
未経験からでも転職できるみたいだけど、
設計とか一切やったことなくても本当にできるのか不安…
実は超難しい仕事じゃないのかな?
手に職をつけて、将来の安心がほしい。
結婚や出産しても、続けられる仕事に転職したいんだよなぁ…
こういった疑問や不安に答える記事です。
本記事の内容は下記のとおり。
- CADオペレーターの仕事内容を解説【手に職がつく仕事です】
- 未経験からCADオペレーターになるなら研修を受けましょう
- CADの今後【BIM・CIMが普及していく】
CADオペレーターは、無資格・未経験からでもできる仕事です。
でも正直、仕事内容のイメージがわきにくいですよね?
この記事では、CADオペレーターの仕事内容をくわしく解説します。
けっこうイメージがわくと思うので、就職・転職の参考にしてみてください。
手に職がつく仕事なので、早めに始めるほど有利な仕事ですよ(^^)
目次
CADオペレーターの仕事内容を解説【手に職がつく仕事です】
CADオペレーターとは、設計者が設計した図面を、パソコンのCADソフト(図面作成ソフト)に入力していく仕事です。
別名、「設計補助」ともいわれます。
CADとは「Computer Aided Design」の頭文字をとったもので、「コンピューター支援設計」を意味します。
昔は設計図を手書きで書いていたのですが、1960年くらいにCADソフトが開発されて、今はCADが主流です。
ジブリの「紅の豚」で、飛行機の設計図を手書きしているシーンがありますが、昔はあんな感じだったんです(^^)
CADオペレーターは、無資格・未経験から就職・転職が可能です。
CADオペレーターの仕事内容の詳細
CADオペレーターは、主に下記の2つです。
- 設計者が設計図した図面を、CADソフトに入力する
- 設計の修正があった際、CADソフトで修正する
設計者とは、デザインを考える人です。
※例えば建築業界なら、一級建築士・二級建築士のことです。
設計者がデザインしたものを、CADオペレーターがCADソフトに清書する感じです。
設計者がラフ案を手書きして、CADオペレーターがCADソフトに入力するということもあります。
CADソフトに入力することで、データ共有できるのでメリットがあります。
デザインをCADソフトに入力するだけでなく、入力した設計データを修正することもあります。
依頼主の希望で、ときには何度も修正が入ることも。
ミリ単位の修正など細かい作業がありますが、設計図が完璧であることがモノづくりの基本です。
モノづくりの職人たちは、CADオペレーターが作った設計図をもとにモノを造るので、作業の基盤となる重要な仕事です。
設計者の確認・チェックを受けながら、作業を進めていく感じです。
また、実際にモノづくりをしている現場を見ることもあります。
図面と本物を照らし合わせることもありますね。
ちなみに、CADオペレーターと設計者の違いは、
CADオペレーターと設計の違いを表で比較【仕事内容の詳細も紹介】にもまとめてます。
CADソフトの種類【2DCADと3DCAD】
CADソフトには、大きく2つの種類があります。
- 2DCAD:二次元(縦・横で設計)
- 3DCAD:三次元(縦・横・高さで設計)
2DCADは、二次元で立体を描きます。
- 正面図
- 平面図
- 側面図
で立体を表す「第三角法」が用いられます。
ようは、三方向から見た絵を設計図面に表す感じ。
- AutoCAD
- Jw-cad
- Vectorworks
- MicroCADAM
などのソフトがあります。
3DCADは立体映像で設計できるので、正直わかりやすいです。
近年はどんどん3DCADに移行しています。
- NX
- CATLA
- SOLIDWORKS
- Creo Parametric
- Solid Edge
などのソフトがありますね。
理想的には、2DCADと3DCADの両方を使えるのが望ましいです。
CADソフトの操作の感じがわかるYoutube動画があったので、参考に見てみてください(^^)
引用元:Youtube『3D CAD講座 第一回 「CADとは」』
CADオペレーターは、無資格・未経験でも就職・転職が可能ですが、
- Word
- Excel
- PowerPoint
など基本的な操作はできた方がいいですね。
CADもパソコンソフトなので、パソコンの基礎ができてないとちょっときついです。
CADオペレーターが大変なのは最初だけ
幸い、CADオペレーターが大変なのは最初だけです。
基礎を覚えれば、あとはそこまで難しい仕事ではありません。
なので「最初が一番大変なんだ!」と理解して、挫折しないようにしましょう。
最初の大変な時期を楽にしたいなら、後述するスクールに通ってください。
CADオペレーターは手に職がつく事務職っぽい
CADオペレーターは技術職なので、いわゆる「手に職がつく仕事」です。
スキルが身につけば、転職も有利です。
もちろん継続的な勉強は必要ですが、食いっぱぐれにくい仕事ですね。
CADオペレーターはデスクワークなので、「手に職がつく事務職」ともいえます。
しかも一般的な事務職より時給が高いので、事務職になるならCADオペレーターを目指した方がいいかもしれません。
一般的な事務職は今後AIに仕事を取られていくので、CADオペレーターの方が将来性もあるでしょう。
モノづくり産業がある以上、CADオペレーターは必要とされる仕事です。
キャリアアップとして、建築士の資格を取得する人もいます。
ちなみに建築士資格については下記の2記事にまとめたので、興味あれば読んでみてください。
CADオペレーターの辛いところ4選
CADオペレーターの辛いところは、下記の4つです。
- 目の疲れ
- デスクワークによる運動不足
- 肩こりや腰の痛み
- 仕事の期限がタイトなこともある
デスクワークのパソコン作業なので、体への負担はちょっとあります。
適度に体を動かしたり、軽い運動をするなどしてください。
また、仕事の期限が迫っているときは、残業が増えることもありますね。
ちなみに、CADオペレーターの辛いところは、
CADオペレーターの辛いところ14選【辛さを軽減する方法も紹介】にもまとめてます。
CADオペレーターが仕事をする業界
CADオペレーターが働くのは、下記のような業界です。
- 建設(建築・土木)
- 機械
- 電子部品
- スマホ
- 家電
- 家具
- 服飾
- 自動車
- 飛行機
- 船舶
- 装飾品
- アニメーション
けっこう多岐にわたりますよね(^^)
あなたの働きたいジャンルで、CADオペレーターを目指すのも良いでしょう。
ただし、業界によっては未経験者が採用されないところもあります。
ちなみに、未経験者でも採用されやすいのは、建設業界です。
※CADオペレーターはデスクワークなので、肉体労働はないのでご安心を。
CADオペレーターの主な就職先
CADオペレーターの主な就職先は、下記の感じです。
- 建設会社
- 建築設計事務所
- ゼネコン
- メーカー
正社員採用もありますが、派遣やアルバイトもあります。
なので、女性のライフステージが変わっても働きやすい仕事です(^^)
最初は正社員で働き、子供が生まれたらアルバイトにするなど自由度は高め。
CADオペレーターは手に職がつく技術職なので、仕事に復帰もしやすいです。
派遣やアルバイトといっても、時給は高めです。
近年は在宅ワークのCADオペレーターもいるので、女性に優しい仕事といえますね。
CADオペレーターのやりがい
シンプルに、モノができていくことにやりがいを感じる仕事です。
自分がCADソフトに入力した内容が、実際に完成するとやりがいを感じます。
例えば、
- 自分が入力したデータのビルが完成した
- 車が発売になった
- 家具がAmazonに売っている
みたいな感じですね(^^)
モノづくりに興味がある人なら、やりがいをもって働けると思います。
未経験からCADオペレーターになるなら研修を受けましょう
未経験からCADオペレーターに就職・転職するなら、まず研修を受けましょう。
いくら無資格・未経験で就職できるといっても、さすがに何も知らないと苦労するからです。
また、まったく未経験から就職・転職してしまうと、単純作業ばかりでスキルが身につきません。
最初にきちんと勉強して、基礎を身につけましょう。
具体的には、
- CADソフトの操作方法
- 図面の見方
- 専門用語を覚える
などが大切です。
CADスクールや専門学校もありますが、お金がかかります。
無料でCADを教えてくれて、そのまま就職もできるスクールもあるので、あなたにあったスクールを選びましょう。
CADオペレーターに挫折しないよう、最初はスクールで学ぶのがおすすめです。
CADの今後【BIM・CIMが普及していく】
CADソフトは今後も使われていくと思われますが、次世代の設計ソフトも誕生しています。
- BIM:建築設計ソフト
- CIM:土木設計ソフト
3DCADより、さらに進化した設計ソフトです。
CADオペレーターになるなら、今後はBIMやCIMも勉強するかもしれません。
時代に合わせて、必要なスキルを取得するのはどんな仕事でも一緒。
新しいソフトの登場に対応できるよう、常に勉強する姿勢だけは保っておきましょう。
ちなみに、BIM・CIMについては、
BIMやCIMソフトの建築や土木の設計のメリットにまとめたので、興味あれば読んでみてください(^^)
まとめ【CADオペレーターの仕事内容は設計補助】
この記事をまとめます。
- CADオペレーターの仕事内容は設計補助
- CADオペレーターが大変なのは最初だけ
- 手に職がつく事務職みたいな仕事
- 未経験からCADオペレーターに挑戦するなら、研修を受けましょう
- 今後はBIM・CIMなど新しい設計ソフトも登場予定
CADオペレーターに未経験から挑戦を考えてるあなたの、参考になればうれしいです(^^)
ちなみに、未経験からCADオペレーターに転職を考えてる人は、
CADオペレーターは未経験でも転職できる【あなたに向いてるか診断】も読んでみてください。
CADオペレーターに転職する注意点や、働き方を解説しています。
あなたの仕事選びの参考になればうれしいです!