早く仕事を覚えて、一人前の現場監督になりたいな。
先輩や職人さんに怒られたくないし、迷惑をかけなくない。
でも、じっくり教えてもらえないからなかなか覚えられないなぁ…
こういった疑問や悩みに応える記事です。
この記事の内容は下記のとおり。
- 現場監督の仕事の覚え方7選
- 現場監督が確実に仕事を覚えていく方法【仕事に目標をもつこと】
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。
現場監督1年目は、覚えることだらけで大変ですよね。
先輩も忙しいので、手取り足取り教えてくれるわけじゃありません。
職人さんには怖い人もいますしね。
「自分は必要ないんじゃないか…」と不安になることもあります。
なかなか仕事を覚えにくい環境でも、できるだけ早く仕事を覚えるコツを解説します。
1日も早く一人前になるためにも、参考にしてみてください!
参考記事
ちなみに、施工管理の仕事内容の全体像については、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説にまとめています。
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
現場監督の仕事の覚え方7選
現場監督の効率的な仕事の覚え方は、下記の7つです。
- 元気よく挨拶と返事
- メモをとる
- 録音する
- 可能であれば録画させてもらう
- 職人さんにも聞いちゃう
- ググる
- 図面と現場を見て覚える
1つずつ解説しますね。
①元気よく挨拶と返事
元気よく挨拶と返事をしましょう。
元気が良い人は印象が良いので、質問すると教えてくれる人が増えるからです。
ようは、わからないことが出てきたときに、聞ける環境作りが大事ということ。
気持ちのいい挨拶と返事は意欲的な人に映るので、質問に答えてくれる人が増えます。
わからないことをわからないままにしないよう、聞ける環境を作りましょう。
②メモをとる
最低限、メモはとりましょう。
聞いただけで覚えられる人はいないからです。
メモをとるメリットは下記の2つ。
- 教わったことを見返せる
- 真剣に聞いてることが伝わる
「真剣に聞いてることが伝わる」ですが、メモをとる=真剣に見えるので、かわいがってくれる先輩が出てくるものです。
また、わからないことが出てきたときに質問しやすくなるので、メモはとりましょう。
メモを取らない人がいますが、仕事を覚えられないし、聞いてる感じがしないので印象が悪いです。
③録音する
可能であれば、先輩の説明を録音させてもらいましょう。
後で復習しやすいからです。
録音しながらメモをとると、早く仕事を覚えることができます。
また、録音しておくとメモし忘れたことも逃さないので一石二鳥。
「前に教えただろ!」と怒られるリスクも減るので、録音は有効です。
※マナーとして、許可をとってから録音しましょうね。
④可能であれば録画させてもらう
可能であれば、先輩の説明や仕事を録画させてもらうと効果的。
メモをとる必要がないからです。
人間は視覚的な情報を覚えやすいので、仕事を覚えるスピードが上がります。
スマホで先輩の仕事を録画する感じ。
ただし、全員が録画に理解があるわけじゃないので、許可を取ってからにしましょう。
「俺たちの時代は録画して覚える奴なんていなかったぞ!」と怒られる可能性もあるので要注意。
⑤職人さんにも聞いちゃう
職人さんにわからないことを聞いてしまうのも手です。
中には、面倒見のいい職人さんもいるから。
職人さんに質問できるのは、新人現場監督の特権。
怒られることも多いですが、「教えてください!」というとなんだかんだで教えてくれる人もいます。
ただし、職人さんの中には超厳しい人もいるので、聞く相手は選びましょう。
⑥ググる
ググればわかることもけっこうあります。
例えば、下記はググりましょう。
- 専門用語
- 業界用語
- 道具の名前
- 部材・建材の名前
Google検索は画像も出してくれるので、わかりやすいです。
先輩が「そんなこともわからないのか!」と怒るのは、言い換えると「ググればわかるだろ!」と言ってるようなもの。
先輩に聞く質問は、ググっても出てこないものに限定すること。
意外とググらない人って多いので、怒られがち。
こっそりスマホでググりましょう。
⑦図面と現場を見て覚える
図面と現場を見て勉強しましょう。
図面の見方がわかるからです。
「なるほど、図面のここは、実際にはこうなるのか」と現場で学べるのは、現場監督の特権。
どのみち図面をもって現場を回るのですから、図面と現場を見比べるクセをつけましょう。
先輩に聞かなくてもわかることが多いです。
現場監督が確実に仕事を覚えていく方法【仕事に目標をもつこと】
仕事を確実に覚えていくには、仕事に目標をもちましょう。
目標があれば、意欲的に仕事ができるからです。
例えば、下記のように目標をもてば、目標達成に意識が向きます。
- 今日は◯◯◯◯を覚えるぞ!
- 今日は◯◯◯をできるようになるぞ!
結果、確実に仕事を覚えていきます。
毎日「1日の目標」を設定して、確実にこなしていきましょう。
また、目標を達成できなかったときは、下記を考えましょう。
- なぜ目標を達成できなかったのか?
- どうすれば目標を達成できるのか?
目標をもって仕事をしてる人と、目標がない人では、当然ながら目標がある人の方が仕事の覚えが良いです。
【目標設定のコツ】達成できそうな目標設定をする
目標設定のコツは「達成できそうな目標を設定すること」です。
高すぎる目標は達成できないので、自信を失うから。
例えば、下記のようなイメージです。
- 今日はこの部分の、ここだけできるようになろう
- 今日は、10個あるうちの1つを覚えるぞ
毎日小さな目標を設定して、どんどん達成していきましょう。
どんどん達成すると「勝ちグセ」がつくので、自信をもててますます仕事を覚えられます。
小さいことを積み重ねる【イチローさんの言葉】
元プロ野球選手のイチローさんが、こんな名言を言ってます。
小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。
結局、小さいことを積み重ねていかないと、理想にはなれません。
現場監督の仕事でも一緒です。
毎日小さな目標を達成していくことで、ようやく一人前になることができます。
すぐにできるものではありません。
毎日の目標設定・目標達成を積み重ね、目標達成できなかった日は反省と対策をすること。
この積み重ねです。
というか、現場監督に限らず、人生すべてに言えることですね。
現場監督という職業を通じて、あなたも人間としての成長をしています。
今日から、小さな目標を設定して挑戦してみましょう。
まとめ:現場監督の仕事の覚え方は目標をもつこと
この記事をまとめます。
- 元気よく挨拶と返事をして、質問しやすい環境を作る
- メモ・録音・録画が有効
- 先輩に聞く前にググる
- 仕事に目標をもつと、早く覚えられる
- イチロー選手を見習う
早く仕事を覚えたいあなたの参考になればうれしいです。
また、現場監督1年目の仕事内容については、現場監督(施工管理)1年目の新人の仕事内容9選【未経験者は研修が命】にまとめています。
さらに、施工管理は現場の写真の撮り方や、CADも勉強する必要があります。
まだ現場監督になったばかりで、仕事全体を把握できてない人は参考にどうぞ。
あなたの仕事の参考になればうれしいです!