土木作業員に向いている人の7つの特徴|やりがいときついところも解説

土木作業員に向いている人の7つの特徴|やりがいときついところも解説
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土木作業員に転職を考えてるけど、どんな人が向いてるの?

こういった疑問に答える記事です。

この記事でわかること

  • 土木作業員に向いている人の7つの特徴
  • 土木作業員のやりがいときついところ
  • 土木作業員以外で未経験から転職できる土木系の仕事3選

私たちワット・コンサルティングは、建設工事の現場監督の技術者派遣を行う会社です。

未経験から土木工事の現場監督になりたい方を募集しています。

この記事では、土木作業員に向いている人の特徴を解説していきます。

土木作業員の仕事に興味があっても「もし向いてなかったらどうしよう…」と不安になりますよね?

この記事を読むことで、あなたが土木作業員に向いているかわかります。

また、もし向いていないとしても、土木作業員以外で未経験から転職できる土木系の仕事も紹介します。

今回の転職に失敗したくない方は、最後まで読んでみてください。

この記事の監修者

株式会社ワット・コンサルティング

施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を現場監督として育成した実績あり。

  • 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
  • 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
  • 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号

基礎知識として、土木作業員が関わる工事の主な種類を解説します。

土木作業員が関わる工事の種類

  • 道路工事
  • 河川工事
  • 造成工事

道路工事

土木作業員は、私たちの生活に欠かせない道路を建設・維持する役割を担っています。

道路工事の種類は、主に以下の3種類です。

道路工事の種類

  • 新設工事:新たに道路を建設する工事
  • 修繕工事:経年劣化や災害などで損傷した道路を修復する工事
  • 改良工事:既存の道路の幅を広げたり、交差点を改良したりする工事

これらの道路工事は、一般的に以下の手順で進められます。

道路工事の手順

  • 測量:工事前に道路の測量を行い、正確なデータを取得する
  • 路床工事:道路を整えて安定した基礎を作る
  • 路盤工事:道路の基礎部分を工事する
  • アスファルト舗装:アスファルトを敷きローラーで固める
  • 線引き:道路の白線や標識を書く作業

土木作業員は、これらの工程を安全かつ正確に行うために、専門的な知識や技術を駆使しています。

河川工事

河川工事は川の防災機能を向上させ、自然環境を守るために、土木作業員が取り組む工事です。

以下のような目的で、河川工事は行われます。

河川工事の目的

  • 大雨や台風による河川の氾濫を防ぐ
  • 土砂災害を防止する
  • 自然環境や生態系の保護、地域の歴史的・文化的価値の維持

河川工事では、これらの目的を達成するために、以下のような工事を行います。

河川工事の内容

  • 砂防工事:山間部での土砂流出を抑え、土砂災害を防ぐ
  • 堤防建設:河川の氾濫を防ぐために河川両岸に堤防を築く
  • 捷水路(しょうすいろ)工事:河川の蛇行部分を短縮し流れを改善する

土木作業員は河川工事を行うことで、防災と環境保全の両面から私たちの暮らしを支えています。

造成工事

土木作業員は土地の有効活用のために、地形を整える造成工事に従事しています。

住宅地や商業施設・工場・農地などの建設に向けた準備段階として、地盤強化や整地作業を行い、安全で効率的な土地を整備しています。

造成工事の主な作業内容

  • 地盤調査:土地の強度や地質を確認する
  • 盛土と切土:低い部分に土を盛り、高い部分を削ることで平坦な土地を作る
  • 擁壁の設置:土砂崩れを防ぐための土留め壁を作る

造成工事において、土木作業員は以下のような作業を担当します。

造成工事における土木作業員の仕事内容

  • 測量:設計図に基づき測量作業を行う
  • 重機操作:ブルドーザーやバックホーを用いて切土・盛土を行う
  • 型枠の設置:擁壁の型枠を組み立てコンクリートの流し込み準備を行う

土木作業員は、専門的な知識と技術を活かして、これらの工事に取り組んでいます。

土木作業員に向いている人の7つの特徴
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土木作業員に向いている人ってどんな人?

結論、以下に多く該当する方は、土木作業員に向いているでしょう。

土木作業員に向いている人の特徴

  1. 体力がある
  2. 高い集中力
  3. 機械が好き
  4. 注意力がある
  5. チームワークを活かせる
  6. モノづくりに興味がある
  7. コミュニケーション能力がある

1つずつ解説していくので、あなたがいくつ当てはまるかチェックしてみてください。

体力がある

土木作業員には十分な体力と持久力が必須です。

資材の運搬やショベルによる掘削、削岩機の取り扱いなどがあります。

これらはどれも重労働で、体力がないと難しい作業です。

さらに

現場作業は夏や冬の厳しい気温の中で行われることが多く、持久力も必要になります。

重機を使うこともありますが、人の手で行う作業もあり、体力が重要です。

また、1日だけでなく数日続く現場もあるため、一定の体力を保ち続ける必要があります。

体力があることは、土木作業員として大きな強みでしょう。

高い集中力

土木工事の現場では高い集中力が求められます。

現場では重機や工具を扱う作業が多く、一瞬の気の緩みが事故やミスにつながるので、常に注意を払う必要があります。

集中力が求められる主な場面

  • 重機の操作
  • 重機の周辺での作業
  • 測量作業

高い集中力は、作業の正確性を向上させるだけでなく、事故防止にもつながります。

機械が好き

重機や工具を頻繁に使用するため、土木作業員は機械が好きな人に向いているといえます。

機械に興味があれば、操作技術やメンテナンスの習得にも意欲的に取り組めるでしょう。

また、日進月歩の新技術にも積極的に適応できる強みがあります。

重機の操作スキルを磨くことは、より高度な現場作業を任されることにつながり、キャリアの幅を大きく広げる可能性をもっています。

注意力がある

高い注意力は土木作業員にも不可欠なスキルです。

現場では不注意が事故やミスに直結するため、常に周囲の状況に目を配りながら作業を進める必要があるからです。

具体的には、以下のような作業で注意力が求められます。

作業内容具体例
重機の操作周囲の作業員や障害物に気を配りながら安全に作業を進める
測量作業設計図どおりの正確な数値を出すために細心の注意を行う
コンクリート壁の設置手元の作業に集中しつつ全体の仕上がりや構造の安定性を考える

高い注意力があれば、作業精度の向上だけでなく、ミスやトラブルも未然に防げます。

注意力を備えた人は、土木作業員として高い適性をもち、安全で質の高い現場づくりに貢献できるでしょう。

チームワークを活かせる

現場での作業は一人で完結するものではないため、土木作業員にはチームワークも必要です。

例えば、作業員同士が協力することで効率が向上し、工事全体の生産性を大きく高めます。

また、予期せぬトラブルが発生した際には、チームで知恵を出し合い、迅速に問題を解決することが大切です。

ポイント

こうしたチームワークは、作業効率と安全性の向上に直結するだけでなく、現場の士気を高め作業への意欲を引き出す効果もあります。

優れたチームワークを発揮できる人材は、現場での信頼を着実に築き、より重要な役割を任されるようになります。

モノづくりに興味がある

モノづくりに興味がある人も、土木作業員の仕事が向いています。

土木作業員は、道路や橋、建物の基礎など、社会の基盤となる構造物をつくる仕事です。

重機を駆使した大規模な工事からコンクリート壁の繊細な仕上げまで、作業の内容は多岐にわたります。

各工程で自らの仕事が目に見える形で残り、その成果物は地域のインフラとして長く活用されます。

人々の暮らしを支え続ける構造物を自らの手で作り上げ、社会に貢献できることは土木作業の大きな魅力といえます。

コミュニケーション能力がある

土木作業員にとって、コミュニケーション能力は現場で役立つスキルです。

作業を円滑に進めるためには、情報を的確にやり取りする力が欠かせないからです。

現場では、作業内容の確認や進捗の報告、他の職種との調整など、コミュニケーションを求められる場面が多くあります。

そのため、相手の話を正確に理解し、自分の考えをわかりやすく伝える力が必要です。

ポイント

また、現場特有の専門用語や手順を共有し合うことで、作業効率が向上し、トラブルの防止にもつながります。

さらに、コミュニケーションを通じて上司や同僚との信頼関係を築けば、より重要な役割を任される機会が増えるでしょう。

コミュニケーション能力を活かすことで、作業の精度と安全性を向上させ、現場全体の成功に貢献できます。

土木作業員に向いてない人の特徴

反対に、土木作業員に向いてない人の特徴は以下のとおりです。

土木作業員に向いている人の特徴

  1. 体力がない
  2. 集中力が続かない
  3. 機械に興味がない
  4. 注意力がない
  5. チームで働くのが苦手
  6. モノづくりに興味がない
  7. コミュニケーションが苦手

多く該当する方は、他の仕事も検討してみましょう。

土木作業員以外で未経験から転職できる土木系の仕事3選
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土木作業員以外で、土木系の仕事も知っておきたい。

未経験から転職できる土木系の仕事はある?

結論、以下の3つの仕事がおすすめです。

土木作業員以外で未経験から転職できる土木系の仕事

  1. 土木施工管理
  2. 測量士
  3. 土木会社の営業

念のため他の仕事も知っておきたい方や、土木作業員でやっていけるか不安な方はチェックしてみてください。

1つずつ解説していきます。

土木施工管理

土木施工管理とは、簡単にいうと「土木工事の現場監督」のことです。

工事現場での作業を円滑に進めるために、工程や品質・安全・予算などを総合的に管理する仕事です。

土木施工管理には、以下のようなスキルが求められます。

土木施工管理に求められるスキル

  • チームワークを活かせる
  • 細かいことに気がつく
  • コミュニケーション能力がある
  • 丁寧な仕事ができる

自分が携わったインフラが地域社会を支え、長く利用される様子を見ることで、大きなやりがいを感じられる仕事です。

また、土木施工管理の平均年収は「604万円」と高く、中には年収1000万円以上を稼ぐ方もいます。

参考:厚生労働省|賃金構造基本統計調査より計算

未経験者でも、研修制度や資格取得支援を通じて着実にスキルを磨くことが可能です。

確かな成長を実感できる、魅力ある職種といえるでしょう。

関連記事:土木施工管理がきつい理由9選|できるだけキツくない会社の選び方

ワット・コンサルティングでは土木施工管理の未経験者を募集中

冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングは、未経験から土木施工管理になりたい方を募集しています。

業界トップクラスの「60日間の新人研修」を実施しているため、

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基礎をしっかり勉強してから働きたい。

という方に合っています。

他にも、ワット・コンサルティングには以下の強みがあります。

ワット・コンサルティングの強み

  • 定着率83.2%(業界平均は約70%)
  • 未経験者の採用率80%
  • 累計1500名の未経験者を育成
  • 優良派遣事業者に認定されている
  • 社会保険完備+資格取得奨励金あり

転職先の候補に加えてみてください。

測量士

測量士は土地や建物、構造物の位置や形状を正確に計測し、設計・工事に必要なデータを提供する専門家です。

インフラ整備都市計画・土地開発など、建設分野の基礎となる重要な役割を担っています。

測量士は、以下のような業務を行います。

測量しの仕事内容

  • 地形や土地の測量
  • 測量データを基に設計図や施工計画を作成
  • 土地境界線の正確な測定

測量士の国家資格は、実務経験がなくても受験が可能です。

測量は法律で、1つの現場に1名以上の測量士が必要と定められています。

このため、測量士の需要はインフラ整備や土地開発などで今後も続くと予想され、安定性の高い職業といえます。

関連記事:測量士の難易度は高い【合格率は10%くらい。独学は1年前から対策】

土木会社の営業

土木会社の営業は、建設工事の受注やクライアントとの関係の構築を担う仕事です。

自治体や企業などのクライアントに向け、土木工事や関連サービスの提案を行い、受注に結びつけることが主な仕事です。

土木会社の営業には、以下のスキルが求められます。

土木会社の営業に求められるスキル

  • コミュニケーション能力
  • 課題解決型の提案力
  • 土木の基礎知識

土木会社の営業の魅力は、自分の提案が直接成果に結びつく達成感や、多くの人との出会いを通じて視野が広がることです。

また、受注したプロジェクトが形となり、地域社会に貢献していると実感できるやりがいもあります。

関連記事:建設営業マンの仕事内容や5つのつらいところ【志望動機の例文も紹介】

土木作業員のやりがい

結論、土木作業員のやりがいは以下の4つです。

土木作業員のやりがい

  • 自分が関わった仕事が残る
  • 今後も仕事が安定している
  • キャリアアップを目指せる
  • 経験を積むと年収が上がっていく

これらに魅力を感じる方は、土木作業員の仕事にやりがいを見い出しやすいでしょう。

自分の適性や将来のキャリアを考える際の参考にしてください。

自分が関わった仕事が残る

土木作業員の大きなやりがいの1つは、自分が携わった仕事が形として残ることです。

道路や橋・公園・建物の基礎など、自分が関わった構造物が地域で長く使われ、人々の生活を支える様子を目にすることで、達成感や誇りを感じられます。

特に、完成したインフラが日常生活の中で利用されるのを見ることで、自分の仕事が社会に貢献している実感が得られるでしょう。

今後も仕事が安定している

土木作業員の仕事は、社会の基盤を支えるインフラ整備や維持管理をおこない、その需要は今後も安定して続くと予想されています。

ポイント

特に、AIの技術が進化しても、土木作業員の需要がなくなるわけではありません。

それは、AIは工事計画の効率化や重機の操作補助といった部分でのサポートはできますが、現場での判断力や柔軟な対応が求められる作業は人間にしかできないからです。

むしろ、AIが導入されることで作業の精度が向上し、効率的に工事を進められるため、土木作業員はより専門性の高い仕事に注力できるようになるでしょう。

キャリアアップを目指せる

土木作業員は、現場での経験を積むことで確実にキャリアアップを目指せる職業です。

日々の作業を通じて培ったスキルや知識を活かし、土木施工管理技士などの専門資格を取得することで、より高いポジションや役割を任される機会が増えます。

さらに、AIやデジタル技術が進化している現代では、現場管理や施工計画にデジタルツールの活用が増えていくでしょう。

これらを学び活用できる土木作業員は、データ分析や工程管理など、より高度な業務にも挑戦できるようになります。

手に職をつけながら成長し、土木作業員のキャリアは、努力と学び次第で広がるでしょう。

経験を積むと年収が上がっていく

土木作業員は、経験を積むことで年収が着実に上がっていくのが魅力です。

以下のデータが示すとおり、実務経験が増えるごとに平均年収が確実に上昇します。

実務経験年数平均年収
0年281万円
1〜4年338万円
5〜9年381万円
10〜14年400万円
15年以上424万円

参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より計算

初めは年収が低めであっても、経験を積むことでスキルが向上し、それが収入に反映されます。

特に重機の操作や専門的な作業ができるようになれば、さらに高い収入を得られる可能性があります。

土木作業員のきついところは以下の4つです。

土木作業員のきついところ

  1. 肉体労働
  2. 暑い・寒い
  3. ケガをするリスクがある
  4. 休日が少ないことがある

土木作業員を目指す方は、これらのきつい点を理解しておきましょう。

自分に適しているかどうかを判断するために、以下をぜひ確認してみてください。

肉体労働

土木作業員の仕事は、体力を必要とする肉体労働が中心です。

資材の運搬や掘削作業、重機の操作補助など、体を動かす作業が日常的にあります。

また、長時間にわたる立ち仕事や力仕事も多く、初心者にとっては体力的に厳しいと感じることがあるかもしれません。

ポイント

しかし、体力がついてくると作業がスムーズになり、慣れていくことで負担が軽減されていきます。

また、重機や工具を効率的に使えるようになると、体力への負担が減り仕事が楽になることもあります。

肉体的な負担は避けられない職業ですが、慣れてくることで、より働きやすく長く続けられる仕事でしょう。

暑い・寒い

土木作業員の仕事は、季節や天候による作業環境の変化に大きく影響されます。

夏季は炎天下での作業による熱中症のリスクが高く、体力の消耗も激しくなります。

このため、通気性の良い作業着の着用や冷却グッズの活用、さらに定期的な休息や水分・塩分の補給が欠かせません。

一方、冬季は低温の環境下での作業となるため、防寒性能の高い防寒着の活用が必要です。

また、適切な休憩をとり、暖房設備のある休憩所で体温を維持する工夫も大切です。

ケガをするリスクがある

土木作業員の仕事は、重機や工具を扱う場面が多く、常にケガのリスクと隣り合わせです。

現場で発生しやすい事故例

  • 資材の運搬中の転倒や挟まれ事故
  • 重機操作時の不注意による接触事故
  • 工具の誤使用による切り傷や打撲

ケガのリスクを防ぐためには、作業手順を正しく守り、ヘルメットや安全靴、手袋などの適切な装備を着用することが必要です。

休日が少ないことがある

土木作業員の休日は、他業界と比べて少ない傾向があります。

建設業界全体では、約44%の現場が4週4休以下で稼働しており、多くの作業員が週休1日程度で働いています。

出典:国土交通省「建設業働き方改革加速化プログラム」

主な要因として、公共事業の厳格な納期や土曜勤務の習慣、日給月給制による収入への影響が挙げられます。

また、気象条件による作業の中断や人手不足も休日の少なさの原因です。

ポイント

しかし、政府主導の働き方改革により、時間外労働の上限設定や週休2日制の導入が進み、休日取得の状況は改善されつつあります。

さらに、一部の企業では年末年始やGW、長期休暇を取得できる環境が整備されるなど、労働環境の改善が進行中です。

休日の確保は、作業員の健康や安全、工事の品質に直結する重要な課題として業界全体で取り組まれています。

関連記事:2024年問題!建設業界で働き方改革が無理といわれる7つの理由

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未経験から土木作業員に転職するには、どうすればいいの?

以下の方法を実践してみましょう。

未経験でも、土木作業員への転職に成功しやすいです。

未経験から土木作業員に転職する方法

  • 未経験者を募集している求人を探す
  • 土木作業員の適性をアピールする
  • やる気をアピールする

こちらも1つずつ解説していきます。

未経験者を募集している求人を探す

土木作業員を目指すなら、未経験者でも応募できる求人を探しましょう。

未経験者向けの求人は、次のような方法で見つけられます。

未経験者向けの求人を探す方法

  • 求人情報サイトを活用する
  • ハローワークを利用する
  • 企業の公式サイトをチェックする

企業を探す際は、研修制度や資格取得支援が充実している企業を選ぶことをおすすめします。

このような環境が整った職場であれば、業務をスムーズに習得でき安定したキャリアを築いていけるでしょう。

土木作業員の適性をアピールする

土木作業員として採用されるには、自分の適性を履歴書や面接でしっかりとアピールすることが大切です。

土木作業員に求められるスキルや特性で、自分に当てはまることを具体的に伝えることで、採用担当者に好印象を与えられます。

具体例は以下のとおりです。

適性アピールの具体例
体力や持久力学生時代はサッカー部に所属し、体力には自信があります。
チームで働く能力前職のとき、複数人で取り組むプロジェクトで、意見をまとめる役割を担いました
モノづくりへの興味DIYが趣味で、棚や家具を作るのが好きです。地道な作業も楽しめます。

自分の強みをただ羅列するのではなく、具体的な経験やエピソードと関連づけて伝えることで説得力が増します。

また、土木作業員の仕事に対する理解や意欲を示すことで、採用担当者に「この人なら現場で活躍できそうだ」と思わせられるでしょう。

やる気をアピールする

未経験から土木作業員を目指すなら、自分のやる気をしっかりアピールしましょう。

土木作業員は体力や根気を必要とする仕事です。

そのため、採用担当者は「途中で辞めないか?」と不安に感じることがよくあるからです。

社会に役立つ仕事がしたいと思い、インフラ整備に携わる土木作業員を志望しました。

将来的には重機の資格を取得し、現場で幅広い役割を担えるようになりたいと考えています。

体力が必要な仕事であることは承知していますが、それを乗り越えることでやりがいを感じられると考えています。

採用担当者が安心できるよう、自分の熱意が本物であることをエピソードや具体例で裏付けます。

「仕事の大変さを理解している上で、それでもやりたい」という姿勢を示すことで、前向きな印象を与えられるでしょう。

最後に、未経験から土木作業員に転職するときに、よくある質問に答えていきます。

土木作業員が使う道具は?

土木作業員の仕事では、効率的かつ安全に作業を進めるため、さまざまな道具や機械を使用します。

基本的な道具

  • スコップ・シャベル
  • ツルハシ
  • ハンマー・金づち
  • バール(鉄棒)
  • メジャー・巻尺
  • モルタルミキサー
  • 安全保護具(ヘルメット・安全靴・手袋・ハーネス)

作業に必要な道具や安全保護具は基本的に会社から支給されますが、安全靴や作業用手袋は、作業員の体型や作業内容に合わせて個人で購入することが一般的です。

土木作業員の服装は?

多くの場合、土木作業員の作業服は会社から支給されますが、インナーや防寒服は個人で用意する場合もあります。

夏場でも、ケガのリスクや日焼け対策のために長袖が基本です。

さらに、最近では熱中症対策として空調服を支給する会社も増えています。

冬場は、防寒性の高い作業服やインナーを着用し、冷えから体を守るのは必須です。

季節に応じた服装を工夫することで、過酷な環境でも安全かつ快適に作業を進められます。

土木作業員に資格は必要?

土木作業員として働くために必須の資格はありませんが、資格を取得することでキャリアアップの可能性を大きく広げられます。

特に、土木施工管理技士は土木工事全般を管理する国家資格で、取得するメリットが大きいです。

取得には実務経験が必要ですが、資格を取得すれば現場監督や施工管理者として活躍でき、給与やポジションの向上が期待できます。

また、多くの企業では資格取得支援制度を提供しており、未経験者でも働きながら資格取得を目指せます。

土木作業員の一日の流れは?

一日の流れは現場のスケジュールや作業内容によって異なりますが、一般的な一日の流れを以下に紹介します。

時間仕事内容
7:00〜8:00出勤・朝礼
8:00〜8:30作業準備
8:30〜10:00午前の作業
10:00〜10:20休憩
10:20〜12:00午前の作業
12:00〜13:00昼休憩
13:00〜15:00午後の作業
15:00〜15:20休憩
15:20〜17:00午後の作業
17:00〜17:30片付け・終業
17:30〜帰宅

土木作業員の作業時間は、工期や天候の状況により変動するので、場合によっては作業時間が延長されたり短縮されたりすることもあります。

また、繁忙期や工事の進捗状況によっては、早朝からの作業や残業が発生する場合もあります。

新人土木作業員の仕事内容は?

新人土木作業員の仕事内容は、現場で必要な基本的な作業を中心に、先輩や上司の指導のもとで業務を学ぶことから始まります。

未経験者や初心者でも取り組みやすい内容が多く、現場の流れを理解しながら技術を身につけていきます。

主な仕事内容

  • 資材の運搬や整理
  • 簡単な掘削作業
  • 清掃や片付け
  • 工具や重機の補助作業
  • 安全確認や周囲の状況把握

新人期間中は、基本的な作業手順の習得と安全対策の理解が最も重要です。

さらに、チームの一員として協力して作業を進める姿勢も求められます。

女性でも土木作業員になれる?

女性でも土木作業員として働くことは可能です。

近年、建設業界では女性の活躍が注目されており、性別に関係なく働ける環境が整いつつあります。

女性が土木作業員として活躍するポイント

  • 資格を取得する
  • 働きやすい企業を選ぶ
  • 体力作りを心がける

体力面や作業環境に不安がある場合でも、資格取得や企業選びを工夫することで、安全で快適に働ける環境を見つけられるでしょう。

最後にもう一度、土木作業員に向いている人の特徴をまとめておきます。

土木作業員に向いている人の特徴

  1. 体力がある
  2. 高い集中力
  3. 機械が好き
  4. 注意力がある
  5. チームワークを活かせる
  6. モノづくりに興味がある
  7. コミュニケーション能力がある

念のため他の仕事も知っておきたい方や、土木作業員でやっていけるか不安な方は、以下の3つの仕事もおすすめです。

土木作業員以外で未経験から転職できる土木系の仕事

  1. 土木施工管理
  2. 測量士
  3. 土木会社の営業

くりかえしが、私たちワット・コンサルティングは、未経験から土木施工管理になりたい方を募集しています。

業界トップクラスの「60日間の新人研修」を実施しているため、基礎をしっかり勉強してから働きたい方に合っています。

転職先の候補に加えてみてください。

この記事を参考に、さっそく転職活動を始めていきましょう。

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