転職を考えてるんだけど、自分にできるか不安…
向いてなかったらイヤだなぁ…
あと、未経験で施工管理に転職するとき失敗しないコツも知りたい。
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかること
- 施工管理に必要な求められる能力やスキル17選
- 施工管理職に転職してから身につけたい5つの基礎知識
- 未経験で施工管理の転職するとき失敗しないコツ
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。
未経験から施工管理に転職したい人を募集しています。
この記事では、施工管理に必要な能力やスキルを解説していきます。
施工管理に必要な能力やスキルを17個紹介しますが、最初からすべての能力が必要ではないので安心してください。
転職してから身につけられるスキルもあるので、あくまで参考程度にチェックしておきましょう。
あなたが施工管理に向いてるかもわかるので、転職する前に適職診断するのがおすすめです。
向いてるようなら、さっそく転職活動を始めましょう。
未経験から施工管理に転職するときに失敗しないコツも解説します。
あなたに合う仕事に転職して活躍したい人は、最後まで読んでみてください!
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
施工管理に必要な求められる能力やスキル17選
自分にやっていけるか不安だなぁ…
結論、以下の17の能力・スキルが求められます。
- 責任感
- 継続力
- 交渉力
- 経理能力
- 体力と精神力
- 危機管理能力
- 問題解決する力
- 向上心や積極性
- マルチタスク能力
- 臨機応変な対応力
- マネジメントスキル
- スケジュール管理能力
- コミュニケーション能力
- 現場をまとめるリーダーシップ
- 最低限のパソコンスキル
- チャット型アプリの利用スキル
- お酒を飲める
冒頭でもお伝えしましたが、現段階ですべての能力・スキルは必要ありません。
まずは転職してから、少しずつできるようになっていけばOKです。
※ただし「お酒を飲める」だけは、できるようにならなくても大丈夫です。
1つずつ解説していきます。
参考記事
ちなみに、施工管理の仕事内容の全体像については、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説にまとめています。
責任感
施工管理には責任感が求められます。
施工管理者は工程管理・品質管理・安全管理など多くの仕事を担当します。
工事が成功するためや、作業者の安全のために必要不可欠な仕事です。
間違いやミスがあった場合、大きな損害や事故につながり、法的な責任も問われることがあるでしょう。
そのため、仕事に対する責任感が求められます。
継続力
施工管理には継続力も求められます。
1つの現場で数ヶ月~数年かかることもあります。
その間、計画に沿った工程管理・品質管理・安全管理など、一貫して業務を行う必要があります。
また、予期せぬ問題はいくつも発生することがあるため、継続的に対応しなければいけません。
そのため、施工管理には継続力が必要です。
交渉力
施工管理者は、以下のような人たちと連携しながら仕事を進めます。
- 顧客
- 設計士
- 工事業者
- 供給業者など
各者の利益をバランスよく配慮しながら合意を得る必要があるため、交渉力が求められます。
また、工事のコスト削減や納期の調整など、具体的な交渉事項もあるため、優れた交渉力が求められます。
経理能力
施工管理は経理もできた方が望ましいです。
工事の原価管理や予算管理など、お金に関わる業務があるからです。
工事の費用を効率的に管理して、予算内で工事を完了させなければいけません。
また、工事の進行とともに生じるコストの変動に対応して、適切な財務判断を下すためにも、基礎的な経理能力はあった方が良いでしょう。
体力と精神力
施工管理は体力と精神力もあった方が良いでしょう。
早朝から夜まで働くこともあるため、体力が必要です。
また、多くの業者とのコミュニケーション、期限内の工程管理、予想外の問題への対応など、精神的に大変な状況に直面することもあります。
このような状況を乗り越えるためには、体力と精神力があると望ましいです。
危機管理能力
施工管理には危機管理能力も求められます。
現場には事故を起こす危険が潜んでいるからです。
現場の作業員さんがケガをしないように対策するのも、施工管理の仕事です。
施工管理の安全管理が甘いと、現場で事故が起きる可能性があります。
最悪の場合は、死亡事故につながりかねません。
そうした状況を防ぐためにも、施工管理には危機管理能力が求められます。
問題解決する力
施工管理は問題を解決する力も必要です。
以下のように、現場ではさまざまなトラブルが起きることがあります。
- 予算超過
- 工事の遅れ
- 作業員の事故
- 工事の進行が図面と違う
これらの問題を効率的かつ迅速に解決するためには、問題の本質を見抜き、最適な解決策を提案する「問題解決する力」が必要となります。
向上心や積極性
施工管理は重要な仕事なので、スキルや知識を向上させて、現場の改善に主体的に取り組む「向上心や積極性」が求められます。
新たな技術や手法を学び、最新の規制や基準を理解することで、より効率的かつ安全な施工を実現する必要があるでしょう。
また、後述する「施工管理技士」など国家資格を取得することで、キャリアアップしやすくなります。
現場の成功のためにも、自身の成長のためにも向上心や積極性が必要不可欠です。
マルチタスク能力
施工管理者は以下のようなさまざまな仕事を同時進行させていきます。
- 安全管理
- 品質確認
- 工程の計画
- コスト管理
- 関係者とのコミュニケーションなど
それぞれの仕事を疎かにしないように、複数の作業を効率よく並行して処理できる「マルチタスク能力」が必要です。
臨機応変な対応力
施工管理には臨機応変な対応力も求められます。
現場では、以下のようなことが起こります。
- 工事内容の変更
- 予想外のコスト増
- 天候の変化により工事を進められない
そのたびに適切な対応を行う「臨機応変な対応力」が必要です。
マネジメントスキル
施工管理はマネジメントスキルも必要です。
工事現場で人々・工程・資源・予算などを管理するからです。
マネジメントスキルがなければ、全体をうまく統括できないでしょう。
また、現場作業員さんとの人間関係がうまくいかず、現場を進めにくくなってしまうこともあります。
円滑に工事を進めるためにも、マネジメントスキルが求められます。
スケジュール管理能力
施工管理はスケジュール管理能力も求められます。
期限内に工事を完了させなければいけないからです。
以下のようにスケジュールの対応が必要です。
- 工事計画の作成
- 工事の進捗の確認
- 遅れている場合は対応策を出す
コミュニケーション能力
施工管理者は以下のような人たちと関わるため、コミュニケーション能力が必要です。
- お客様
- 設計者
- 協力業者
- 現場作業員
- 周辺住民など
コミュニケーションがうまくとれないと、円滑に工事を進められないでしょう。
そのため、コミュニケーション能力が求められます。
ちなみに、現場作業員さんとうまくコミュニケーションを取るコツは、施工管理が職人さんとうまくコミュニケーションを取る13のコツ!人間関係を良好にを参考にどうぞ。
現場をまとめるリーダーシップ
施工管理はリーダーシップも必要です。
現場を統括する立場だからです。
リーダーシップを発揮することで、現場作業員さんの協力を得ることができます。
反対に、リーダーシップを発揮できないと現場がうまく機能しないこともあるでしょう。
そのため、リーダーシップはあった方が良いでしょう。
最低限のパソコンスキル
施工管理は最低限のパソコンスキルも必要です。
以下のような事務作業をパソコンで行うからです。
- 書類作成
- 写真整理
- 工程表の作成
- メールのやりとり
ワードやエクセルの基本的な操作はできた方が良いでしょう。
チャット型アプリの利用スキル
近年はチャット型のアプリで仕事のやりとりを行う会社が増えているからです。
以下のようなアプリの操作経験があると望ましいです。
- LINE
- Slack
- チャットワーク
現場で使われるアプリは、【無料あり】施工管理におすすめアプリ9選【比較表あり、厳選した】も参考にどうぞ。
お酒を飲める
これはできなくても大丈夫ですが、無理でなければお酒を飲めると良いでしょう。
現場作業員さんや関係業者と飲みニケーションをする場もあるから。
ただし、近年はコロナの影響もあり、以前ほど飲み会は多くありません。
また、お酒を強要するような現場も少ないです。
施工管理職に転職してから身につけたい5つの基礎知識
転職してから勉強すればOKですが、以下のような基礎知識を身につけていきましょう。
- 測量
- 積算
- 地盤調査
- 施工方法
- CADスキル
こちらも1つずつ解説していきます。
測量
測量とは、土地や建物の位置・形状・大きさ・高さなどを正確に測定することです。
きちんと測量ができていないと、図面と現場に差異がうまれてしまいます。
特に土木工事では測量がよく行われるため、土木施工管理に転職する人はいずれ測量も勉強していきましょう。
積算
積算とは、工事のコストを算出することです。
使用される建材や部材の数量、工事の種類と量などから、全体の工事費を計算します。
この積算結果は、工事の見積もり作成や入札・契約・工事管理など、多くの工程で活用されるため重要な業務です。
地盤調査
地盤調査とは、建築物を建てる前に地盤の硬さや地質、地下水の状況などを調査することです。
建築物の重さを支えられるか、地震や水害時に問題が起きないかを判断するために必要な作業です。
地盤が弱いと建物が傾いたり、最悪の場合、建物が倒壊する恐れもあります。
このため、地盤調査は建物を建てる前の大切なプロセスです。
施工方法
施工方法、つまり工事のやり方も勉強していきましょう。
施工管理は現場作業員さんに指示を出す立場なので、施工方法も知っておいた方がいいからです。
実際の工事は現場作業員さんが行いますが、きちんと勉強しておかないと現場作業員さんとうまくコミュニケーションを取れないこともあります。
現場で見て覚えることも含めて、学んでいくことが必要です。
CADスキル
CADとは「Computer-Aided Design」の略で、コンピュータを利用して設計を行うシステムのことです。
施工管理は現場の図面を作成するときにCADを使います。
これも転職してから勉強すればOKですが、必ず習得しましょう。
詳しくは、施工管理もCADを勉強した方がいい【無料で勉強する方法も解説】も参考にどうぞ。
施工管理に適性がある人の特徴
結論、施工管理に適性がある人の特徴は以下の30個です。
10個以上に当てはまるようであれば、あなたは施工管理に向いているでしょう。
- コミュニケーション能力がある
- リーダーシップがある
- チームワークを活かせる
- マネジメント力がある
- スケジュール管理できる
- リスク管理できる
- 体力がある
- 臨機応変に対応できる
- マルチタスクができる
- 交渉力がある
- 気配りができる
- 細かいことに気がつく
- 元気よく話せる、元気よくあいさつと返事ができる
- 年上に好かれる・かわいがられる
- 初対面の人と仲良くできる
- 説明がわかりやすい
- 自分の意見を言える
- 仕事が丁寧
- 整理整頓できる
- 細かい仕事ができる
- 算数ができる
- 勉強し続けられる
- 体育会系
- メンタルが強め
- 理不尽なことや嫌なことがあってもすぐ立ち直れる
- 健康体
- タバコの煙に抵抗がない
- お酒が飲める
- 建設やモノづくりが好き
詳しくは、施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】にまとめたので適職診断してみてください。
未経験で施工管理の転職するとき失敗しないコツ
変な会社に転職しちゃったらどうしよう…
未経験で施工管理に転職するときは、研修制度がしっかりしている会社を選びましょう。
なぜなら、未経験者なので研修をしっかり受けないと現場でパニックになるから。
給料や福利厚生も大切ですが、未経験者さんが求人を見るときは研修制度もチェックするのがコツです。
ワット・コンサルティングは研修60日間【定着率83.2%】
冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングでも施工管理の未経験者さんを募集しています。
ワット・コンサルティングでは、60日間の新人研修があり、業界トップクラスの研修を行なっています。
そのため、
という人に合っていると思います。
他にも、ワット・コンサルティングには以下の強みがあります。
- 研修期間中もお給料をもらえる
- 1500名以上の未経験者を研修してきた実績あり
- 定着率83.2%なので現場監督の転職に失敗しにくい(定着率も業界トップクラス)
転職活動の情報収集に活用してみてください。
施工管理への転職の失敗を防ぐコツ
さらに、未経験から施工管理への転職に失敗しないコツは以下の9つです。
失敗を防ぐコツ
- 新人研修がしっかりしている会社を選ぶ
- 未経験者OKの求人情報に絞る
- 転勤の有無をチェックする
- 給料・休日・福利厚生など条件をチェックする
- 資格取得支援など人材育成に力を入れている会社を選ぶ
- ブラック求人を避けてホワイト企業を探す
- 型に沿って志望動機を作る
- 型に沿って自己PRを作る
- 面接でよく聞かれる質問の答えを用意しておく
詳しくは、未経験でも施工管理に転職できる!転職に失敗しない9ステップにまとめたので、参考にしてみてください。
施工管理に必要な能力についてよくある質問と答え
最後に、施工管理に必要な能力に関して、よくある質問と答えをまとめておきます。
内気な性格だと施工管理はできないですか?
内気な性格でも施工管理はできます。
たとえ内気であったとしても、勉強していればコミュニケーションできるからです。
仮に勝ち気な性格であったとしても、勉強していなければ仕事にならないでしょう。
内気な人の方が現場で立ち回るために一生懸命に勉強することもあるので、結果、施工管理をやっていける可能性があります。
施工管理は性格が悪いのは本当ですか?
施工管理のポジションは、しっかりとしたリーダーシップと高い責任感を必要とするため、時には厳格さが必要とされます。
これが誤解されて「性格が悪い」と感じられることもあるかもしれません。
しかし、その一方で、施工管理者は効果的なコミュニケーションをもち、他人を尊重し、チームワークを重視することも求められます。
これらは一般的に「良い」性格と考えられる特質です。
そのため、性格が「良い」か「悪い」かは個々の施工管理者によるというより、その人がどのように自分の役割を果たすか、また、どのように他の関係者と関わるかによります。
職人から施工管理に転職できますか?
できます。
事実、職人から施工管理になる人がいるからです。
職人から施工管理に転職する方法は、職人から施工管理に転職する方法【施工管理の11の心配事を解消します】を参考にどうぞ。
まとめ|施工管理に必要な能力やスキルを理解して転職活動を始めよう
最後にもう一度、施工管理に必要な17の能力・スキルをまとめておきます。
- 責任感
- 継続力
- 交渉力
- 経理能力
- 体力と精神力
- 危機管理能力
- 問題解決する力
- 向上心や積極性
- マルチタスク能力
- 臨機応変な対応力
- マネジメントスキル
- スケジュール管理能力
- コミュニケーション能力
- 現場をまとめるリーダーシップ
- 最低限のパソコンスキル
- チャット型アプリの利用スキル
- お酒を飲める
くりかえしですが、現段階ではこれらのスキルは不要です。
※「お酒を飲める」はできなくても大丈夫です。
まずは施工管理に転職して、できることを増やしていきましょう。
あとは行動あるのみです。
行動しないと何も始まらないので。
まずは未経験者向けの施工管理の求人情報を見てみましょう。
未経験で施工管理に転職するときは、研修がしっかりしている企業を選ぶと失敗が少ないです。
私たちワット・コンサルティングでは、60日間の新人研修を行なっています。
そのため、
という人に合っていると思います。
転職活動の情報収集に活用してみてください。
さっそく今からできることを始めていきましょう。
あなたの今回の転職がうまくいくことを祈っています!