「土木施工管理はやめとけ?」5つの理由と今こそ知るべき魅力5選

「土木施工管理はやめとけ?」5つの理由と今こそ知るべき魅力5選

「土木施工管理はやめとけって本当なの?」

「そんなにきつい仕事なの?」

こういった不安に答える記事です。

この記事でわかること

  • 土木施工管理をやめとけと言われる5つの理由
  • 土木施工管理の意外と知られていない魅力5選
  • 土木施工管理が向いている人・向いていない人の特徴
  • 未経験から土木施工管理に転職する3ステップ

私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。

未経験から土木施工管理に転職したい方を募集しています。

たしかに、土木施工管理には長時間労働や休日出勤など厳しい面があります。

しかし一方で、需要の安定性や週休2日制の普及、ICT化の進展など、土木業界は着実に変化しています。

ポイント

平均年収約600万円という待遇も大きな魅力です。

この記事では、土木施工管理の本当の姿を「避けるべき理由」と「知られざる魅力」の両面から解説します。

あなたの適性を見極め、より良いキャリアを選択したい方は最後まで読んでみてください。

この記事の監修者

株式会社ワット・コンサルティング

施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。

  • 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
  • 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
  • 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号

「土木施工管理はやめとけ」と言う方がいる理由は以下の5つです。

土木施工管理をやめとけと言われる理由

  1. 長時間労働になる日がある
  2. 休日出勤することがある
  3. 転勤や出張の可能性がある
  4. 作成する書類が多い
  5. 屋外作業が暑い・寒い

それぞれの理由について、さらに詳しく見ていきましょう。

すべてを理解した上で、あなたに合った職業選択ができるはずです。

長時間労働になる日がある

土木施工管理の仕事では、現場の状況によって長時間労働を余儀なくされる日があります。

国土交通省のデータによると、建設業界全体の年間所定外労働時間は160時間とされています。

出典:国土交通省|建設業及び建設工事従事者の現状

長時間労働が発生する主なケースは以下のとおりです。

ケース状況と実態
現場の進捗遅れや天候不良時資材納品遅延や悪天候による工程遅れ。月間100時間超の残業事例も。
工期が迫る完成間際商業施設などでは24時間体制の工事も。検査前に休日出勤増加。
緊急トラブル発生時地盤不具合や設備故障時の24時間監視体制。帰宅時間不定の対応も。

これらの状況は建設業界全体の特性に起因する部分が大きく、2024年4月から施行された働き方改革関連法の影響で改善が進みつつあります。

参考記事:2024年問題!建設業界で働き方改革が無理といわれる7つの理由

それでも現場責任者としての立場上、勤務時間の管理が難しい面があるのが現実です。

休日出勤することがある

土木施工管理では、休日出勤が発生することがあります。

特に道路工事や橋梁工事など地域生活に直結する現場では、平日の交通規制が難しいため、土日祝日に作業を集中させるケースもあるでしょう。

管理者は安全確認や工程管理のため、現場に立ち会う必要があります。

ポイント

また、天候に左右されやすい屋外作業では、雨で工事が進められない場合は、休日に遅れを取り戻すケースもあり、休日出勤する可能性があることも知っておきましょう。

転勤や出張の可能性がある

転勤や出張が発生する場合もあります。

建設工事は現場ごとに場所が変わる特性があるため、数ヶ月~数年単位で転勤することが珍しくありません。

ポイント

特に大規模なプロジェクトや公共工事を手掛ける企業では、全国規模での異動が求められるケースもあるでしょう。

家族との時間確保が難しいという側面がある一方、新しい土地での経験や多様な現場対応力が身につくというメリットもあります。

転勤や出張の頻度は企業選びで調整できるため、働き方に合わせた職場探しが重要です。

作成する書類が多い

土木工事は公共工事が多く、発注者や監督官庁への提出書類は様式規定が厳密で、些細な記入ミスでも修正対応に追われることがあります。

1つの工事で施工計画書や品質管理資料、工事写真台帳など、法的に必要な書類が数千ページに及ぶケースも珍しくありません。

こうした書類作成は土木施工管理の大変なところでしょう。

土木施工管理の業務で特に負担が大きいのが書類作成業務です。

書類の種類内容と作成頻度
施工計画書工事着手3週間前までに提出必須
品質証明チェックシートコンクリート配合管理から養生記録まで
安全管理報告書作業員の健康状態や安全対策記録

手書きからデジタル化が進んでいるものの、地盤計算書や構造計算書などは専門知識が必要です。

2025年現在でも紙ベースの書類が必要になるケースもあるため、デジタルとアナログの二重管理が現場の負担増につながっている場合があります。

屋外作業が暑い・寒い

土木施工管理の屋外作業は、季節ごとの厳しい気候との戦いが日常です。

真夏の現場ではアスファルトの照り返しで地表温度が40℃近くまで上昇し、熱中症対策が必須の環境下での作業監督が求められます。

一方、厳冬期には氷点下の中での測量や資材管理が必要です。

こうした「暑い・寒い」との戦いは辛いところでしょう。

ポイント

ただし、近年は空調服やヒートテックなど、夏や冬の外作業に適した衣類も増えているため、以前に比べると暑さ・寒さの大変さは軽減しているかもしれません。

土木施工管理の魅力5選

土木施工管理の仕事には、一般的に知られていない魅力がたくさんあります。

土木施工管理の魅力5選

  1. 今後も需要が安定している
  2. 週休2日の会社が増えている
  3. ICTが普及して働きやすくなっている
  4. 仕事のスケールが大きい
  5. 平均年収は約600万円

以下では、土木施工管理の具体的な魅力を詳しく解説していきます。

今後も需要が安定している

土木施工管理の需要が今後も安定している背景には、社会インフラを支える構造的な要因があります。

まず、道路や橋梁、上下水道といった既存インフラの老朽化対策が急務となっています。

国土交通省の調査によると、建設後50年以上経過する橋梁の割合は2033年に63%に達する見込みで、補修や更新工事が長期にわたって必要です。

出典:国土交通白書2020|第2節 持続可能なインフラメンテナンスサイクルの実現のために

需要を支える3つの要素は以下のとおりです。

需要安定の要因詳細
公共工事の予算安定性国や自治体による防災・減災工事の増加
災害復旧需要気候変動に伴う自然災害による緊急工事
維持管理業務の継続人口減少下でも必須のインフラ保守

建設業界全体の有効求人倍率は5倍を超える状況が続いており、特に施工管理技術者は慢性的な人手不足状態です。

参考:厚生労働省|一般職業紹介状況(令和6年12月分及び令和6年分)について

資格取得者が現場指揮を担う必要があるため、経験を積んだ技術者の需要は今後も持続すると予測されています。

ICT施工の導入が進む現代でも、現場調整や安全管理といった人間の判断が不可欠な業務が多く、AIに代替されにくい職種という特徴も安定性を支えています。

週休2日の会社が増えている

建設業界では近年、週休2日制を導入する企業が増えています。

国土交通省が主導する働き方改革の一環で、2024年4月以降は週休2日取得状況に応じた補正係数が労務単価に反映される制度が本格化しました。

出典:国土交通省|建設業の働き方改革の現状と課題

週休2日の主な導入パターンは以下のとおりです。

導入パターン内容
交替制5日勤務2日休みのローテーション
完全週休土日祝日を固定休日とする官公庁発注工事

土木工事は公共工事が多く、働き方改革を推進している国や行政が発注者となる関係から、週休2日の工程を組める工事が増えています。

関連記事:建設業の週休2日は2024年から実施予定【ただし義務化ではない】

ICTが普及して働きやすくなっている

ICTの普及は土木施工管理の働きやすさを大きく変えています。

ICT技術活用法効果
ドローン・AI測量・検査作業作業時間の短縮
3Dレーザースキャン高精度計測ミリ単位の精度で施工管理
GPS搭載建機自動制御施工人的ミスの大幅削減
タブレット端末図面確認・写真管理リアルタイム情報共有
クラウドシステム遠隔監視1人で複数現場の同時管理

ICT施工を導入している現場では労働環境が改善されています。

熟練技術者のノウハウをデジタル化して共有できるため、経験差による品質のバラつきが解消されやすいでしょう。

参考記事:ICTが建設業界で進んでます【機械の事例やメリットと課題も解説】

仕事のスケールが大きい

土木施工管理の仕事で特筆すべき点は、社会基盤を形作る大規模プロジェクトに携われることです。

橋梁やダム、トンネルといった数十年から数百年にもわたって地域を支える構造物の建設に直接関わることで、目に見える形で社会貢献が実感できます。

大規模プロジェクト事例

  • 国家規模インフラの施工管理
  • 200人規模の現場指揮経験
  • 地図に残る構造物の創造

このようなスケールの大きな仕事では、プロジェクト完遂時の達成感が格別です。

完成式典で地域住民から直接感謝の言葉をかけられるなど、数字では測れない社会的価値を実感できる場面も少なくありません。

特に防災インフラ整備が急務となる現代社会において、その役割の重要性はますます高まっています。

平均年収は約600万円

土木施工管理の平均年収は600万円ほどで、建設業界全体の平均年収565万円を上回っています。

参考:厚生労働省|賃金構造基本統計調査を元に計算

特に公共工事を中心に手掛ける特性から景気変動の影響を受けにくく、安定した収入が得られるのが特徴です。

また、資格取得によるキャリアアップが明確な点も魅力で、転職市場では経験と資格を併せもった人材の需要が高いです。

資格の有無による年収の違い

  • 無資格:300〜500万円
  • 2級土木施工管理技士:400〜700万円
  • 1級土木施工管理技士:600〜800万円

安定して高い年収を稼ぎたい方にも土木施工管理はおすすめです。

土木施工管理が向いている人・向いていない人の違い

「自分は土木施工管理に向いてるのかなぁ…?」と疑問に思う方もいるでしょう。

ここからは土木施工管理に向いている人と向いていない人の特徴を解説していきます。

あなたが土木施工管理の適性があるかチェックしてみてください。

土木施工管理に向いている人の特徴

土木施工管理に向いている人の特徴は以下の3つです。

土木施工管理に向いている人の特徴

  1. 調整力がある
  2. 判断力がある
  3. 責任感がある

1つずつ解説していきます。

調整力がある

複数の職種や年齢層の作業員と円滑に連携を取りながら、工程管理や安全確認を進められる調整力が不可欠です。

特に大規模工事では設計者・職人・行政機関との調整役として、状況に応じた柔軟な対応が求められます。

判断力がある

天候不良や資材遅延など予期せぬ事態に直面した際、迅速に代替案を考え実行できる判断力が必要です。

今まで経験した仕事の中で、判断力を発揮して問題解決した経験がある方は、土木施工管理でもやっていける可能性があるでしょう。

責任感がある

図面の正確な読み取りと空間把握力に加え、工期や予算内で品質を維持する責任感が求められます。

安全管理では1mmの誤差も重大事故につながるため、細部まで注意を払える特性が適しています。

土木施工管理に向いていない人の特徴

土木施工管理に向いていない人の特徴として、以下の3つが挙げられます。

特徴詳細
人間関係構築が苦手作業員、協力業者、発注者との日常的なコミュニケーションが必須
屋外環境に抵抗がある夏の炎天下や冬の厳寒、雨風の中での現場対応が日常的
急な変更への対応が苦手天候や資材遅延による計画変更の頻発に柔軟に対応する必要性

これらの特性は土木施工管理の日常業務と相性が悪く、ストレスの原因になるかもしれません。

自分の適性をよく考えた上で職業選択することが重要です。

土木施工管理者のキャリアアップには、適切な資格取得が不可欠です。

業界で評価される資格を取得することで、収入アップはもちろん、活躍の場が広がり、転職や独立の可能性も高まります。

特におすすめの資格は以下の3つです。

土木施工管理におすすめの資格

  • 土木施工管理技士:現場責任者に必須の国家資格
  • 建設部門の技術士:技術者としての最高峰の国家資格
  • 測量士:土木工事の基礎となる測量技術の専門資格

1つずつ解説していくので、転職後のキャリアアップの参考にしてみてください。

土木施工管理技士

土木施工管理技士は「土木施工管理のスキル」を証明できる国家資格で、1級と2級に分かれています。

1級を取得すると大規模工事の監理技術者として現場全体を統括でき、2級は中小規模の工事で主任技術者として活躍できます。

合格率は30%前後と難関ですが、取得すると年収アップが期待でき、公共工事の現場代理人としての責任ある立場を任される機会が増えるでしょう。

特に公共事業では必須の資格となるため、キャリア形成に直結するメリットがあります。

土木施工管理技士のメリット

  • 年収700万円以上も可能
  • 現場監督として即戦力評価
  • 専門性の強化

土木施工管理技士の詳細は、以下の記事も参考にしてみてください。

建設部門の技術士

建設部門の技術士は、科学技術分野における最高峰の国家資格です。

技術士を擁する企業は受注競争力が向上し、特に大規模プロジェクトの獲得に有利になります。

技術士の資格を取得する主なメリットは以下のとおりです。

技術士取得のメリット

  • 高度な技術指導権限の獲得
  • 独立開業時の信用力向上
  • コンサルタント業務へ転身できる可能性がある

詳しくは、建設部門の技術士の合格率や難易度【おすすめの勉強方法も紹介します】を参考にしてみてください。

測量士

測量士は、土木工事の基礎となる土地の位置や高さを正確に測定する専門資格です。

トータルステーションやGPS測量機を使った現場測量から、CADを使った図面作成まで、工事の全工程を支える重要な役割を担っています。

測量士の主な業務

  • 基準点設置と地形測定
  • 施工計画用データ作成
  • 構造物の位置精度検査

土木施工管理者が測量士の資格を取得すると、自ら測量計画を立案できるようになり、現場での発言力が高まります。

年収アップや責任あるポジションへ昇進できる可能性もあるでしょう。

測量士補からのステップアップが一般的で、実務経験を積みながら国家試験に合格することで資格を取得できます。

測量士の詳細は、測量士の難易度は高い【合格率は10%くらい。独学は1年前から対策】

にまとめています。

未経験から土木施工管理に転職するための3ステップ

「土木施工管理に挑戦してみたい」という方は、以下の3ステップで転職活動を進めていきましょう。

土木施工管理に転職する3ステップ

  • 研修制度が整っている会社を探す
  • 志望動機を考える
  • 自己PRを考える

1ステップずつ解説していくので、さっそく転職活動を始めてみてください。

STEP1:研修制度が整っている会社を探す

まずは土木施工管理の研修制度が整っている企業の求人を探しましょう。

未経験なので、きちんと基礎を教わっていないと、現場で何をすればいいかわからないからです。

特に以下のような研修がある企業がおすすめです。

研修制度選びのポイント

  • 体系的なカリキュラム体制
  • 資格取得支援制度がある
  • 2ヶ月ほどの研修期間がある

勤務地や待遇も大切ですが、研修制度もチェックしてみてください。

ワット・コンサルティングの研修は業界トップクラス

冒頭でも触れましたが、私たちワット・コンサルティングでも、施工管理の未経験者さんを募集しています。

60日間の研修制度があるため、土木施工管理の基礎をしっかり身につけてから働けます。

他にも、ワット・コンサルティングには以下のメリットがあります。

ワット・コンサルティングの強み

  • 定着率83.2%(業界平均は約70%)
  • 未経験者の採用率80%
  • 累計1,500名の未経験者を育成
  • 資格取得奨励金あり

転職先の候補に加えてみてください。

STEP2:志望動機を考える

志望動機を作成する際は、土木施工管理の社会的意義と自分の強みを結びつけることが大切です。

志望動機の型として以下の5ステップを押さえておくといいでしょう。

志望動機の型

  1. 応募企業を志望する理由
  2. 土木施工管理に興味をもったきっかけ
  3. 応募企業に興味をもったきっかけ
  4. 意欲の表明
  5. 入社した場合の未来の姿

この型に沿った志望動機の例文を見てみましょう。

志望動機の例文

貴社は未経験者への研修制度が充実していると聞き、応募しました。

以前から地図に残る仕事に興味があり、特に貴社が手掛けた◯◯橋の完成を見て感銘を受けました。

前職で培った調整力を活かして、多様な関係者との連携を円滑に進めていきたいです。

3年で2級土木施工管理技士を取得し、5年後には現場リーダーとして貢献していきたいと考えています。

明確なキャリアビジョンを提示すると、企業が求める成長意欲を伝えられます。

志望動機のコツは、施工管理が未経験の人の志望動機の作り方と例文【研修で会社を選ぶ】を参考にしてみてください。

STEP3:自己PRを考える

自己PRを作成する際は、土木業界での直接的な経験がなくても、これまでのキャリアで培った汎用性の高いスキルを具体的に伝えることが重要です。

例えば、前職で複数部門の調整役を務めた経験があれば、設計者や職人さんとの連携が必要な施工管理業務との親和性を説明できます。

自己PRの型として以下の3ステップがあります。

自己PRの型

  1. 土木施工管理に活かせる自分の強み
  2. 強みを発揮したエピソード
  3. 応募する企業にどう貢献できるか

この型に沿った自己PRの例文を見てみましょう。

自己PRの例文

私の強みは調整能力です

前職ではチームリーダーを務め、チームの連携を円滑に進めることで納期を短縮した実績があります。

この経験は、様々な業者や職人との連携が必要な施工管理の現場でも活かせると考えています

貴社の複数現場を同時進行する業務スタイルにおいて、関係者間の情報共有を徹底し、工期短縮とコスト削減に貢献していきたいです。

数値を交えたエピソードが効果的です。

自己PRの詳細は、施工管理の自己PRの書き方|例文も紹介も参考にしてみてください。

最後に、土木施工管理に関する疑問や不安に答えていきます。

土木施工管理の仕事内容は?

土木施工管理技術者は、工事全体の品質・工程・安全管理を担う責任者です。

具体的には、設計図面に基づいた施工の実施や法令順守の徹底が求められます。

現場では職人や協力業者との調整、発注者との打ち合わせが日常業務に含まれます。

管理領域主な業務内容
品質管理材料検査、完成箇所のチェック、品質基準遵守確認
工程管理作業スケジュール調整、進捗確認、遅延対策立案
安全管理危険箇所点検、保護具確認、安全教育実施
原価管理資材発注、コスト分析、予算管理
環境管理騒音対策、排水処理、周辺環境への配慮

主な業務は5つの管理領域に分かれます。

ちなみに、施工管理の仕事内容の詳細は、【完全解説】施工管理の仕事内容をわかりやすく解説!会社選びのコツも紹介も参考にしてみてください。

土木施工管理と他の施工管理を比較するとどう?

土木施工管理と他の施工管理の特徴は以下のとおりです。

施工管理の種類主な特徴
土木施工管理屋外インフラ整備中心、自然環境影響大
建築施工管理建物デザイン性重視、細部の仕上げ
電気工事施工管理設備工事中心、屋内作業が多い
造園施工管理公園・緑地整備、植栽管理
管工事施工管理給排水・空調設備工事
電気通信施工管理通信設備、ネットワーク工事

いずれの職種にも共通して工程管理や安全確保が求められますが、土木施工管理は社会インフラを支えるという社会的意義の大きさが特徴です。

他の施工管理については、以下の記事も参考にしてみてください。

土木施工管理の一日のスケジュールは?

土木施工管理の一日のスケジュールは現場によって変わりますが、一例は以下のとおりです。

時間仕事内容
7:00出勤朝礼の準備
8:00朝礼
8:30工事スタート現場の巡回写真撮影職人さんへの指示
12:00昼休憩
13:00昼礼打ち合わせ現場の巡回事務作業
17:30工事終了事務所で事務作業
20:00仕事終了退勤

雨の日は現場作業が休止となり、終日書類作成や図面チェックに充てるケースもあります。

施工管理のスケジュール例は、施工管理(現場監督)の一日の流れや仕事のスケジュールにまとめています。

ホワイトな土木施工管理の選び方は?

ホワイトな土木施工管理の会社を選ぶには、以下をチェックしてみてください。

チェックポイント

  • 定着率が高い建設会社を選ぶ
  • ITツールを積極的に導入している会社を選ぶ
  • 国土交通省が推進する働き方改革を行う会社を選ぶ
  • 公共工事が多い会社を選ぶ
  • 元請け工事が多い会社を選ぶ
  • 残業時間が短い会社を選ぶ
  • 年間休日数と有給消化率を見る
  • ブラック企業リストに載っていないかチェックする
  • ホワイト企業として認定されている会社を選ぶ
  • 給料が低すぎないかチェックする
  • 資格手当がある会社を選ぶ
  • 福利厚生が充実している会社を選ぶ
  • 給与規定が曖昧な会社を避ける

詳しくは、施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法38選にまとめています。

文系出身でも土木施工管理で活躍できる?

文系出身の方でも、土木施工管理の現場で活躍するチャンスは十分にあります。

実際に多くの企業では文系・理系を問わず採用しており、新入社員向けの研修制度で専門知識を基礎から学べる環境が整っています。

専門知識は研修と現場経験で徐々に身につけられるため、未経験からでも挑戦しやすい職種といえるでしょう。

参考記事:文系出身者が施工管理に就職してキャリアを築ける3つの理由

最後に「土木施工管理はやめとけ」と言われる理由と、土木施工管理の魅力をまとめておきます。

やめとけと言われる理由・長時間労働になる日がある
・休日出勤することがある
・転勤や出張の可能性がある
・作成する書類が多い
・屋外作業が暑い
・寒い
魅力・今後も需要が安定している
・週休2日の会社が増えている
・ICTが普及して働きやすくなっている
・仕事のスケールが大きい
・平均年収は約600万円

さっそく土木施工管理に向けて転職活動を始めてみましょう。

以下の3ステップで転職活動を始めていけばOKです。

土木施工管理に転職する3ステップ

  1. 研修制度が整っている会社を探す
  2. 志望動機を考える
  3. 自己PRを考える

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでも、施工管理の未経験者さんを募集しています。

60日間の研修制度があるため、土木施工管理の基礎をしっかり身につけてから働けます。

他にも、ワット・コンサルティングには以下のメリットがあります。

ワット・コンサルティングの強み

  • 定着率83.2%(業界平均は約70%)
  • 未経験者の採用率80%
  • 累計1,500名の未経験者を育成
  • 社会保険完備+資格取得奨励金あり

転職先の候補に加えてみてください。

あなたの転職活動の参考になればうれしいです!

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