一級建築士と一級建築施工管理技士は両方とった方がいい【勉強のコツ】

一級建築士と一級建築施工管理技士は両方とった方がいい【勉強のコツ】
考える男性
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一級建築士と一級建築施工管理技士って、両方取得した方がいいの?

違いとか、両方取得するメリットも知っておきたい。

両方もってたらスペシャリストっぽいし、カッコいいよね。

どっちを先に取得した方がいいのかな?

でも、両方取得するのは勉強が大変かな…?

こういった疑問や不安に応える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • 一級建築士と一級建築施工管理技士は両方とった方がいいとわかる
  • 一級建築士と一級建築施工管理技士はどちらを先にとった方がいいかわかる
  • 一級建築士と一級建築施工管理技士の勉強のコツがわかる

私たちワット・コンサルティングは、施工管理や建築士の転職サポートを行う会社です。

結論、一級建築士と一級建築施工管理技士は、できれば両方取得しましょう。

建築のスペシャリストになれるし、業務もやりやすくなるから。

もちろん転職も有利になるし、年収も上がります。

2つ取得するデメリットは「2つ勉強しなきゃいけない」というくらいなので、本気ならぜひ挑戦してみましょう。

資格を取得する順序や勉強のコツも解説します。

あなたのキャリアアップの参考にしてみてください!

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一級建築士と一級建築施工管理技士は両方とった方がいい

結論、両方取った方がいいです。

なぜなら、設計と工事の両方を知っていると、建築のスペシャリストになれるから。

整理すると、2つの資格の意味は下記のとおり。

  • 一級建築士:設計の資格
  • 一級建築施工管理技士:工事現場の監督の資格

それぞれの資格者がもう1つの資格を取るメリットは、下記のとおりです。

  • 一級建築士が一級建築施工管理技士を取得するメリット:工事のことをわかった上で設計できる、工事の予算を理解して設計できる
  • 一級建築施工管理技士が一級建築士を取得するメリット:設計内容を理解して工事できる、設計者の意図を理解できる

結論、下記のような効果があります。

  • 一級建築士は、一級建築施工管理技士に「現場のことを何もわかってねぇ!」と言われるを防げる
  • 一級建築施工管理技士は、一級建築士に「実物が図面と違うだろ!」と言われるのを防げる

二度手間を防げるため、効率よく建物ができますね。

ということで、結論は「両方を取得するのがおすすめ」です。

ちなみに一級建築士の仕事内容は、一級建築士の仕事内容を解説【将来、建築士として活躍するために】も参考にどうぞ。

一級建築士の受験資格

一級建築士の主な受験資格は下記なので、まずはあなたが受験できるか確認しましょう。

  • 建築学科を卒業した人
  • 二級建築士
  • 建築設備士

詳しくは、公益財団法人建築技術教育普及センターのサイトで確認してみてください。

ちなみに、令和2年から建築学科の指定科目を修了して卒業すれば、実務経験がなくても受験できるようになりました。

この辺も確認しておきましょう。

参考:改正建築士法の建築士試験の新受験資格!実務経験なしで受験できる?

一級建築施工管理技士の受験資格

続いて、一級建築施工管理技士の主な受験資格は下記のとおり。

  • 指定学科を卒業して所定の実務経験を積んだ人
  • 二級建築士
  • 2級建築施工管理技士

詳しくは、建設管理センターのサイトで確認してください。

一級建築施工管理技士は実務経験が必要なので、受験資格は厳しいです。

こちらも、あなたに受験資格があるかチェックしてみましょう。

一級建築士と一級建築施工管理技士の合格率の比較

考える男性
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ちなみに、一級建築士と一級建築施工管理技士は、どっちの方が難しいの?

結論、一級建築士の方が難しいです。

2つの資格のおおよその合格率は下記のとおり。

資格

合格率

一級建築士
  • 学科:約19%
  • 製図:約36%
  • 全体の合格率:約6.8%
一級建築施工管理技士
  • 第一次検定:約41%
  • 第二次検定:約42%
  • 全体の合格率:約17%

2つの資格の合格率については、下記の2記事にまとめたので参考にどうぞ。

一級建築士と一級建築施工管理技士の監理技術者の範囲比較

一級建築士も一級建築施工管理技士も、監理技術者になることができます。

「監理技術者」とは、特定建設業(下請に出す工事の総額が4500万円以上、建築一式工事の総額が7000万円以上の工事)に配置しなければいけない技術者のことです。

2つの資格は、監理技術者として担当できる工事の範囲が違います。

一級建築士一級建築施工管理技士
  • 建築一式
  • 大工
  • 屋根
  • タイル・レンガ・ブロック
  • 鋼構造物
  • 内装仕上工事
  • 建築一式
  • 大工
  • 屋根
  • タイル・レンガ・ブロック
  • 鋼構造物
  • 内装仕上工事
  • 左官
  • とび・大工・コンクリート
  • 鉄筋
  • 板金
  • ガラス
  • 塗装
  • 防水
  • 熱絶縁
  • 建具
  • 解体工事

結論、一級建築施工管理技士の方が範囲が広いです。

そもそも施工管理技士は「工事現場の監督の資格」なので、対応できる範囲が広くなっているイメージです。

先に一級建築士を取得してから一級建築施工管理技士を目指すのがおすすめ

先に一級建築士を取得してから一級建築施工管理技士を目指すのがおすすめ
考える男性
考える男性
ちなみに、どっちを先に取得した方がいいの?

結論、どちらでもいいですが、しいていうなら先に一級建築士を取得するのがおすすめです。

理由は下記の2つ。

  • 一級建築施工管理技士を受験するとき、第一次検定が免除になる
  • 一級建築士の方が難しいので先に取っておいた方がいい

ただ、一級建築施工管理技士を先に取得するメリットは「一級建築士を受験するとき、施工の科目が楽」ということ。

一級建築施工管理技士にも施工の科目があるので、予習済みという感じです。

一級建築士になれない人が一級建築施工管理技士になる?

考える男性
考える男性
ネットで見たんだけど、一級建築士になれない人が一級建築施工管理技士になるって本当なの?

結論、別にそんなことはないです。

前述のとおり、2つの試験はジャンルが違うから。

  • 建築士:設計の資格
  • 施工管理技士:工事現場の監督の資格

ただ、一部の人たちがそのように言ってるのも事実。

結論、そんなことを言われないためにも先に一級建築士を取得すると良いかもですね。

一級建築士と一級建築施工管理技士の勉強のコツ
考える男性
考える男性
ちなみに、一級建築士と一級建築施工管理技士の勉強のコツも知りたいな。

それぞれの資格の勉強のコツを解説します。

コツを見て、さっそく勉強を始めてみましょう。

一級建築士の勉強方法

学科試験は、テキストと過去問で勉強でOKです。

ただし、近年は問題が難しくなっており、過去問の繰り返しだけでは合格できないのでテキストも読み込みましょう。

具体的な勉強の手順は下記のとおり。

  1. まずはテキストをざっと読む
  2. 過去問をやってみる
  3. 過去問でわからないところは解説やテキストで勉強
  4. テキストを読み込みつつ、過去問を繰り返し解く

おすすめのテキストと過去問集は下記です。

また、一級建築士の勉強用のアプリもあるので、移動中とかも勉強しましょう。

製図試験は、学校に通って習うのがおすすめです。

なぜなら、添削してもらった方がわかりやすいから。

一級建築士の勉強期間は、1年くらいを見ておくと無難です。

できれば1日2~3時間は勉強したいところです。

一級建築施工管理技士の勉強方法

一級建築施工管理技士は、独学でOKです。

勉強の手順は下記のとおり。

  1. テキストをざっと読む
  2. 過去問集を解いてみる
  3. 過去問でわからないことを解説やテキストでチェック
  4. あとはひたすら過去問を何周か解く

過去問は過去5年分を勉強しておくのがおすすめです。

おすすめのテキストと過去問集は下記のとおり。

第二次検定の経験記述は書き方が独特なので、先に文章のパターンを決めておくと良いですよ。

経験記述は、下記の3つがランダムに出題される傾向です。

  1. 施工の合理化
  2. 品質管理
  3. 建設副産物
まとめ【一級建築士と一級建築施工管理技士は両方を取得した方がいい】

結論、できれば両方を取得しましょう。

建築のスペシャリストになることができますよ。

資格を取得したいなら、さっそく今日から勉強を始めましょう。

合格する最大のコツは、1日でも長く勉強期間をとることだから。

試験の合否は1点が左右します。

勉強のスタートが1日遅れるごとに、不合格になる確率が上がりますよ。

不合格になると、また1年も勉強のやり直しなのでかなりキツい…

結論、できることを今日から始めてみましょう。

まずは、テキストや過去問集をAmazonで買ってみるところから始めても良いかと。

あとは行動あるのみ。

今日から勉強を始めて、資格を取得していきましょう!

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