のため、転勤や出張がない施工管理のメリットを紹介しておきます。
転勤や出張がない施工管理のメリット
- 家族と離れなくて済む
- 引越しの手間がかからない
- 新しい環境に慣れるストレスが少ない
1つずつ解説していきます。
家族と離れなくて済む
転勤や出張がなければ、家族と離れなくて済みます。
特に、以下に該当する人にはメリットがあるでしょう。
ポイント
- 新婚の人
- お子さんが小さい人
- 介護が必要な家族がいる人
事情があって家族と離れたくない人は、転勤・出張がない方が良いでしょう。
引越しの手間がかからない
転勤がある会社の多くは引越し費用を出してくれますが、引越し自体は自分でしなければいけません。
現場が変わるたびに引越しするのは、手間がかかります。
転勤がない施工管理であれば、こうした引越しの手間がかからずに済みます。
新しい環境に慣れるストレスが少ない
転勤や出張がなければ、新しい環境に慣れるためのストレスが少なくて済みます。
もちろん、現場が変わるたびに関わる人も変わるため、ストレスはかかるでしょう。
ですが、土地が変わらないため、転勤・出張で働く施工管理に比べると、ストレスは小さいです。
転勤や出張がない施工管理のデメリット5選【許容できるならOK】
結論、デメリットは下記の5つです。
- 大手で働きにくい
- 人脈が広がりにくい
- 各地の魅力を味わえない
- 人間関係をリセットしにくい
- 赴任手当や出張手当をもらえない
1つずつ解説します。
デメリットを許容できるなら、転勤・出張がない働き方を選んでOKかと。
【デメリット1】大手で働きにくい
大手は転勤・出張がつきものだからです。
例えば、下記の2人が大手に応募した場合、Aさんの方が採用されやすいでしょう。
- A「転勤・出張できます!」
- B「転勤・出張はしたくないです」
前述のとおり、大手は現場エリアが広いので、基本的には転勤・出張できる人を採用したいところ。
また、一般的に大手の方が給料が高いです。
下記は厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」をもとに計算した、企業規模別(従業員数別)の建設業の平均年収です。
- 大手(1000人以上):732万円
- 中企業(100~999人):587万円
- 小企業(10~99人):461万円
なので「転勤・出張したくないけど、たくさん稼ぎたい!」というのは、少し難しいでしょう。
反対に「ちょっと給料が下がってもいいから、転勤・出張したくない!」という人は、地域密着の中小企業に転職してもいいかと。
これは会社によります。
地域密着の中小企業でも給料が高いところはあるので、調べてみましょう。
忙しくて企業情報を調べられない人は、前述のとおり、転職エージェントに企業を紹介してもらえばOKです。
【デメリット2】人脈が広がりにくい
転勤や出張がないと、働く地域や人が限定されてしまうからです。
人脈を広げておけば、仕事を頼みやすかったり、将来の転職にも役立つでしょう。
ただし「別に人脈を広げたいと思わない」という人は、転勤・出張がない会社に転職してもいいかと。
【デメリット3】各地の魅力を味わえない
転勤・出張がないと、各地の魅力を味わいにくいでしょう。
下記のような機会は、どうしても少なくなります。
- 各地の観光名所に行く
- 各地の美味しいものを食べる
ただし「別に各地の魅力とか興味ない」という人は、転勤・出張がない会社に転職してもいいかと。
【デメリット4】人間関係をリセットしにくい
転勤・出張がないと、同じ人と働き続ける可能性があるからです。
転勤・出張があれば、現場に苦手な人がいても離れやすいですよね。
ただし、地域密着型の中小企業でも、現場ごとに働く人が変わるケースもあります。
この辺も会社によって違うので、企業情報を調べてみましょう。
忙しくて企業情報を調べられない人は、前述のとおり、転職エージェントに企業を絞り込んでもらえばOKです。
【デメリット5】赴任手当や出張手当をもらえない
転勤・出張しないと、赴任手当や出張手当をもらえません。
「たくさん稼ぎたい!」という人は、やはり転勤・出張があった方がいいかと。
ただし「手当はいらないから、転勤・出張がない方がいい」という人は、転職してOKだと思います。
施工管理の転勤や出張についてよくある質問
最後に、施工管理の転勤や出張について、よくある質問に答えていきます。
結婚してもゼネコンは転勤がある?
ゼネコンによっては、結婚しても転勤があります。
転勤のたびに家族で引っ越したり、単身赴任で働く施工管理もいます。
ただし、会社によってはある程度の融通をきかせてくれるところもあるでしょう。
面接の際など、詳しく聞いてみるのがおすすめです。
転勤なしのゼネコンの施工管理はある?
中には、転勤なしで働けるゼネコンの施工管理もあります。
特に、現場が特定の地域に密集しているケースでは、転勤がないこともあるでしょう。
建設業の出張期間の相場は?
現場によります。
数日で出張が終わる場合もあれば、1ヶ月以上の出張になることもあるでしょう。
また、転勤の場合は数ヶ月〜数年に渡ることもあります。
特に、プラント施工管理などで海外の現場を担当する場合は、数年間は現地で働くこともあります。参考記事:プラント施工管理とは?激務・きついといわれる4つの理由も解説
まとめ|施工管理で転勤・出張なしで働ける
最後にもう一度、施工管理で転勤・出張なしで働く2つの方法をまとめておきます。
- 地域密着の中小企業に転職する
- 技術者派遣でエリアを限定してもらう
転勤・出張なしで働くデメリットは下記の5つ。
- 大手で働きにくい
- 人脈が広がりにくい
- 各地の魅力を味わえない
- 人間関係をリセットしにくい
- 赴任手当や出張手当をもらえない
デメリットを許容できるなら、転職を検討してみましょう。
良い中小企業は、転職エージェントに紹介してもらう方法もあります。
くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングも、施工管理向けの転職エージェント「SAN-SUKE」を運営しています。
無料で求人だけ見ることもできるので、お気軽にご覧ください。
技術者派遣で働くメリットは、施工管理の派遣で働くメリットは?にまとめています。
参考記事
ちなみに、施工管理の転職に失敗しないコツは、施工管理が転職で失敗しない3つのコツ|進め方5ステップも解説を参考にしてみてください。
転勤・出張をなくして家族との時間を増やしたい人は、今後の参考にしてみてください!