高卒でも土木で年収は上がる?年収1000万円を狙うキャリアプラン

高卒でも土木で年収は上がる?年収1000万円を狙うキャリアプラン

「高卒で土木業界に就職すると、どのくらい稼げるの?」

「土木業界で働いて年収アップできるのかな…?」

こういった疑問や悩みに答える記事です。

この記事でわかること

  • 高卒で土木業界に就職した場合の平均年収
  • 高卒×土木で年収1000万円を狙うキャリアプラン
  • 高卒×土木で年収アップしやすい資格
  • 高卒×未経験で土木に就職・転職する方法

私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。

未経験から土木施工管理に就職・転職したい方を募集しています。

結論、高卒の方でも土木業界で収入アップを目指すことが可能です。

土木業界では学歴よりも現場での経験や技術力が収入に直結するため、経験を積んでスキルを磨くほど年収は伸びていきます。

「でも、土木業界で収入アップを目指すために、どのようなステップを踏めばいいのかわからない…」と思いますよね?

この記事では、高卒から土木業界で収入アップを狙うキャリアプランを解説します。

記事を読めば、土木業界で高収入を目指す方法がわかるでしょう。

高卒で土木業界に就職・転職を考えている方は、最後まで読んでみてください。

高卒×土木×未経験で年収アップしたい方におすすめの企業

私たちワット・コンサルティングでは、土木施工管理の未経験者を募集しています。

60日間にわたって研修を実施しているため、未経験者でも土木施工管理の基礎をしっかり学んでから現場で働けます。

研修が充実していることもあり、定着率は83.2%と高い数値です。

「土木業界で働きたいけど、未経験だから不安…」と悩んでいる方は、転職先の候補に入れてみてください。

高卒で土木業界に就職した場合の平均年収

厚生労働省の賃金構造基本統計調査を元に計算すると、高卒で土木業界で働く方の平均年収は591万円です。

学歴を問わず、専門スキルで高収入を目指せるのが土木業界の特徴といえます。

また、高卒の初任給の平均は約26万円となっており、比較的高い水準からスタートが可能です。

高卒×土木の年齢別の平均年収

高卒で土木業界へ進んだ場合、年齢を重ねるごとに年収は着実に上がっていく傾向があります。

特に現場経験を積み、管理職などを任されるようになると収入が伸びていきます。

以下の表は、高卒で土木業界に勤務する方の年齢別の平均年収をまとめたものです。

年齢平均年収
〜19歳295万円
20〜24歳377万円
25〜29歳496万円
30〜34歳531万円
35〜39歳647万円
40〜44歳624万円
45〜49歳674万円
50〜54歳683万円
55〜59歳715万円
60〜64歳602万円

表を見るとわかるように、55〜59歳で年収のピークを迎え、平均で700万円を超えます。

その後も600万円台を維持しており、長期的に安定した収入を得られる点が魅力です。

高卒×土木の経験年数別の平均年収

土木の仕事は、学歴よりも現場での実務経験が収入に直結する世界です。

経験を積んでスキルを磨くほど、任される仕事の規模も大きくなり、年収も上がっていきます。

以下の表は、経験年数別の平均年収です。

経験年数平均年収
0年330万円
1〜4年409万円
5〜9年482万円
10〜14年549万円
15年以上621万円

未経験からでも330万円ほどの年収から始まり、経験年数が長くなるほど収入が順調に上がっているのがわかります。

15年以上の経験を積むと平均年収は600万円を超え、現場で培った技術や知識が正当に評価される業界といえます。

職種別に高卒の平均年収を解説

高卒の平均年収を他の職種と比較すると、土木業界は特に高い水準にあることがわかります。

社会インフラを支える専門的な仕事であるため、その分が収入に反映されやすいです。

以下の表で、高卒の職種別平均年収を確認してみましょう。

職種平均年収
土木591万円
事務453万円
販売431万円
サービス354万円
製造459万円
ドライバー467万円

他の職種と比較して、土木の平均年収は100万円以上高いです。

例えば、事務職や製造職と比べてもその差は明らかです。

学歴に関係なく、専門性を身につけて安定した高収入を目指したい方にとって、土木業界は魅力的な選択肢です。

高卒×土木で年収1000万円を狙うキャリアプラン

高卒から土木業界で年収1000万円を目指すことは、決して不可能な道のりではありません。

戦略的にキャリアを築いていくことで、高収入を実現できます。

高卒×土木で年収1000万円を狙うキャリアプラン

  • 木で年収1000万円を狙うキャリアプラン
  • まずは土木職に就職
  • 土木施工管理でゼネコンに転職
  • 土木の一人親方で独立

ここでは、目標達成のための具体的なキャリアプランを3つのステップで解説します。

まずは土木職に就職

まずは土木業界の仕事に就職しましょう。

未経験からでも挑戦できる職種は多く、実務を通してスキルを身につけていくことが可能です。

具体的には以下のような仕事に就職できる可能性があります。

職種仕事内容
土木施工管理現場監督として、工事の安全やスケジュールを管理
土木作業員道路や河川などで資材運びや掘削などを担当
重機オペレーターブルドーザーやクレーンなど建設機械を操作する
解体作業員ハンマーや重機を使い、建物を解体する

興味がある仕事から始め、現場で必要なスキルを身につけていきましょう。

ちなみに、土木施工管理を含む「施工管理」の仕事内容は、【完全解説】施工管理の仕事内容をわかりやすく解説!会社選びのコツも紹介に詳しくまとめています。

土木施工管理でゼネコンに転職

もし土木施工管理に就職した場合、現場経験を積み、資格を取得していくと、ゼネコンに転職できる可能性があります。

「ゼネコン」とは国や大手企業から直接工事を請け負い、プロジェクト全体を管理する総合建設会社のことです。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査を元に計算すると、ゼネコンのように企業規模が大きいほど平均年収が高いことがわかります。

企業規模(従業員数)平均年収
1,000人以上700万円
100〜999人639万円
10〜99人555万円

従業員1,000人以上のゼネコンは平均年収が700万円に達します。

ゼネコンに転職するには「1級土木施工管理技士」などの国家資格があると有利です。

まずは土木施工管理に就職して、実務経験を積みながら1級土木施工管理技士を取得すれば、ゼネコンに転職できるチャンスがあるでしょう。

参考記事:一級土木施工管理技士のすごいところ5選!仕事をしながら勉強する7つのコツ

大手ゼネコンに転職できると、30代で年収1000万円を超えるケースもあります。

ゼネコンの施工管理の年収については、ゼネコンの施工管理の平均年収は746万円|年収アップするコツも解説も参考にしてみてください。

土木の一人親方で独立

会社に属さず「一人親方」として独立するのも、年収1000万円を目指す選択肢です。

一人親方とは、個人事業主として仕事を請け負う職人を指します。

会社員と違い、仕事の成果が直接収入に反映されるのが特徴です。

ポイント

特定の工種で高い技術力を身につけ、多くの現場から指名されるようになれば、会社員時代以上の収入を得られます。

もちろん、自分で仕事を探し、経営管理もする必要はありますが、努力次第で年収1000万円を超えることも可能な働き方です。

土木業界でさらに年収を上げるなら、国家資格を取得するのがおすすめです。

特に以下の資格は年収アップしやすいです。

高卒×土木で年収アップしやすい資格

  • 土木施工管理技士
  • 建設機械施工管理技士
  • 建設部門の技術士

高卒からでも年収アップを狙える代表的な資格を紹介します。

未経験からでも挑戦できる資格もあるため、参考にしてみてください。

土木施工管理技士

土木施工管理技士は、年収アップに直結しやすい最もおすすめの国家資格です。

工事現場の品質や安全を管理する「現場監督」に必要な資格で、取得すると資格手当や昇進によって収入が上がります。

参考記事:一級土木施工管理技士が引く手あまたといわれる4つの理由!取得するメリットも解説

特に令和6年度から受験資格が変わり、未経験者でも挑戦しやすくなりました。

出典:国土交通省|令和6年度より施工管理技術検定の受験資格が変わります

参考記事:令和6年度から施工管理技士試験の受験資格が改正される|3つの注意点も解説

これまで必要だった実務経験がなくても、第一次検定の受験が可能です。

学歴に関わらず、スキルアップと収入アップを目指せるため、まずは第一次検定の合格を目指して勉強を始めてみましょう。

建設機械施工管理技士

建設機械施工管理技士は、ブルドーザーやクレーンといった建設機械を使う工事のスペシャリストとして評価される国家資格です。

重機を扱う工事の安全管理や指導ができるため、特に重機オペレーターからのキャリアアップに有利に働きます。

ポイント

建設機械施工管理技士も土木施工管理技士と同様に、令和6年度から受験資格が緩和されました。

1級は19歳以上、2級は17歳以上であれば、実務経験がなくても第一次検定に挑戦できます。

建設機械施工管理技士の詳細は、以下の記事を参考にしてみてください。

建設部門の技術士

建設部門の技術士は、建設技術における最高峰の国家資格です。

取得すると、工事の計画や設計・調査・分析などを担う建設コンサルタントとして活躍できます。

施工管理とは異なり、より上流工程の業務に関わるため、専門性の高さから年収アップが期待できます。

技術士になるには、第一次試験と第二次試験の両方に合格する必要があります。

出典:公益社団法人日本技術士会|技術士制度について

取得まで時間はかかりますが、土木技術者として最高のキャリアを目指すことが可能です。

技術士の詳細は、建設部門の技術士の合格率や難易度【おすすめの勉強方法も紹介します】にまとめています。

高卒×未経験で土木に就職・転職する方法

それでは、高卒×未経験で土木に就職・転職する方法を解説していきます。

あなたの希望に合う職種を選んで、さっそく就職・転職活動を始めていきましょう。

未経験から土木施工管理に就職・転職する

未経験から土木施工管理を目指せます。

土木施工管理の主な仕事は、工事を計画どおりに安全に進めるための管理業務で、具体的には以下の4つです。

管理項目仕事内容
工程管理工事のスケジュールを組み、計画どおりに進める
安全管理作業員が安全に働けるよう、危険な場所をなくす
品質管理設計図どおりの品質で構造物が作られているか確認
原価管理予算内で工事を終えられるよう、材料費などを管理

参考記事:【完全解説】施工管理の仕事内容をわかりやすく解説!会社選びのコツも紹介

未経験から挑戦する場合、研修制度が整っている会社を選びましょう。

ポイント

研修が充実していないと、専門用語や仕事の流れがわからず、現場で何をすればよいか戸惑ってしまいます。

求人情報で「研修制度あり」や「資格取得支援制度」などの記載があるか確認するのがおすすめです。

また、応募する際は、施工管理に求められるスキルをアピールしましょう。

例えば、アルバイトなどの経験から自分の強みを伝える方法があります。

施工管理に求められるスキルアピールできるエピソード例
コミュニケーション能力飲食店のホールで、キッチンと連携し円滑に料理を提供した
段取り力・計画性イベント設営で、手順を考え効率よく機材を設置した
リーダーシップコンビニで、新人スタッフに仕事の進め方を教えた
体力・精神力運動部で、厳しい練習を3年間やり抜いた

特別な経験でなくても、伝え方次第で評価につながります。

将来的に高年収を目指したい方は、土木施工管理への就職・転職を検討してみましょう。

参考記事:未経験でも施工管理に転職できる!転職に失敗しない9ステップ

高卒×未経験から土木施工管理になりたい方を募集中

冒頭でも触れましたが、私たちワット・コンサルティングでは、高卒×未経験から土木施工管理になりたい方を募集中です。

60日間の研修を実施しているので、土木施工管理の基礎をしっかり学んでから現場で働けます。

ワット・コンサルティングの強み

  • 定着率83.2%
  • 未経験採用率80%以上
  • 累計1,500名の未経験者を育成
  • 未経験向けのカリキュラム期間60日

「土木施工管理に興味はあるものの、未経験だから不安…」と悩んでいる方は、さっそく情報収集してみてください。

土木作業員・重機オペレーター・解体作業員などの求人に応募する

まずは土木作業員や重機オペレーターとして現場に入り、キャリアをスタートする方法もあります。

これらの職種は学歴や経験が問われにくく、未経験者向けの求人が豊富です。

求人は以下のような場所で探せます。

求人の探し方

  • ハローワーク
  • 求人検索エンジン(Indeedなど)
  • 地域の求人情報誌
  • 建設業界に特化した求人サイト

未経験者を歓迎している企業は多くあります。

まずは体を動かす仕事から始め、現場で経験を積みながら将来のキャリアを考えるのもおすすめです。

最後に高卒×土木の年収について、よくある質問に答えていきます。

高卒で土木作業員はきつい・やめとけと言われる理由は?

土木作業員は「きつい」「やめとけ」と言われることがありますが、それには以下のような理由があります。

土木作業員がきついと言われる理由

  • 夏は暑く冬は寒い屋外での作業
  • 重い資材を運ぶなど体力的にハード
  • 現場によっては朝が早い
  • 常にケガのリスクがある

しかし、大変な面だけではありません。

土木作業員には多くの魅力があります。

土木作業員の魅力

  • 他の職種に比べて給料が高い傾向
  • 体を動かす仕事で健康的
  • 巨大な構造物を作る達成感がある
  • 専門的な技術が身につく

たしかに体力的な負担はありますが、それに見合う収入や、ものづくりならではの大きなやりがいを得られる仕事です。

土木作業員に向いている人の特徴は?

土木作業員の仕事には、以下のような特徴をもつ人が向いています。

あなたに当てはまるかチェックしてみましょう。

土木作業員に向いている人の特徴

  • 体力がある
  • 高い集中力
  • 機械が好き
  • 注意力がある
  • チームワークを活かせる
  • モノづくりに興味がある
  • コミュニケーション能力がある

デスクワークよりも現場で体を動かして働きたい人にとって、土木作業員は適性のある仕事です。

土木作業員の適性については、土木作業員に向いている人の7つの特徴|やりがいときついところも解説も参考にしてみてください。

土木作業員の1日のスケジュールは?

土木作業員の1日は、朝早く現場に集合し、休憩をこまめに挟みながら夕方まで働くのが基本的な流れです。

一般的なスケジュール例を紹介します。

時間内容
8:00・現場で朝礼
・KY活動(危険予知活動)
・作業開始
10:00休憩(30分程度)
12:00昼休み
13:00午後の作業開始
15:00休憩(30分程度)
17:00・作業終了
・現場の清掃、片付け
・終業

現場や季節によって多少の変動はありますが、体を動かす仕事なので休憩はしっかり確保されています。

日が暮れると作業が終わるため、生活リズムを整えやすいのが特徴です。

土木業界の将来は?

土木業界の将来性は高く、仕事の安定性と労働環境の改善が国主導で進められています。

日本では、高度経済成長期に作られたインフラの老朽化が進んでおり、その補修・更新工事の需要が今後も増え続けます。

出典:国土交通省|社会資本の老朽化の現状と将来

国の建設投資額は増加傾向にあり、仕事がなくなる心配はなさそうです。

参考:国土交通省|社会資本整備重点計画について

また「きつい」というイメージを払拭するため、労働環境の改善も進んでいます。

働きやすい環境への変化

  • 週休2日制の推進
  • ドローンなど新技術の活用
  • 給与水準の引き上げ

参考記事:2024年問題!建設業界で働き方改革が無理といわれる7つの理由

将来にわたって安定した仕事があり、働きやすい環境が整えられている魅力的な業界です。

高卒から土木業界に就職・転職して収入アップは可能です。

年収1000万円を目指すことも決して不可能ではないので、以下のステップに沿って戦略的にキャリアを築いていきましょう。

高卒×土木で年収1000万円を狙うキャリアプラン

  • まずは土木職に就職
  • 土木施工管理でゼネコンに転職
  • 土木の一人親方で独立

ワット・コンサルティングでは、未経験から土木施工管理へ就職・転職したい方を募集しています。

60日間の充実した研修で基礎から丁寧に指導するため、未経験でも安心してキャリアをスタートできるでしょう。

ワット・コンサルティングの強み

  • 定着率83.2%
  • 年間休日120日以上
  • 未経験採用率80%以上
  • 資格取得支援制度あり
  • 60日間の充実した研修制度
  • 累計1,500名の未経験者を育成

未経験から土木施工管理に挑戦したい方は、転職先の候補に入れてみてください。

あなたの今後のキャリアの参考になれば嬉しいです。

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