施工管理が未経験の人の志望動機の作り方と例文【研修で会社を選ぶ】

施工管理が未経験の人の志望動機の作り方【研修制度を会社を選ぶ】
考える男性
考える男性
施工管理が未経験者の志望動機作り方を知りたいな。

あと、面接で突っ込まれた場合の切り返しのトークも知っておきたい…

こんな疑問に答える記事です。

この記事の内容は下記のとおり。

  • 未経験から施工管理に採用される志望動機の作り方がわかる
  • 面接で突っ込まれた場合の切り返し方がわかる
  • そもそも、どういう会社を選べばいいかわかる【未経験なら研修制度が大事】

私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。

未経験から施工管理になりたい人を募集しています。

未経験から施工管理に転職する場合、志望動機の作り方にちょっと困りますよね。

「なぜ施工管理なのか?」というシンプルな質問に、意外と苦戦してしまう人は多いです。

この記事では、志望動機の例文や、面接対策も解説します。

私たちは施工管理の未経験者さんを採用する側なので、けっこう信ぴょう性があるかと。

また、転職先の会社選びのコツも紹介します。

今回の転職活動で失敗したくない人は、最後まで読んでみてください!

この記事の監修者

株式会社ワット・コンサルティング

施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。

  • 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
  • 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
  • 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号

施工管理職(現場監督)が未経験の人の志望動機の作り方【新卒や転職の履歴書作りの基礎】

施工管理が未経験の人の志望動機の作り方

施工管理が未経験の人が志望動機を作るときは、下記の2つが必要です。

  1. 施工管理自体の志望動機
  2. 応募企業の志望動機

異業種から施工管理にチャレンジするわけですから、企業側は「なぜ施工管理なのか?」と疑問なんです。

それぞれの志望動機の作り方を解説します。

①施工管理自体の志望動機【興味を持った理由は?】

シンプルに「なぜ施工管理に興味をもったのか?」で大丈夫です。

あまり難しく考えないのがコツです。

例えば、下記のようにシンプルでOK。

  • モノづくりに興味があったから
  • 手に職をつけたかったから
  • 建築物が好きだから
  • 大工をしていて、施工管理の方がおもしろそうだと思ったから
  • 電気工事をしていたら、施工管理の方がおもしろそうだと思ったから
  • CADオペレーターをしていたら、施工管理がおもしろそうだと思ったから
  • 建設系資格をもっていて、活かしたかったから

「稼げそうだから」も悪くはないのですが、採用試験では印象が悪いので書かない方が無難です。

「なんとなく興味をもっただけで、志望動機を思いつかない」という人は、施工管理に求められるスキルから志望動機を作りましょう。

「施工管理に求められるスキルが自分にあって、できると思ったから」という志望動機でもOKだからです。

施工管理に求められるスキルは、下記のとおりです。

  • コミュニケーション能力がある
  • コツコツまじめに仕事をできる
  • リスクに対する意識が敏感
  • 現場対応力がある
  • 計画性がある
  • 体力がある
  • リーダーシップをとった経験がある
  • マネジメント能力がある
  • チームワークを活かせる

あなたの経験の中で、上記の体験があれば志望動機にしちゃいましょう。

例えば、接客の仕事をしていた人なら、下記のようでOKです。

私は接客の仕事をしてきたので、コミュニケーションに自信があります。

施工管理の仕事はコミュニケーション能力が必要と聞いたので、自分のコミュニケーション能力を貴社で活かせると思い志望します。

②応募企業の志望動機

「なぜ応募企業でなければいけないのか?」という、応募企業に対する志望動機は大切です。

応募企業の志望動機がなかったら、「うちじゃなくても、どこでもよさそうですね」と採用担当者に思われてしまうから。

応募企業の志望動機を作るときは、下記を参考にするのがコツです。

  1. 事業内容を見る
  2. ホームページの社員さんのインタビューを見る

事業内容を見れば、応募企業が何に力を入れているかわかります。

興味のある事業内容で志望動機を作ってみましょう。

例えば、耐震構造に力を入れている企業であれば、下記のような感じです。

貴社が耐震構造に力を入れている点に興味を持ちました。

震災が多い国ですから、優れた耐震技術で多くの人を救えると感じたからです。

建物を造るのであれば、世の中に役に立つ建物を造りたいと思ったので、貴社を志望します。

また、応募企業のホームページの社員さんのインタビューを見るのは、もっとも簡単に志望動機を作れます。

貴社のホームページを拝見しました。

社員の〇〇さんのインタビューを見て「私も〇〇さんのようになりたい」と思ったため、貴社を志望します。

〇〇さんはその企業にしかいませんから、「その企業でなければいけない理由」になります。

企業に興味をもったというよりは、「人に興味を持ったから」という志望動機もアリです。

未経験者の志望動機は熱意が一番大事【どのような施工管理になりたいか】

施工管理の転職に限った話ではないですが、未経験から転職する場合は熱意が一番大事です。

正直、採用担当者が一番みているのは熱意です。

「私は貴社で長く働きたいです」

「わからないことも多いと思いますが、1つずつ仕事を覚えていきます」

というような一言を添えると、熱意が伝わりやすいです。

「利益をあげられる施工管理になりたいです」など、どんな施工管理になりたいかを伝えても良いでしょう。

施工管理が未経験の人の志望動機の例文

上記を踏まえて、いくつか志望動機の例文を紹介します。

志望動機を書くときは「理由→詳細」の順番で書くと、わかりやすい文章になります。

志望動機の例文①【土木施工管理の未経験者向け】

私が貴社を志望する理由は、貴社は未経験者でも施工管理を募集していたからです。

私は工業高校出身なのですが、昔からモノづくりに興味がありました。

特に土木に興味があり、個人的にも勉強していました。

新卒で製造業に就職しましたが、土木に対する興味が強くなっていき、施工管理になりたいと思ったため今回応募しました。

貴社は、トンネル施工に力を入れている点に興味を持ちました。

私は以前に青函トンネル完成までのドキュメントをテレビで見て、トンネル施工に強く興味をもちました。

トンネルなど社会インフラを造りたいと思ったので、貴社を志望します。

わからないことも多いと思いますが、1つずつ仕事を覚えていき、貴社で長く働きたいです。

「施工管理の志望動機」と「応募企業の志望動機」を両方伝えていますね。

最後に熱意を伝える文章も書いています。

文章も長すぎず短すぎずで、印象が良い志望動機です。

志望動機の例文②【マンション建築の未経験者向け】

私が貴社を志望するのは、コミュニケーション能力を活かせると思ったからです。

私は接客の仕事をしてきたので、コミュニケーションに自信があります。

施工管理の仕事はコミュニケーション能力が必要と聞いたので、自分のコミュニケーション能力を貴社で活かせると思い志望します。

もともとモノづくりには興味があり、建築の仕事をしてみたいと思っていました。

でも、建築の大学や専門学校を出たわけではないので無理だろうと思っていたのですが、施工管理は未経験からできると知ったので応募してみようと思いました。

貴社は、マンション建築に力を入れている点に興味を持ちました。

以前に分譲マンションの内見をしたとき「こんなきれいな建物を造ってみたい」と思ったからです。

1つ1つ仕事を覚えていきながら、貴社で長く働きたいです。

自分の強みを志望動機にするパターンです。

自己PRと志望動機を一緒にするような感じですが、採用担当者からみても期待感があって良いですね。

志望動機の例文③【ハウスメーカーや工務店向け】

私が貴社を志望するのは、もともと家づくりに興味があったからです。

この年齢まで大工などの経験がないため諦めていたのですが、施工管理であれば未経験からでもチャレンジできると知ったため応募しました。

貴社のホームページを拝見しました。

社員の〇〇さんのインタビューを見て、〇〇さんが未経験から施工管理を始めて、今は家づくりの第一線で活躍しているのをみて、「私も〇〇さんのようになりたい」と思ったことも貴社を志望する理由です。

イメージと現実が違うことは百も承知していますが、この年齢での転職は最後なると思うので、人生に後悔のないよう貴社で頑張りたいです。

ホームページの社員さんのインタビューを志望動機にするパターンですね。

「貴社でなければいけない理由」が伝わりやすいため、印象に残る良い志望動機です。

志望動機の例文④【大工→施工管理のキャリアチェンジ向け】

私が貴社を志望する理由は、今まで大工をやってきましたが施工管理をやってみたくなったからです。

現場で施工管理の人と会う機会は多かったのですが、現場をまとめることや、マネジメントする仕事に興味を持ちました。

大工の仕事自体は嫌いではありませんが、キャリアアップしてみたいと思い、今回応募しました。

貴社は品質を重視しているため、貴社で働きたいです。

大工時代に品質の大切さは身に染みてわかっています。

貴社のように「良いものを造りたい」と真剣に事業をしているところで、私も働きたいです。

不慣れな部分もあると思いますが、大工時代の経験で貴社に貢献したいです。

建設業界にいた人は、自分がやってきた仕事をアピールしましょう。

異業種からの転職よりは圧倒的に有利なため、志望動機の中に実績を織り交ぜるとなお良いです。

また、応募企業が喜びそうな保有資格があれば、アピールすると良いですね。

給料、休み、福利厚生の志望動機はNG

給料、休み、福利厚生の志望動機はNGです。

働く気を感じないからです。

私が貴社を志望する理由は、休みが多いからです。

年間休日を増やそうという取り組みや、残業が長くなりすぎないようにする施策に感銘を受けました。

私も休みが多い貴社で働きたいです。

仕事のやる気を感じませんよね。

「休みが目的?」という印象をもってしまいます。

給料、休み、福利厚生の志望動機は書かないようにしましょう。

「企業理念に共感しました」もNG

志望動機の定番といえば「貴社の企業理念に共感しました」ですが、正直イマイチです。

「企業理念に共感した」というのは、応募企業をほめているだけであって、志望動機ではないからです。

極論ですが、企業が求めているのは企業理念に共感してくれる人ではなく、会社に利益をもたらす人です。

「お、この人うちの会社で活躍してくれそう」と感じてもらうのが志望動機です。

「企業理念に共感しました」というような抽象的な志望動機はやめましょう。

施工管理の未経験者が面接で志望動機を突っ込まれた場合の切り返し方

刀を持つ人
考える男性
考える男性
志望動機の作り方はなんとなくわかったけど、面接でツッコまれたらどうしよう…

面接では、志望動機を深く突っ込まれることがあります。志望動機に矛盾点があると、採用担当者は確認したくなるからです。

面接で深く突っ込まれた場合の切り返し方(返答)をいくつか紹介します。

「なんで前職を辞めたんですか?」

志望動機にすばらしいことが書かれているほど「この人はこんな良いことを言ってるのに、何で前の会社辞めたんだろう?」と気になるものです。

答え方を間違えると、志望動機がウソっぽく見えてしまいます。

「なんで前職を辞めたんですか?」と聞かれたら、当時の自分の仕事選びを失敗談として説明しましょう。

前職に転職したときは、お恥ずかしながら「家から近いから」という理由だけで決めてしまいました。

ですが、家から近いことと仕事にやりがいを持てることは別です。

事実、前職の仕事をなかなか好きになれませんでした。

だから、今回の転職では「やりがいのある仕事をするぞ」という目的で動いています。

施工管理や御社の仕事には、やりがいを感じているので志望します。

こう答えることで、下記のように見えて好印象です。

  • 過去の失敗を活かして前に進める人
  • 反省できる人

人は成功体験や自慢を聞かされるのは不快ですが、失敗談には共感してしまいます。

あえて失敗談にすることで、印象を良くしましょう。

「うちもすぐに辞めちゃんじゃないですか?」

前職の期間が短い人が聞かれる質問です。

前職期間が短いと、どうしても「仕事が続かない人」に見えるからです。

すぐに辞めない理由を説明しましょう。

前職は「家から近いから」という理由だけで選んでしまったため、失敗しました。

前回の失敗を活かして転職活動をしているので、次は大丈夫です。

もちろん想像と違う仕事もあると思いますが、100%自分のやりたいことだけをやるのが仕事ではないので、頑張ります。

こんな感じで大丈夫です。

ただ「大丈夫です、やめません」と答えるだけでは弱いので、すぐに辞めない理由を説明しましょう。

上記のように「前回の失敗を活かして転職活動しているから」という理由があるだけで、説得力が増します。

「うちで長く働くと約束できますか?」

かなりつっこんだ質問ですね。

でも、この質問がでるということは、採用担当者はあなたを採用したいと思っている可能性が高いです。

本当に興味のない人には、鋭い質問をしないから。

大きなけがや病気、交通事故で亡くなってしまうこともあるかもしれないので、約束はできません。

ですが、そうした不慮の事故以外であれば長く働く所存です。

こんな感じで大丈夫です。

未来のことはわからないので、約束はできないですよね。

ですが「約束できません」と答えると印象が悪いので、上記のように答えると良いでしょう。

未経験で施工管理に転職するなら研修制度が整っている会社を選ぶ

未経験で施工管理に転職するなら、研修制度が整っている会社を選ぶ

未経験から施工管理に転職するなら、研修制度が整っている会社を選びましょう。

未経験なわけですから、教えてくれなければ仕事ができないからです。

未経験者採用をしている会社が増えていますが、研修制度の内容は様々です。

必ず研修制度の内容を比較するようにしてください。

少なくとも、研修期間が2ヶ月以上の会社を選びましょう。

未経験者なので、2ヶ月はないと現場で困るかも…

ワット・コンサルティングは60日間の新人研修で定着率83.2%

冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングでも、未経験から施工管理になりたい人を募集しています。

ワット・コンサルティングの強みは下記の6つ。

  • 定着率83.2%(業界平均は約70%)
  • 未経験者の採用率80%
  • 累計1500名の未経験者を育成
  • 優良派遣事業者に認定されている
  • 社会保険完備+資格取得奨励金あり
  • 60日間の研修で基礎をしっかり学べる(研修期間の長さは業界平均の2倍)

なので「基礎をしっかり学んでから働きたい!」という人に合ってると思います。

転職活動の情報収集に活用してみてください。

まとめ【施工管理の未経験者の志望動機はコツさえわかれば難しくない】

スーツサムズアップ

この記事をまとめます。

  • 未経験者の志望動機は、施工管理の志望動機と応募企業の志望動機の2つが必要
  • 熱意は必ず伝える
  • 給料、休み、福利厚生、企業理念の志望動機はNG
  • 面接でつっこまれたら、過去を失敗談として語ればOK
  • 未経験で施工管理に転職するなら、研修制度が整っている会社がおすすめ

この記事を読んだだけでは何も始まりません。

まずはこの記事を参考に、志望動機を書いてみてください。

書くことで上手になっていきます。

志望動機の基本は、下記の2つだけ。

  1. なんで施工管理をやりたいと思ったのか?
  2. なんでその企業で働きたいと思ったのか?

シンプルに考えた方が良い志望動機ができることも多いので、難しく考えすぎないのがコツですね。

自己PRも考えよう

また、志望動機とセットで考えなければいけないのが「自己PR」です。

施工管理の自己PRのコツは、施工管理の自己PRの書き方【例文や志望動機のコツも解説】にまとめたので、参考にしてみてください。

ちなみに、未経験から施工管理への転職に失敗しないコツは以下の9つです。

失敗を防ぐコツ

  1. 新人研修がしっかりしている会社を選ぶ
  2. 未経験者OKの求人情報に絞る
  3. 転勤の有無をチェックする
  4. 給料・休日・福利厚生など条件をチェックする
  5. 資格取得支援など人材育成に力を入れている会社を選ぶ
  6. ブラック求人を避けてホワイト企業を探す
  7. 型に沿って志望動機を作る
  8. 型に沿って自己PRを作る
  9. 面接でよく聞かれる質問の答えを用意しておく

詳しくは、未経験でも施工管理に転職できる!転職に失敗しない9ステップにまとめたので、参考にしてみてください。

また、未経験で施工管理に転職する場合は、転職する企業の研修制度もチェックしましょう。

未経験なので、研修がしっかりしていないと現場でパニックになるから。

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングは施工管理の未経験者さんを募集しており、60日間の新人研修でしっかり基礎を学べます。

スタートダッシュで失敗したくない人は、転職活動の参考にしてみてください。

あなたの転職活動の参考になればうれしいです!

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