未経験の募集もあるみたいだけど、辞める人が多いってことかな?
デスクワークの仕事で手に職をつけたいから興味あるけど、辛いところを知ってから転職したい。
こういった疑問に答える記事です。
この記事の内容は下記のとおり。
- CADオペレーターの辛いところ14選
- でもCADオペレーターは良いところも多い
- CADオペレーターの辛い部分を軽減する方法【勉強してから転職する】
私たち「ワット・コンサルティング」は、CADオペレーターの技術者派遣を行なっています。
未経験からCADオペレーターになりたい人を募集しています。
CADオペレーターに転職する前に、辛いところを知っておきたいですよね?
どんな仕事でも大変なことはあるものですが、CADオペレーター独特の辛い部分があります。
辛い部分をしっかり把握して、転職の判断材料にしてください。
また、CADオペレーターをスタートするときに、辛さを軽減する方法も解説します。
記事の後半で「CADオペレーターの良いところ」も紹介するので、最後まで読んでみてください!
目次
CADオペレーターの辛いところ14選
CADオペレーターの辛いところは、下記の14個です。
- 納期が近いと辛い
- 会社によっては業務量が多い
- 業務が同時進行
- 忙しいと設計者に質問しにくい
- 繁忙期は残業が多い
- 責任が重い仕事
- 見習い期間は雑用も多い
- 最初は業界用語や専門知識を覚えるのが大変
- 会社によっては設計者レベルの仕事をすることも
- 現場と設計者の間に挟まれることも
- 現場で学ぶこともあるけどガテン系の人は教えてくれないことも
- 体のトラブルが起きる人もいる
- 最初は給料が安い
- ずっと勉強が必要
1つずつ解説しますね。
①納期が近いと辛い
納期が近いときは辛いですね。
納期には絶対間に合わせないといけないので、どうしても忙しくなります。
CADオペレーターは設計者が指示した図面を清書するのが仕事ですが、抱えている仕事が多いと納期前は大変です。
忙しいのに設計変更の修正作業が入ってくることも…
期限内に図面を完成させないといけないのは、辛いところです。
ただし、納期が近くなければ、そこまで忙しくないこともありますよ。
②会社によっては業務量が多い
勤務する会社によっては、業務量が多くて辛いです。
設計が人気の会社は、どうしても忙しいですからね。
例えば、人気の設計士さんがいる設計事務所は業務量が多いです。
個人の設計事務所はCADオペレーターも少ないので、1人あたりの業務量が増えます。
設計者によっては、CADオペレーターの業務スピードを把握しないで受注する人もいるので、ちょっと大変ですね。
※人数が多い会社だと、1人あたりの業務量は少なくなる傾向です。
③業務が同時進行
業務が同時進行なのも辛いところです。
通常は1つの案件をじっくりやることはなく、複数の案件を抱えるからです。
複数の案件があるので、案件を間違えないように注意が必要です。
頭の切り替えも必要ですね。
ちなみにCADオペレーターの仕事内容は、CADオペレーターの仕事内容を解説【未経験者は研修を受けましょう】にまとめてます。
④忙しいと設計者に質問しにくい
繁忙期は、設計者に質問しにくいのも辛いところです。
わからないから聞きたいのに、設計者もバタバタしていて聞きにくいですね。
自分の判断で図面を書いてしまうと、あとで大問題になることも…
雑な図面を出してくる設計者もいるので、どうしても質問が増えます。
質問が増える=作業効率が下がるなので、イライラする人もいますね。
ただし、設計者に質問しやすい会社もあるので安心してください。
⑤繁忙期は残業が多い
納期が近い繁忙期は、どうしても残業が増えます。
期限内に図面を完成させなければいけないからです。
図面が1日遅れるだけで、数十万~数千万の損害が出ます。
だから、遅れは絶対NG。
最後の追い込みは、帰りが遅くなるのが辛いところです。
CADオペレーターの残業については、CADオペレーターは残業が多いと言われる8つの理由【残業が少ない2つの働き方】に詳しくまとめてます。
⑥責任が重い仕事もある
CADオペレーターは責任ある仕事です。
図面が間違ってると、損害賠償になることもあるからです。
例えば、間違った図面が現場にいってしまい、そのまま作業が進行。
作業途中で図面のミスが見つかっても、すでに現場ではモノが途中までできてる状態。
最悪の場合はやり直しもあり、そうなれば巨額の損害賠償に発展します。
忙しい仕事でありながら、ミスが許されない緊張感は辛いところです。
※どんな仕事でも責任はあるものですが。
⑦見習い期間は雑用も多い
CADオペレーターを始めたばかりの頃は、雑用が多いです。
まだCADソフトもうまく使えないですからね。
最初は事務作業や電話対応など、雑用が中心のところもあります。
「聞いてた仕事と違う!」といって辞めてしまう人も。
CADオペレーターは技術職なので、最初から本番ができないのはしょうがないところです。
最初は先輩から教わりながら、徐々にCADオペレーターになっていく感じですね。
⑧最初は業界用語や専門知識を覚えるのが大変
設計や建設の業界用語や専門知識を覚えなければいけないのも、ちょっと辛いところ。
業界未経験者だと、飛び交う言語がチンプンカンプンのことも。
業界用語には、例えば下記などがあります。
- 幾何公差
- 寸法公差
- はめあい
- 溶接記号
- バラし
最初は、言葉や知識を覚えるのも大切な仕事です。
※最初に覚えることが多いのは、どんな仕事でも一緒ですけどね。
⑨会社によっては設計者レベルの仕事をすることも
忙しすぎて、ほぼ設計者と同じような業務をするCADオペレーターもいます。
※もちろんベテランのCADオペレーターですが。
同じような仕事でも、設計者より給料が低いのは辛いところです。
ただ、最初は設計者レベルの仕事を頼まれることはないので安心してください。
ちなみに、CADオペレーターと設計者の違いは、CADオペレーターと設計の違いを表で比較【仕事内容の詳細も紹介】にまとめてます。
⑩現場と設計者の間に挟まれることも
現場と設計者の間に挟まれるのも辛いところですね。
間に挟まれる理由は、下記の人たちの関係性にあります。
- 設計者
- 現場
- CADオペレーター
例えば、設計者のミスが現場で発覚したとしましょう。
でも、現場業者は設計者から仕事をもらっていることもあるので、設計者に文句は言いにくい。
だから、文句をCADオペレーターにぶつけてくることがあります。
CADオペレーターは現場業者から下に見られがちなので、不満のはけ口になりがち。
※下に見られる理由は、設計者のアシスタントだと思われるからです。
わかりやすくいうと、下記のとおり。
- 現場:間違ってるぞ!
- 設計者:間違ってないぞ!
平行線になり、CADオペレーターが板挟みになる感じです。
設計者はクリエイターなのでプライドが高く、非を認めない人もいますね(^^;
しかも現場業者はガテン系の男性なので、怒られると怖いと感じることもあるでしょう。
※慣れればなんでもありませんが。
⑪現場で学ぶこともあるけどガテン系の人は教えてくれないことも
CADオペレーターになってしばらくすると、現場で学ぶことになります。
図面と実際の現場のすり合わせをすることで、理解が深まるからです。
でも、建設業界の人たちは、あまり教えてくれないケースもあります。
職人の世界なので「見て覚えろ」って感じ。
現場に関しては、自分から貪欲に学ぶ姿勢が大事です。
※ただし、きちんと教えてくれる人もいるので大丈夫。
⑫体のトラブルが起きる人もいる
CADオペレーターは座りっぱなしの仕事なので、体の不調が表れる人もいます。
例えば下記など。
- 肩こり
- 腰痛
- 眼精疲労
- ドライアイ
- 運動不足で太りやすい
- ストレートネック
- ヘルニア
- 坐骨神経痛
適度にストレッチをしたり、軽い運動をするなど、体のメンテナンスは必要です。
⑬最初は給料が安い
どの仕事でもそうですが、最初は給料が少ないです。
CADオペレーターは技術職なので、未経験者は最初給料は低めです。
特にアルバイトは給料が低いですね。
でも正社員なら、スキルアップすると給料が上がってきます。
CADオペレーターの給料については、CADオペレーターの平均年収・給料【年収を上げる方法も解説】を参考にどうぞ。
また、正社員のCADオペレーターに転職する方法は、正社員のCADオペレーターの実態【未経験者が正社員に転職する方法】にまとめています。
⑭ずっと勉強が必要
CADオペレーターは技術職なので、継続的な勉強が必要です。
※どんな仕事でも継続的な勉強は必要です。
今はBIMやCIMなど新しい設計ソフトも出てきているので、今後も勉強が必要でしょう。
モノづくりが好きであれば勉強は苦にならないので、興味がないのにCADオペレーターになると辛いでしょうね。
ちなみにBIMとCIMについては、BIMやCIMソフトの建築や土木の設計のメリットにまとめています。
でもCADオペレーターは良いところも多い
辛いところも多いCADオペレーターですが、良いところも多いです。
CADオペレーターの良いところは、下記のとおり。
- 手に職がつく
- 出産や育児に対応しやすい
- デスクワーク
- 未経験から挑戦できる
- モノづくりに関わっている実感
1つずつ解説しますね。
手に職がつく
CADオペレーターは技術職なので、スキルが身につけば食いっぱぐれがありません。
終身雇用が崩壊した時代なので、時代にあった仕事と言えるでしょう。
これからは会社に頼るのではなく、自分のスキルで食っていく時代。
未経験から始められて、手に職をつけられるのは大きなメリットです。
この辺は、CADオペレーターの将来性は明るい【未来の姿を予測してみました】も参考にどうぞ。
出産や育児に対応しやすい
技術職なので、出産や育児などライフイベントがあっても大丈夫です。
育児が落ち着いたら復職もできますし、スキルが高ければ在宅勤務も可能。
出産や育児をきっかけにスーパーのレジ打ちなどをする人も多いですが、CADオペレーターなら育児と両立しやすいです。
※CADオペレーターで在宅勤務する方法は、在宅CADオペレーターの実態【3種類の在宅ワークスタイルも紹介】にまとめてます。
下記のような働き方もあるので、時間の自由も効きやすいですよ。
- パート
- アルバイト
- 派遣
技術職なので、一般的な時給より高いのも大きなメリットです。
中には、年収600万円以上を稼ぐCADオペレーターもいますよ。
CADオペレーターの年収アップするコツは、CADオペレーターの年収が低い3つの理由【でも稼ぐ方法があります】にまとめてます。
デスクワーク
デスクワークであるのもメリットですね。
営業のようなノルマもなければ、肉体労働もありません。
女性の体には優しい仕事でしょう。
未経験からCADオペレーターを始められるのは20代~30代前半なので、早めに経験を積みましょう。
女性の働きやすさについては、CADオペレーターが女性におすすめの理由5選【子育てと両立しやすい】も参考にどうぞ。
未経験から挑戦できる
未経験から挑戦できるのも、大きなメリットですね。
一般的に、未経験から始められる仕事は下記のような仕事です。
- アルバイト
- ノルマがきつい営業職
- 肉体労働系
CADオペレーターのように、未経験から転職できて、デスクワークで手に職がつく仕事は稀です。
今のうちにスキルを身につけたいなら、CADオペレーターがおすすめです。
未経験からCADオペレーターに転職する方法は、CADオペレーターは未経験でも転職できる【あなたに向いてるか診断】にまとめています。
未経験からの転職の注意点とかを解説してるので参考になるかと。
モノづくりに関わっている実感
モノづくりに関わっている実感は、やりがいを感じます。
自分が図面を書いたものが世に出たときは、やっぱりうれしいものですよ。
世の中の多くの人たちが、あなたが仕事をしたものを使ってくれるんです。
なかなかやりがいありますよね。
CADオペレーターの辛い部分を軽減する方法【勉強してから転職する】
前述してきたとおり、CADオペレーターには辛い部分もあります。
正直、勝負はスタートダッシュです。
最初は覚えることも多く、挫折しやすいから。
CADオペレーターを挫折しない方法は、ただ1つ。
勉強してからCADオペレーターに転職することです。
基礎ができていれば、スタートダッシュに成功できますよね。
だから、まずは勉強しましょう。
独学は難しいのでCADスクールに行きましょう
勉強するといっても独学は難しいです。
理由は下記のとおり。
- 質問できない
- わからないことがわからない
- CADソフトの操作の基礎がわからない
なので、スクールで勉強するのが無難です。
お金に余裕がある人は、有料のスクールに行きましょう。
※ただし、今の仕事をしながらスクールに通うのはなかなか大変かもですが。
お金と時間に余裕がない人は、無料スクールでOK。
お給料をもらいながらCADを教えてくれて、その後CADオペレーターとして働ける会社もありますよ。
ワット・コンサルティングではCADオペレーターの未経験者さんを募集してます
冒頭でもお伝えしましたが、私たちワット・コンサルティングはCADオペレーターの技術者派遣を行う会社です。
未経験からCADオペレーターになりたい人を募集しています。
ワット・コンサルティングの強みは下記の2つ。
- 約2ヶ月間の新人研修でしっかり基礎を学べる
- 研修期間中もお給料がでる
なので、しっかりと基礎を学んでから働けます。
会社説明会もやっているので、興味がある人は転職先候補の1つに加えてみてください。
まとめ【CADオペレーターは辛いけど良いところも多い】
この記事をまとめます。
- CADオペレーターの辛いところは14個
- CADオペレーターは良いところも多い
- CADオペレーターの辛い部分を軽減するなら、勉強してから転職する
- 独学は難しいので、スクールに通う
CADオペレーターの辛いところを知りたいあなたの参考になればうれしいです。
まずはCADオペレーターの基礎知識から勉強していきましょう。
くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでは、未経験からCADオペレーターになりたい人を募集しています。
会社説明会もあるので、転職活動の情報収集に活用してください。
あなたの仕事選びの参考になればうれしいです!