文系出身者が施工管理に就職してキャリアを築ける3つの理由

「文系でも施工管理で働けるの？」

「文系でも施工管理でキャリアアップできるの？」

こういった疑問に答える記事です。

私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。

文系×未経験から施工管理になりたい方を募集しています。

結論、文系出身者でも施工管理に就職できます。

建設に関する知識がなくても始められるので、安心してください。

「でも、理系の人とはキャリアが違うんじゃないの？」

「理系の人より稼げないんじゃないの？」

と不安に思いますよね？

大丈夫です、この記事では文系出身の方がスピーディーに施工管理者としてキャリアアップする流れも解説しています。

理系の方と変わらないキャリアを築ける可能性があるため、興味がある方は施工管理に挑戦してみましょう。

文系出身の方が施工管理に就職するときに、失敗を防ぐコツもわかるので最後まで読んでみてください。

文系出身でも施工管理に就職できてキャリアを築ける3つの理由

くりかえしですが、文系出身の方でも施工管理に就職できて、キャリアを築いていけます。

理由は以下の3つです。

1つずつ解説していきます。

施工管理が不足しているから

施工管理の人材不足が課題となっており、その影響で文系出身者など人材が採用されています。

以下は国土交通省が公表した、建設投資額と就業者数の推移を示すデータです。

出典：国土交通省｜建設投資、許可業者数及び就業者数の推移

建設需要は増加傾向ですが、建設業界で働く人材は増えていないとわかります。

この労働者不足を補うために企業は、理系・文系を問わず採用を進めています。

施工管理の人手不足については、施工管理(現場監督)は人手不足が当たり前の3つの理由｜働きやすい会社の見つけ方で詳しく解説しているので、チェックしてみてください。

研修と現場でスキルを身につけられるから

新人研修や現場での実務を通じてスキルを学べるため、文系出身でも施工管理に就職できてキャリアを築けます。

施工管理の主な仕事内容は以下のとおりです。

施工管理の主な仕事内容	概要
安全管理	現場での事故を防ぎ、作業員の安全を守る
工程管理	工事が計画どおり進むようにスケジュールを調整する
品質管理	材料や仕上がりを確認し、工事の品質を確保する
原価管理	予算内で工事を完了するため、コストを管理する

施工管理の詳しい仕事内容は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説にまとめています。

入社後の研修で基礎を学び、現場では先輩のサポートを受けることで上記の仕事の実践的なスキルを身につけられるので安心してください。

ワット・コンサルティングの新人研修は業界トップクラス

ちなみに、私たちワット・コンサルティングでは、業界最高水準の「60日の新人研修」を実施しています。

そのため「文系出身だし、施工管理のことは何もわからないから不安…」という方は、転職先の候補として情報収集してみてください。

国家資格「施工管理技士」の受験資格が緩和されたから

令和6年から施工管理技士の受験資格が緩和されたため、文系出身でもキャリアを築きやすくなっています。

施工管理技士とは現場の工程や人材を管理する国家資格で、施工管理者としてのキャリアアップに役立つ資格です。

主な受験資格の変更点は以下のとおりです。

出典：国土交通省｜令和6年度より施工管理技術検定の受験資格が変わります

以前は理系学科の卒業者の方が早く資格を取得できましたが、今回の緩和により卒業学部を問わず施工管理技士試験を受験しやすくなりました。

資格取得を通じて専門的な知識を習得することで、施工管理者としてキャリアアップしていけます。

施工管理技士の受験資格や資格の取得方法については、令和6年度から施工管理技士試験の受験資格が改正される｜3つの注意点も解説も参考にしてみてください。

【参考】施工管理の理系・文系の割合

理系と文系の割合はおおよそ8：2です。

しかし、近年では文系・理系を問わず採用する企業が増えています。

文系出身者も経験を積み重ねることで、キャリアを築いていけるでしょう。

文系出身者が施工管理に活かせる7つのスキル

文系×未経験であっても、今すぐ施工管理で活かせるスキルがあります。

あなたの経験で該当するものがないか、チェックしてみてください。

該当するものが多いほど、スムーズに施工管理の仕事に慣れていける可能性があります。

コミュニケーション能力

施工管理は現場で多くの人と協力しながら作業を進めるため、コミュニケーション能力が求められます。

こうした場面では、わかりやすく伝える力や丁寧な対応が必要です。

学生時代やアルバイトで以下のようにコミュニケーション能力を発揮した方は、施工管理で活躍できる可能性があります。

施工管理は人と関わる場面が多いため、文系出身の方でもコミュニケーションスキルを活かして活躍できるでしょう。

施工管理に必要なコミュニケーション能力については、施工管理が職人さんとうまくコミュニケーションを取る13のコツ！人間関係を良好にも参考にしてください。

リーダーシップ

現場で作業員や関係者をまとめ、工事を計画どおりに進めるため、施工管理者にはリーダーシップが必要です。

このようなリーダーシップは、学生時代やアルバイトの経験からも培われます。

施工管理は現場をまとめる機会が多い仕事です。

リーダーシップを発揮したことがある文系出身者であれば、現場で信頼されるリーダーとして成長していける可能性があります。

問題解決力

施工管理の現場では、予期せぬ問題に冷静に対応し、適切に対処する問題解決力も求められます。

こうした問題解決力は、学生生活や他の仕事でも身につけられます。

例えば、学園祭の準備中のトラブル対応や、アルバイトでのクレーム対応などです。

問題解決力がある文系出身者は、きちんとスキルを身につけていけば、現場で発生する問題を解決できる存在になれるでしょう。

危機管理能力

工事を安全かつスムーズに進めるためには、危機管理能力が欠かせません。

こうした危機管理能力は、突発的なトラブルに対応する中でも鍛えられます。

文系出身も現場での経験を積み重ねることで、危機管理能力は身につきます。

状況を冷静に見極め、チームと協力して安全確保に努める姿勢が大切です。

スケジュール管理能力

現場では常に状況が変わるため、施工管理にはスケジュール管理能力が必要です。

スケジュール管理ができない場合、作業の遅延や担当者の待機時間が発生し、工期の延長やコスト増加につながる可能性があります。

工事現場でのスケジュール管理能力は、学生時代に培った経験も十分に活かせます。

文系・理系を問わず、スケジュールを管理する能力は、施工管理の仕事で強みとなるでしょう。

基本的なパソコンスキル

施工管理は基本的なパソコンスキルも求められます。

専門的なパソコンスキルは現場や研修を通して習得できるため、最初から高度な知識をもっている必要はありません。

文系出身者も、これまでの学業やアルバイトで培ったパソコンスキルを活かしながら、施工管理の現場で必要なスキルを身につけていけます。

計算力

基礎的な計算力も施工管理の仕事に必要です。

計算力が必要になる仕事の例は、以下の2つです。

数値管理が必要な仕事	詳細
工程管理	各作業にかかる時間を見積もり、全体の工期を計画する
資材管理	必要な資材の量を正確に把握し、無駄なく調達する

難しい数学の知識は必要なく、実務で使う数字を正しく扱う計算力が求められます。

ただし、複雑な計算は専用のソフトが行うため安心してください。

基本的な数値の読み取りや理解ができれば、十分に対応できます。

こうした計算力は、現場で少しずつ身につけていきましょう。

文系出身者が身につけなければならない施工管理スキル

一方、文系出身の方が施工管理に就職してから身につけるべきスキルは以下のとおりです。

これらのスキルは会社の新人研修で勉強できるので安心してください。

今後どんなことを学ぶのかわかるので、チェックしておきましょう。

図面を読む力

図面を読む力は、工事内容を正確に把握するために施工管理者に求められる基本的なスキルです。

以下のようなときに図面を読む力が必要です。

図面を正確に読み取れると、ミスを防ぎながら効率的に作業を進められます。

最初は難しく感じるかもしれませんが、研修や現場での経験を重ねることで徐々に身につけられます。

文系出身者も、日々の業務を通じて図面を読む力を習得することで、現場で活躍する施工管理者を目指せるでしょう。

CADスキル

施工管理ではCADスキルも求められます。

CADとは、建築や設備の図面をパソコンで作成・修正するツールのことです。

以下の場面でCADスキルが求められます。

CADを使いこなすことで協力業者へ的確な作業指示を出しやすくなり、工事を効率よく進められます。

基本的な操作は研修や現場で習得できるため、文系出身者でも入社時に詳しい知識がなくても大丈夫です。

CADについて詳しく知りたい方は、施工管理もCADを勉強した方がいい｜無料で勉強する方法も解説を参考にしてください。

工程表を読むスキル

工事を計画どおり進めるためには、工程表を読むスキルが欠かせません。

工程表とは、工事全体のスケジュールをまとめた表です。

工程表を正確に理解すれば、無理や無駄を防ぎ、工事を効率的に進められます。

初めは難しく感じるかもしれませんが、文系出身者でも業務を通じて習得できるため心配はいりません。

工程表について知りたい方は、施工管理の工程管理とは｜求められるスキルと工程管理を覚える4つの方法をチェックしてみてください。

原価管理のスキル

文系出身者が施工管理で活躍するには、原価管理のスキルを身につけることも必要です。

原価管理とは、予算内で工事を完了させ、利益を確保するために工事費用を適切に抑えることです。

原価管理の主な手順は以下のとおりです。

原価管理を徹底することで、無駄な出費を防ぎ、工事の収益を確保できます。

詳しくは、施工管理の原価管理とは｜具体的なやり方や必要な5つのスキルも解説で詳しく解説しています。

安全管理のスキル

文系から施工管理に挑戦する場合は、安全管理のスキルを身につける必要もあります。

安全管理とは、工事現場で事故やトラブルを防ぎ、安全な作業環境を維持することです。

具体的には、以下のような取り組みがあります。

安全管理を徹底することで、事故を防ぎ、作業効率の向上にもつながります。

こうした安全管理の方法も、新人研修や現場で学べるので安心してください。

安全管理についての詳しい内容は、施工管理の安全管理とは｜施工管理が行う11の安全管理を解説を参考にしてください。

文系出身者が施工管理に就職するとき失敗を防ぐコツ

文系出身の方が施工管理に就職する際は、応募する企業の研修制度を重視してください。

建設系学科を卒業した理系の方に比べて、施工管理の知識が不足しているからです。

勤務地・給与・福利厚生も大切ですが、文系から施工管理に就職する場合は研修制度もチェックしてみましょう。

ワット・コンサルティングの新人研修は業界トップクラス

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングは、文系×未経験から施工管理になりたい方を募集しています。

業界トップクラスの「60日間の新人研修」を実施しているため、

という方に合っています。

他にも、ワット・コンサルティングには以下の強みがあります。

転職先の候補に加えてみてください。

文系出身者が施工管理技士を取得してキャリアアップする流れ

文系出身の方でも、施工管理に就職してキャリアアップが可能です。

理系の方と変わらぬキャリアを築けるのも魅力でしょう。

文系出身の方が施工管理技士を取得して、キャリアアップしていく流れは以下のとおりです。

1ステップずつ解説していくので、今後のキャリアの参考にしてみてください。

できるだけ早く1級の第一次検定に合格する

文系出身者が施工管理として早くキャリアを築きたいなら、できるだけ早く1級の施工管理技士を取得しましょう。

1級の資格は大規模な工事を担当できて会社の売上に貢献しやすく、キャリアアップしやすいからです。

施工管理技士には2級もありますが、早くキャリアアップしたい場合は1級から取得するのがおすすめです。

出典：国土交通省｜令和6年度より施工管理技術検定の受験資格が変わります

1級施工管理技士の資格を取得するには、第一次検定合格後に5年以上の実務経験が必要です。

早めに第一次検定に合格して、第二次検定に必要な実務経験年数を満たしていきましょう。

施工管理技士の受験資格については、受験資格を満たせばいきなり1級建築施工管理技士を受験できるに詳しくまとめています。

また、施工管理技士の勉強方法については、施工管理技士試験の難易度や資格の種類！各試験の難しい順も解説で解説しているので参考にしてください。

実務経験の要件を満たしたら第二次検定を受験する

第一次検定に合格し実務経験の要件を満たしたら、できるだけ早く第二次検定を受験しましょう。

施工管理技士1級の資格を取得するには、第一次検定と第二次検定の両方に合格する必要があります。

くりかえしですが、第二次検定を受験するには、第一次検定合格後に5年以上の実務経験が必要です。

会社で昇進or大手に転職する

1級施工管理技士を取得すれば大規模な工事を担当できて会社に貢献しやすいため、文系出身でも会社で昇進したり、大手企業へ転職しやすくなったりします。

施工管理業界では、会社規模が大きいほど年収が上がる傾向があります。

企業規模	施工管理の平均年収
1,000人以上	746万円
100〜999人	619万円
10〜99人	561万円

参考：厚生労働省｜賃金構造基本統計調査を元に計算

そのため、大手企業への転職を目指すことはキャリアアップに効果的です。

文系出身者も資格を取得し経験を積み重ねることで、着実にキャリアを築いていけます。

大手ゼネコンの平均年収についてはゼネコンの施工管理の平均年収は746万円｜年収アップするコツも解説にまとめたので参考にしてください。

文系で施工管理を目指す際によくある質問

最後に、文系出身から施工管理を目指す際によくある質問に答えていきます。

文系の新卒でもゼネコンの施工管理に就職できる？

文系の新卒の方でも、ゼネコンの施工管理に就職することは可能です。

ただし、理系出身者が優先される傾向があるため、ポテンシャルや学ぶ意欲をアピールすることが就活のコツです。

以下のポイントを押さえて、自身の強みを効果的に伝えましょう。

新卒の場合、実務経験がなくても「この人は現場で成長できそうだ」と思わせることが採用の決め手となる場合があります。

具体的なエピソードを交えつつ、これらのポイントを簡潔に伝えましょう。

文系と理系で担当する業務は違う？

施工管理職では、文系と理系で業務内容に違いはありません。

どちらも現場の進行管理、安全管理、品質管理などを担当する点は共通しています。

キャリアプランもほぼ同じで、経験を積んだり資格を取得したりすることで昇進や大規模工事を任されるようになります。

理系出身者より文系の施工管理は給料が少ない？

文系出身者と理系出身者の間で、施工管理職の給料に差はほとんどありません。

建設業界では、学歴や専攻よりも資格の有無と現場での経験が重視されます。

そのため文系出身でも、1級施工管理技士などの資格を取得し、着実に経験を積めば高い収入を得られるでしょう。

実際、文系出身でも専門知識を補いながらキャリアを積み重ねた結果、理系出身者より稼ぐケースも少なくありません。

給料アップのポイントは、資格取得と現場経験の積み重ねです。

関連記事：20代の施工管理・現場監督の平均年収！給料を上げていく4つの方法

理系と文系で施工管理のキャリアプランは違う？

施工管理職において、文系と理系でキャリアプランに違いはありません。

どちらも経験を重ね、資格を取得することでキャリアアップできます。

文系・理系を問わず、経験と実績を積めば同じようにキャリアアップできます。

施工管理のキャリアプランについては、施工管理のキャリアプラン6ステップ｜将来のビジョンがわかるを参考にしてください。

文系はブラック企業しか就職できない？

そんなことはありません。

文系出身者でも、適切な企業選びをすればホワイト企業に就職できます。

建設業界には働きやすい環境を整えた企業も多くあります。

以下はブラック企業を避けるコツです。

これらのポイントを押さえて企業を選定すれば、文系出身者でも安定した環境で働けるホワイト企業を見つけられるでしょう。

ブラック企業を選ばないコツは施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法38選で詳しく解説しています。

文系出身の女性も施工管理に就職できる？

もちろん就職できます。

施工管理職は性別を問わず未経験者を積極的に採用しており、文系出身の女性も目指せます。

近年では女性の活躍を推進する企業が増えており、働きやすい制度やサポート体制も整備されていて安心でしょう。

性別を問わず、経験を積むほどキャリアアップのチャンスが広がるため、意欲次第で大きく成長できる仕事です。

施工管理のきついところは？

一般的にいわれる「施工管理のきついところ」は以下のとおりです。

どんな仕事でもきつい部分はあるものですが、施工管理もきつい部分があります。

施工管理のきつい部分については、施工管理(現場監督)がきつい理由30選！あまり大変じゃない施工管理に転職するコツで詳しく解説しています。

施工管理のやりがいは？

施工管理には以下のようなやりがいがあります。

きつい部分もある仕事ですが、その分、やりがいも大きいです。

施工管理のやりがいについては、施工管理のやりがい7選｜5つの魅力と仕事の楽しいところも徹底解説にまとめたので、参考にしてみてください。

施工管理に向いている人の特徴は？

以下に多く該当する方は、施工管理に向いている可能性が高いです。

さらに詳しい適性診断は、施工管理に向いている人の特徴11選｜向いてない人の特徴4選も解説にまとめています。

あなたが施工管理に向いているかチェックしてみましょう。

面接で「なぜ施工管理を選んだのか」と聞かれたらどう答える？

以下のように答えるのがおすすめです。

回答例は以下のとおりです。

施工管理を魅力に感じたポイントを伝えるのがコツです。

文系から施工管理に応募する場合の自己PRのコツは？

施工管理の仕事に活かせる強みをアピールすると良いでしょう。

自己PRは以下のステップで伝えればOKです。

例文は以下のとおりです。

アレンジして使ってみてください。

まとめ｜文系出身でも施工管理に挑戦してみよう

文系でも施工管理で活躍できるので、さっそく転職活動を始めてみましょう。

まずは未経験OKの求人を探してみてください。

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングは、文系×未経験から施工管理になりたい方を募集しています。

業界トップクラスの「60日間の新人研修」を実施しているため、しっかりと基礎を勉強してから働きたい方に合っています。

転職先の候補に加えてみてください。

あなたの転職の参考になればうれしいです！