怒られたり、無視されて人間関係がうまくいかない…
どうすればうまくコミュニケーションをとれるかな…?
メンタルを維持する方法も教えてほしい。
こういった悩みに応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 施工管理が職人さんとのコミュニケーションや人間関係に悩む3つの理由がわかる
- 施工管理が職人さんとうまくコミュニケーションをとる13のコツがわかる
- コミュニケーションが辛いときのメンタル維持のコツがわかる
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の転職サポートの会社です。
職人さんとのコミュニケーションが、大変に感じることはありますよね。
もちろん良い人たちなんですが、中には気難しい人がいるのも事実。
人間関係がうまくいかないと、仕事が辛くなることもあるでしょう。
この記事では、施工管理が職人さんとうまくコミュニケーションを取るコツを13個紹介します。
あなたにできそうなものから試してみてください。
職人さんとの人間関係に変化が起きるかもしれません。
今の現場や未来の現場でコミュニケーションに困りたくない人は、最後まで読んでみてください!
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
施工管理が職人さんとのコミュニケーションや人間関係に悩む3つの理由
施工管理が職人さんとのコミュニケーションに悩む理由は、主に下記の3つです。
- 職人さんが怖い
- 職人さんに無視される
- 現場に相談できる人がいない
あなたも経験したことがあるかと。1つずつ解説しますね。
職人さんが怖い
怖い職人さんは、ちょっと萎縮しちゃいますよね。
特にこんな職人さんは怖いと感じるもの。
- 声が大きい
- 言葉が荒っぽい
- キレてるのを見たことがある
たしかに厳しい人もいるのは事実です。
ただ、基本的には良い人たちが多いですよ。
建設現場は危険がつきものです。
危ないからこそ、厳しく怒ってくれる職人さんもいます。
職人さんに無視される
たまにですが、職人さんに無視されることもあるかと。
特に思い当たる節がなくても、無視されると不安になりますよね。
原因は下記のように様々かと。
- たまたま機嫌が悪い
- あなたが好きじゃない
- 知らぬ間に嫌なことを言ってしまった
ただ、無視されると改善もしにくいので辛いところです。
現場に相談できる人がいない
小規模な現場だと、相談できる先輩がいないことも。
職人さんとうまくコミュニケーションがとれないとき、相談する人がいないと辛いものですよね。
焦ってミスが発生し、余計に職人さんとうまくいかなくなることもあるでしょう。
職人さんは施工管理をけっこう見ている
実は、職人さんたちは施工管理をけっこう見ています。
なぜなら、自分達の仕事のしやすさに関わるから。
わかりやすくいうと「仕事ができる施工管理か」をチェックしています。
ちなみに、仕事ができない施工管理の特徴は下記の7つです。
- 職人さんにうまく指示出しできない
- 段取りが悪い
- 偉そうな態度
- 施主や元請けに良い顔して、職人さんを邪険に扱う
- 仕事の勉強をしていない
- ミスすると言い訳する
- 仕事をしてる気になっている
詳しくは、仕事ができない現場監督の特徴7選【職人さんとうまくやっていくコツ】にまとめたので参考にどうぞ。
施工管理が職人さんとうまくコミュニケーションをとる13のコツ
結論、コツは下記の13個です。
- 元気よく挨拶・返事をする
- きちんと感謝を伝える
- 休憩時間にコミュニケーションをとる
- 工事内容を把握するよう努める
- 職人さんをリスペクトする
- 職人さんの話をよく聞く
- 職人さんの提案を採用する
- 報連相を徹底する
- 感情的にならない
- 職人さんのやり方を否定しない
- 頭を下げてお願いする
- 熱心に仕事に取り組む
- コミュニケーションの5Cを意識する
いきなりすべてを実践する必要はありません。
あなたができそうなものから試してみてください。
1つずつ解説します。
【コツ1】元気よく挨拶・返事をする
元気よく挨拶・返事をする人は、印象が良いから。
最初は無視されたりムスッとされても、継続することで次第に心を開いてくれる職人さんは多いです。
元気よく挨拶・返事をする人を邪険にし続けるのは、さすがに罪悪感がありますからね。
また、元気よく挨拶・返事をする人は話しかけやすいので、コミュニケーションをとりやすくなります。
【コツ2】きちんと感謝を伝える
感謝を伝えるときに、信頼関係は生まれるから。
「ありがとうございます!」と一言伝えるだけでも、コミュニケーションをとりやすくなりますよ。
日頃の感謝を伝えてみても良いでしょう。
【コツ3】休憩時間にコミュニケーションをとる
リラックスしているときに話すと、仲良くなりやすいから。
特に昼休みのコミュニケーションが狙い目です。
人間は食事中に副交感神経が優位になるので、穏やかになりがち。
職人さんの趣味の話などを聞いてみるのも良いでしょう。
【コツ4】工事内容を把握するよう努める
理由は下記の3つです。
- 戻り作業を防ぐため
- 職人さんにスムーズに指示を出すため
- 「仕事ができる奴」と認定されるため
きちんと仕事をするほど、信頼されてコミュニケーションをとりやすくなります。
経験が浅い人は工事内容を把握するのは難しいこともありますが、あなたができる範囲でしっかりと把握しましょう。
ちなみに、施工管理の仕事を早く覚えるコツは、現場監督の仕事の覚え方7選【仕事に目標をもつと早く覚えられる】を参考にどうぞ。
【コツ5】職人さんをリスペクトする
敬意をもって接するからこそ、職人さんもあなたに敬意をもってくれます。
自分がしてほしいことは、まず自分からやりましょう。
くれぐれも、上から目線はNGです。
施工管理は決して偉いわけじゃありません。
職人さんから学ぶ姿勢も忘れずに。
施工管理業務に役立つ多くの学びがあるはずです。
謙虚に「教えてください!」と言ってみるのも良いでしょう。
【コツ6】職人さんの話をよく聞く
人は自分の話を聞いてもらうと「受け入れられている」と感じるから。
結果、信頼関係が生まれます。
職人さんからアドバイスをもらうこともありますが、真摯に聞きましょう。
【コツ7】職人さんの提案を採用する
「◯◯さんなら、この場合どうしますか?」と提案してもらうのも良いでしょう。
職人さんは「頼りにされている」「信頼されている」と感じて、コミュニケーションをとってくれやすくなるから。
ベテランの職人さんは、豊富な経験から良い提案をしてくれることもあります。
良い案であれば、採用することで信頼関係を構築できます。
【コツ8】報連相を徹底する
報連相を徹底すると仕事のミスがへって、信頼関係を構築できるから。
「こんな細かいこと言わなくていいか…」という発想はキケン。
報連相して損はありません。
小さなことでもしっかり報連相しましょう。
【コツ9】感情的にならない
感情的に怒ってしまったら、人間関係が崩壊する恐れがあるから。
施工管理や職人さんが感情的になって、喧嘩になるケースは下記などがあります。
- 施工管理が偉そうにして喧嘩になる
- 「何もわかってねーくせに!」と職人さんがキレる
- 「じゃあお前がやってみろ!」と施工管理がキレる
詳しくは、現場監督と職人さんが喧嘩する5つのケース【イライラを減らす方法】にまとめてます。
感情的になっても、良いことは1つもありません。
【コツ10】職人さんのやり方を否定しない
職人さんには職人さんの考えがあるから。
特にベテランの職人さんは、長年の経験から意思決定していることもあります。
否定するのではなく、提案するのがコツ。
「ちなみに、こんなやり方はどうでしょうか?」と聞いてみましょう。
【コツ11】頭を下げてお願いする
きちんと頭を下げることで、誠意が伝わるから。
頭を下げてお願いされたら、むげに断りにくいものです。
くれぐれも、職人さんを業者扱い・下請扱いして命令してはいけません。
【コツ12】熱心に仕事に取り組む
あなたの熱意が伝わって、心を開いてくれる職人さんもいるから。
具体的には、下記のように行動しましょう。
- 現場を掃除する
- 仕事の勉強をする
- 朝一に現場入りして仕事の準備をする
人の頑張りは、意外と見られているものです。
「いつも頑張ってるね」と、職人さんから声をかけてくれることがあるかも。
【コツ13】コミュニケーションの5Cを意識する
「コミュニケーションの5C」とは、プロジェクトマネジメントの技術です。
- Correct:正しい言葉を使う
- Concise:簡潔な表現にする
- Clear:明確な目的と表現にする
- Coherent:理論的で一貫性のある話をする
- Control:言葉と話の流れをコントロールする
いきなりすべてをマスターするのは難しいですが、1つずつ意識してみましょう。
ちなみに「理論的な話し方」のコツは、下記の3ステップで話すこと。
- 主張
- 理由
- 具体例
相手に納得してもらうときの話し方です。
- 主張:私は◯◯だと思うんですよね。
- 理由:なぜなら、◯◯だからです。
- 具体例:事実、◯◯◯◯だったことがあります。
ちょっと意識するだけで、急に説得力が増しますよ。
【メンタル維持】職人さんも成長していると理解する
自分のメンタルを維持するのが大変…
今のメンタルを維持するコツですが「職人さんも成長しているんだ」と思ってみましょう。
あなたが成長するように、職人さんも常に成長しています。
今はうまくコミュニケーションをとってくれない職人さんでも、職人さんが成長していくことで関係が改善するかもしれません。
こちら、詳しくはメンタリストDaiGoさんの動画「10分で人間関係が変わる授業がこちら【1回聞くだけで1年持続】」を見てみるのがおすすめです。
検証結果では、多くの人がストレスを軽減できたそうですよ。
まとめ|職人さんとコミュニケーションをとるコツを実践してみよう
最後にもう一度、施工管理が職人さんとうまくコミュニケーションをとる13のコツをまとめておきます。
- 元気よく挨拶・返事をする
- きちんと感謝を伝える
- 休憩時間にコミュニケーションをとる
- 工事内容を把握するよう努める
- 職人さんをリスペクトする
- 職人さんの話をよく聞く
- 職人さんの提案を採用する
- 報連相を徹底する
- 感情的にならない
- 職人さんのやり方を否定しない
- 頭を下げてお願いする
- 熱心に仕事に取り組む
- コミュニケーションの5Cを意識する
いきなりすべてを実践しなくていいので、できそうなことから始めてみましょう。
少しでも職人さんとコミュニケーションをとりやすくなるのを祈っています!