施工管理の仕事に興味があるけど、理系出身だと転職に有利なの?
理系の知識を活かしたいんだよね。
でも、転職に失敗したくないな…
こういった疑問や悩みに応える記事です。
この記事でわかること
- 施工管理で理系が有利な5つの理由
- 理系出身者が施工管理に転職するための5つのコツ
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。
未経験で施工管理に転職したい人を募集しています。
結論、理系出身者は施工管理への転職に有利です。
しかし、施工管理の仕事内容や必要なスキルを知らないまま転職活動をしてしまうと、失敗する恐れがあります。
この記事では、理系出身者が施工管理への転職が有利な理由や、転職するためのコツを解説します。
あなたの培った理系の知識を活かし、転職を成功させるためにも最後まで読んでみてください。
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
施工管理で理系が有利な5つの理由
理系出身者が施工管理で有利な理由は、以下の5つです。
理系が有利な理由
- 計算に強いから
- 検査や品質試験時に理系の知識が必要だから
- 設計ミスに気づきやすくなるから
- 採用されやすいから
- 資格取得時期が早まるから
1つずつ解説します。
計算に強いから
施工管理は数字をたくさん扱うので、計算に強いと有利です。
数字を扱う業務の例
- 見積もり
- 図面作成・確認
- 人員や機械の数量計算
- 資材発注時の数量計算
- 工程作成時の日数計算
このように、多くの場面で計算が用いられます。
現場で暗算することもあるので、計算に慣れている人や得意な人は有利でしょう。
検査や品質試験時に理系の知識が必要だから
施工管理の業務は、設計図書や仕様書に沿って品質を確保しなくてはいけません。
検査や品質試験の例
- 配筋検査:鉄筋の位置が適切か
- 水張り試験:防水性能を満たしているか
- 鉄骨製品検査:鉄骨が正しく製作されているか
- 作業完了後の出来形検査:図面や設計図書通りか
- コンクリート試験:コンクリートの配合や強度は適切か
これらは、物理や化学の一般的な知識が求められます。
そのため、理系が得意な人は理解が早く有利といえるでしょう。
設計ミスに気づきやすくなるから
理系出身者は、設計ミスを発見しやすいため施工管理において有利です。
数字だけではなく、状況に応じて柔軟に判断できるでしょう。
現場で考慮すべき状況
- 風の影響
- 地質の影響
- 周辺の地形崩壊・崩落の危険性
理系出身者は、これらを考慮したうえで図面や設計書を確認できるため、設計ミスに気づきやすくなります。
採用されやすいから
理系の仕事にあたる施工管理は、採用が有利となる傾向があります。
企業は学校で培った理数の勉強が、業務ですぐに活かせると考えるからです。
また、企業は求職者との仕事内容のミスマッチを防げるため、離職率が下がると考えています。
そのため、理系を卒業していると企業は採用しやすくなり、有利になりやすいです。
資格取得時期が早まるから
理系の学校を卒業していると、資格取得の時期が早まります。
施工管理に関わる資格の大半は実務経験が必要であり、指定学校を卒業していると実務経験年数を短縮できます。
例えば、2級土木施工管理技士の第二次検定の受験に必要な実務経験年数は、以下のとおりです。
学歴 | 実務経験年数 |
---|---|
指定された大学を卒業している場合 | 卒業後1年以上 |
指定された大学を卒業していない場合 | 卒業後1年6ヵ月以上 |
このように、指定された学校で理系学科を卒業している場合は、資格取得時期が早まります。
早く資格を取得したい人にとっては、理系は有利になるでしょう。
理系出身者が施工管理に転職するための5つのコツ
具体的に転職を成功させるためには、どうしたらいいの?
理系の人が未経験から施工管理に転職する際のコツは、以下の5つです。
転職のコツ
- 施工管理や建設業界についてリサーチしておく
- 施工管理に関わる資格を勉強しておく
- 研修制度が充実した企業を選ぶ
- 施工管理に活かせるスキルをアピールする
- 学生時代の研究成果や経験をアピールする
こちらも1つずつ解説するので、実践していきましょう。
施工管理や建設業界についてリサーチしておく
施工管理や建設業界について、リサーチしておきましょう。
面接官にやる気が伝わって、採用されやすくなるからです。
例えば、以下の4つをリサーチしておくと有効です。
リサーチしておくべき内容
- 新3K
- 働き方改革
- 業界の動向
- 建設DXといった最先端技術
これらの情報を面接時に織り交ぜておくと、面接官に「この業界について勉強しているな」と思われます。
働き方改革については、2024年問題!建設業界の働き方改革12選|無理といわれる理由を参考にしてみてください。
施工管理に関わる資格を勉強しておく
施工管理に関わる資格を勉強しておくのもおすすめです。
業務の知識が深まるうえに、早いうちから資格を取得できるからです。
施工管理で取得すべき資格に、施工管理技士が挙げられます。
第一次検定だと、学歴や実務経験に制限なく受けられます。
受けてみて企業にアピールしてみましょう。
詳しくは、令和6年度から施工管理技士試験の受験資格が改正される|3つの注意点も解説にまとめています。
施工管理に関わる資格は以下の記事にもまとめているため、参考にしてみてください。
研修制度が充実した企業を選ぶ
施工管理について未経験から転職するときは、研修制度が充実している企業を選びましょう。
しっかりと基礎を学んでおかないと、現場で何をすればいいかわからないからです。
できれば2ヶ月ほどの新人研修がある企業を選ぶと安心です。
現場でパニックになりたくない…
という人は、研修制度を重視して転職先を決めましょう。
ワット・コンサルティングの研修は業界トップクラスの60日間
ちなみに、私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。
未経験で施工管理に転職したい人を募集しています。
ワット・コンサルティングでは、業界トップクラスの60日間の研修が受けられます。
そのため、
基礎をしっかり勉強してから働きたい…
という人に合っています。ワット・コンサルティングには、他にも以下の強みがあります。
ワット・コンサルティングの強み
- 定着率83.2%(業界平均は約70%)
- 未経験者の採用率80%
- 累計1,500名の未経験者を育成
- 社会保険完備+資格取得奨励金あり
- 優良派遣事業者に認定されている(派遣会社のうちわずか0.2%)
転職先候補の1つに加えてみてください。
施工管理に活かせるスキルをアピールする
施工管理の仕事に求められるスキルをアピールしてみましょう。
未経験者であっても即戦力になれる部分が伝わり、採用されやすいからです。
例えば、以下のスキルをアピールできると有効です。
施工管理に活かせるスキル
- 責任感
- 継続力
- 交渉力
- 経理能力
- 体力と精神力
- 危機管理能力
- 問題解決する力
- 向上心や積極性
- マルチタスク能力
- 臨機応変な対応力
- マネジメントスキル
- スケジュール管理能力
- コミュニケーション能力
- 現場をまとめるリーダーシップ
あなたに当てはまるスキルが何個あるかチェックしてみましょう。
学生時代の研究成果や経験をアピールする
学生時代の研究成果や経験をアピールするのもおすすめです。
アピールできる研究や経験の例 | 施工管理に必要なスキル |
---|---|
人工知能やロボットの研究 | 最先端技術の知見 |
環境工学 | 廃棄物や大気水質汚染の知識 |
学級委員長や部活サークルのリーダー | リーダーシップ力マネジメント力 |
論文の表彰 | 継続力 |
他にも交通工学や都市計画といった専門性の高い研究をしていた場合は、積極的にアピールてみましょう。
施工管理の理系に関するよくある質問
最後に、施工管理についてよくある質問に答えていきます。
文系出身でも転職できますか?
転職できます。
先述したとおり、施工管理は理系以外の知識やスキルも求められるからです。
文系出身でも転職できる理由
- 施工管理職が人手不足だから
- 今後も需要が大きいから
- コミュニケーション能力が必要な仕事だから
- 外国人労働者が増えていて語学力が必要だから
- 施工管理はそこまで学歴を求められないから
- 建設の知識がない文系出身者は育てやすいから
文系が施工管理に転職するための詳しい記事については、文系でも施工管理に転職できる6つの理由|ゼネコンに転職できる?にまとめています。
ポイント
最近は、文系や理系を問わない企業も増えてきています。
あなたの強みをアピールすれば、転職できる可能性があるでしょう。
未経験者の履歴書の書き方は?
施工管理未経験の人が志望動機を書く場合は、以下の2つが必要です。
志望動機に書く内容
- 施工管理自体の志望動機
- 応募企業の志望動機
詳しい履歴書の書き方は、施工管理が未経験の人の志望動機の作り方と例文【研修で会社を選ぶ】で解説しています。
理系じゃないと資格試験に受かりませんか?
そんなことはありません。
きちんと勉強すれば、文系の人でも合格できます。
参考
ただし、理系出身だと実務経験年数が短縮されるので、早く試験を受けられます。
施工管理の仕事をするなら、施工管理技士の資格がおすすめです。
施工管理技士のついては、施工管理技士試験の難易度や資格の種類!各試験の難しい順も解説に詳しくまとめています。
施工管理に向いている人にはどんな特徴がありますか?
施工管理に向いている人には、以下の特徴があります。
施工管理に向いている人の特徴
- コミュニケーション能力がある
- リーダーシップがある
- チームワークを活かせる
- マネジメント能力がある
- スケジュール調整能力がある
- リスク管理できる
- 体力がある
- 臨機応変に対応できる
- マルチタスクができる
- 交渉力がある
- 気配りができる
- 細かいことに気がつく
- 説明がわかりやすい
- 自分の意見を言える
- 仕事が丁寧
- 整理整頓できる
- 細かい仕事ができる
- 算数ができる
- 勉強し続けられる
- 向上心・チャレンジ精神がある
詳しくは、施工管理に向いている人の特徴30選|向いてない人の特徴も解説にまとめています。
あなたが施工管理に向いているかチェックしてみましょう。
まとめ|未経験でも理系出身なら施工管理を目指せる
この記事をまとめます。
施工管理で理系が有利な理由
- 計算に強いから
- 検査や品質試験時に理系の知識が必要だから
- 設計ミスに気づきやすくなるから
- 採用や資格取得がしやすいから
- 資格取得時期が早まるから
理系出身者が施工管理に転職するためのコツは、以下のとおりです。
転職のコツ
- 施工管理や建設業界についてリサーチしておく
- 施工管理に関わる資格を勉強しておく
- 研修制度が充実した企業を選ぶ
- 施工管理に活かせるスキルをアピールする
- 学生時代の研究成果や経験をアピールする
理系出身なら施工管理への転職にチャレンジしてみましょう。
それでも施工管理が務まるかどうか不安…
という方は、研修制度が整っている会社がおすすめです。
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転職先の選択肢に加えてみてください。
あなたの転職活動の参考になれば幸いです!