朝礼をやるように言われたんだけど、何をどう話せばいいかわからない…
人前で話すのが苦手だから緊張する…
テンパったらどうしよう…
緊張せずに上手に朝礼をする方法を教えてほしい。
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 現場監督の朝礼のコツがわかる
- 朝礼で緊張しないコツがわかる
- 朝礼でネタ切れしないコツがわかる
私たちワット・コンサルティングは、現場監督の転職サポートを行う会社です。
現場監督の朝礼は緊張しますよね。
初めて朝礼をやる人は、不安で仕方ないと思います。
この記事では、現場監督の朝礼のコツをまとめました。
朝礼には型があるので、型を意識して進行するのがコツです。
緊張しないコツやネタ切れを防ぐコツもまとめたので、朝礼で失敗したくない人は最後まで読んでみてください。
参考記事
ちなみに、施工管理の仕事内容の全体像については、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説にまとめています。
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
現場監督の朝礼のコツ【型で進行しよう】
結論、現場監督の朝礼は型に沿って進行するのがコツです。
大まかな朝礼の型(流れ)は下記のとおり。
- 「おはようございます!」
- ラジオ体操など
- 職人さん側に作業内容・人数・注意事項を説明してもらう
- 現場監督側が作業内容・人数・注意事項の説明をする
- 指差し呼称
- 「ご安全に!」「今日も頑張ろう!オー!」
会社や現場によって違うので、先輩の朝礼をよく見ておくのも大切です。
※大きい現場だと全体朝礼と、各部署ごとの朝礼があります。
それでは、朝礼の内容を詳しく解説していきます。
作業内容の確認
当日の作業内容の確認を行います。
具体的な内容は下記のとおり。
- 当日に行う工事
- 重機や作業車の確認
- 資材の場所を説明
- スケジュール説明(何時頃に資材や重機が入ってくるか、搬出入の予定など)
内容が複雑なら、資料を配布するのもアリです。
人数の確認
人数の確認は必須です。
もし足りないと、予定通りの作業ができないから。
職人さん側にも人数報告をしてもらいましょう。
また、新規入場者さんがいれば挨拶をしてもらってください。
現場に知らない人がいると仕事をしにくいので、現場に誰がいるのかみんなで共有しましょう。
注意事項の説明
当日の注意事項を説明しましょう。
事故や工事のミスがあってはいけないから。
具体的には下記のとおりです。
- 危険箇所の周知
- 職人さんが気づいた危険箇所を発表してもらう
- 立ち入り禁止箇所
- 作業通路や導線
- 現場の配置の説明
- 周辺道路の注意点
- 交通規制について
- 埋設物の説明
- 安全帯の徹底
- ヘルメットのアゴひもを締めてもらう
- 体調管理について(熱中症への注意など)
この辺は、普段の業務で行う安全管理の情報を全員に周知するイメージです。
安全管理については、施工管理の安全管理とは現場の事故を防ぐこと【4つの安全管理がある】にまとめています。
【コツ①】ダラダラと朝礼をやらない
なぜなら、職人さんたちは早く作業に入りたいから。
必要なことを簡潔に伝えて、朝礼を長引かせないように意識しましょう。
現場にもよりますが、25分を超えたらさすがに長いですね。
特に夏場の朝礼は熱中症が怖いので、短縮化を意識しましょう。
【コツ②】大きい声でハキハキ話す
声が小さいと、大事なことが聞こえないから。
例えば、危険箇所の説明が聞こえないと、事故が発生する危険性もあります。
もしマイクがあるなら、マイクを使わせてもらいましょう。
また、早口も聞き取りにくいのでNGです。
【コツ③】日誌も見てOK
慣れないうちは日誌を見て話しましょう。
目的は「日誌を見ないこと」ではなく、きちんと伝わることだから。
日誌を見ながら話すときの注意点は、下を見て話さないこと。
下を見ながら話すと、声が下にいって聞き取りにくいです。
日誌を見てもいいですが、前を向いて大きい声でハキハキと話しましょう。
現場監督が朝礼で緊張しない3つのコツ
結論、緊張しないコツは下記の3つです。
- 最初に元気よく挨拶する
- ジェスチャーを使う
- 「緊張してます」と言ってしまう
1つずつ解説します。
①最初に元気よく挨拶する
なぜなら、最初に元気よく大きい声で挨拶すると、話のペースをつかめるから。
最初の声が小さいと声を大きくするタイミングを逃して、もっと緊張してしまいます。
挨拶=声出しの準備運動だと思って、最初の「おはようございます!」は大きく元気な声で。
②ジェスチャーを使う
なぜなら、体を動かすことで緊張がやわらぐから。
ジェスチャーを使った方が、職人さんたちにも伝わりやすいのでおすすめです。
大きい動きをするほど、話しやすくなりますよ。
③「緊張してます」と言ってしまう
新人さん限定の方法ですが、最初に「緊張してます」と言ってしまいましょう。
緊張している前提で話を聞いてくれるので、みんながちょっと優しくなるから。
「緊張してます」と暴露することで「うまくやらなきゃいけない」というプレッシャーから解放されて、緊張がほぐれやすいです。
緊張しないテクニックがわかる本
さらに詳しい「緊張しないノウハウ」は、本で勉強してみるのもアリかと。
緊張して失敗するよりはマシだと思います。
「人前で変に緊張しなくなるすごい方法」などがおすすめです。
現場監督である以上、朝礼はずっと避けられないので買ってみても良いかと。
現場監督が朝礼でネタ切れしない3つのコツ
毎日の朝礼でネタ切れしないためには、どうしたらいいかな…?
朝礼でスピーチをしなきゃいけないときは、下記の方法でネタ切れを防ぎましょう。
- 自己紹介
- 職人さんに日頃の感謝を伝える
- SNSをチェックしておく
1つずつ解説します。
①自己紹介
自己紹介は割と有効です。
あなただけの話なので、独自性があるから。
具体的には、下記などを分けて話せば何回分かのネタになります。
- 仕事の経歴
- 出身地
- 趣味
職人さんにあなたを覚えてもらうのは大事なので、自己紹介をしてみましょう。
特に出身地の話をすると、同郷の職人さんがいた場合に親近感をもってもらえます。
②職人さんに日頃の感謝を伝える
朝礼を利用して、職人さんに感謝を伝えるのも有効です。
感謝されてイヤな人はいないですからね。
人間関係も良くなるので、ネタがないときは感謝を伝えましょう。
ネタ切れ防止の方法としては、現場で職人さんに感謝したエピソードを語ればOK。
エピソードの数だけネタがあるので、ネタ切れしにくいです。
名指しで感謝を伝えると、職人さんも良い気分になってくれますよ。
③SNSをチェックしておく
なぜなら、ネタの宝庫だから。
ベテランの職人さんはSNSを見ていない人も多いため、世間ではどんなネタが流行っているのか伝えると興味をもつ人もいます。
できれば、仕事と関係あるネタにしましょう。
- 建設系のツイート
- 全国で起きた事故の話
- スポーツ選手が逆境を乗り越えたとき話
情報は無限に流れてくるので、ネタ切れしにくいです。
朝礼のネタを仕入れると思って、空き時間にSNSを眺めてみましょう。
朝礼で士気を上げるための本
朝礼の目的の1つは「現場の士気を上げること」です。
みんなを元気づけてから現場に送り出したいですからね。
士気を上げる方法は、マネジメントを勉強すればOK。
簡単にいうと、マネジメント=人をやる気にさせる方法です。
有名な本ですが、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」がおすすめ。
人をやる気にさせるマネジメント方法が、わかりやすく解説されています。
まとめ:現場監督の朝礼のコツを押さえて元気よくやってみよう
朝礼は型で進行するのがコツです。
具体的な朝礼のコツは下記の3つ。
- ダラダラと朝礼をやらない
- 大きい声でハキハキ話す
- 日誌も見てOK
朝礼で緊張しないコツは下記の3つです。
- 最初に元気よく挨拶する
- ジェスチャーを使う
- 「緊張してます」と言ってしまう
そして、ネタ切れしないコツは下記の3つです。
- 自己紹介
- 職人さんに日頃の感謝を伝える
- SNSをチェックしておく
コツを押さえると上達も速いので、さっそくやってみてください。
また、朝礼に有益な本は下記の2冊です。
あなたの仕事の参考になればうれしいです!