施工管理から設計に転職は可能【ただし条件つき。3つのデメリットあり】

施工管理から設計に転職は可能【ただし条件つき。3つのデメリットあり】
施工管理の男性
施工管理の男性
施工管理から設計に転職ってできるのかな?

仕事がキツいので、設計に移りたいんだよね…

転職できたとして、やっていけるのかな…?

設計に転職するデメリットとかあれば知りたい。

できれば給料は下げたくないんだけど…

こういった疑問や不安に応える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • 施工管理から設計に転職できるのかわかる
  • 施工管理から設計に転職するデメリットがわかる
  • 施工管理から設計に転職していい人の特徴がわかる
  • 施工管理から他の転職先がわかる

私たちワット・コンサルティングは、施工管理の転職サポートを行う会社です。

結論、施工管理から設計に転職することは可能です。

ただし、条件があるのでそれをクリアしないといけません。

また、もし「設計の方が楽そう」と思っているなら、それはちょっと違うかも。

なぜなら、設計には設計の大変さがあるからです。

施工管理→設計に転職した人ならではの大変さやデメリットも解説しますね。

設計に転職していい人の特徴や、他の転職先の選択肢も解説するので、今後の人生設計の参考に最後まで読んでみてください!

この記事の監修者

株式会社ワット・コンサルティング

施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。

  • 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
  • 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
  • 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号

施工管理から設計に転職は可能【ただし条件つき】

施工管理から設計に転職は可能【ただし条件つき】

結論、施工管理から設計に転職は可能です。

施工管理の経験があれば、図面を見れるから。

図面を見れない人に比べれば、圧倒的に転職は有利です。

もちろん設計については未経験なので内定がたくさん出るわけじゃないですが、下記をアピールすると内定率が上がります。

  • 施工管理で図面を見ていた
  • CADを使って図面を書いていた

【悲報】施工管理経験が浅くて図面が見れない人は難しい

施工管理の男性
施工管理の男性
いやぁ、実はまだ施工管理の経験が浅くて、図面の見方もよくわからないんだよね…

という人は、設計への転職はさすがに難しいです。

なぜなら、完全な未経験者だから。

設計の未経験採用は、大学や専門学校で設計を勉強してきた人が優先です。

やる気だけで設計に転職するのは難しいので、他の転職先を考えた方がいいかもしれません。

※他の転職先候補は後述します。

【注意】建築士資格がないと転職しても年収が下がる

図面は見れるけど建築士資格がない人は、年収が下がることを覚悟してください。

建築士がない=即戦力とは見られないから。

あくまでも「設計については未経験者」なので、待遇はよくないです。

年収をできるだけ下げたくない人は、建築士資格をとってから転職するのが理想。

建築士資格の取得については、下記の2記事を参考にどうぞ。

30代以降は建築士資格がないと転職は難しい

30代で建築士資格がない人は、設計への転職は難しいです。

なぜなら、30代の未経験転職はさすがに難しいから。

繰り返しですが、設計については未経験者扱いです。

未経験の転職=若い人が有利なので、せめて建築士資格がないと30代で転職は難しいところ。

30代で建築士をもってない人は、まず建築士の取得を目指しましょう。

この辺は、一級建築士と一級建築施工管理技士は両方とった方がいい【勉強のコツ】が参考になると思います。

施工管理から設計に転職する3つのデメリット

施工管理から設計に転職する3つのデメリット
施工管理の男性
施工管理の男性
ちなみに、施工管理から設計に転職するデメリットってあるの?

結論、下記の3つのデメリットがあるので注意しましょう。

  1. 夜遅いのは施工管理と変わらない
  2. 設計ならではの図面に苦労する
  3. 工事監理ばかりやる可能性あり

隣の芝生は青く見えるものでして、実際にはデメリットがつきものです。

転職を検討するときは、デメリットも知った上で考えましょう。

1つずつ解説しますね。

【デメリット①】夜遅いのは施工管理と変わらない

設計も夜遅くまで働くことがありますよ。

なぜなら、設計の仕事にも期限があるから。

期限内に図面を完成させないといけないので、案件が多くなれば徹夜もあります。

施工管理のように肉体労働がないのはメリットですが、長時間労働は変わりません。

【デメリット②】設計ならではの図面に苦労する

設計ならではの図面に、最初は苦労します。

設計の図面と、施工管理の図面は違うから。

  • 設計が書く図面:お客様や行政に見せるための図面
  • 施工管理が書く図面:工事を進めるための施工図

施工管理→設計に転職した人あるあるですが、ついつい施工図の視点で図面を書いてしまう人がいます。

設計が施工図まで書くのは一見すると良いことに思えますが、下記のデメリットがあります。

  • 図面を書くのに時間がかかりすぎる
  • 施工図が現場でそのまま使えるとは限らない
  • 結局、施工管理の人が施工図を書き直すことになり、仕事を増やしてしまう

「そこまでやらなくていい」というところまで気になってしまうので、慣れるまでは違和感があります。

設計と施工管理はあくまで「違う仕事」なので、「施工管理の経験をすごく活かせる」というわけではありません。

この辺は慣れていくしかないですね。

設計と施工管理の図面の違いは、施工管理もCADを勉強した方がいい【無料で勉強する方法も解説】にまとめてます。

【デメリット③】工事監理ばかりやる可能性あり

せっかく設計に転職しても、工事監理ばかりを担当する会社もあります。

なぜなら、施工管理出身だから。

「図面より現場の方が得意でしょ」と判断されてしまい、肝心の設計をなかなかやらせてもらえないケースがあります。

この辺は、転職活動の段階で企業研究を徹底する必要あり。

具体的には、下記を事前に聞いておくのがおすすめです。

  • 施工管理出身者で設計をしている人がいるか
  • 設計と工事監理の担当が分かれていないか

施工管理から設計に転職してもいい人の特徴3選

施工管理から設計に転職してもいい人の特徴3選
施工管理の男性
施工管理の男性
う~ん、なんとなくわかったけど、結局ボクは設計に転職してもいいのかな?

最終判断はあなた次第ですが「施工管理から設計に転職してもいい人」の特徴は下記の3つです。

  1. もともと設計をやりたかった人
  2. すでに建築士資格をもっている人
  3. 一時的に給料が下がってもいい人

こちらも1つずつ解説します。

①もともと設計をやりたかった人

もともと設計をやりたかったなら、施工管理をやってる場合じゃないから。

設計をやりたいと決まってるなら、迷うことなく転職しましょう。

人生の時間がもったいないです。

②すでに建築士資格をもっている人

前述のとおりですが、建築士をもっていると設計に転職しやすいから。

設計に転職しても年収が下がりにくく、即戦力で活躍できる可能性が高いです。

ちなみに一級建築士の年収については、一級建築士の年収や給料!収入を上げる方法は?にまとめてます。

③一時的に給料が下がってもいい人

一時的に給料が下がっていい人も、設計に転職していいかと。

前述のとおり、設計については未経験なので、一時的に給料が下がる可能性があります。

特に建築士資格がない人は、給料が下がると思ってください。

でも、給料が下がってでも設計をやりたい覚悟がある人は、挑戦してもいいと思います。

設計で経験を積んだり、建築士を取得していけば、年収は上がっていきます。

【発想の転換】施工管理で他の会社に転職するのもアリ

施工管理の男性
施工管理の男性
う~ん、僕は設計に転職していいかビミョーだなぁ…

という人は、施工管理で他の会社に転職を検討してもいいかと。

なぜなら、今の会社がキツいだけかもしれないから。

一口に「施工管理」といっても様々なので、今より働きやすい会社もあると思いますよ。

冒頭でも触れましたが、私たちワット・コンサルティングは施工管理の転職サポートを行なっています。

下記のような求人を紹介できる可能性がありますよ。

  • 休日が多い求人
  • 残業が少ない求人
  • 年収アップできる求人

無料で求人情報だけ見てから考えることも可能なので、転職の情報収集に活用してみてください。

施工管理→設計以外の転職先候補を紹介

施工管理→設計以外の転職先候補を紹介
施工管理の男性
施工管理の男性
ちなみに、設計以外になんかいい転職先ってある?

設計以外でおすすめの転職先は、下記の表のとおりです。

施工管理の経験を活かせる仕事施工管理と無関係の仕事
  • CADオペレーター
  • 建設会社の営業マン
  • デベロッパー
  • 技術系の公務員
  • ビル管理
  • 都市再生機構
  • プログラマー
  • Webデザイナー
  • インフラエンジニア
  • マーケティング職
  • 建設以外の営業職
  • 宅地建物取引士
  • 建設業経理士

それぞれの仕事の詳細は、施工管理から転職したい場合のおすすめの異業種7選【転職のコツ】にまとめてます。

【ちなみに】施工管理を退職する方法

施工管理の男性
施工管理の男性
あと、今の会社を退職する方法も知っておきたい。

退職方法については、施工管理(現場監督)を辞めたい場合の退職方法【辞めた後の転職先】を参考にどうぞ。

円満退職するコツをまとめているので、事前に知っておきましょう。

まとめ|施工管理から設計に転職できるけど、デメリットもあるので慎重に

まとめ【施工管理から設計に転職できるけど、デメリットもあるので慎重に】

この記事をまとめます。

  • 施工管理から設計に転職できるけど、建築士資格がないと不利
  • 建築士資格がない人は、給料ダウンからスタート
  • 設計にもデメリットがある(夜遅い、設計に慣れない、工事監理ばかりかも)
  • 設計に転職してもいい人は、設計をやりたい人、建築士資格がある人、給料が下がってもいい人
  • 設計以外にも転職先はある
施工管理の男性
施工管理の男性
う~ん、なんだかんだで施工管理に慣れてるから、施工管理がいいのかな…

でも、今の会社はキツすぎる…

という人は、施工管理で他の会社に転職を検討するといいと思います。

探せば、今より働きやすい会社があるかもしれないから。

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングは施工管理の転職サポートを行なっています。

今より働きやすい求人が見つかるかもしれないので、情報収集に活用してみてください。

※無料で求人だけ見て考えてもOKです。

転職は人生を変える大イベントなので、慎重に検討しましょう。

あなたの人生設計の参考になればうれしいです!

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