施工管理もCADを勉強した方がいい【無料で勉強する方法も解説】

施工管理もCADを勉強した方がいい【無料で勉強する方法も解説】
考える男性
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施工管理もCADを勉強した方がいいの?

CADオペレーターとか建築士さんがやるイメージだけど、施工管理も図面を書くこともあるみたいだし、やっぱりCADスキルは必要?

もし必要なら、どうやって勉強すればいいの?

CADを勉強しとくと、どんなメリットがあって、どんな未来になるの?

こういった疑問に答える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • 施工管理もCADを勉強した方がいいとわかる
  • 具体的なCADの勉強方法がわかる
  • 施工管理がCADスキルを身につけた未来がわかる

私たち「ワット・コンサルティング」は、施工管理の技術者派遣の会社です。

結論、施工管理の人もCADはできた方がいいです。

なぜなら、業務で使うから。

この記事では、施工管理の人がCADを勉強する方法や、CADができるようになるメリットも解説します。

キャリアアップには避けて通れないスキルなので、少しずつ身につけていきましょう!

参考記事

ちなみに、施工管理の仕事内容の全体像については、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説にまとめています。

施工管理もCADを勉強した方がいい

施工管理もCADを勉強した方がいい

結論、施工管理もCADは勉強した方がいいです。

業務でCADを使うから。

具体的には、設計図を「施工図」に書き換えるときに、CADを使います。

設計図だけでは工事を進められない

考える男性
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なんで設計図を施工図に書き換えるの?

なぜなら、設計図では工事ができないからです。

建築士やCADオペレーターから送られてくる設計図は、工事用に書かれていません。

設計図の目的は、あくまで下記の3つだから。

  1. 建築基準法を満たしていることを証明するため
  2. お客様にプレゼンするため
  3. 行政に提出するため

つまり、工事用の図面になっていないのです。

なので、設計図を施工図(工事用の図面)に書き換えることが必要であり、それが施工管理の仕事でもあります。

設計図→施工図の書き換えにCADを使うため、CADはできた方が良いです。

データをネット上でやり取りするのでCADは勉強した方がいい

近年は建設業界もIT化が進んでいるため、CADソフトは使えた方がいいですね。

CADデータをネット上でやり取りすることもあるため、ネット上で修正しにくい手書きのPDFとかは不向きです。

ネット上でCADデータを、複数の人で修正・共有する感じです。

いちいち紙のやり取りが必要ないので、業務が楽になります。

最近は、クラウド上でCADデータを共有できる施工管理アプリも増えてますよ。

参考:【無料あり】施工管理におすすめアプリ9選【比較表あり、厳選した】

反対にいうと、CADを使えないと仕事にならないので、CADスキルは必要です。

建設業界のIT化は時代の流れなので、時代に必要なスキルとして身につける必要があります。

参考:ICTが建設業界で進んでます【機械の事例やメリットと課題も解説】

設計図→施工図に書き換えるには両方の知識が必要

もちろん、設計図→施工図に書き換えるということは、設計図と施工図の両方の知識が必要です。

建築士やCADオペレーターは設計図だけでも仕事ができますが、施工管理はそうもいかない感じ。

施工図には、具体的に下記のような項目も記載していくイメージです。

  • 工事に必要な資材
  • 重機やトラックの配置
  • 工事の手順

繰り返しですが、この辺は設計図には書いてません。

現場の職人さんたちが工事をしやすいように、工事用の図面(施工図)に書き換える必要があるわけです。

【未経験者さん向け】CAD・設計図・施工図の知識は入社してから勉強すればOK

考える男性
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なんか難しそうだなぁ…

CADも難しそうだし、設計図を施工図に書き換えるとか大変そう…

未経験者さんは不安になると思いますが、大丈夫です。

なぜなら、最初からCADを使ったり、設計図を施工図に書き換えるわけじゃないから。

最初は先輩の仕事を見ながら覚えていく感じです。

誰でも最初は未経験者なので、この辺は仕事をしながら覚えていけばOKです。

※最初からCAD・設計図・施工図の知識がある状態で、未経験で施工管理に転職する人はほぼいません。

ちなみに施工管理1年目の仕事内容は、現場監督(施工管理)1年目の新人の仕事内容9選【未経験者は研修が命】にまとめてます。

施工管理の人がCADを勉強する方法【無料ソフトあり】

施工管理の人がCADを勉強する方法【無料ソフトあり】
考える男性
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ちなみに、施工管理の人がCADを勉強する方法も知っておきたいな。

結論、普通にCADを勉強すればOKでして、具体的にはCADソフトに触れてみるのが一番です。

実際に触れてみないと、どんなものかわからないですからね。

最初は下記のCADソフトで良いと思います。

理由は、よく使われてるCADソフトだから。

  • AutoCAD
  • Jw_cad

ネットからソフトをダウンロードできます。

Jw_cadだと無料ソフトがあるので、「まず触れてみたい」という人は無料ソフトがおすすめ。

慣れてきたら3DCADを勉強してもいいと思います。

※CADには二次元(2DCAD)と三次元(3DCAD)があり、最初は2DCADから勉強するのがセオリー。

3DCADは「FreeCAD」が無料です。

資格の勉強も好都合

どうせ勉強するなら、CAD系の資格の勉強をするのもおすすめです。

CADの基礎が身につくし、ついでに資格も取れるから。

具体的には、下記の2つのCAD系資格が良いと思います。

  1. CAD利用技術者試験
  2. 建築CAD検定試験(建築系の人のみ)

CAD系資格については、CADオペレーター向けの7つの資格【結論:資格がなくても働ける】でまとめてるので、興味あればどうぞ。

【ちなみに】研修で教えてくれる会社もある

会社によっては、研修でCADを教えてくれます。

研修熱心な会社だと、未経験者にキッチリ教えてから現場に出す感じですね。

未経験から施工管理に転職するときは、研修制度で会社を決めてもいいくらいです。

新人研修がしっかりしてないと、現場にパニックになるので。

未経験から施工管理の転職に失敗しないコツは、施工管理は未経験でも転職できる【研修がしっかりしてる会社を選ぶ】にまとめてます。

ワット・コンサルティングでも施工管理の未経験者さんを募集してます

冒頭でもふれましたが、私たち「ワット・コンサルティング」は施工管理の技術者派遣の会社です。

未経験から施工管理に転職したい人を募集しています。

考える男性
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技術者派遣ってなに?

「技術者派遣」とは、技術者派遣の会社の正社員で雇用されて、他社で働くスタイルのことです。

※「派遣」とありますが、正社員なので安心してください。

施工管理の技術者派遣のイメージ図

ワット・コンサルティングの強みは下記の4つです。

  • 約2ヶ月の新人研修で施工管理の基礎をしっかり学べる(業界トップクラス)
  • 1500名以上の未経験者を研修してきた実績あり
  • 研修期間中もお給料をもらえる
  • 定着率83.2%なので施工管理の転職に失敗しにくい(定着率も業界トップクラス)

もちろん約2ヶ月の新人研修でもCADを学べるので、「CADも勉強しておきたい」という人に合っていると思います。

興味があれば、転職活動の情報収集に活用してみてください。

施工管理の人がCADスキルを身につけた未来【年収アップ】

施工管理の人がCADスキルを身につけた未来【年収アップ】
考える男性
考える男性
施工管理でCADもできると、やっぱりメリットが大きいの?

CADができると、どんな未来になるの?

結論、キャリアアップできて、年収が上がりやすいです。

具体的には、下記のような3ステップのキャリアプランがあります。

  1. 施工管理技士の取得
  2. 施工管理技士と建築士を両方取得する
  3. そして年収アップへ

1ステップずつ解説します。

①施工管理技士の取得

CADを勉強しておくと、施工管理技士の試験に合格しやすくなります。

施工管理技士試験は、設計の知識も必要だから。

そもそも「施工管理技士」とは、施工管理のスキルを証明する国家資格です。

施工管理技士は引っ張りだこの人材になれるので、年収アップしやすいですよ。

ちなみに、施工管理技士を受験するには実務経験が必要なので、未経験者さんは現段階では考える必要なし。

まずは転職して、実務経験を積んでいきましょう。

考える男性
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将来のために施工管理技士を知っておきたい。

という人は、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】に詳しくまとめてるのでどうぞ。

②施工管理技士と建築士を両方取得する

建築系の施工管理に進む人は、いずれ施工管理技士と建築士を両方取得すると良いですよ。

設計図と施工図、両方の理解が深まるから。

区分すると下記のとおり。

  • 建築士:設計図を書く人
  • 施工管理技士:施工図を書く人

設計図と施工図の両方の理解が深まれば、「建築士の意図」を設計図から読み取れるようになり、下記のメリットがあります。

  1. 後戻りなどの工事のムダを省ける
  2. 建築士のイメージを形にできて、顧客満足度が高まる

イメージでいうとプロ野球の大谷翔平選手のようなもので、ピッチャーもバッターもできる感じですかね。

すぐじゃなくていいですが、いずれは施工管理技士と建築士のダブルライセンスを目指すのが最高です。

CADは建築士の受験にも必須スキルなので、早いうちから勉強しておいて損はありません。

詳しくは、一級建築士と一級建築施工管理技士は両方とった方がいい【勉強のコツ】にまとめてます。

③そして年収アップへ

施工管理技士と建築士を取得すると、最終的には年収がけっこう上がります。

施工管理技士と建築士を両方もってる人は貴重だから。

大手ゼネコンだと1000万円以上稼ぐ人もいます。

たくさん稼ぎたい人は、いずれ施工管理技士と建築士を取得していきましょう。

CADスキルは、こうした稼げるキャリアプランの起点でもあります。

結論、施工管理の人もCADを勉強しておくのがおすすめです。

ちなみに、施工管理のキャリアプランについては、施工管理のキャリアプラン6ステップ【面接での答え方も解説します】にもまとめてます。

まとめ|施工管理もCADを勉強した方がいい

まとめ【施工管理もCADを勉強した方がいい】

まとめると、施工管理の人もCADを勉強した方がいい理由は下記の5つです。

  1. 業務にCADを使うから
  2. CADデータをネット上で共有する時代だから
  3. 施工管理技士の受験に役立つから
  4. 建築士の受験にも役立つから
  5. 年収アップしていけるから

シンプルに「一石五鳥」くらいあるので、徐々に勉強していきましょう。

未経験で施工管理に転職を考えてる人は、とりあえず先に転職しちゃってOKです。

CADスキルは、転職してからでも勉強できるから。

未経験から施工管理に転職するときは、研修制度で会社を選んでもいいくらいです。

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングも未経験から施工管理に転職したい人を募集しています。

会社説明会があるので、転職先候補の1つとして、情報収集に活用してみてください。

ということで、施工管理の人がCADを勉強するのはメリットしかないのでおすすめ。

また、施工管理の仕事の覚え方については、現場監督の仕事の覚え方7選【仕事に目標をもつと早く覚えられる】に詳しくまとめています。

あなたの転職やキャリアの参考になればうれしいです!

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