他の人より劣ってたら辛いなぁ…
3年目なのにできないことが多くて、今後も続けていけるか心配になる…
仕事ができるようになるには、どうすればいいの?
早く仕事ができるようになって、自信をもって働きたいな。
こういった悩みに応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 3年目の施工管理(現場監督)の目標の目安がわかる
- 3年目の施工管理がやった方がいいことがわかる
- 3年目で転職する施工管理もいる
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。
この記事では、3年目の施工管理が「これくらいはできてたらいいなぁ」という仕事の目標値の目安を紹介します。
もちろん、会社や現場によってスキルレベルは違って当然です。
ただ、何かしらの目安がほしいかなと思い、この記事を作ってみました。
また、3年目の施工管理がやった方がいいこともまとめたので、スキルアップしたい人は参考にしてみてください。
後述しますが、他の人より劣っていたとしても気にすることはありません。
他人と比較しようがないし、今から頑張ればいいだけです。
早く仕事ができるようになって、自信をもって働きたい人は最後まで読んでみてください!
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
3年目の施工管理(現場監督)の目標【目安を解説】
3年目は、1年目や2年目と違って責任ある仕事を任されるときです。
あくまで目安ですが「このくらいはできるといいかな」と思う目標は下記のとおり。
- 工程管理・安全管理・品質管理がある程度できる
- 職人さん・施主・業者さんとある程度コミュニケーションがとれる
- 朝礼やKYミーティングができる
- ある程度トラブルを解決できる
- 後輩の指導・育成
1つずつ解説します。
工程管理・安全管理・品質管理がある程度できる
ある程度の工程管理・安全管理・品質管理はできたいところです。
具体的には下記など。
- 検品できる
- 施工図を見れる
- 写真撮影できる
- 現場の新規入場者教育ができる
ちなみに、工程管理・安全管理・品質管理に原価管理を加えたものは「施工管理の4大管理」といわれています。
4大管理については、施工管理の4大管理とは【5大管理もアリ。激務×ブラックを避けるコツ】を参考にどうぞ。
職人さん・施主・業者さんとある程度コミュニケーションがとれる
職人さん・施主・業者さんとコミュニケーションをとれるようにはなっておきたいですね。
わからないことは上司に聞くなど、ある程度の対応力はほしいところ。
ただし、職人さんの中には厳しい人もいますよね。
職人さんとうまくコミュニケーションをとるコツは下記のとおりです。
- 元気よく挨拶・返事をする
- きちんと感謝を伝える
- 休憩時間にコミュニケーションをとる
- 工事内容を把握するよう努める
- 職人さんをリスペクトする
- 職人さんの話をよく聞く
- 職人さんの提案を採用する
- 報連相を徹底する
- 感情的にならない
- 職人さんのやり方を否定しない
- 頭を下げてお願いする
- 熱心に仕事に取り組む
- コミュニケーションの5Cを意識する
詳しくは、施工管理が職人さんとうまくコミュニケーションを取る13のコツにまとめています。
職人さんとうまく話せない人は参考にどうぞ。
朝礼やKYミーティングができる
3年目だと朝礼やKYミーティングを任される会社もあるでしょう。
朝礼にはある程度の「型」があるので、参考にしてみてください。
- 作業内容の確認
- 人数の確認
- 注意事項の説明
また、朝礼のコツは下記の3つです。
- ダラダラと話さない
- 大きい声でハキハキ話す
- 日誌を見てもOK
詳しい朝礼のコツは、現場監督の朝礼のコツ【緊張しない×ネタ切れしない3つの方法も解説】にまとめています。
ある程度トラブルを解決できる
大きなトラブルはともかく、小さなトラブルは対応したいところです。
トラブルの内容にもよりますが、大まかな対処の手順は下記など。
- まずは状況把握
- 関係者と話し合う
- 対処できないときは上司に相談する
トラブルは緊張するものですが、パニックにならないくらいの冷静さを保ちましょう。
後輩の指導・育成
会社によっては、1年目・2年目の後輩の指導・育成をすることもあるでしょう。
と思うかもしれませんが、むしろチャンスと捉えるのも大切です。
なぜなら、知識は教えることで定着するから。
後輩の指導・育成はあなたのスキルアップにもなるので、頑張ってみましょう。
3年目の施工管理がやった方がいい3つのこと
少しでも仕事がスムーズにできるようになりたい…
結論、下記の3つがおすすめです。
- 仕事の目標を立てる
- 施工管理技士を取得する
- メンタルコントロールを勉強する
こちらも1つずつ解説しますね。
①仕事の目標を立てる
仕事は目標を立てながら進めましょう。
目標がないと成長が遅いから。
何事もそうですが、漫然と行動していても伸びにくいです。
ちょっと頑張れば達成できそうな目標を立てて、挑戦してみましょう。
また、早く一人前の施工管理になるコツは下記のとおり。
- たくさんの実務経験を積む
- 仕事の内容を勉強する
- 工事の内容を把握する
- わからないことは質問する
- 施工管理のコミュニケーションスキルを身につける
- 施工管理技士以外の資格も取る
詳しくは、早く一人前の施工管理になるために必要な7つのこと【何年で一人前?】にまとめたので参考にどうぞ。
②施工管理技士を取得する
最終学歴にもよりますが、3年目なら2級の施工管理技士を受験できるころです。
施工管理技士があると主任技術者になれるため、ぜひとも取得しましょう。
現場には主任技術者を配置しなければいけないため、施工管理技士を取得すれば「会社から頼られる存在」になれます。
施工管理技士は下記の7種類があります。
- 建築施工管理技士
- 土木施工管理技士
- 管工事施工管理技士
- 電気工事施工管理技士
- 電気通信工事施工管理技士
- 造園施工管理技士
- 建設機械施工技士
受験資格などは施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】にまとめたので、チェックしてみましょう。
③メンタルコントロールを勉強する
メンタルコントロールも勉強しておきましょう。
この先も「他人との比較」で苦しむかもしれないから。
そもそも、他人と比較して落ち込む必要はありません。
なえなら、違う人間は比較しようがないから。
現場も違えば、任される業務も違うし、関わる人も違います。
比較するには条件が違いすぎるため、他人と比較はできません。
という人は、メンタリストDaiGoさんのYouTube動画「他人と自分を比べて落ち込む【比較癖の直し方】」が参考になると思います。
辛い人はぜひ見てみてください!
3年働いたら転職する施工管理もいる【辛いなら転職もアリ】
ちなみに、仕事を3年経験したら転職する人もいます。
1つの会社で3年働くと、実績として認められて転職しやすくなるから。
もしどうしても今の状況が辛くて、社内で改善が難しいなら転職を考えてみても良いでしょう。
働き方を改善したいなら派遣もアリ
という人は、派遣の施工管理もアリだと思います。
状況にもよりますが、今より働きやすい現場を紹介してもらえることがあるから。
と思うかもしれませんが、派遣といっても正社員です。
派遣の施工管理で働くメリットとデメリットは下記のとおり。
メリット |
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デメリット |
|
詳しくは、施工管理の派遣で働くメリットとデメリット【やめとけと言われる理由】にまとめているので、どうしても今の会社が辛い人は参考にしてみてください。
他の仕事に転職できることもできる
3年目だといわゆる「第二新卒」に該当するため、未経験の仕事に転職できる可能性もあります。
また、施工管理の経験を活かして転職できるかもしれない仕事は下記など。
- 設計事務所
- CADオペレーター
- 建設会社の営業マン
- デベロッパー
- 技術系の公務員
- ビル管理
- 都市再生機構
詳しくは、施工管理から転職したい場合のおすすめの異業種7選【転職のコツ】にまとめています。
施工管理が辛すぎて辞めたい人は、参考にしてみてください。
あなたが施工管理に向いているかチェックしてもいいかも
という人は、良い機会なので施工管理の適性診断をしてみても良いかと。
詳しい診断は、施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】にまとめています。
10個以上に当てはまるなら、あなたは施工管理に向いている可能性があります。
なので、まだ続けた方がいいかもしれませんよ。
まとめ:施工管理3年目では目標を決めて挑戦しよう
最後にもう一度、3年目の施工管理がやった方がいいことをまとめておきます。
- 仕事の目標を立てる
- 施工管理技士を取得する
- メンタルコントロールを勉強する
施工管理技士の受験資格などは、施工管理技士の資格の種類や試験の難易度【各試験の難易度順も解説】を参考にどうぞ。
また、どうしても今の会社が辛いなら、転職を考えてみても良いかと。
という人は、派遣の施工管理も良いかもしれません。
派遣のメリットとデメリットは、施工管理の派遣で働くメリットとデメリット【やめとけと言われる理由】に詳しくまとめています。
3年は節目の年でもあります。
今後どうしていくかなど、あなたの参考になればうれしいです!