どうすれば取得できるの?
あと、他にも取得した方がいい資格があれば知りたい。
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 建築仕上げ改修施工管理技術者のことがわかる
- 建築仕上げ改修施工管理技術者と併せて取得した方がいい資格がわかる
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の転職サポートを行う会社です。
この記事では、建築仕上げ改修施工管理技術者の資格について解説します。
防水・外壁塗装・内装などの施工管理を行うなら、取得しておきたい資格です。
キャリアアップするためにも、受験を検討してみてください。
他にもキャリアアップに有益な資格を紹介するので、今後の参考にどうぞ!
目次
建築仕上げ改修施工管理技術者とは
建築仕上げ改修施工管理技術者とは、下記のジャンルの改修の施工管理技術を証明するために、平成3年に創設された資格です。
- 防水
- 外壁
- 塗装
- 建具
- 内装など
資格を取得しておくと、改修工事の施工管理の転職も有利になるでしょう。
建築仕上げ改修施工管理技術者を取得する方法を解説していきます。
建築仕上げ改修施工管理技術者は研修を受講する必要アリ
建築仕上げ改修施工管理技術者は、下記の手順で取得します。
- 建築保全センターの建築仕上げリフォーム技術研修を受講する
- 研修最終日(3日目)の修了試験に合格する
研修は誰でも受講できるわけではなく、下記のいずれかを満たす必要があります。
資格や最終学歴 | 建築仕上げ改修施工管理の実務経験年数 |
1級建築施工管理技士、一級建築士 | 1年 |
4年制大学卒 | 3年 |
高卒 | 5年 |
その他 | 10年 |
建築仕上げ改修施工管理技術者の研修内容
研修は3日間で、下記のスケジュールで実施されます。
1日目 | 建築概論
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2日目 |
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3日目 |
|
ただし、1級建築施工管理技士と一級建築士は2日間の受講でOKです。
くりかえしですが、3日目の最後に1時間半の修了試験があり、合格すると資格を取得できます。
研修の詳細は下記のとおりです。
研修地 | 東京、大阪、福岡 |
受講料 | 2日間受講:35280円(1級建築施工管理技士と一級建築士)3日間受講:52560円 |
教材費 | 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編):4900円建築改修工事監理指針(上下巻):13700円 |
建築仕上げ改修施工管理技術者の合格率を上げるコツ
研修が3日間なので、1日目と2日目の夜に復習と、翌日の講義の予習をしておきましょう。
3日目は自学習の時間が少ないため、1日目と2日目の夜が勝負です。
研修会場からできるだけ近くにホテルをとり、勉強時間を確保するのがおすすめ。
建築仕上げ改修施工管理技術者が更新が必要
建築仕上げ改修施工管理技術者の有効期限は、資格発行日から5年です。
有効期限の約2ヶ月前に送られてくる更新書類を提出し、登録更新料5000円を支払うことで継続できます。
建築仕上げ改修施工管理技術者と併せて取得したい資格5選
結論、建築仕上げ改修施工管理技術者と併せて、下記の資格も取得していくと良いでしょう。
- 建築施工管理技士
- 建築士
- 防水施工管理技術者
- マンション改修施工管理技術者
- マンション維持修繕技術者
1つずつ解説します。
①建築施工管理技士
建築仕上げの改修施工管理は、建築施工管理技士のジャンルに含まれるから。
2級建築施工管理技士には「仕上げ」の受検科目があるため、取得しておきましょう。
建築施工管理技士を取得するメリットは下記の3つです。
- 資格手当をもらえて給料アップしやすい
- 主任技術者・監理技術者になれるため、昇進・昇給しやすい
- 転職が有利になる
また、前述のとおり、1級建築施工管理技士を取得すると、建築仕上げ改修施工管理技術者の受験資格も得られます。
建築施工管理技士の詳細は、下記の記事にまとめています。
②建築士
建築士があると、改修設計や改修施工図の作成に活かせるから。
設計図と施工図の両面から理解できるため、業務効率が上がります。
また、建築士をもっている施工管理は転職も有利で、年収アップも期待できるでしょう。
※前述のとおり、一級建築士があると建築仕上げ改修施工管理技術者の受験資格も得られます。
建築士の詳細は下記の記事にまとめています。
③防水施工管理技術者
防水工事の施工管理を行う人は、取得しておくと良いでしょう。
スキルを証明できるので、転職も有利になりやすいです。
建築仕上げ改修施工管理技術者を取得すると、防水施工管理技術者を受験できます。
詳しくは、防水施工管理技術者とは【防水工事の施工管理スキルを証明できる資格】を参考にどうぞ。
④マンション改修施工管理技術者
マンション大規模修繕工事の施工管理を行う人は、マンション改修施工管理技術者を取得するのがおすすめです。
合格率は低めなので、しっかり勉強しましょう。
※建築士or建築施工管理技士を取得していると、資格者登録が可能です。
詳しくは、マンション改修施工管理技術者とは【合格率や難易度も解説します】にまとめています。
⑤マンション維持修繕技術者
こちらもマンション大規模修繕工事の施工管理を行う人におすすめ。
転職も有利になるでしょう。
詳しくは、マンション維持修繕技術者試験の難易度【過去問とテキストで独学可能】にまとめています。
まとめ【建築仕上げ改修施工管理技術者を取得してキャリアアップしよう】
この記事をまとめます。
- 建築仕上げ改修施工管理技術者は防水、外壁、塗装、建具、内装などの改修施工管理スキルを証明する資格
- 建築保全センターの3日間の研修を受講し、最終日の修了試験に合格すると資格を取得できる
- 1級建築施工管理技士と一級建築士は2日間の受講でOK
さっそく建築保全センターのサイトで、研修を申し込みましょう。
また、建築仕上げ改修施工管理技術者と併せて取得しておきたい資格は下記の5つです。
- 建築施工管理技士
- 建築士
- 防水施工管理技術者
- マンション改修施工管理技術者
- マンション維持修繕技術者
詳しくは下記の記事にまとめています。
あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです!