女性の施工管理は増えているのかな?
将来性はどれくらいあるの?
施工管理はどれくらい稼げるの?
どんな会社を選べばいいのかな?
ブラック企業では働きたくないな…
こういった疑問に答える記事です。
この記事の内容は下記のとおり。
- 女性でも未経験から施工管理の仕事はできる
- 女性でも施工管理はやっていける
- 女性の施工管理は増えていく予定
- 建設業界は人材不足のため、将来性がある
- 施工管理職の年収を紹介
- 未経験からでも働きやすい会社の選び方【会社は研修で選ぶ】
施工管理はあまり女性のイメージがなさそうですが、事実、施工管理で活躍している女性はいます。
女性の施工管理の人数も、ゆるやかに伸びています。
ICT化やAIも手伝って、女性でも働きやすい未来になるかもしれません。
未経験から施工管理を始めるか検討しているあなたの、お役にたてばうれしいです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
施工管理は未経験の女性でも始められる
女性でも未経験から施工管理の仕事を始めることができます。
事実、求人サイトを見ると女性・未経験の施工管理の募集がでてきます。
女性の未経験の施工管理の採用・育成に積極的な会社も増えているので、挑戦しやすい時代になりました。
女性でも施工管理はやっていける【もちろん真面目に働けばですが】
女性でも施工管理はやっていける仕事です。
女性でも施工管理をやっていける理由をいくつか紹介します。
- 施工管理は肉体労働ではないから
- 男性の職人さんは、女性の施工管理をかわいがってくれる人も多いから
- 女性のきめ細やかさは施工管理に向いているから
- 女性用のトイレを現場に設置している会社もある
①施工管理は肉体労働ではないから
施工管理は工事現場の作業員さんの仕事ではないので、肉体労働ではありません。
施工管理の仕事内容は下記のとおりです。
- 建設物が期限内に完成するように工事のスケジュールを管理する
- 工事が遅れていればスケジュールを修正して間に合うように指示を出す
- 人が足りなければ協力会社に依頼して助っ人を呼ぶ
- 現場作業員の安全が保たれるように安全管理をする
- 工事が予算内におさまるように工事費を調整する
- 土地や建物に関する行政への申請作業
施工管理のくわしい仕事内容については、施工管理(現場監督)の13の仕事内容【あなたに向いてるかも診断】に詳しくまとめています。
②男性の職人さんは、女性の施工管理をかわいがってくれる人も多いから
男性の職人さんたちは、女性の施工管理をかわいがってくれる人も多いです。(もちろん人によりますが)
工事現場で女性はまだまだめずらしいので、男が多い現場に女性がいるとうれしいものです。
③女性のきめ細やかさは施工管理に向いているから
施工管理は現場に目を配る仕事でもあるので、女性ならではのきめ細やかさが施工管理に向きます。
現場でコミュニケーションをとる仕事でもあるので、人の気持ちに配慮ができる人はなお良いです。
ちなみに、施工管理に求められる資質は下記のとおり。
- コミュニケーション能力がある
- コツコツまじめに仕事をできる
- リスクに対する意識が敏感
- 現場対応力がある
- 計画性がある
- 体力がある
- リーダーシップをとった経験がある
- マネジメント能力がある
- チームワークを活かせる
「体力がある」という点では男性に劣るかもしれませんが、それ以外は女性の方が活躍できる可能性もあります。
④女性用のトイレを現場に設置している会社もある
建設現場に女性が増えている時代なので、女性用のトイレを設置している現場もあります。
こういう配慮はうれしいですよね。
女性が働きやすい現場づくりに力を入れている会社も増えています。
⑤施工管理サポートという働き方もある
女性の施工管理という手もありますが、男性の施工管理をサポートする仕事もあります。
施工管理の業務内容は大きく分けると下記がありますが、事務作業を女性がサポートするイメージです。
- 現場監督
- 事務作業
事務作業の内容は、下記のとおり。
- 写真撮影
- 書類づくり
- 設計補助
- 予算管理
現場の職人さんに指示を出すような現場監督の仕事はありませんが、事務作業をする施工管理サポートの女性が増えています。
「男性に交じって現場監督もするのは、ちょっときついかも…」という女性は、施工管理サポートを目指す手もあります。
ただし、3Kは事実です
ただし、建設業界が3Kと言われているのは事実です。
3Kとは、下記の頭文字の「K」です。
- きつい
- 汚い
- 危険
建設業界は働きやすくなりつつありますが、まだまだ大変な仕事です。
特に施工管理は、下記は女性も一緒です。
- 長時間労働
- 休みが少ない
- 忙しい
女性の施工管理は増えていく予定
女性の施工管理職は増えていく予定です。
厚生労働省の発表した「建設労働者を取り巻く状況について」によると、平成26年の建設業の女性就業者は14.6%で、ゆるやかに上昇しています。
出典:厚生労働省「建設労働者を取り巻く状況について」
また、国土交通省が発表した「もっと女性が活躍できる建設業へ向けた取組について」では、平成26年に約10万人だった女性技術者・技能者を、平成31年に2倍の20万人にする予定です。
参考:国土交通省「女性技術者・技能者を5年で倍増」
今後も女性の施工管理は増えていくでしょう。
また、女性の施工管理が増えていくほど、女性が働きやすくなることでしょう。
建設業界は人材不足のため、将来性がある
建設業界は人材不足のため、食いっぱぐれる可能性が低く、将来性があります。
人材が不足すれば、1人あたりの給料も上がりやすいので稼ぎやすいですね。
国土交通省によれば、2025年には47万~93万人の建設技能労働者が不足すると計算しています。
出典:国土交通省「建設産業の現状と課題」
施工管理などの技術者1人あたりの価値がどんどん上がるということです。
「建設物がなくなる」ということはあり得ませんから、今後も安定して稼ぐことができるでしょう。
でも、「人材不足だと1人あたりの仕事量がどんどん増えちゃって、激務になるんじゃないの?」と思いますよね?
この問題については、建設業界でIT化を進めることで解消しようとしています。
例えば、下記などで人の作業を減らすための開発が進んでいます。
- 人ではなく、ロボットが工事する
- AIが最適な工事案を提示してくれる
- 測量はドローンがおこなう
建設業のIT化は国も推進していて、下記などの言葉を使っています。
- i-Construction
- ICT
ロボットやAIが働いてくれることで、人の作業量が減り、危険が減るため、人材が足りなくても仕事を回せる可能性があります。
力仕事が苦手な女性でも、ロボットやAIの力を借りることで、今よりもっと働きやすくなっていくでしょう。
建設業界のIT化については、建設業界が現場にAIを導入!AIは人間の仕事を奪うのか?も参考にどうぞ。
施工管理職の年収を紹介
「施工管理ってどれくらい稼げるの?」って気になりますよね?
施工管理の年収は、スキルや資格によって変わります。
施工管理の年収については、施工管理の平均年収や現場監督の仕事内容を参考にどうぞ。
もちろん、経験値が少ないうちは普通の給料ですが、スキルを積んで、施工管理技士などの資格を取得すればけっこう稼げます。
大手建設会社に勤める施工管理の人だと、年収800万円以上稼ぐ人もいます。
「手に職をつけて、稼ぎたい!」という人には、施工管理は良い仕事です。
ちなみに施工管理技士の資格については、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度を参考にどうぞ。
未経験からでも働きやすい会社の選び方【会社は研修で選ぶ】
未経験から施工管理を始めるなら、研修が整っている会社を選びましょう。
なんせ未経験ですからね、研修をしっかり受けないと現場で仕事ができません。
あまり研修せずに現場に送り込む会社もあるので、注意しましょう。
中には、未経験なのにブラックな環境で働くケースもあるので、会社選びは重要です。
未経験者なので、最低でも研修が2ヶ月以上ある会社を選びましょう。
2ヶ月以上ないと、現場で不安です。
しっかりと研修を受けてから現場に出られる会社にすると良いですよ。
ちなみに弊社メルマガでは、未経験者向けの研修がしっかりしている会社の求人情報を配信しています。
また、弊社の求人サイト「SAN-SUKE」でも、女性の施工管理未経験者向けの求人情報を掲載しています。
もちろん研修がしっかりしている会社の求人なので、転職の情報収集になると思います。
まとめ|施工管理が未経験の女性でも大丈夫
この記事をまとめます。
- 女性でも未経験から施工管理の仕事はできる
- 女性でも施工管理はやっていける【真面目にがんばれば大丈夫】
- 女性の施工管理は増えていく予定
- 建設業界は人材不足のため、将来性がある【ロボットやAIにも手伝ってもらえる】
- 施工管理職の年収については、スキルと資格があればけっこう稼げる
- 未経験からでも働きやすい会社の選び方は、研修が大事
「未経験だけど施工管理に興味がある」
「もうすぐ30歳だし、食いっぱぐれないように手に職をつけたい」
「結婚して子供が生まれても、育休後に復職できるような仕事がしたい」
という人は、できるところから行動してみましょう。
本気ならさっそく転職活動を始めてみるのが良いかと。
行動しないと何も始まらないので。
まずは、未経験者向けの求人情報を眺めてみましょう。
もちろん研修がしっかりしている会社の求人なので、転職の情報収集になるかなと。
ちなみに、未経験から施工管理に転職を検討しているなら、施工管理は未経験でも転職できる【研修がしっかりしてる会社を選ぶ】も参考にどうぞ。
- ブラック企業を避ける方法
- 未経験者向けの研修がしっかりしている会社の選び方
などを解説しています。
うっかりブラック企業に転職しないように、注意してください。
あなたの仕事選びの参考になればうれしいです!