少しくらいなら残業があってもいいんだけど、極端な長時間残業は困るなぁ…
あまり残業せずにCADオペレーターで働く方法はないの?
それと、CADオペレーターの魅力とか将来性も知っておきたいな。
残業があっても、魅力ある仕事なら耐えられるかもしれないし。
あと、私はCADオペレーターに向いてるのかな?
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- CADオペレーターは残業が多いと言われる理由がわかる
- 残業が少ないCADオペレーターで働く2つの方法がわかる
- CADオペレーターの5つの魅力がわかる
- あなたにCADオペレーターの適性があるかわかる
私たち「ワット・コンサルティング」では、CADオペレーターの技術者派遣の会社です。
未経験からCADオペレーターになりたい人を募集しています。
この記事では、「CADオペレーターは残業が多い」といわれる理由を解説していきます。
結論、残業が多いor少ないは、勤務する会社によって違いますが、忙しいときは残業があると思っておきましょう。
また、残業が少ない職場で働く2つの方法も解説するので、できるだけ残業を少なくしたい人は参考にしてみてください。
仕事である以上は大変なこともありますが、CADオペレーターは魅力も多い仕事です。
CADオペレーターの魅力もわかった上で、慎重に転職を検討しましょう。
記事の最後で「CADオペレーターの適性診断」もできるので、最後まで読んでみてください。
目次
CADオペレーターは残業が多いと言われる8つの理由
結論、「CADオペレーターは残業が多い」と言われる理由は、下記の8つです。
- 納期があるから
- 図面の修正があるから
- 納期間際で修正が発生することがあるから
- 設計者の図案を待たないといけないから
- 複数の案件を同時に進めるから
- 人数が少ない職場もあるから
- 繁忙期があるから
- 勉強することが多いから
1つずつ解説します。
【理由①】納期があるから
CADオペレーターとは「設計補助」の仕事です。
設計者(デザイナーや建築士)の図案を、CADというソフトで設計図面にしていくイメージ。
設計図には納期があります。
理由は、設計図がないとモノづくりを始められないから。
例えば家を建てる場合、設計図がないとどんな家を造ればいいかわからないので、工事が前に進みません。
依頼主に納品する期限があるため、設計図が遅れるとすべての工程にしわ寄せがきてしまいます。
そのため、CADオペレーターが作る設計図にも期限があるのです。
納期が近いのに設計図面ができていないと、残業してでも終わらせないといけません。
結果、残業することがあります。
【理由②】図面の修正があるから
設計図面には修正がつきものです。
具体的には、下記のような理由で修正が発生します。
- 設計者が「修正したい」と言ってくるから
- 依頼主から「ここを変えてほしい」と言われるから
なので、仮に設計図面がもう少しで完成しそうであっても、修正に対応しないといけません。
結果、修正作業で残業するケースがあります。
【理由③】納期間際で修正が発生することがあるから
納期間際で修正が発生すると、残業することが多いです。
案件によっては、納期を変えられないから。
少し理不尽に感じるかもしれませんが、納期間際の修正対応もCADオペレーターの仕事のうちです。
【理由④】設計者の図案を待たないといけないから
そもそも、設計の仕事は下記の流れで進んでいます。
- 設計者(デザイナー・建築士)が設計アイデアを考える
- 設計者のアイデアをCADオペレーターが図面にする
よって、設計者のアイデアが決まらないと、CADオペレーターも作業に入れません。
設計者からの指示が遅れると、CADオペレーターにしわ寄せがきて残業することもあります。
【理由⑤】複数の案件を同時に進めるから
多くの会社では、1人のCADオペレーターが複数の案件を同時に担当しています。
そのため、納期が近い案件が重なったりすると、どうしても残業が発生しやすいです。
「複数案件×納期が近い×修正」の3つが掛け合わさると、残業が多くなります。
【理由⑥】人数が少ない職場もあるから
CADオペレーターの人数が少ない会社もあります。
少ない人数で案件をこなすので、残業が増えてしまうイメージです。
【理由⑦】繁忙期があるから
多くの会社では繁忙期があり、どうしても残業が多くなります。
特に、納期が重なるシーズンだと長時間残業になることもあるでしょう。
【理由⑧】勉強することが多いから
特にCADオペレーター初心者さんは、慣れていないのでスムーズに業務を進められません。
勉強しながら業務を進めるので、残業する日もあります。
例えば、下記も勉強しながら仕事を進めるイメージです。
- 図面の見方
- 図面記号
- CADソフトの操作
- 部材・資材の名前
- 専門用語
- 届け出書類の作成方法
CADオペレーターの仕事内容は、CADオペレーターの仕事内容5選【未経験者さん向けの勉強や転職のコツ】でも解説しているので参考にどうぞ。
業界別の残業時間の比較
ちなみにCADオペレーターが働くのは、大きく分けると「建設業」と「製造業」の2種類があります。
2つの業界の平均残業時間は下記のとおり。
- 建設(建築・土木・設備):13時間
- 製造業(メーカー・機械):15時間
参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
※ただし、上記は「業界全体の平均残業時間」です。CADオペレーターに特化した残業時間ではないので、あくまで目安にしてください。
もちろん、残業時間は勤務先によって違います。
残業時間を少なくしたい場合は、残業が少ないCADオペレーターで働く2つの方法へジャンプしてみてください。
【その他】CADオペレーターの仕事のきついところ
ちなみに、残業以外でCADオペレーターの仕事のきついところは下記のとおり。
- 会社によっては業務量が多い
- 忙しいと設計者に質問しにくい
- 責任が重い仕事
- 見習い期間は雑用も多い
- 会社によっては設計者レベルの仕事をすることも
- 現場と設計者の間に挟まれることも
- 現場で学ぶこともあるけどガテン系の人は教えてくれない
- 体のトラブルが起きる人もいる
- 最初は給料が安い
- ずっと勉強が必要
詳しくは、CADオペレーターの辛いところ14選【辛さを軽減する方法も紹介】にまとめたので、転職前に知っておきましょう。
残業が少ないCADオペレーターで働く2つの方法
残業が少ない職場はどうやって選べばいいの?
結論、下記の2つがおすすめです。
- 派遣で働く
- 働き方改革に積極的な会社に転職する
1つずつ解説しますね。
①派遣で働く【正社員の派遣もある】
派遣のCADオペレーターは、残業が少ない職場で働けることがあります。
残業少なめの派遣先を希望すると、紹介してもらえることがあるから。
※100%ではありませんが。
また、派遣だと時給が発生しているため、長時間労働をさせない派遣先もあります。
正社員がいいんだけど…
という人は、技術者派遣がおすすめ。
派遣会社の正社員として雇用されて、現場は派遣先というスタイルです。
技術者派遣のCADオペレーターについては、派遣のCADオペレーターの実態【時給相場や未経験者が働くコツ】で詳しく解説しているので興味あればどうぞ。
また、冒頭でもお伝えしたとおり、私たちワット・コンサルティングも「技術者派遣のCADオペレーター」の会社です。
会社説明会があるので、興味ある人は情報収集の一環にどうぞ。
②働き方改革に積極的な会社に転職する
近年は「働き方改革」に力を入れている会社が増えているため、そういう会社を選びましょう。
残業がゼロではありませんが、極度な長時間残業を防ぐことができます。
働き方改革を進めている会社を見つける方法は、下記の2つが代表的です。
- 転職サイトの求人情報をチェックする
- 転職エージェントに紹介してもらう
2つとも実施すると、良い会社に出会える確率が上がります。
ちなみに、私たちワット・コンサルティングの「SAN-SUKE」でも、求人情報をチェックできます。
転職エージェントサービス(企業の紹介)も行なっているため、少しでも良い求人を見つけたい人は情報収集に活用してみてください。
※無料です。
CADオペレーターの魅力5選【人によっては残業を上回るメリットかも】
残業を上回る魅力があれば、CADオペレーターに転職してみようかなぁ…
結論、CADオペレーターには下記の魅力があります。
- 手に職がつく
- スキルアップすると収入が上がる
- 経験を積めば在宅勤務できる
- 建築士やデザイナーにキャリアアップできる
- 将来性がある
人によっては、残業を上回る魅力になるかも。
こちらも1つずつ解説するので、転職の判断材料にしてみてください。
【魅力①】手に職がつく
CADオペレーターは技術職なので、手に職がつく仕事です。
多くの企業がCADオペレーターを採用したいので、スキルを身につければ安定して稼げます。
ちなみに、派遣のCADオペレーターでも手に職がつくので安心してください。
※正社員でも派遣でも、業務内容は一緒なので。
この辺は、CADオペレーターは何歳まで働けるのか【何歳でも。ただし挑戦必須】も参考にどうぞ。
【魅力②】スキルアップすると収入が上がる
技術職なので、スキルアップするほど収入が上がりやすいです。
中には年収600万円以上を稼ぐCADオペレーターもいますよ。
CADオペレーターの収入については、CADオペレーターの平均年収・給料【年収を上げる方法も解説】が参考になると思います。
【魅力③】経験を積めば在宅勤務できる
経験値が上がってくると、在宅勤務できる会社もあります。
特に近年はコロナの影響があり、在宅勤務を推奨する会社もあるくらいです。
「手に職をつけて在宅で働きたい」という人には良い仕事でしょう。
子育てや介護と両立しながら働ける可能性があります。
ただし、初心者のうちは在宅勤務は難しいです。
※初心者のうちは多くのコミュニケーションが必要なので、在宅勤務が向かないから。
CADオペレーターの在宅勤務については、在宅CADオペレーターの実態【3種類の在宅ワークスタイルも紹介】に詳しくまとめてます。
【魅力④】建築士やデザイナーにキャリアアップできる
さらにキャリアアップしたければ、建築士やデザイナーなどの設計者になることも可能です。
建築系であれば、建築士の資格を目指してみましょう。
一級建築士は平均年収640万円ほどなので、収入面でも良い目標になるかもしれません。
建築士の詳細は、一級建築士の年収や給料!収入を上げる方法は?を参考にどうぞ。
【魅力⑤】将来性がある
きちんと時代に合わせて変化していけば、CADオペレーターは将来性がある仕事です。
なぜなら、モノづくりがなくなることはないから。
下記の2つを実践していくと、将来性は明るい仕事です。
- 上位資格をとってキャリアアップする
- 3DCADやBIMなど業務範囲を広げる
今後はリモートワークが加速するため、フリーランスになって世界中の仕事を自宅で受注できる時代がくるかも…
CADオペレーターの将来性については、CADオペレーターの将来性は明るい【未来の姿を予測してみました】にまとめてます。
CADオペレーターの適性診断【あなたは向いてる?】
でも、私はCADオペレーターに向いてるのかな?
もし向いてるなら、転職してみようかな。
結論、CADオペレーターに向いてる人の特徴は、下記の16個です。
9つ以上に当てはまれば、CADオペレーターに向いてるかと。
- モノづくりに興味がある人
- 集中力がある人
- もくもくと作業できる人
- 細かい作業ができる人
- 算数や図形が嫌いじゃない人
- コミュニケーションができる人
- 協調性がある人
- 意図をくみとれる人
- デスクワークをしたい人
- 最低限のパソコンスキルがある人
- 計画的に動ける人
- 効率的に働ける人
- リフレッシュできる人
- 手に職をつけたい人
- 勉強する意欲のある人
- ライフステージの変化に合わせて働きたい人
詳しい内容は、CADオペレーターに向いてる人の16の特徴【未経験で転職する方法】にまとめたので、適性診断に活用してみてください。
まとめ【CADオペレーターは残業もあるけど魅力が多い仕事】
この記事をまとめます。
- CADオペレーターは残業することもある
- 残業を少なくしたいなら派遣で働くか、働き方改革に積極的な会社に転職する
- 手に職がつく、スキルアップとともに収入アップするなど、CADオペレーターは魅力も多い
- CADオペレーターに転職する前に適性診断してみよう
ということで、あとはできることから始めてみましょう。
行動しないと、何も始まらないので。
「明日でいいや」と思ってこのページを閉じてしまうと、メンドウになって行動しないかもしれません。
当然ですが、転職は1歳でも若い方が有利。
そして、求人は流動的なので、あなたに合う求人が来週にはなくなっていることも。
また、当然ですが、条件が良い求人から枠が埋まっていきます。
行動すべきは「今」でして、できることからやってみてください。
まずは、求人情報をチェックしてみましょう。
この記事内でもお伝えしましたが、私たち「ワット・コンサルティング」は、未経験からCADオペレーターになりたい人を採用している技術者派遣の会社です。
会社説明会を実施しているので、まずは情報収集に活用してください。