
CADオペレーターに転職を考えてるけど、資格がある方が有利なのかな?
どんな資格があるんだろう?
あと、そもそも資格とった方がいいのかな?
こういった疑問に答える記事です。
本記事の内容は下記のとおり。
- CADオペレーター向けの8つの資格
- CADオペレーター系の資格の勉強方法
- 【結論】資格がなくてもCADオペレーターはできる
CADオペレーター系の資格を紹介します。
8つの資格があり、経験者向け・未経験者向けがあります。
資格を取得したい人は参考にしてみてください。
ただし、CADオペレーターは資格がなくても転職できます。
資格があると資格手当をもらえたり、転職がさらに有利になったりするので、必要に応じて取得しましょう。
あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです(^^)
目次
CADオペレーター向けの8つの資格
CADオペレーター向けの資格は、下記の8つです。
- CAD利用技術者試験
- 建築CAD検定
- オートデスク認定資格プログラム
- Vectorworks操作技能認定試験
- CAD実務キャリア認定制度
- CADデザインマスター
- 3次元設計能力検定試験
- 機械・プラント製図技能士
資格によって難易度や対象者が違うので、あなたに会う資格を選びましょう(^^)
①CAD利用技術者試験
CAD利用技術者試験は、CAD系資格で一番有名な資格です。
建築系も機械系も網羅する、総合的なCAD資格といった感じです。
CAD利用技術者試験には、大きく分けて2つのジャンルがあります。
- 2次元CAD利用技術者試験
- 3次元CAD利用技術者試験
ようは、2次元CADと3次元CADの試験が分かれています。
3次元の方が難易度は上ですね。
資格の種類は下記のとおり。
- 2次元CAD利用技術者試験基礎
- 2次元CAD利用技術者試験2級
- 2次元CAD利用技術者試験1級
- 3次元CAD利用技術者試験2級
- 3次元CAD利用技術者試験準1級
- 3次元CAD利用技術者試験1級
誰でも受験できるのは、
- 2次元CAD利用技術者試験基礎
- 2次元CAD利用技術者試験2級
- 3次元CAD利用技術者試験2級
の3つなので、初めての人はここから受けてみましょう。
合格率も比較的高めなので、きちんと勉強すれば合格できます。
CAD利用技術者試験については、
CAD利用技術者試験の難易度を合格率や過去問から分析【勉強も解説】に詳しくまとめているので、読んでみてください(^^)
②建築CAD検定
建築CAD検定は、建築系に特化したCAD資格です。
准1級・2級・3級は、誰でも受験できるので初心者も挑戦できます(^^)
※4級は高校生のみ。
ただし、准1級のみ極端に合格率が低いので難関です。
准1級は、CAD業務で経験を積んでから受験しましょう。
建築系のみでやっていくつもりなら、建築CAD検定で十分です。
CADスキルを身につけて、業界問わず活躍したいならCAD利用技術者試験が良いですね。
建築CAD検定については、
建築CAD検定試験の難易度や合格率【勉強方法も解説】に詳しくまとめているので、読んでみてください(^^)
③オートデスク認定資格プログラム
オートデスク認定資格プログラムは、AutoCADを作っている企業が主宰する資格です。
※Microsoftが主催するMOS資格みたいなものです。
世界中で受験されている資格なので、グローバルに活躍したい人は取得しておいていいかと。
最初は「オートデスク認定ユーザー」から受験しましょう。
初心者向けなので、簡単に合格できます。
AutoCADを操作する勉強にもなるので、一石二鳥です。
上級資格には「オートデスク認定プロフェッショナル」があり、高いスキルの証明になります。
試験は4月と10月の年2回です。
試験に合格すると、すぐに証明書が発行されます。
詳しくは、オートデスク認定資格プログラムのホームページを見てみてください(^^)
④Vectorworks操作技能認定試験
CADソフトを開発しているVectorworksが主催する資格です。
内装やインテリアのCAD設計に強いソフトです。
資格の種類は、
- ベーシック
- マスター
の2種類で、マスターはベーシック合格者しか受験できません。
なので、最初はベーシックから受験しましょう。
パソコンで受験できるので、いつでもどこでも受験が可能です。
2人に1人くらいは合格できるので、きちんと勉強すれば大丈夫。
ベーシックは、ホームページ上で試験の体験もできるので対策しやすいです。
受験料は下記のとおりです。
- ベーシック:3240円
- マスター:12960円
参考:エーアンドエー株式会社
⑤CAD実務キャリア認定制度
CAD実務キャリア認定制度も、CADの総合的な資格です。
- CADアドミニストレーター認定試験
- 3次元CADアドミニストレーター認定試験
- 3次元CADトレーサー認定試験
の3種類があり、最初はCADアドミニストレーター認定試験から受験すると良いですね。
誰でも受験できますし、自宅で受験が可能です。
※試験は9月と2月
しかも、試験中に参考書を見ることもできます。
3次元の試験問題は、実技試験の他に「事前課題」もあります。
受験料は下記のとおり。
- CADアドミニストレーター認定試験:7300円
- 3次元CADアドミニストレーター認定試験:10500円
- 3次元CADトレーサー認定試験:13600円
自宅受験ができるので、気軽に受験してみるのも良いでしょう(^^)
⑥CADデザインマスター
CADデザインマスターは、建築や製造問わず広いジャンルの知識の資格です。
自宅で受験できるので、気軽に挑戦できるのも良いところ。
受験資格も特にないので、誰でも受験できます。
合格基準は、70%以上の正答です。
受験料は10000円となっています。
ジャンルが広いので、難易度はちょっと高めです。
CAD利用技術者試験に合格した後とかで良いかと。
⑦3次元設計能力検定試験
3次元設計能力検定試験は、文字通り3DCAD向けの資格です。
試験には、
- 3次元CADコース
- 図面作成コース
- プロ設計者コース
の3種類があります。
プロ設計者コースが、一番難しいですね。
受験資格は特にないので、3DCADのスキルアップをしたい人は受験してみましょう。
受験料は下記のとおりです。
- 3次元CADコース:8000円
- 図面作成コース:10000円
- プロ設計者コース:15000円
試験は5月と11月の年2回です。
⑧機械・プラント製図技能士
機械・プラント製図技能士は、CAD系資格で唯一の国家資格です。
文字通り、機械やプラントのCAD系資格です。
試験には下記の3種類があります。
- 機械製図手書き作業(1・2・3級)
- 機械製図CAD作業(1・2・3級)
- プラント配管製図作業(1・2級)
受験資格もあるため、経験者向けの資格です。
- 1級:実務経験7年以上
- 2級:実務経験2年以上
- 3級:実務経験半年以上
試験は学科と実技があります。
試験は2月にしかないため、1年に1回しか受験のチャンスがありません。
合格率も30%ほどしかないため、けっこう難しい試験です。
受験料は学科と実技で分かれていて、下記のとおり。
- 学科試験:3100円
- 実技試験:17900円
参考:技のとびら
CADオペレーター系の資格の勉強方法
CADオペレーター系資格の勉強方法は、過去問中心の勉強でOKです。
多くの資格では、過去問を中心に出題されるからです。
独学するなら、
- 過去問集
- わかりやすいテキスト(参考書)
を買って、繰り返し勉強しましょう。
たくさんの問題集やテキストを買うと、かえって知識が定着しにくいので購入する本は少なくてOK。
また、多くの試験では実技試験があるので、無料のCADソフトをパソコンにインストールしておきましょう。
近年は、CAD系のYoutube動画も増えてきたので、Youtubeで勉強するのも効果的です。
スクール・通信講座・職業訓練校で勉強することもできる
独学が苦手な人は、
- スクール
- 通信講座
- 職業訓練校
で勉強することもできます。
ただし、スクールと通信講座は有料。
職業訓練校は無料ですが、就職活動とセットです。
あなたに合う勉強方法でやってみましょう(^^)
【結論】資格がなくてもCADオペレーターはできる

と思うかもしれませんが、結論、資格はなくても大丈夫です。
CADオペレーターで評価されるのは、資格ではなくスキルだからです。
無資格だけど、スキルがあって転職に困らないCADオペレーターがいるのも事実。
資格はあくまでも補足的なもので取得しましょう。
資格を取得するメリットは、下記の2つです。
- 業務の勉強になる
- 転職のとき、ちょっと有利になる
資格はなくてもいいですが、CADオペレーターとしてキャリアアップしたいなら取得してみましょう(^^)
ちなみに、未経験からCADオペレーターに転職を考えてる人は、
CADオペレーターは未経験でも転職できる【あなたに向いてるか診断】を参考にどうぞ。
無資格・未経験からCADオペレーターに転職する注意点とかも解説してます。
まとめ【CADオペレーターの資格は8つ】
この記事をまとめます。
- CADオペレーター系の資格は8つある
- 最初はCAD利用技術者試験でOK
- 建築系で働くなら建築CAD検定が良い
- 勉強方法は過去問中心。必要に応じてスクールや通信講座
- 資格がなくてもCADオペレーターはできる
CADオペレーター系の資格を知りたいあなたの、参考になればうれしいです(^^)
ちなみに、資格を取得すると資格手当をくれる会社もあります。
資格手当の有無を確認してから、資格を取るのが良いかもですね(^^)
CADオペレーターの資格手当や年収については、
CADオペレーターの年収・給料【年収を上げる方法も解説】にまとめています。
あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです!