
興味があるんだけど、イマイチよくわからないんだよね…
年収はどれくらいなの?
激務できつい仕事だったらイヤだなぁ…
未経験だし、内装施工管理の転職に失敗したらどうしよう…
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 内装施工管理の仕事内容がわかる
- 内装施工管理の年収相場がわかる
- 内装施工管理のきついところとやりがいがわかる
- 未経験者が内装施工管理の転職に失敗しないコツがわかる
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。
未経験から内装施工管理に転職したい人を募集しています。
この記事では、内装施工管理について詳しく解説します。
未経験から内装施工管理に転職を考えている人は、最後まで読んでみてください。
内装施工管理のことをよく知ってから、転職を検討しましょう。
この記事を読むことで、転職に失敗する確率を下げられますよ!
目次
内装施工管理とはどんな仕事?【仕事内容を解説】
結論、内装施工管理の仕事内容は下記のとおりです。
- 施工計画書の作成【工事の段取りを決める】
- 工程管理【工事のスケジュール管理】
- 安全管理【事故がないように対策する】
- 原価管理【会社の利益が出るようにする】
- 品質管理【良い建設物を造る】
- 出来形管理【お客様満足を高める】
- 事務作業【施工図の作成など】
- 業者選定や職人の手配、材料の発注
- 現場の写真撮影
- 現場の清掃
- トラブル対応や緊急対応
そもそも「施工管理」とは、工事現場を監督する仕事です。
実際の内装工事は職人さんが行いますが、施工管理はそうした職人さんたちを監督するイメージ。
施工管理の仕事内容は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説【未経験者向け】で詳しく解説しているので参考にどうぞ。
※内装施工管理の仕事の特徴は後述します。
一般的な内装工事の内容
内装施工管理の仕事を知るために、そもそも内装工事にはどんなものがあるか知っておきましょう。
一般的な内装工事の内容は下記のとおりです。
工事 | 内容 |
墨出し | 壁や天井をどこに設置するか印をつける |
軽鉄工事 | 壁や天井につけた印の部分に下地を造る
間仕切り壁や二重天井などの骨組みを組み立てる工事 |
ボード工事 | 壁や天井にボードを貼り付ける下地工事
※石こうボードを使うことが多い |
壁紙の工事 | 壁紙(クロス)を貼る |
塗装工事 | 壁や天井の色や材質の仕上げ
漆喰や珪藻土などをコテで塗って仕上げていく左官工事もある |
床仕上げ工事 | フローリング、畳、クッションフロア、タイルなどを貼る工事
※床暖房工事もある |
建具の工事 | 窓、ドア、ふすま、障子、手すりなどの設置工事 |
くりかえしですが、こうした工事の管理監督を行うのが内装施工管理です。
ちなみに、下記のような設備工事も内装工事として扱う会社もあります。
- 電気
- 配管
- ガス
- 空調
- 家具
- 電気通信設備
こうした設備の施工管理については、下記の記事にまとめています。
内装施工管理の仕事の特徴
内装施工管理の仕事の特徴は下記の2つです。
- 内装施工図で書くことが多い
- 業者選定や職人の手配、材料の発注が多い
「施工図」とは、工事を進めるための図面のことで、施工管理が書くことが一般的です。
前述のとおり、内装工事は多岐にわたるため、内装施工図は書くことが多いです。
また、手配する職人さんや材料の種類が多いため、発注業務も多岐に渡ります。
もちろん現場によりますが、他の施工管理に比べて業務の種類が多くなりやすい特徴があります。
ちなみに他の施工管理については、施工管理を楽な順に並べてみた【結論:楽な仕事じゃないけどね】を参考にどうぞ。
内装施工管理の年収相場【500万円くらい】

結論、年収は下記によって左右されるため一概にいえません。
- 会社規模
- 残業時間
- 保有資格
- スキルレベル
あくまで目安ですが、平均年収は500万円くらいです。
世代別の年収の目安は下記のとおり。
- 20代:300~400万円
- 30代:400~500万円
- 40代:500~700万円
- 50代:600~800万円
ちなみに、施工管理の年収については、施工管理(現場監督)の平均年収や給料を徹底分析【資格で収入アップ】で詳しく解説してます。
内装施工管理で年収アップする3つの方法

結論、下記の3つで年収アップできます。
- スキルアップ
- 資格を取る
- スキルアップ×資格取得で大手に転職する
施工管理は技術職なので、スキルアップすると給料が上がりやすいです。
また、後述する資格を取得すると、資格手当や昇進で年収アップする会社が多いです。
そして、スキルアップしつつ資格を取得して、大手に転職するとさらに年収が上がります。
建設業界は大手になるほど、年収が上がる傾向です。
会社規模(従業員数) | 平均年収 |
大企業(1000人以上) | 732万円 |
中企業(100~999人) | 587万円 |
小企業(10~99人) | 461万円 |
参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
この辺は、施工管理の給料が安い人と高い人の違い【稼げるキャリアプランを解説】も参考にどうぞ。
内装施工管理の年収アップに有益な資格
内装施工管理が年収アップできる主な資格は、下記の2つです。
- 建築施工管理技士:内装工事を含む建築工事の施工管理の国家資格
- 建築士:内装設計を含む建築設計の国家資格
いずれも受験資格があるため、まずは無資格で内装施工管理に転職して、実務経験を積んでから資格を取得すればOKです。
また、配管・電気・電気通信の施工管理に進む人は下記の資格がおすすめです。
- 管工事施工管理技士
- 電気工事施工管理技士
- 電気通信工事施工管理技士
これらの資格の詳細は、下記の記事にまとめたので参考にどうぞ。
内装施工管理の1日のスケジュール例

会社や現場によるので何ともいえませんが、一般的な1日のスケジュールは下記のイメージです。
- 7:00:出勤、朝礼の準備
- 8:00:朝礼
- 8:30:工事スタート、巡回、写真撮影、職人さんへの指示
- 12:00:昼休憩
- 13:00:昼礼、打ち合わせ、巡回、事務作業
- 17:30:工事終了、事務所で事務作業
- 20:00:仕事終了、退勤
繁忙期は下記のようなイメージ。
- 7:00:出勤、朝礼の準備
- 8:00:朝礼
- 8:30:工事スタート、巡回、写真撮影、職人さんへの指示
- 12:00:昼休憩
- 13:00:昼礼、打ち合わせ、巡回、事務作業
- 17:30:工事終了、事務所で事務作業
- 22:00:仕事終了、退勤
こうした施工管理のスケジュール例は、施工管理(現場監督)の1日のスケジュール【具体的な仕事内容も解説】も参考にどうぞ。
内装施工管理の仕事のきついところ3選【激務なのか?】

激務ってホントなの…?
結論、内装施工管理にもきついところはあります。
※きついところがあるのは、どんな仕事も一緒ですが。
具体的には下記の3つ。
- 夜間工事がある
- 工事の項目が多いので大変
- 土木と建築の遅れの影響を受けて残業することがある
1つずつ解説しますね。
①夜間工事がある
なぜなら、内装工事は室内でできるから。
土木工事や建築工事は明るい時間しかできませんが、内装工事は照明をつければできてしまいます。
特に店舗の内装工事は、周辺に住宅街がないエリアもあるので、夜遅くまで工事をすることも。
工事が遅れている場合は、夜も工事することがあるでしょう。
会社や現場によりますが、残業が多くなる時期があります。
②工事の項目が多いので大変
前述のとおり、内装工事は下記のように多岐にわたるからです。
- 壁
- 天井
- 壁紙
- 塗装
- 左官
- 電気
- 空調
- 家具
- 配管(給水、排水、ガスなど)
- 建具(窓、ドア、ふすま、障子、手すりなど)
- 電気通信設備(インターネット、インターホン、電話など)
- 床(フローリング、畳、クッションフロア、タイル、床暖房など)
工事の種類が多いため、ちょっと大変に感じることもあるでしょう。
③土木と建築の遅れの影響を受けて残業することがある
内装工事は、土木と建築工事の遅れの影響を受けやすく、残業が増えることがあります。
土木と建築の違いは下記のとおり。
- 土木:地面の工事
- 建築:建物を造る工事
土木も建築も外で工事を行うため、悪天候が続くと工事のスケジュールが遅れていきます。
そして、そうした遅れは内装工事にシワ寄せがきます。
※そもそも、土木工事と建築工事が終わらないと内装工事ができません。
長雨が続いたり、雪がやまないと、スケジュールが押して内装施工管理が激務になることもあるでしょう。
ちなみに、施工管理のきついところは、施工管理(現場監督)のきついところ15選【きつくない働き方も解説】も参考にどうぞ。
内装施工管理のやりがい【喜ばれる仕事】

結論、お客様に喜んでもらえることが、最大のやりがいです。
建物を使う人は、外装より内装をよく目にします。
例えば住宅の場合、実際に生活すると内装ばかり目にしますよね。
内装工事がきれいにできると、お客様から感謝されてやりがいを感じます。
ちなみに、施工管理のやりがいについては、施工管理(現場監督)のやりがいや魅力9選【未経験から始める方法】も参考にどうぞ。
内装施工管理は手に職がつく仕事【経験を積めば食いっぱぐれがない】
もちろん、内装施工管理も「手に職がつく仕事」といえるでしょう。
技術職だし、内装施工管理を採用したい企業が多いから。
そもそも、施工管理は人材が足りていません。
今後も内装工事がなくなることは考えにくいため、スキルを身につければ食いっぱぐれることはないでしょう。
「手に職をつけて安定して稼ぎたい!」という人におすすめの仕事です。
施工管理の人材不足については、施工管理が人手不足の3つの理由【ホワイト企業は離職率が高くない】にもまとめてます。
内装工事の施工管理に必要なスキル

僕はやっていけるのかな…?
内装施工管理にもっとも必要なスキルは「インテリアに興味があること」です。
※「スキル」とはいえないかもしれませんが。
なんでもそうですが、興味がないと仕事は辛いです。
下記のような人は良いでしょう。
- インテリアが好き
- モデルルームの見学が好き
- 物件サイトで内装や設備を見るのが好き
また、内装施工管理に向いてる人の特徴は下記などがあります。
- コミュニケーション能力がある
- リーダーシップがある
- チームワークを活かせる
- マネジメント力がある
- スケジュール管理できる
- リスク管理できる
- 体力がある
- 臨機応変に対応できる
- マルチタスクができる
- 交渉力がある
- 気配りができる
- 細かいことに気がつく
- 元気よく話せる、元気よくあいさつと返事ができる
- 年上に好かれる・かわいがられる
- 初対面の人と仲良くできる
- 説明がわかりやすい
- 自分の意見を言える
- 仕事が丁寧
- 整理整頓できる
- 細かい仕事ができる
- 算数ができる
あなたが施工管理に向いてるかは、施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】を読むとわかります。
未経験者が内装施工管理の転職に失敗しないコツ【研修をチェック】

未経験だから右も左もワカラナイ…
転職に失敗しないためには、どうすればいいの?
結論、未経験者向けの研修がしっかりしている会社を選びましょう。
なぜなら、研修で基礎を学ばないと現場でパニックになるから。
求人情報を見るときは給料・休日・残業・福利厚生などに目がいきがちですが、そもそも続けられなければ意味がありません。
スタートダッシュで失敗しないためにも、研修制度を必ずチェックしましょう。
※できれば2ヶ月くらいの新人研修があると安心です。
ワット・コンサルティングは60日の新人研修で定着率83.2%
冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングでも、未経験から内装施工管理に転職したい人を募集しています。
ワット・コンサルティングの強みは下記の4つ。
- 60日の新人研修で施工管理の基礎をしっかり学べる(業界トップクラス)
- 1500名以上の未経験者を研修してきた実績あり
- 研修期間中もお給料をもらえる
- 定着率83.2%なので施工管理の転職に失敗しにくい(定着率も業界トップクラス)
「しっかりと基礎を学んでから働きたい!」という人に合っていると思います。
転職活動の情報収集に活用してみてください。
まとめ【内装施工管理の仕事内容を理解して転職活動を始めよう】
この記事をまとめます。
- 内装施工管理とは、内装工事の管理監督を行う仕事
- 会社や現場によりますが、平均年収は500万円くらい
- 内装工事は多岐にわたるため、内装施工管理はやることが多い
- 夜間工事があったり、土木や建築の遅れの影響を受けるのがきついところ
- お客様に喜んでもらえるし、手に職がつくのでやりがいがある仕事
内装施工管理に興味があれば、さっそく求人情報をチェックしてみましょう。
行動しないと何も始まらないので。
具体的な求人情報を見た方が、あなたが内装施工管理で働くイメージができると思います。
くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでも、未経験から内装施工管理に転職したい人を募集しています。
転職活動の情報収集に活用してみてください。
あなたの転職活動の参考になればうれしいです!