取得を考えてるけど、難しい試験なのかな…?
試験対策とかも知りたいな。
資格をとってキャリアアップしたい。
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- マンション維持修繕技術者試験の難易度がわかる
- マンション維持修繕技術者の試験対策がわかる
- マンション維持修繕技術者以外でおすすめの資格がわかる
マンション維持修繕技術者は、マンションの維持や修繕のスキル・知識を証明する民間資格です。
マンションの大規模修繕工事のプロフェッショナルとして活躍できる資格なので、キャリアアップに有益です。
今後は新築よりも維持修繕の時代なので、マンション維持修繕技術者の需要も高まるでしょう。
将来を見据えて取得しておくべき資格の1つです。
試験の難易度や試験対策を解説するので、合格の参考にしてみてください。
目次
マンション維持修繕技術者試験の難易度
マンション維持管理修繕技術者のおおよその合格率は、25〜30%程度です。
3〜4人に1人しか合格できないので、難しい試験と言えるでしょう。
テキトーに勉強すると落ちるので、しっかり勉強する必要があります。
【そもそも】マンション維持修繕技術者とは
本題に入る前に、マンション維持修繕技術者の基礎を解説しておきます。
具体的には、下記のような業務を行う資格です。
- マンションの建物診断
- 修繕設計
- 工事監理
主に、マンションの大規模修繕工事で必要となるイメージです。
マンション維持修繕技術者を受験する人は、主に下記のような会社に勤めている人です。
- マンション管理会社
- マンション大規模修繕の施工会社
- 大規模修繕向けの設計事務所
マンション維持修繕技術者の将来性
結論、将来性は大きいです。
なぜなら、マンションの数が多いから。
出典:国土交通省「分譲マンションストック戸数」
マンションの新築こそ減っているものの、既存のマンションの数は多いままです。
新築の減少=維持修繕の需要が伸びるので、マンション維持修繕技術者の将来性は明るいです。
2017年には、大規模修繕コンサルタントと施工業者によるバックマージンや談合が問題になり、「マンション大規模修繕で信頼できる専門家」が求められている時代。
管理組合も大切な修繕積立金をダマし取られたくないため、マンション維持修繕技術者への期待値は大きく上がっています。
参考:国土交通省「設計コンサルタントを活用したマンション大規模修繕工事の発注等の 相談窓口の周知について(通知)」
マンション維持修繕技術者の試験対策【テキストと過去問で独学可能】
試験対策・勉強方法は、主に下記の3つがあります。
- 公式テキストで勉強する
- 過去問をくりかえし解く
- 研修に参加する
結論、独学でも合格できるので安心してください。
1つずつ解説しますね。
①公式テキストで勉強する
マンション維持修繕技術者の公式テキスト「マンション維持修繕技術ハンドブック」があるので、まずは購入しましょう。
正直、他のテキストはなくてもOKでして、公式テキストで十分に勉強できます。
Amazonや取扱のある書店で購入できます。
※取扱のある書店は、マンション管理業協会のホームページに掲載されています。
公式テキストを買ったら、まずはざっと読みこんで雰囲気を見ましょう。
②過去問をくりかえし解く
マンション管理業協会のホームページで、過去7年分の過去問を閲覧できるので利用しましょう。
テキストを読むだけでは合格できないので、過去問もくりかえし解いてみてください。
※市販の過去問集はありません。
過去問は、最低でも過去7年分を3周は解きましょう。
マンション維持修繕技術者の試験問題のほとんどは、暗記系の問題です。
なので、過去問を覚えてしまえばほぼ合格できるといっていいでしょう。
③研修に参加する
独学で自信がなければ、マンション維持修繕技術専門課程研修を受けてみましょう。
ビデオ学習と講義で、試験対策を補強できます。
具体的な勉強の手順
具体的な勉強の手順をまとめると、下記のとおりです。
- テキストをざっと読む
- 過去問を解いてみる
- わからないところは解答やテキストで確認
- あとはひたすら過去問を解く
- どうしても不安なら研修に参加する(9~10月)
これで合格率はかなり上がります。
まずはテキストを購入してみましょう。
【おまけ】マンション維持修繕技術者の5chも参考にしよう
ちなみに、5chでもマンション維持修繕技術者の情報が多いので、参考に見ておくと良いでしょう。
合格した人の体験談も書かれているので、読んでおいて損はありません。
マンション維持修繕技術者以外におすすめの資格
具体的には下記がおすすめです。
- 建築施工管理技士
- 管工事施工管理技士
- 電気工事施工管理技士
- 電気通信工事施工管理技士
- 一級建築士
- 建築設備士
- 給水装置工事主任技術者
- マンション改修施工管理技術者
- 浄化槽管理士
- 消防設備士
いずれも、マンション大規模修繕工事に有益な資格なので、キャリアアップしたい人は取得しておきましょう。
各資格の詳細は、下記の記事にまとめています。
- 1級建築施工管理技士の合格率や過去問や受験資格から見る難易度
- 2級建築施工管理技士の合格率や過去問からみる難易度
- 1級管工事施工管理技士の合格率や難易度!効率的な勉強方法も解説
- 2級管工事施工管理技士の合格率から見る難易度!勉強方法も解説
- 1級電気工事施工管理技士の合格率や難易度!効率的な勉強方法
- 2級電気工事施工管理技士の合格率から見る難易度!勉強方法も解説
- 1級電気通信工事施工管理技士の難易度を合格率や過去問題から解説
- 2級電気通信工事施工管理技士の難易度を過去問や合格率から分析
- 一級建築士試験の合格率や受験資格からみる難易度
- 建築設備士の受験資格や試験の難易度!独学でも合格できるのか?
- 給水装置工事主任技術者の難易度【合格率や合格基準から分析】
- マンション改修施工管理技術者とは【合格率や難易度も解説します】
- 浄化槽管理士の合格率や過去問からみる難易度
- 消防設備士の試験内容や合格率からみる難易度
まとめ【マンション維持修繕技術者の難易度はちょっと高め】
この記事をまとめます。
- マンション維持修繕技術者の合格率は25〜30%くらい
- 試験対策は、公式テキストと過去問でOK
- 不安なら研修を受講しておく
以上、マンション維持修繕技術者の受験の参考になれば幸いです。
まずは行動あるのみでして、さっそく公式テキストを買ってみましょう。
テキストを読んでみて、過去問も解いてみてください。
当然ですが、1日も早く勉強を始める方が合格率が上がります。
「明日やろう」の明日はこないので、今日からできることを始めるのがおすすめです。
あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです!